最新文芸情報


2022.11〜12

●12月31日…1年の最後に、個人的にめちゃくちゃ嬉しい出来事が。コロナ禍で国外のお墓参りに行けなくなってもうすぐ3年。巡礼に行きたい気持ちを抑えきれなくなり、昨年、ミニチュアアート作家の谷本朋子先生に、ゴッホ兄弟のお墓の制作を依頼。完成まで1年待ち、この年末ついに我が手元へ!
現地で撮影した様々な角度からの写真をもとに、献花したヒマワリや墓碑の文字まで完全に再現され、ただただ感涙です。
フィンセントは37歳で自死、弟テオは33歳で衰弱死。ゴッホ兄弟の墓は、「死んでも離れない」という花言葉を持つツタの葉で覆われており、1枚1枚が丁寧に作られたミニチュアの葉っぱが、優しい兄弟愛を伝えてくれる…。
コロナが少し落ち着いたと思ったら、今度は物価高と円安のトリプルパンチで、しばらく海外の巡礼は困難だけど、僕の仕事机には、これからはいつでもゴッホ兄弟が。はうう…見ているだけで目頭が熱く!
左がフィンセント、右が弟テオ 現地では周囲は麦畑と青空
夕陽に照らされるゴッホ兄弟 僕が献花したヒマワリも模型に
“フィンセントここに眠る”とある 実際のゴッホ兄弟の墓(2018)

※ミニチュアアート作家の谷本朋子先生の公式HP。以前に出演した日テレ『笑ってコラえて!』が縁となり、ゴッホ兄弟のお墓の造形が実現しました。ある意味、谷本先生と出会えたのはゴッホ兄弟のお陰です。
※谷本先生が出演されているユニチャームのハンディワイパーのCM動画
●12月30日…山上容疑者の鑑定留置が来月で終わるなか、集英社オンラインに容疑者の伯父のコメントが掲載され、鋭い指摘をしていた。「自民党は、解散請求に応じたくないから、救済法案を可決させたんでしょう。統一教会が解散すれば、清算法人になる。そうすれば、裁判所が清算人を専任し、その内部書類が手に入って、安倍さんのビデオメッセージに、どれくらいお金が動いたのかがわかってしまう。だから、解散させたくないんじゃないですか」。

//昨夜の『NHKスペシャル 未解決事件・松本清張と帝銀事件』の第1部がめっちゃ力作で感動。12名を毒殺したとされる平沢死刑囚は獄中で無実を主張したまま1987年に獄死。番組では、真犯人は戦争中に中国人捕虜を相手に人体実験を繰り返していた旧日本軍731部隊の関係者ではないかとし、真相に迫った。今夜はその第2部「74年目の“真相”」。民放の『エルピス』といい、メディアの本気を見ることができて嬉しい。第2部に期待しまくり。
●12月29日…今日は13時過ぎから17時40分まで『鎌倉殿の13人』の総集編!鎌倉殿は一話たりとも“捨て回”がなく、すべての回が素晴らしかったので、総集編を作るのは大変だったと思う。未見の方はぜひ録画を!
●12月28日…大晦日までの〔お薦め番組〕が出揃ったのでアップ完了。映画、音楽、歴史、科学、いろいろあります!
●12月27日…中国はコロナ激増で3年前のヨーロッパ状態。政府がメンツを守るために国産ワクチンにこだわり続け、まだオミクロンに対応していないものを使っている。その結果、とんでもない大規模感染に。習近平の人災だ。
●12月26日…まさか年末の楽しみ『岸辺露伴は動かない』と、『エルピス』最終回が、同じ夜10時オンエアで完全にぶつかるとは!当然どちらも録画するけど。
●12月25日…年末のNHKで、3年連続でジョジョのスピンオフ、『岸辺露伴は動かない』の実写ドラマがオンエアされるって嬉しすぎる。今年は2本だけど、放送時間が5分長くなって54分。

/メディアの裏側を描いた長澤まさみの社会派ドラマ『エルピス』がついに最終回。政治家のスキャンダルをめぐり関係者が死亡。果たして真相を人々に伝えることができるのか。
●12月24日…中国政府がゼロコロナ政策をやめて、新規感染者数の発表もやめて、フルコロナ政策に大転換。1日当たり約3700万人が新たに感染している予測する国際通信社も。まるで、全員で感染していっきに集団免疫を得ようとしているかのようだ。どうなるんだろ。
●12月23日…『鎌倉殿の13人』の壮絶な最終回を見逃された方、24日の13時5分から再放送あります!
●12月22日…アフガニスタンの政権をとったタリバンは、女子の中学、高校への通学を禁じて国際社会から批判されてきたが、20日に大学の通学禁止を新たに発表。既に大学に通っていた学生は、研究活動も中断された。これでもう、アフガンの女性は小学校までしか通えないことに。なんでこう極端なのか。
公的な女子教育の場がないため学習塾に通う生徒もいたが、9月末に過激派ISが学習塾を襲撃し、教師や生徒53人が殺害された。勉強するだけで生命を奪われるなんて酷すぎる。
●12月21日…ジョジョ第9部『ザ・ジョジョランズ』の連載開始が2月17日発売のウルトラジャンプと公式発表!ついに来た!
●12月20日…北陸や東北で平年の3倍に達する記録的な大雪。特に新潟は災害級の積雪となり、車が渋滞のまま動かず。雪下ろしをされる方、くれぐれもお気を付け下さい。
●12月19日…アルゼンチン・チームの笑顔を見てると、こっちまで幸せな気分になる。メッシの後ろの人、歓喜大爆発。ほんとおめでとう。決勝3-3でPK戦、フランスも大健闘、映画でもこんな展開にならんだろうという超ドラマチックな戦いだった。4年後が楽しみ!

 
●12月18日…ワールドカップの決勝はアルゼンチンVSフランスに決定!NHKの中継は18日(日)23時25分から。メッシ最後のW杯であり、目に焼き付けたい。同夜は『鎌倉殿の13人』も最終回を迎える。ただの一度も無駄な回がない、素晴らしい歴史ドラマだった。
●12月17日…傑作SF映画『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の上映時間を調べたら、なんと「205分」!!約3時間半!!あまりに長いため、近所の劇場は1日に3回しか上映できないようだ。4DXで3時間半というのは初めての体験。どんな世界が待ち受けているのだろう。18日(日曜)のチケットを購入できますように!
●12月16日…上映中の劇場版『スラムダンク』、最高でした!とんでもないスピード感!あれは絶対に映画館の大きなスクリーンで観るべきです。テレビだと迫力半減どころか8割減。(予告編
●12月15日…今月6日にアニソン歌手のカリスマ、アニキとして慕われた水木一郎さんが肺癌のため74歳で他界。僕の世代は水木さんの声で育ったのでショック。声質が完璧なヒーロー声で、聴いているだけで勇気が湧いてくる…そんな、並ぶ人がいないマエストロでした。哀悼の意を表します。
●12月11日…フィギュアスケート・GPファイナルがすごい結果に!男子シングルは宇野昌磨選手(24)が優勝、女子シングルは初出場の三原舞依選手(23)が優勝、ペアでは三浦璃来選手(20)・木原龍一選手(30)組が優勝を決め、日本勢は男女シングルとペアの“三冠”を達成しファイナル史上初の快挙となった!羽生選手の後輩たちにも才能ある人がいっぱいで、次の五輪が今から楽しみだ。
一方、海外では米国のイリア・マリニン選手(18)という“超人”が現れ、とんでもない高さの4回転ジャンプを次々と決めて圧巻だった。中でもトリプルアクセルよりも一回転多い「クワッド(4回転)アクセル」は、世界でただ1人マリニン選手だけが成功。リンクの上を滑っている時間よりも、空中にいる時間の方が長いんじゃないかと思うほど。とてつもない巨大彗星が降臨した。
●12月10日…まさか優勝候補筆頭のブラジルがクロアチアにPK戦で負けるとは。日本が戦ったクロアチアのゴールキーパー、どうりで鉄壁のはず!クロアチアがブラジルに勝ったということは、クロアチアと接戦をした日本はほんとに良い線まで行ったということ。こうなったら僕は最後までクロアチアを応援する。
●12月7日…衆院で採決が迫った宗教被害者救済法案に対して、全国霊感商法対策弁護士連絡会が「ほとんど役に立たない、意味がない」とし、宗教2世で結成した当事者団体は「政府の想定する被害者像と実際の私たちが発信する被害者の実態との間に大きな乖離(かいり)があります」と緊急の抗議声明を出しました。

共同通信社は先日、全国の都道府県議、知事、政令指定都市市長を対象に統一教会との関係を尋ねるアンケートを実施。接点を認めた県議は少なくとも334人、うち自民党が「8割」を超えており、300人以上もいることに僕は衝撃を受けました。うち、知事は13人、市長は9人。教団側が地方政治にも浸透している実態が明らかになったのです。

宗教被害者の間では、「自民党(統一)、公明党(創価)、この2つの宗教利権政党が与党である限り被害者が本当に救われるような法案など成立されないのか」、そんな絶望感が広がっている現在、立憲は最後まで抵抗すべきです。立憲執行部の岡田氏、安住氏らは過去に教団系『世界日報』に登場し、中でも大串選挙対策委員長は、教団系組織の会合に秘書が3回代理出席したほか、祝電まで送っていました。今の執行部は教団に甘いのではという疑念を持たれており、役に立たない法案に賛成してはさらに不信感がつのるばかりです。最低でも以下の6点+αを反映させないと被害者は救済されません。

・法案では寄付を勧誘する法人側(教団)に対し、(先祖の呪いなどで)脅かして「困惑」させないよう要請していますが、実際に高額献金をするときの脳は困惑するどころか達成感・高揚感を感じており、規制になりません。困惑の有無とは関係なく、宗教法人に行った献金は、いつでも取消しできるようにするべき。
・「法人が寄付を勧誘する際、自由な意思を抑圧しない“十分な配慮義務”がある」と定めていますが、“配慮”という言葉は強制力がなく非常に弱く「法人は寄付を勧誘する際、自由な意思を抑圧することを“禁止”する」とマインドコントロール下での献金の禁止を明記するべき。配慮ではなく禁止事項に。
・法案は成立後の「法律見直しのめどを施行後2年」としていますが1年に短縮すべき。1年ならば早期に検討部会ができます。2年では社会的関心が薄まる(まさに統一教会が望むこと)。
・献金の上限を定めること。
・過去の被害の救済に適用されないのは問題。法案は、(成人するなど)扶養を外れた家族は、親が行った寄付の取消権を行使できず、過去の被害の救済に役立たない。また、未成年者が取消権を行使するには親権者の同意が必要となっており、献金当事者の親に同意を得ることは不可能であるため大問題。取消権行使のハードルを現実的なレベルに下げるべき。(母が億単位の献金を行った山上容疑者の悲惨な家庭が典型的)
・子どもへの信仰の強要を行う宗教組織への規制を具体化するべき。

そして献金が反社会的団体に流れたり、反社活動に流用されていないか追跡するためにも、少額でも宗教法人に課税すべき。たとえ一円でも納税義務があると、経理を透明化して国に報告する義務があるため、おかしなお金の動きがあると行政が気付きます。

個人的には「宗教被害者救済法案が成立しても、なおも被害を防止できなかった場合、1人でも新たな被害者が出た場合は、賛成した議員は辞職する」という一文を付け加えてほしい。これなら少しは被害者目線になることもできるでしょう。
●12月6日…クロアチア戦、ベスト8には届かなかったけど、熱戦でした!ドイツとスペインを破ってグループ首位通過で前回準優勝国と同点だなんて、大会前は、正直そこまで行けると思わなかった。本当に良く頑張ってたし、胸を張って帰国して。ワクワクをありがとう!
●12月5日…ワクチン4回目接種完了。ファイザーのオミクロン対応。1回目に比べたら身体への負担は少ないけど、やはり頭がグワングワン、グルグル、身体がフワフワしますね。来年はもう収まっていると信じてる。信じたい。
●12月4日…万博記念公園で開催された第1回ドラゴンクエストウォーク・リアルイベント、子どもにせがまれて行ってきた。駅から入場門まで、あり得ないほどの人、人、人!9時半から歩き出し、ゴールインしたのは14時。「よし!参加賞のボトルキャップとパスカードをもらいに行こう!」。係員さん「すみません、12時半の時点で参加賞はすべてなくなりました」。ギャース!だったら、その時点でアナウンスしてほしかった…。天気も良かったし、リアルのカンダタが楽しかったからいいけど。それにしても、あれほど多くの人が来場すると思わなかった。すごいなDWの人気は。
●12月3日…先日出演したNHKラジオ『ラジオ深夜便 世界偉人伝(17)』の聴き逃し配信が6日(火)23時59分までリンク先(3分50秒あたりから約11分間)で聴取可能です。今回はニューヨークに眠る偉人の第3弾でジャズ界の帝王マイルス・デイビスやデューク、映画『オズの魔法使』で主役を演じたジュディ・ガーランドです。
昨年急逝した作家グレッグ・テイトが語る、マイルスの音楽の話にめちゃ同意。「マイルスは腹の中を見せてくる。何も隠さない。心臓も…命に関わるすべてをね」
お気に入りのマイルスの演奏を2曲。
『ブルー・イン・グリーン』 (5分38秒)
『ラウンド・ミッドナイト』(6分)
※当夜の放送は冒頭で臨時の国会中継入ったため、最後に流れる予定だった歌『虹の彼方に』(「オズの魔法使」から)をかける時間がありませんでした。国会審議は重要ゆえ仕方ないですが、この歌とセットでジュディの話は完成すると思っていたので、あまりにショック。以下に歌のリンクと日本語訳を記しておきますね。
※『虹の彼方に』 https://www.youtube.com/watch?v=PSZxmZmBfnU (2分42秒)
♪虹の向こうの空の彼方に、かつて子守歌で耳にした国がある/虹の向こうの空は青く、どんな夢でもかなう場所/星に願いをかけて目を覚ませばそこは雲の上/悩みはレモンキャンディのように溶けてなくなる/それが今いる場所
虹の向こうに青い鳥が飛んでいる/青い鳥が虹を越えられるなら、私にもきっとできるはず/幸せの小さな青い鳥たちが虹の向こうに行けるなら、私にもきっとできるはず

マイルス・デイビス ジュディ・ガーランド
マイルスの墓石に彫られている曲は『ソーラー』。彼がドラッグ中毒から立ち直ったときに演奏した曲です。
●12月2日…ジョジョ6部アニメのNetflix最終章、圧巻だった!原作ファンとして、6部の最後がアニメになったら、映像的にも相当すごいことになると予想はしていたけど、想像をはるかに超えたものに!超ハイクオリティな絵と音で、空前絶後のSFの金字塔がそびえ立った!世界のSFファンを唸らせるであろう、ケタ違いにスケールの大きなクライマックス。もしラスト3話を劇場で上映してくれたら絶対に観に行く。大スクリーンであの太陽や海を体験したい!テレビ画面でさえ尋常じゃない没入感。映画館は音も良いし、とんでもないことになるはず。ぜひ映画館でやってほしい!

//早朝からW杯日本・スペイン戦をリアルタイムで応援、あの超強豪に勝利!グループ1位通過にもう超絶エキサイト。ほんと早起きして良かった!
決勝リーグの相手は前回ロシア大会で準優勝したクロアチア。6日(火)午前零時キックオフ!
●12月1日…今日はジョジョ6部アニメ最終回までの一挙公開(Netflix)と、翌朝4時からのサッカー日本VSスペインがあり、とてつもなく心臓バクバクかつハードな夜に!全力で仕事も何もかも早く終わらせないと!もう超法規的に行こう。
※明日が平日という事実は、この際無視する必要がある。
●11月30日…日本とアメリカで同性婚についての重大な変化。
(米国)29日、アメリカ議会上院は同性どうしによる結婚や異なる人種間での結婚の権利を、“州”という単位ではなく、連邦レベル(アメリカ全土)で保障する法案を可決。今回の法案では、すべての州に対し、他州で認められた同性婚のカップルの権利を認めなければならないとしていて、今後もし一部の州で同性婚が禁止されたとしても、他の州から移動してきたカップルの権利は維持されることになる。バイデン大統領「アメリカ国民は愛する人と結婚する権利がある」。

(日本)本日、東京地裁は「同性カップルが“家族になる制度”がないのは違憲状態」と指摘。東京地裁は婚姻の本質を「親密な人と人が営む共同生活に、法的保護や社会的承認を与えるもの」と意義づけ、異性婚と同様の税制上の優遇措置(遺産相続他)や、パートナーが病気になったときに家族だけが知らされる容体を教えてもらえるなど、養子縁組も含めてそうした制度がない現状は問題だとした。
弁護団の寺原真希子弁護士「性的少数者が生きやすい社会は、全ての人が生きやすい社会だと訴えてきた。(判決は)まさにそのことを、かなり踏み込んだ言い回しで述べた」。
原告の小川葉子さん「(違憲状態、ではなく違憲と断定するよう)もうひと声欲しかったとの思いもあるが、(法制化に向けた)活動の糧になる。第一歩だ」。
法の下の平等を定めた憲法14条1項は、法的な差別的取り扱いを禁止している。

//統一教会やネット右翼を、鋭い言葉で批判してきた社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で襲われ重傷。都立大のキャンバスで、講義を終えて帰るところを狙われたという。犯人は若い男性といい、今も逃走中。動機が知りたい。
●11月29日…中国で政府を批判するのは命がけなのに、複数の都市で同時多発的に「習近平政権は退陣しろ」と集会デモ。きっかけはロックダウン中の火災で10名が亡くなったこと。当局が建物を封鎖したために逃げ遅れたという。サッカーW杯の心理的な影響もある。自分たちはゼロコロナ政策で3カ月ロックダウンなのに、テレビの中で他国の人はマスクなし&密集してサッカーを応援している…。
一党独裁を背景とした強権的な政府に反発している人は、民主化運動は国家転覆罪が適用される恐れがあってできないけど、コロナ対策にからめた政府批判なら可能と、街に出ているのだろう。「体制批判ではなく、コロナの対応に抗議しているだけだ」と言い逃れができる。この抗議運動がどこまで拡大するのか注視。

//今夜のNHKラジオ『ラジオ深夜便』は国会中継が急遽入ったため、放送開始が10分ちょっと遅れるとのこと。僕の「世界偉人伝」は23時20分くらい?生放送なので流動的です。翌日に聴き逃し配信がアップされので、そちらがベストかもしれません。今夜はマイルス・デイビスやジュディ・ガーランドを取り上げる予定です。リクエストした『虹の彼方に』がオンエアされるといいなぁ。
●11月28日…近所のダイエーから200円以下の牛乳(1リットル)がなくなった。豚肉も鳥肉も、値段が上がっただけじゃなく、量まで減った。ほんま工夫して生活防衛していかないと。
●11月27日…明後日29日火曜、23時過ぎからNHKラジオ『ラジオ深夜便 世界偉人伝・第17回』に生出演し、ニューヨークに眠る偉人(ミュージシャン、作家、俳優)について語ります。その準備に集中しています。
●11月26日…先日、友人が「ウィキペディアにカジポンの項目ができてたよ!」と教えてくれた。「ほ、ほ、ほんと!?」と心臓バクバクで検索すると、うおお!確かにありました
どなたが作って下さったのか分からないのですが、とても丁寧な構成になっており、まっこと感動しました。なんという親切な方!もしこの日記をご覧になられていましたら、この場を借りて心から御礼を申し上げます。本当に!本当に!!有難うございましたぁあああ!!
※真面目な話、60歳が見えてきたいま、自分の身に何かあればこのサイトはプロバイダー契約が切れて世界から消えてしまいます。ですが、ウィキペディアを見れば自分がこの世に存在していたことが第三者の人に伝わるので、その意味でもすごく嬉しいです。(切実)
●11月25日…アマゾンで年に一度の特売週間ブラックフライデーが開始。購入を予定されている方、次のリンク先からご利用いただけるとサイト運営的に助かりますので、よろしければそちらからお願いします。(^^;)

//東京国立博物館で開催中の創立150年記念特別展・国宝展の会期終了(12/11)が迫ってきました。本当に素晴らしい貴重な展覧会、これだけのために上京する価値があります。迷われている方、ぜひ会場へ。
※チケットは日時指定制、木曜から日曜まで夜間拝観(20時まで)が可能になりました。

//スペインVSコスタリカ、スペインが7点も入れたうえ、コスタリカはただの一度もシュートを打てなかったという恐ろしいデスゲームに。スペインむちゃくちゃ強いですね。
●11月24日…55歳になりました。30歳頃「誕生日というのは親に“ありがとう”を伝える日」と聞き、以来、存命の母には御礼の言葉、故人となった父には献杯を捧げています。両親については、今年の春に映画のワンシーンのような出来事が父の墓前で起きたので、私事ですが、そのことを綴ります。
うちは元々4人家族なんですが、父が酒に溺れてバラバラに。もう40年近く昔のことなどでダイレクトに書きますが、父は糖尿病にもかかわらず酒を呑み歩くため、高校生の僕は父の行きつけの店をまわって「父が来店しても酒を出さないでほしい」と半泣きで頼みました。父は「わしのメンツを潰した!」と激怒。僕は高校2年の夏から家を出て一人で住み始め、のちに弟も関東の大学に進み、母は父に愛想を尽かして年下の男性と駆け落ちし、家族は解散状態になりました。母の相手の男性にも妻子がいたので、それはもう、えらい騒ぎです。
母は父の前から“蒸発”した際、僕に「絶対お父さんに住所を教えたらだめ」と言ったので、父は二度と話し合いも再会もできませんでした。母は糖尿病用の食事を工夫して作っていたのに、父は外で大酒を呑んでくるので虚しかったと。母のハンコが押された離婚届を父に持って行ったときの、父の寂しそうな目を今も覚えています。
さすがに同情心がわいたのですが、母の再婚相手と初めて会ったときに、その男性が紳士的で物腰が柔らかく、母と美術展やコンサートを楽しめる人で、ものの30分で「これは…親父の完敗だ!」と悟り、母の「人生は一度きりだから」という言葉に納得せざるを得ませんでした。納得は全てに優先します。
父は母が再婚したことをずっと知らないままでした。5年ほどして、一度だけ「あいつは元気にしてるのか」と聞き、僕が「うん」と答えると「そうか。それは良かった。あいつには申し訳ないことをしたと思ってる。よくしてくれたのに…」と目尻をぬぐっていました。
母に去られたことがよほどショックだったのか、その後、父はきっぱりと断酒しました。別人に生まれ変わりました。
やがて父にも春が来ました。退職後に碁会所の経営をはじめ、そこに来る常連さんのMさんと再婚したのです。入籍の夜、父の友人と10人くらいでささやかな食事会をしたのですが、みんな父がMさんとめぐり会えたこと、気力を取り戻したことを喜んでいました。
時は流れて2009年、父は69歳で他界しました。母に葬儀のことを連絡したところ、「う〜ん、行くのはやめとくわ」。「顔だけでも見たら?」「ごめん、見たくない。もうこりごり」。僕はその言葉を聞いて、どれほど母が父のことで疲れ果てていたのかを、あらためて知りました。
父のお通夜の最中に僕自身にも大きな出来事がありました。妊娠中の妻が破水し、翌日の父の火葬が終わるのとほぼ同時にうちの子が生まれました。あり得ない奇跡です。男子であったことから義母のMさんは「あの人(父)の生まれ変わりだ」と悲しみのなかに光が差しました。
それから13年。今年の春、父の遺骨を父の両親や兄が眠る大阪・堺の墓に合葬(分骨)することになりました。父は終戦の翌月に若死にした実母のことを慕っていたので、側にいさせてあげようと。少子化で親戚の子も減っているいま、墓を無縁仏にしないために、長男(伯父)、次男(父)の関係なく「総力戦」で墓を守るという伯母の英断でもありました。
ダメ元でうちの母に納骨の日取りを連絡したところ、「Mさんも来るの?」「うん」「行ってみようかな」「えっ!?」「Mさんに会ってみたい」「本気で言ってる?」「私も丸くなったんや」。なんと…!
母は数年前に胃癌になり、寿命を意識するようになりました。Mさんも癌の手術を受けており、実はMさんの方も「会えるうちに(母に)会いたい」と言っていたのです。Mさんいわく「あの人の思い出話ができるのはS(母)さんだけ」。母いわく「Mさんは、同じ人を好きになったもの同士だからね」。
4月5日、僕は5人乗りのレンタカーを借りて妻子を乗せ、まず母、続いてMさんの家に行き、後部座席に子どもをサンドイッチにする形で3人並んでもらいました。最初は少しぎこちなかったですが、子どもは翌日が中学入学式で制服を着ていたので、その話題を切り口に母とMさんの会話が始まりました。心のクッション役になっていた子どもに、僕は胸中で「グッジョブ!」と呟きました。
その日の昼下がり、桜が満開の墓地で、母とMさんは父の墓前で焼香をあげ手を合わせました。母にとっては父と30数年ぶりの再会。しみじみとお墓を見つめたあと、「久しぶりやね」とポツリ。そして母はお墓をデジカメで撮影し「青空だし、とてもよく撮れた」とMさんにモニターを見せ、Mさんはそれをのぞき込んで「ほんと。お花もきれい」。頭を寄せ合う2人を隣で見ていた僕は、“この光景は夢か真(まこと)か”と見入ると同時に、自然に会話している様子にほっこりしました。

別れた父にカメラを構える母 「良いのが撮れた」と2人

僕と妻子が近くに眠る戦国武将・小西行長の墓参をしているときに、母とMさんは車の中でずっと喋っていました。戻って来た僕が「2人で何を話してたん?」と聞くと、母は「女だけの会話やから言わん」といい、それを聞いてMさんは笑っていました。2人は電話番号を交換していたので、良い友達になれると思います。
母がうちの子に「じーちゃんは若いときはカッコよかったで」と言うと、Mさんは「年を取ってからもカッコよかったよ」とツッコミ、母が父のことで毒舌を炸裂すると、Mさんは「それは私が知っているKさん(父)じゃない。本当にKさんのことなの?」と目をパチクリ。Mさんは心を入れ替えた父=ホワイトバージョンしか知らないので、ピンと来ないみたいでした。キョトンとしているMさんを見て、母は父が本当に変わったことを言葉でなく心で理解したようでした。
墓地を去る前に、僕は一人でもう一度父にお参りました。Mさんの故郷は沖縄だし、本来なら母とは接点がなく出会うはずがなかった2人。「親父は本当に好き放題に生きたけど、最後に大きな仕事をしてくれたね。ありがとう」
お墓の役割はいろいろあると思いますが、故人になっても「人と人を繋ぐ」というのは素晴らしい力だと思います。
人は死んだからといって終わりではありませんね。

//55歳というと四捨五入で60歳!信じられません。速すぎです。でも良いこともあります。近所のイオンシネマは55歳になると「ハッピー55」適用で映画代が1100円に!
「55」は「GO!GO!」みたいな勢いもあります。響きにつられて前のめりで一年を過ごせそうです(笑)
●11月23日…午後10時、ドイツ戦、始まった!手に汗握る。
→鎌田選手が決めた!ってオフサイド!?ノォーーッ!!
→ドイツのロングシュートが怖すぎる!
→えっ、どうして今のがPKなん?キーパー相手に触ってないやん!?
→ギョエ〜ッ!決められた!
→前半終わってなんとか0-1でしのいでる。後半に1-1にできたらいいんやけど…。
→うおおおお!堂安選手のシュートが決まった!追いついた!あとは守りに守って、引き分けの勝ち点1を確保しよう!
→ハチョーッ!2点目ですと!?浅野選手がやってくれた!ドイツ相手に勝ち越し点!マジッすか!
→よし!45分が経った!アディショナルタイムは…7分!?そんなに長いの!?
→守れ!守れ!守れ!
→やったぁああ!優勝4回の強豪ドイツを、初戦で逆転勝ち!「ドーハの悲劇」が「ドーハの奇跡」になった!歴史的勝利!いやはや、日本選手はすごい運動量。身長はドイツ選手に完敗しているのにハンデをものともしなかった。もう決勝戦を見たかのような充実感。心から祝福を!
●11月22日…日本人のツイッター利用者は5千万人を超え、いまや重要な社会インフラになった。民主社会を支える公共財といえる。だが、総資産約30兆円といわれる世界一の大富豪イーロン・マスク氏はツイッターを買収し、自分の玩具のようにしている。
トランプ前大統領は連邦議事堂襲撃を扇動したとしてツイッターを永久凍結された。トランプ氏が扇動を謝罪したのなら、復活もまだわかる。でも謝るどころか、いまだに前回の選挙を「盗まれた」と言い続け、まったく反省していない。ツイッターの内部で、凍結時と凍結解除時を比較し、トランプ氏の何が改善されたのか明らかにしてほしい。
マスク氏は先日の米中間選挙の直前に、中立であることをやめ、共和党への投票を呼びかけた。完全にそっちへ舵を切った。そしてマスク氏がツイッター買収後に社員を解雇しまくった結果、「人種差別的な表現が3倍に」なったといい、投稿の監視機能が低下しているのは明らか。
言論の自由は守るべき大切なものだ。でも、他者を傷つけるような差別的な発言や、憎悪を煽る言動まで許せば公共の利益に反する。ひとりの超大富豪が社会インフラを破壊していくときに、それを止める方法がないのがもどかしい。
●11月21日…たった1カ月の間に3人の大臣がクビになるのは異常だ。昨日、寺田稔総務相がカネの問題で更迭された。統一教会との癒着が問われた山際前経済再生担当大臣、人権感覚の欠如が問われた葉梨前法務大臣に続くもの。
寺田総務相は後援会が政治資金収支報告書に「故人」を会計責任者として記載し、宣誓書にはこの故人の印鑑も押されていた。さらに600万円の借り入れも不記載。そもそも総務相は政治資金規正法を所管しており、他の大臣以上にお金の流れはクリアーでなければならない。

寺田氏は岸田首相の側近で、自民党広島県連の会長。寺田氏の妻は岸田首相の出身派閥「宏池会」を創設した池田勇人元首相の孫。こうした事情から更迭が遅れたのかもしれない。被爆2世の寺田氏は、核兵器禁止条約に他の議員より前向きだったという。それだけに、お金の問題で辞めるのが残念。後任は政治資金・統一教会のどちらにもやましい部分がない人物を、今度こそ選んでほしい。
●11月20日…サッカー・ワールドカップ(中東カタール)が開幕!日本が戦うグループEは超強豪のドイツとスペインがいる“死のグループ”。でも、裏を返せば、本来は決勝まで行かねば戦えないようなチームと試合ができるわけで、夢のカードとも言える。日本戦の日程は以下の通り。
・日本対ドイツ 11月23日(祝)22時キックオフ
・日本対コスタリカ 11月27日(日)19時キックオフ
・日本対スペイン 12月2日(金)午前4時キックオフ
●11月19日…統一教会をめぐる大変な事実が新たに発覚した。745人もの大規模な養子あっせんだ。合同結婚式では教祖が選んだパートナーと結ばれるため、子宝に恵まれないと、教祖から祝福されたのになぜ、ということになる。そのため教団は長年信者間の養子縁組を仲介してきた。教団は信者を増やす意味でも出産を奨励しており、「生まれた子を養子に出すという前提で性行為をする」ことが理想とされている。そこには生まれてくる子どもの意志は介在しない。
厚労省は「養子縁組のあっせんは、たとえ報酬をもらわなくても、継続的に“業”として行う場合は都道府県の許可を受ける必要がある」「“あっせん事業者”の中に宗教法人は省令で含まれていない」としている。
無許可で“あっせん”した場合の罰則は、一年以下の懲役、または100万円以下の罰金という《刑事罰》になる。過去、刑事罰に問われた宗教団体には解散命令が出ている。統一教会の養子縁組は海外も対象になっており、国際的な問題に発展する可能性がある。

※教団は養子縁組を希望するにあたって、「夫婦が努力を重ねてきた具体的な事実が必要」という条件をつけている。「努力」の内容は、医療分野だけでなく霊的な努力、つまり高額な献金を払っての先祖解怨が含まれる。その意味では、教団はお金をもらって仲介しているともいえる。

※テレビ東京の人気番組「世界ナゼそこに?日本人」に統一教会信者が多数出演していた件。合同結婚式によって海外に強制移住させられた日本人女性信者は約1万人にのぼる。「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は6年前、「世界ナゼそこに?日本人」に多数回、統一教会の日本人女性信者を登場させ、虚偽の事実を織り交ぜた物語を創作しているのは問題だとして、申し入れを行っている。
例えば、重病を抱えながら内戦が続くウクライナに住む日本人女性に密着した放送(16年3月7日)では、日本人女性は米国の大学に留学し、そこで知り合ったウクライナ人男性と恋愛して結婚したと紹介。取材時は別のウクライナ人夫婦の住宅に、厚意で住まわせてもらっているということだった。ところが「ウクライナ人男性がアメリカに行った事実も、そこで日本人女性と知り合った事実も存在しない。一緒に暮らすウクライナ人夫婦も統一教会信者であって、信者同士が集団生活を送っている」と判明。
渡辺博弁護士「元信者から『信者が出演しています』『番組制作者が、統一教会に頼んでネタを提供してもらっている』という情報があった。調査の上、内部事情に詳しい人物に確認したら『合同結婚式で海外に移住したのが事実であり、現地で恋愛したなんてウソ』と報告してくれた」。
「ナゼそこに?」の答えは「日本人女性がわざわざ世界各地の辺境に移り住んだのは、本人の意思ではなく、旧統一教会の「合同結婚式」で強制移住させられたから」。番組は2020年3月に放送を終了した。
●11月18日…統一教会の被害者や救済にあたっている弁護団が、「マインドコントロールによる献金は無効にすべき」と必死で訴えているのに、自民と公明は「マインドコントロールの定義づけが難しい」と主張し、新法にはマインドコントロールの言葉を入れないという。しかも寄付金の上限規制もなし!被害者は、「そんな骨抜きの法律を作っても意味がない」と絶望している。

定義づけなんか簡単だ。フランスなど他国でカルト規制法を持つ国を参考にすればいい。そういう国ではマインドコントロールを「他人の心理状態を操作して特定の意思や目的へと誘導すること」とある。「先祖や親族が地獄で苦しんでいる」といって相手を不安にさせ(他人の心理状態を操作)、呪いを解くためといって大金を献金させる(特定の目的へ誘導)、これはまさにマインドコントロール。

与党が安倍さんの時代に強行採決した共謀罪は、「実際に犯罪をおこさなくても、共謀しただけでアウト」であり、そのときに「居酒屋で大臣の悪口を言って“政府をぶっ潰す”と言えばアウトなのか」との疑念に、政府与党では見解が分かれ、定義づけをしないまま法案を成立させた。そんな荒っぽいことをやりながら、現在進行形で被害者が出ているマインドコントロール問題は、定義づけが困難として逃げている。全然、被害者を救う気がないじゃないか。

明らかに「ザル法」と言われるような献金規制法でOKと言うなら、この新法に賛成する議員は、「これで被害が止まらなければ議員辞職する」と一筆書くべきだ。それが書けないような新法ならすぐに手を入れ、現実に合ったものを作るべき。

※政府与党は、霊感商法で支払った金銭について、返金を請求できる期間を延長することで、カルトとお金の問題を終わらせようとしている。だが、既に統一教会による資金集めは、壺や印鑑など物品を売りつける霊感商法ではなく、先祖の呪いをとく「解怨(かいおん)」のための“献金”にシフトしており、霊感商法の売買を規制されても統一教会にはダメージがない。だからこそ、マインドコントロール下の献金をアウトにする法案が必要だ。
●11月17日…おとといの日記に世界人口が80億人になったことを書いた。2058年に100億になると予測されるなか、食糧、エネルギーほか問題が山積、悲惨な展開を避けねばならない。
2015年の時点で、世界人口の1%にあたる富裕層が保有する資産は、それ以外の「99%の人々の資産すべて」を合計したよりも多くなっており、超富豪62人の資産(約200兆円)は下から36億人分の資産と同じとも。

その後、格差はさらに拡大し、もはや62人どころか、たった「8人」の超大富豪が、36億人分と同じ資産を持つようになった。今後、100億の人口が戦争や治安悪化なしに共存するには、個人が所有できる資産の上限を国際的に定めて、貧困、教育、医療、農業、環境対策にまわすしかないように思える。
共産主義ではないので、私有財産があってもいい。だけど、資本主義体制のまま100億を養うのなら、たった8人と36億人の資産が同じという、欲望・格差に歯止めのない現在のシステムで可能とは思えない。環境保護や自然エネルギー研究には資金がいる。コロナの次のパンデミックにも備えねばならず、世界を崩壊させないために、まっとうな「富の再分配」が必須だ。

前にも書いたけど、SF小説で別の惑星を訪れた探検隊が、その惑星では8人の住民と36億人の住民の財産が同じと知れば、「この惑星はどこか社会構造が狂っている」と絶句するだろう。それが、舞台が地球だと思考停止になり、自己責任論で終わらせてしまう。そこがもどかしい。
●11月16日…ポーランドにミサイルが落ちて村人2名が亡くなった。ウクライナの誤射というのが欧米の見方だけど、ゼレンスキー氏は「ロシアがポーランドに襲いかかった」と主張。ロシアが戦争を起こさなければこういうことは起きなかった、その意味では根源的にロシアが悪い。でもゼレンスキー氏は、ポーランドに対して言うことがあるだろう。

//国会の運営は国民の税金で行われている。昨日、日本維新の会の中条きよし参院議員は、答弁の最後に自身の新曲とディナーショーを宣伝し、「議員にあるまじき行為」と批判の声が上がっている。僕も動画を見て唖然としたけど、本当に以下のことを話していた。
「最後になりますけども、私の新曲が9月7日に出ております。杉本眞人の作曲で、昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひお聞きになりたい方はお買い上げください。そして、12月28日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。今年最後のディナーショーではなくて、芸能界最後のラストディナショーでございます。」
…「お買い上げください」とか、なんでこんな宣伝を聞くために納税せにゃならんのかと。
●11月15日…200年前、ベートーヴェンやナポレオンが生きていた頃の世界人口は10億人だった。僕が赤ん坊だった頃(1967)の人口は35億人。
国連は本日、世界人口が80億人に達したと発表。今後、2030年には約85億人、2050年には約97億人、2058年に100億人の大台にのり、2080年には約104億人に到達し、そこから先はもうあまり増えなくなるという。食糧不足、環境破壊などで、そのあたりが種としての限界ということか。生き方の多様性もあって、既に北半球と先進国では、低レベルの出生率が続いている。
今後、2050年までに増加する世界人口の半数以上はインド、エジプト、フィリピン、パキスタン、エチオピア、コンゴ、タンザニア、ナイジェリア8カ国に集中すると見られ、特にインドは、来年には中国を抜き世界最大の人口を擁する国になるという。(今夏の時点では中国14.3億人、インド14.2億人)



//東京はコロナの新規感染者がまたしても一日あたり一万人を突破。本格的に第8波が到来した。第7波が最後であってほしいと思っていたけど…。なんという長い戦いなのか。
●11月14日…米中首脳会談が行われ、バイデン大統領と習近平主席が初めて顔をつきあわせた。会談時間は3時間。笑顔の握手から始まり、台湾やウクライナ情勢をめぐって互いにくさびを打ち合った。バイデン大統領は「レッドライン(越えてはならない一線)がどこにありお互いに何が重要か見極めたい」と。偶発的な軍事衝突を避けるためにも、あらかじめレッドラインについて話しておくことはとても大事。この日、バイデン大統領は「中国は台湾に対して高圧的な態度をとってはいけない」と直言、習主席は「まさに台湾問題こそがわが国のレッドラインだ」とした。平行線に終わったが、会わないより会った方が絶対にいい。岸田首相も習主席と初会談する方向とのこと、内容に注目したい。

//映画監督の大森一樹さんが12日に70歳で他界。僕の世代は『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラVSキングギドラ』といった平成ゴジラシリーズで馴染み深い。急性骨髄性白血病とのこと、哀悼の意を表します。
●11月13日…今週は水曜日まで良い番組が目白押し。あまりに濃い。お薦め番組情報をまとめるだけで、1時間以上かかりました(^_^)v
14日(月)の14時から再放送される音楽バラエティ『クラシックTV』は、たった30分で18世紀バッハから映画音楽ジョン・ウィリアムズ(スター・ウォーズ等)までのクラシック300年の歴史をギュッと濃縮解説、ユーモアもあり本放送とても楽しかったです!ゲストは漫才師ナイツさん、まったく堅苦しくなく音楽史の流れが分かり、クラシック入門に最適でした!
15日(火)は22時45分から、Eテレで最もシュールなぶっ壊れ教養番組『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』、待望の新作第7弾!山田孝之が植物の生態を擬人化しての爆笑トーク。植物のハードボイルドな生き方から人生のヒントを学びましょう♪

/地域によって放送時間が異なるため番組紹介に書いていませんが、民放では長澤まさみ主演でメディアの腐敗に切り込むドラマ『エルピス』に期待しています!ドラマでそのまま安倍元首相の映像を使ったり、「森友」という単語を入れてくるとかびっくり。“大豆田とわ子と三人の元夫”のプロデューサー、やはり一味違います。
●11月12日…暗号資産(仮想通貨)交換業者大手FTXが破産法を申請。顧客100万人、負債総額は最大7兆円という空前の規模。共同創業者バンクマンフリード氏は今週初め時点で約160億ドル(約2兆2000億円)あった資産がほぼゼロとなり、史上最大級の富の消失に。2兆円がわずか数日で消える仮想通貨の恐ろしさよ(ビビリの自分はやったことない。そもそも資金がない)。FTXが破産した原因は不適切なグループ経営。投資会社に顧客の資産を融資したことが報じられて信用不安に直面し、顧客の出金依頼が殺到、資金難に陥った。
仮想通貨は暴力団やマフィアの資金洗浄に利用されることも問題だった。これ、どれだけ影響が広がるのか見当もつかない。
●11月11日…葉梨康弘法務大臣が辞任。葉梨氏は9日夜、都内の会合で「法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」「旧統一教会問題に抱き付かれてしまい、解決に取り組まなければならず、私の顔もいくらかテレビに出るようになった」「外務省と法務省は票とお金に縁がない。外務副大臣になってもお金はもうからない」と強調。
あまりにも発言が軽い。死刑を笑いをとるための世間話にしており一発アウトの発言。野党から「こんなに人間の命を軽んじ、金や票に目が向くばかりの人物が法務大臣とは」「お金をもうけることと、テレビに出ることが政治の仕事だと思ってるのか。大臣の資質にあらず」「統一教会による被害者の悲惨さも、法相の職責の重さも理解しておらず、閣僚失格だ」と批判の声があがったのも当然。
葉梨氏は「法相は死刑のハンコを押すときだけ…」を他の会合でも4回話しているといい、“持ちネタ”にしていた。

法相の発言を巡っては、民主党政権時代の2010年に法相を務めていた柳田稔氏が「国会答弁は『個別の事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づいて適切にやっている』の二つを覚えておけばいい」などと発言し、当時野党だった自民党から「法相という職を汚している発言」と追及され、辞任している。今回の内容はそれより酷いのだから、首相はもっと早く更迭すべきだった。

ときに、新しく法相に決まった斎藤健氏は、秘書が統一教会関係団体の会合に参加した過去がある。また、ビラ配りや集会のボランティアに1人だけ関係がいたという。これから統一教会の解散命令に向けて法務大臣の役割が重要になってくるので、秘書を含めて、まったく教団と無関係の人物を選ぶ必要がある。本当に接点がこれだけで、他には何もないことを願う。
●11月10日…米国の中間選挙、物価の猛烈な上昇でバイデン民主に不利=共和党の圧勝と事前予測されていたけど、フタを開けてみれば予想と裏腹に民主が健闘している。現在の物価上昇はウクライナ戦争とコロナが原因であり、仮に共和党政権でも同じ状況になっていたと国民が判断したのだろう。トランプ氏がいまだに2年前の大統領選挙の結果を受け入れていないことや、トランプが選んだ連邦最高裁判事が人工妊娠中絶を違法にしたことも影響している。この結果を受けて共和党内では「大差で勝てるはずが接戦になった」と、トランプ離れが始まっており、是非ともこの流れが加速してほしいもの。次の大統領選挙が、民主党若手の候補者VS共和党穏健派になりますように!
※ちなみに、米の中間選挙はときの与党が敗れるのが通例。
〔11/12追記〕トランプ氏にうんざりの共和党員が大量離党。フロリダ、ペンシルベニア、ノースカロライナの各州では最近、計6万8000人余りが共和党員をやめたことが、州の有権者登録データで判明。
●11月9日…昨夜の素晴らしい皆既月食、オッサンの震える手でスマホ撮影、友人に「撮れた!」とウキウキ自慢気に送ったら、「こちらも」とすごい巨大なワインレッドの月が返ってきた!
僕のドヤ顔ピンボケ写真(参加賞) 友人H氏のワインレッドムーン(優勝)

//世界の宝くじ史上最高額となる20億4千万ドル(約3000億円)の大当たりがアメリカで出た。数字六つの組み合わせを選んで購入する「パワーボール」で、この大当たりの確率は2億9220万分の1。約3カ月間、大当たりがなく、賞金が繰り越されて膨れ上がっていたという。
3千億!それだけあれば、すぐにまだ行けていない外国の偉人の墓参をしたい。3年あれば残り全員に巡礼できる。南極にあるロバート・スコット大佐の墓所や、南アのノーベル平和賞マンデラ大統領のお墓にも行けるだろう。腰痛や膝の痛みで遠出が困難になる前に(切実)。
●11月8日…米国テキサスで救急救命士をしていた男性が、ウクライナの義勇兵となり、その体験談が朝日に掲載されていた。静かな語り口の中に戦争の真実が。以下に一部を紹介。

リビウ(ウクライナ)の防空壕には兵士や民間人がいて、空襲警報の最中に5歳ぐらいの子どもが遊び回っていた。みんな一緒だ。
ロシアが言うように、ウクライナが民間人を「人間の盾」として使っているわけじゃない。ただ防空壕が少なくて、そこに集まるしかないんだ。
ある朝、俺が働いていたミコライウの部隊に攻撃があった。
現場に行って、がれきを取り除き、遺体を引きずり出した。ばらばらの肉片になった遺体をね。
亡くなった兵士の両親や家族が、遺体の捜索作業をゲート越しに見ていた。自分の子どもががれきの下にいないか、心配して来るんだよ。
でも俺たちは、がれきの下にまだ生きている人がいるかもしれないから、丁寧に作業する暇がない。肉片を放り出して、積み重ねざるを得なかった。
遺体を運ぶ担架もぼろぼろだ。血まみれで、まったく衛生的じゃない。それでも遺体を載せざるを得ないんだ。
左足が吹き飛ばされて、他の部分は無傷だった遺体を運ぼうとしたら、担架が壊れて、その遺体が転がり落ちた。仲間の一人は耐えきれず、手を上げて立ち去った。
その時、ベンチに座って泣いている男がいた。「大丈夫か」って聞いたら、そいつが言うんだ。「さっき落ちた遺体は、俺の弟なんだ」って。
俺は18歳まで沖縄で過ごした。父親は海兵隊員で、母親は基地の中にあるレストランで働いていた。
沖縄は故郷だと思っている。友達がいるし、美(ちゅ)ら海水族館にも、勝連城や首里城にも行った。
平和祈念資料館で展示を見た時は、遺体の写真にショックを受けることはなかった。
でも、ウクライナに行って変わった。
がれきの下から人の肉片を引き出していた時、結婚指輪をはめた腕を見つけた。
その時、民間人が攻撃された沖縄戦は、本当にひどかったんだろうって思った。
だから今はその種の写真は、ウクライナで見たことや遺体のにおいを思い出して不安になる。見たくないんだ。
3月末にアメリカに戻ってからも、ロシア軍と戦う悪夢にうなされた。目覚めた時、自分がいまどこにいるのかわからない。まだウクライナにいるかのようだ。
俺が寝てるときに空襲警報を鳴らしてみな。ベッドから跳び起きて、パニックになると思う。
運転中とか1人でいる時、ウクライナでの経験について考える。すると、涙が出てくるんだ。
向こうにいる友人のことを思い出す。もうウクライナから出られないやつもいる。死んでしまったから。
これから、米海軍の衛生兵になる予定だ。でも、海軍での契約期間が終わってまだ戦争が続いていたら、ウクライナに戻ると思う。
俺がウクライナに行ったのは、アメリカでは何か重要なことを成し遂げているって気がしなかったということもあるんだ。
戦場には、何かから逃げ出してきたやつがたくさんいる。家庭環境が悪かったり、結婚生活が破綻(はたん)していたり、目の前が真っ暗で破滅的なやつらだ。
ウクライナで戦って死ねるんじゃないか、と思って来るやつもいる。戦場で死んだら何か良いことをして死ねたって思うからだ。
ウクライナである男に「戦争には中毒性がある」と言われた。誰だって塹壕(ざんごう)や床の上で寝たくない。空襲警報が鳴って逃げ回ったり、飯がパンとポテトだけだったりするのも嫌だ。
それでも、戦場では自分がしているすべてのことが重要に思えるんだよ。
最も恐ろしかったことは何かって? この戦争はライフル銃が主役じゃない。砲撃戦だ。
砲弾が飛ぶと、音が聞こえる。聞こえたらしゃがめばいい。慣れると無視するようになる。近くに落ちても「くそ、今回は割と近かったな」って感じだ。
でも、ミサイルは聞こえない時がある。いきなり落ちて、気づいたら周りの人が肉片になっている。
戦争が始まると、みんな国のために団結するだろ。でも、遺体の詰まった袋が国に戻ってきた時、その気持ちが変わる。
砲撃を受けたら、体は肉片になって、二度と元通りにならない。そして国に帰るまでに腐敗が進んで、誰のものなのか、さっぱりわからなくなるんだ。
●11月7日…20年以上も統一教会問題を追ってきたジャーナリスト・鈴木エイト氏が考えた、カルト系議員を排除した理想的な「汚染議員一掃内閣(第3次岸田内閣)」の布陣が新鮮。
自民や公明の中から、統一教会に毅然とした態度をとっている議員が選ばれた。
エイト氏「数は少ないが、自民党にも以前から教団の活動を問題視していた議員はいます。それに、たとえ過去に関係があったとしても、反省し、現在は教団に厳しい姿勢を取っている議員であれば期待できます。選挙で教団に依存していないことを前提に、それらの基準で大臣を選べば教団の問題に公平に当たることができる内閣をつくれるはずです」。
自民所属議員の半数以上が何かしら教団と関係している以上、エイト氏の基準「反省し、現在は厳しい態度」の議員の入閣を認めるのは、僕もアリと思う。


画像は『ポストセブン』から

〔エイト氏による選考理由〕
(1)文部科学大臣・河野太郎…宗教法人法を所管する文部科学大臣は教団への調査を指揮し、裁判所に教団解散命令を申し立てる当事者。政権内の教団追及の急先鋒、河野太郎・現消費者担当相が最適任。河野氏は消費者庁の有識者会議で旧統一教会について〈解散命令請求も視野に入れ、宗教法人法に基づく報告徴収及び質問の権限を行使する必要がある〉と盛り込んだ報告書をまとめ、岸田首相に「質問権発動」を促した。
(2)法務大臣・石破茂…解散命令請求訴訟にかかわる法務大臣。いち早く「教団解散」の議論をすべきと発言し、解散論の先鞭をつけた。石破氏なら安倍派の意向に左右されずに政策判断ができる。
(3)官房長官・上川陽子…現在の松野氏は安倍派であり、官房長官が安倍派のままではネックに。岸田派の上川氏は法務大臣時代、オウムの麻原ら幹部を刑死させるなどカルトを怖れていない。上川氏には法相を辞めてからもSPがついている。
(4)国家公安委員長・村上誠一郎…教団の霊感商法などを取り締まる国家公安委員長に、安倍氏を「国賊」と呼んで国葬に反対して党から役職停止処分を受けた村上氏を起用すれば、「安倍政治からの決別」の姿勢を示すことができる。
(5)総務大臣・船田元…教団イベントへ祝電を打っていたことをいち早く詫び、「自民党消費者問題調査会長として、いわゆる霊感商法などの悪質な取引を取り締まる立場にある」と教団監視を表明。
(6)防衛大臣・小野寺五典…岸田派の小野寺氏はラジオで「教祖が韓国の人でその人が北朝鮮と交流をしていたとすると、日本からのお金が、教団を巡って北朝鮮に行って、それがミサイル開発で日本を脅してるとすれば、こういう流れはしっかり切ったほうがいい」と発言。
(7)外務大臣・岩屋毅…安倍政権で防衛相を務めた保守派ながら、安倍支持派が防衛費2%への増額を主張していることを「最初に金額目標があり、乱暴なやり方」と批判するなど一線を画している。
(8)財務大臣・林芳正…安倍氏と長年のライバル関係にあった岸田派の現外相、手腕に期待できる。
(9)経産大臣・平将明…霊感商法に批判的。
(10)環境大臣・今枝宗一郎…医師出身、接種推進派でコロナ対策にも詳しい。
(11)国土交通大臣・古屋範子…公明党の消費者問題対策本部長として霊感商法防止や被害者救済の提言をまとめた。
(12)厚労大臣・三原じゅん子…統一教会が熱心に推進した「子宮頸がんワクチン」接種反対運動と氏は戦ってきた。
(13)農水大臣・福田達夫…父はリベラルな福田康夫元首相。安倍派ながら反安倍勢力。
(14)経済再生相兼男女共同参画担当…選択的夫婦別姓などジェンダー問題で教団から“敵認定”されている猪口氏なら公平な議論が期待できる。
(15)復興大臣・小泉進次郎…震災被災地の支援をライフワークにする小泉氏は、神奈川県連会長として地方議員の脱教団化を推進しており、教団批判派の1人。
(16)経済安全保障担当大臣・青山繁晴…青山氏は以前から統一教会の危険性を認識し、選挙支援を拒否。有力派閥の会長に「教団の支援を見直すべきだ」と直言するなど、一貫して反教団の姿勢を取ってきた。
(17)消費者担当相・自見英子/デジタル相・山田太郎…2人とも旧統一教会2世のヒアリングを行なうなど問題解決に積極的。

実に興味深いラインナップ。リベラル派の政治評論家なら、安倍さんとベッタリだった三原じゅん子氏や青山繁晴氏をここに入れることはないので、エイト氏の中立性が垣間見える。最も意外だったのは、農水大臣に推された福田達夫氏。「統一教会から支援を受けることの何が問題かわからない」と半笑いですっとぼけた福田氏の会見に僕は激おこだったけど、エイト氏はその後の福田氏の謝罪「被害者を生み出すような、社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは言うまでもありません」声明で許したということか。

《汚染議員一掃内閣(第3次岸田内閣)》の組閣案が貴重なのは、統一教会が主張している「教団叩きは共産主義者の陰謀」「中国の工作」という妄言を吹き飛ばすことができるからだ。「自民政権のままでいいから統一教会と完全訣別を」、そういう意見に信者が触れることで、マインドコントロールが解ける一助になるかもしれない。この企画をエイト氏に提案した週刊ポスト取材班、まっことグッジョブです。
●11月6日…統一教会をめぐる「被害者救済法案」について協議するため、野党側は国対委員長会談の開催を呼びかけているのに、自民党の高木毅国対委員長は「時間が無い」と拒否。このままでは、この国会で新法が成立せず、来年になってしまう。過去に、野党が会わないというのはあったけど、与党が会わないというのは聞いたことがない。高木国対委員長は過去に統一教会に祝電を送っており、教団を守っているのかと。岸田さんは高木国対委員長を交代させるべき。
※「週刊新潮」によると、高木国対委員長は30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んだ。表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたからという。“合い鍵を作って侵入”とか一線を越えている。福井の自民支持の方、他の候補を立てるよう県連に声をあげた方が良いのでは…。
●11月5日…ここ数日、時事通信やCNNが伝えるウクライナ情勢によると、ロシア軍の前線は地獄という言葉も生ぬるいようだ。新たに動員された兵はたった3日の訓練で最前線に送られ、作戦上の役割は敵の砲撃をあえて受けることで、敵の居場所を割り出す「肉の盾」。そのため平均的な寿命は“約2週間”という。直前まで工場で働いていたり農業をしていた国民が、たった2週間で死んでしまう。
ルハンスク州の最前線に投入された1個大隊約570人はウクライナ軍の砲撃で500人以上が死亡したが、生存者いわく「塹壕(ざんごう)を掘るよう指示されたが、スコップが30人に1本しかなく、素手で掘っているところを砲撃された。大隊はほぼ全滅したが将校は真っ先に後方に退却した」。将校だけ先に逃げるのは旧日本軍の南方戦線でも聞いた話だ。
このような状況なので前線の兵士は逃亡が相次ぎ、イギリス国防省によるとウクライナ軍がロシア軍から獲得した戦車は少なくとも440両にのぼるという。ウクライナは欧米各国から軍事支援を受けているが、ロシア兵が武器弾薬を捨てて退却するため、皮肉にもロシアがいま世界でウクライナへの武器供給1位の国になっている。
プーチン大統領はこの状況を“解決”するべく、逃亡を図る自軍兵士を射殺するためだけの特殊部隊を配備したと英メディアは伝えている。味方殺し専門の部隊を配備…。ほんとロシア人自身が早くプーチンを何とかしないと、どんどん酷いことになっていく。

//自販機の飲み物が180円ってマジか。円高になったら元に戻してくれるのかねぇ。
●11月4日…資産約20兆円という世界最大の富豪イーロン・マスク氏がツイッターを買収、取締役9名を全員解雇。ツイッターという、世界に繋がることができる最強の情報発信ツールを、たった一人の人間が自由にコントロールできるのは大問題。マスク氏はウクライナ情勢でロシア寄りの和平案を支持してゼレンスキー大統領を憤慨させた。マスク氏は社員の大量解雇にも踏み切っており、クビになった社員は差別投稿を監視する人権部門が多いという。中傷デマが吹き荒れるSNSでは、むしろその部門を強化するべきだし、ツイッターの赤字は別のやり方で解決しないと、世界の分断は取り返しが付かないところまで拡大してしまう。
〔追記〕解雇されたのは社員の半数にあたる約3700人、人権担当部門は“丸ごと”解雇されたとのこと!ツイッターよ、どこへ行く。
●11月3日…週末、夜行バスで上京し、土曜は鎌倉で頼朝や北条など“鎌倉殿”関連の人物を中心に墓巡礼を予定。レンタサイクルで子どもと頑張ります。夜は東博の国宝展を夜間拝観。日曜は東京で、さいとう・たかを先生、樹木希林さん、すぎやまこういち先生等を墓巡礼。それゆえ次回の更新は6日夜になります。天気が崩れませんように。

※さいとう・たかを先生のプロダクションが、今年9月、ツイッターに墓所の住所(港区の梅窓院)と墓石の写真、そして「お近くにお越しの際にはお参りして頂ければ大変嬉しく思います」というメッセージを投稿され、“絶対に墓参しよう”と胸熱に!

※文芸ジャンキー鎌倉MAP (オレンジの印を墓参予定)
●11月2日…アメリカの音楽チャート「ビルボード」で、テイラー・スウィフトさん(32)の楽曲が、史上初めて1位から10位まで独占し話題に!これは64年の歴史で初めての快挙!ビートルズやプレスリーでもなし得なかったこと。上位を占めたのは、いずれも先月21日に発表された10作目となる最新アルバム「ミッドナイツ」の収録曲(YouTubeに公式PVがたくさんあり)。
テイラーさんはツイッターに「トップ10に10曲???私の10枚目のアルバムが???気が動転しています」と投稿。音楽配信サービス「スポティファイ」でも、最新アルバムが発表初日に再生された回数は、1億8500万回に上り、新記録を樹立したとのこと。

シンガーソングライターであり作曲もしているテイラーさん。僕がこのニュースでグッと来たのは、彼女がトップ10を独占するほどの楽才の持ち主というだけでなく、政治的立場(反トランプで民主党支持)を公言し、若者へ選挙に参加するよう積極的に呼びかけ、フェミニストで女性議員の比率を増やすよう主張し、LGBT支援も熱心に行っているのに、アメリカ国民が幅広い層でテイラーさんを受け入れていること。アーティストに政治的なカラーがついても、それがバッシングの対象にならない。日本の場合はネットで炎上することも多いし、事務所やスポンサーもアーティストの政治的な言動に否定的だ。でも世界で国民の幸福度指数が高い国は、総じて投票率も高く、女性議員が多く、職場や家庭でナチュラルに政治の話ができ、民主国家として成熟しているケースが多い。
今回のテイラーさんの快挙に勇気をもらった日本のアーティストもいるだろう。その人が一歩を踏み出せる国に変えていきたい。

  史上初、楽曲がトップ10独占!
●11月1日…ジブリの世界観をテーマにした公園「ジブリパーク」が愛知県長久手市に本日開業。全5エリアのうち3エリアが開園、残りの2エリアは来秋に開園されるという。ジブリの名場面が実物大で再現されたセットが並んだ、新しい形の公園施設。ジェットコースターなどの絶叫マシンがなく、原作の世界を楽しめる公園と言えば、フィンランドのムーミンワールドが有名(昔、レポを書きました)。派手なアトラクションは何もなく、ただムーミンハウスやスナフキンのテントが再現され、着ぐるみさんと記念写真を撮れるだけなのに、園内を歩いてると幸せという大人気の施設になっている。ジブリパークもそのコンセプトなんだと思う。原作に強いパワーがあるから成立する。

《5つのエリアと作品舞台》
青春の丘…『耳をすませば』『猫の恩返し』
ジブリの大倉庫…『千と千尋の神隠し』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『借りぐらしのアリエッティ』 『崖の上のポニョ』
どんどこ森…『となりのトトロ』
もののけの里(2023年度オープン)…『もののけ姫』
魔女の谷(2023年度オープン)…『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』

あれ?『ナウシカ』がないのは、ジブリが誕生する前の映画だから?セット的にはナウシカが一番すごそうだけど、小さな子は巨神兵とか怖いかな。『風立ちぬ』も大人向けでセットは難しいかも。でも『紅の豚』は赤い機体を設置するだけでオッサンのテンション爆上げなので再現してほしいな。
※チケットは年内ソールドアウト。詳細は公式サイトから。







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