'07.6.2 第3回・東京ジョジョリンピック
〜ジョジョの奇妙な大運動会・第3部『スポーツフェスタ・クルセイダース』報告ルポ〜
(ジョジョ・コーナー総目次)
ゴゴゴゴゴ… | ドンッ!! |
パッショーネ東京主催の「ジョジョリンピック」は、06年4月に第1回大会が開催されて好評を博し、同年10月に第2回が催された。そして07年6月! 過去2回の大会の人気種目に新競技を加えた第3回大会が敢行されたッ!回を重ねるごとに参加者が増えてきた本イベント。今回から戦いの場を 従来よりも一回り広い東京体育館に移しての熱戦となった。互いに引かれ合い、集まったスタンド使いは約100名。黄金の精神を叩き付けろッ!! |
日時=2007年6月2日(土) 13:15〜16:30 場所=東京体育館 サブアリーナ 参加費=300円(会場代を頭割り) |
鬼教官のラジオ・ジョジョ体操の動きを皆で研究 | トニオさんの『モッツァレラチーズとトマトのサラダ』を再現!美味! | ツイスター・ゲームは誰でもジョジョっぽくなる(笑) |
1/1スケールの石仮面がズラリ | 吉良吉影御用達 | UJの読者プレゼント!激レア! | ドヒョー!神直筆のジョルノ絵! |
うお!手前の本は即売り切れたリミックス! | 思わずケータイの待ち受けにした、パープル・ヘアーのDIO様! | ジョルノがゴージャス | DIO様愛用の道路標識 |
DISCが落ちそう! | 身も心もJOJO信者 | 露伴センセ降臨 | 『ディアボロの大冒険』をやりたくなる! |
めっさ完成度の高かったWリゾット | 足の速いサンドマンは運動会で大活躍するハズ | 通気性抜群のフーゴ | 記録係のルーシー嬢 | スピードワゴンの旦那 |
作品が好きという気持を身体で表現するのがコスプレの魅力!今回のジョジョリンピックは過去最多の参加人数であり、 それに比例してジョジョコスで参戦する勇者も増えてきた!(コスの人がいると会場がすごく華やかになるね〜♪) |
このドドド・パソコンに競技データを登録! |
ラジオJOJO体操で骨折しないようにストレイツォ(ストレッチ)を入念に! |
精神的貴族として、正々堂々 と戦うことをここに誓うッ! |
左がイベント企画者のDOR氏! 会場の確保から当日の司会まで大活躍 |
まずは第49巻に登場したギャング・ダンスで軽く体を温める | ズッチャン、ズッズッチャン♪ |
裏方さんも一緒に「ボラボラボラ」 | 「前回し、後ろ回し」ジョジョ立ち・レベル2 | 花京院ポージングで側面の筋肉を伸ばす |
「WRRYYYY!」DIO様、ご満悦 | エコーズACT3が大量発生「必殺エコーズ3・FREEZE!」 |
競技前なのに生命エキスをズギュンズギュン | ハラヒリハルハレハロ |
第6巻 | 最後はレベル10ポージングのジャンプ |
第3巻 ジョナサンの修行 | 波紋を流してコインを密着せよ! |
「ヨ〜イ」緊張の一瞬 | 「スタートゥゥウウ!!」 皆、かなりのスピードを出しているぞ |
「あわわ」アセアセ | 決勝レースはコイン15枚&往復! |
簡単そうに見えるが目を閉じると難しい! | オットトト… | 足の指で地面をしっかり掴め |
最後は同じジョジョ・チームの一騎打ちに! | 競技後、健闘を称え合う二人。 ジョジョ紳士の鑑! |
★動画その1 WRYYY〜“ワム!”をBGMにワムウ・バランス(17秒) 先に言っておきますが、めっさ地味です |
ジョジョ92冊でパンパンのスーツケース | カルタが可能なのも92種類あるゆえ! |
単行本をゲットしたら審査員の元へダッシュ! | 「見つけたぜ!」 |
《この日、出題された主な問題》 ・各部のエンディングが入っている巻 ・仲間が死んだ回を含む巻 ・表紙にジョジョがいない ・表紙に6人以上 ・表紙がジョジョ立ちで再現されている ・表紙にジョジョだけ2人以上(ジョセフ&承太郎等) ・表紙に主人公のスタンド |
出題によっては答えが複数巻になる。審査員に早くチェックしてもらう為に、モーレツな勢いで駆け寄る (写真で見るとギャン!って動いているので、ブラックモアの瞬間移動みたいだね) |
なんかこう、ミレーの『落穂拾い』を彷彿させますね(笑) |
★動画その2 熱戦!“このDIOがるた”(1分24秒) 動画の流れを説明。 1.「クククククククク」と「フハハハハハハ」の違いが誰もわからず玉砕 2.「マヌケめ承太郎!」はジョセフがDIOの真似をして言った台詞。 「フフフフフフ」とハッキリ6回“フ”を言ったATO氏がWinner! |
事前に大量の鉛筆を削ってくれたスタッフさん有難う | 修学旅行みたいだね♪ | 急にペッシを描けと言われてもなかなか描けないもの |
最初に出題されたのは、ヘブンズドアー、石仮面、爆弾戦車 | 天才画伯現る | 恐怖感ゼロ!? |
あまりに微妙すぎるペッシ。10秒ではこれが限界か | この人のペッシは上手かった! |
決勝はホワイトボード。出題は「荒木先生」! | 右端の絵は頭に本を乗せている57巻の写真!(あのひょうきんな写真、いいですよネ〜♪) |
皆がチョキ!何度もあいこになった! | 「うおおおおおッ!」まさに空中戦!“凄味”で押し切れ! |
ビーチボーイならぬビーチボールと化したペッシ(笑) | 体育館の端から端までアッパー・パンチでパス |
掛け声はもちろん「アリアリアリ!」 | ゴール下まで来ても、アッパーなのでなかなか入らない |
「ヤッターッ!」最初に入ったのはDIOチーム | ツェペリチームもイン! | JOJOチームは近距離パワー型が多く、 ペッシが吹き飛び長期戦に! |
手前の子は2歳になったばかり。この日の大人たちの黄金の輝きが 魂の奥底に刻まれ、きっと世界の歴史を変える人間になるに違いない |
最年少ジョジョラーは生後11ヶ月。ファン層の幅広さも ジョジョ読者の特徴だ。(ツェペリ帽がお気に入り♪) |
応援に熱が入るメトロン星人 |
「右落ちる、左落ちない、前落ちる…」号令を聞いて前後左右に体を倒す | 途中からC-MOONが発動!言葉と逆の方向に倒れねばならない。大混乱! |
決勝に残った者は一列に並んで勝負。ジェイルハウスロックの攻撃で3つ前の指示に従わねばならぬなど、号令は果てしなく複雑に(汗) |
★動画その3 アリアリ送り&C-MOON(20秒) 「覚悟はいいか?俺はできている!」 |
呼吸を合わせて前進! | 「イチ、ニ、イチ、ニ」野郎共もハッスル | 大クラッシュ!この競技はゴールまで行くのも大変だった | 「ぬおッ!」 |
第4巻 | 答えが(A)ならレベル1ポージング |
答えが(B)ならレベル2ポージング※第8巻 | 答えが(C)ならレベル3ポージング※第13巻 |
決勝戦では、写真のように見事に答えが割れた! |
第51巻 | レベル8は足が下がらないように意識して |
【君も自宅で記録に挑戦しよう!レベル8】 1.左手を軽く握ってほっぺに添える 2.右手をピンと伸ばして左腕にクロスさせる(スペシウム光線) 3.左モモを地面に直角に立てる 4.右足を左スネに乗せる(膝ではなくスネ。要注意) 5.両足のつま先は天へ 6.口を尖がらせる そのまま5分を目標に頑張ろう!! |
ディ・モールトに美しい理想的なポージング! | この競技は魚市場状態になるのだ(笑) |
開始直後の様子 | 5分後 |
最後は男女の一騎打ちとなった!(背後は応援団) | エアロスミスの編隊がエールを送る |
エアロスミスの千手観音 | 美しく回転し始めた、チーム・エアロスミス(笑) | 大人達が楽しそうなのでチビッコも興奮 |
だんだん訳が分からない状態に (*^v^*) | 「ボラボラボラボラボラボラボラ!」 |
「お疲れさま!」 14分34秒は女性新記録 |
彼が叩き出した記録は前人未踏の22分37秒!彼は過去2回の大会 の優勝者。第1回大会では8分44秒の記録を出していた。それ から1年で、22分台まで自己記録を伸ばしたことになる。ブラボー! |
★動画その4 エアロスミス大量発生(47秒) 「ボラボラ」言ってるのは伊語の「ボラーレ・ヴィーア」(飛んで行け)の“ボラ”! |
3位賞品・大亜門先生の同人誌! デビュー前の激レアモノだ |
2位賞品・某ユニクロ風 の佐倉市民Tシャツ(謎) |
1位賞品・アルミ製鉄球! DOR氏自作、入魂の鉄球だ |
シュトロハイム賞(特別賞)は47位に決まった(理由は後述)。 成績がタイなので恒例のジャンケン対決 |
素晴らしい跳躍!勝者にシュトロハイムのフィギュアが贈呈された |
第3回のチャンピオンはATO氏に決定!おめでとう! | ※ちなみに絵板『エンポリオ転生』はATO氏の絵! |
2位エンブオトコ氏 | 3位オリオリオリ氏 | TOP3はルックスもイケメンだ! | SBR第1巻 |
★動画その5 お誕生日・祝福メッセージ(7秒) |
アリアリアリアリアリ…! | アリーヴェデルチ! |
★動画その6 族長コール、クラッカーボレイ、アリーヴェデルチ(17秒) |
終了後も立ち去りがたくJOJO愛を語り合う | 5部ゲーのムービーを見て改めて物語にシビレた! |
このエビ反りは圧巻!鬼教官以外でこの角度を再現した人を初めて見た! |
皆が帰った後にモップがけをする パッショーネ東京の面々。このイベントが成功したのは彼ら裏方さんのおかげだ! 主催のDORさん、裏方スタッフの皆さん、本当にお疲れさま!そして楽しい時間を有難う!ディ・モールト・グラッツェ!! |
【参考資料】ジョジョリンピック・使用BGMリスト 1st STAGE:北風はバイキングをつくった走 予選 Led Zeppelin - Stairway to Heaven(天国への階段) 準決勝 Led Zeppelin - Immigrant Song(移民の歌) 決勝 Led Zeppelin - Achilles Last Stand(アキレス最後の戦い) 2nd STAGE:ワムウバランス 決勝 WHAM - Careless Whisper 3rd STAGE:このDIOがるたッ! 予選 Ben E. King - Stand By Me Weird Al Yankovic - Eat It(今夜はイートイット) 決勝 SOUL'd OUT - VOODOO KINGDOM Dio - Rainbow In The Dark Dio - Evil Eyes Dio - Stand Up And Shout 4th STAGE:ヘブンズ・ドアーズ 予選 Guns N' Roses - Knockin' on Heaven's Door (Live) 準決勝 決勝 Bob Dylan - Knocking On Heavens Door 5th STAGE:アリアリ送り 決勝 ROLLING STONES - Bitch 6th STAGE:ケープ・カナベラルゲーム 予選 Paul McCartney - C Moon 決勝 Elvis Presley - JailHouse Rock 7th STAGE:女の世界へようこ走 予選 t.A.T.u. - Not Gonna Get Us Britney Spears - Do Somethin' 準決勝 Madonna - Who's That Girl 決勝 Spice Girls - Spice Up Your Life 8th STAGE:カルトJ 決勝 3部ゲーアルバム 9th STAGE:耐久レベル8 ボーナス Aerosmith - Back In The Saddle Aerosmith - Jaded 本選 Aerosmith - Walk This Way Aerosmith - Cryin' Aerosmith - I Don't Wanna Miss a Thing (以下未使用) 表彰式 Queen - We are the champions 閉会式 Queen - Made In Heaven 撤収 The Beatles - Get Back |
★おまけ〜ジョジョはこんなに素晴らしい!愛してやまない5つの理由(ハマるしかない) ジョジョリンピックは多くの人が初対面同士なのに、“ジョジョが好き”というその一点だけで打ち解け合い、大いに盛り上がった。帰りの夜行バスの中で、「なぜ自分はこれほどまでにジョジョの虜になったのだろう」と自問し、『好きな理由ベスト5』を考えてみた。以下、ネタバレを含むのでOKの人だけ読んで下さいね。 ---------------------------------------------------------------------------------------- 1.荒木先生の優しさ〜第6部の時点で連載16年目だったジョジョ。漫画家が長年大切に育ててきたキャラは我が子も同然。その愛するキャラを一度葬ってでも、人間同士を引き付けあう愛の強さを描こうとした作者の心に、深く感動せずにいられない。たとえ肉体が滅んでも、魂に深く刻まれた愛の記憶が引力となり、生まれ変わって再会していく。“人間は誰もが出会うべくして出会っている、だから人と人の繋がりを大切にして欲しい”--キャラの命と引き替えにして、読者にそれを伝えてくれようとした荒木先生に心から感謝しています! 2.死んだからって終わりじゃない〜第5部エピローグ『眠れる奴隷』が素晴らしすぎる。スコリッピの石に現れた犠牲者は、当初ブチャラティだけだった。しかし、運命を変えたことで、アバッキオとナランチャまで刻まれることになった(ブチャがあそこで死んでいればアバもナラも死なずに済んだ)。死者が増えたのだから普通の感覚では悲劇だ。では彼らは無駄死にだったのか?NO!誰が欠けてもボスを倒すどころか、正体に辿り着くことすら出来なかった。だからジョルノはG・E・レクイエムをボスに叩き込む前に「真実から出た“誠の行動”は決して滅びはしない…ブチャラティは死んだ…アバッキオも…ナランチャも…しかし彼らの行動や意志は滅んでいない」と3人のことを語り、ラストに「去ってしまった者たちから受け継いだもの(黄金の精神)は、さらに『先』に進めなくてはならない」と、3人の魂が自分の中で息づいていると締めくくった(ジーン)。死は終わりではない。石矢を破壊せず残したのは、何もなかったことにするのではなく、ここに至った過程を全て受け入れ前進するという決意表明だ。クーッ、カッコいい!そしてこれは6部でさらに発展する。最終決戦はエンポリオVSプッチであり、もうジョースターの人間はいない。5部と異なり、主人公が“去って行った者”で、仲間が“受け継いだ者”だ。ジョースターの精神を宿したエンポリオが、DIOの精神(スタンド)を先に進めたプッチと対決し、最終的に悪が滅ぼされた。圧巻! 3.第5部・殉職警官のセリフ〜「私は“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時、真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」。59巻のこのセリフは生きる姿勢について語った、ジョジョ全巻を代表する名セリフだと思う。“向かおうとする意志が大切”、この言葉でどれほど助けられたことか!(ジョジョを布教する際にいきなり92冊は酷なので、入門用にこの8頁を紹介するのがベネ!) 4.最強ヒーロー、康一&川尻早人〜康一と吉良の初戦。今から殺されるという康一はこう言い放った「確かに“これからお前は僕を殺す”。でもね、こんな僕にさえあんたの名前が分かったんだ…あんたはたいしたヤツじゃあないのさ…。今は逃げれるかもしれない…でも、どう思う?こんな“ちっぽけなクソガキ”に簡単に名前がバレてしまったんだぜ…。お前はバカ丸出しだッ!あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ!」。こうなった康一は誰にも負けることはない。敵は彼の命を奪っても勝利できない。小柄で温厚な彼が内に抱く強靱な精神力。めまいがするほどカッコいい。康一はニヤリと笑ったまま吹き飛び、吉良は“なんだこの敗北感は”と絶句した。そして川尻早人。彼は小学5年にして「“運命”に勝った!」と叫んだ漢。“運命に勝つ”という力強い言葉は、あまりに僕にとってまぶしく、そしてこの言葉を心の中で言いたくて、辛い時でも踏ん張って来られた。 5.頭脳バトル〜「一番弱いスタンドは何か」「スタンドに強い弱いの概念はない」。このプッチとDIOの会話に多くの漫画家が衝撃を受けたと思う。必殺技や腕力の強さが“強者”の条件という少年漫画界にあって、力押しではなく頭を使った者が最強というチェスのようなバトル。いま優勢だった者が次のページでは窮地に立っているという、先の読めない駆け引き。ふおお、あまりに面白すぎる! と、こんなことをバスに揺られながらメモしていた。もちろんアノ独自の絵柄も「生命の色気」があってヤバイほど好き。このまとめを振り返って、あらためて「ジョジョにハマッたのは当然」と納得した、そんな今日この頃デス。(*^v^*) |
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