最新文芸情報


2008.4〜5

 5月31日…画家ムンクの代表作『叫び』が盗難後の修復作業を終え再公開。この絵は“叫び”というタイトルから、絵の中の人物が叫んでいると思っている人が多いけれど、ムンクはこの絵を描いた動機をこう記している--「(ある日オスロで)2人の友人と道を歩いていた。太陽が沈み空が血のように赤くなった。友人達は歩み去って行くが、私は恐怖におののいてその場に立ちすくんだ。そして聞いたのだ、大きな果てしない叫びが自然を貫いていくのを」。つまり、画中の人物が叫んでいるのではなく、外から聞こえてくる叫びに脅え、両耳をふさぐ姿を描いているんだ。叫んでいたのは“世界”!(ある意味そっちの方が怖いっすね)。//船場吉兆が食べ残し料理を使い回して廃業。衛生上の問題もあり、もってのほかだと思う一方、全世界の食料援助の量は年間850万トンなのに、日本国内で廃棄される食料は年間2154万トンという現状がある(ちなみに廃棄コンビニ弁当は540万トン)。日本一国だけで、世界の援助物資(食糧)の約2.5倍も捨てていることになる。金額にして約10兆円。何かこう、食べられる量だけ注文できるシステムを作れたらいいんだけどな。※その際は、小と中が同じ料金でも良いと消費者も考えないとね。//街を歩いていると、時々「自然派食品の店」とうたった期間限定の店舗があり、年配の人を集めて格安食品(3斤100円のパン等)を売っているのを見かける。こうした店は最終的に高額な健康食品や布団を買わせることで以前から問題になっていたが、なかなかこの“餌付け商法”は後を断たない。先日、アール・エフ、ホワイティ、ヘルシーライフ、メビウス、ダイユー、ピュア、ビックジョイの7社が業務停止命令をくらったので、この手の店にはご注意を。//イスラエルでベストセラーになっている『ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか』。驚いたことに、“古代ユダヤ人の子孫は実はパレスチナ人であり、今のユダヤ人の祖先は他の土地のユダヤ教徒”だという。著者はユダヤ人のシュロモ・サンド教授(テルアビブ大)。今のユダヤ人の共通点はユダヤ教だけであり、パレスチナ人を追い出し、旧約聖書を理由に同地でイスラエルを建国したことも“宗教的に根拠がない”としている。イスラエルの初代首相ベングリオンも建国前にパレスチナ人をユダヤ人の子孫と指摘していたが、ユダヤ人の入植で対立が深まる中で、パレスチナ人を子孫とは言わなくなったとのこと。教授は「パレスチナ人を含むすべての市民に平等な権利を与える民主国家を目指すべきだ」と主張し、「これは新説ではなく、建国指導者らが知りながら黙ってきたことをハッキリさせたにすぎない」としている。ユダヤ人の側からこうした意見が出てきたことは特筆に値する。※「通説」ではユダヤ人が2世紀までにローマ帝国に征服され追放されたことになっているが、教授はこれに対して「追放を記録した信頼できる文献はなく、19世紀にユダヤ人の歴史家が作った神話であり、パレスチナ人から土地を奪うことを正当化する為に“2千年の離散の苦しみ”という理由が必要だった」と見解を示している。
 5月30日…ミュージック・ビデオには工夫を凝らしたものが多い。このMacを使った動画(2分46秒)は、歌詞の表示にパソコンのモニターを上手く利用した、ありそうでなかった映像。見入ってしまった。//アカデミー監督賞を85年に受賞し、3度もノミネートされたハリウッドの巨匠シドニー・ポラック監督逝く。享年73歳。コメディの「トッツィー」から社会派作品まで、幅広いジャンルに良作を残した。遺作となったのはニコール・キッドマン&ショーン・ペンが主演した05年の『ザ・インタープリター』。国連を舞台にした暗殺計画を描いた傑作サスペンスだ(是非レンタルして欲しい!)。この映画では、憎しみの連鎖を断ち切るために、どうすれば敵に「復讐したい気持ち」を克服する事が出来るのか悩む人々が描き出される。監督は言う「テーマは言葉VS銃。これは砲弾の代わりに言葉を使う物語なのだ」と。劇中に出てくるアフリカ某国の独裁者は、反政府の抗議運動を全てテロと認定し、政治犯の虐殺を「自由と安全を守る戦いであり“対テロ戦争”だ」と正当化している。これは米国やイスラエルの行動にも当てはまり、当時70歳の老監督が人生の最後に「銃よりも即効性はないが対話こそが平和への道」と本作を残した。映画史上初めて国連本部ビルでのロケが許可されたのは、監督が当時のアナン事務総長に製作意図を直接語ったからだ。「圧制者の銃声が鳴り響く中でも聞こえる音がある。人間の囁き声はどんな音とも違う。それは他の音に打ち勝つ力を持っていた。叫び声ではなく、たとえかすかな声でも、真実を語る時は銃声に勝るのだ」※『ザ・インタープリター』(Ama)。//今年のカンヌ映画祭が閉幕し、大好きな俳優ベニチオ・デル・トロが主演男優賞に輝いて嬉しい!しかも役柄がチェ・ゲバラ!早く日本の公開日が決まらないかな。 //“ヨン様を関空開港以来最多3千人の出迎え”のニュース。冬のソナタでペ・ヨンジュンがブレイクしたのは4年前。いまだにこれだけの人数を集めるのはスゴイっすね。
 5月29日…うおッ、半月前(5/12)にサイト9周年を迎えていたのをすっかり忘れていた。サイトを作った動機は芸術家・作家に感謝したかったからだけど、ぶっちゃけ、他にもうひとつ切実な理由があった。9年前、当時の仕事に疲れ果て、友人も少なく、孤独感の中で自分が生きていることを誰かに伝えたくて開設したのが当サイトだった。このトップ日記を毎日更新するのは、無人島や荒野で“のろし”をあげるのと同じで、世界に対して“ここで生きているぞ”というサインだった。1日の最後に更新し、アップした文章を読み返す時は、空に立ちのぼる煙(日記)を見上げながら、“今日も何とか生き延びた”と思っていた。この“のろし”には、映画のこと、音楽のこと、社会のこと、いろんなことを書いていた。当初のサイト訪問者は、当然ながら1日数人だけ。やがて、“のろし”に気づいた人の中で、時々足を運んで下さる方が出てきて、それが更新の新たな原動力になっていった。来年で開設10年。少しでも良質なサイトを目指して精進します。//9年前にサイトを立ち上げた時、最初に掲示板の常連さんになって下さったのがHALさん。そして僕が初めてリンクを貼った個人サイトもHALさんのサイトだった。HALさんは僕より一つ年上の男性で、駆け出しの画家として頑張っていた。その頃、HALさんのサイトにはまだ数点しか載っていなかったけれど、どれも琥珀(こはく)色に輝いていて、古い絵本のようにノスタルジーで溢れていた。僕はHALさん本人と会ってみたくなり、8年前に初めてのオフ会をした。参加者は僕とHALさんだけ(笑)。当時はオフ会がまだ一般的ではなく、初対面ゆえ最初こそ緊張していたけれど、すぐに打ち解け心地良い時間となった。以降、HALさんは山梨県に転居されたこともあり、ずっと会えてなかったけど、先日個展の案内状が届いて僕は大興奮。なんと東京・渋谷のド真ン中、西武百貨店で個展を開くと言うのだ。日本に画家はたくさんいるけれど、そんな場所で個展を催す機会に恵まれる人は限られている。そして会期の初日である昨日、僕は足を運んだ。シブヤ西武B館8階美術画廊『笹本正明展』。HALさん(以後、笹本さん)は会場におられた。ガッチリと握手。それから1時間半、1点1点の作品を全身全霊で味わった。笹本さんは日本画の画材(岩絵具)を使っているので日本画家になるけれど、和紙ではなくキャンバスに描いておられ、絵具もゴッホの如く盛り上げており、日本画を超えて「笹本ワールド」というジャンルを創り上げられていた。この『笹本正明展』は入場無料。6月8日まで開催されているので、皆さんもよろしければ足をお運び下さい。期間中の土日は13-17時まで笹本さんが画廊に来場される予定です。8年ぶりの再会がこのような形で迎えられて本当に良かった!(*^o^*)※HALさんとの初めてのオフ会の思い出。
※HALさんのサイト『Very Very Glad Day』
シブヤ西武『笹本正明展』
初めて観るのに懐かしい絵
遠い記憶を掘り
起こす琥珀色
「お久しぶり&おめで
とうございます!」
3m×1.2mの大作
『葬送の鳥』から

 ★作品画像の拡大コーナー!(5点)

//昨日の花粉症の話題について、読者の方から「今の季節の花粉症はカモガヤ(オーチャードグラス)が犯人」と教えて頂きました。スギのような高い樹を想像していたので、ウィキで画像を見て、1mしかない植物と知って驚いた。ナリは小さいのにやってくれるわ。


 5月28日…東京から帰ってきました!今回の4日間の上京は、仕事の取材、演劇イベントの審査員、墓巡礼、画家の友人の個展と大忙し。墓巡礼は連日朝6時から日没まで、重いリュックを背負っての強行軍。5月と思えない炎天下を歩き通し、3日目にマメが右足に3個、左足に1個でき、最終日にはそのマメも潰れて真っ直ぐ歩くことが出来なくなった。巡礼4度目の漱石、約10年ぶりの藤子・F・不二雄先生や石ノ森章太郎先生など、約30名の墓参をしてきたので、また墓コーナーを追記しますね〜!※帰宅して体脂肪を測定したら12%まで絞られ、肉体年齢は「19歳」と表示!4日間歩き続けて、新陳代謝があり得ないほど活発に(笑)。/東京で銭湯に行ったら大人430円で高さにビックリ。//友達がラジオで聞いた話が面白かった。ある番組で「名前が強そうな食べ物ベスト3」をやっていたらしく、結果は第3位が“トムヤンクン”(ムエタイ強そう)、第2位が“ビーフ・ストロガノフ”(ガノフがヤバイ)、そして栄えある第1位は“ゴルゴンゾーラ”!チーズとは思えない強そうな名前。ゴルゴンだけでも危険なのにゾーラという響きがまたデンジャラス!話を聞いてるだけで噴き出しました(爆)。※和食なら何だろう。“鉄火丼”とか?//今週は花粉飛びまくりでクシャミ止まらず。なんでこんな時期に?//当サイトで何度か紹介している大好きなミュージカル『コモンビート』。今年の秋に予定されている関西公演の出演者を現在募集中とのこと!是非皆さんもステージに上がってみませんか。ミュージカルの経験がなくても、イチから指導されるので全く心配ないです(3年前に出演しました!)。興味のある方は5月31日に大阪市住吉区で体験説明会(無料)が催されるので、動きやすい服装でご参加下さい♪//出荷停止中のジョジョ第3部&リミックス最終巻ですが、集英社の最新告知によると、早々にも修正発売されるような雰囲気!確実に良い方向へ進んでいますね!//今日メモった良い言葉--「美術品や文化財というものは、ただの物体ではなくて、千年前や五百年前の人々の精神が形となってそこにあるもの。人々はそれに触れることによって、現代に生きながら過去の人々の精神と交流が出来る。それが、岡倉天心が考える文化財の本質です」(小泉晋弥・茨城大教授、近代美術史)
  
約10年ぶりの墓参となったF先生、石ノ森先生、葛飾北斎
 5月24日…明日から4日ほど仕事で東日本に行くので、その間はサイトの更新が出来ません。次回更新は28日の深夜になります。おすすめ番組情報を4日分アップしておきますね!//サイクロンで240万人もの被災者を出したミャンマーで、軍事政権によって強行された新憲法案の国民投票。被災者支援の遅れが軍政批判に向く前に、急いでこの投票は実施された。88年に政権を奪った軍部は、憲法を廃止し議会を解散させたので、各国から非難を受けていた。だから国民に承認された憲法を持つことで、民主化が進んでいるとアピールする狙いがあった。だが、この新憲法は、軍政が自分達の権力を守るトンデモ憲法。「国会議員の25%を国軍司令官が指名」と決める一方、「議会で75%が賛成しないと憲法改正不可」とし、事実上、軍部に都合の悪い法律を作れない様にしている。他にも「大統領は軍事に通じた者がなる」「大臣も軍が指名」の他、議員資格に「外国人と距離をおいた者」とあり、英国人と結婚した民主化運動指導者スー・チー女史から立候補資格を奪った。何より酷いのは、国民投票時に「反対票を投じても罰せられない」としていたのに、投票の際に登録させた名前と住所をたどり、反対票を入れた人間を片っ端から逮捕していること。賛成票を入れないと逮捕される国民投票なんて聞いたことがない。軍政にとってこの国民投票は、新憲法で永久に権力が手に入ると同時に、反体制思想を持つ者をあぶり出せる絶好の機会となったわけ。一体どこまで軍政は恥知らずなのか。過酷な自然災害と私利私欲に走る政府の下で、ミャンマー国民の受難は続く。//大相撲夏場所。初優勝したブルガリア人の琴欧洲は、ヨーロッパ出身の力士としても初めての快挙。ウルウルした表情で答えていたインタビュー「言葉にならないほど嬉しい。やっとつかみました」にジーン。//@JOJOさんが更新した「追記2」(リンク先の後半)によると、アラビア語に堪能なジョジョファンが今回の騒動を分析した結果、イスラムでこの宗教問題を煽っているのは、ごく一部の人間とのこと。事実なら、かなりの確率で事態改善の希望が見えてきた!
 5月23日…報道によると昨日のジョジョの件で、政府・外務報道官の談話が出た模様(外務省HP)。「日本政府は、不注意とはいえ、同アニメの一部内容により、イスラム教徒の感情が傷つけられたことは遺憾と考える」との内容だ。そして今後の方針として「異なる宗教や文化への理解と敬意を育み」、再発防止に努めるとしている。今日、新たに集英社とアニメ会社はアラビア語の謝罪文を発表したし(丁寧な対応!)、政府が迅速に動いて遺憾表明をしたことで、これで幕引きになることを心から祈りたい。ただ、不安なのは、政府が出てきたことでさらに騒動が大きくなる恐れもあること。しばらくは予断を許さない状況だ。/昨日からの報道を見ていて、本当に政府やマスコミにお願いしたいんだけど、原作にはコーランが登場しないことに、必ず触れて欲しい!今回の外務報道官の談話もそこが抜けている。あくまでもアニメ版のオリジナル・カットなのに、この談話だけを読むと、荒木先生がミスをしたと短絡的に誤解する人を生みかねない。むしろ被害者なのに…。21年もジョジョを連載して、通巻95冊まで刊行して、ずっと間賛歌を描き続けてきたのに、こんな仕打ちを受けるなんて酷すぎる。もっと慎重に、ガッチリと先生を守って欲しい。ほんと頼みます。/今春に刊行されたジョジョ第6部の文庫本1巻に、先生がこんな後書きを書かれていた。今回の騒動にも当てはまることなので一部を紹介したい。--『「普段は別にどうでもいいと思っているのに、何か急にある時期がやってくると、同じ物事に対して「やっぱりおかしい!」と妙に怒りがわいてくる。「怒(ど)の季節」というのが自分の中にあるんだけど、「怒の季節」に対して「攻撃される季節」というのもある。(車の通行がない時間帯でも信号を守ってる話を軽くしたら)「今時そんなヤツいないだろッ!」とか「ムカつく、いい子ブってんじゃあないの!?」だの「目撃されて2chで書かれるからだろ偽善者!」とまで非難の集中砲火をあび始めた。やばい。「攻撃される季節」がやって来た。間違った事をしたり言ったりで攻撃されるのはしょうがないってのがあるが、何もしてないのに。ていうか信号さえ渡ってもいない。これが「攻撃される季節」。なぜか訳が分からず攻撃されてしまうのだ。こういう時期が訪れた時は、反撃なんかしようものなら、ますます攻撃されて痛めつけられてしまうので、ひたすら季節が終わるのを、花粉症の人が花粉が飛ばなくなるのを耐えしのぶように待つしか方法はない。この季節は「反撃する事は最大の防御には“ならない”のだ」』。--僕は胸を締め付けられた。
 5月22日…今日報道された「ジョジョの悪役がコーランを読み中東で非難を受ける」のニュース(産経日刊スポ)。情報が錯綜しているので、取急ぎの感想を書きます。→荒木先生は原作にコーランなんて書いておらず、問題のシーンはアニメ会社が勝手に入れたカットなのに、とばっちりもいいところ。僕が心配なのは、イスラム教徒の間で「荒木先生が書いた」と、間違った情報が一人歩きしてしまうこと。“原作にあるかないか”まで、感情的になっている人に考えてもらうにはどうすればいいか。ファンが無闇に騒ぎ立てると騒動が長引いて逆効果になるけど、コーラン絡みのトラブルは対応を間違えると大変なことになるので、黙って嵐が収まるのを待つのは危険。僕が思う今すべきことは2つ。(1)即刻、集英社の幹部が通訳を連れて記事にある最高権威機関アズハルのアトラシュ師のもとへ飛び、誠心誠意を込めて悪意がないことを説明。そこまでする理由は、一度ネットにあがったものは何度でも出回るので、アズハルを味方につけないと延々と叩かれるからだ。文化的理解が足りなかったことを心を込めて詫び、既に出荷を止めて改善の手を打ったことを伝え、アズハルから自制を呼びかけてもらう。サイトに謝罪声明を書くだけではだめだ。(2)その謝罪声明も日本語・英語だけじゃ意味なし。ここでアラビア語も用意することが誠実なメッセージになる。大袈裟じゃない。かつて翻訳家にジハードが発動した筑波大の事件もあり、コーランに関してはいくら慎重になってもなりすぎることはない。イスラム教徒は911以降、自分達が悪く書かれることに神経過敏になっているので、“他意のないミス”と分かってもらえるよう、やれることは全てやるべき。集英社には全力で先生を守って欲しい。後手に回るとさらにイスラム社会へネットで広がり、負の感情が増大してしまう。/NHKのニュースで“ジョジョ第3部(12〜28巻)&DVD6巻出荷停止”とのこと。DVDはわかるけど、なぜ20年前の単行本が?モスクの描写が原因?27巻で花京院のハイエロファントがDIOを攻撃しようとして、モスクの塔にE・スプラッシュが命中&破壊している。でも花京院はモスクを狙った訳じゃなく、あくまで流れ弾なのに…。そこがNGなら27巻だけ出荷停止にすべきと思う。3部丸ごとには賛成できない(それこそ過剰反応)。っていうか、第12巻は9割が第2部のクライマックスだし、カーズとの決着があるので出荷しようよ。なんという巻き込まれ方。まさに「やれやれだぜ」といった状況。※集英社&アニメ会社合同の謝罪文が出ましたね。※荒木先生はイスラムに悪意を持ってないばかりか、6部なんて敵のボスが「神父」だし、7部ではイエスのミイラをバラバラにしてるんだけどね(汗)。3部でもエジプト人ムスリムのアヴドゥルは主人公を助けてくれる味方だ。DIOはコーランを読んだから悪党になったのではなく、100年前のロンドン時代からずっと邪悪だった(同時に、正義の味方ジョルノの父でもある)。/今回は改めてインターネットの怖さを感じた。前後の文脈が無視されて、センセーショナルな部分だけが流れてしまう。ジョジョのアニメは中東で発売されたものではなく、海賊版の違法コピー。まさか販売していない国に、ネットから広がるとは、ほんの10年前まで考えられないことだった。//スターウォーズの最新作になる3DのCGアニメ映画の公開日が8月23日に決定。//大ヒットした邦画『黄泉がえり』がスピルバーグ率いるドリームワークスの手でリメイク決定。記事を読むと、とてつもなく豪華キャストになるみたい。
 5月21日…公開中のサスペンス映画『ミスト』を観て、腰を抜かした。傑作『ショーシャンクの空に』を生んだスティーブン・キングとダラボン監督のタッグなので、感動を求めて劇場へ足を運んだ。ところが内容は、どんなオカルト映画よりも怖い、空前絶後の恐怖を味わうものだった!いろんな意味で一生忘れられない映画。めまいがする。帰宅してもまだ足が微妙に震えてる気が。観に行く人は、何の予備知識もなく行くことをお薦め。本気で恐ろしい。DVDではなく劇場の大スクリーンで観ることが重要。日常から切り離された劇場の暗闇の中で味わうと、あの異常な空間に丸ごと放り込まれる。テレビ鑑賞では家の生活音が聞こえたり携帯が鳴ったりで、現実に引き戻されてしまう。後日、気持が落ち着いてから改めて本気レビューを書ます!(絶対に行くと決めている人は公式サイトを見ない方が良い。ネタバレ気味の予告編が自動的に始まるので。だけど、まだ行くか迷ってる人は、この予告編の尋常じゃない空気に触れて、観たいと思うハズ。鑑賞後、誰かと語り合いたくなる映画ッス)//紛争研究の専門家や英経済誌エコノミストが世界140カ国をランク付けした「世界平和度指数」を発表。比較基準として、戦争や内乱、暴力や組織犯罪、テロの可能性、軍事支出など24項目を分析し数値化した。その結果、世界で最も平和な国はアイスランドで、(2)デンマーク(3)ノルウェー(4)ニュージーランドと続き、日本は5位だった。国内では凶悪事件がよく報道されているけれど、防衛費のGDP比や犯罪率が他国より低いので、140カ国あってもG8で最高の5位になるそうだ(信じ難いけど昨年の殺人事件の数は戦後最低)。他の国はどうなってるんだろうね…。1位のアイスランドの人口は30万と少なく、デンマークは540万、ノルウェーは450万、NZは400万。これを考えると1億3千万人が住んでて5位というのは驚異的かも。以下は(6)アイルランド(7)ポルトガル(8)フィンランド(9)ルクセンブルク(10)オーストリー(14)ドイツ(32)韓国(36)フランス(49)英国(67)中国(97)米国(107)。逆にワースト10は(1)イラク(2)ソマリア(3)スーダン(4)アフガニスタン(5)イスラエル(6)チャド(7)中央アフリカ(8)北朝鮮(9)レバノン(10)ロシア。G8の大半が上位なのに米露だけが極端に低かった。研究者によると、この指標は「世界の指導者たちに対する警鐘」であると同時に、日独の戦後復興と安定が、「いまドン底の順位の国にとって将来の光」になっているという。平和促進の鍵は安定した収入と教育につきると結論づけている。※08年度版リスト※トップ5の国はニュージーランド以外、偶然にも全部捕鯨国っすね。ちなみに、平均寿命の第1位は女性の場合日本だけど、男性はアイスランドがこれまた世界一。//ずっと優勝と縁がなかった琴欧州だけど、今場所は絶好調。朝青龍を破って唯一の全勝(11勝)。明日は1敗の白鵬との直接対決。あと4勝で初優勝なので応援してマス!
 5月20日…日本の月探査機『かぐや』が、37年前に月面に着陸したアポロ15号の着地跡を撮影に成功!15号は有人飛行(ウィキ)であり、これで“行った”“行かない”の論争に決着がつくんじゃないかな。//マクドナルドは元店長との裁判に敗訴したことを受け、これまで残業代を払わなかった“名ばかり管理職”に、8月から残業代を支払うことを決定。元店長の戦いは無駄ではなかった。既にセブンイレブンも同様の方針を打ち出しており、この流れは一気に加速されるかも。心身共にボロボロになっている全国の“名ばかり管理職”が、一刻も早く救済されますように。※追記。マクドは代わりに店長手当を廃止するので、待遇改善は期待できないとのこと…非情なり。//イラク駐留米軍の兵士が、「コーラン」に下品な言葉で落書きし、射撃訓練の的にしていたことが発覚。これはヘタすりゃ世界大戦になるような出来事。さすがにブッシュも翌日に速攻で謝罪した。末端の兵士の仕業ということだが、問題はそのような土壌が軍の中にあること。コーランを撃つというのは、善良な10億のイスラム教徒と、イスラム過激派を同一視するようなもの。イラクに駐留しているのなら、本国のアメリカ人以上にイスラム文化を理解していなくては。事態が風刺漫画事件のような大事にならぬよう祈っている。//米兵と言えば、日本で暴行事件を起こした在日米兵の代わりに、日本政府が300万の見舞金を被害者に払うというニュースに目が点。しかも、今回が特例ではなく、過去3年間に10回もあったという。日米地位協定の日本の立場の弱さにゲンナリ。米政府は法律がどうこうではなく、道義的にも払うべきだろう。せめて在日米軍への年間2千億円の“思いやり予算”から引くべし。//先日、現代音楽の演奏動画を紹介して頂いた中で、ギリシャ系フランス人の作曲家クセナキスの『ルボンb』(4分43秒)が、ヤバイほど打楽器サウンドが心地良く、憑かれた様に何度も聴いている。何とも不思議な魅力のある曲!

 5月19日…鉄道ファンには仰天・歓喜のニュース。京浜急行電鉄が創立110周年を記念して、なんと車両の実物2両を出品すると発表。“譲渡”という形になるため、価格は配送代等の実費のみ。ただし、重さは35トン、配送代だけで500万(爆)。マニアの中には、これを自宅に改造する猛者もいるのでは。窓が多いので風通しはいいハズ!//“銀河英雄伝説”ファンの諸君!ゲームスパロボ大戦のパロディ、『スーパー銀河英雄伝説大戦』(6分53秒)をご覧あれ!なんちゅうハイクオリティ!BGMもクラシックのド派手系の名曲のオンパレードっす!これを作るのに、どれほど膨大な時間がかかったのだろう。敬礼!//本日『ウルトラジャンプ』6月号発売!スティール・ボール・ランが、とんでもない超展開に!いったい来月はどんな事態になってしまうんだろう。これから1ヶ月が長い〜!※今号の表紙(Ama)、あれを持って40男がレジに並ぶのは、なかなか勇気がいりました(汗)。【SBRネタバレ文字反転】→ルーシーが大統領に叫んだ「悪魔」。一般的には“悪魔の様な人”の意味だろうけど、この作品はキリストの遺骸集めという奇妙なエピソードを一貫して描いていることから、ことによると“悪魔そのもの”を指しているかも知れない。先生は今後そこまで踏み込んでいくのだろうか?ウェカピポ&マジェントの馬車も官邸に向かってるし、来月は大混戦間違いなしっすね!※大統領の体がメタボ体型から3部DIOのボディに変化していて驚いた。これまで4部の間田や玉美のようにホビット化するキャラはいたけれど、ハイパー化したのは大統領が初めてでは?(笑)/今日は『ビッグコミック・スピリッツ』も出てるんだけど、こちらは松本大洋先生の『竹光侍』が連載再開!待ってました!1月末の休載以来、4ヶ月ぶりの復活。素晴らしい人情時代劇なので超お薦めです。春に出た単行本の最新刊4巻(Ama)のラストが、ちょうど今週号に繋がっているので、読み始めるにはグッドタイミング。竹光侍については松本作品の解説ページのラストで魅力を吠えています!//11月にベルリン・フィルが来日コンサートでブラームスの交響曲第1番を演る(東京、神戸)。ウィーン・フィルと並ぶ世界最高のサウンド。聴きたいのは山々だけど、チケットは4万!グハーッ、さすがに4万は無理(涙)。
 5月18日…オーディオ機器メーカーの「アイワ」が事業終了。アイワといえば、僕の世代は青春の象徴じゃないだろうか。ソニーのウォークマンが高かった時代、貧乏な学生は安くて多機能なアイワの「カセットボーイ」を愛用していた。コンポやWラジカセだって、どのメーカーよりも安価なのにドルビーC&オートリバースがついていたり豪華な機能。中学・高校を通してどれほどアイワの機器で音楽を楽しんできたか分からない。音楽という芸術との橋渡しになってくれたアイワに感謝!/NECがアナログ映像を劇的に美しく見せる技術を開発。この資料画像が本当ならスゴイ。早く商品化して欲しい。/米科学誌によると、ガムを噛むと一時的に記憶力がアップされるとのこと。バッターボックスに入る野球選手が噛んでるのも、集中力があがるからかもね。/米国映画界で反権力の旗手となっているマイケル・ムーア監督。『華氏911』ではブッシュ家とサウジ王族(ビン・ラディン家を含む)との密接な関係を暴き、カンヌ映画祭で最高賞を獲得している。なんとムーア監督は“新たな疑惑証拠が大量にある”として、その続編制作を発表。これは相当世間を騒がせるドキュメンタリーになりそうだ。来春公開。/小学校の近くで焼きいも屋台を改装し、暴力団が覚醒剤を密売していた。なんという大胆さ。1日に30万を荒稼ぎしており、相変わらず薬物が暴力団の資金源になっている。前から何回も書いているけど、政府や警察はアルカイダのテロと戦うくらいの真剣さで暴力団に挑んでくれ。もし覚醒剤を売っていたのならアルカイダなら、国をあげて壊滅させるだろう。だが、暴力団ならそこまでしない。国民の生活を脅かす点では同じなのに。/7月10日にジョン・レノンの名曲『平和を我等に』の自筆歌詞がオークションにかけられるという。予想落札価格は5千万円前後。うーん、欲しい!/旅の醍醐味のひとつに“ご当地ソフトクリーム”がある。城崎で食べた“カニみそソフト”、小豆島で食べた“しょうゆソフト”、京都の“桜餅ソフト”“冷や奴ソフト”はもう一度食べてみたい。でも、このカキフライ・ソフトの写真にはびっくり。そのまんまだ!どうなんだろ、意外と美味しいのかなぁ。

 5月17日…映画レビューばかり続いたので今日は最近チェックした時事ニュースを総まとめ。/今月12日に起きた四川省の大地震。死者は約3万人、負傷者は約20万人、さらにまだ1万人以上が生き埋めになっている。被害を受けたのはチベット族の少数民族が暮らす地域だ。ダム決壊の予測も語られており、恐ろしい事に危険なダムの数は800基にものぼるという。これから雨の多い時期になるので本当に心配だ。/一方、サイクロンで犠牲者13万人という凄まじい被害を受けたミャンマー。ところが各国からの支援物資を軍政が着服し、物資が被災者に届かず市場に「横流し」されているという。この状況でそんなことをするとは。ほんとあの軍政は終わってる。/長野の聖火リレーの時、福原選手の前に出てチベット旗を振ろうとした台湾の男性。彼の父はかつて中国で政治犯として死刑判決を受けた。そして「チベットで亡くなった人たちの事を考えると、ジッとしていられなかった」「気が付いたら飛び出していた」という(福原選手のことは知らなかった)。その動機を理解していれば厳重注意で構わないと思う。だが、長野県警は20日間も拘留し50万円の罰金を請求(威力業務妨害罪)。なんでそんな酷い仕打ちをするのか理解不能。※カンパが50万集まったそうです。/大きな事件が続くのであまり報道されないけど、金融庁から“武富士”に業務改善命令が出された。三和ファイナンスは悪質な取り立てで一部店舗の業務停止。アコムが問題になって広告を自粛する騒動があったのに、まったく懲りてない。/政府はアイヌ民族が先住民族と公式には認めていない。土地や資源の権利補償問題が起きるからだ。昨秋国連で「先住民族の権利に関する宣言」が採択されたことを受け、いま超党派の国会議員が、アイヌを先住民族と認め権利尊重をうたった国会決議文の作成に入っている。これで政府の見解が修正される事を願う。/米国の人口最大のカリフォルニア州で、「同性愛者同士の結婚を認めないのは違憲」とする最高裁判決が出た。同性愛を認めないキリスト教社会でこの判決が出たのは画期的。“好きになった人がたまたま同性だっただけ”という気持を、社会が“間違ってる”と言うことは、やっぱおかしいよ。/自殺について政府が全国規模で初のアンケート調査を実施した結果、本気で自殺を考えたことがある人は、全体の約2割にものぼったとのこと。自殺者の割合は男性が多いんだけど、“考えた事がある”と答えたのは女性の方が多かった。僕がなんとか頑張ってこれたのは次の2つの言葉に出合えたことが大きい。「その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということが、人生にはよくあるの」(フジ子・ヘミング)「人間が不幸なのは自分が幸福であることを知らないからだ。ただそれだけの理由だ。不幸の方だけを並べたてて、けっして幸福の方は数えようとしないのだ」(ドストエフスキー)。/エンジン&ドライバーを日本関連で構成した“夢の国産チーム”スーパーアグリが、F1界から涙の撤退。億を超える莫大な運営資金を調達出来なかった。去年のカナダGPで佐藤琢磨が王者アロンソを抜いたシーンは鳥肌モノだった。それだけに資金難で解散というのが残念っす。 /17日の『イロモネア』。番組がレギュラー化されて初めて栄冠を勝ち取った漫才コンビ“TKO”。心からおめでとうと言いたい。彼らは大手メジャーの吉本芸人ではなく松竹出身。デビュー18年目、37歳にしてついに全国番組で脚光を浴びた。下積みが長い分、ネタの引き出しも多い。これからさらにブレイクすることを祈ってます!

55歳で暗殺されたシーザー。
その最晩年に製作された
胸像がローヌ川の川底で
発見され引き上げられた
生前に彫られたものが
見つかったのはこれが初めて。
本当の顔が分かった!
 5月16日〜『ためしてガッテン!』で披露される料理法には、発想の転換で生まれた目からウロコのものが多い。人気の定番メニュー17種の秘伝料理術をまとめたサイトがめっさ便利なので紹介!放送されたばかりの焼きそば編まで早くも加わっている。食べ物関連でもうひとつ。「最初に食べた人を尊敬したい食べ物」のランキング結果は、1位から順番に、くさや、納豆、ナマコ、フグ、ブルーチーズ、エスカルゴ、ドリアン、ツバメの巣、なれずし、くらげ、ウニ、ウナギ、タコ、あんこう、ヨーグルト、銀杏、コーヒー、きのこ、こんにゃく、キムチ。ナマコやタコを食べた人は、形が形だけにほんと勇気あると思う。//(映画レビュー続き)●ブラックブック(06)…この映画が放つ人々の生きんとする“熱”に圧倒された。主人公のモデルは実在したユダヤ人の女性スパイ。第二次大戦末期のナチス占領下のオランダを舞台に、ドイツ軍への抵抗運動を描く。本作はありきたりな反ナチ映画ではなく、独軍、連合軍、レジスタンス(抵抗ゲリラ)、ユダヤ、それぞれの勢力に、善人もいれば悪党もいることを描いた意味で画期的。主人公ラヘルは家族をナチスに皆殺しにされレジスタンスに参加。彼女は髪を金に染め、ドイツ軍大尉の秘書としてスパイ活動を開始し、占領軍の中枢に接近する。暗くなりがちな戦争ドラマにあって、盗聴器を仕掛ける場面や捕虜の救出作戦のハラハラ感、裏切りに次ぐ裏切りで、一体誰が味方で誰が敵かまったく分からなくなる後半など、ずっと手に汗を握りっぱなしで、立派なエンターテインメント映画に仕上がっていた。“もう敗戦は決定的だから今さら敵を殺す意味はない”と考えるドイツ将校もいれば、正義のレジスタンスが一枚岩でなかったり、連合軍がマヌケだったり、こんなに善悪の境界がない戦争ドラマも珍しい。友人ロニーがこれまた生命力が爆発していて、どこまでも生きる事に貪欲。エネルギッシュな彼女をみてるだけでクラクラする。2時間半の大作なのに、一難去ってまた一難、次々と大ピンチが主人公を襲うので、全く長さを感じなかった。奇才ヴァーホーヴェン監督の手腕は健在。92点。(Ama)【ネタバレ文字反転】→ナチスと戦っていたのに、戦後は連合軍に虐待され、さらに真の悪党が同志にいて、最後はイスラエルで中東戦争に遭遇するという極限状況のフルコース。解放後の糞尿地獄もエグかったけど、歌の上手い主人公が、彼女の家族を殺したナチ野郎のピアノ伴奏で歌う羽目になったシーンが何より辛い。そりゃ彼女も吐くよ…。よくあんなエゲツない設定を考えたもの。それでも彼女はへこたれずに、ひたむきに前だけを向いて生き抜いていく。ウサギの人参をかじったり、チョコ食って空を飛んだり、あのたくましさは見てるだけでこっちもタフになった気が。女優カリス・ファン・ハウテンの名は「苦しみに終わりはないの!」の迫真の叫びで不滅になった。●モンゴル(07)…独・露・モンゴル・カザフスタンの合作で、主役の青年テムジン(後のチンギス・ハーン)を日本の浅野忠信が演じるという国際映画。荘厳で雄大な風景の中で展開する英雄叙事詩。アカデミー賞にノミネートされ話題を集めた。遊牧民の日常生活が細部まで描写されており、異文化に触れる面白さもあって画面に引き込まれる。クライマックスの大軍バトルはかなりの迫力。ハリウッド資本じゃなくてもあんな大規模な合戦を描けると知って新鮮だった。中でも真っ先に二刀流で特攻していく黒鎧の騎馬部隊は男の魂萌え。印象に残ったのは雷についての会話。平原に暮らす遊牧民は雷を非常に怖がっているが、なぜかテムジンは平気。“なぜ怖くないのか”と問われた彼はこう答える「俺にはずっと、隠れたくても隠れる安全な場所がなかった。すると、そのうち雷が怖くなくなった」。孤独を強さに変えたテムジン。このセリフは雷以外にも人生の様々な局面に当てはまる名言だと思う。とはいえ、3つの大きな戦闘以外は物語全体の展開が荒っぽく、「いつの間にこうなったの?」「今、時間が飛んだ?」と思うシーンが何度か目についた。探している人間と広大な大地で偶然出会う場面には思わず“おいおい”とツッコミ。完全版が公開されるのではと思うほど。役者はGOOD。浅野忠信の演技力はさすが。大林監督の『青春デンデケデケデケ』で10代後半の彼を見た時は、まさか15年後にアカデミー賞の会場にいる俳優になるとは思いもしなかった。まだ30代半ばだし、良い俳優になったなぁ。80点。
 5月15日〜(映画レビュー続き)●秒速5センチメートル(07)…予告編。桜の花びらが舞い落ちるスピードは秒速5cmという。なんて詩的なタイトルか。この映画は一人の男の青春を、13歳・栃木編、17歳・種子島編、社会人・東京編と3話構成で描いたアニメ。上映時間は1時間3分しかないけれど、主人公と一緒に年を重ねた気がして、もっと長く観ていた気がする。新海監督の映像美は有名で、今回も気温や湿度まで伝わってくる圧倒的な美麗映像に度肝を抜かれた。最近のアニメは綺麗な絵が多いけれど、その中でも間違いなくトップクラス。詩心もたっぷり。特に第1話の吹雪の鉄道の描写、第2話の南洋の島の夏の夕暮れは、臨場感がハンパじゃなかった。種子島の豊かな自然とゆっくり進む時間が心地良く、マジであの島に住みたいと思った。ロケットの打ち上げも見たい!冬の北関東(1話)とは別の国のようで日本は広いと実感。10代の恋愛話にげんなりという人もいるだろうけど、僕にはぬるいどころか第3話はほとんどホラーに近いものがあった(汗)。山崎まさよしの名曲でたたみ掛ける衝撃の第3話は以下にて。82点。(Ama)【ネタバレ文字反転】→第3話はあまりに残酷。第1話で遠野とアカリはあんなに深く魂が結び付き、第2話でも他の女性に見向きもしなかったのだから、当然第3話で2人は結婚するものと思っていた。ところが、次第に文通の回数が減少し、ポストを眺めるだけに。結局アカリはとっとと他の男と結婚して幸せに暮らす。町ですれ違っても振り返らない(普通の映画ならあそこで振り向くのに!)。よく、男より女の方が現実的というけれど、遠距離恋愛の宿命を見せつけられた。っていうか、遠野のアホタレ!そんなにアカリのことが好きなら、なんで積極的に文通を続けなかったのか。東京で腐りきってるくらいなら、種子島に戻って澄田と幸せになれ!つか、絶対に澄田の方が良い!それから栃木編の外泊は映画的にNG。親が駅まで探しに来るに決まってるし、せっかく風景をリアルに描いているのに演出が非現実的で、「んなアホな」と一気に興醒めしてしまった。そもそも、僕が駅員なら大雪なのに待合室から追い出さない。キスもアウト。2人とも13歳なんて個人的に許せんッ(嫉妬全開)。このあたりがもっと奥手なら、異常なほど高得点になっていた。※澄田の飼い犬、犬小屋じゃなく金タライに入ってて可愛かったね。※ネタバレ動画(4分18秒)●ライラの冒険/黄金の羅針盤(07)…「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」で構成される3部作の第1部。製作費250億円という触れ込みだけど、今さらCG技術に驚くこともない。謎の解明は全部先送りにされているし、クライマックスも想定内のスケールだった。60点。しかし“ダイモン”のアイデアは面白い。“ダイモン”は人間の精神が動物の形となったもので、いつも本体の人間に寄り添っている。動物の種類は個人によって異なり、人間が死ねばダイモンも死ぬ。まさに『ジョジョ』のスタンドそのもの!●アイ・アム・レジェンド(07)…廃墟となったマンハッタンを野生動物が走り抜ける。NYで生き残っているのは主人公と愛犬だけ。ただならぬ雰囲気に冒頭から緊張感に包まれた。サバイバル映画かと思いきや、早い段階で分かる事だから書いちゃうけど、この作品はゾンビ映画、バイオハザードだった。一般のゾンビ映画と異なるのは、主人公が細菌学者なので、ゾンビから逃げるだけじゃなく、普通の人間に戻す治療薬を必死に研究していること。また本作のゾンビは罠を作る知能があるうえ動きも素早く手強い。夜になると襲われるので日没までしか外出できず、太陽の高さを見ながら行動するスリル感もあった。夕暮れ時、ビルの隙間からマンハッタンの地面に差す日光の描写が印象に残った。孤独感を紛らわせる為にマネキンに話しかける演出もいい。ストーリーが後半に向けて失速していったのが惜しい。劇中で何度も流れる音楽は、レゲエの神様ボブ・マーリィの曲。名曲「3羽の小鳥」と共にセリフでもボブの生き様が熱く語られ、ファンとしては嬉しかった。70点。もぬけのからのNYが後からCGと知ってビックリ。あれがCGなら、もう実写との違いは何もない。【ネタバレ文字反転】→感染した愛犬サムを自らの手で逝かせるウィル・スミスは名演を見せ、切なさが身に迫った。後半で生存者の存在を受け入れられなかったのは、それまで彼はあまりにも希望を失い続けてきたので、何かに期待する事、希望を持つ事が怖くてたまらなかったんだと思う。期待が大きいほど失望も深いからね。その意味であの“拒絶”はリアルな反応だった。
※ボブ・マーリィの名曲『3羽の小鳥』YouTubeで発見!

Three Little Birds(3羽の小鳥)
 動画3分33秒

Don't worry about a thing
Cause every little thing gonna be alright
Sayin' don't worry about a thing
Cause every little thing gonna be alright

Rise up this morning
Smile with the rising sun
Three little birds by my doorstep
Singin' sweet songs of melodies pure and true
Sayin' this is my message to you
Singin'
何も心配することはない
すべてのことはきっと上手くいく
何ひとつ気に病むことはない
どんなささいなことでも必ず上手くいく

今朝目が覚めて
朝陽と微笑みを交わした
3羽の小鳥が玄関口で
甘い歌をさえずっていた
汚れなき純粋なそのメロディー
私たちのメッセージを伝えましょう
三羽の小鳥は歌い出した

何も心配することはない
すべてのことはきっと上手くいく
何ひとつ気に病むことはない
どんなささいなことでも必ず上手くいく
 5月14日〜数日に分けて計12本の映画をいっきにレビュー。公開中の作品、DVDレンタル、いろいろです。●アポカリプト(06)…前作『パッション』で観客をエルサレム・ゴルゴダの丘に連れて行ったメル・ギブソン監督。徹底した時代考証は衣装や小道具だけでなく、キリストのセリフ(古代アラム語)にまで及び、見る者の度肝を抜いた。そして今作ではマヤ文明の中心地へ観客をタイムスリップさせる。もちろん全編マヤ語だ。主人公の青年は中南米の密林で平和に暮らす少数部族。ある日マヤ帝国の奴隷狩りに会い、村は壊滅し妻子と引き離される。奴隷は太陽神への生け贄であり、心臓を取り出される運命にあった。主人公は妻子と再会する為に決死の逃亡を敢行。迫りくる追っ手を振り切るべく、逃げる、逃げる、逃げる。後半はずっとジャングルを走り続けており、見てるだけで胸がゼーゼー苦しくなる。しかし、走りながらも頭脳戦で不利な状況からランボー並に反撃していくのがカッコイイ。凄惨な場面が多いので万人にお勧め出来ないけど、マヤ帝国に行ってみたい人は是非。密林が開けてマヤの全景を見た瞬間、スケールの大きさに絶句するだろう。ラストも劇的な終わり方だ。85点。(Ama)●ハチミツとクローバー(06)…原作で最も重要な、そのシーンがなくては作品が成り立たないという場面がカットされている、ファンにとっての怨念天誅映画。主要キャラ全員で四つ葉のクローバーを探すシーンをカットし、ハチミツのエピソードもカットし、それでどうして『ハチミツとクローバー』を名乗れるわけ?蒼井優がヒロインを熱演し、櫻井翔の好演もあって最後まで観られたものの、脚本の改悪にホトホト閉口した。悔し涙の25点。●トランスフォーマー(07)…味方のロボたちの性格は一癖あって面白い。メカのバトルは迫力があったけど、カメラワークが速すぎて何をやっているのか分からず。アトラクション・ムービーとしては退屈しなかったので続編も見に行くと思う。内容の薄っぺらさは最初から覚悟していたので怒りはなし。60点。●魔法にかけられて(07)…ディズニー映画のパロディが満載のラブコメ。悪い女王に騙されて、お姫様がディズニーのアニメ世界から現実のNYに飛ばされてしまう。そして王子も彼女を追って今のNYへ。この設定で面白くないはずがない。実際、僕も序盤から楽しく笑っていた。その笑いが凍りついたのは掃除のシーン。お伽噺ではプリンセスが家を掃除する時に可愛いバンビやリスが手伝ってくれるけれど、NYで集まってくるのは蝿、ゴキブリ、ネズミ、鳩。それ自体はウケたけど、ケガで片足しか使えない鳩の描き方に絶句した。この傷ついた鳩も懸命に手伝おうとするんだけど、片足なのでコケたり何をしても上手く行かない。ギャグ・シーンとして作られていたけど、僕は笑えなかった。権力者をコケにするようなブラック・ユーモアは好きだけど、体が不自由な鳩を使ったイジワルな笑いは最低だ(僕は父が障害者なので余計に敏感なのかも)。どうしてディズニーは家族映画にこんなシーンを入れたのだろう。不自由な体を笑う、これが弱肉強食社会・アメリカ的な笑いなのか?しかもその鳩は、一緒に掃除を手伝ったゴキブリを最後にパクリ。大画面で鳩がゴキブリを食べる様子を見せられ吐き気がした。今もまだキツい。この一連のシーンがなければ80点をつけても良い映画なので本当に残念。30点。●キサラギ(07)…若くして死んだ女性アイドルの熱烈なファン(5人)が集まり、死因を解明していく。無数に張り巡らされた伏線が、ラストに向けて一気に収束していく神脚本に鳥肌が立ち、本編を見ている時は「うおお、10年に1本の傑作だ!」と激興奮していた。ところが、スタッフロールが流れてから興醒めするシーンが挿入され、「今までの2時間は何だったんだ…」とガックシ。たった30秒ほどの余計なシーンで、日本映画史に残る世紀の名作がフツーの映画になってしまった。もしエンディングを変えた特別編が公開されたら1億点献上ッ!【ネタバレ文字反転】→(1)アイドルの顔は最後までピンボケのままの方が良かった。本編で観客の想像力はフルに刺激されており、顔を写す必要なし。見せるなら最初から見せておくべき。(2)ライブを客席から撮っているハズなのに、エンディングの途中で彼女を背後から回り込んで撮るカットがある。現実に引き戻され、それまでの臨場感が台無し。(3)最大の戦犯は宍戸錠。いや彼は出演しただけなので罪はない。監督も“大人の事情”と話しており、映画会社の重役が無能なのか。スッキリと事件が解決し、「今日、この日に、誰一人が欠けても真実に辿り着けなかった」と感無量になってるのに、あの“針金”は空気読めなさすぎ。嗚呼、もったいない!●ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記(07)…とにかく次から次へとテンポ良くアクションが続き、強引な謎解きも許せてしまう娯楽映画。バッキンガム宮殿やホワイトハウス大統領執務室への潜入は、普通の映画ならクライマックスに持ってくる美味しいネタなのに、序盤で使ってしまう出し惜しみのなさが素晴らしい。荒唐無稽な大統領誘拐計画もイキなセリフのやり取りが面白かったし、大統領だけが閲覧可能なノートの存在は、架空の設定としても想像するだけでワクワクした。次回作に含みを持たせて(?)最後にひとつ謎を残したのが減点になって82点(甘いかなぁ)。6月21日に公開される『インディ・ジョーンズ4』がこれより面白くなるのか期待している。
 5月13日〜ビッグコミック・スピリッツ最新号で、漫画『美味しんぼ』の海原雄山と山岡士郎の父子がついに和解した。2人でワインを飲んでた。っていうか、これがニュースになるってのがスゴイ。//14日夜に放送される『その時歴史が動いた』は日本美術界最大の黒歴史、明治政府による廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が取り上げられる。廃仏毀釈は日本人の手で日本文化を破壊した最悪の愚行。明治維新直後の1868年、政府は天皇や神道に“権威”を与える為に仏教を排斥する「神仏分離令」を発布。各地の寺院、仏像が次々と破壊され、地方の行政官は中央政府に手柄(成果)を報告して出世しようと廃寺の数を競った。約8年間も弾圧が続き、全国に10万以上あった寺は半数が取り壊され、数え切れぬほどの貴重な文化財が失われた(薩摩では一時期全寺・1616寺が潰される苛烈なものだった)。『阿修羅像』で有名な奈良興福寺の場合、寺領の没収と同時にすべての僧が神官に転職させられ、せっかく戦国時代の兵火から復興した伽藍を再び破壊し、三重塔や五重塔が250円(今の2万円)で売りに出された。また塀が取り払われ境内は鹿が遊ぶ奈良公園となり、僧侶が一人もいない無住の荒れ寺となってしまった。五重塔は焼かれる直前に周辺住民が火事を恐れて阻止したという。政府役人の前で僧侶が菩薩像を頭から斧で叩き割って薪(たきぎ)にしたという話もあるほど、狂気染みた暴力に晒された。これに強い衝撃を受け、日本美術の保護に立ち上がった男が岡倉天心。彼は国家神道が成立していく思想統制の流れの中で、古寺や仏像を守り抜こうとして戦った。今の日本人の多くは廃仏毀釈があったことさえ忘れているので、自国の文化の破壊という愚かな過ちを繰り返さぬ為にも、岡倉天心の生き様を一人でも多くの人に知って欲しい。//ハリウッドの異端児、オリバー・ストーン監督の『W』(ブッシュの伝記映画)、どんな内容に仕上がるのか見当も付かない。//@JOJOさんで知ったのですが、今週号のジャンプはジョジョネタの嵐のようですね!
「ジャパン大輔」!うおお、知人を通してフィギュア・
スケートの高橋選手からサインを頂きました!激感動!

 5月12日〜発売中の車雑誌『FENEK 6月号』(Ama)の129ページに、短いですが“ワタシの変わり種健康法”というコラムを書いてます(健康になる名言とか)。そんなネタの原稿の依頼が来るとは予想せず、担当の人に“僕でいいんですか?”と思わず聞き返しました(笑)。//ミニゲームの『ジョジョの奇妙な脱出ゲェーム』(by掲示板)、難易度の設定が絶妙で、とても面白かったです!部屋のいろんな場所をマウスでクリックしながら、手に入れたアイテムを使って外へ脱出するゲームです(最短だと4分台で脱出可能)。“分からん!完全に行き詰まってしまった!”と思っても、答えが分かると“そうだったのか!”という感動があり、けっして“そんなの分かるかー!”という理不尽なトリックはないです。ヒントは第1部〜第6部の有名なネタばかり。“もしかして!”とピーンときた瞬間が快感!気をつけるのは、アイテムを「詳細」で調べる時に、アイテムのあちこちをクリックすること。するとアイテムが変化して次のステップに道が開けます。例えばスピードワゴンの帽子の場合、つばが外れて…ゴニョゴニョ。ファンにはニヤリとするセリフがたくさん出てきますよ〜♪※音声はないので仕事中に解いてもバレないかも(爆)。//ジョジョ大運動会のレポ、もうちょいお待ち下され。今、良い写真を集めています!//ジャンプの『ハンター×ハンター』、来週からまた休載っすね。今回の復活はストーリーが進んだせいか、充実していた気が。続き、待ってます。
 5月11日〜作家・森博嗣(ひろし)さんの芸術論を読者の方から教えて頂き、感銘を受けたので紹介します。『芸術作品というのは、「よくここまでやったな」という「労力」を評価するものではない。労力をかければ誰にでもできることではなく、「これは、こいつにしかできない」と見た人に思わせるものでなくてはならない。労力をかけた作品は、それを見ただけで微笑ましく、そして作った人を褒めてあげたくなる。「凄い、よくここまでやったね」という祝福をしたくなる。一方、その段階を越えた一流の芸術作品とは、見たときに恐ろしくなる。作った人が恐くなる。褒めようとか、祝福しようとか、そういった気持ちにはなれない。ただただその人間の存在を感じるだけだ。これはつまり、作り手の欲望の現れだろう。若いときには、「認められたい」「褒めてもらいたい」という気持ちがあるから、それが作品に表れる。その動機が消えて、ただ静かに自分を見つめつつ作られた作品は、そういった媚びがなく、近づきがたい孤独の「美しさ」が表れる。自分のことを棚に上げて書いているが、1ついえることは、複雑なものほど作りやすい、褒めてもらえる作品ほど作りやすい、ということだろう。そういったものは、労力と時間さえかければ、ある程度は誰にでもできる。しかし、美はそこにはない」。//続いて米国在住の読者の方からの情報。先月24日にハッブル宇宙望遠鏡18周年記念としてNASAが珠玉の天体写真を公開した。以下は海外サイトなんだけど、新たに公開された「衝突銀河」の壮大な宇宙画像が色々と掲載されている。宇宙の片隅の地球からこの映像を見ている不思議!



NASAが公開した、
2つの銀河が衝突し、
“星の津波”が起き
ている圧巻の写真!



こちらも衝突寸前!
一つの銀河だけでも
数千万個の星から
構成されている!
 5月10日〜ビデオリサーチが発表している週間視聴率ランキング。かつては視聴率30%オーバーのモンスター番組が幾つもあったけど、今は20%を突破する番組さえ数えるほど。業界報道によると、もはや30%という数字は不可能に近く、視聴率の合格ラインは12%という。つい5年前までは「20%」が合格ラインだったのに、それが18%、15%と下がり、プロデューサーの中には「2ケタでいい」と言う人さえいるらしい。実際、どの番組も似たりよったりで、いつも同じ顔ぶれのバラエティでは、視聴者が離れるのも無理もない。でも、全部がつまらない訳じゃなく、お薦め番組が10本を越える日も多い。探せば良い番組はまだまだある。残念ながら、それらは大抵は衛星放送だったり、深夜番組。地上波のゴールデンタイムがバラエティに独占されているので、せっかくの良い番組が認知されてない。最近始まった番組で応援しているのが、BS2『名曲探偵アマデウス』と、テレビ東京のクイズ番組『和風総本家』。『名曲探偵アマデウス』はクラシックの魅力を、分かりやすく、そしてドラマチックに解説する番組。1曲を徹底的に分析し、作曲家がどんな思いを込めているか解き明かし、退屈なイメージのあるクラシックをエキサイティングなものに変身させる。僕はこれまでシューベルトの弦楽四重奏曲『死と乙女』を聴くと、なぜ強烈な緊張感に包まれるのか分からなかったけど、第1楽章の冒頭はたった12小節の間に10回も転調して安定せず、その為に足が地に着かず気持がざわついていたのだと分かった。次回はドビュッシーが取り上げられる。『和風総本家』は常に意欲的な番組を生み出すテレビ東京の番組。同局は『美の巨人たち』『誰でもピカソ』とアート紹介に力を入れており、過去には僕がテレビ史上最高の傑作番組と思ってる『芸術に恋して』という1時間のアート番組を毎週オンエアしていた(全話再放送して欲しい!)。『和風総本家』は日本美術・文化をクイズ形式で紹介していくんだけど、クイズでだらだらと引っ張るようなことはせず(解答時間が笑ってしまうほど短い)、どんどん上質な情報を伝えてくれる。“仏像ソムリエ”のコーナーがケッサクで、名仏がアップされてカメラが止まり、BGMもなく、民放なのに仏像が映ったまま時が流れていく。あまりにシブすぎる。この番組のプロデューサーと酒が呑みたい。//映画の字幕の話題。人間が1秒に読めるのは4文字程度なので、字幕は最大13字×2行が標準。ところが近年に字幕を読み切れないという若者が増加し、映画業界が字幕で四苦八苦とのこと。活字離れの結果なのかなぁ。//長時間労働や過労死に関するニュースが多いけど、このコンビニ「SHOP 99」の事例はこれまでに類を見ないほどエゲツない。原告は昨年8月に4日間で80時間労働、つまり平均1日20時間も勤務している。しかも権限のない名ばかり店長にされ、残業代はゼロ!労働時間は月200〜300時間にのぼり、鬱病になって仕事を辞めた。政府はこんな異常なことがまかり通らぬよう、経営者に対する労基法違反の罰則を強化させるべき。同じ先進国なのに欧州と日本の労働環境は違いすぎる。※日本の年間勤務時間は2450時間、独・仏・伊・蘭の年間勤務時間はたった1350時間!日本のほぼ半分だ。同じ時代に生きててこの差は何だろう?労働者の怒りが国会や経団連に向かわないのは、疲れすぎて動けないからだ。でも、こんな状況が永遠に続くとは思わない。人生は一度きりで、しかも短いのだから。

●信じ難い勤務表
24時間働いて90分後に出勤、
そしてまた23時間労働…。
(画像はNHK→痛いニュース

 5月9日〜ミャンマーのサイクロン被害は、公式発表でも既に死者2万3千人、行方不明者が3万7千人という大変な惨事に。ところがミャンマー独裁軍政は国際社会の人的支援を受け入れず、しかも国連の援助物資を押収しているというから話にならない。英国紙はこのままだと疫病と飢餓で“50万人の生命が危険”と警告している。気温が連日30度を超えているうえ、5月中旬からは雨期に入り、疫病が大規模発生する可能性が高い。時間との戦いなのに、軍政は事態の深刻さを分かっていない。うーむ。//今年の手塚賞を漫画『もやしもん』が受賞。
 5月8日〜(昨日の続き)「恋は3年で飽きるとよく言われるが、どうすれば新鮮な気持を持ち続けることが出来るのか。飽きるという時は脳内で何が起こっているのか?」…脳は常に好奇心に満ちていて新しい刺激を求めている。刺激が相手から得られなくなった時が“飽きる”という状態。脳が“つまらないな”と判断し、「この人じゃない別の人と喋りたい」「ここではないどこかへ行きたい」と思うようになる。しかし、自分が成長し変わり続ければ飽きることはない。相手が変わらなくても自分が変われば、相手の違った所を見つけることが出来る。どんな人にもまだ気づいてない奥行き(魅力)があるだろうし、それを発見していくことが大切。飽きない為の一番の処方箋は、相手に変わってもらうことではなく自分が変わること。「私飽きちゃうんです」という人は、どこか他人に頼る所がある。依頼心を捨てて自分で努力するようになると人生が2倍3倍と楽しくなる。/「新しい仕事に人を巻き込む方法」…脳は確実なものと不確実なもののバランスをとろうとする“感情のバランスシート”がある。確実なものがある分だけ、不確実なものを受け入れることが出来る。会社の場合、部下は何か確実なものを求めており、優れたリーダーは確実な部分を作ってくれる。だからまずリーダーが“必ず成功する”という揺るぎない信念を持て。自分の内面に揺らぐ瞬間があっても絶対にそれを見せてはいけない。/「気持の切り替え方」…人間の脳の中にはいろんなモードがある。例えば「外国人にカタコトの日本語で話しかけられた時に同じ話し方になるモード」なんてのも(笑)。多数のモードがあるので使わないともったいない。飼い犬と遊ぶ、好きな音楽を聴く、何でもいいのでリラックス・モードに切り替わるスイッチを見つけよう。それを繰り返すことでスイッチが入りやすくなる。たくさんのモードがあるのは、進化の過程でいろんな環境の変化に適応しなければ生き延びられなかったから。脳にはどんな新しい環境でも適応可能な潜在能力がある。/「どうして脳は新しい刺激がないと飽きるようになっちゃったのか」…飽きやすいのは人間の脳の性(さが)。ネオフィリア(新し物好き)が特性。だからこそ人間はここまで文明を発達させた。人間は新しい刺激を求めて彷徨うように脳ができてしまった。研究したり開発することで文明が進化してきた。飽きるというのはある意味才能。飽きるのはそれだけ自分の脳にキャパシティがあること。何かを求めている。それを誰かに与えてもらうのを待つのではなく、自分で探し出すようになると楽しくなる。「脳が持っている能力を一つだけあげろ」と言われたら、“脳は変わることが出来る”と言いたい。日々先に進むことが出来る。だから、皆も自分の人生を決めつけないで欲しい。“自分はもう、こういう人間なんだ”とか思わないで欲しい。自分の正体なんていつまでも分からないという気持でいた方が、変わることが出来るという脳の潜在能力を生かすことが出来る。/以上です。色んな意味で勇気がわく脳科学の話でした!(*^v^*)

 5月7日〜先日の『仕事の流儀SP』の脳科学者・茂木健一郎の話がとても面白く、メモしまくった!脳は個人差が大きいので結果にはバラつきがあることを踏まえた上で紹介。/「脳は何才になっても鍛えられる」…これまで歳をとると成長しないと言われていたが、頻繁に使えば年齢に関係なく成長することが分かった。タクシー運転手の脳を調べると、空間的な記憶を担当する部分が一般人より成長しており、しかもベテランになるほど大きく成長していた。/「子育てやしつけのコツ〜褒めのアスリートになれ」…人間は褒められたり達成感を感じると、脳内に喜びや快感に関係する物質ドーパミンが出る。ドーパミンが出ると、その直前にした行動を繰り返したいと思うことが脳科学で判明している。“良い所を見た瞬間、タイミングを逃さずに反応して本気で褒める”ことが重要。これが褒めのアスリート。一方、“怒り方”については漠然としたものはダメ。「もっと勉強しなさい」「もっと良い子でいなさい」という怒られた側が何をしたらいいか分からないのはNG。萎縮してしまう。“勉強しろ”というより“あと30分でここまで覚えてごらん”と、具体的な行動を特定して褒める方が成長する。間髪を入れず褒める為には、ずっと相手のことを見てなければいけない。すかさず褒められると、“あなたを気にかけてるよ”という非常に良いメッセージになる。どんなに取り得がない人に見えても、絶対にどこか長所はある。良い所を見つけるのは創造的な行為であり、褒める側にとっても大切なこと。褒めることで双方が育っていく。/「集中の極意」…短時間集中法というトレーニングがお薦め。生活の中のちょっとした空き時間に短めの仕事を集中して行なう。たとえ集中できなくても無理やりでも始めてしまうことが大事。脳の神経細胞ニューロンは何かを行動する時に他のニューロンと繋がって回路を作る。この回路は行動を繰り返すほど強化されるので、いつでもどこでもスイッチを入れることを繰り返すことが、すぐに集中状態に入れる脳を作っていく。/「考え事に散歩が良い理由」…脳は感覚の入力が何もないとそれを埋めようとして意識が散漫になる。むしろ散歩のようにあまり注意を向けなくていい事柄で、何か感覚に刺激がある方が、かえって思考に集中できる。通勤・通学路など見慣れた道が考え事に一番良い。/「効果的な暗記法」…記憶には長く覚えている“長期記憶”(実家の住所等)と一時的な“短期記憶”(昼食の献立等)がある。短期は脳の海馬に入り、長期は側頭連合野に蓄えられる。つまり、“覚える”ということは海馬に入っていた情報を側頭連合野に移すこと。覚えたり思い出したり、何度も繰り返されることで長期側にすり込まれる。茂木流の単語暗記法は『声を出して読み上げながら文字を何度もノートに書き出す』。これは、側頭連合野が聴覚や視覚など五感の情報が集まる部分でもある為、自分の声を聞いたり、書くという行為で脳が活性化され、長期記憶が定着しやすくなるから。重要なのは書き写す時にテキストを閉じ、思い出しながら書くこと。思い出そうとすると“これを覚えろ”という信号が出て情報が記憶されやすくなる。(明日に続く)
 5月6日〜背中で魂(内面)を語っているのは人間も仏像も同じッスね!東京国立博物館の薬師寺展、すごく良かったです!高さが3m20cmもある巨大な日光&月光菩薩、そして“仏酔い”しそうなほど美しい約2mの聖観音立像。普段はお寺の奥にあり、近づくことが出来ない国宝仏像が、手を伸ばせば届きそうな距離に!しかも、展示されている仏像は光背(後光)が外されているので、“背中”を見ることが出来ます!(奈良時代から住職でさえ見ることが出来なかった)。後ろから見ると、表情が見えくても、背中から優しさが伝わってくる…ジーン。当時世界最高レベルの彫刻は日本にあった。薬師寺の仏像を彫ったのは1300年前の日本人。タイムマシンでどんな人が彫ったのか会ってみたいなぁ。/国立博物館は「常設展」の方でも、今は良い仏像が出ている。京都・三十三間堂からは運慶の息子湛慶が彫った千手観音が3体、そして平等院鳳凰堂からは雲の上で楽器を奏でる雲中菩薩がお出ましに!絵画の見所は、江戸時代に幕府に逆らって切腹した悲劇の絵師・渡辺崋山(かざん)の作品。以前から代表作の人物画“鷹見泉石像”をずっと見たかったので、やっと鑑賞できて感激。日本美術史の中で、切腹した絵師は崋山くらいじゃないかな。※「薬師寺展」の会期は6月8日まで。//ウルトラセブンのファンとして、ダンとアンヌが結婚してたという新設定は衝撃的すぎ(汗)//演技派ベニチオ・デル・トロ主演、ソダーバーグ監督のチェ・ゲバラの伝記映画は、2部の力作になるらしい!めちゃくちゃ期待しているぜー!//今夜放送された故グレン・グールドの紹介番組、彼の若い頃のピアノ演奏風景がたくさん出てきて涙チョチョ切れ。来週の第2回が楽しみでならない。//小浜市の商店街、おいしいっすね(笑)//ジョジョリンピックのコスプレ選手の中に、なんと全身真っ黒のチャリオッツ・レクイエムが!競技後に階段で撮らせて頂いたのですが、あまりに原作の雰囲気そのままで卒倒しかけました!(>_<)

まさかのC・レクイエム「コツーン、コツーン」 第62巻
 5月5日〜深夜に東京から帰ってきました!本日の当サイトのオフ会参加者は48名!4日前に急遽決まった日本美術ツアーでしたが、19〜60歳の方が来られ、関西や新潟、福島から参加された方も!皆さんとお会いできて、めっさ嬉しかったですッ!お疲れ様でした!※「薬師寺展」の仏像も最高!/そして昨日のジョジョリンピック。参加者はギャラリーを含めてなんと230名オーバー!(交流会には荒木先生の奥様や娘さんの姿まで!)コスプレさんも40名以上!圧倒されました!主催者のDORさん&裏方の皆さん、楽しい時間を本当に有難うございました!/以上、取急ぎご報告まで。後日、超気合いの入ったレポをアップしますッ!
  ジョジョ大運動会!

  文芸ジャンキー・オフ!
 5月3日〜サイトのミニ・オフ会を5月5日に開催するので案内ページをアップ。今夜の夜行バスで上京します。//4日の“ジョジョの奇妙な大運動会”も楽しみですね!(けっこう人が集まるみたいですよ!)//次回の更新は5日の深夜になります〜!

 5月2日〜マイケル・ムーア監督の話題作『シッコ(sicko)』をレンタル。素晴らしい内容だった!100点と言ってもいい。もっと早く観れば良かった。熱血レビューを書いたけれど、この日記コーナーには入りきらないので特別コーナー『映画“シッコ”の素晴らしさについて』をアップしました!世界の人口の1%が80%の富を独占しているというのは衝撃的。/フランスの医療制度は世界第1位。24時間無料の往診システムがあり、夜中でも医者が家まで来てくれる。保育園は無料か低料金だし、大学まで学費は無料。法律で決められた有給休暇は正社員と同様にパートにもあって、期間は5週間以上(!)。大企業なら8〜10週間の場合も。っていうか、勤務は週にたったの35時間(7時間×5日)だし、原則残業ゼロ!もし35時間以上働いたら代休が出る。引っ越しにまで法律で2日間の有給がつく。また、育児疲れにならない為に、乳児がいる家庭には週に2日無料でヘルパーが派遣される“子育て支援制度”がある。その代わり財源となる消費税率は20%。とはいえ、日本のように一律ではなく、医薬品、食料品、公共交通、電気、ガス、介護サービスなどの生活必需品や、美術館・演劇の入場料や書籍といった文化的なものは5.5%で日本と変わらない。週に35時間の労働で残業もなく、医療費はタダ、大学の授業料もタダ、出産もタダ、1ヶ月を超える有給。良い部分は日本も近づけたいっすね!※『シッコ』(Ama)//産経にあった医師不足の記事「道路と命、どちらが大切ですか?」、分かりやすいッス。

 5月1日〜BS『熱中夜話』の特集“大河ドラマで主役をやって欲しい知られざる戦国武将”のアンケートが、興味深い結果になったので紹介!(10位)黒田官兵衛/智将・秀吉の側近(9)宇喜多秀家/豊臣五大老・八丈島で死(8)島津義弘/薩摩のバーサーカー(7)北条氏康/北条家3代目当主・関東の覇者(6)立花宗茂/秀吉・家康が認めた戦国の不死鳥(5)大谷吉継/友情を守って散った“義”の男(4)石田三成/ド真面目・秀吉の懐刀(3)前田慶次/さすらいの武将・流浪のかぶき者(2)本多忠勝/徳川四天王・生涯無傷の無敵の武将(1)長宗我部元親(もとちか)/四国の覇者・子供が戦死して超慟哭。晩年は暴走。※よもや1位が長宗我部元親とは想像できなかった〜。本多忠勝の「殿(家康)と一戦つかまつる」を見てみたい。//当サイトのミニ・オフ会を次週5月5日の午後にします!内容は東京国立博物館へ訪れ、名仏が集う「薬師寺展」と常設展を味わう“日本美術名宝ツアー”。薬師寺創建1300年目にして初めて寺の外に出た国宝仏像の魅力など、鑑賞ポイントを熱く語ります。14時半に上野駅前の国立西洋美術館の前(地図)のロダン作「考える人」の足下に集合し、そこから移動します(目印に黄色のポロシャツ着てます)。関東でオフ会をやるのは3年ぶり。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。終了予定は18時です。※最少催行人数1名(雨天決行)。事前申し込み不要。チケットは大人1500円ですが、もし20名集まれば団体割引で1200円になります。//5月4日のジョジョ・イベント『東京ジョジョリンピック』、仕事を調整したので参加できることになりました。爆裂ジョジョトークしましょう♪//吉幾三の楽しいコラボ・ネタを紹介(by掲示板)。スパイス・ガールズのワナビー・コラボ(3分27秒)がリズム的にドンピシャで笑ったんだけど、まさかスタイリッシュなカウボーイビバップのOP曲コラボ(1分32秒)まで合うとは思わなかった!作った人すごい。//どこかノスタルジーなロック“レトロック”を奏でる5人組のメリー。彼らの力作『閉ざされた楽園』(6分23秒)を聴き、中盤の3分34秒からラストまでの尋常ではない盛り上がりに圧倒された。この曲、ヘッドホンで聴いたら昇天するかも。//明日、ジョジョファン待望のスティール・ボール・ラン第15巻が発売されますッ!
 4月30日〜チベットの現状についてダライ・ラマが語った“文化の大虐殺”を4月25日の日記で紹介した。あれから続報が入っているので、チベットの歴史も踏まえて大切な情報を追記しておく。/チベット亡命政府は3月10日以降のチベット騒乱で、武力鎮圧による死者203人、負傷者千人以上、現在も5715人以上が拘束されていると発表した。1949〜1979年の30年間で中国側に殺されたチベット人の数は120万人。弾圧はその後も激しく続いているので、犠牲者の数はさらに増えている。こうしたチベットの受難は1950年の中国軍の侵略から始まった(中国は前年に建国)。51年にラサが占領され、8千あった寺院の大半が被害を受け、多くの僧侶・市民が虐殺された。59年3月10日、命に危険が迫ったダライ・ラマは人々に守られてインドへ脱出、同日チベット全土で中国軍への一斉蜂起が起きた(今年のデモが3月10日に起きたのも、その日が歴史的に重要だから)。その後も、文化大革命時に6千もの寺院が破壊されたり、89年に起きた大規模な抵抗運動が軍に鎮圧され、多数の死傷者が出る。96年〜98年の中国当局による弾圧では約500名の僧尼が逮捕され、実に約1万名が僧籍を剥奪された。今でもチベット国旗に似たものを所持するだけで7年間投獄され、ダライ・ラマ法王の写真を所持することは違法となっている。チベット独立のデモは、それが非暴力の抗議行動であっても容赦無く弾圧され、デモに参加する際は「もはや無事に帰れまい」という覚悟が必要だ。“独立”を口にすれば必ず逮捕され、残虐で執拗な拷問が待っている。このような中国支配のチベットからインド・ネパールへ脱出する為に、零下40度のヒマラヤ越えを命懸けで行うチベット人は毎年2千人以上もいる。※資料サイト『ダライ・ラマ法王日本代表部事務所』/1979年の時点で既に120万人もの犠牲者が出ているチベット。この絶望的な数字を前に、僕は長野に行くべきだったと今になって後悔している。中国人にも善良な人が多くいるし、いたずらに民族対立を煽るつもりは毛頭無い。しかしチベット派のプラカードを留学生が破り捨てているのを目の前で見ながら止めない警察の動画(1分)や、ミクシィに綴られた悲しみの当日レポ(鵜呑みにする訳じゃないけど同様の証言は他サイトでも多い)、韓国人記者の怒り、こうしたものを知るにつけ事実をハッキリしておく必要があると感じた。チベット国旗が数で中国国旗に負けていたのは、弾圧についてマスコミの報道努力が足りないからだと思うし、自分が長野に行っていれば報道されなかったことをここに書けたのにと悔やんでいる。※一部右翼が留学生を殴った結果“チベット派はこんなに暴力的”と中国で報道されている。手を出したら終わり。それはダライ・ラマの望まないことだし、中国政府がチベット派の悪印象を世界に見せつける口実をつくるだけ。運動全体の足を引っ張ることになる。/最後に。長野で福原選手の前に出て威力業務妨害容疑で長野県警に逮捕、送検された台湾籍のタシ・ツーリン容疑者の釈放を求める声明を台湾のチベット支援人権団体が出している。厳重注意で即日釈放されたと思っていたので、拘留されたと知って驚いた。不条理にもほどがある。//5月4日〜6日まで幕張メッセで『9条世界会議』が開催される。チケットは1500円(前売り千円)。無批判・盲目的に“9条死守”を訴えるのではなく、どこまで現実世界に通用するか、平和ボケと言われないか、どうすればメッセージが世界へ広がるかを多角的に考える3日間。5日朝10時のシンポジウムでは、実際に中東やアフリカ諸国の戦場を見てきた人のナマの声を聞けるとのこと。改憲・護憲の両者とも考えるきっかけになるのでは。

 4月29日〜クラシック界で“帝王”と呼ばれたカリスマ指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。生誕100年の今年、テレビの関連番組に期待。先日の『こだわり人物伝』で流れたカラヤンの言葉が胸に響いたので紹介!--「私たちの職業において、華麗に演奏することやテクニックに熟達することは、さして難しいことではありません。最終的な手段として本当に重要なのは指揮者の人間性なのです。なぜならば、“音楽は人間が人間の為に創るもの”だからです。音符以上のものを見出さなかったら、それがいくら興味深いものだとしても人間を豊かにはしません。音楽の目的はただひとつ、人間を豊かにし、様々な意味合いで人間が失ったものを取り戻すことなのです」。//これまでに集めてきた音楽に関連する名言を、以下にまとめて載せますね。
●音楽だけは世界語であって、翻訳される必要がない。そこでは、魂が、魂に話しかける。(アウエルバッハ)作家
●絶えず変化し続ける。それが音楽の魅力よ。人生と同じで先が分からないから良いの(マルタ・アルゲリッチ)ピアニスト
●音楽の美は、その一瞬の短さにおいて生命に似ている(三島由紀夫)作家
●ジャズと自由は共に行進する(セロニアス・モンク)ピアニスト
●ジャズとは自分が何者であるか、でしかない(ルイ・アームストロング)トランペット奏者
●音楽は、それを作った人間のひたっていた心境に、じかにすぐ運んでくれる(トルストイ)作家
●クラシックは理解ではなく体験だ(カラヤン)指揮者
●私は世の中に“悪”が存在していることを知っている。私は自分の創り出す音楽が、ささやかでもそれに対抗するものになれば、と思う(コルトレーン)サックス奏者
●僕は自分を革命家だと思っている。誰の助けも借りず買収もされず音楽を武器に単身戦っているからだ(ボブ・マーリィ)レゲエ
●Q.「地球外の文明に人類が贈るべき物は?」A.「バッハの全集だ。自慢しすぎだろうが…」(ルイス・トマス)生物学者
●モーツァルトの音楽は、あたかも天国の記憶のようだ(小林秀雄)文芸評論家
●言葉で表現できなくなった時、音楽がはじまる(ドビュッシー)作曲家
 4月28日〜公開中の超巨大モンスターパニック映画『クローバーフィールド』(予告編)、あまりの迫力に腰を抜かした!なんという臨場感!映画を超えた体感型アトラクション。モンスター映画の歴史を塗り替える作品。予備知識なしで鑑賞した方がキャラと一体感があるので内容紹介は最低限に止めておく。舞台は夜のNY。海外に転勤する友人の送別会をしていると、突然街が謎の巨大生物に襲われる。ビデオカメラを掴んで通りに飛び出すと、目の前に飛んで来たのは(予告編にある)“自由の女神”の頭。そこから始まる空前絶後の逃避行。全編が手持ちカメラで撮影された記録映像なので、観客は事件に巻き込まれた1人としてNYを駆けずり回る。モンスターの正体は何なのか?どこから来たのか?何も分からないまま展開するが、この映画に関してはそれでいい。もし自分の町が怪獣に襲われてパニックになれば、怪獣の目的や生まれた原因なんか考える余裕などない。僕はゴジラやガメラなどで巨大生物に慣れ親しんできたけど、これまでの怪獣映画にはない、尋常ではない緊迫感があった。あくまでも“記録映像”なので、パニック映画なのにBGMは一切ない。1台のカメラだけで映画を作るので、ワイドショットや相手目線のリバースショットなど、通常のテクニックが何も使えない。その制約の中でよく組み立てたもの。冒頭の20分は退屈なパーティ映像。しかし、ここで20分をかけて人物に肉付けがされたからこそ、非現実的な逃避行の中でも感情移入ができた。ジェット・コースターに例えるなら、上り坂をカタカタカタと上がっていくのが最初の20分で、そこから後は映画のラストまで急勾配を真っ逆さま。上映時間は85分しかない短い映画なのに、巨大怪獣、チビ怪獣、ウイルス、全部が入った幕の内弁当状態。記録ビデオは平和な頃に撮った幸せなデートのテープに重ね撮りされたもの。このアイデアが効いている。崩壊したNYの映像の狭間に幸福なデートの様子が残っており、強烈なコントラストとなって現在の悲劇を浮かび上がらせていた。DVDで観たら面白さは90%減!スクリーンで観なきゃ観たと言えないッス!85点。※ずっと手持ちカメラで撮られている為に終始「手ぶれ」画像になっており、「映像酔い」の恐れがある。できるだけ後方の席に座るべし!『グエムル』『宇宙戦争』『ブレアウィッチ・プロジェクト』を掛け算した映画。※マレーナ最高。ハッドのウザさはアカデミー賞もの(笑)。
 4月27日〜世界中で小麦、コメ、トウモロコシの価格が過去最高になっており、国連世界食糧計画(WFP)が現在の食料価格の高騰を『静かな津波』とする声明を発表。「静かな津波は全大陸で1億人以上の人々を飢餓に飲み込む恐れがある」と警告している。国際市場では過去3年間で小麦の価格が3.3倍に、大豆とトウモトコシが2.5倍、コメに至ってはこの3ヶ月で2倍にはね上がった。貧困層には死活問題であり、途上国を中心に暴動が発生している。世界保健研究所長いわく「この食料価格高騰は農産物市場への“投機”が作り出したものであり、食品は投機の対象から外されるべきだ。市場の変動で儲ける者は無数の母親や子供達の命を犠牲にしている」。国連特別報道担当官は「飢餓の犠牲者の背後には殺人者がいると考えるべきだ」とまで批判している。つまり、グローバル化の名の下に行なわれている多国籍企業による農産物市場への“投機”は貧しい民衆に対する“武器を使用しない大量殺人”ということだ。世界が一丸となって農産物への投機を規制するべき時が来ている。/日本の食糧自給率は1965年に73%あったものが、たった40年で39%まで落ち込んでしまった(フランスは136%!)。これは先進国の中でぶっちぎりの最下位だ。下から2番目のメキシコでも64%と日本の倍以上ある。日本の政治家が米国からの農産物の自由化要求を受け、“食糧は輸入した方が安い”と無計画に市場開放に動いた結果がこれ。穀物高騰の今、食料輸出国の中にはベトナムのように“自国分”確保を最優先する為の輸出制限も始まっている。早急に自給率回復を目指して動き出す必要がある。(参考ブログ)※国連食糧農業機関(FAO)は「エタノールなど穀物を利用したバイオ(生物)燃料の増大も市場高騰の大きな理由であり貧困層へ打撃をもたらす」と警告している。//聖火リレーの総括報道はこの一文がよくまとまっている。そして、福原選手の前に飛び出た男性について。TVの報道では台湾人ということ以外に続報がなかったけど、こちらの記事には動機なども詳しく書かれていた。あの男性の父親はかつて政治犯として中国公安当局に連行され、“死刑”宣告を受けたことがあるという(その後脱獄に成功)。行動の背景にはそういった重い過去があった。同記事にはチベット系中国人男性の次の話も載っていた--「チベットに残してきた家族が中国の公安当局に尋問を受けており、顔や名前を出して抗議活動をするのは正直怖い」。世界的なバックアップが必要だ。

 4月26日〜東京で5月4日にジョジョファンの運動会、第5回『ジョジョリンピック』が開催されます!主催はパッショーネ東京。回を重ねるごとに参加者が増えていくこのイベント、これまでは半日の企画でしたが、今回は朝10時から16時半までが運動会、さらにその後に交流会(ジョジョ百人一首等)が21時まであるという丸1日の大イベント。日頃ジョジョトークできなくて悶々としている方は、このイベントでジョジョ愛を炸裂してみては!?/この春、イタリアに行ったユッキョンさん、nadaさんという2組のジョジョラーから、第5部ジョジョ立ちの投稿を頂きました。これまでにイタリア立ちを敢行したファンは多いのですが、今回は3人立ち、5人立ちなど、複数で再現している点が画期的かと。nadaさんはタワー・オブ・グレー戦も再現されてます。ユッキョンさんでイタリア立ちの投稿は11人目。読者コーナーの投稿量が増えてきたので、そろそろ独立ページを作ろうと思ってます♪/ジョジョ絵板の各美術館に約100枚を追加展示!昨年まで展示作品数の第1位は「第5部キャラ館」(310枚)だったけど、第3部お題(2周目)終了を受けて、トータル320枚が展示された「第3部キャラ館」が展示数でトップになった!現在お題中の第4部キャラも露伴先生まで更新済みです!魅力的なイラストがたくさんあるので是非お楽しみあれ〜♪//本日の聖火リレーについて情報が錯綜しているので、明朝の報道各社の記事を読んでからコメントしますね。//今日はジョジョネタを3本!
sibataさんによる陶酔
プレー中の音石明!
しょこたん(本人)が投稿
したアジのある承太郎!

 4月24日〜NHKのマスコットキャラクター“ど〜も君”。1999年に登場した時は、30秒のTVスポットが面白くてよくビデオに録っていた。ど〜も君の名前の由来は、彼が「ど〜も」しか話せないからなんだけど、第2話にはその「ど〜も」を覚える瞬間が出てくる。YouTubeにベスト版ともいえる初期の10本(5分間)がアップされており、とってもカワイイので是非お楽しみあれ♪(NHKさん削除しないで〜)※海外でも大人気なんだって!
 4月25日〜いよいよ明日は聖火リレー。今チベットの何が問題になっているのか、簡単に整理したい。現状はダライ・ラマいわく『文化の大虐殺』。中国政府の強引な移住政策の結果、600万人のチベット人が暮らしている地域に、なんと750万人もの非チベットが流入し、しかも現在進行形で移住は続いている。言語、文化、伝統などチベット独自の文化遺産が刻々と消えており、チベット人は自国に居るにもかかわらず少数派になってしまった。僧院はチベット仏教文化の宝庫かつ学びの場だが、その数は壊滅的に減らされており、残った僧院でもチベット仏教の本格的な勉強をすることが禁じられている。出家して僧院に入ることすら厳しく規制されているのが実状。宗教の自由を求めれば反中国のレッテルを貼られ弾圧される。だからダライは、「チベットに真の自治を」「中国の憲法で保障されている基本的な自由を」と訴えている。※ダライが第11世パンチェン・ラマ(No.2の高僧)に認定した少年は、認定発表の3日後に中国政府の手で拉致されて行方不明になったままだ。/中国政府はチベット暴動をダライが裏で指揮していると決めつけているが、これに対してダライは疑惑を晴らす為にも「徹底調査して欲しい」と逆に要請している。これには国際的なメディアが調査に加わることが重要だ。そうすれば、今まで無検閲の情報を入手できなかった10億人以上の中国人に、チベットで実際に何が起きているかを明らかにできる。3月のチベット騒乱では多くの僧侶や市民が連行され行方不明になっており、その安否が非常に心配される。/それにしても、ダライが何度も繰り返して「私はチベット独立を主張しているのではなく、文化保護の為に自治権の拡大を求めている」と明言しているのに、「独立は認めない!」「ワン・チャイナ!」「中国のものだ!」とヒステリックに叫んでる留学生の若者たちを見ると、なぜ人の話をちゃんと聞かないのかと悲しくなる。言論の自由がない中国国内の人間ならともかく、海外で暮らして様々な情報に触れているはずなのに。/留学生たちは、自国政府がチベットで報道機関を追い出して取材規制していることを非難してはどうか。取材&言論の自由は民主国家の大原則。何もやましいことがないなら、堂々と海外のジャーナリストを受け入れればいい。(うーん、母国にいる親族に迷惑がかかるから、海外にいてもそんなことは言えないのかな…)/ダライ・ラマがかつてCIAから資金を提供されたこと、独立派が軍事訓練を受けていたことを批判する声もある。そりゃあダライにしてみれば利用できるものは何でも利用するだろう、相手が巨大な中国軍なんだから。っていうか、半世紀近くも昔のことで今のダライを叩くのはナンセンス。/ネットを見ていると、本当にチベットを心配して中国政府を指弾する人と、単に中国を叩きたいだけでチベットを利用している人がいるように見える。ひどい差別用語を使ったり。それはチョット違うだろう。/日本の著名人80名がダライ・ラマと中国政府の直接対話を求める声明文を出した。学者だけでなくミュージシャンやタレントも多い。色んなしがらみがあるなか、こうして行動を起こすのは素晴らしいと思う。
4月23日〜マイクロソフトやヤフー、楽天が“青少年ネット規制法案”に反対を表明「法規制は一番最後に来るべきもの」とする意見に同感。自民党案では“青少年健全育成推進委員会”(定員5名)を内閣府に設置して規制をかけていくというもの。5人という少数の意志で情報が有害かどうかを決めるのは大問題。ウチのサイトは政府の政策に反対意見も書くので、法案を拡大解釈すれば有害サイトに認定される。歴史を見ればこれを極論と言って笑ってられない。(政府が本当に社会や子供のことを考えてるなら、真っ先に暴力団撲滅に取り組むべし)//硫化水素を使った自殺が連日のように続いている(既に50人以上が他界している)。そんな中、とうとう高知で約70人が避難する騒ぎに。滋賀のホテルでは9人が巻き込まれた。これは早急に対策を練らないと、間違いなく同様のことがまた起きる。人を自殺に追い込む社会のあり方が問題なのは当然として、自殺に使用されている商品の販売を一時的に見合わせることも視野に入れるべきでは。//明後日25日、昨年公開されて話題を呼んだ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(Ama)のDVDがついに発売。上映前は“またリメイクか”“4部作とは露骨過ぎ”など批判された本作だけど、公開と同時に圧倒的な映像クオリティで観客がねじ伏せられ、絶賛の嵐となった。/これに関連してか、24日深夜の『アメトーーク』は待望の“エヴァンゲリオン芸人”!どんな話題が飛び出すのかオンエアが楽しみ。

 4月22日〜先月の南極へのロバート・スコット墓参をまとめた『2008 南極・スコット巡礼』、ようやく完成!厳選した南極フォトと、アルゼンチンやチリの最南端の風景、そしてスコット隊のドキュメントで構成!
海に入っていくペンギン動画もあり!
 4月21日〜南極レポを書くために、ここのところずっと遭難死したスコット隊に関する文献を読み続けている。明晩、アップ予定です。//世界が注目しているチベットでは今現在も新たに僧侶が拘束されているようだ(18日に400人以上連行)。取材規制をして報道の自由を奪っている中国政府に民主主義を語る資格なし。/聖火リレーの出発地点を辞退した善光寺の英断に拍手。しかもリレー当日はチベット犠牲者の追悼法要を行なうとのこと。(落書き事件は悪質)/聖火リレーの裏事情の報道、こんな形でお金が動いてるとは。

 4月20日〜谷崎潤一郎の『痴人の愛』(Ama)を読了。噂通りの“悪魔の書”。文芸研究家を名乗るなら、本来はとっくに読んでおかねばならない作品なんだけど、過去の失恋がトラウマになって、なかなか手を出せないでいた。主人公の三十路男・河合は10代半ばの無垢なナオミと出会ってメロメロになり、ダイヤの原石を磨くように、ナオミを教養豊かな淑女にしようと奮闘する。しかし、成長したナオミは超自由奔放な“魔性の女”になっていき、男たちと二股どころか四股、七股という、河合にとっては地獄絵巻さながらの状況になってしまう(ナオミに騙された男同士が「お前もか」と慰め合う始末)。しかも河合は人間ATM(現金自動預払機)として彼女に利用されているのを分かっていながら、彼女の魅力に抵抗できず、借金してまで尽くし続ける。ナオミの嘘が最後に全部バレて終わりという小説ではなく、物語の中盤で河合は自分が道化であったことに気づくのがツライ。つまり、中盤から最後まで、離れたいのに離れられない愛憎の苦しみが、延々と書き綴ってあるんだ。早く読み終えたいのに、これでもか、これでもかと、ナオミの恐怖伝説が展開する。読んでると本当に息苦しくて、何というか、水中で息が限界になって上がろうとして、水際で頭を抑え付けられる感覚をずっと味わってた。さんざん阿鼻叫喚の騒動が続いた後の、小説の最後の一行がこれまた目まいを感じる一文で締めくくられる。その辺のオカルト小説よりよっぽど怖いと思うので、男女の暗黒を覗きたい人はどうぞ。//手塚治虫の『奇子(あやこ)』(Ama)を読む。おそらく手塚作品で最もドロドロであろう本作。戦後の東北の旧家を舞台に繰り広げられる、家族同士の殺し合いと近親相姦。終わっている。鉄腕アトムやジャングル大帝の手塚はどこにもいない。胃に穴が開きそうな物語だが、ここまで徹底して人間の暗い炎を描ききると、逆に凄味を感じて“さすがは手塚”と感嘆した。世間がドン引きしようが発表せずにはいられなかった何かが、氏の胸中にあったのだろう。/『痴人の愛』『奇子』の連チャンは気分ドン底になるので御覚悟。//今日の『新日曜美術館』のモディリアニ特集、めっさ良かった!生涯で最晩年に一度だけ描いた自画像や、人物画メインの彼が描いた珍しい風景画もオンエアされ、どちらも初めて見た作品ゆえ、こんな絵があったのかと感動。先週のルオー&マティスといい、この番組は良い内容のものが続くなぁ!//フィギュアスケートのジャパンオープン、プルシェンコ欠場でしたね…残念。
 4月19日〜藤子不二雄の『オバケのQ太郎』には、最終回の15年後に成長した正ちゃんとQちゃんが再会する特別編がある。タイトルは『劇画・オバQ』。めっさシリアスな話なので初めて読んだ時は衝撃的だった。先日この『劇画・オバQ』の紹介サイトと出合い、あらためて内容に絶句。藤子先生はどんな心境でこの続編を書いたのだろうね。//宇宙最大級のブラックホール発見。太陽の180億倍の質量というから凄まじい。光すら飲み込んでしまう宇宙の巨大な穴。クラクラするね。//昨日紹介したダンディズム番組で思わずメモッた言葉。/「人は私の歌を暗いと言うが、私は雲が好きなのにどうして青空を歌わなくてはならないのか」(セルジュ・ゲンズブール)/「天下の一大事や、英雄的な出来事、そんな事のために無にした平凡な生活が惜しくてたまらない」(金子光晴)/「銃で人を殺すのはたやすい。しかし暴力による闘いは肉体にしか及ばない。魂にまで到達することが出来るのは、道理による闘いだけである」(周恩来)/「もしも世界が変えられないなら、変えることの出来るものがある。それは自分自身である」(岡本太郎)//本日『ウルトラ・ジャンプ5月号』発売(Ama)。付録はスティール・ボール・ランのマウスパッド!レースが佳境に入っており、先を早く読みたい気持がMAX。月刊ゆえ1ヶ月が長く感じるなぁ。

 4月18日〜「ダンディズムとは退廃の世における英雄性の最後の輝きである」(ボードレール)。先日BSで20世紀最高のダンディーを決める特番があった。審査員は奥田瑛二、高橋源一郎、ピーター・バラカン、佐野史郎、姜尚中、鹿島茂の6人。最初に音楽、芸術、映画、思想、文学の各部門から5名ずつ計25名の候補者がリストアップされた。
●音楽部門…マーヴィン・ゲイ(ソウル音楽の革命児)、マイルス・デイビス(ジャズの帝王、一生変化)、ジョン・レノン(音楽で世界を変革)、アーメット・アーティガン(ポップスの創造者)、植木等(社会を笑い飛ばしたスター)
●映画部門…マルチェロ・マストロヤンニ(イタリアの伊達男)、佐分利信(飾らない名優)、岸田森(怪奇と幻想の個性派)、ロジェ・ヴァディム(恋多き監督)、川島雄三(喜劇映画の奇才)
●芸術部門…モディリアニ(悲劇の画家)、ダリ(シュルレアリスムの巨匠)、アンディ・ウォーホル(ポップアートの神様)、セルゲイ・ディアギレフ(バレエ界の名プロデューサー)、薩摩治郎八(パトロン道を極め200億使った男)
●思想部門…チェ・ゲバラ(夢想する永久革命家)、後藤新平(東京を創ったMr.インフラ)、周恩来(不倒翁と呼ばれた男)、カール・ヤスパース(ドイツ統一の基礎を築く)、エドワード・サイード(西洋的価値観と戦ったパレスチナ人哲学者)
●文学部門…金子光晴(反骨とエロスの詩人)、吉行淳之介(女と病に愛された作家)、太宰治(愛されるダメ男)、吉田健一(英国人の如きダンディズム)、田村隆一(人生の達人と言われた詩人)
8時間に及ぶ激論を通して最終選考に残った5人は、マイルス、マストロヤンニ、ダリ、サイード、金子光晴。マイルスの“音”の力や、ダリの“絵”の力は普遍的だが、“人間断絶の時代だからこそ、あえて言葉の力を信じよう”という思いから、決選投票で世界最高のダンディーにサイードが選ばれた。自分の発言に責任を持ち、正義をあくまでも言葉で語るパレスチナ人のサイードは、彼と対立するイスラエル人ですら「良心の岸辺へと導いてくれる灯台」と評している。本当にカッコ良い!※審査員特別賞は“日本戦後史の集大成”として植木等が選ばれた。//島根・出雲大社の本殿内部(国宝)が約60年ぶりに公開される。しかも無料。島根は遠いけど、もし次回が60年後だともう生きてるうちは行けないので、これは行ってみたいなぁ。

 4月17日〜関東在住の方、今月21日(あと4日)まで「大丸ミュージアム・東京」で開催中の写真展『20世紀の巨匠たち』はお薦めデス!20世紀を代表する14人の写真家の代表作を一堂に展示!ルイス・ハイン、ロバート・キャパ、ユージン・スミス、マン・レイ、アンディ・ウォーホル、ロバート・メイプルソープ、アービング・ペン、ヘルムート・ニュートン、エドワード・ウエストン、アンドレ・ケルテス、ウイン・バロック、ウイリアム・クライン、アンセル・アダムス、エルンスト・ハースという、そうそうたる顔ぶれの作品が集まっている。一ヶ所に行くだけで名写真家の代表作を一気に鑑賞できる素晴らしい機会っす!//フィギュア・スケートのシーズン終了を受けて、スケート入門コーナーの公式世界ランキング表を最新版に更新。男子首位は2年連続で高橋大輔選手、そして女子も2年連続で浅田真央選手が首位という快挙。特に女子はトップ5に3人も日本人選手がいるというミラクル。来期も楽しみですね♪※リンクが切れていたプルシェンコのボレロ(2分47秒)を再リンク。7年前の映像で画質も悪いけど、当時19才の天才スケーターの素晴らしい演技を堪能できる。華麗な4回転、クネクネした不気味な動き(笑)、全てが魅力的だ。//手をかざすだけで音色が変わるという謎の電子楽器テルミン。猫が不思議そうにテルミンで“演奏”している動画(36秒)がかわいい。
 4月16日〜「何が除菌ブームや、何が清潔な暮らしや!人間一人がどれだけの菌持ってると思ってんだ!100兆だぞ!まっすぐ並べると地球5周だ。菌ってだけで悪だってんなら、人は菌袋だ、お前もだー!」(『もやしもん』第1巻より)。アニメにもなった大人気マンガ『もやしもん』(石川雅之)を読んでハマった!今までにない切り口の漫画で実に面白い。舞台は農業大学。主人公の沢木君は菌やウィルスが肉眼で見え、会話を聞いたり話もできるという特殊能力を持っている。世界を菌の目線で見つめるという新鮮な体験に、知的好奇心を刺激されまくった(作中の菌たちは可愛くデフォルメされている)。菌視点で世の中を見ることで、自分の狭い価値観に気づかされることもしばしば。菌関係の話は読んでるだけで勉強になり、立派なトリビア本でもある。何度も登場する日本酒やワインの醸造ネタは、登場人物が美味そうに呑んでいるので、思わずこちらも喉が鳴ってしまう。僕までガラにもなくワインとチーズを用意したり、吟醸酒を冷やしたり、作品の影響恐るべし。作中の菌たちの口癖は「かもすぞ」。この「かもす(醸す)」という言葉は、繁殖、発酵、腐敗させること。だからO-157は「かもして、ころすぞ」とかなり怖いセリフを吐く(汗)。沢木君が「酒の味変えねェでくれ(かもさないで)」と頼むと「ばっきゃろい何言ってんだ、そこのホモサピ(エンス)は。俺らは酒造ってんじゃねェ、生活してんだ」と切り返されちゃう。人物は農大生も教授もクセのある連中ばかりで実に濃い。キャンパスはそこいらのテーマパークより楽しそうで、中高生は農大に入学したくなるだろう(実際、農業や畜産は生きる事と直接関わっている大切なもの)。お薦めエピソードは第2巻の第17話『相手の目線に立ってみよう』。色んな種類の菌・カビが大連合を組もうと盛り上がる話で、小さな菌たちが愛しくなることウケアイだ。第4巻の第48話『初秋へ』も菌たちの優しさにホロリと泣ける良い話。他のマンガ家にも『もやしもん』のファンが多く、『のだめカンタービレ』第15巻には菌が出張して、のだめの作ったカレーを“かもし”ている(笑)。
【作中で書かれている菌たちの解説文がユニーク&勉強になるので紹介!】
A・オリゼー…黄麹(こうじ)カビ。デンプンを糖化。味噌、醤油、酒造りに参加する日本の国菌。
アルテルナリヤ…コンタクトは洗わないと彼らの家になります。
クラドスポリウム…クーラーに住んでスイッチオンを待ってます。
C・トリコイデス…黒カビ。おフロ大好き。
P・クリソゲヌム…青カビ。ミカンやお餅でよく会うね。
A・アセチ…ロマネ・コンティ(高級ワイン)だろうがアセチにかかればただのお酢。
S・アウレウス…あらゆる病気の起因になれるマルチプレイヤー。
A・ソーエ…高濃度の塩分の中でも“かもし”可能で醤油や味噌の醸造に大活躍。
E・シバリエリ…古本等を“かもす”けどカツオブシも作ります。
T・ハルジアナム…生きたモノをかもしませんが、落ち葉とかは任せて下さい。
L・ラクチス…ご存じ乳酸菌。このコは多分野生です。
B・ナットー…納豆菌。氷点下だろうが湯の中だろうが元気。

友人がゲットした限定品の
レア日本酒『純米吟醸生
かもすぞ』。めっさ美味しい!
6巻限定版には40cmの
巨大A・オリゼー(黄麹菌)
ぬいぐるみが付いてるゾ
 4月15日〜プハーッ!週末から手がけていた『2008おすすめ美術展情報』が完成!展示内容を見て“これはアタリだろう!”と思った美術展は16本。是非これから年末までの行動計画のご参考に!イチオシは夏に東京国立博物館で催される『対決−巨匠たちの日本美術』!日本美術史に名を刻んだ巨匠24名を2人1組で「対決」させ、代表作と共に紹介するという。12組の内訳は、狩野永徳VS長谷川等伯、運慶VS快慶、雪舟VS雪村、本阿弥光悦VS長次郎、俵屋宗達VS尾形光琳、伊藤若冲VS曾我蕭白、池大雅VS与謝蕪村、野々村仁清VS尾形乾山、円空VS木喰!とにかく出展される作品があり得ないほど豪華!国宝&重文のオンパレード!戦国時代最大のライバル、永徳の「檜図屏風」と等伯の「松林図屏風」が同じ会場に並ぶなんて鼻血モノっす!普段は非公開の作品も多く、これらを実際に見て比較することができるなんて、マジで生きてて良かった。万難を排して会場へ足を運ぶべしッ!

 4月14日〜4月になって全国の美術館の新年度スケジュールが出揃ってきたので、最新版の“おすすめ美術展情報”を現在作成中。明晩にはアップできると思います。開催中のものでは東京国立博物館の『国宝・薬師寺展』がイチオシ!奈良・薬師寺は7世紀末に創建されユネスコの世界遺産にも登録されている名刹。寺内には門外不出の国宝仏像がいっぱい。この度、平城遷都1300年を記念して名仏の日光・月光菩薩立像(国宝)が寺外で初公開!それだけでもスゴイのに、僕が国内で最も美しいと思っている聖観音菩薩立像まで東京へおでましにッ!他にも秘仏の慈恩大師像(国宝)、吉祥天像(国宝)、八幡三神坐像(国宝)や仏画の名品もドッサリ展示。関西に住んでいてもこれらを一気に見られる機会は滅多にない。1300年かけて実現した企画なので、もし次回開催が1300年後なら3308年。このチャンスを見逃すなッ!(6月8日まで)//ジャンプで連載再開した『ハンター×ハンター』をまとめ読み。毎号ごとに心を鷲掴みにされ、あらためて完成度の高さに驚嘆。ピトーがとった行動には不覚にも涙が。今号のナックルも良い。キメラアント編が始まった時、こんなに充実した、最高度の緊張感を毎回味わえるとは思わなかった。長い休載も全部チャラ!別格!//ダライ・ラマが会見で「チベット問題で暴力が拡大すれば指導者の地位を辞任する」、「私が求めているのは(自治権の拡大であり)中国からの分離独立でない」と声明。これは弱腰ではなく、全面対決の暴力対暴力では中国政府に勝てないし、非暴力を貫かなければチベット民族が抹殺されかねないから。そもそもチベットには対話路線しか選択肢がないんだ。それにしても国連が頼りない。ミャンマーの時は比較的に反応も早かったけど、安保理は拒否権を行使する中露(露はチェチェン問題を抱えている)がいるので身動きがとれない。イスラエル関係では米が拒否権を使うし、ホントもう5大国(米・英・仏・露・中)の拒否権を廃止して欲しい!
 4月13日〜日本各地に眠る偉人たちの墓を、都道府県別に掲載した『名墓録』なるサイトと出会い、その圧倒的な情報量に腰を抜かした。掲載された墓はなんと11925件!これだけの資料を集めるのにどれほど膨大な時間がかかったのだろう!皆さんもこちらに県名を入れてクリックしてみて下さい。地元にどんな偉人が眠っているか一目瞭然デス!僕は墓巡礼をライフワークにしている関係で、墓に関する本やサイトに触れる機会が多いけれど、個人でここまで墓情報をまとめた人を他に知らない。脱帽。サイトを読むだけで8時間かかった。おかげでまだ墓参を果たしていない恩人が国内に約140人もいることが判明。140人!あと何年かかるのかな。海外も約100人いるので合計240人。とにかく、どれほど時間がかかろうとも、必ず巡礼して感謝の言葉を伝えねば。僕が最後の最後のところで人間を信じ、生き続けて来られたのは彼らのおかげなのだから。//昨日紹介したチベット問題の検証サイト(海外)が早くも削除されていたので、こちらで保存した画像と、チベットの実状をよく知る野口健氏のインタビューを併せて特設ページとしました。野口氏が語っていることは報道では流れにくいものなので、是非とも一読をお薦めします!中国政府の何でもありの隠蔽体質を見ていると、ラサで暴れていた赤い服の僧侶達も、全部政府の演出(仕込み)に思えてしまう。でなければ、なぜ取材規制をして外国人ジャーナリストをチベットから追放するのか。政府にしてみれば世界に“チベット人の暴力”をアピールするチャンスというのに。逆に取材させないというのは、真実がバレると困るから?//今日の『新日曜美術館』は素晴らしい内容だった!画家のマチスとルオーは正反対の画風だけど、互いの作品を高く評価し、両者が世間から酷評され無視されていた時期は、共に「がんばろう!」と手紙で励まし合っていた。逆境の中での友情に涙ポロポロ。

 4月12日〜サッカーの神ゴールのベスト50動画。様々な名シュートが収められており見応えがあった。まともに全部を見ると22分もあるので、忙しい方はトップ10が始まる17分30秒から見てもOK。神技オーバーヘッド・キックの連続に、だんだん感覚がマヒしてきて、しまいに笑けてくるだろう。第1位のシュートは2位以下にスゴイのが多すぎてイマイチに見えるかも知れないけど、ワールドカップという大舞台で決めたという歴史的意義があり、あの順位しかないだろう。//
フランスの聖火リレーで、チベットの帽子を被った男が、車椅子の選手からトーチを奪おうとしたことを、中国政府は「チベット派はこんなに暴力的だ」とキャンペーンしている。ところが、あのチベット帽の男は中国に雇われた偽物という可能性が出てきた。海外で流れているこの写真(再リンク)には、あの男と中国国旗を持った若者たちが、仲良く一緒に歩いている様子が写っているんだ。なぜ敵対しているはずの両者が一緒に?もしあれが中国側の自作自演なら、今後これは大問題になるだろうし、本当に酷い話だ。




国際NGO「国境なき記者団」が
デザインした手錠の五輪旗
 4月11日〜映画ドットコムの過去1ヶ月の全ニュースを根性で読破。この情報サイトは映画だけでなく洋楽シーンの話題も提供しているので本当に参考になる。以下、映画と音楽のトピックから気になったものを7つ紹介。(1)歌手ビョークが3月の上海ライブで、ステージ上から「チベット!チベット!」と独立のエールを送ったとのこと。中国国内の舞台でこのメッセージを訴えたビョークの勇気に拍手!(2)レディオヘッドが今年のグラストンベリー野外フェスの出演を辞退。その理由が環境保護の為という。記事からは彼らの真摯な姿勢がビシバシ伝わってきた。さすがだ。(3)ボブ・ディランがピュリッツァー賞受賞!ロックミュージシャンでは初とのこと!(4)劇場版ハリポタ最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝」は前後編の2部作になると正式決定。(5)実写版『ドラゴンボール』は全米の公開に先駆けて、日本で来年3月に先行公開されることに。(6)ピクサー最新作「WALL・E/ウォーリー」は環境汚染で人間が住めなくなった地球で700年も作業を続けている清掃ロボットが主人公とのこと。監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。早くも名作の予感!(7)英の音楽学校生徒が選んだベスト・ギター・リフのトップ10。曲名だけでギターが聞こえてくる名曲ばかり。//うおおお、ビックリ!帰国してウチの絵板を覗きに行ったら、中川翔子さん(しょこたん)のタッチにそっくりな絵(承太郎)が先月中旬に投稿されていた(修行板No.139)。 “本人のハズがない”と、誰かが「しょこたん風」に描いていると思っていたら、3月22日の『しょこたんブログ』に“絵板に初投稿したらコメントが3つもついてウレシス”と書いてあった!まさかの本人投稿!いやはやブッ飛びました。紅白出場、司会、声優、DJ、連載と、多方面で大活躍中のタレントさんが、他の絵師さんに混じって“ふつう”に投稿している--あらためてその気さくさ&器の大きさに感動!大袈裟に聞こえるかも知れませんが、誰でも自由にコメントを書ける場所に絵をアップするのは、無名の素人でも最初は勇気がいること。特に本人が特定される場合は、なかなか投稿できるものじゃないです。それを、ブログを通して御本人と分かる形で発表されるとは!ただの個人サイトにイラスト(しかもジョジョキャラ)を投稿するタレントさんなんて前代未聞。それもアップ場所が“本気板”ではなく“修行板”という謙虚さ。その溢れるジョジョ愛、投稿ボタンをクリックする勇気、“黄金の精神”をしかと目に焼付けましたーッ!※HNの“らい”は飼い猫の“らい次郎”からきているみたいですネ〜。o(^o^)o
 4月10日〜最初に読者の皆さんの情報を3つ紹介。(1)折紙創作家・神谷哲史さんの折紙映像(7分42秒)が凄い。折紙で表現出来ることの極限に挑んでいる。1枚の紙から複雑な造形が生まれていく過程は驚異的。圧巻なのは後半に登場する、2m×2mの紙を1ヶ月かけて折った傑作「龍神」!神谷氏はまさしく“神の手”の持ち主。26才という若さで、よくぞここまで!/(2)サラ・マクラクランの歌“When She Loved Me”(2分)が良い。この短い曲は映画『トイ・ストーリー2』の中で、成長した少女に人形が捨てられる切ないシーンで流れてたので、映画を観た人は曲だけでウルウルかも。/(3)アニメ『墓場鬼太郎』のOP“モノノケダンス”が不気味ポップで話題になったけど、なんとパロディでジョジョ第四部版モノノケダンス(1分21秒)を作った猛者がいる!墓場鬼太郎とそっくりの配色で、たまげるほど高い完成度。第四部ならではの妖しい雰囲気もたっぷりで、思わず見入ってしまった!//1982年に放映された『戦闘メカ・ザブングル』は、ガンダム、イデオンに続いて富野監督が世に送ったSFアニメ。このタイトルを聞くだけで、往年のアニメファンはハイテンションになり体温が上昇する。ザブングルのエンディング曲「乾いた大地」をカラオケの十八番にしているオヤジも多い。本作は今のアニメでは常識になった“主役メカの途中交代”を初めてやったことでも知られているが、悲しいかな、2代目主役メカ「ウォーカーギャリア」の1/100スケールモデル(プラモ)が大人の事情で発売中止になり、多くの少年達が大人社会への不信感を抱くきっかけとなった(笑)。そして!放送終了から四半世紀を経た明後日、ついに1/100プラモが発売されることに!(Ama)当時の空気を知らない人にはピンと来にくいニュースと思うけれど、40歳前後の元少年たちには感無量の出来事ではないだろ〜か。25年も待ったもんねぇ。(ただし値段も25年分上乗せされた感じっすね、汗)

 4月9日〜出版社のしがらみに囚われず、漫画好きの書店員が中心となって傑作漫画を選んだ“第1回マンガ大賞”は、石塚真一氏の『岳』に決定した。10代デビューが多い中、氏は30代になってからの初掲載。この受賞は、デビューを夢見てずっと何年も頑張っている漫画家の卵たちに、めちゃくちゃ勇気を与えたんじゃないかな。まだ未読なので早く読んでみたい!※『岳』(Ama)は6巻まで刊行中。//映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズは、昨年の入場者数が過去最高の161万人(!)を記録!映画の力は偉大だ。作品の内容が素晴らしければ舞台を訪れたくなるもの。公開から2年が経っても客足が伸びているのは凄いっすね。//先日東京で催されたキャンディーズのフィルムコンサートの様子が熱い。熱すぎる。50代のオヤジたちが2千人も集まったなんてすごいパワーだ!解散から30年が経ってもこんなにオッサンが集結するとは、キャンディーズ人気恐るべし。僕が物心ついた頃、キャンディーズは解散しピンクレディーの黄金時代が始まっていた。ひと世代早ければ僕も会場にいたかも知れない。//@JOJOさんで紹介されていたジョジョのTシャツ、同時に4種類も発売されるとはビックリ。しかも、ラインナップに入っているのが、まさかのチャリオッツ・レクイエム!普通なら主人公スタンドやボス・スタンドがデザイン化されるのに、チャリオッツ、しかもレクイエム!渋すぎるキャラ選択に唸った。エンペラー、ヘブンズ・ドアー、石仮面も欲しいけど、1枚6千円という悶絶プライスゆえ全部は無理。ジョジョは若いファンも多いので、一昨年のユニクロTのように、2千円程度なら中高生も喜ぶと思うんだけどなぁ〜。※高い分、それだけ品質(生地)がいいのは間違いないけどネ。r(^_^;)
 4月8日〜南太平洋に浮かぶマルケサス諸島・ヒバオア島。19世紀の西洋人にとって世界の果てとも言うべきその地に画家ゴーギャンは眠っていた。島内の宿は4軒のみ。そしてレストランが2軒、小さなスナック・バーが2軒あるだけ。観光案内所は“土日が休み”というから、観光させる気はナッシングだ。この地に訪れる者の目的は2つしかない。ゴーギャンの墓と、彼の家(アトリエ)を再現したゴーギャン博物館だ。僕が泊まった宿は嬉しいことに墓地のすぐそば。滞在中、彼に会いたくなったら何度でもすぐに会いに行けた。ゴーギャンの墓前からは美しい稜線を描く山や、白波が寄せる海岸が見え、素晴らしい場所だった。文章ではイメージが湧き難いと思い、彼の墓と、墓から見えるヒバオア島の景色を動画で紹介。そそり立つ緑の山、遠くから聞こえる海の音、村のニワトリのコケコッコーなど、1分間の短い動画ですが、南洋の墓地の雰囲気が伝わると思いマス。かつて文明社会に背を向けて、遠く海を渡ったゴーギャン。つい3日前にここに居たというのが信じられない。★ゴーギャンの墓→朝7時半頃の撮影。色んな鳥の声、墓前で呟いた「ゴーギャン」など、色んな音が入ってます。最後に映ってる黒い犬は、墓守のようにずっと彼の墓に付き添っていたんだ。不思議なワンちゃん。※動画1分//帰国したら、チベット問題や映画『靖国』上映中止など、言論の自由に関する重大な出来事が続発していた。急いで情報を収集中。これらについて沈黙を守ったり、保身に走るのは、文芸研究家として“無能”に等しいこと。意見がまとまり次第書きます。「言論・報道は社会の酸素。人間にとって酸素がなくなると生存できないように、自由に物を書けて発表できないと、社会そのものが活力を失って滅んでしまう」(前坂俊之/ジャーナリズム学)//『ベン・ハー』『猿の惑星』『十戒』等に出演した、ハリウッドを代表する大俳優チャールトン・ヘストン逝く。84歳。タカ派の核兵器信者で、悪名高き全米ライフル協会(銃擁護の圧力団体)の会長を5期連続で務め、乱射事件のあった街に乗り込み「私は銃を手放さない」と気勢を上げるなど、人間としてはあまり好きじゃなかったけど、俳優としては素晴らしかった。主演作では食糧難を通して近未来を最もリアルかつ悲劇的に描いた『ソイレント・グリーン』(Ama)の衝撃が忘れられない。劇中で、政府が用意した安楽死ルームで上映される地球の風景の美しさに涙。低予算のB級映画だけど、間違いなくSF映画史に残る傑作!ぜひレンタルを。//今月4日の読売新聞夕刊の第一面に、米科学誌『Cell』の表紙を荒木先生が描かれたことが紹介されていたーッ!『Cell』の件は昨秋の出来事なので今さら感はあるけれど、世界一の購読者数を誇る読売のトップ記事で、しかも画像付きで取り上げられたのはスゴイ!!
  ※拡大!
 4月7日〜本日22時半、生還しましたッ!南太平洋タヒチで画家ゴーギャンの墓巡礼を終え、帰国しようとしたら飛行機がストライキで欠航!急遽、日本とは逆方向のアメリカに飛び、ロサンゼルスから太平洋を横断。26時間かけて帰国。どひ〜。ちなみに往路は大阪→成田→ヒューストン→ブエノスアイレス→ウシュアイアと乗り継ぎ、48時間かけて南米最南端に到着。腰がおかしくなった。旅はハードスケジュールだったので、体重も4キロ減。っていうか、旅に出て2週間目に突然下の歯が1本抜けて仰天。疲労で歯茎が弱くなっていたようだ。おかげで旅の後半はバカボンのようなマヌケ顔(汗)。吹雪の南極から、灼熱のマルケサス諸島まで、体温調整が追いつかない1ヶ月。とにかく無事に帰国し、今こうして再びサイトを更新できるようになって良かった!//旅の期間中、3月16日に800万アクセスをヒット。足を運んで下さった皆さん、本当に有難うございました!少しでも良質なサイトを目指して精進します!//発売中の『クロノス日本版5月号』に映画コラムを連載。今回は往年の名画“素晴らしき哉、人生”について書いてマス!/JTBから先月上旬に発売されたサブカル総合雑誌『COOL JAPAN〜オタク・ニッポンガイド』の聖地巡礼特集で、杜王町探訪&仙台ジョジョ立ちの様子が紹介されてます!2ページのみですが、全面カラーっす!旅本“るるぶ”の異端書!(☆o☆)

スコットが眠る南極!こんな快晴
は10日に一度あるかないかだ
氷山にぶつかれば
一巻の終わり

南米最南端の朝。アルゼンチン
からチリへフィヨルドが続く
好奇心いっぱいの
マゼラン・ペンギンたち

マルケサス諸島・ヒバオア島
(タヒチ)のゴーギャンの墓!
途中に寄ったイースター
島のモアイ。巨大!






【最新ランク】 DVDトップ100 本のベストセラー100 音楽CDトップ100 玩具のトップ100/(GAME)


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