★おすすめ番組情報 2003年上半期

★週末おすすめ番組情報(地域によって一部放映日が異なります)

《1月》あけましておめでとう!

1日(水)
●5時NHK教育『国宝探訪アンコール』(再)
広隆寺と中宮寺の2体の菩薩半伽思惟像を紹介!両者とも美しいたたずまいと、穏やかな微笑みが素晴らしい。まさに元旦の放送1本目にふさわしい、というかこれ以外考えられないという番組。(前者は国宝第1号)
●15時NHKBS2『スーパー歌舞伎 新・三国志2』
壮大なスケールのスーパー歌舞伎を堪能。この作品では“本水(ほんみず)”という尋常ではない量の水を舞台で使用するので仰天間違いなし!
●22時NHK『リビア・砂に抱かれた巨大ローマ遺跡』
鎖国状態のリビア。この国には砂に埋もれた古代ローマ帝国の巨大遺跡がある。近年ようやくあらわになってきた、レプティス・マグナの貴重な映像をオンエア!

2日(木)
●18時5分NHK『にんげんドキュメント 役者魂を継げ』(再)
スーパー歌舞伎の宙乗りで有名な市川猿之助。彼は何を弟子たちに教え、伝えているのか。厳しい稽古の様子をカメラが追う。※視聴者から「もう一度見たい」という要望が強く、この日の再放送となった。
●23時半NHKBS1『ドキュメンタリー ハリウッドの真実』第1回
ハリウッドでは制作中止に追い込まれる作品が多い。業界の非情な舞台裏に迫る。
●25時NHK『カーペンターズ・フォーエバー』
未公開のライブ映像を兄のリチャード・カーペンターが紹介。

3日(金)
●19時NHKBS1『カタリーナ・ビット・ディーヴァズ・オン・アイス』
フィギュア・スケート界の女王、カタリーナ・ビットの華麗なるステージを紹介。
●23時半NHKBS1『ドキュメンタリー ハリウッドの真実』第2回
成功作と失敗作を比較し、成功するための方程式を検証する。
●25時15分NHK『サイモン&ガーファンクル セントラルパークLIVE』
S&Gの伝説的なニューヨーク・セントラルパークでのLIVE映像をオンエア!
●27時2分民放映画『こねこ』
公開されるやいなや、全国のネコ好きを狂喜させたというロシア映画『こねこ』。迷子のやんちゃなトラ猫・チグラーシャが、飼い主一家と再会するまでの冒険を描く。猫は自由気ままで演技指導が絶望的に難しいと言われているが、猫の調教師の第一人者アンドレイ・クズネツォフが準主役の俳優として出演しており、猫との縄跳びやダンスを披露している。ネコ好きにはたまらない1本。

4日(土)
●19時NHKBS1『スケーターズ・チャンピオンシップ』
「世界プロフィギュア選手権」から名称を変えた「スケーターズ・チャンピオンシップ」。今年はソルトレイクの覇者、全米人気ナンバー1のサラ・ヒューズが初出場する。男子フィギュアもヤグディンやクーリックら歴代ゴールドメダリストたちが登場!
●22時民放『美の巨人たち』
ヴェルサイユ宮殿庭園の魅力を伝える。絵画中心の当番組で庭園が紹介されるのはこれが初めて。
●22時NHK教育『国宝探訪』
国宝に指定されている城は、姫路城、彦根城、松本城のわずか3ヶ所!その中から、琵琶湖の湖畔に映える美しい天守の彦根城を紹介。

5日(日)
●15時〜21時55分NHKBS2『夢の美術館 国宝100選』
今週の最重要番組!っていうか、年始の時点で言うのもなんだけど、今年の最優秀番組になる可能性大!1063点ある国宝の中から厳選した100作品を、7時間かけてトコトン紹介しまくるという夢のような番組だ!貴重映像のオンパレードなので、録画したテープは一生の宝になるだろうッ!!
●21時15分NHK『小澤征爾 魂の響きを伝えたい』
ウィーン国立歌劇場の音楽監督となった小澤征爾(67才)。世界を飛び回る彼にカメラが密着し、音楽への熱い情熱を伝える。
※この世界最高峰の演奏家集団をまとめる音楽監督の地位は、前任者が91年に辞任して以来10年間も空席だった。小澤に声がかかったのは、それだけ彼の実力が他の指揮者より抜きん出た、真に素晴らしいものであるため!
●24時民放『SHOWBIZ カウントダウン』
最新の映画情報がギッシリ詰まった、超密度の濃い30分番組。2003年日本公開予定の新作映画と、昨年の全米映画興行成績TOP10を伝える。
●24時15分NHK教育『芸能花舞台』
2002年に起きた伝統芸能界10大ニュースなど、様々な話題を振り返る。

6日(月)
●21時55分NHKBS2『ゴヤ〜“私は見た”』
宮廷画家として貴族の肖像画ばかり描いていたゴヤ。やがて彼は戦争に遭遇し、病で聴覚を失うことで、人間の暗部と狂気をカンバスに叩きつけるようになっていく。番組のサブタイトル「私は見た」は、短いが彼を表す最高のコピーだと思う!

7日(火)
●21時55分NHKBS2『モネ〜うつろいゆく光』
人生の全てをかけて光を追い続けたモネ。光をカンバスの中に閉じ込めようとした挑戦の日々を紹介する。彼は睡蓮が光のうつろいと共に、刻一刻と表情が変化していくのを見てこう言った---「睡蓮のおかげで、もう眠ることが出来ない」
●21時35分NHK教育『はじめてみよう茶の湯を 裏千家』
今回は炉・薄茶運び点前を学ぶ。
●23時NHK教育『宇宙から見る生命と文明』
我々はどこから来たのか?宇宙誕生以来の150億年の時間軸のなかで、生命の起源と進化を探る。

8日(水)
●21時55分NHKBS2『ゴッホとゴーギャン 2人のひまわり』
激感動番組!世間一般に“ゴッホを見放した冷たい男”と見られているゴーギャンが、実は心の底からゴッホに友愛の情を抱いていたという晩年のエピソードを伝える。従来のゴーギャンのイメージが間違いなく一変する超必見の2時間ッス!
●23時NHK教育『絵本のよろこび』
今週のテーマは“絵の力、文章の力”。絵本は絵の持つ力と文章の力が合体した総合芸術。それを絵本作家レオ・レオニの傑作「あおくんときいろちゃん」など三冊の絵本をテキストに解説する。必要最小限に絞られた文章は、受け手に大きくイメージを膨らませる力となる。言葉と絵が紡ぎ出す小宇宙に触れませう!

9日(木)
●21時35分NHK教育『ウキウキ百人一首』
第5回は“歌枕”についての講座です!

10日(金)
●22時民放『芸術に恋して!』
今回は“肉体美”がテーマ。ミケランジェロの彫刻の鑑賞ガイドなど。
●22時NHK教育『地球時間 ジャズ』
チャーリー・パーカー以降、モダンジャズの黄金期に活躍し、ジャズの新境地を切り開いていった巨人たちを紹介!ソニー・ロリンズ、ビル・エバンス、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、オーネット・コールマンなどなど!
●23時20分NHKFM『ワールド・ロック・ナウ』
週末恒例、最新洋楽情報番組。
●24時50分NHKBS2『NDT ダンス・フェスティバル2002』
今、バレエ界で最も注目されている振付師イリ・キリアン。彼自身が率いるNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)のステージがオンエアされる!ぜひ標準モードで録画したい番組!

11日(土)
●14時40分NHKBS2『歌舞伎 西遊記』
有名な“西遊記”を歌舞伎として舞台化。演出はスーパー歌舞伎の市川猿之助。宙吊りで筋斗雲の悟空が飛ぶ!
●20時NHK教育『未来への教室』
講師は92年にノーベル平和賞を受けたグアテマラのリゴベルタ・メンチュウさん。彼女はマヤ族の一人で、少数民族として迫害され続けてきた(マヤ文化の保護を訴えた両親と弟は軍に殺された)。彼女は少数民族が誇りを持って暮らしていける世の中を目指して活動しており、なぜ命がけで伝統を受け継ぎ、大切にするのかを語る。
●22時NHK教育『国宝探訪』
東北地方・日本海側では最古&唯一の国宝建造物「羽黒山五重塔」を紹介。この五重塔は明治政府の仏教弾圧で廃される運命だったという。周辺の寺院が軒並み取り壊される中で、なぜ五重塔だけが生き残ることができたのかを伝える。

12日(日)
●22時54分民放『そして音楽が始まる』
アース・ウインド&ファイアーの名曲“宇宙のファンタジー”をとり上げる。この曲に込められたメッセージを本人たちが語る!
●24時民放『SHOWBIZ カウントダウン』
最新の映画情報がギッシリ詰まった、超密度の濃い30分番組。今週はロード・オブ・ザ・リング最新作の情報アリ。

13日(月)
●15時25分NHKBS1『美しき日本・百の風景スペシャル』
日本の自然が見せる四季折々の表情を紹介。2時間のスペシャル版!

14日(火)
●早朝5時25分NHK教育『日本の伝統芸能』日本舞踊入門(再)
●21時35分NHK教育『はじめてみよう茶の湯を』
炉・薄茶運び点前の作法を解説。
●23時NHK教育『宇宙から見る生命と文明』
サブタイトルは“我々は宇宙で孤独な存在か”。太陽系や銀河系における地球外生命の可能性について、宇宙生物学の視点から考える。
●25時10分NHK『おかしなおかしなノーベル賞』(再)
世界で最もナンセンス&珍妙な科学研究に与えられるイグノーベル賞(直訳すると「不名誉なノーベル賞」)の授賞式の模様を紹介。本物の歴代ノーベル賞受賞者も出席しているのがすごい。本放送を見たけど、すっごく面白かった!

15日(水)
●21時15分NHK『その時歴史が動いた』
武蔵VS小次郎の巌流島の戦いにスポットを当てる。全戦無敗の武蔵がなぜこの小次郎戦を境に決闘から足を洗ったのかを検証する。
●23時NHK教育『絵本のよろこび』
今週は「昔話の再発見」と題し、語り継がれてきた昔話の魅力に迫る。

16日(木)
●21時35分NHK教育『ウキウキ!百人一首』
第6回は“季節の歌”がテーマ。毎回質問者と解説者のやりとりがとても楽しい!
教育テレビの中で異色の文芸エンターテイメント番組。ぜひ一度御覧あれ。

17日(金)
●21時3分民放映画『シックス・センス』
ジャンルは心理ホラーだが、傷ついた魂の救済を描いた素晴らしいヒューマンドラマだ。作品全体を慈愛と優しさが貫いている。ホラーなのに、この映画と出会って幽霊をもう怖いと感じなくなった人も多いのでは?(っていうかワシがそう!)
●22時民放『芸術に恋して!』
今回紹介される芸術は“生け花”。花に託したメッセージや、生ける際の美の法則について解説する。
●22時NHK教育『地球時間 ジャズ』最終回
貴重映像満載のこのシリーズもついに最終回。常に変化を続け、新たなサウンドが生み出されてゆくジャズ界で、伝統を捨て去り、これまでにないスタイルをひたすら追い求めたマイルス・デイビスの戦いを紹介する。
●23時20分NHKFM『ワールド・ロック・ナウ』
週末恒例、最新洋楽情報番組。

18日(土)
●20時NHK教育『未来への教室』
現在、人類の乱開発で毎日10種もの生物が絶滅しているといわれている。植物学者で英国王立キュー植物園の園長だったギリアン・プランスが、アマゾンの熱帯雨林で子供たちを相手に植物の不思議な生態や魅力、大切さを説く。
●22時民放『美の巨人たち』佐伯祐三
1920年代後半、パリの一角でまだ30歳の若い画家が吐血して死んだ。大阪出身の佐伯祐三だ。彼はパリの路地裏を描くユトリロの作品に触発され、異国の下町を描き続けた(特に街角の無造作に貼られたポスターを好んで描いた)。セピア色がかった画面と荒削りな筆致が、彼の背負う孤独感や焦燥感を感じさせ、一度見るとなかなか目が離せない。佐伯祐三には長生きして欲しかった!(余談だが、彼はその短い生涯の中で3度もゴッホの墓を訪れている)
●22時NHK教育『国宝探訪』
「つるつるとした瓢箪(ひょうたん)で、ぬるぬるとした鮎を捕まえるには?」
こんな問いかけをした禅画・国宝“瓢鮎図”は、室町時代に天下の話題をさらった。全国から著名な禅僧31人が都に集まり、この絵の意味を討議した様子が絵の余白に記されている。
●24時45分NHKBS2映画『シン・レッド・ライン』
太平洋戦争の日本と米国の戦いを描いた作品だが、派手な戦争映画ではなく、兵士の内面世界を描写した哲学映画。戦地となった南太平洋の島々の自然はどこまでも美しく、そのパラダイスの中で人間だけが殺しあっている愚かさ。兵士たちの心の痛みが伝わってくる静かな映画だ。音楽も胸に迫るものばかりで、ワシは映画を観た次の日にサントラを買った!

19日(日)
●9時NHK教育『新日曜美術館』
サブタイトルは「同時代を生きた天才たち“ゴッホ”〜孤独な魂の叫び〜」。芸術家の共同体を夢見ていた農民画家ゴッホと、ゴッホの呼びかけに応えて共同生活を始めた5歳年上のゴーギャン。2人の生活はわずか9週間で破綻したが、才能がぶつかり合う緊張感に包まれた環境の中で、数々の傑作が生み出された。破局後もゴッホはゴーギャンに手紙を送り続け、その2年後、麦畑の中で自ら人生の幕を引く。その数年後、ゴーギャンもタヒチで服毒自殺を試みるが、飲み込んだ薬の量が多すぎて逆に吐き出してしまい、死に至らなかった。生き延びたゴーギャンはパリからヒマワリの種(ゴーギャンいわく“ゴッホの花”)を取り寄せ、その手で育てあげ、亡き友の如く黄色い花を描いた。番組ではゴッホの手紙や最新の研究成果を紹介しながら、彼らの描いた作品世界に迫る。
●22時54分民放『そして音楽が始まる』
今回の曲は尾崎亜美の“オリビアを聴きながら”。杏里が歌って大ヒットさせたこのバラードは、歌詞がとにかく生々しい。この歌詞は言う方も言われる方も、共につらい、失恋経験者は平常心を保つことが困難な恋愛血みどろソングだ。特に2番の後半、ワシはかつて全く同じことを言われたことがある…。(T_T)ちなみに、オリビアは女性POP歌手オリビア・ニュートンジョンのこと(若い人は知らないと思うので念のため)。

♪オリビアを聴きながら
お気に入りの唄 一人聴いてみるの
オリビアは淋しい心 なぐさめてくれるから
ジャスミン・ティーは 眠り誘う薬
私らしく一日を 終えたいこんな夜
出逢った頃は こんな日が
来るとは思わずにいた
Making good things better
いいえ すんだこと
時を重ねただけ
疲れ果てた あなた
私の 幻を愛したの
眠れぬ夜は 星を数えてみる
光の糸をたどれば 浮かぶあなたの顔
誕生日には カトレアを忘れない
優しい人だったみたい けれど おしまい
夜更けの電話 あなたでしょ
話すことなど 何もない
Making good things better
愛は 消えたのよ
二度とかけてこないで
疲れ果てた あなた
私の 幻を愛したの
※「疲れ果てたあなた、私の幻を愛したの」は恋愛心理のひとつの究極だと思う。相手の真の姿を見ようとせず、自分の理想(幻)を重ねて見てたんだ。確かに、
これでは愛された側がたまらない。

●23時すぎNHK教育『ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番“皇帝“』
やった!ベートーヴェン入魂の一曲で、ピアノ協奏曲の大傑作“皇帝“の登場だ!ピアニストは天才ポリーニ。過去5年間にこの名曲がオンエアされた記憶はないので、この貴重な機会を絶対に逃さぬように!曲の冒頭でいきなりクラッとくるはず。番組中では他の曲も演奏されるので、何時にこの曲が始まるのか分からないけど、23時台であることは確か。
●24時民放『SHOWBIZ カウントダウン』
最新の映画情報がギッシリ詰まった、超密度の濃い30分番組。

20日(月)
●27時20分NHK教育『NHKジュニアスペシャル 超銀河団』
銀河は約2千億個という膨大な数の星が集まったものだが、実はその銀河自体もたくさん集まって銀河団を形成している。この番組ではさらにその上、銀河団の集合体“超銀河団”を解説する。これを見ると小さなことにクヨクヨするのが馬鹿らしくなるだろう。 (@。@)スゴスギル・・・

21日(火)
●早朝5時25分NHK教育『日本の伝統芸能』日本舞踊入門(再)
●21時35分NHK教育『はじめてみよう茶の湯を』
第7回は炉・薄茶運び点前の、運び出しからお茶を点てるまでを解説。
●23時NHK教育『宇宙からみる生命と文明』
テーマはズバリ“歴史とはなにか”。現代の人類は、これまで「自然」と呼んできたものを、科学の目を通して、宇宙誕生以来の「歴史的産物」として捉えることが出来るようになった。ビッグ・バンからの150億年という時間全体を「歴史」として捉えたときに、何が見えてくるのかを伝える。相変わらずスケールがデカイ!

22日(水)
●23時NHK教育『絵本のよろこび』
“絵本づくりの思想”について検証する。前回、講師の松居氏自身の手による絵本「桃太郎」が紹介されたが、設定のこだわりに感銘を受けた。氏の桃太郎は、ラストで鬼の宝物を土産にしないのだ。発表当時、周囲からそれはおかしいと叩かれたが、氏はあくまでも土産ナシにこだわった。氏は言う「戦争を体験した私にとって、もう戦いの後に相手のものを奪うというのは、うんざりだったのです」。

23日(木)
●21時35分NHK教育『ウキウキ百人一首』
今回は僧侶が詠んだ歌を特集。百人一首には貴族だけでなく、僧侶の歌も多い!

24日(金) ※大変な夜!22時台は三つ巴です!
●20時民放『“千と千尋の神隠し”を1000倍楽しむ方法』
●20時30分民放映画『千と千尋の神隠し』
前者は宮崎作品の演出の妙を、“千尋”だけでなく過去の作品も含めて検証する特別番組。メイキングも出てくる。後者は映画のオンエア。ここのところ、ニューヨーク&ロサンゼルス&全米の3大批評価賞でアニメ部門の作品賞を立て続けに受賞しており、今もなおアメリカでその人気は止まることがない。この日は、一体視聴率がどこまでいくのか見当もつかない!
●22時民放『芸術に恋して!』歌舞伎特集
中村勘九郎が歌舞伎の舞台構造や衣装、演出、約束事など易しく解説。簡単な楽しみ方を伝えるとのこと!これは必見ッス!千と千尋は、レンタルでも観れる!
●22時NHK教育『地球時間 素顔のチャップリン』
ぬおお!上で紹介した2本と放送時間がダブっているが、これもまた明らかに必見番組ッ!反戦活動でアメリカを追放されたチャップリンのその後を追ったドキュメンタリーだ。スイスの田舎に引きこもった彼の心の内はどうだったのか。今までにない切り口なので、どんな人物像が見えてくるのかすっごく楽しみ!
●23時20分NHKFM『ワールド・ロック・ナウ』
週末恒例、最新洋楽情報番組。

25日(土)
●22時民放『美の巨人たち』ドーミエ
深く鋭い人間観察をベースに政治や社会の風刺画を描きまくった、フランスの画家ドーミエを紹介!彼は愚劣な人間の本性を痛烈に批判する一方、庶民の哀調を帯びた姿を温かい共感とともに描いた。(国王を風刺して投獄されたことも!)
●22時NHK教育『国宝探訪』
蓮の花のもとでたわむれるカイツブリが朝もやの中に浮かぶ俵屋宗達の「蓮池水禽図」。朝霧が立ちこめる松林を描いた長谷川等伯の「松林図」。今回は日本が世界に誇るこの2大傑作水墨画を中心とした水墨画特集!こぶ茶を用意してワビサビを堪能しましょう。
●22時NHKBS1『怒りと憎しみを越えて〜ユダヤ・アラブ合同芸術祭』
長く対立するユダヤとアラブに、芸術を通して交流を計ろうとする人々がいる。芸術祭参加者の、共存への切実な思いを伝える。
●26時35分NHK教育『美と出会う』(再)
自動人形師・武藤政彦の作品を紹介。ちっちゃなカラクリ人形たちが生み出す幻想空間にウットリ。本放送で見たけど、日常生活のバタバタした“時”の流れを忘れさせる、全く別の世界がそこにあった!
●26時50分民放『二十一世紀の音霊・坂本龍一』
坂本龍一の世界ツアーの様子を密着取材。彼の音楽観を伝える。

26日(日)
●9時NHK教育『新日曜美術館』
野生にこそ美があると信じ続けた、放浪画家ゴーギャンの絵画世界を紹介!
●22時54分民放『そして音楽が始まる』
サイモン&ガーファンクルの名曲『コンドルは飛んでいく』をピックアップ。この曲の背景に秘められたアンデスの悲劇を伝える。それにしても、先週の“オリビアを聴きながら”。17歳で歌った杏里はともかく、あの凄絶な歌詞を尾崎亜美は21歳で書いていたのか。マイッタ。
●23時半民放『世界遺産』
今週はベルサイユ宮殿とその巨大な庭園の魅力を紹介する。
●24時民放『SHOWBIZ カウントダウン』
最新の映画情報がギッシリ詰まった、超密度の濃い30分番組。

27日(月)
●27時NHK『宇宙から見た地球』
NHK深夜番組の十八番になりつつある宇宙映像。シャトルから撮影した地球の映像を30分間流しっぱなしという、ある意味、最も贅沢な番組だ。標準モードで録画して、ことあるごとに楽しみたい。

28日(火)
●早朝5時25分NHK教育『日本の伝統芸能』日本舞踊入門(再)
解説者のオジサンは「燃えよドラゴン」の敵ボス“鉄の爪”にそっくり!
●21時35分NHK教育『はじめてみよう茶の湯を』最終回
最終回では炉・薄茶運び点前の、拝見からしまいつけまでの作法を説明。まことに良いおふく加減でした!
●23時NHK教育『宇宙から見る生命と文明』最終回
最後のテーマは“我々はどこへ行くのか”。人類の文明は、これまで1万年間、拡大を続けてきた。我々はなぜ豊かさを獲得できたのか。また、これからも豊かであり続けられるのか。地球システムと調和し、安定的な文明とはどのような姿なのか。文明の未来を考える重要な最終回になりそうだ。

29日(水)
●23時NHK教育『絵本のよろこび』最終回
嗚呼、まだまだ色んな絵本を紹介して欲しかった!講座の終わりは“絵本のこれから”。絵本づくりの目的は、子どもに生きる歓びを感じてもらうこと。「生きるとは何か」を最後に問う!

30日(木)
●20時NHKBS2映画『博士の異常な愛情』
映画の正式なタイトルは『博士の異常な愛情〜または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』とメチャクチャ長い。奇才キューブリック監督の大傑作ブラックSFだ。いつ核戦争が始まってもおかしくないという冷戦期に作られたもので、発狂した米軍の司令官がロシア(当時ソビエト)に核搭載爆撃機を飛ばし、ロシア側も“人類皆殺し爆弾”で応戦するという凄まじいもの。もう笑うしかないファンタスティックなエンディングは、映画ファンの間で公開から40年経った今も語り継がれている。
●21時35分NHK教育『ウキウキ百人一首』最終回
この番組もついに最終回。サブタイトルは“実用の歌・幻想の歌”。これで100首すべてを紹介終了ッ!

31日(金)
●22時民放『芸術に恋して!』
シェイクスピアの魅力を大検証!彼の劇作を現代に置き換えて、作品の簡単な楽しみ方を案内する。
●22時NHK教育『地球時間 驚異の古代テクノロジー』
古代文明で活用されていた精密機械の数々を紹介。天体運動測定器など、驚くべき古代のハイテクに肉迫!
●23時20分NHKFM『ワールド・ロック・ナウ』
週末恒例、最新洋楽情報番組。





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