最新文芸情報


2003.3〜4

 4月30日〜墓写真館の剣豪&町奉行編遊女&義賊編をボリュームアップ!特に曽根崎心中のお初は気合入ってます//このトップページがスムーズに上下スクロールするようになったと思いませんか!?昨日パソコンに詳しい人がメールでプログラム変更のアドバイスをしてくれたんです。ホント助かった!//武人コーナー、あと一日だけ猶予を下さい。調べもの多すぎ!(涙)
 4月29日〜うぐぐ…さすがに4日連続で新コーナーを作るのは無理だった!コーヒーを飲みまくり、必死こいて墓写真館・武人編に取り掛かったんだけど、なんせ総勢28人。ナポレオンや信長、家康やらに一日で全員にコメントをつけるのは、インポッシブル!今夜は血管にコーヒーを注射してでも頑張りますんで、明晩には完成してるハズッ!

 4月28日〜今日も新たに墓写真館コーナーから画家・日本編がオープン!北斎から岡本太郎まで巨匠が勢揃い!残りあと11部門。うーん、ハード。
 4月27日〜昨夜に続いて今日は墓写真館のワールド・ミュージック編が完成!やっとピアソラやボブ・マーリィ、ビクトル・ハラにコメントを付けました。エディット・ピアフの“愛の讃歌”は歌詞がスゴイっすよ。
 4月26日〜墓写真館のクラシック演奏家コーナーがアップ!ゆっくりですが全ページ完成に向けて、また一歩前進!//おすすめ番組情報を更新!
 4月25日〜昨日アップした茶器コーナーに、全ての国宝茶碗を追加しましたッ!// 彫刻家が大型作品に挑む時は、通常、最初に小さなものを彫ってから、それを見本にして大きなものを作る。ところがミケランジェロが巨大なダビデ像(4.3m!)に挑んだ際、いきなり馬鹿でかい大理石にノミを入れ始めた。ぶっつけ本番で挑む彼に対し驚いた周囲の者が「どうしてそんなに急ぐのか」と尋ねると「石の中に埋もれている人が、早く解放してくれ、早く自由にしてくれ、と私に話しかけているのだ」と答えたという。ウーン、さすがに言うことが違う!(漱石の夢十夜に出てくる仏師の話を思い出した)
 4月24日〜フガーッ!名作茶器ウットリ展示室がいっきに3倍の規模にパワーアップ!これだけ超一級の茶碗が一堂に会することは、現実では“絶対に”起こり得ない!涙チョチョ切れの世界一豪華な茶器展示室をとくと味わってくれたまえッ!
 4月23日〜イチローや松井の活躍に刺激され、生まれて初めてバッティング・センターに行った。大リーグの連中が打っている130キロのボールを体験してみたかったんだ。告白するけど、自分は人生35年間、子ども時代の草野球を含めて一度もヒットを打ったことがない。だいたい、あんな小さな球が細いバットに当たる方がおかしい!理論的にあり得ない。とはいえ、実際にイチローたちがポカスカ打ってるんだから、同じ人間、僕にも可能性はあるハズだ。400円で1ゲーム、20球。20球もあれば「見切ったぜ!」となるだろう。他に誰も客がいなかったので、最初にバットの先を高く上げ「気象衛星を撃ち落としてやらァ」とホームラン宣言をした(一度やってみたかった!)。ピッチングマシンに向かって「フフ…貴様、相手が悪かったな。引導を渡してやるぜ」とか呟いてると第一球がビュン!「ぬおっ!」130キロって風が起きるだけでボールなんか見えない!一瞬、白いものが見えたと思ったら、もう後ろに球が落ちてるんだ。「ギョエーッ!あ、圧倒的じゃないか」思わず足が震えた。10球目位から、もうタイミングとか考えず、とにかくボールが見えた瞬間にバットを振ることにした。結果、4球だけチンッ!ってかすった!130キロにかすったのは大きな自信となり、再び400円を握り締め、今度は一番遅い80キロのマシンにトライ。なんとマシンはキティちゃんの形!「クッ、ナメられたものだ。さあ、全弾めった打ちじゃあ〜っ!」結果はさっきより悪くてチンッ!が1回だけ。「キティちゃんに負けた…」四つん這いになって絶句していると、従業員が「あの…お客さん、大丈夫ですか」と温かく声をかけてくれた。
 4月22日〜とんでもないサイトを発見してしまった!リンク・コーナーに落語ファンが涙を流し歓喜するであろう『世紀末亭』を追加!このサイトは落語の定番になっている傑作演目が300本以上も文章でアップされているのだ!信じられない。いったい、これだけの話をパソコンに打ち込むのに、どれくらい時間がかかってるんだろう。おかげで、タイトルだけ知っていた有名な演目が、これで全部内容が分かるようになった!感謝してもしきれない!
 4月21日〜昨日は国立文楽劇場(大阪)で文楽を鑑賞!文楽は人形遣い、三味線、義太夫の三者による総合芸術。文楽の国立劇場が東京でなく大阪にあるのは、大阪が文楽発祥の地であること、そして“日本のシェイクスピア”近松門左衛門を生み育てた土地であることからきている。鑑賞した『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』は、大化の改新を背景に、敵対する家の子供が恋人同士になった悲劇を描く日本版“ロミオとジュリエット”。若い2人の死から、両家が和解するラストまで、場内の至る所ですすり泣きが聞こえた。隣席で30才前後の男性が「う…う…」と声を殺して泣いているので、こちらも涙腺が決壊。心に残る名舞台だった。文楽はチケットが安いので若い人にもぜひ観て欲しい!(歌舞伎の場合2等席でも1万円だけど、文楽の2等席は2300円!)。今回の公演の最大の話題は人形遣いの吉田蓑太郎が三代目桐竹勘十郎の名を襲名したこと。襲名披露の口上では、新・勘十郎の誕生を祝って人間国宝がズラリと居並び、まさに壮観の一言。これ以上の眺めはないという光景だった。声を出すことが仕事の義太夫さんと違って、普段は声を聞く機会がない人形遣いや三味線奏者のナマの言葉を聞けて超興奮してしまった!//ジャンプ今週号の『ハンターXハンター』に絶句!あまりに凄絶なバトルだった。そこまでやるのか!?
 4月20日〜先日上京した際に群馬・前橋まで遠征し、墓参を敢行してきた“魂の詩人”萩原朔太郎の巡礼写真をアップ!//今夜NHK教育でオンエアされたギル・シャハムのバイオリン・コンサートはホント良かった!特にバッハのシャコンヌ!音のひとつひとつが光の粒みたいに輝いてた。テレビの前で失神寸前。マイッタ!//21時からの『文明の道』も気合の入った歴史ドキュメンタリーだった。アレキサンダー大王の棺には、ギリシャ兵(自軍)VS宿敵のペルシャ兵のレリーフではなく、両者が共に協力し合いながら狩りをしている姿が彫られていることを知って感動!
 4月19日〜おすすめ番組情報をアップ!//イラク国立物館が収蔵品を略奪され壊滅したことについて、米国の文化財諮問委員長と複数の委員が油田を全力で守っている米軍を指し、「我々は石油の価値は理解できても、文化遺産の価値は理解できない国民なのか」「(計画された)先制攻撃の戦争というのなら、こういう事態に準備しておくべきだった」と、ブッシュ大統領に対し抗議の書簡を送り辞任した。太平洋戦争時に京都と奈良を空襲禁止区域に指定したラングドン・ウォーナーの「米国の戦争目的が文化の為の戦いであるならば、たとえ敵国であっても、その文化財を破壊することは戦争目的に反する。文化は戦略に優先すべきである」という言葉を思い出した。
 4月18日〜美術ファンの間ではモナリザのモデルが誰なのか何百年も論争が続いている。中世の頃、肖像画は大金を払って描いてもらう人生のビッグ・イベントであり、依頼者は目いっぱい着飾るのが普通だった。しかし!モナリザの女性は黒一色というトコトン地味な衣装を着ているうえ、首飾りも耳飾もなく、指輪すら全て外している。背景の風景も現実味のない光景だ。 故に「装飾品や描かれた場所という人物に繋がるヒントがないのは、モデルのいない空想画の証拠」「モデルがいるなら描くのに4年もかかるのはおかしい。モデルが歳をとってしまう」、そんな“架空の人物”説が根強くある。最近そんな空想画派に新説が加わった。「人物画では瞳に光の反射が描き込まれるのに、モナリザの瞳には反射がない、完全主義者のダ・ビンチが描き忘れるはずがないから空想だ」と言うのだ。なるほど、言われてみれば瞳にハイライトが入ってない!こんな有名な作品でもいまだに新発見があるから面白い。(自分も“最後の晩餐”でユダの右手に財布があるのを最近やっと気づいた)//先日TVで漫画家・荒木飛呂彦(“ジョジョ”の作者)が1時間に及ぶインタビューに応えていた。「第6部の最終回を描いている時に自分で感動して泣いてしまった…」とのこと。作者が自分の作品で泣けるってのは最高だね。ファンとして“クーッ、そうこなくっちゃ!”って嬉しくなった!//今日は静岡と長野が30度を超える「真夏日」に。4月中旬で真夏日ってオイオイ。地球やばし。
 4月17日〜ミステリー作家の笠井潔が分析した推理小説史に感銘を受けた。海外で本格長編ミステリーが生まれたのは、アガサ・クリスティが『スタイルズ荘の怪事件』を執筆した1920年。国内では横溝正史が『本陣殺人事件』を発表した1946年だ。笠井氏は前者が第一次世界大戦、後者が太平洋戦争の直後という点に着目した。戦死者の数が万単位で語られる戦争では、一人一人の命があまりに軽く扱われる。その反動として、一人の人間の死の理由を徹底的に突き詰めたミステリー文学が誕生し、それを人々が支持したというのだ。ミステリーは全編に渡って人の死を重く扱う文学だ。統計上の数字となった死の対極にある、人の命の重みを再認識させてくれる作品群。ミステリーというジャンルを、「ゲーム感覚で死を描いたもの」と捉える意見とは正反対だね。感動。
 4月16日〜ベートーベンの第九の手書き楽譜(575ページ)が英のサザビーズで競売に!落札予想価格は約5億6千万円で楽譜としては史上最高額になる見込み。譜面の余白にはベートーベン自身のコメントも書き加えられているという。ほ、欲しいッ!//イラク戦争で傷ついた子供たちの為にチャリティー・アルバム「ピース・ソングス」が発売される。参加アーティストはP・マッカートニー、デビッド・ボウイ、セリーヌ・ディオン、ブライアン・アダムスらそうそうたる顔ぶれ。「イラク戦争が正しいのか誤っているのか、政治がどうであれ、犠牲になるのはいつも無垢な子供たちだ。このプロジェクトを通じて、少しでもそんな子供たちを救うことができれば」(ポール)。
 4月15日〜全身全霊ををかけて傑作絶版マンガの完全再現を試みた『逆境ナイン』コーナーが、ついに目指していた最終形態になりました!これですべての名シーンが甦ったハズッ!
 4月14日〜カジポン国際美術館に絵画を5点追加!従来の作品も画質が良くなってます!//フィギュア・スケート・コーナーの世界ランキングを最新情報に更新!先月の世界選手権の結果を反映したものになってます。サーシャ・コーエンがソルトレイク金のサラ・ヒューズを抜いた!ペアの採点に抗議していたカナダのサレー組は5位に…。オリンピックの頃とは随分変わったなぁ。
 4月13日〜バグダッドの病院40ヶ所のうち39ヶ所が略奪で廃墟と化し、入院患者はベッドを奪われ、空爆の死者が霊安室に放置されたままというニュースは、本当に悲しいし残念でならない。完全に暴徒は“自由”をはき違えている。続けて入ってきた“イラク国立博物館壊滅”というのもショッキング。7千年前の人類文明の夜明けを刻んだ貴重な収蔵品は、イラク国民のみならず、全人類にとっての財産だったのに、約17万点というほぼ全ての収蔵品が数千人の暴徒に略奪されたなんて信じられない。湾岸戦争の際もイラク全体で約4千点の美術品が盗難にあったけど、今回は被害の規模が比較にならない。バーミヤンの大仏爆破を思い出し、文化財保護が後手後手にまわる現状に苛立ちまくり!//この間の反戦運動に何の意味があったのか?そう問われれば、ブッシュは世界の反戦世論を受けて、なるべく市民に被害者を出さぬよう、攻撃方法に慎重にならざるを得なかったと答えたい(それでも誤爆の連続だったけど)。
 4月12日〜週末おすすめ番組情報を更新!
 4月11日〜またまた新コーナーがオープン!名づけて『名作茶器ウットリ展示室』。若い人も、これを機会に茶碗の美に目覚めておくんなせぇ!利休&長次郎の黄金タッグ最高ッ!!
 4月10日〜『至福の傑作仏像』に百済観音他、3体を追加!(従来の仏も画質改善!)//ジョジョ・コーナーにも一体のカルトな仏像ジョジョ・マニアを追加ッ!!
 4月9日〜バーン!新コーナー『ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室』が完成!この『ジョジョ…』は、少年ジャンプに16年間も長期連載されてるカリスマ人気超傑作マンガ。登場人物が人体の構造を無視した無謀な決めポーズをとることで知られている。そこで、ジョジョ・ポーズ・マスターの同志MOに鬼教官として指導に当たってもらった!奇しくも今週号で『ジョジョ…』第6部が連載終了(感動的だった!)。早急に第7部“スティール・ボール・ラン”がスタートすることを願って、このコーナーを立ち上げるッ!
 4月8日〜世紀の傑作マンガでありながら、惜しくも絶版になった『逆境ナイン』。以前、文章で完全再現したけど、今回新たに画像を追加。さらに“熱血度”パワーアップ!//米軍、バグダッド市内でやりたい放題。報道陣のホテルを戦車で砲撃、アルジャジーラTVを空爆。ジャーナリストを脅迫しているとしか思えん。死者が出てるのに「誤爆ではない」と開き直るから怖い。何様のつもりか。
 4月7日〜昨夜、NHK衛星放送でオンエアされたアカデミー賞受賞式のハイライトにはブチ切れた。壇上でブッシュをメタメタに罵倒したマイケル・ムーア監督のスピーチが根こそぎカット!カットしたのはNHKではなくハイライトを作った米国の放送局ABCとのこと。あれだけ話題(間違いなく今回最大の)になったスピーチを削除するなんて、よくもそんなエゲツないことが出来たものだ。表現の自由を誇りにしている国とは思えない蛮行だ。米メディアは腐りきっている!//風邪でダウン。やはり無理をし過ぎたか。
 4月6日〜昨日と今日の2日間、上京してました。昨日の東京は暴風雨。午前中に江戸中期の蘭学者・青木昆陽(日本全国にサツマイモの栽培法を伝え飢饉から民衆を救った)、寺小姓・吉三郎(八百屋お七のカレシ)の墓参を敢行する。昼からは渋谷〜代々木間をピース・パレード。表参道は台風並みの激風で、折り畳み傘が裏返ってぶっ壊れ、濡れネズミと化す。極悪天候にもかかわらず1万8千人が集まり、さすがは首都だと思った。視界の彼方まで非戦を訴える人の波が続くのは絶景。その後、真新しい江戸東京博物館を訪れ閉館時間まで滞在。夢中になった。夜は、異なる文化を持った者同士の共存を歌ったミュージカル『ア・コモン・ビート』の鑑賞!(めっちゃ素晴らしかった!感想を後日書きます)。今朝は始発で群馬の前橋に向かい、かねてからの悲願だった、魂の詩人・萩原朔太郎の巡礼を果たす。とんぼ返りで東京に戻りモノレールで大田区の埋立地へ。NGO/Peace Boatの20周年(!)イベントに参加。世界情勢に関するリレートークを拝聴する。帰りの新幹線は超満員で座席に座れずトイレの前で立ちっ放し。疲労の極みで残月庵に帰着し、玄関に倒れ込む。ムギュー。
 4月5日〜週末おすすめ番組情報をアップ!
 4月4日〜関西在住の方、梅田の大丸ミュージアムでやってる『ロダン展』は必見っす!彫刻の神様、巨匠ロダンの「考える人」「カレー市民」といった大作も含め、計72点の作品が目白押し。中でも自分が最も感動したのは『セイレーン(海の精)たち』。2体が絡み合う彫刻は時々見るけど、3体が重なり合った作品は初めて見た。あの表現力は人間技じゃない!展示品はガラスケースに入ってないものも多く、1cmの近距離まで接近可能だし、正面だけでなく、背後にも回り込んで鑑賞出来る様になっていた。もう明後日の日曜日(6日)に終わってしまうので、急いでGO〜ッ!(入場料は800円と安い。しかも、VISAカードを見せたら600円になった)
 4月3日〜メルマガのバックナンバー・コーナーに、話題騒然になっている第75回アカデミー賞授賞式の緊急レビューをアップ!//香港の俳優レスリー・チャンの自殺は悲しい。『覇王別姫』『ブエノスアイレス』など良い映画に出てたのに…。2人の恋人との狭間で悩み、遺書には「どちらを選ぶか迷い抜いた結果、死を選ぶ」と書かれていたという//一昨日、『007ダイ・アナザー・デイ』とディズニーの『リロ&スティッチ』を観に行った(“映画の日”で千円♪)。『007』は米英VS北朝鮮というオイオイ設定。なぜか北朝鮮の飛行機の中に日本の侍の鎧(よろい)があるし(笑)。衛星ビームなど迫力あったが、劇場を出て3歩歩くと「あれ?今、何の映画観たんだっけ?」。ボンドの下半身が狂ったように暴走していた印象しかない。//一方、『リロ』は最高!ストーリーもいいけど、キャラの動きにすごく生命力がある!極悪モンスターと少女の友情を描いており、劇場は涙、また涙。隣席にいた学生(?)は嗚咽していた。両者が出会う場面から、すでに僕もウルウルきてた。全然悲しい場面じゃないところで泣けてくるのは名作の証拠!
 4月2日〜邦楽BESTの44位に椎名林檎(歌詞も紹介!)、58位にスーパーカーを追加!//アクセス12万をヒットしたのは自分だった。キリ番ゲットって書き込むのもなんだかねぇ(笑)。
 4月1日〜今日は各有名サイトがエイプリル・フール・バージョンになってて楽しいね。“まぐまぐ”はトップページが手書きになった。一番の圧巻はヤフーの特設ページ。嘘ニュースをここまで作り込んだ事に感動すら覚える。
 3月31日〜今年のフィギュア・スケート世界選手権が終わった。女子シングルのミシェル・クワンは長野五輪で銀に泣き、その後、毎年世界選手権で金を獲り続けたが、4年後のソルトレイクで転倒し、まさかの銅。精神的ダメージから引退の噂が流れていたけど、彼女は再び銀盤に帰ってきた。戻って来た時のコメント「だって、ここには皆がいるもの」に泣きそうになった。“皆”とは、激闘を繰り広げてきた世界各国のライバルたちのことだ。そして昨日の戦いでクワンは世界の頂点(5度目!)に輝いた。優勝インタビュー「私にはもう何も失うものはないし、証明しなければいけないものもないの。ただ、滑るだけ」にジーン。//年度末なので基金にご協力頂いた方へ明細と活動報告書を送付しました。有難うございました。
 3月30日〜リンク・コーナーに『ゴールデン・ラズベリー賞』の歴代作品一覧を載せたサイトを追加。この賞は、過去一年間の最低映画、最低俳優に送られるブラックな賞ッス(発表はアカデミー賞授賞式の前日)。世界8ヶ国の評論家やジャーナリスト、約500人によって選ばれるというから本格的!おすすめは99年の第20回。今世紀最低男優賞も同時に発表され、スタローンが栄光に輝いている。映画ファンは必見です。(各年ともノミネート作品も見た方が面白いよ)
 3月29日〜おすすめ番組情報を更新!//命懸けの舞台芸術家プロレスラーBESTのコーナーに、八百長批判に対するレスラーたちのコメントをたっぷり追加。ページの最後の部分がそうです。
 3月28日〜一昨日、ジョディ・ウィリアムズ(対人地雷禁止活動家)、メアリード・マグワイア(北アイルランドの女性平和活動家)という、2人のノーベル平和賞受賞者がホワイトハウス前で逮捕・連行された。2人は反戦を訴え抗議の座り込みをしていただけ。両手を後ろ手にされ、手錠をかけられる映像には言葉を失った。“退去命令に従わなかった”というのが逮捕理由だが、仮にもノーベル平和賞を受けた人物を後ろ手にするとはあまりに横暴だ。逮捕時のジョディさんの言葉「これが自由の国アメリカの“民主主義”よ」が重い。そして、昨日はNY・マンハッタンの目抜き通りで反戦集会を開こうとした215人が逮捕された。
 3月27日〜銃によって殺害された年間被害者数--日本39名、英68名、カナダ165名、仏255名、独381名、米国11127名!昨夜、ついに『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た。米国の銃社会を告発したドキュメンタリーだ。アカデミー賞効果もあって劇場は超満員。“ドキュメンタリー”といってもゴリゴリのお堅いモノではなく、全編にブラック・ユーモアが炸裂した過激な作品だ。劇中のインタビュアーは監督のマイケル・ムーア自身。ヨレヨレのジーンズとTシャツ、野球帽といったイデタチで、兵器産業や銃擁護派の圧力団体“全米ライフル協会”に立ち向かう。ムーアが銀行で口座を開き、風船やティッシュではなく「ライフル」をプレゼントされるファースト・シーン(マジでそんな銀行が実在する)から、観客はずっと度肝を抜かれっ放し。ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」をBGMに描かれる米国の極悪外交史、かわいいアニメによる米社会ドロドロ暗黒史など、超大国アメリカを「笑い」を武器にコケにしまくる。フルアクセルの容赦ない毒舌ぶりは唖然とするほど。サイコー!ホワイトハウスが公式に“危険人物”と評するのもナットク。やっぱ、スーパーで実弾を無限に買えるのはクレイジーだぞ!//国際ジャーナリスト連盟が、米英軍による国営イラクテレビ空爆に抗議声明を出した。「同テレビ局が空爆されたのは、米兵捕虜を放映したからだ。民主主義を標榜する政治家らが、自分の意にそわないだけの理由で標的にしたのだ」。“アルジャジーラ叩き”も酷い。アルジャジーラがいなかったら、米英が情報の捏造しまくりじゃん!
 3月26日〜関東から遅れること3ヶ月。ついに関西でも『ボウリング・フォー・コロンバイン』の公開が始まり、さっそく行って来た!(今週はレイトショーのみ、週末から終日公開)。上映2時間前に行ったのに、あわや立ち見という凄まじい混みよう。23時頃に見終わり、深夜に帰宅。映画は噂通り素晴らしく、見てる間何度も手を叩いた。明日、詳しく感想を書きます。
 3月25日〜昨日の第75回アカデミー賞授賞式はそこいらの映画を見ているよりも面白かった。『ボウリング・フォー・コロンバイン』で長編ドキュメンタリー賞をとったマイケル・ムーア監督の壇上でのスピーチを全文載せよう。彼は同賞にノミネートされた他の候補者全員と舞台に上がって叫んだ。「我々は全員ノンフィクションを愛する者です。しかし今はウソ偽りの時代です。インチキな選挙で選ばれた偽者の大統領の時代です。大統領はウソの根拠で国民を戦場へ送り出しています。どんな偽りを並べ立てようと我々は断固この戦争に反対です。ブッシュ大統領は恥を知れ!恥を!法王とディクシー・チックス(ミュージシャン)を敵に回したら貴様は終わりだ!」。“シェイム・オン・ユー、ミスター・ブッシュ!”(プレジデント・ブッシュではなく、ミスター・ブッシュと叫んでいる)と連呼するムーアに対し、嵐のようなブーイングと大喝采が同時に起こり、会場は大騒ぎ。これを受けた司会者スティーブ・マーチンが「今、舞台裏でムーア監督は何者かに車のトランクに詰め込まれた」と、これまた上手い。※ディクシー・チックスは女性3人組のカントリー・グループ(ブッシュはカントリー好き)。ライブで「みんな、分かってると思うけど、私達はテキサス出身のアメリカ大統領を恥ずかしく思ってるわ」「何週間もツアーで海外にいて、外部からアメリカを見た私達は、大統領がどれだけ世界の国々から孤立しているか分かったの」と発言。怒った全米のラジオ局が曲のオンエアをボイコットする騒動になっている。
 3月24日〜キリスト教世界の象徴的存在、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、「イラク戦争は人類の運命を脅かすものだ。暴力と武器で問題を解決することは絶対に出来ない」と、米英に対し即時停戦を要求!同時に、ブッシュが演説で“神のご加護を”“神の祝福あれ”と神の名を引き合いに出すことにも抗議した。法王の発言は重みがある。イスラム教徒の目にも、ブッシュはキリスト教を侮辱していると映るだろう。米兵のカトリック教徒に法王の言葉は何と響くのだろうか?//昨日ここに米国内の大規模な反戦ウェーブを注視していると書いた。ところが今朝のNYタイムズの最新世論調査を見ると、米国民の戦争支持率は74%!た、高すぎッ!//→『千と千尋』が本当にアカデミー賞をとった!名前を読み上げたのはキャメロン・ディアス。行くとこまで行った!
 3月23日〜今日のNYの反戦デモは、20万人もいたとのこと!一昨日はサンフランシスコで1400人も逮捕者が出る激しい反戦集会があった。米国内でこうしたムーブメントが起きることに、凄く大きな意味がある。湾岸戦争の時とは雰囲気が全然違う!//先日のNHK教育『未来への教室』で、世界が一日に生産可能な食糧は170兆キロカロリーと算出していた。現在の総人口は63億人。フィリピンやインドの一日あたりの食糧消費量は2500キロカロリー前後なので、全人類が彼らと同様の食生活をすれば、70億人以上を地球は養えることになる。日本式の食事は一人2700キロカロリーで、ジャスト63億人分(これ以上一人も増やせない)。ところが!米国人は一日3800キロカロリーという超高カロリーの食事をしており、もし誰もが米国式の食生活を送れば、たったの44億人しか生きていけない(現時点で既に20億人オーバーなのだ!)。
 3月22日〜おすすめ番組情報をアップ!//先日、映画『ロード・トゥ・パーティション』『トリプルX』をレンタル。前者はマフィアものだが、映像が美しく静けさの漂う雰囲気が良かった。ただし、太り過ぎのトム・ハンクスはイエローカード。シリアスな場面なのにタップンタップンの二重アゴが気になって、何度か吹き出しかけた(チョビ髭だし)。後者は噂のド迫力スノーボード・アクションを見て、なるほどこれは話題になるだけあると思った。しかし!最終兵器の字幕がずっと「アハブ」なのが気になった。あれはエ・イ・ハ・ブ!白鯨のエイハブだ。翻訳者もビデオ会社の人間も、誰も白鯨を読んでないということか…。
 3月21日〜ブッシュはバグダッド侵攻の理由を、イラクの国連決議違反だと言うが、国連決議に違反しているかどうか判断するのは国連であって、米・英・スペインや日本政府ではない。しかも国連のアナン事務総長が“待った”をかけてるのにその声を無視するなんて、国連軽視もいいとこじゃないか!//レスラー、冬木弘道がガンで逝く。享年42才。ガンの発表後も闘い続け、文字通り前のめりに散った。悪役を“演じ”ぬいたレスラーの鑑だった。
 3月20日〜イラクには言論の自由が無い。フセインの独裁体制が悪なのは明らかだ。しかし、だからといって、主権国家の首都にミサイルを撃ち込み、指導者を他の国が武力で変えて良い理由にはならない。ましてこの文明社会において“先制攻撃”などもってのほかだ。米の行動は、国連よりアメリカという一国の大統領の判断が優先されるという、とてつもなく愚かな前例になった。人類は2度にわたる大戦から何を学んで、何の為に国連を創ったのか?「存在が脅威」だから先制攻撃を仕掛ける--それが理由として成り立つのなら、世界中の国家が同じ理由で敵対国を先制攻撃していいことになるじゃないか!なんてことしてくれたんだ。
 3月19日〜女子マラソンの高橋尚子選手は、01年10月にベルリン・マラソンで世界新記録を出したが、その際、レースの前につくったという次の短歌が実に良い--「今までに いったいどれだけ走ったか 残すはたった42キロ」。これって自分が十分に努力してきた自信があるから詠めるんだと思う。人生の色んな局面に当てはまる、素晴らしい短歌だよね!
 3月18日〜イラク情勢が緊迫している為にあまり報道されていないが、一昨日、パレスチナでイスラエル軍のブルドーザーが、平和団体のメンバーをひき殺す凶行に出た。殺されたのは23歳の米国人女性で、彼女はイスラエル軍が破壊しようとしたパレスチナ人の家を守る為「人間の盾」として立ちふさがったが(同じ米国人でもブッシュとは正反対)、軍のブルドーザーはそのまま前進したのだ。非暴力で抵抗運動をしている丸腰の民間人をひき殺すとは、ついにイスラエル軍の狂気もここまできたかという思いだ。映画『戦場のピアニスト』で半世紀前のユダヤ人の悲劇に流した涙が、現在に目を向けるとパレスチナ人の悲劇に対する怒りの涙に。…へこんだ。(事件の速報へ)
 3月17日〜今日出会った良い言葉シリーズ!--「人生はオセロ。赤ちゃんの時は白。その後が黒ばかりになっても、最後が白なら全部白にひっくり返る」(萬田久子、女優)。“終わり良ければ全て良し”は僕も全肯定!
 3月16日〜今日の新日曜美術館で、画家中川一政の素晴らしい言葉と出会った--「生まれて来るのが2度目なら、もう少し上手い生き方も出来たけれど、初めて生まれて来ただから、そりゃまごつきますよ。向こうでぶつかり、こっちでぶつかり、こぶ作ったり、傷作ったりしてね。そうやって人間てのは生きて行くんです」//年に一度の映画サークルの集いに参加。10人強という小規模の会合だが、10代の学生から50近くのアーティストまで、実に多彩な顔ぶれ。4時間に渡ってここ一年間に観た映画の感想を互いに吠えまくる。各自各様の映画の見方が分かる、実に有意義な時間だった!
 3月15日〜おすすめ番組情報をアーップ!今週は怒涛の26
番組で、文芸ジャンキーにとって大当たりの週ッス!しかもそれらは期待大のものばかり。こんなに豊作なのは久しぶり。ウガーッ!
 3月14日〜画家ベストに「ダリ&ウォーホル」という超個性派画家2人の貴重な(?)KISSシーンをアップ!ただし、食前食後は見ない方がいいかも(笑)。
 3月13日〜リンクコーナーをリフレッシュ!改めて内容を吟味し、ほんとに良いものだけを残しました(リンク先が閉鎖していたものは消去!)。「ニセ首相官邸HP」の最新トピックは入魂の力作!前半は普通の政府広報だけど、途中からおバカ大爆発。素晴らしい。
 3月12日〜米軍が対イラク戦に向けて、核兵器を除くと史上最大の威力を持つ新型超巨大爆弾「モアブ(MOAB)」を完成。実験映像を見たが、地上の半径数百mが吹き飛び、キノコ雲は何と高度3000mまで上昇していた。なんちゅうものを作るのか!//小泉首相は自ら安保理理事国のチリやパキスタン大統領に電話をかけ、米が国連に出したイラク攻撃決議案を支持するよう説得しているという。廃案に追い込むと公言している仏ロと全く正反対の行動をとっている。国民はそんな電話をかけろと総理に言った覚えはないが?「世論が常に正しいとは限らない」by小泉純一郎//昨年ノーベル平和賞を受賞したカーター元米大統領がNYタイムズに次の文を寄稿した--「米国は文明国史上空前の誤った軍事的行為に踏み切ろうとしている。まだ全ての非暴力的な方策が尽きておらず、敵の戦闘員と非戦闘員の区別もハッキリついておらず、国連の法的裏づけもない。先制攻撃などもってのほか」//ホワイトハウスの方針に抗議して、米のベテラン外交官の辞職が相次いでいる。理由は「国際協調を無視する大統領の姿勢こそが、新たな米国への憎しみを生み出しているのだ」。長年各国と交渉してバランス感覚を培ったベテラン外交官の発言には重みがある。//米空母キティホーク下士官のコメント「米国の防衛の為に軍に入ったのに、攻撃を仕掛けていない国を攻める。米国のポリシーは変わった。自分を納得させるのは簡単じゃない」(10日朝日夕刊)//米国各地で反フランスの感情が高まってきているが、下院議会の食堂のメニューでは、フレンチトーストがフリーダムトーストに、フレンチフライがフリーダムフライに名称が変わったという。アホ。
 3月11日〜黒澤監督晩年の映画『夢』のDVDを買ってビックリ。日本語と英語の字幕の他に、仏語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、タイ語、ハングル語という全8カ国語の字幕が選択できた!さすがは世界のクロサワ。笠智衆のモゴモゴ言ってるセリフなんかは、日本語の字幕が威力を発揮!(もののけ姫の森繁久弥の全セリフに、日本語字幕は必須アイテム)
 3月10日〜洋楽ベスト52位のザ・スミスに紹介日本語歌詞を追加!//花粉症で頭がボーッ。うーん、辛い。昔は春の到来がすごく楽しみだったのになぁ。ヘックシ!
 3月9日〜1946年の古典映画『素晴らしき哉、人生』を観る。たぶん5度目。精一杯生きてるのに、何もかも裏目に出てしまう主人公が自殺を試みると、目の前に天使が現れ、主人公の“生まれて来なかった”世界を見せる。「一人の命は大勢の人生に影響してるんだ。一人いないだけで世界は一変する」天使のこのセリフに会いたくて、何度も観てしまう。映画そのものが“救命ロープ”だ。//オススメ展覧会情報にロダン展とレンブラント展を追加!
 3月8日〜今日の東京の反戦デモの参加者は4万人!1ヶ月前の前回は5千人だったのでイッキに6倍だ。先頭がゴールに着いた時、まだスタート地点の日比谷公園にいたデモ隊も多かったとのこと。すごい!//番組情報を更新//昨年話題になった邦画『リターナー』を光速レンタル。金城君のセリフ棒読みは覚悟していたが、鈴木杏の一本調子は耐え難かった。っていうか!人類滅亡のタイムリミットまで2日しかないと設定しておきながら、メシ喰った後グースカ寝るわ、服屋でショッピングを楽しむわ、脚本が崩壊しまくってた。マトリックスやE.T.のパクリはオマージュということで許せても、学芸会のような演技は辛かった。撃たれた腕がアクション・シーンが終わった時点で治っているのも仰天。しかし!ラストの5分はなかなか良い。我慢して最後まで観てよかった。辻褄の合わないシーンの連続を笑って楽しめる人にお勧め。
 3月7日〜墓写真館のロック&ポップス・ミュージシャン編がオープン!めちゃ気合入っとります。歌舞伎役者編も6名をアップ!//邦楽ベストのブルーハーツに、紹介歌詞をプラス!//洋楽のR.E.Mにカート・コバーンのコメントを追加。
 3月6日〜名匠ジョン・フォード監督の古典映画『黄金』をレンタル。金鉱を巡って錯綜する人間の欲望を描いた心理劇だ。ラストのセリフがめちゃくちゃ良かった!最高!55年前の古い作品だし、置いてないビデオ屋も多いので、ここにオチを書かせてもらう。山賊の襲撃や仲間の裏切りを乗り越え、約1年がかりで掘り集めた砂金が、いろんな偶然が幾つも重なって、ラストでぜ〜んぶ風に乗って飛び散ってしまう。全ての努力がパーになったんだ。普通ならここで主人公は嘆き悲しむのに、この映画では仲間同士で顔を見合わせ、次のセリフと共になんと大爆笑するのだ!「笑え!笑え!神様か自然が仕掛けたとてつもない冗談だ。ユーモアのセンスがあるなぁ。金が自然に戻ったんだ!10ヶ月のタダ働きも惜しくはない!」。悲劇を「一生笑える冗談になるぞ」と痛快に笑い飛ばす男たちに感動しまくり!努力が無駄になった現実を爆笑で受け入れる器の広さ。これは生きていくうえですっごく大切なコツだと思った!!(こんな作品に会えるから映画ファンをやめられないッ!)
 3月5日〜「ガンダム」のセイラさんといえば、80年代に青春の日々を過ごした全男性にとって、神聖不可侵なる憧れの女神。その声優・井上瑤さん逝く。富山敬、山田康雄、塩沢兼人…声を聞くだけで“あの頃”へ時間が巻き戻される声優が、次々と亡くなって寂しい限り。自分ではいつまでも若い気持ちでいるけれど、それだけ気付かぬうちに歳をとっっているということか。
 3月4日〜昨日の朝刊に、8日に行なうピースパレード『ワールド・ピース・ナウ3.8』(反イラク攻撃デモ)への参加を呼びかける全面広告が出てた。これが実にポップな広告で、「NO WAR」という文字のぬりえになってて、切り取るとそのままプラカードに使える優れモノ(傘に貼って使えと例図付き)。当日は楽器(鳴りもの)や弁当を持って集まればゴキゲンだの、作ったプラカードは次回のピースパレードの為にとっとくべし(今後何回もやるってコト)だの、広告全体がお祭り気分。従来のような政党や労働組合主催の青スジたてた反戦デモとは、まったく様相が異なっており、“コレは新しい流れかも!?”って注目している。詳しくは→http://www.greenpeace.or.jp
 3月3日〜昨夜オンエアされた『そして音楽が始まる』。ゴダイゴの名曲「銀河鉄道999」の解説に感心しきりだった。“999”という数字は、作者の松本零士いわく「1000という大人になる一歩手前、少年の日の最後の一瞬が999なんです」。それを受けての歌詞「♪さあ行くんだその顔を上げて 新しい風に心を洗おう 古い夢は置いて行くがいい 再び始まるドラマのために」が実にポジティブで良い。驚いたのは2番の歌詞。「♪そうさ君は気付いてしまった 安らぎよりも素晴らしいものに」。人の多くは安らぎを求めて生きていると思うけど、この曲ではそれよりも素晴らしいものがあると歌っている。クーッ、かっこ良い!この歌自体が、機関車のように人生を先へ先へと引っ張っていく力強さを持っていると思った!
 3月2日〜昨日は映画が千円で観られる“映画の日”。高評価を得ている『戦場のピアニスト』を観て来た。ナチによる狂気のユダヤ人虐殺の嵐の中を、ボロボロになりながら生をつなぐピアニストの物語だ。目を覆うドイツ軍の凶行がこれでもかと出てくるが、同時に命懸けで主人公を助けてくれようとする人々も描かれている。主人公はいつ死んでもおかしくない状況に何度も直面するが、これらが全て実話というのが凄い。2時間半の間、満員の客席からは咳のひとつも聞こえず、皆が固唾を呑んで画面を見つめていた。視界の彼方まで続く廃墟のワルシャワ市街に絶句。
 3月1日〜特報!本日発売のブックガイド『recoreco(レコレコ)』第5号は、巻頭の“墓めぐり特集”に6ページの巡礼ルポ、そして巻末の書評コーナーに3ページの名作文学ガイドという、計9ページを自分が激筆しておりますッ!
http://www.metalogue.co.jp/reco.html
 ←レコレコのサイト
表紙は辺見えみりの横顔で、一見すると美容院のヘアカタログみたいだけど、中身は骨太のブックガイドっす!※税別590円
(3万部発行!近所の大型書店には20冊が平積みになってました!)これでまた、全人類文芸ジャンキー化計画の野望実現に一歩前進ッ!それもこれも、日頃から温かい目で見守り、支援して下さる皆様のおかげです!! //昨日の予告通り、究極のマンガBEST100が完成ッ!名セリフの紹介がどっさり増えているので楽しんでください!//おすすめ番組情報をアップ。






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