最新文芸情報


2011.1〜2

 2月28日…(NHK特集、見逃した人の為の感想つづき)
●戦争が長引き、経済は悪化の一途。やがて国民は「報道では連戦連勝なのに中国が屈しないのは、米英が中国を支援しているからだ」と不満を抱くようになり、英国大使館に6万人(!)の民衆が押し寄せ、抗議集会を行った。米国に対しても、“強硬に出るべき”という世論が3分の2に。
●そこに飛び込んできたのがドイツ快進撃のニュース。新聞各紙は「日独伊三国同盟を結べ」と世論に訴え、民衆もこれを熱狂的に支持した。米英の底力を知っている外務省と海軍は三国同盟に反対していたがマスコミのせいで劣勢に立たされ、1940年9月に同盟は成立。駐ドイツ大使・来栖三郎は記者に向かって「君たちの新聞が三国同盟を支持するからああいうふうになったんだ」と嘆き、近衛首相ですら「ドイツ特使が日本に来やがるし」と、同盟に積極的ではなくなっていた。
●ドイツはフランスを占領し、英国を空襲しており、そのドイツと同盟を結んだことで英国、米国との関係悪化は決定的となった。
●政府の打ち出した方針に、メディアが「そんな弱腰でどうする!」「国益が守れるのか!」と声高に批判。「正義は日本にある!」という新聞の絶叫に、国民は喝采を送った。メディアは自分たちが作った世論に自身も巻き込まれ、転がる雪だるまを自分たちでも止められなくなり、お互いに無責任になっていった。
●1941年の年頭の世論調査では6割の国民が“日米開戦は避けられる”と楽観視していた。10月、日米交渉に行き詰まった近衛内閣は総辞職し、陸軍の東条英機が首相に就任。新聞は反米報道一色になり、日米開戦が現実味を帯びてくる。戦争を望まない人の声はかき消された。
●1941年12月1日(真珠湾攻撃一週前)の御前会議で日米開戦が決定。この日、東条と秘書官の会話。秘書官「この頃は総理に対して何をグズグズしているのかという投書が多くなりました」東条「…東条は腰抜けだと言っているのだろう」。首相官邸に届いた投書は3千通。その大半が日米開戦を求めていた。
●日本の舵取りを任された指導者たちは自分たちの行動に自信がないために世論を利用しようと思った。世論の動向に一喜一憂するも、その世論はメディアによって熱狂と化し冷静な判断を失っていた。
●次回、最終回『開戦・リーダーのたちの迷走』は3/6オンエア。日本の指導者は米国との圧倒的な国力の差を熟知しており、絶対に戦ったら負けると分かっていた。それにもかかわらず開戦を決断した理由を新資料から検証とのこと。 
/過去の2回もたくさん貴重な新資料を出してきたNHKの取材能力に圧倒される。近衛文麿が首相とNHK総裁を掛け持ちしていたとは知らなかった。しかもそのNHKがナチスから学んでいたとか。一番のスクープは、1931年の時点で大手メディアが「満州事変が日本側の自演」と知っていたこと。それなのに、“戦争は新聞が売れる”と真実を伏せていた。武力外交に消極的な政治家や海軍を追い込んだのもメディア。敗戦から66年。あまりに遅かったけど、やっとメディア自身が自己を批判する番組をオンエアしたことを素直に評価したい。
//今日のアカデミー賞の結果は、『インセプション』や『ソーシャル・ネットワーク』を応援していた僕を落胆させるものだった。まさか主要6部門にかすりもしないとは…。特に監督賞。無冠の巨匠デヴィッド・フィンチャーが、まだ30代の若い監督に敗れるなんて…。しかし、作品、監督、主演、脚本を総ナメにした『英国王のスピーチ』を観もしないでコメントするのはフェアじゃない。今週中に時間を作って『英国王のスピーチ』を鑑賞し、その上で正式に感想を書きたい。とにもかくにも、ナタリー・ポートマンおめでとう
 2月27日…NHKスペシャル『日本人はなぜ戦争へと向かったのか・第3回“熱狂”はこうして作られた』が凄すぎた!テーマは戦争を煽ったマスコミの戦争責任。ぶっちゃけ、放送が始まるまで、マスコミが自己の批判などできるのか、例の如く軍部の圧力を紹介し“マスコミも犠牲者”という展開ではと疑っていた。フタを開けてみれば全くタブーなし、大手新聞(実名)からNHK自身まで斬りまくるバーサーカー(狂戦士)状態!
/以前から、先の戦争は好戦的メディアにも責任があると思ってはいたものの、マスコミに都合の悪いテーマを正面から取り上げた番組は殆ど皆無で、当時の実情はよく分からなかった。NHKが新たに発掘した膨大な資料には、定説がひっくり返るようなスクープも多く、以下に番組内容をまとめマス!
●これまでマスコミは「軍部による言論弾圧や検閲に苦しめられた被害者」として語られがちだった。果たして本当にそうなのか。当時の朝日記者(96歳)の証言「戦争になれば新聞にとっては経営面ではマイナスじゃないんです」。満州事変以前は発行部数が伸び悩んでいた新聞各社。だが、戦争になると身内が出征するため、安否を知るために新聞を購読する人がうなぎ登りに増える。1931年の満州事変から1941年の日米開戦までの10年間で、朝日・毎日・読売の発行部数は400万部から850万部に倍増した。※この記者は報道の戦争責任を感じ、終戦時に辞表を出している。
●1931年、中国東北部(柳条湖)で南満州鉄道の線路が爆破される。これは日本側(関東軍)の自作自演だったが、中国軍のしわざと偽って日本は攻撃を開始した。新聞各紙は「卑怯な中国に報復を」と社説で煽ったが、陸軍の谷萩大尉が「あれは関東軍の謀略だ」と大手新聞のデスクには伝えていた。新聞は終戦まで真相を伝えず、「満州事変は日本の正当防衛」と国民に信じ込ませた。これが日中戦争、太平洋戦争へと進む発端となる。
●満州事変の3ヶ月前、陸軍の中村震太郎大尉が中国をスパイ偵察中に捕まり、処刑され遺骸が損壊される事件が起きた。マスコミは“スパイ中”ということを伏せ、殺害されたことだけを大きく伝え、“中国憎し”の世論を作っていった。
●一貫して好戦的だった毎日新聞と異なり、朝日は当初、“外交で解決すべし”と軍事行動に公然と反対していた。しかし、その姿勢が世論から“弱腰”と批判され不買運動が起きてしまう。さらに陸軍から“支援を頼む”と編集長が説得され、ついに戦争支持に転じた。
●国際連盟から満州に派遣されたリットン調査団が、「満州を国家として認めず。国際管理下に置くべし」と報告書をまとめる。全国132の新聞社は「リットン報告書は断じて受け入れられない」と共同宣言を出す。そして新聞各紙は連日のように「国際連盟を脱退すべし」という社説を掲載した。
●1933年、当時の大蔵大臣・高橋是清(3年後に2.26事件で暗殺)はメディアの暴走に怒り、「国際連盟脱退せよと新聞に書かせるな」と陸軍に噛みついた。陸軍は「あれは新聞が勝手に書いている」と返答。
●国際連盟を脱退した日本全権大使の松岡洋右は、「日本は世界から孤立。大変なことになった」と“敗戦将軍”の気持でジュネーブから帰国。ところが待っていたのは「よくぞ日本の誇りを貫いた」「英雄、松岡」という国民の大歓声だった。新聞各社が社説で「世界に物申した希代の英雄」「松岡代表の凱旋」など讃えた結果だ。松岡いわく「この非常時に私をこんなに歓迎するとは、皆の頭がどうかしていやしないか」。
●1937年、近衛文麿が首相に就任し、1ヶ月後に日中戦争が勃発する。開戦4日目、近衛は世論を味方につける為、首相官邸にメディアの代表40人を集め「挙国一致報道」を確約させる。半年後に首都・南京陥落。
●近衛は戦争終結までNHK総裁でもあった。近衛はヒトラーがラジオを最大限に利用したことを知っており、自身もラジオを巧みに活用し、国民を熱狂へ駆り立てようとした。NHKはナチスの手法を徹底的に研究し、それを手本に番組編成を行った。
●国民は「首都(南京)さえ落とせば戦争が終わる」と思っていたのに、終戦どころか戦域が拡大し長期化していく。政府は国民の戦意を保つために、戦場から“勝った勝った”とラジオ中継。負け戦は報道しない。戦争の実態を知らず、日本の力を過信する世論をラジオもまた作り出していった。(長くなったので後半は明日に!)
 2月26日…ネットで見つけた『読みやすい文章を書くための技法』、コンパクトに要点がまとまっていて参考になる。この中の、「(文章を練る時は)言葉を継ぎ足すのではなく、削ぎ落とす事を意識する」が、いつも心がけてるんだけどなかなか難しい。無事に伝わるか不安で、つい言葉を足しちゃうんだよなぁ。他に“技法”について3点コメント。
(1)同義語の工夫…最近見つけたこのWeblio辞書(無料!)は、同じ言葉の繰り返しを避けるために効果的。例えば、“嬉しい”という言葉を入れると、いろんな表現が約100個も出てくる。
(2)マイナス・プラス法…「誉めてから批判する」「批判してから誉める」、伝える事実は同じでも印象が全然違う。断然、後者がお薦め。
(3)肯定表現…「頑固な人」は別の言い方では「信念がある人」だし、「神経質な人」は「細かい気配りが得意な人」といえる。できることなら肯定表現で読後感を良いものに。
//gooランキングを基にした『元ネタは知らないがよく見る言い回しランキング』。4位にジョジョの「だが断る」が入っていて小さくガッツ。2位の「あきらめたらそこで試合終了」(スラムダンク)は、原稿の締め切り時間が迫っている時や、墓巡礼の際に日没が近づいても墓石が見つけられない時など、しょっちゅう自分に言い聞かせている。14位の「もうやめて! ○○のライフはゼロよ!」って遊戯王だったのか。“オペラ座の怪人”でファントムがクリスティーヌとラウルの“ラブラブ攻撃”を受けている時に、リアルにそう叫びそうになった。有名になる台詞って独特の言霊(ことだま)があるね。
 2月25日…先日のグラミー賞の結果はエキサイティングだった。これまでの52回のグラミー史を通して、日本人受賞者は坂本龍一さん、喜多郎さん、石岡瑛子さん、中村浩二さんのわずか4人。ところが今年は、B'zの松本隆弘さん、ピアニストの内田光子さん、琴演奏者の松山夕貴子さん、ジャズ・ピアニストの上原ひろみさんと、第53回だけでいっきに4名!過去半世紀の受賞者と同じ人数!なかでも松本隆弘さんは、ポップス部門で史上初の日本人受賞者となる快挙だった。受賞アルバムはラリー・カールトンさんとの共作アルバム「テイク・ユア・ビック」。同アルバムを代表する楽曲「JAZZY BULLETS」(4分37秒)のライブ映像がYouTubeで視聴可。松本さん、とっても良い表情で演奏してますね♪
//米首都ワシントンDCのスミソニアン美術館が、芸術作品としてのゲーム40年の進化を振り返る「アート・オブ・ビデオゲーム」を来年開催予定。これを受けて、同美術館は展示ゲーム80タイトルを一般の投票で選ぶらしい。ノミネート作品は「ゴッド・オブ・ウォー」「ワンダと巨像」「ファイナルファンタジー」「ゼルダの伝説」等々。投票時の心がけとして、「面白かったゲームではなく、視覚的に素晴らしいゲーム、デザインが革新的なゲームを選ぶように」とのこと。投票の締め切りは4月7日。※投票ページで全240タイトルのノミネート作が閲覧可。年代順に分かれてる。ログインにはメルアドが必要(フリーメール可)。
/ゲーム関連でもうひとつ。サイト読者のRoxasさんが入魂の「ゲームベスト50」を作成されたのでリンクを貼っておきます。各タイトルに熱い解説文がついており、すっごく参考になりました(TOP10のうちFF7とバイオハザードしかやったことない、汗)。Roxasさんの第1位は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。いろんな人が同作品をプッシュしているので、仕事が落ち着いたらプレイしてみようかな。まずはそのためにWiiを買わねば…。※僕も以前にアップした2000年以前のゲームベストを全面的に加筆しました。
 2月24日…惑星探査機ボイジャーが、1990年に太陽系の果てから撮影したラストショット=惑星の「家族写真」を紹介した。先日、NASAが水星探査機メッセンジャーが21年ぶりに撮影した新しい家族写真を公開。広大な宇宙に地球や土星が点々と写っている!(リンク先の画像をクリックすると拡大)。ボイジャーは太陽系を外側から“記念撮影”したものだけど、今回のメッセンジャーは水星に向かって飛行しており、“内側”から撮ったものになる。7年間の歳月を経て、来月には水星の周回軌道に投入されるとのこと。うまくいけば、人類は初めて水星の全球画像を見ることになる。楽しみッスね!

水星の近くから
見た“地球と月”
こちらは土星。微妙
に輪が見えている

この小さな光の点と漆黒の宇宙を見ていると、地球に500万種を超える様々な生命が溢れていることが奇跡だと実感する。あのケシ粒のような光の中で、土地や思想を巡って殺し合いをする愚行。僕らは、もっと上手くやれないものか…。映画『クロコダイル・ダンディー』の次の台詞を思い出した。「あの岩は6億年前からあそこにある。あの岩(土地)が誰のものか争うなんて、犬についたノミたちがその犬が誰のものか争うようなものだ」。
/惑星関連でもうひとつ。読者の方が教えて下さった“もし月の位置に別の惑星があったらどう見える?”といった動画(1分18秒)。月→火星→地球(地球が双子星だったらこう見えるのか)→海王星→木星の順番で登場。木星は空間が歪むほどの巨大さで、思わず笑ってしまった!
僕らは木星のおかげで人間まで進化出来た。デカい木星は宇宙に漂う小惑星(隕石)を大きな引力でひきつけ、文字通り地球の盾になってくれている。もし木星がなかったら、地球に衝突する小惑星はいっきに1000倍(!)になっていた。恐竜を絶滅させたような衝突が何度もあれば、進化しかけた生物はその度に大半が絶滅し、現在に至る進化の時間を持つことが出来なかった。ありがとう、木星!
 2月23日…小さなアパートに住む米国のある老夫婦が、趣味でコツコツと現代アートを収集していたら、いつの間にか世界有数のアートコレクターになっていたという実話ドキュメンタリー『ハーブ&ドロシー』を、友人が鑑賞して大絶賛。予告編(2分18秒)にホッコリし、“観たい!”と思ったものの、大阪の上映は金曜で終わるため間に合わず…無念。日本各地を巡回しているので、地元に来た時はご覧になられては!
//注目したい3つの報道が入ってきた。
(1)中国で反体制派が「クチコミを使って情報封鎖を突破しよう」と決起。27日午後2時にチベットやウイグルを含む18都市の集合地点に集まろうと、ネットで呼びかけた。声明主は国家転覆罪に問われぬよう「暴力革命を支持せず、活動が政府転覆を狙うものではない」と念押し。その上で、「国民による政府の監視、言論の自由、司法の独立、反腐敗など問題が解決すれば集会の停止を呼びかける」としている。この集会、実は先週の日曜も計画されたけど、大量の警官が妨害して実現しなかった。今週の結果は如何に!?
(2)アラブ独裁国家の“最終ボス”的存在のサウジアラビア。これまで表立った反政府デモはなかったけれど、フェイスブック上で「3/11を怒りの日にする」と呼びかけられているとのこと。サウジ王朝は約3兆5千億円のバラマキ政策で乗り切ろうとしているけど、懐の問題ではなく言論の自由の問題となれば、民主化されるまで抗議運動は続くだろう。
(3)そして北朝鮮。政権批判=親族まで全員収容所、そんな鬼畜政治を行う独裁政権下で、“国民がデモをした”なんていうニュースはこれまで殆ど聞かなかった。ところが、2/14にデモがあり、さらに2/18にもデモが起き、後者では住民と治安部隊が衝突して死傷者が出ている。いよいよあの国でも変化が起きようとしているのか?
/リビアではカダフィが最新の演説の中で「反政府運動に参加した者は、国中を探し出して全員粛清(処刑)してやる!」と気炎。カダフィを見捨てて市民側についたリビア軍の軍人は、革命が失敗すれば死が待っているので、死にものぐるいで戦うだろう。
/この先、世界各地で連鎖的に同様の事態が起きた時、国際社会はどう動けばいいのだろう?虐殺を止めさせるための武力介入は、一方で内政干渉にもなる。民族自決は尊重すべきものだ。でも、殺害される市民には「なぜ世界は我々を助けてくれないんだ」と絶望の中で死んでいく人もいるだろう。革命成功前に国連軍が仲裁に入れば、結果的に独裁者は生きながらえ、より酷い恐怖政治が続くだけ。この件について友人いわく「そんなの簡単。国連軍が市民側につき一緒に独裁者を倒せばいいじゃん。虐殺も止められるし、市民の声を代弁してるから民族自決にもなり一石二鳥」。僕は“一理ある”と思いつつも、「それを国連で法案化した場合、運用がめちゃくちゃ難しいし、大国の都合の良いように利用される気もするんだけど」と突っ込んだ。でも、さりとて代案もなく、また何かアクションをとらねば虐殺は続くわけで…うーむ。※友人案は市民虐殺への抑止力になるかも?“こんなことをやれば国連軍が国際法にのっとってやってくる”というふうに。
/20億人が飢え、10億人が過食し、食料の3割がゴミとして捨てられている、矛盾だらけのこの世界。現存する人類最古の化石は700万年前のトゥーマイ猿人。もう700万年も経っているんだから、なんとか皆で知恵を出し合って、次の段階へ進みたいもの。
 2月22日…リビアのカダフィ、自国民を空爆とか狂ってる。命令を拒否してマルタに去った空軍パイロットは本当に苦悩したと思う(身内が酷い目にあう可能性がある)。カダフィは“砂漠の狂犬”と言われていたけど、ここまで自分中心で世論を無視する男だったとは。
/9年前にリビアを訪れたけど、過去に足を運んだ近隣アラブ国家--エジプトやチュニジア、アルジェリア、ヨルダン、シリア、モロッコ、イエメンに比べて、町並みは綺麗だし治安も良さそうに見えた。アフリカ最大の油田があり、昨年の一人当たりのGDPは1万2千ドルで、エジプトの約4倍もある。それゆえ、世界にはアホな独裁者が多いなか、まだ善政を敷いている方と錯覚していた。実際は徹底して反政府派を弾圧する恐怖政治を行っていたのだと、今回、国民を平気で虐殺していることでよく分かった。人間の命の重さなど全く考えていない。「安保理の常任理事国(米英仏中露)だけに拒否権があるのは、国連憲章が掲げる加盟国の平等に反する」「911のようなアルカイダのやり方は絶対に間違っている」と批判するなど、“時々”まっとうなことも言っていたのに…。
/リビアの人々は“食”に関しては、追い詰められた状態ではなかった。しかし、民衆は今、命がけで首都トリポリに向かっている。41年という途方もない年月を支配してきた独裁者を倒すために。僕は、人間は腹が満たされている限り、命がけで政治を変えようとなかなか思わないものと考えていた。しかしリビアの人々は違った。自由はパンよりも貴重なのだ。
/エジプトのムバラクや、最近激しいデモが起きているバーレーンの王族は、ずっと親米路線をとってきた。一方、アラブの大半の市民は多かれ少なかれ反米、反イスラエルの感情を持っている。ムバラクはイスラエルと友好関係を築いており、これも反発を受けた大きな要因になっている。しかし、カダフィは反米・反イスラエルをモットーにし、過激な言動を繰り返してきた男。つまり、親米、反米に関係なく、言論や表現の自由を奪う人間は総スカンを食らうということだ。これは特筆したい。
/カダフィは41年の間、自らの権力を強固にすべく徹底した独裁を行ってきた。経済状態も悪くない。ゆえに「他のアラブ諸国が民主化されても、リビアだけは変わらない」、そんな風に考える学者が多かった。エジプトの秘密警察はアラブ最強と言われていたが大規模デモの前に為す術がなかった。エジプトとリビアという、最も革命が困難と思われた国でそれが成功すると、もうどこの国でも独裁政権を倒せそうな気がする。中国も5年後にはどうなっているか。僕らはどエラい時代に生きている。
//かたや我が日本。「政権交代後、天下り101人」。しかもその半分以上が菅政権になってから。公約だった「天下り根絶」はどこ吹く風。庶民には増税、法人には減税も、今までと同じ路線。ここまで何も変わらないことに目まいすら感じる。
 2月21日…トップのおすすめ番組情報は、週刊のテレビ雑誌を調べて番組をピックアップしてるんだけど、NHKは急に特番が入って変更になることが多い。一昨日に急遽オンエアされたNHK特集『ネットが革命を起こした〜アラブ・若者たちの攻防』は実に見応えがあり、事前に詳しい内容が分かっていたら絶対に気合いを入れて紹介していた!
/内容はチュニジアやエジプトといった独裁国家で、どうやって革命が実現したかを掘り下げていったもの。軍隊&治安部隊&マスコミを支配している独裁者に、丸腰の市民がフェイスブックやツイッターを駆使して勝利していく過程は実にドラマチック。これまで独裁者はマスコミを支配することで、政権に不利な情報を遮断してきた。ところが、携帯電話の動画機能とフェイスブックやYouTubeがあれば、個々の市民がジャーナリスト状態であり、権力者がテレビ・新聞を押さえようが真実は動画で即座に伝わっていく。射殺された市民や負傷者で溢れかえる病院の映像は、“独裁者に裁きを”と全土に怒りを呼んだ。
/一方、退陣を求める運動が長引けば、デモ参加者の生命が危なかった。 エジプトでデモを呼びかけた青年いわく、「ムバラクの9月退陣を認めていたら、それまでの間に僕らは粛清(処刑)されていた」。動画の存在はそれ自身がデモに加わった証拠であり、独裁者は秘密警察を使ってデモ関係者を連行し、“政府転覆罪”“内乱煽動罪”で粛清する可能性が高かった。チュニジアもエジプトも、ギリギリのところで独裁者に競り勝った感じだ。
/それにしてもフェイスブック(ミクシーの強化版みたいなもの)の力はすごい。2004年にハーバードの1人の学生が作ったプログラムが、たった7年で文字通り国家をひっくり返した。ブログやメールは秘密警察に監視されており、政府批判をすればたちまち逮捕されるけど、フェイスブックは「友人まで公開」機能や暗号化により、秘密警察が簡単に会話を覗けなくなっている。もう市民の口を塞いだり目隠しをすることは出来ない時代になったんだ。エジプト政府はスパイをフェイスブックに潜入させて反体制派を炙り出そうとしたけど、あまりに情報の拡散が早くて対処不能に陥った(番組内でエジプト政府関係者が“もし本気でフェイスブックを監視するなら300万人のスパイが必要だった”と証言していた)。そこでエジプト政府はネットを全部停止させたわけなんだけど、この“ネット全切断”に怒ったのが以前からネット規制や検閲に抗議していた米国グーグル本社や海外のハッカー集団アノニマス!グーグルはエジプト国民に独自のネット回線を用意し、アノニマスは世界600カ所からエジプト政府のコンピューターを攻撃して機能を麻痺させた。反政府デモは続行され、ムバラクは退陣し革命は果たされる。
/チュニジアで大統領が国外に逃亡したのは、まだ一ヶ月前だし、ムバラク退陣に至っては一週間しか経ってない。この短期間でNHKはよく取材を重ねて1時間の番組を完成させたもの。中でも、一連の中東革命の発端となったチュニジア人青年の絶望の焼身自殺について、事件の動画をアップしたのが青年のいとこであったこと、その動画を最初にフェイスブックで広めたのが20代の一般女性であったこと、エジプトで大型デモを計画したのが25歳の若者で、彼はかつて弟(13歳)が国営企業の車に轢かれて死んでおり、何の謝罪も保障もなく相手も罰せられなかったことから反政府運動に立ち上がったこと、そういう両国の革命のきっかけを作った市民にインタビューをして、何が彼らを突き動かしたのか、“最初の第一歩”を明らかにしたことが圧巻だった。
/20年以上も独裁が続いている国は、この先も親族が政権を継ぎ、半永久的に支配が続くような気がするけど、武装蜂起や爆弾テロで対抗しなくても、圧倒的多数の人々が立ち上がってデモをすれば、独裁者を追放することが可能だし、世界も民衆をバックアップしてくれる。チュニジアもエジプトも、新たな国造りに向けて本当に大変なのはこれからだけど、政府を批判するだけで逮捕されたり拷問死することがなくなったのは、まったくもって喜ばしいことだ。
 2月20日…仏像ファン感涙!神奈川県立金沢文庫が80周年特別展として『運慶』展を3月6日まで開催中!最大の見所は、運慶のデビュー作と言われるイケメン“大日如来像”。20代の運慶が彫り上げた大傑作。髪も指も衣も、何もかもが美しい。普段は奈良・円成寺の薄暗いお堂の中に鎮座されているけど、博物館なら照明もあるし色んな角度から味わえるはず。関東の方、行ってらっしゃいませ!※イケメンズのあの証言者デス♪
//新パソコンへのデータ移行が完了したと思ったら、音楽ファイルが移転時にバグっていて、曲名と中身が違っていたり、アルバム名や演奏者情報が消滅していたりと、目の前が真っ暗に。膨大な時間をかけて、曲名と演奏者名を各ファイルに入れ直した。もうこの引っ越し作業はコリゴリ。新PCの容量は1TBで、旧PCの250GBから一気に4倍!メモリーも4GBから12GBへと3倍になった。この豪快スペックなら、2020年くらいまで余裕で使えるはず!(っていうか、そうであって欲しい)
 2月19日…読者の方から「ジョジョ立ち学、YouTubeで楽しませて頂きました!」とメール。ぐおっ、確かにSDN48芹那さんのファンの方がアップされている模様。自分の出ている動画を紹介するのは気恥ずかしさがありますが、いつもサイトのオフ会は大阪での開催。遠方の読者の方(特に海外在住の方!)とはなかなか会えないので、こちらに番組リンク(12分7秒)を貼っておきます。これまで文字を通してしかお目にかかれませんでしたが、動画であれば声や表情も伝わりますし、「なるほど、こういう人がいつもあの日記を書いているのか」と、少しでも存在を身近に感じてもらえたらと願ってやみません(うまく言えませんが、文字だけの日記に温度が加わる気が)。
/僕と鬼教官(身長190cm!)は開始30秒あたりから登場します。3分付近からジョジョ立ちの実践コーナーになり、ポージングの手順=お作法が画面に表示されるので、よろしければ皆さんも是非モニターを見ながらジョジョ立ちに御挑戦を!バッチリ決まれば、体の内部から人間讃歌のエネルギーが湧いてきます!サイト開設から今年で12年。こういう形で皆さんとお会いすることに人生の妙を感じます。
※動画、19日深夜の時点では確認できましたが、この先“大人の事情”で即消える可能性も。関係者の方、ここはどうか新たな文化振興のため寛大な対応を。(>_<)
//先日から連載されている仙台市の“荒木先生インタビュー”。奇しくも昨日の第5回はタイトルが『マンガと現実世界との関わり』で、ジョジョ立ちのことが話題に。荒木先生いわく「もともと「ジョジョ」の登場人物のポーズは、ファンタジー性を出すためにあえて現実にはありえないポーズを取り入れて演出しているんです。実際の人間の関節の可動範囲はここまでというところを、さらに限界を超えたところまで捻って表現していますが、それを実際にやっているんですから…写真でみると、ちゃんと再現しているんですよ!人間の体が進化したのかな?」「そもそも真似しようがない表現にしているのに、そこに現実に踏み込んでくるという…なんか、その発想からして驚きですよ」。そしてインタビュアーのリクエストに応えて“ジョナサン立ち”を披露されています♪(このあたり、先生は本当に優しいですね)
//今日の『ウルトラジャンプ』、これはネタバレにならないと思うので書くけど、「スティール・ボール・ラン」の扉絵に“最終回まであと3回!”という衝撃的な煽り文が!今回が68話だから、70話で完結するということか。レース後のエピソードを考慮して、あと5話以上続くと思っていたのでビックリ。ラスト2話は連載初期のように、超大増ページになるのかな?来月が待ちきれない!
//48時間がかりでやっとこさ新パソコンにデータ移行を完了。Windows7、使いこなすことが出来たらかなり便利っぽい。いろいろツールをいじってみよう。
 2月18日…Windows7とXPが、これほどまでに異なっているとは!メールをやろうと思ったらアウトルック・エクスプレスが入ってな〜い!どうやら「Windows Liveメール」という新しい方式になった模様。以前使っていた百科事典ソフトが64bitに反応しないとか、シリアルナンバーの控え間違いとか、アクシデントの連続。明晩には、ATOKの辞書ツールやスレイプニルの“お気に入り”など、細かい作業も全部引っ越し完了して、本格的に更新を再開できるはず…そう信じたい。
//昨日のNHK文化センターのリンク、該当講座に直接飛べるように貼り直しました。
//明日はウルトラジャンプの発売日。やっと『スティール・ボール・ラン』の続きが読める!大陸横断レースも大詰め。ゴール直前の最終バトル、どんな展開になるのかめさめさ楽しみ!

 2月17日…ここ数ヶ月、PCが絶不調で毎日のように再起動していたけれど、今夜そのXPの旧パソコンから、Windows7のニューPCに全データを引っ越し予定!総量200GB以上のデータゆえ、「移動に12時間かかります」とメッセージが出た。ひょえ〜!無事に成功すれば、劇的に仕事の効率が上がるハズ!
//NHK文化センター梅田教室(大阪)の企画『カジポンと行く著名人お墓巡り』(全3回)の申込み案内が、明日2/18(金)の日経・読売・朝日・毎日の各社新聞朝刊に折込されます(阪神地域のみ)。講座日時や行先は以下の通り。すべて13時〜16時で雨天決行です。
●4/23(土)…京都。金戒光明寺近辺。
●5/28(土)…京都。知恩院や霊山護国神社。
●6/25(土)…和歌山・高野山。
6年前に一度だけ読売文化センターの依頼で東京・多磨霊園を案内したことがあるのですが、関西はこれが初めてです。京都では龍馬、湯川秀樹、お江など、高野山では戦国武将(信長、光秀、信玄、謙信)を中心に、全3回で約50名の歴史上の人物を巡礼します。定員は先着25名。文化センターの方には、“報酬は最低ランクでいいので参加費は可能な限り安く”とお願いしているのですが、広告費や他の講座料金とのバランスから1回あたり約3千円になりました(スミマセン)。その分、当日は特製テキストを作るなど、300%の力で解説&案内します。以下の公式サイトにも2/18の9時半に告知がアップされるとのことです。
//『風の谷のナウシカ』の王蟲の鳴き声って布袋寅泰のギターだったんですねぇ。知らなかった!
 2月16日…最近鑑賞した映画の中から、良かったもの3本をレビュー。
●ヒックとドラゴン…90点。内気な人間の少年ヒックとドラゴンの友情物語。オープニングからラストまで一気に見せてくれた。ドラゴンの背に乗って大空へ飛翔する時の高揚感は“アバター”以上。夕暮れの雲の中や極北のオーロラの中を飛行するシーンは眼福。単なるほのぼの動物映画ではなく、対立の中での“共生”をテーマにしており、「ドラゴンに何百人も殺された!」「人間は何千匹も殺したじゃないか!」というようなシリアスなセリフも出てくる。クライマックス後にこれまでの子ども映画では描かれないような演出があり、傷ついた者同士が助け合って一つになる姿が美しかった。日本語吹替版最高。※レンタル解禁済(Ama
●トロン:レガシー…83点。CGをふんだんに取り入れたバトルの見せ方がクール&スタイリッシュ。そして、電脳ワールドのどんな壮大な光景よりも、僕らが当たり前のように見ている朝陽の方が美しいと認識させてくれる脚本も良い。特筆したいのは音楽!重厚なデジタル・サウンドが心地良く、映画鑑賞の翌日にはサントラを購入してしまった!もう何回このCDを聴いたか。サントラ『インセプション』と並ぶ2010年の名盤。
●96時間…80点。愛娘を誘拐された元CIAのエキスパートが、パリの闇組織を相手に大暴れ。一般のアクション映画と異なるのは、まったく悪党に手加減しないこと。ビックリするくらい容赦なく始末していく。まさに悪即斬。“犯罪者にも人権”なんて甘い要素は皆無。最初は「おいおい」ってなったけど、途中からこっちも吹っ切れてしまった。リーアム・ニーソンはシェイクスピアの舞台や社会派ドラマが似合うけど、こういうアクション映画も堂々とこなせるんだよなぁ。
●最後の忠臣蔵…94点。あり得ないくらいボロ泣き。めちゃくちゃ良かった。主人公は吉良邸討ち入りの直前になって姿を消した赤穂浪士、瀬尾孫左衛門(役所広司)。四十七士は“義士”として讃えられるが、脱落者は裏切者として糾弾される。一体、孫左衛門はなぜ“逃亡”したのか?映画はこの謎が次第に明かされていく。もうね、それまで孫左衛門のことを罵倒していた人々が、真相を知ったときの一連のシーンが爆涙すぎる。同志の寺坂吉右衛門(佐藤浩市)が一言だけ挨拶に来る場面も、“すべて分かった”と目で語っているのがたまらない。桜庭ななみは独特の気品があるので、日本映画界の宝になるかも。クライマックス以外にも4、5回ウルウルくるシーンがあり、体内からほとんど水分が無くなった。
 2月15日…年末のオフ会で驚いたことのひとつは、5年以上前からサイトを訪問して下さっている常連の読者の方のうち、約3分の1の方が、まだ1度も読者掲示板=文芸ジャンパラ・アート・カフェに訪れたことがないということ(入口はサイト・タイトルの10cm下右端)。今日はそこから2つのトピックを紹介!
●“米国一の褒め殺し男”スティーブン・コルベア…コルベア氏は今年47歳の米国人コメディアン。米国にはFOXニュースという人気の保守系ニュース・チャンネルがあり、ブッシュ時代はひたすら政権をヨイショし続けていた。アフガン空爆もイラク戦争も、FOXが旗振り役になって米国民を煽っていたし、戦果を華々しく伝える一方で、誤爆や米兵の死は殆ど伝えないという大本営のようなことをやっている。米国民に都合の良い視点で、耳に心地良いニュースを流し、大衆のハートをガッチリ捉えることに成功。CNNを視聴者数首位の座から引きずり下ろし、全米第1位の国民的ニュース・チャンネルとなった。そのFOXの看板キャスターで保守論客のビル・オライリー氏のパロディをやっているのがコルベア氏だ。コルベア氏はオライリー氏を戯画化して狂信的にブッシュを持ち上げ、ホワイトハウスのあらゆる政策を熱烈に支持した。もちろん全部皮肉なんだけど、それを風刺と理解していないホワイトハウス記者クラブの会長が、2006年4月、なんとブッシュ夫妻が出席するホワイトハウスの晩餐会にコルベア氏を招待した(もちろんブッシュは当時大統領)。2500名もの著名人が招かれ、中には米軍上層部や共和党の大物政治家がズラリ。彼らを前に、コルベア氏は16分間のスピーチと、7分間のギャグ・ビデオを上映した。スピーチのテーマは『ブッシュ大統領の何が偉大か』。内容はこれでもかという“褒め殺し”。たとえば、ブッシュを不屈の大統領として「まるでロッキー第1作のロッキーだ!」と讃え、対戦相手のアポロを“世界”にたとえている。誉め言葉に聞こえるけど、ロッキーって第1作では最後に負けているんだよね。こんな感じで16分間ひたすらブッシュを絶賛しながら、裏の意味で強烈に批判しまくった。ついでにFOXなど御用メディアもまとめて料理。愛国心も「私はアメリカを信じている!この世に存在すると思っている。大西洋から太平洋にわたり大地が広がってる感じがします」と茶化す。5年前ということは、その時同氏は42歳。よくぞ、大統領の数メートル前で、こんなトークをやりきったともの。圧巻だった。この年、タイム誌は「最も影響力のある人物100人」の一人にコルベア氏を選出した。
伝説のコルベア氏のスピーチへのYouTubeリンクはこちら→パート1(9分)、パート2(8分)、マスコミ対応を指南した特製ビデオ(7分30秒)。すべて日本語字幕付き!最後のビデオに登場するお婆ちゃん(当時86歳)はヘレン・トーマスというホワイトハウスの超名物記者。ブッシュに対してイラク侵攻の本当の理由を追及した気骨を持つ。「私はアメリカ史上最悪の大統領を取材している」「パレスチナ人は彼らの土地を占領されている。ユダヤ人はパレスチナから出ていけ」「私がUPI通信員を辞めたのは同社を買収したメディア企業が文鮮明率いる統一教会と関わりがあるからだ」など、センセーションを呼んだ発言も多い。(ウィキ/ヘレン・トーマス)
川上未映子さんの詩「私はゴッホにゆうたりたい」(私はゴッホに言ってやりたい)…ゴッホに対する熱い想いが爆発した詩。僕はこれまでに読んだどんな美術評論家のゴッホ評よりも、彼女のこの詩に胸を揺さぶられた。読み返す度に、もらい泣きしそうになる。たまらない。
 2月14日…仙台在住の読者の方から、漫画家・荒木飛呂彦先生が郷里・仙台の思い出やジョジョについて語っている、仙台市のWEB企画を教えて頂きました!今日から10日間連続で毎日アップされるという、ファンには夢のような豪華企画。各回のサブタイトルを見ているだけでもワクワクします。情報を有難うございました♪
上記リンク先の荒木先生のお写真、
とてもじゃないけど、4ヶ月後に
51歳になるとは思えません!先生の
お写真は若く見えるものが多いけれど、
これは近年で最強クラスじゃない
だろ〜か!?何をどうすればここまで
年齢をとらずにいられるのだろう!?
//松本大洋先生や羽海野チカ先生など人気漫画家が描いた“嵐”の5人。松本先生が描いた雪の日の二宮君、雰囲気が良いなぁ。
//“お笑い”には既成のレッテルや先入観を破壊する力がある。中東出身者の中には、911事件以降、アラブ人やイスラム教徒に対して米メディアが作り上げた偏見を、打ち破ろうと頑張っている人がたくさんいる。イラン生まれの米国人、マズ・ジョブラニさんもその1人。リンク先で見つけたこの動画(9分)では“イラン系アメリカ人”の苦労を、ユーモアいっぱいにトークしている。ジョブラニさんはアラブ側に立っていながら、タリバーンやイスラム過激派の爆弾テロを風刺、批判している。過激派から裏切者に認定されるし、めちゃくちゃ勇気の要ることだ。当動画は素晴らしいことに再生ボタンの側に「25カ国語」の字幕を選択できるボタンがあり、バッチリ日本語もある。いったい何人の人間がこの9分間の翻訳作業に関わっているのか。「このトークは大切にしなければならない」と翻訳家の心を動かしたのだろう。※動画の右上のボタンで拡大されます。あと、字幕が出ない場合は元リンクから閲覧して下さい。※先日、パキスタンで14歳の子どもが自爆テロをする衝撃的な事件があった。死傷者は69人。子どもの体に爆弾を巻いたのはタリバーンだ。米国の武力介入は愚行だけど、イスラム過激派の大人たちが、自分の掲げる“正義”のために子どもの命を道具にするのは絶対に間違っている。先月も別の少年による同様の事件があったばかり。昨年12月の事件は少女という説もあり、地域での狂気が加速している。そしてこの悲劇にしても、もうニュース性がないと思われているのか、日本のメディアは大きく報じていない。あちこちでいろんな感覚がマヒしている。
//CNNがまとめたエジプト周辺12ヶ国の最新情報一覧表。エジプト革命を受け、政権トップが次期選挙に出馬しないという国もあるけど、デモ隊はどこも弾圧されている。現状が簡潔に紹介されておりパパッと読める。
 2月13日…11日夜、エジプトでムバラクが退陣。9月の任期終了まで政権にかじりつきそうな雰囲気だったので、突然の大統領辞任には驚いた。東京のエジプト大使館前で喜びを爆発させていたエジプト人女性が、母国の未来についてマイクを向けられ、「エジプトはクリーンで綺麗な国になります。期待するのではなく自分で努力し、綺麗な国を作りますから」とのこと。“クリーンな国になりますように”と願うだけじゃなく、“自分で努力し綺麗な国を作る”という言葉が印象的だった!
//先日のジョジョ立ち出演がもたらした実生活のささやかな変化。
(その1)5年前から通っている空手教室での出来事。厳格な師範、僕以外は全員が黒帯、そんな環境。昨日道場に行ったら、いつもより10分早く稽古が終わった。そして師範が「今からジョジョ立ちをみんなで勉強する」と宣言。そして「○○君(僕の本名)は前へ」と指令。師範は空手一筋の方で、ジョジョだけでなく、ジャンプそのものを読んだことがない。それ故、そういうことを言う人に思えなかったので「師範、それは本気…」「何事も経験だ」。番組を見て下さり、空手の“型”に通じる美を認めて下さったのだろうか、僕は黒帯の方30人(大人もいっぱい)を前にジョナサン立ち、リゾット立ち、DIO立ちを指導することに。道場では一度もジョジョ立ちの話をしたことはなく、当然、他の生徒さんは目が点。とにかく、ジョジョの物語を短く説明し、レベル1のジョナサン立ちに突入。数分後、道場には「人間讃歌は!」「勇気の讃歌!」の声が鳴り響いた。最初は固まっていた人も、「メタリカ!」など皆で声を出してポージングを決めているうちに血潮が熱くなり、もともと無限の基礎体力と柔軟な肉体を持っている人ばかりなので、最後のDIO立ちでは「WRRRYYYY!」の咆哮と共に、素晴らしいエビぞりを再現していた。師範もノッていて、締めに3人を前に出させ、3つの異なるポージングが響き合うハーモニーを堪能されていた。まさか、道場がこんな異次元空間になる日が来ようとは!いやはや、貴重な体験でした。ドン引きせずに全ポーズに挑戦して下さった生徒の皆さん、ありがとう&お疲れさまでした!※試合で勝利した時にDIO立ちでハイな気持ちを表現して下さいね!/(その2)収録前の10日間は緊張の為に食事が喉を通らず、結果的に奇跡の5kgダイエット成功。番組を見た旧友は「ふっくらしたなぁ」「恰幅(かっぷく)が出て来た」と言うんだけど、年明けの僕はそんな甘いものではなく、70kgにリーチがかかっていた(20年前は48kg)。身長が167cmなので70kgはヤバイ。ところが、ド緊張断食ダイエットの結果、1日に500gずつ体重が減り、収録時は64.5kgになっていた!これで分かったこと。今までダイエットに成功しなかったのは、「35歳を過ぎると脂肪は落ちにくい」「ジュースはダイエット・コーラに、デザートはカロリーゼロ・ゼリーにしてるけど痩せないのはトシだから」と年齢のせいにしてたけど、そうじゃなかったんだ。結局僕は、何だかんだ言って、無意識に間食したり、ご飯をお代わりしていたのだ。ここ数年、何をやっても増えていた体重が、10日で5kgも減ったのは我が身のことながら目からウロコ。“こりゃ50kg台に戻るのも夢じゃないかも”と、野菜中心&ご飯はお椀半分を続けていたら、さらに63.5kgに減った。『ツボ学』に感謝。※ジョジョ立ちと全然関係ない話でしたね(汗)。
 2月12日…先日上京した際、両国の江戸東京博物館で開催中の『江 姫たちの戦国展』に足を運んだ。江、茶々、秀吉の自筆手紙のほか、秀頼、おね、春日局、家光の自筆文、安土城の金箔付瓦、浅井長政やお市の肖像画(重文)、信長・秀吉・家康像、1598年に書かれたイエズス会通信、姉川や賤ヶ岳の合戦図、江戸城や大坂城の図、薙刀ほか、かなりのボリュームでお腹いっぱいに。江戸東京博物館は、この特別展以外にも実物大の歌舞伎小屋など見所があたくさんあり、タイムスリップしたような感覚を味わえる。お薦めの博物館ッス!※会期は来週の日曜、2月20日まで。
//『R-1ぐらんぷり2011』の感想。笑いのツボというのは各人で異なるので、あくまでも僕個人の印象を綴ります。/優勝は下積み15年の努力が報われた佐久間一行さん。井戸のお化けは奇天烈な内容で大笑い。3ラウンドを全部切り口の違うネタで勝負した佐久間さんの栄冠に納得デス。※佐久間さんの2本目、ネタのイラストが小さくて見え難かったので、画面を2分割するとか、ディレクターやカメラマンの機転が欲しかった。/一方、期待していたスリムクラブ真栄田さんやCOWCOW山田さんが、それほど爆笑に至らなかった。山田さんはどうして2回とも同じネタ(早口言葉)にしたんだろ。他に引き出しはないのかって感じるし、決勝ってそんなに甘くないと思う。同じことをやるんだったら、1R目で敗れたキャプテン渡辺さんの2本目を見たかったな。/AMEMIYAさんの3本目は内容が笑えるネタじゃなかった。誰かの人生の苦労を笑う、そんなネタの時は視点にもっと“愛”やエールが必要だと思う。※オチで自分を落とすのも必須。/ヒューマン中村さんは、三段オチ自体が面白かったので、その後に自分で入れるツッコミが余韻を消してしまい余分に感じたなぁ。/めっちゃ単純なギャグの連続なのに楽しかったのがバッファロー吾朗木村さんの“ベストセクション”。「最大都道府県大賞」連続37回受賞の北海道や、流行語大賞の“もしもし”に噴いた。ナオユキさんの地味なつぶやきトークも、相変わらず良い味。敗退後に“ここに立てただけで満足”と静かに微笑んでいたのもジンワリきた。/今回から導入された1対1の勝ち抜き戦は、M-1など従来のトーナメントで指摘されていた出場順問題(序盤ほど不利)を解決する良い方法だと思いマス!
//“M-1読本”発売イベントの「笑い飯」のトークが可笑しい。確かに、優勝したのにテレビの露出は一向に増えないもんなぁ。
//ツイッターのフォロワーが800名を突破。登録して下さった方、ありがとうございます!
 2月11日…今月初め、グーグルのストリートビューが世界の有名美術館にも潜入したことが話題になった。現在登録されているのは17館。ファン・ゴッホ美術館(オランダ)、メトロポリタン美術館(アメリカ)、ニューヨーク近代美術館(アメリカ)、フィッツィ美術館(イタリア)、ロンドン・ナショナル・ギャラリー(イギリス)、テート・ブリテン(イギリス)、エルミタージュ美術館(ロシア)、ヴェルサイユ宮殿美術館(フランス)、アムステルダム国立美術館(オランダ)、ベルリン絵画館(ドイツ)、アルテ ナショナルギャラリー(ドイツ)、フーリア美術館(アメリカ)、フリック・コレクション(アメリカ)、カンパ美術館(チェコ)、国立トレチャコフ美術館(ロシア)、ティッセン=ボルネミッサ美術館(スペイン)、ソフィア王妃美術館(スペイン)。/今のところ、美術館の中で移動できる範囲は限定されているけれど、それでも鑑賞可能な絵画は総計1061点に及び、個々の作品は標準的デジカメの1000倍に相当する70億ピクセルの解像度でデジタル化されている。ゴッホの絵をどんどん拡大していくと、絵の具の盛り上がりから、彼の興奮や情熱が伝わってくる!/まずは使い方ガイド(2分55秒※英語のみ)を見て、雰囲気だけでも掴んでおくと、中に入って戸惑うことが少ない。僕はまだ操作に不慣れで、思った絵画に辿り着けないのがもどかしいけど、画面の左上から美術館をチョイスし、行きたい方向にマウスを合わせてクリックすると進める模様。作品上の“+”マークを押すとズームが可能(僕のPC設定に問題があるのか真っ暗になることがある。WHY?)。自由に使いこなせたら楽しいだろうな。いつかオルセーとルーブルも加わって欲しいッス!
※作品表示中に画面右上の“i”マークから「More Works by this Artist」にいくと、一気にお気に入りの画家の作品が出てくるので便利♪
メイキング(1分44秒)。外光が入らないよう暗幕を張るとか、1枚1枚苦労して撮影しているのが分かる。
//再生回数2500万回という驚異の数字を叩き出しているフォルクス・ワーゲンのCM(1分)。懸命にフォースのチカラでモノを動かそうとしている姿がカワイイ!(笑)
 2月10日…昨夜の『はまる!ツボ学〜ジョジョ立ち学』を振り返って。まず最初に、ジョジョ立ちを明るく楽しいものとして紹介して下さった番組スタッフの方、有難うございました!1時間強の収録が12分間にギュギュッと詰まっていました。そして単行本表紙や本編画像の使用を快諾して下さった集英社の担当さん、お陰様で助かりました!/ジョジョ立ちシーンは、効果音に関節のきしむ音や腕が伸びる音を入れると、さらにインパクトが増すことがわかって新鮮でした。そして芸人さんの頭の回転の速さに感嘆!ロンブー淳さんのツッコミや南キャン・山里さんのボケは、本当に全部現場のアドリブなんです。各シチュエーションに合わせて、パッパッパッと面白いことが言える。プロだから当然なのか分からないけど、絶妙のタイミングでユニークな表現ができることに感動。凄すぎる。カメラが回ってないときも、淳さん、山里さん、芹那さん、みんなとても親切で、緊張をほぐそうとして下さり優しかったです。/それにしても、惜しまれるのは「12分」という放送時間。番組冒頭で僕が配った“教科書”には、『1987年から約四半世紀にわたって連載されており、シリーズの単行本は120巻を超え、累計販売部数は7000万部以上。ルーブル美術館に原画が展示され、文化庁「日本のメディア芸術100選」マンガ部門でも第2位入った名作(ちなみに1位はスラムダンク、3位がドラゴンボール)。ジョジョのテーマは人間讃歌です。ジョースター家という一族が何世代にもわたって悪と戦うわけですが、どんな苦難を前にしても誇りを失わず、自分を信じ、仲間を信じ、力強く前進していく姿が読者に感動を与えます。超能力を目に見える形で表した「スタンド」が多くの漫画家に影響を与え、漫画界がジョジョ以前、ジョジョ以降に分けられるほどです』と、放送時間を考えてコンパクトにまとめていたのですが、実際にオンエアされたのは『1987年に少年ジャンプで連載が始まった大ヒット漫画“ジョジョの奇妙な冒険”』。これだけ!うおーい!後はイタリア彫刻などジョジョ立ちの話になってしまった。/リゾット立ちの時には、リゾットが「敵ながら天晴れな男」であること熱く語り、淳さんも「そういう濃い話が聞きたい」と語っておられたのですが、「12分」の壁でカット。“リゾットなら絶対に仲間を疑わない”という話から、「このポーズなら待ち合わせの相手が遅れても何時間でも待ち続けられる」と展開したのですが、あのイラストだけでは伝わりにくいかな…。/実は、当日の収録ではナランチャのポージングもやったんです。あれは腹筋がチョ〜辛いのですが皆さん健闘され、山里さんの「ボラーレ・ヴィーア!」のガクプル咆哮など、見所満載だったのですが、こちらも「12分」が立ちはだかり時空の谷間に消滅。/5つのポージングが4つに削られるほどタイトな状況を考えると、冒頭の解説を長くすればポージングが3つ、2つと減っていく訳で、このあたりは番組スタッフの方もどこをカットするか相当悩まれたと思います。/というわけで、オンエアを機にジョジョに少しでも興味を持たれた方がおられましたら、ぜひ作品をお手にとって下さいませ!登場人物は悪党まで全員前向き。作品がうたいあげる人間讃歌は、必ずや人生を歩み続けるパワーになると思います♪
//東京都青少年・治安対策本部の浅川参事が言った、「(小説より漫画を表現規制する理由は)小説は読む人によって様々な理解がある。その点、漫画やアニメは誰が見ても読んでも同じで一つの理解しかできないから」という暴論に目が点。読者の方が、これに対する漫画家・島本和彦先生のコメントを教えて下さいました。島本先生いわく「じゃあ“あしたのジョー”が最後になんで真っ白になって笑ってるのか解釈を」。見事な切り返しで思わず拍手!ジョジョ第6部のラストも浅川参事に解釈して欲しいです(笑)。
 2月9日…「ジョジョ立ち学」、とにもかくにも放送終了!今は緊張が吹っ切れて放心状態。一呼吸ついてから感想を書きますね!※読者の方からラストの集合写真がどのキャラのポージングか問い合わせがあったので書いておきます。4列目の生徒さんが左からアナスイ、花京院、承太郎、ジョルノ。3列目がリゾット(芹那さん)、DIO(南キャン・山里さん)、ジョナサン(佐藤麻衣さん)、2列目がキラークイーン(僕)、ウェザーリポート(鬼教官)、最前列がジョナサン(ロンドンブーツ淳さん)です。一瞬だったので相当コアなファンの人しか全キャラは分からないと思います!(*^v^*)


人間讃歌は 勇気の讃歌!!
 2月8日…アカデミー賞を5回受賞するなど、数々の映画音楽を作曲した英国のジョン・バリー氏が、先月30日に心不全で他界。享年77歳。ジョン・バリー氏!我が家のCDラックには氏の手掛けたサウンド・トラックが4枚。どれも愛聴盤だ。それらはYouTubeにも上がっていたので以下に追悼紹介。
007のテーマ(1分45秒)…ジョン・バリー氏の名前を知らなくても多くの人が知ってるに違いない、氏の代表的作品!
ダンス・ウィズ・ウルブズ(2分22秒)…めっさ雄大な楽曲!西部開拓時代の広大な平原が目に浮かぶ。007を聴いてからこちらを聴くと、同じ作曲家とは思えないほど世界が異なり、改めて氏の才能に圧倒される。疲労時にこれ聴くと一気にヒットポイントが回復するので、僕にとってのベホマズン・ミュージック。
真夜中のカーボーイ(2分44秒)…真冬のNYのスラム街で、暖房もなく、凍った豆缶を食べる極貧の2人の男の友情物語。ハーモニカの音色が優しい男たちを思い出させ、五臓六腑に染みわたる。この映画のダスティン・ホフマンは神演技!
ある日どこかで(3分46秒)…なんちゅう美しい旋律!僕にとって、ジョン・バリー氏といえばこの曲!古いホテルの廊下で見かけた肖像写真に惚れる青年の物語。映画を観てからこの曲を聴くと涙腺決壊でござるよ。
//明晩のジョジョ立ち教室のテレビ・オンエアのことを考えると、緊張のあまり頭が真っ白になってしまう。“素数”って食べ物のことだっけ?ど、どうかジョジョの良さが伝わる編集になっていますように!
//本日、アクセス累計1900万件ヒット!
 2月7日…上の番組表にも載せていますが、明後日9日の深夜23時58分から日テレ系でオンエア予定の『新型学問 はまる!ツボ学』に、鬼教官と2人で出演し、ロンドンブーツ淳さんや南キャンの山里さんに「ジョジョ立ち」を指導しました。実はこれまでにも複数の番組から出演依頼はあったのですが、僕らは真剣にアートとしてやってるつもりなのに、内容を聞くと変人紹介というか、見世物的な扱いだったので、“ちょっと違うな”と断っていました(変人は否定しませんが、汗)。ところが、今回は番組名で『新型学問』と銘打っているうえ、番組スタッフの方も「真面目に紹介します」とおっしゃって下さったので、鬼教官と相談し出演を承諾しました。/ジョジョ立ちの目的は、ポージングの美しさを通して漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のテーマである“人間讃歌”を表現し、1人でも多くのまだ未読の方に作品を手に取ってもらうこと。収録現場では、番組を見た人が「ジョジョのポーズってインパクトあるね」で終わらないよう、ポージングの合間を縫って、ジョジョ立ちはあくまでも作品の魅力の一部分に過ぎず、その感動的な超絶ストーリーと、ルーブルにも展示された荒木先生の素晴らしい絵の核融合にこそジョジョの真髄があるのだと力説しました。/あとは、その解説が本放送にどこまでカットされずに残るか。1時間の収録のうち、実際にオンエアされるのは10分強とのこと。製作サイドから「いろいろ語って下さったのですが、今回はジョジョ学ではなくジョジョ立ち学なので…」と連絡がきており、手に汗を握っています。解説の大幅カットが避けられないとしても、せめて冒頭のナレーションで作品の魅力、人気の理由を要約してもらえたらと、リアルに天に祈ってます!
 
鬼教官とジョジョ立ち教室選抜チーム。左端の生徒さんが良い角度!ここに淳さんたちが加わりマス。淳さんたちは事前練習いっさいナシ、ガチの初ジョジョ立ちっす!

//東京の読者の方から「ガンダム・ファンに朗報!」との情報が。豊島区民センターにて、3月5日、6日の2日間をかけ、劇場版ガンダム3部作上映会&富野監督の講演会が催されるとのこと。富野監督の講演は80分というロングタイム!しかも2日間の通し券が千円という格安。まだ大々的に宣伝しておらずチケットは200枚以上あるそうなので、興味のあるガンダマーはお急ぎを♪
 2月6日…今日の大河ドラマ『江 第5回・本能寺の変』は、色んな意味で伝説回として時代劇ファンに伝えられるだろう。最初に言っておくけど、僕はもう第3回あたりで「史実変えすぎ」など批判する気もなくなり、上野樹里が9歳を演じようと、宮沢りえが13歳を演じようと、いっそこの戦国ファンタジーをトコトン楽しもうというモードに切り替わっている。第5回も“田渕無双”の超展開を満喫した。(1)本能寺の変の数時間前に怪奇現象続発。信長の妹お市が持っていた信長の「天下布武」印判が突然真っ二つに割れる。利休が持っていた信長愛用の茶碗に突然ヒビが入る。備前岡山にいた秀吉1人だけに空が赤く見える(2)光秀襲撃時、炎上する本能寺の奥で信長が江のドッペルゲンガー(生き霊)に遭遇。「江ではないか、そうか別れを言いに来てくれたか」と語りかける信長。いつの間にか誰よりも信長の心を占めていた江(3)一方、本能寺にいたはずの正室・お濃はまったく登場せず。文字通り影も形もなし(4)クライマックス、信長が自刃前に「人間50年、潮時か」と静かに笑いつつ“涙”を流す。本能寺で泣いている天魔・信長を初めて見た!しかも肝心の自刃は描かれず、信長は謎の白い光の中へ入っていく…(5)このとき、堺にいたエスパー江は、胸騒ぎがして飛び起きる(6)家康と馬で伊賀越え中に、野武士たちに襲われる江。いつの間にか江の真後ろに信長の亡霊が現れ、一緒に馬の手綱(たづな)を握り、2人で華麗に野武士から脱出(7)ゴースト信長に「そち(そなた)は生きよ」と言われて自害を察知した江が、信長の死を家康に報告。驚く家康。/ドッペルゲンガーのシーンで思わず「うおいッ!」と画面に叫びはしたけど、トヨエツ信長の演技は上手いし、あの声が何より良い。最後のゴースト信長との乗馬も、BGMがどんどん盛り上げてくれ、“まさか…?お、俺は感動しているのか?”と自分自身に驚いた。爆笑したりウルウルきたり忙しい。この調子なら最終回まで完走できそう。こんな耐久能力を(荒療法で)与えてくれた一昨年の戦国ロマン『天地人』に改めて感謝したい!/江のオンエア後に、当サイトのアクセスカウンターが爆裂大回転。いったいどのページにアクセスが集中しているのかと思ったら、明智光秀の特化ページだった(グーグルで2番目に出て来た)。あのページは長時間かけて作成したので嬉しいな。
//今年もヤツ(花粉)の攻撃が始まった!例年よりもかなり早い気が。昨夏の猛暑の影響で、今年の総飛散量は例年の10倍以上という最強の花粉ハリケーンとのこと。あな恐ろしや。
 2月5日…原発の安全性について、何となく心配はしていたけれど、政府も電力会社も「絶対に安全」「日本は資源がないので原発は必要」と連呼しているし、詳しい知識がないのでこの日記では殆ど触れてこなかった。/先日、読者の方から、原発の作業現場で何年も働き、内部被曝を百回以上も繰り返し、癌になって他界した平井憲夫さんのラスト・メッセージを教えて頂いた。そこに書かれていたことは、今まで知らなかった事ばかり。文章の冒頭に「私は原発反対運動家ではありません。20年間、原子力発電所の現場で働いていた者です」とあるように、決してヒステリックに原発を批判する内容ではなく、淡々とした内部告発であり、それだけに心に迫ってくるものがありました。平井さんが強く主張していたのは、「あまりにずさんな工事」「素人の役人が安全性を検査」「ニュースになってないだけで、大勢の作業員が被曝している」「原発の廃棄は放射能が漏れるので不可能に近い」等々。これは平井さんの命がけの遺言なので、できればコチラの原文を全部読んで頂きたいのですが、かなりの長文なので、多忙な方の為にメモしたことを以下に抜粋します。
「皆さんが知らないのか、無関心なのか、日本の原発はびっくりするような大事故を度々起こしています。原子炉の中の放射能を含んだ水が海へ流れ出て、炉が空焚きになる寸前だったのです。日本が誇る多重防護の安全弁が次々と効かなくて、あと0.7秒でチェルノブイリになるところだった。それも、土曜日だったのですが、たまたまベテランの職員が来ていて、自動停止するはずが停止しなくて、その人がとっさの判断で手動で止めて、世界を巻き込むような大事故に至らなかったのです。日本中の人が、いや世界中の人が本当に運がよかったのですよ」「稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが1本緩んだことがありました。動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その1本のネジを締めるのに働く人30人を用意しました。一列に並んで、ヨーイドンで7メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。行って、1、2、3と数えるくらいで、もう(被曝の)アラームメーターがビーッと鳴る。中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで160人分、金額で400万円くらいかかりました。なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです」「放射能がある限り廃炉、解体は不可能なのです。人間にできなければロボットでという人もいます。でも、研究はしていますが、ロボットが放射能で狂ってしまって使えないのです」「(原発安全のためにどうすればいいか)私はずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません」。
設計図は確かに完璧だし安全対策も出来ている、でも肝心の工事が手抜きで、信じられないような事故ばかり起きている…危機意識から何度もそう語っておられるので、余程の深刻さなんだろう。とにかく、工事をやり直すのは大変なので、せめて検査官を素人から専門家に変える事、これは大至急行なうべきだと思いました。
 2月4日…アメリカ航空宇宙局NASAが“ありえそうな映画”“ありえない映画”のそれぞれベスト10を選出。NASAは米国の国家機関。そういう組織が映画のランキングを発表するあたり、さすが映画が国宝になる国だなって思う。“ありえそうな映画”の第1位は『ガタカ』。『ガタカ』は我が人生のバイブルとなった超傑作映画!決してメジャーな作品じゃないけどNASAの多くの職員が観ていることが分かりめっさ嬉しい!一方、“ありえない映画”の第1位は『2012』。来年地球が滅亡したらたまらんよね。「ジョジョ」「ベルセルク」「ガラスの仮面」、どれも完結してないし。「HUNTER×HUNTER」はあと30年あれば完結するかも。
//一昨日刊行された『日本人のお葬式』(洋泉社)にて、巻頭カラー企画「墓は生きている」を執筆してマス。“墓は石で出来てるし、一度造られたら変化しない”、かつて僕はそんな風に漠然と考えていた。しかし、何度も同じ墓を訪ねるうちに、どんどん表情を変え、変化していることに気付いた。そして、大きく分けて3つの意味で“墓は生きている”と実感するようになった。
(1)墓域の変化…新しく辞世の句や事蹟を刻んだ墓碑が建ったり、古い墓であれば墓石そのものが建て替えられることがある。大河ドラマの放送を機に墓所が整備されることも少なくない。
(2)自然環境による変化…春夏秋冬という季節の移り変わりに歩みを合わせ、頭上に桜が舞っていたり、周囲に紅葉が敷き詰めてあったり、真っ白な雪に埋もれている墓石たち。その折々で墓から受ける印象が大きく変わり、それこそ、朝と夕方、晴天と雨天でも、まったく表情が異なっていたりする。
(3)巡礼者の愛で変化…映画スターやミュージシャンの墓にはファンレターが供えられていることが多い。また、ファンが描いた肖像画、イラストなどもよく見かける。作家の墓前であればペンが置かれていたり、ギタリストならギター・ピック、戦国武将なら家紋入りの湯飲みなど、巡礼者の愛がどんどん墓を変えていく。
このような視点から、実際に約20名の墓所を写真で紹介しながら、具体的に“どう墓が生きているのか”を6ページ分語っています。(Ama
//年末に大きな騒動となった“スカスカおせち”がまさかのフィギュア化。あれをミニチュア・フィギュアにしようという発想にやられた。無駄に完成が高いのがウケる。
 2月3日…本日刊行の時計雑誌『クロノス日本版3月号』(Ama)に映画コラムを連載しています。今回はB級SFコメディの金字塔『ギャラクシー★クエスト』!1999年に公開された本作は熱狂的なファンが多い大傑作。架空のSFテレビ・シリーズ“ギャラクシー★クエスト”をめぐる涙と笑いの冒険活劇だ。主人公は放送終了から20年が経過し、めっきり仕事も減った俳優たち。彼らはファン・イベントでサインを売って小銭を稼ぐ日々を送っている。そこへある日、本物の宇宙人サーミアン人がやってきて、俳優たちを宇宙へ連れ出した。サーミアン人は偶然“ギャラクシー★クエスト”の放送電波をキャッチし、ドラマではなく歴史ドキュメンタリーと信じ込んで見ていたのだ。そこで同番組のヒーローたちに宇宙戦争の指揮を依頼に来たのだった。当初は地球へ逃げ帰る事ばかり考えていた俳優たちは、彼らの事をヒーローと信じて疑わない、サーミアン人の真っ直ぐな気持ちに“応えたい”と思うようになっていく。こうして、落ち目のテレビ俳優たちが銀河の彼方の文明危機を救う戦いを始める!/『スタートレック』の第一級パロディ映画であり、無意味に前転しながら進む艦長や、必ず1秒前に止まる爆発解除スイッチなど、笑いどころが随所にある。特に、バービー人形をイメージしたという金髪のセクシー乗組員を演じたシガニー・ウィーバー(当時50歳とは思えない美しさ)が、複雑すぎる船内構造に「このシナリオライターは死ね!」と悪態をつくシーンは爆笑。ハリポタのスネイプ先生がトカゲ頭のカツラを被り、“本当はリチャード三世やシェイクスピアがやりたいのに…”とボヤキながら「このトカゲヘッドに懸けて!」と決めゼリフを言うなど、豪華すぎるキャスティングも嬉しい。そしてまた、単なる笑って楽しいだけの喜劇ではなく、自信を失っていた主人公たちが、他者から必要とされることで勇気を掘り起こしていく展開が素晴らしい。自分たちを信じている人たちのために、必死に頑張っているその姿は実に感動的だ。彼らは他者を助けることで、結果的に自分の誇りを取り戻していく。未見の方、知名度の低い映画ですが大抵のレンタル店にあるので是非御鑑賞を♪※『ギャラクシー★クエスト』(Ama レビューが熱い!)
//昨年の大河ドラマ『龍馬伝』の高知県への経済効果が、当初試算の約2.3倍となる535億円に上ったとのこと。番組後半は視聴率が20%を下回る事が多かったので心配していたけど、経済効果の方は相当高かったようだ。
//内部告発サイト「ウィキリークス」が今年のノーベル平和賞候補にノミネート。推薦理由は「汚職や戦争犯罪などを公表することで、人権や自由を求める闘いに貢献している」。ウィキリークスには色々問題点もあるけれど、この推薦理由は重みがある。
 2月2日…サッカーの長友選手が世界王者インテルへ移籍することを、太閤秀吉が農民から天下人になったことにかけて、こちらのブログが「今太閤双六(すごろく)」として同選手の半生を紹介していた。「中学時代→ユースチームの入団試験で、平凡な選手と判断され、不合格。イジケてゲームセンター三昧」「高校時代→無名のままに終わり、明大のスポ薦に落ちる」「2005→明大サッカー部でレギュラーになれず、サッカーの代わりに応援団をやる。卒業後はサラリーマンになることを決める」。明大サッカー部の“太鼓担当”時代の姿を見ていると、このわずか6年後にインテル所属になるって想像し難い。人生はつくづく分かりませんね!
//07年に時津風部屋で暴行死事件が起きて以来、大麻、暴力団介入、野球賭博など立て続けに不祥事が発覚した相撲界。その中でも今日明らかになった八百長事件は、メールの内容の生々しさもあり、過去最大の騒動になるだろう。真面目に頑張っている力士が本当に可哀相。ただ、僕は甘いのかも知れないけど、千秋楽にあと1勝で勝ち越せる力士が、既に負け越しが決まっている力士から星をもらいたいっていう気持ちは想像できる。でも、それをやっちゃうと本人も相手も成長できないんだけどね…。自業自得とはいえ、これで公益法人の認定取り消しになれば、中世(谷風)から活躍してきた全力士の顔に泥を塗るわけで、13人の中には精神的に参ってしまう人も出るかも知れない。僕は自分が弱い人間なのでそんな心配をしてしまう。今回はコトがコトだけに。せめて金のやり取りがなければなぁ。
//今年で荒木先生は漫画家デビュー30周年、来年はジョジョ25周年!アニバーサリー・イヤーということもあり、東京で半年ぶりに鬼教官と会い、その際にジョジョ36巻表紙の仗助に初トライ。ジョジョ立ちの撮影は07年の東北大以来っす。※二子玉川の岡本太郎のモニュメント前にて!




鬼教官は相変わらず切れ
味バツグン、迫力の190cm
※拡大
ジョナサン立ち、アナスイ
立ちに続くお薦め初級立ち
 2月1日…報道によると、アラブの民主化運動は、ヨルダン、シリア、イエメンにも広がりつつあるようだ。このすべての始まりが、チュニジア人の青年ムハンマド・ブアジジさんの、1月4日の抗議の焼身自殺から繋がったというのが胸を打つ。1人の命が、こんなにも短期間で歴史を変えていく。今日のエジプトの100万人デモも、民衆の凄まじいエネルギーを感じた。/こうなってくると、逆にどうして今まで30年も人々は独裁を許していたのかと思うよね。ネットの翻訳サイトで見かけたエジプト人青年の声「世界への手紙」が実情を分かりやすく説明しているので抜粋して紹介します。→
「私たちは今までずっと警察や治安当局を恐れていました。裁判なしで私たちを拘禁し、拷問しても殺しても問題にならないことを知っていたからです。でも、もうたくさんだ!私たちは待って、待って、いつかは正されると30年間むなしく待ちました。この前の議会選挙では、かつてない規模の不正が行われました」※投票前に野党関係者が1200人も拘束された。「人々を動かしているのはどこかの野党やイスラム主義者ではありません。社会全体が、中でも特に私たち若者が動いているのです。私たちは平和的にデモをしていますが、政府はゴロツキや悪党を雇って抗議者の間に潜入させ、問題を引き起こさせて、それを私たちのせいにしようとしています」※先日の日記で民主化運動が暴動・略奪になるのが残念と書いたけど、これで納得。民主化デモのイメージダウンを狙うため、独裁政権がチンピラを金で雇ってデモ隊に紛れ込ませ、わざとトラブルを起こさせて「暴徒を鎮圧する」という口実でデモを潰そうという策略か。
「米国の皆さんへ。あなたがたの政府は30年にわたり、ムバラク大統領に最大の支援を提供してきました。武器と催涙ガスで国家安全保障体制を支えています。米政府は私たちの国に毎年16億ドルに及ぶ資金を与えていて、それは腐敗したエジプト政府の中で主にさまざまな形の賄賂として使われています。私たちを支援し、自由はパンよりも重要であると世界に伝えてください」
「世界の皆さんへ。あなたの良心はまだ生きていますか。私たちが人間性の回復を要求することを手伝ってくれるでしょうか。それとも、戦車が我々を轢(ひ)くのを、脇に立ってただ見ているだけでしょうか?」
“良心はまだ生きていますか”が胸に突き刺さった。どう向き合うかを試される手紙デス。
//サッカーアジア杯の結果を受けて、FIFAランキングが更新された。日本は12月の29位から、一気に17位へ上昇!12国も抜き去り、フランスをも超えるとは。ちなみに豪州は21位、韓国は32位。去年の春、日本が45位だったことを考えると、驚異的な成長ぶりですなぁ!
 1月31日…今日はちょっと管理人としてアマゾンを利用して下さった方に御礼を。以前に一度だけ書いたのですが、当サイトの維持費は、2つの大容量サーバー、ドメイン代、転送サービス代その他で年間10万円ちょいになります。でも、このトップページの上下のどこにも広告はなく、あるのはアマゾンの検索ボックスだけ。いろんな企業から、「バナー広告を貼りませんか」と勧誘されるのですが、ウチは文字の多いサイトなので、広告が入ると読みにくくなってしまうし、やせ我慢に近い“美学”のために断っています。とはいえ、せめて維持費の何割かがサイトから入ってくれば助かるのが本音…。/アマゾンで何か売れると4%前後が入ってきます。維持費的には月に還元金9千円でプラマイゼロになるのですが、この不況の折、そんなに売れる訳がなく、一昨年まで3千円台が普通でした。ところが、昨年前半にこのことを書いたところ、時々5千円台になり、お陰様で昨年度は維持費の約半分をアマゾンの還元金でまかなうことが出来ました。本当に有難うございます。/昨年末のオフ会の懇親会で維持費の質問が出た時にこの件を話したところ、なんと今月は9千円台になりました。おそらく、あの場に居た方がアマゾンを利用して下さったのだと思います。心から感謝しております!/あと、懇親会で分かったことは、半分以上の参加者の方が、「日記に出てくるリンク」だけが還元されると思っていて、「検索ボックス」は無関係と思われていたことです。大事なことなので二重カッコで書きます。『この上にあるアマゾン検索ボックスから注文すると4%前後がサイトに還元されます』。なので皆さん、同じアマゾンに注文するなら是非そちらからして頂けると助かります〜!※管理人として思うのですが、ウィキのような寄付金のお願いはタフな心を持ってないと無理なので、こうしてアマゾンを仲介するだけで一部が還元されるというシステムは、精神衛生上にも本当に救われます。大容量の有料サーバーを借りているサイト運営者はみんなそう思ってるんじゃないかな。
//サッカー日本代表で活躍した長友選手が、イタリアの超名門“インテル”に電撃移籍。インテルといえば、サッカー・マニアではない僕でも知っている、欧州王者=世界一のビッグクラブだ。イタリアではセリエAを5連覇中。そんな誰もが憧れるチームでプレーできるなんてスゴすぎる!
//大河の『江』、4話目にしてようやくあのマッタリしたペースに慣れてきた。『龍馬伝』で感じたシビレるような緊張感はないけれど、天魔・信長があんな風に若い女性にやり込められる場面はこれまでの大河にはなく、その意味で新鮮に感じるようになってきた。光秀も『天地人』よりはるかに印象に残る。最近そう思っていたら来週で本能寺の変。もうちょっとトヨエツ信長が見たかったなぁ。
 1月30日…海外TVのサッカー解説者はゴール・シーンでめっさ雄叫びをあげる。アジア杯の決勝弾シーンもえらいことに。こちらの実況動画(2分28秒)の中東の解説者は、李忠成選手のシュートが決まった瞬間、「アッラー!」と叫び、40秒付近で「サムラーイ!」と吠えている。その後は「忠成(タッダナ〜リ)!」。こんなに興奮してもらえると、何だか嬉しくなるねぇ。
//ピン芸人の日本一を決定するべく、2月11日に開催される『R-1ぐらんぷり』。その決勝メンバー8名が決定。キャプテン渡辺、COWCOW山田、AMEMIYA、バッファロー吾郎木村、ナオユキ、スリムクラブ真栄田、佐久間一行、ヒューマン中村。毎回アイデア豊富なCOWCOW山田、シュールな不思議ワールドを展開するスリムクラブ真栄田、ひょうひょうとしたトークに味があるナオユキ、どんな決勝になるのか期待大!
//ニューヨークでFBIが捜査員800人を動員する史上最大級の摘発を敢行し、主要マフィア組織の幹部ら約120人が一斉に逮捕された。縄張りがニューヨークの五大マフィアのほか、ニュージャージー州など隣接州でも作戦が決行されたという。日本の警察も暴力団員120人を一気に逮捕するような実行力が欲しいし、それが可能になるよう応援したいよね。
//エジプトの混乱続く。ムバラク政権は戦闘機でカイロ上空から民衆を威嚇し、中東のテレビ局アルジャジーラの活動を禁止。ますます人々が反発するだけなのに。05年にノーベル平和賞を受賞したエルバラダイ氏が支持を集めて良かった。不毛な権力争いが起きずに済む。
 1月29日…サッカーアジア杯、強敵の豪州に競り勝って優勝!深夜2時半に思わず咆哮。川島選手の鬼セーブがなければマジでやばい場面が何度もあった。まさに川島大明神!そして決勝弾を決めた李忠成選手の芸術的なボレーシュート!ライバルの韓国と豪州を破っての優勝だけに重みがある。4回のアジア杯優勝は歴代最多とのこと。長谷部選手が語っていた「毎試合ヒーローが違うのが日本の底力」というのも心強い。ザック・ジャパンで挑む次のワールドカップが本当に楽しみ!/日本を優勝に導いた李忠成選手は07年に帰化した在日韓国人4世。国籍を変える際に「大舞台で得点し、世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」とコメント。試合後のインタビューでは「僕は日本の文化と韓国の文化と、両方の文化で育ってきていて、日本の文化に感謝している部分がありますし、どちらも祖国だと思って愛していますし、尊敬もしていますし、尊重もしているので、日本に恩返しができて本当に良かったと思います」と語っていた。両国の様々な衝突が話題になる昨今、このシュートは色んな意味で大きな価値がある。
//「いま中東で起こっていることはベルリンの壁崩壊とおなじくらい重要」とリンク先のブログにあるけど、これは決して大袈裟な表現ではないと思う。今回のアラブ大変革の波が、“本丸”のサウジアラビアまで到達するのか。欧米の自己中心的な政策の矛盾が一斉に吹き出しつつある。/残念でならないのは、民主化運動のはずが、一部の暴徒が商店を奪略したり、あろうことか考古学博物館(ツタンカーメンで有名)で狼藉行為を働いていること。市民有志が人間の鎖を作って博物館を守っているという。エジプト人の文化の殿堂を同じエジプト人が破壊するなんて。こういう報道を聞くと深い脱力感に包まれる…。
//カナダのアーティストがゴッホ風のメイクをしていて、思わず二度見した。画家の自画像を自分の顔で再現するって面白い。ありそうでなかったパフォーマンス。ぜひ、ルノアールやレンブラントなどいろんな画風で挑戦して欲しい!
 1月28日…米国出身の作家ロジャー・パルバース氏は宮沢賢治の童話を英訳して世界に紹介している。NHK教育の宮沢賢治入門の最終回で、氏は賢治の底なしの優しさ、人類愛などを希望そのものと感じ、次のように語っていた。「宮沢賢治は20世紀最大の作家であり、日本だけではなく世界中の読者に出来るだけ読んでもらいたいと思っています。それによって世界は少しくらい良くなるかも知れない。宮沢賢治(1933没)というのは、僕は77年くらい前に爆発した超新星だと思うんですね。その光がやっと僕らに届くようになったんだと思います」。生存中は無名に近かった賢治のことを、星の光が時間をかけて地球に届くことにたとえる表現、その美しさにホロリ。
/賢治が作曲した『星めぐりの歌』(1分48秒)。素朴なオルガンの音がなんとも良い感じ。
//エジプト情勢がかなり緊迫。エジプトは人口8千万人でアラブ最大の国。経済規模からいってもアラブの盟主といえる。しかし、多くのアラブ諸国同様、長期独裁政権(エジプトは30年)が報道の自由を奪うなど国民生活を抑圧している。今日の民衆デモでは治安部隊の催涙弾が直撃し少女が死亡したという。反政府運動の高まりを怖れたムバラク政権は、インターネットも禁止、携帯電話も禁止という強硬措置を断行。現代社会では、経済活動を行う際に携帯を使えなかったり、Eメールを使用不能だと大きな支障をきたす。ましてエジプトは8千万人の大所帯。これは、行くとこまで行くかも。国際原子力機関(IAEA)の元事務局長エルバラダイ氏が次期大統領になるんだろうか。氏はイラク戦争の米国の武力介入に「まだ早すぎる」「大量破壊兵器はない」と反対していた理性的な人物。原理主義者の台頭を抑えつつ、流血がなく民主化が進みますように。
//アジア杯日韓戦の旭日旗問題の続報によると、当日の試合会場に旭日旗はなかったという情報も。そうであれば、例の選手は日章旗のことを誤って旭日旗と言っているのか?うーむ、訳が分からなくなってきた。テレ朝はW杯の映像をアジア杯といって誤報を流すし…。とにもかくにも、明晩は強敵オーストラリアとの決勝戦。相手は人間山脈のような大型選手ばかり。あの堅固なディフェンスを崩せるようテレビの前で応援します。
//明日、バンダイのロボット魂シリーズからエルガイムMk-IIが発売に。僕と同世代の人は富野アニメ『エルガイム』で、バスターランチャーを持ったMk-IIの勇姿を見て“脳内麻薬”を出しまくっていたと思う。今でこそ細い線のロボットが主流だけど、当時はヘビーメタルのシャープ&クールなデザインは画期的だった。今でもシルエットだけでご飯3杯いけマス(笑)。※ロボット魂『エルガイムMk-II(Ama)
 1月27日…昨年度の映画興行ランキングが発表され、過去最高収益となる2200億円を突破したとのこと!ベスト10は以下の通り。1.アバター(156億円)、2.アリス・イン・ワンダーランド(118億円)、3.トイ・ストーリー3(108億円)、4.借りぐらしのアリエッティ(92.5億円)、5.THE LAST MESSAGE海猿(80.4億円)、6.踊る大捜査線 THE MOVIE3(73.1億円)、7.カールじいさんの空飛ぶ家(50億円)、8.ONE PIECE FILM STRONG WORLD(48億円)、9.バイオハザードIV(47億円)、10.劇場版ポケットモンスター ダイアモンド&パール(41.6億円)。トップ3のアバター、アリス、トイ・ストーリーが全部3D映画というのが今回の大きな特徴っすね。公開作がすぐにDVD化される昨今、“これは劇場で見ないと”と思わせる3Dが強いということだろう。あと、上位は洋画が独占しているものの、トータルの興収では邦画が約1183億円、洋画が1025億円で邦画の方が上なんだって。邦画の洋画超えはこれで3年連続。
//映画好きの友人が一昨日に発表された今年のアカデミー賞ノミネート作品を見て、「なんでインセプションのクリストファー・ノーラン監督が監督賞にノミネートされてないのか!」と憤激。僕も全く同感。ノーラン監督は『ダークナイト』でもスルーされており、世界中の映画ファンが認める才人であるにもかかわらず、まだ一度も監督賞にノミネートされたことがない。一体どういうこと?/今年はオスカー全体が混戦模様で、下馬評の高い『ソーシャル・ネットワーク』を抑えて『英国王のスピーチ』が最多ノミネートとなる番狂わせが起きている。授賞式は2月27日。どんな結果になるんだろうね。
//ギャース!先日から日記で取り上げてきたTOHOシネマズの実質1200円への値下げは、全国一斉ではなく、山梨(甲府)、長野(上田)、栃木(宇都宮)、広島(緑井)、長崎(長崎)、鹿児島(与次郎)の6店舗限定とのこと!なんじゃそりゃぁああ!?あんなに歓喜したのに、ぬか喜びだったとは!いつになったら大阪の男性映画ファンは安い料金で鑑賞できるのさ…(涙)。
//話題になっているインド版ターミネーター&マトリックス『Robot』(9分48秒)の動画に驚愕&爆笑!2分20秒付近からの戦いをご覧あれ。物理法則なんかどこ吹く風、インパクトのある演出のためなら何でもござれ。ハリウッドや日本映画では二の足を踏むであろうバトル描写を、多額の予算をかけて堂々とやってしまう潔さに惚れた。
 1月26日…昨夜のサッカー・アジア杯準決勝の日韓戦は、めちゃくちゃドラマチックだった。泊まっていたネットカフェでも、得点の瞬間は各個室から一斉に拍手が起き、壁を隔てて独特の連帯感が店内に生まれた。前半戦は日本代表が押していたけど、ぶっちゃけ後半戦はスピードもシュートの数も韓国側が上回っていた。いつ勝ち越されてもおかしくない状況で1-1のまま延長戦へ。延長前半で本田選手がPKを弾かれた時は“うわ〜”と焦ったけど、直後に背後から猛然と走ってきた細貝選手が目の覚めるような弾丸シュートを叩き込み「うおおお!」と激興奮。めっさカタルシスがあった。しかし、韓国側もゴールへの執念はハンパなく、試合終了直前に同点ゴール。PK戦が決まったとき、ワールドカップ敗戦の記憶が甦り、また韓国が調子を上げている事から、不安な気持ちでいっぱいに。それだけに、GK川島選手が連続でセーブし今野選手が決勝ゴールを決めた瞬間、テンションMAXのウルトラ・ガッツポーズ。韓国に勝ったのは05年の東アジア選手権以来というから、実に6年ぶり。これがさらに日本代表の自信となり、決勝で対決する強豪オーストラリアを破って欲しい。
/当試合で韓国選手が日本人をバカにして猿の真似をしたことが問題に。人種差別的なパフォーマンスは問題だけど、その動機について、選手がツイッターに「(観客席の旭日旗を見て)私の胸中で涙が流れた」「私は選手である前に大韓民国の国民だ」と吐露。旭日旗(きょくじつき)は旧日本軍を象徴する軍旗だ(今も海自は使用)。彼の“涙”は、悔しさ、悲しみ、怒り、色んな感情が混じったものだろう。この件で改めて思ったのは、半島の人々(おそらく中国も)にとって、旭日旗は大日本帝国そのものに見えているということ。むろん、僕も旭日旗を旧軍が使用したという知識はあるけど、漁船が大漁旗のデザインにしたり、マラソンの沿道で小旗になったり、某新聞社も社旗に使ってるし、そこまで軍隊と直結して見ていなかった。この件で韓国人の知人に「実際、旭日旗をどう思ってる?」とメールで聞いたら「ナチのハーケンクロイツと一緒に見える」という返事。この温度差!おそらく、スタジアムで旭日旗を振っていた観客は、相手選手に「涙が出た」と思われているとまで考えていないだろう。日本は学校現場でそういうコトを教えていないし。なんにせよ、国際試合においては、日本人であれば唯一国旗として定められている日章旗を使うのが本筋だと思う。旭日旗は日本代表の勝ち負けに関係ないし、むやみに相手国民の反感を買う必要はない。左翼教育とか弱腰とか、そういう話ではなく、“傷つく人がいるかも”という想像力の問題。この件は他国民の視点を学ぶ機会になるし、無用なトラブルを防ぐ為にも、もうちょっと大きく報道していいんじゃないかな。
※1/28追記…例の韓国人選手が猿まねの理由を変え、会場に旭日旗はなかったという情報も。ハアアアア!?
//アニメ制作会社ピクサーによる「脚本の書き方講座」が、とても分かりやすく、映画の脚本以外にも応用できるとネットで話題に。トイ・ストーリー、ファインディング・ニモ、Mr.インクレディブルなどを例にあげて比較解説しており、雰囲気の異なる作品が同じパターンでストーリー展開していくのが分かって興味深かった。
 1月24日…急遽、上京することに。次回の更新は26日の夜になります。番組情報、木曜の分までアップしておきます!

 1月23日…教育テレビでやっていた宮沢賢治特集で、童話『いてふの実』が紹介されていた。賢治の童話は、学生時代に読んだときより、今の方がさらに胸に響く気がする。『いてふの実』の“いてふ”は銀杏(イチョウ)。この短い童話は、銀杏の実が落ちるというただそれだけの現象を描いただけ。それなのに、最後の太陽のとこでジーンと来てしまう。実の落下という自然現象から、こんな童話を紡ぎ出せるなんて、あらためて賢さんはスゴイ。既に著作権フリーになっているので、全文が青空文庫で読めます。/別の回では賢治のレコード・コレクション(当時は貴重品)のリストが紹介されていた。彼はこの7枚を蓄音機で流し、知人を集めて音楽鑑賞会を催したとのこと。(1)シューベルト「未完成交響楽」(2)ベートーヴェン「第五交響楽 運命」※フルトヴェングラー指揮!(3)ドボルザーク「新世界交響楽」(4)ドビュッシー「前奏曲 牧神の午後」(5)ベートーヴェン「月光曲」(6)ベートーヴェン「第六交響楽 田園」(7)パデレウスキー「メヌエット」&リスト「ベニスとナポリ」。証言によると、興奮した賢治は蓄音機のラッパの中に頭を突っ込んで聴いていたらしい。
//19日の日記に書いた映画館大手の「TOHOシネマズ」による値下げ情報に続報が。一般1500円になるのは嬉しいけど、レイトショーが消えるのは痛いと思っていたら、マイレージカード(会員割引)とネット予約で、いつでも1200円になるとのこと!仕事がオフの時に、一気に3本ハシゴすることもザラなので、5400円→3600円になるのはヒジョ〜に有難い。TOHOシネマズの英断に感謝!
//先日メモった良い言葉→「世間に貼られたレッテルが悪者や怪物や負け犬だからって、本当にそうとは限らない。大事なのは自分のことを自分がどう思うか。どうしても叶えたい夢や、なりたい自分があるなら、それを邪魔する者は一人だけ、キミ自身だ」(シュレック3)
 1月22日…先日、第144回芥川賞に輝いた西村賢太さんは、その飾り気のない人柄が共感を呼び、リンク先にあるように波瀾万丈の半生から「ダメさ加減に親近感が湧く」と大人気。こんな作家さんもいるんだなぁ。
//「やる」(公約)と言ったことをやらずに、「やらない」(増税)と言ったことを懸命にやろうとしている民主党。国民だって馬鹿じゃないから赤字財政をこのままにして良いとは思っていない。いま支持率が下がっているのは、先に削減すべきものからやらないから批難されているんだ。どうしてこんな簡単なことが分からないのだろう。挙句の果てに与謝野経財相が年金支給年齢の引き上げについて言及。僕が高校生の頃、国民年金は60歳から支給された。それが今は65歳。これでも随分先なのに、70歳支給とかになれば、少ししか生きられないじゃん…。参院選惨敗の理由を直視しないとか(党活動報告の中で惨敗理由を「管首相の消費税発言」としていたのを後でごっそり削除)、次期選対委員長が普天間のことを「ちっぽけな問題」といって沖縄県民の心を逆撫でするとか、定員300人の会場でパーティー券を2千人分売るとか、退官4カ月余りで大企業への天下りを認めるとか、心が折れそうになるよ。一方、国民が「やっぱり自民が良かった」と思ってるなら、当然ながら自民の支持率が上がるはずなんだけど横ばいのまま…ここに日本の不幸がある。
//当サイト発の造語「墓マイラー」が2010年版の『現代用語の基礎知識』に掲載されたことを以前に報告しましたが、新しい2011年版では、目次の項目で「太字」に進化しており、しかも今号では解説文が独立の項目に!(前回は他の用語と混ざっていた)/1年で消えなかったのは素直に嬉しい。ただ、墓マイラーの説明が「有名人の墓を訪れる人たち。歴史ブームの流れ」とあるのは、猛烈に違和感。この言葉は今の歴女に象徴される歴史ブームのずっと前(25年前)から使っていたし、有名人だから墓に行くのではなく、恩人の墓に感謝の言葉を伝えに行くのが墓マイラーなんですけど…。僕は鶴彬氏プリモ・レーヴィ氏ビクトル・ハラ氏のように、知名度とは関係なく、個人的に敬愛している人を積極的に巡礼してきた。辞典の定義は「有名人の墓を訪れる人たち」。これでは、僕は“墓マイラー”ではないということになってしまう。自分で作った言葉なのに自分が定義に当てはまらないとは、これ如何に?
『現代用語の基礎知識 2011年版』より!
 1月21日…今年度の「マンガ大賞2011」のノミネート13作品が発表された。候補作は次の通り→「アイアムアヒーロー」花沢健吾▽「乙嫁語り」森薫▽「主に泣いてます」東村アキコ▽「刻々」堀尾省太▽「さよならもいわずに」上野顕太郎▽「SARU」五十嵐大介▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「失恋ショコラティエ」水城せとな▽「進撃の巨人」諫山創▽「ドリフターズ」平野耕太▽「ドントクライ、ガール」ヤマシタトモコ▽「花のズボラ飯」久住昌之、水沢悦子▽「ましろのおと」羅川真里茂。30巻以上の作品だと高い評価でも簡単に手が出ないけど、この賞は通巻8巻以内の短いマンガが対象なので、軽い気持ちで読み始める事が出来る。
//漫画と言えば、キリストとブッダが東京の安アパートで貧乏な共同生活を送っているギャグ漫画『聖☆おにいさん』が、天下の大英博物館の日本室に北斎の浮世絵と並び英文解説付きで展示されているとのこと!さすがモンティ・パイソンを生んだ国、笑いの懐が深いなぁ。(*^o^*) ※『聖☆おにいさん』(Ama
//アジアカップの日本VSカタール戦は3-2で日本勝利、準決勝へ。劇的な幕切れだった。人数が一人少ないうえ、完全アウェイという状況で、本当によく頑張ったと思う!
//仕事やサイトで取り扱っている様々なデータ・ファイルでパソコンの容量が98%まで埋まり、写真1枚開くだけで5分も待たされることに。そういう訳で、本体だけを4年ぶりに購入した。ところが、ウイルス対策ソフトがXP用であり、Windows7に対応していないことが発覚。無対策でネットをやれば、速攻で汚染されるのは目に見えている。そういう訳で、ノートンを購入するまで従来のXPのPCを使い続けマス。
 1月20日…先日、日記で『ためしてガッテン』のダイエット特集のことを書いたけれど、もっと詳しくまとめられているサイトがあったのでリンクを貼っておきます。ページのタイトルは「“ためしてガッテン”がダイエット食品会社を潰しにかかってる件」。実際、番組の内容は“正しい知識があればダイエット食品は必要ない”と視聴者が理解できるもの。知っていて損はない知識ばかりなので是非ご一読を。/『ガッテン』は時々既存の業者を震え上がらせる内容をオンエアする。最近“放送しちゃっていいの?”と驚いたのは、「美肌復活作戦」の回。番組で顔の表面を調査すると、10人中9人(!)に小さな“赤いシミ”が見つかった。何が肌にシミを作ってしまうのか?スキンケアに熱心な人は、朝の洗顔からメイク落とし後の化粧水、就寝前の顔面マッサージにいたるまでシミ対策を行なっている。ところが、シミの原因は「摩擦」であるため、このスキンケア自体が犯人だった!番組いわく“顔は触ってはいけない、化粧水を塗るのも触れるからアウト”。赤いシミは摩擦で出来た「炎症」であり、炎症で拡がった「血管」が赤く見えている。多くの女性はスキンケアで慢性的に炎症が起きており、炎症で発生した活性酸素をメラニン色素が還元しようとして皮膚にたまりシミになってしまう。つまり、熱心なスキンケアを心がけるあまり、逆にシミを自分自身で作っていたことに。番組では複数の被験者がシミ対策に取り組んでいたけど、最も効果があった人は、化粧水を使わず石鹸の泡だけで洗顔している人だった(手の平に泡を載せて3分ほどポンピングするだけ。これでファンデーションも落ちる)。番組を見ていて、大半の化粧品は肌に塗るものなのに、ガッテンは“とにかく顔には触るな”と科学データを基に訴えているので(乳液すら触れるからアウト)、高価な化粧水でスキンケアをアピールしているメーカーは焦りまくってるだろうなって思った(ガッテンのサイトを見ると、紫外線のシミには美白剤が有効とのこと。「摩擦」の赤いシミとどちらを選ぶかということ?)。民放ではCM絡みで放送不可能の回だった。※泡の作り方やポンピングについてはガッテンの公式WEBの左側にリンクがあります。
//池上彰さんが3月でテレビ活動をすべて休止するとのこと。理由は「取材や執筆活動に専念したい」。本業はジャーナリストなのに、テレビの仕事で取材の時間が確保できないんだって。自分の目と足を使って取材したい、執筆内容を掘り下げたいと思うのはよく分かる。レギュラーは降板するけど特番には時々出るそうだから、その時の名解説を楽しみにしていマス!
//明日、新たに購入したパソコンに切り替えるので、データをうまく移行できない時は更新がストップするかも…。無事に中身を移せるよう祈ってます。
 1月19日…掲示板で教えて頂いたサッカー・アジアカップのCM(1分40秒)が映画並みにカッコ良く、思わず見入ってしまった!サッカーの国際試合は時に国家間の戦争にたとえられるけど、うまく表現したものだなぁ。
//デフレになって牛丼をはじめ様々なものが値下がりする中、映画料金だけは1800円という割高プライスのままだった。だがしかし!映画館チェーン大手のTOHOシネマズが春から一般料金を1800円から1500円に値下げ!18歳未満は千円になるという。映画の本場アメリカでは700円前後で観られたりするから、日本はまだ倍近くするけど、それでも1500円というのは嬉しい。ただ“夜間のレイトショー割引廃止を検討中”というのは心配。レイトショーは1200円になるので、僕は大半の映画をレイトショーで観ている。割引廃止になれば実質300円の値上げだ。懐の寂しいシネマ・ジャンキーのためにも、なんとかレイトショー制度はそのままで!※そもそも、大阪にはメンズ・デーのある大劇場が皆無!レディース・デーがあってもメンズ・デーはない。ムゴイでござるよ。愛知や長野にはメンズ・デーのある劇場が多いと聞く。両県の映画ファンが羨ましいな。MOVIX、大阪にも来てくれい!
//大相撲、“稀勢(きせ)の里”が2場所連続で横綱白鵬に勝利する大金星!身長188cm、体重171kgという恵まれた身体を持っているので、是非久々の日本人横綱になって欲しい。
//昨日の暴力団撲滅の日記に追記しています。
//また37.5度。低いからマシだけど、この身体、どーなっとるのか。ただ、熱が出るとしんどいものの、布団の中でジッとしてるしかないので、多忙で読めなかった漫画を読めるのはメリット。こういう機会がなければ、あとは取材遠征時にツイッターで報告しているように、宿泊するネットカフェで読めるくらいだ。『鋼の錬金術師』『シャカリキ!』はラストまで、そして『3月のライオン』は最新刊まで読破したので、今は何人もの読者の方から強く薦められてきた『ちはやふる』と『ヴィンランド・サガ』を読み始めてマス。どちらも良い作品っすね!
 1月18日…ニュースを見ていると、自分が“こりゃ大事件だ”と思っているのに、大手メディアは小さく取り扱ってスルー、そこにギャップを感じる事が少なくない。/昨年暮れの茨城県議選挙で、候補者の選挙事務所にトラックが突っ込み死者が出た事件。自由選挙は民主主義の根幹であり、候補者の事務所に突入して支持者を殺害するなど凶悪極まりない。考え方が異なるなるなら言論で勝負すべきだし、何の為に先人たちが命がけで言論の自由を勝ち取ってきたのか。この事件、発生直後はそれなりに報道されたけど、犯人がすぐに逮捕されなくて報道は尻すぼみになった。だが一昨日になって、犯人が逮捕され、元暴力団員と判明した。“元”暴力団員ってなってるけど、犯行時は山口組の現役の幹部組員だ。本来なら全国紙が第1面でこの逮捕を報道すべきなのに、僕もうっかり記事を見落としかけるほどの扱いだった。/近年、長崎市長選挙で現職市長が暴力団員に背後から射殺される事件があったけど、あの時も国会はぬるい対応だった。自民党政権が何年経っても撲滅する事が出来なかった暴力団。政権がかわって暴力団を本気で撲滅しようとする首相や閣僚が出て来ることを願ったけど、現政権からそういう声が全然聞こえてこない。もし管首相が「2年以内に撲滅できなければ議員辞職する」とかいえば、どんなに支持率が上がるだろう。国民だってみんな協力する。/アルカイダが日本で政治テロをすれば、おそらく警察庁、公安が総力を挙げてアジトを摘発し、一気に潰しにかかるだろう。ところが暴力団が政治テロをしても、アジト(事務所)が公になっているにもかかわらず組織を解体できない。警察官の数は約25万人。暴力団員の総数は約8万人。3倍以上も警官が多い。心の底からその気になれば1日で撲滅することだって可能なはず。/その為にも国民世論が盛り上がらねばならず、メディアは犯人が暴力団員だからと腰が引けることなく、今回の選挙テロをきっかけに、“民主主義を守る為の戦い”として一大キャンペーンを展開して欲しい。(こんな日記に書いても空気同然だろうけど、書かなきゃ何も始まらない)
(追記)この意見について読者の方から、“数字の比較が単純すぎる”とご指摘がありました。つまり、警察官といっても、地域・交通・刑事・生活安全・警務などいくつも部署が分かれており、暴力団事件を扱うのは刑事部門、さらに組織犯罪対策係と細かくなっていき、最終的に実際に暴力団を監視できる人数はそれほど多くなく、「警官が3倍いるとかじゃなく、むしろ人員不足を訴えるべき」と助言を頂きました。まったくその通りだと思います。勉強になりました。/あと、こんなことを書くと“暴論だ”とお叱りを受けるかも知れませんが、極端に人員不足であれば自衛隊法を一部改正して、暴力団撲滅作戦“限定”で、自衛隊がサポートできるようになりませんかね…。災害救助という視点で考えれば、国民の生命を脅かす災害とは、豪雨や豪雪だけでなく、生活を破壊する覚醒剤汚染や恐喝行為も災害そのものだと思うのですが。//石材屋さんの間では知名度の高い、知る人ぞ知る、『月刊石材』に1月号から墓巡礼レポート“墓を訪ねて三千里”を連載開始!今号はドストエフスキー墓参のことを書いています。この業界誌は全ページが墓、墓、墓。広告も墓関係ばかり。他の記事も鎌倉時代の墓の梵字解説などイブシ銀。アマゾンでは取り扱ってないようなので、図書館などで機会があれば手に取って頂けると光栄です♪
あまりにシブすぎる表紙!
 1月17日…アカデミー賞の前哨戦、ゴールデングローブ賞の結果が発表された。下馬評が高かったデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』が最優秀映画作品賞、脚本賞、監督賞の主要部門のほか作曲賞も制覇し、今年の最多受賞作品となった!同作は世界最大の会員制交流サイト“フェイスブック”誕生の裏側に迫り、創始者マーク・ザッカーバーグの半生を描いている。既に全米映画批評家協会賞をはじめ、37の映画賞で合計106冠を達成しており、これでオスカーの大本命となった。1984年5月生まれのザッカーバーグは弱冠26歳にして、昨年米TIME誌から世界で最も影響を与えた人物=“今年の顔”に選出された人物だ。/先日、この映画を鑑賞したのでレビュー。主人公が彼女にフラれた腹いせに始めた行動が、現在5億人が利用するフェイスブック(企業価値2兆円以上)に発展していく過程が緊張感たっぷりに描かれていた。けっして成功者の美談ではなく、アイデア盗用や裏切りなど裁判で争う姿もリアルに描写され、5億人の人間を結びつけている人物が、実生活では誰とも結びつけていないという孤独感を浮き彫りにする(あるシーンで更新キーを何度も叩くんだけど実に切ない。女性弁護士の台詞も辛辣)。地味な会話劇を基本に、最後まで見せきったフィンチャー監督の職人芸を堪能した。/ただし、ドライな映画なので、『トイ・ストーリー3』のような深い感動はない。そもそも冒頭で“なんちゅうサイテーな野郎なんだ”(怒)って思うので、脚本家は主人公に感情移入させる気は毛頭ないのだろう。でも心理戦が面白かったし、ハッキングでコードを書き換えるシーンなど前半のスピード感にクラクラした。オスカーには『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『シンドラーのリスト』のような感動作が相応しいと思うけど、こういう映画がオスカーの歴史にあってもいい。時代を象徴しているし。個人的には斬新な展開に衝撃を受けた『インセプション』に獲らせてあげたいけど…。※ちなみに『ソーシャル・ネットワーク』の本編には、先日から日記でピックアップしているレディオ・ヘッドのクリープは流れなかった。どうりでサントラに入ってなかったはず。予告編の制作者にまんまと1本やられたッスよ。あの合唱団に出会えたので感謝してるからいいけど。r(^_^;)
//アラブの民主化運動、デモが連鎖してますね。記事に出ている抗議の焼身自殺、これはチュニジアの独裁政権が報道管制を行なう前に、フェイスブックやツイッターで一気に情報が市民に広まったとNHKが伝えていた。権力は翌日の朝刊を検閲できても、リアルタイムのネットは規制が間に合わないということ。新たな時代に入った印象!
 1月16日…(つづき)昨日のスピーチ紹介ブログの感想続き。
//1992年の地球環境サミットにおけるカナダ人少女の演説(6分42秒)は、異なる訳者のも見たことがあるんだけど、紹介されていた上記の動画が、一番訳も分かりやすいし、字幕のスピードもちょうど良いと思った。これまでに何度も聞いているスピーチなのに、聞く度に胸を打たれる。来年でこのスピーチから20年。社会変革がまだ手遅れではありませんように。以下、メモった言葉→
「学校や幼稚園で、あなたがた大人は私たち子どもに、世の中ではどのように振る舞うべきかを教えてくれます。例えば、“争いをしないこと”“話し合いで解決すること”“他人を尊重すること”“他の生き物をむやみに傷つけないこと”“分かち合うこと”“欲張らないこと”。なぜあなたがた大人は、私たちに“するな”とい言うことをしているのですか?」「お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか?あなた方はいつも私たちを愛していると言います。もしその言葉が本当なら、どうかそのことを行動で示して下さい」
//ティナ・シーリグさんの動画は、“汝起業すべし”とシンプルかつ力強くこう言っている→「誰かが作った会社で他人の基準で出世を待つのではなく、自分で自分を社長にせよ」。最後の「社会運動はどうやって起こすか?」のユニークな参考動画として紹介されていたのが、海外の野外音楽フェスの映像(3分6秒)。客席で1人の男が奇妙なダンスをしていると、どんどん仲間が増えていって曲が終わった時に拍手が起きるってヤツ。米国のミュージシャン&起業家のデレク・シヴァーズいわく「リーダーシップだけが重要なんじゃない。確かに最初に半裸で踊った者は名声を得られるだろう。だが、孤独なバカをリーダーに変えたのは最初のフォロアー(追従者)だ。フォロアーなくしてムーブメントは起きない。最初のフォロアーが他の人にフォローする方法を示すことでムーブメントが生まれる。スゴイことをしている孤独なバカを見つけたら、立ち上がって参加する最初の人間となる勇気を持とう!」。/この話で、ちょっと視点は異なるけど、アニメ映画『レミーのおいしいレストラン』を思い出した。非情な料理評論家アントン・イーゴは、自分が安全な場所から他人の料理に毒舌をふるっていたことを恥じ、やがて才能があるのに無名の料理人を発掘すること、そしてリスクを恐れず最初に彼らを世に紹介することが料理評論家の大切な役目と思い至る。/僕も自分がスゴイと思った人を、もっとサイトで紹介していこうと決意を新たにした次第。
//チュニジアの民主化運動を注視している。アラブ諸国には長期独裁政権の国家が多いので、東欧諸国が次々と民主化したように、言論の自由や公平な選挙を求める声がチュニジアからアラブ世界へ広がっていくといいな。
 1月15日…“多くの人に感銘を与えた伝説のスピーチ5選”というブログを年始に読み、これまでに見たことのある動画でも日本語訳が新しくなっていたり、いろいろ参考になった。
/自分のやっている事になかなか結果が出ないと、自信が消えていったり無性に焦ってしまうもの。自らが創立したアップル社をクビになり、アニメスタジオのピクサー社を設立したスティーブ・ジョブズ氏のスピーチ(前編後編、計14分)に出てくる「点と点の繋がりは予測できません。あとで振り返って点の繋がりに気付くのです。今やっていることが、どこかに繋がると信じて下さい。何かを信じて下さい。あなたの根性、運命、業、何でも構いません。その点がどこかに繋がると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても、自信を持って歩き通せるからです」「あなたの時間は限られています。無駄に他人の人生を生きないこと」に勇気づけられた。
/ゲームやアトラクションに多用されるバーチャル・リアリティーのシステムを開発した故ランディ・パウシュ教授。癌で他界した同氏の「最後の授業」は、計70分という長いもの。9本ある動画を数回に分けて全部見た。次の言葉をメモった→
・「僕は学生たちの作品に対し“見事だ、でも君たちはもっと出来る”と言うように師から教えられた。その通りだった。“これが最高だ”と限界を設けることは、学生たちの成長を妨げるだけだ。その証拠に学生たちはどんどん伸び続けた」
・「(人生に)壁があるのは夢に対する思いの強さを証明するためなのです。思いが弱い人はここで止まってしまう」
「経験とは求めていたものが手に入らなかった時に手に入るもの」
3番目の言葉はパウシュ氏がEA社(ゲーム会社)で出合ったもの。これってメチャクチャ良い言葉だと思う。失敗や挫折がプラスになり得るという素晴らしい考え方!
※他の動画の感想は明日にまた。
//サイト上部の天気予報が8割近く“雪だるま”の表示になったのを初めて見た。福岡まで雪だるま。
 1月14日…列島氷漬け。こうも冷えると室内でもマフラーが手放せない。様々なアレンジ巻きを紹介したサイトがあったので参考にどうぞ(ページ上部に7種類の巻き方のリンクあり)。
//ネット上ではいろんな職種の人が仕事のこぼれ話や裏話を語っている。普段聞けない話はとても貴重だし、職人のプライドを感じる文章は読んでて気持ちいい。/年末年始に騒動になったバードカフェのおせちセット。リンク先の画像にあるように、見本写真とのギャップは衝撃的なものがある。この事件に絡めて、飲食業界が年末どれほど頑張っているか訴えているブログを読み、おせちの見方が変わったというか、益々有難いものに感じるようになった。//「宅配ピザは原価が安いのになぜ高いのか」という疑問に「売れすぎないようにするため」と返答しているピザ屋の店長さん。売れすぎて何が困るんだろうとQ&Aを読んでいるうちに、モノの値段というのは絶妙なバランスで設定されているんだなぁと妙に納得。勉強になった。
//スピルバーグ監督が「世界最高の俳優」と絶賛した、英国の名優ピート・ポスルスウェイトが今月2日に癌で旅立った。『インセプション』にも出ていたから、突然の訃報に驚いた。『父の祈りを』の名演は本当に素晴らしかったし、『ロミオ+ジュリエット』のタトゥー入り神父はインパクトがあった。享年64歳。これからどんどん円熟した演技が見られると思っていたのにな…。
//『タイガーマスク』の主人公・伊逹直人を名乗る人物が全都道府県で贈り物を届けている。これを受けて、原作漫画の注文が講談社に殺到し、11&12日の2日間で1万部以上に達したという。匿名の中にある「三沢光晴」の名が胸に来た。
 1月13日…体調が少し快復し、熱が37度前半まで下がってきた。良い感じ。
//今年に入って一番笑った動画。トンデモ・サッカー映画の『少林サッカー』とアニメ『キャプテン翼』OP曲のコラボ(1分24秒)。少林サッカーは劇場でも爆笑したけど、こうやってハイライトだけ見るとホントぶっ飛んでるね(笑)。
//レコード大賞時のAKB48『Beginner』(3分47秒)。今まで歌詞にはあまり注意してなかったんだけど(四十耳には聞き取れない部分あり)、字幕を見るとこれがなかなか良い歌詞!それにダンス・パフォーマンスも男子グループを凌駕するほどのカッコ良さがある。「新しい道を探せ、他人(ひと)の地図を広げるな」「雨は止んだ、風は止んだ、見たことのない光が差すよ、今が時だ」。/AKBといえば、先日のドキュメンタリー『1ミリ先の未来〜ドキュメントAKB』で、チームAリーダーの高橋みなみさん(19)が、ステージ裏で仲間を叱咤激励している姿が何度も登場した。いやはや、僕の19歳の頃とエネルギー量が1万倍くらい違うので圧倒された。頭の回転もめちゃくちゃ速い。さすがリーダーなだけあるわ。そしてメンバーのスキャンダルばかり追いかけるメディア(雑誌が売れるならどんな記事でも書く)を指して、高橋さんが「大人のことが嫌いになった」と真顔で怒り、そして失望していたことに、大人の一人として申し訳なく思った。10代の子をあんな悲しい目で怒らせてしまう大人社会はいかんだろう。
//欧州で自動車レース中に起きたハプニング映像。走行中にタイヤが外れ、コースをコロコロ。後続車がどんどん接近し、事故の恐れがある緊迫した状況で、誰も予想出来なかった驚きの展開に!(45秒)
 1月12日…熱が38.5度。そして下痢&ウルトラ吐き気。皆さんも御注意を〜!
//(昨日のつづき)年末年始の番組レビューまとめ。
●学べるニュース大晦日年越し大スペシャル…大晦日の生放送。「社債」の解説中に年が明け、普通の番組ならカウントダウンで盛り上がるのに、何事もなく解説を続ける池上彰さんに好感(笑)。ゲストの“オイオイ”的なツッコミが面白かった。「池上さんの年越し」(1分20秒)
●江〜姫たちの戦国…実年齢とあまりに異なる役者の起用はどうなんだろう。53歳の時任三郎が23歳の浅井長政を、45歳の鈴木保奈美さんが20歳のお市を、37歳の宮沢りえさんが10代の茶々を演ずるのは…。無理やり同じ役者にしなくても、年齢別に複数の役者で演じたらいいのになぁ。トヨエツの信長は期待通りだけど、番組表を見たら第5話がもう本能寺の変だった。ええーッ、あと4回しか登場しないの!?短ッ!合戦シーンはちゃっちぃけど、ナレーションでスルーされた天地人よりよっぽどマシ。小谷城の攻防戦がオープンセットで描写されたのもNHKの意気込みを感じた。あとは、CGを使ってもいいから、もっと足軽の数を増やして欲しいッス。
●『アメトーク3時間SP・売れてないのに子供いる芸人」…子どもにオニギリを食べさせてから外食に行くなどリアルな苦労話のオンパレード。つんく氏に子どもがコンビニでお米を買ってもらった話はインパクト大だった。でも、番組スタッフに一言いたい。最後に「パパが子どもに言って欲しい言葉」を芸人が順番に語っていく感動コーナーがあったんだけど、たっぷり時間をかけて言葉を紹介される芸人もいる一方で、数名の芸人は早送りでカットされていた。頑張って良い言葉を言ってるはずなのに、なんであんな時間配分にしたんだろう。長いトークの芸人は時間を半分にして、一人当たりが短くても全芸人の言葉をオンエアして欲しかった。正月で彼らの子どもが見ていたはず。ハイライトをカットするなんて酷い。
●ためしてガッテン 決定版!こんな簡単にやせちゃいましたSP…めっさ勉強になった!ご飯を大盛りでドカ食いする人ほど、お腹が減りやすい仕組みに身体がなるというのは目からウロコだった。たくさん食べると減りにくいと思っていたのに。→“お腹がすいた”の信号は、胃の中からくるのではなく、血液中の血糖値が下がった時に出るもの。お腹いっぱい食事をすると、血糖値が急上昇するので、上がりすぎた血糖値を正常な値に戻すため、“すい臓”から血糖値を下げるインスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急降下してしまう。血糖値が急激に下がると、脳が“お腹がすいた”と錯覚してしまい、また何かを食べたくなってくる。ドカ食いは悪循環のもと。食事の量を減らせば血糖値の上昇・降下がゆるやかになり、空腹感を感じにくくなる。/運動は必ず食前に。食前だと体内に貯めてある脂肪を取り出して燃やすことになり痩せやすい。特に内臓脂肪は食前運動でよく減る。/筋肉でエネルギーを燃やすと言われているが、実は筋肉をつけても基礎代謝はそんなに変化がなかった。日頃から適度な運動をしていればそれでいい。/その他、詳しい情報は番組サイトで(リンク先の左側に目次があります)。
//根性で更新完了。
 1月11日…年末年始の番組レビューまとめ。
●三谷幸喜のコトバのソムリエ…名脚本家の三谷氏が初司会に挑戦。ゲーテなど文豪や偉人の名言を中心に、トリビア的な語源紹介など、コトバをめぐる情報エンターテインメント。氏は緊張でガチガチゆえ、ゲストとまったく噛み合わないトークが1時間にわたって展開。どこまでが演出なのか分からないけど、とにかくチグハグ具合が抱腹絶倒の面白さだった。ぜひレギュラー化を!※メモった語源。(1)おてんば…オランダ語のオンテンバール(負けん気が強い)から。江戸時代に入って来たそうだ。(2)ランドセル…これもオランダ語のランセル(背負いカバン)。(3)ポン酢…これまたオランダ語で柑橘類の果汁を表す「ポンス」から。そのまんまだ!(4)ごまかす…胡麻菓子。江戸時代の「胡麻のお菓子」は中身が空洞だったので「見かけ倒し」の例えに用いられていた。
※この日記を書いていて『語源由来辞典』という面白い辞書サイトを発見!こりゃ“時間どろぼう”のサイトになりそうだ(笑)。
●全日本フィギュアスケート選手権…男子の羽生選手、女子の村上選手など、新しい世代が健闘していて、来期の日本スケート界も盛り上がりそうだ。浅田選手の久々の笑顔にホッ。優勝した小塚選手と安藤選手は、動きが流麗で柔らかく、まっこと優美でござった。
●M-1グランプリ2010…最後のM-1。02年からずっと応援してきた笑い飯が優勝し、また、以前から密かに注目していたスリムクラブが準優勝になって嬉しい。笑い飯の2本目はベストではなかったので、スリムクラブに抜かれないかヒヤヒヤした(事実1票差だった)。優勝インタビューで西田がまったくボケず、ウルルン目で「やっとです!やっと獲りました」と答えていたのが印象に残った。スリムクラブは受け答えがいちいち面白く、「民主党、なんとかなりませんか?」に爆笑。M-1で政治ネタが入ったのは初めてじゃないかな。パンクブーブーは2本目が1本目と全く同じ展開で、あれで優勝できると思っていることに逆にビックリした。しっかし、なんで予選でタイムマシーン3号が落ちてカナリアが上がってきたんだろ。笑いのツボってやはり人それぞれなんだなぁ。
●龍馬伝・総集編…近江屋の絶命シーンは、無駄なトークがカットされていた分、この総集編の方が良かった。オマケコーナーで、後藤さま役の青木崇高(むねたか)さんが武市先生の墓参りをして泣いていたのがジーンときた。テレビの前の人には“こんなことで泣くかな”と思う人がいたかも知れないけど、本人の骨が目の前にある墓前というのは、現実から切り離された特別な空間で、問答無用で全感情を揺さぶられる。あの体験が僕を巡礼させ続ける原動力になっている。(つづく)
 1月10日…明日締め切りの原稿がまだ脱稿しておらず、更新は待ってつかーさい!(>_<) //日本列島は各地で猛吹雪。そして周囲には体調崩してる人がいっぱい。皆さんも健康管理にお気をつけて!
 1月7日…週末は取材で京都へ行くので、次回は10日の夜に更新します。
//アメリカ・ネバダ州の砂漠で年に一度、8月の終わりから8日間にわたって開催される祭典バーニング・マン。約5万人が参加する大規模イベントだ。ウィキの解説によれば「人の輪の中に入っていくこと、あるいはユニークな活動を企画し実行していくことが奨励され、自分では何もせず、物見遊山の観客であろうとする態度は恥ずべきこととされている」とのこと。祭りの間、会場は外部とほぼ遮断され、一帯は架空の都市「ブラックロック市」の名で呼ばれるらしい。貨幣経済や商行為は禁止され、見返りを求めない「贈り物」と「親切さ」とで共同体を成立させているんだって。5万人が集まる空間で商行為が禁止、なんとも嘘みたいな世界だ。/昨年のバーニング・マンの様子を写真で紹介したサイトを見て、会場に展示される作品のクオリティの高さに仰天した。やたらとスケールが大きいもの、どうなってるのと2度見するもの、宮崎監督が喜びそうな乗り物、ホッコリとするかわいいクマ親子等々、これって同じ地球上のことなんだよねぇ。価値観がひっくり返りそうなので、一度は行ってみたい。(*^v^*)
 1月6日…人は恋に落ちた時に相手が眩しいほど輝いて見える。自分の容姿や才能に大きな自信がある人を除き、世の中の大半の人は、相手のことを好きになるほど、パーフェクトな相手に対して自分がちっぽけな存在に思え、ミジメな気分になってしまうもの。その侘びしい気持ちをこれでもかと歌い込んだ曲がレディオ・ヘッドの『Creep』(クリープ)だ。意味は“変わり者”“ロクデナシ”“うじ虫野郎”など、まっこと酷いもの。曲の中で自身をそう呼んでいる(ちなみにコーヒーに入れる方のクリープはCreapね)。/青春時代の僕はまさにこの歌と同じで、片想いの女性はリアル女神に思えて、僕自身は道端の痰以下のダメダメ野郎と思っていた。だからこそ、成長してこの曲と出合った時に同志が見つかった気がして、それまでの辛かった恋愛の思い出が一気に蘇り、曲が終わった頃には脱水状態になっていた。『クリープ』(3分55秒)の歌詞はこんな感じ→
「君がまだここにいたあの頃、君の目をまともに見ることが出来なかった/君はまるで天使のようで、君の肌を見ているだけで泣きそうになった/この美しい世界を君は羽のように舞っている/僕が君にとって“特別”だったらよかったのに/君はとびっきりの“特別”だから/だけど僕はつまらない奴、気味の悪い奴なんだ/こんなとこで一体何をやっているんだ、ここは僕がいるべき世界じゃない/傷ついたっていい、思い通りになるのなら/僕は完璧な肉体が欲しいし、完璧な魂が欲しい/僕の存在に気づいて欲しい、君の傍にいなくても/君は本当に“特別”なんだ、僕も“特別”でありたかった/でも僕はうじ虫なんだ、クズ野郎なんだ/こんなとこで何をやってるんだろう、ここは僕が居ていい世界じゃないのに/彼女がまた走り去って行く、ここから去って行く、走って、走って、走って、僕からどんどん遠くへ…/君が幸せに感じることが何であれ、君が望むことなら何だってやりたい/君はとてつもなく“特別”だから、僕も同じように“特別”でありたかった/だけど僕はゴミだ、救いようのないロクデナシなんだ/こんなとこで僕は何をやっているんだ/ここは僕の存在が許されない世界なのに」。おお…御同輩、なんて良い歌なんだろう。最高。
//映画『ソーシャル・ネットワーク』の予告編を年末に紹介した際、BGMに使用されていた『クリープ』のカバー曲があまりに素晴らしかったので、まだ映画を観てないのにアマゾンでサントラ盤(輸入盤)を購入した。こんなことをしたのは初めてだ。ドキワクしながらCDを聴き始めて絶望のドン底に。なんと、クリープが入ってな〜い!ギャース!うおお、予告編で使ったんなら入れておけよ〜(涙)。/その後、歌っているのが「Scala & Kolacny Brothers」というベルギーの女性合唱団と分かり、彼女達のアルバムを再びアマゾンで検索。値段を見て卒倒しかけた。なんじゃこりゃあああ!CDたった1枚で2万7千円(1/6時点)ってプレミア付きすぎだろう!?/こんなの手が出るわけない。涙目でYouTubeを検索したら…ぐおお!大量に出てくるではないか!どうやらScala & Kolacny Brothersは海外では知名度が高いようで、クリープのライブ映像(3分29秒)もアップされていた。しかもこれがメチャクチャ良いライブ!サビの部分“She's running out again”で昇天しそうになった!(T_T)
ロングバージョン(4分46秒)もあり、僕はもっぱらこちらを狂ったように聴いてます。
※彼女達の『夢のカリフォルニア』(3分13秒)もヨカッタです!途中で音が飛んだのがもったいない。
 1月5日…正月にハイビジョンで生放送された『大河ドラマ50〜見せます!大河のすべて!』。過去の大河(49作)の名場面が4時間にわたって次々と紹介され、とても見応えがあった。特に、第4作『源義経』(1966)で緒形拳が演じた弁慶最期の仁王立ちは、古い白黒の映像なのに、鳥肌が立つほど壮絶だった。『太平記』で足利尊氏(真田広之)が弟の菓子に毒を盛り、弟は毒と分かっていてあえて食べるシーンも胸に来た。/一方、この特番ではスタジオが凍り付くようなハプニングが。番組開始と同時に“あなたの好きな大河ドラマベスト10”という視聴者アンケートをとっていたんだけど、出演者のまったく思いもよらぬ結果になった。僕の事前予測では、歴代最高視聴率の『独眼竜政宗』、近年の大ヒット『篤姫』、放送終了直後で熱気が冷めやらぬ『龍馬伝』、新選組ブームを巻き起こした『新選組!』あたりがトップにくると思ってた。スタジオの雰囲気も同様。ところが、フタを開けてみると、2005年度版の『義経』(主演・滝沢秀明)が第1位に!それまで名場面集でも五条大橋の牛若丸VS弁慶くらいしか登場しなかったのに…!?どう見てもタッキー・ファンの組織票が投入されたとしか思えず、結果発表の瞬間、スタジオは司会者もゲストも一斉に「義経ッ!?」とハモった。ゲストの山本晋也さんはコメントが続かず金魚のように口がパクパク。ジャニーズ恐るべし!結果は以下の通り→
1位 第44作義経(2005)20867票
2位 第43作新選組!(2004)※最初は1位だった
3位 第49作龍馬伝(2010)※途中経過では1位だった
4位 第25作独眼竜政宗(1987)12769票
5位 第47作篤姫(2008)10169票
6位 第46作風林火山(2007)8674票
7位 第29作太平記(1991)5865票
8位 第41作利家とまつ(2002)4823票
9位 第48作天地人(2009)2540票
10位 第45作功名が辻(2006)2048票
※司会もカメラマンもパニクっていたのか、2位と3位は肝心の投票数が発表されない(画面にも映らない)という事態に(笑)。いや〜、新年から楽しませて頂きました。
 1月4日…(つづき)「新春TV放談」番組内の発言で印象に残ったものをメモったので紹介!/「龍馬伝」は別格の出来映え。画面の構図、質感など“絵作り”がケタ違いに凝っており、空気が違う。/嵐の人気の理由は、見るからにメンバーの仲が良さそうだから。国民は生活に疲れており、彼らを見てホッコリしたい。/「ゲゲゲの女房」は最終的に水木さんが成功することが分かっていたから、絶望的な状況が続いていても毎日見ていられた。この“安心して見られる”というのは大きい!/ドキュメンタリーはテロップなどで説明すると視聴者に“届きすぎて”しまう。「ここから後は見る側が考えること」という作り方が大切。視聴者が自分で獲得したモノの方が強く残る。/ねづっちがスゴイのは「整いました」ではなく、最後に「ねづっちです」と締めることを発明したこと。「ねづっちです」でリセットされ、どんどん次のお題に行けるし、拍手のタイミングも掴みやすい。/池上さんのブレイクは、テレビで勉強したいと思う人が増えているから。劇団ひとりとツッチーはレギュラーになったおかげで、メチャクチャ知識が増えている。池上さんにはもっと複数の角度から解説して欲しいし、本人も時間不足を感じているはず。/スペシャル番組が長時間過ぎて見る気がしない。出演する方も大変。/韓国ドラマが増えた。09年に地上波レギュラーは週に10本。ところが2010年は37本!/マツコ・デラックスは毒舌に見えて個人攻撃をしないところが良い。/AKB48は頑張って働いている。出演本数が尋常じゃない。人気絶頂期のモー娘。より汗を流している。人気投票制は大成功。緊張感を与えている。/日本のアイドルは失敗を“オイシイ”と思うし、わざと失敗することもある。韓国ポップスのKARAや少女時代は何か失敗すると“照れる”。それが新鮮。/障害者バラエティの「バリバラ」は目からウロコ。笑った後に考えさせられる革命的番組だ。/第二次世界大戦の白黒フィルムを30分の1秒単位で着色してカラー映像に変えた『色つきの悪夢』は傑作ドキュメンタリーだった。モノクロ=過去の出来事として処理されるが、カラーだと戦争がリアル。本気で震え上がった。戦争の悲惨さの伝え方としてカラー化は効果的。強烈な力があった。/新たなチャレンジはスポンサーの制約という市場原理から解放されているNHKがやるしかない。もっと色んなことに挑戦してくれ。/今年のテレビ界は歴史の転換点に立つ。地デジ化によるテレビ離れが進むだろう。
---以上、だいたいこのような内容だった。ドキュメンタリー論の「説明すると届きすぎる」「視聴者が自分で獲得した方が残る」に納得。『色つきの悪夢』は録画したけど未見なので早く見ようと思った!/これを機に、僕も2010年のベスト番組ランキングを作ってみますね。
 1月3日…昨日の「新春TV放談」は期待通りの面白さだった。“放談”の顔ぶれは「笑っていいとも」「SMAP×SMAP」で番組台本を書いている放送作家・鈴木おさむ氏、硬派ドキュメンタリー監督の森達也氏、深夜ドラマを多数演出している映像ディレクター・大根仁氏、「元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」を演出したテリー伊藤氏、“何でも詳しく知ってる”矢口真里さん、司会が千原ジュニアという強力布陣。この番組ではNHKの名を伏せてテレビに関する様々なアンケートを約2500人にとっており(いわゆるガチのアンケート)、NHKの番組なのにバラエティー部門の人気トップ10にNHKが2年連続で1本も入っていないという結果に(笑)。アンケート結果は以下の通り。このランキングをめぐって放談が展開した。→
★2010年人気バラエティー番組※カッコ内は前年
1位 アメトーーク(アメトーーク)2年連続1位
2位 ホンマでっか!?TV(爆笑レッドカーペット)
3位 しゃべくり007(ロンドンハーツ)
4位 ひみつの嵐ちゃん!(人志松本の○○な話)
5位 めちゃ×2イケてるッ!(クイズ!ヘキサゴンU)
6位 そうだったのか!池上彰の学べるニュース(めちゃイケ)
6位 リンカーン(しゃべくり007)
8位 秘密のケンミンSHOW(世界の果てまでイッテQ)
8位 嵐にしやがれ(リンカーン)
8位 VS嵐(お試しかっ!)

★2010年人気ドラマ番組※カッコ内は前年
1位 龍馬伝(JIN)
2位 ゲゲゲの女房(相棒)
3位 相棒(天地人)
4位 医龍(ブザー・ビート)
5位 ホタルノヒカリ2(BOSS)
6位 フリーター、家を買う。(不毛地帯)
7位 SPEC(救命病棟24時)
8位 黄金の豚(東京DOGS)
9位 Mother(ライアーゲーム)
10位 獣医ドリトル(官僚たちの夏)

★2010年急上昇タレント※カッコ内は09年テレビMVP
1位 AKB48(島田紳助)
2位 渡部陽一(イモトアヤコ)
3位 マツコ・デラックス(オードリー)
4位 嵐(嵐)
5位 向井理(明石家さんま)
6位 松下奈緒(妻夫木聡)
7位 Wコロン(小栗旬)
8位 佐々木希(タモリ)
9位 佐藤健(はるな愛)
10位 JOY(石川遼)

これからのデータについてのゲストの意見は、長くなるので明日に書きます。
 1月2日…“お薦め番組情報”にも書いていますが、今夜23:55からのNHK「新春TV放談」、ほんと楽しみにしています。去年も、一昨年も、充実した内容だった。他局(民放)の話題もガンガン出て来て、テレビ界の動向が一望でき、いま日本人が何に関心を持っているかよく分かります。NHKの常識を破る革命的な番組ッス!
 1月1日…2011年、あけましておめでとうございます!今年もガンガン更新していきますので、どうぞよろしくお願いしますッ!
//“正月に映画でも観に行こう”という方、『最後の忠臣蔵』がイチオシです!






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