フォォォオオオオオオ!!
石仮面装着inアステカ遺跡
(メキシコ・ティオティワカン 2003年8月)
写真の「石仮面クッキング」でカーズ様 (鬼教官)が制作したマスクを、宅配便で 受け取る。ゴクリ。このミッションに失敗 すれば、待ち受ける運命は粛清の「死」 あるのみ!背筋に冷たい汗が流れた。 |
メキシコは遠い。石仮面が割れぬようタオルで 幾重にもくるみ、最後は慎重にタッパーへ収めた。 飛行機では機内に手荷物として持ち込んだが、 それゆえ税関での説明が大変だった! |
首都メキシコ・シティーはモーレツな人口密度!盆地 に車の排気ガスがたまり、世界最悪の大気とのこと。 スモッグの中を飛行機は降りてゆく。午後1時着陸。 |
国際空港のロビーにて。誰一人ポンチョを着てないし、 マラカスを振ってないし、ソンブレロを被っていない。 うむむ、拙者は本当にメキシコに着いたのか!? |
「おおーッ、間違いなくメキシコだ!」 |
街中に出て機関銃(ピストルではなく)を持つ武装警官や物々しい装甲車を見て、世界の主要都市の中では治安が極悪度MAXというメキシコ・シティーにいることを実感!ひっきりなしに聞こえるサイレンが街の小粋なBGMのようだった。 |
「見え見えなんだよォーッ!!」 |
メトロにてさっそく2人組のスリの攻撃を受けた。状況説明の為に、2人をプロシュート兄貴&弟ペッシと名付けよう。手口はこうだ。適度に混んでいる車内。自分がドア付近に立っていると、男性2人がジワジワと近づいてきた。こちらはリュックを前で抱えていたので“連中がスリでも、まさか仕掛けてはこんだろう”と思っていたら、プロシュートが上着を脱いで腕にかけ、拙者のリュックに密着した。一方、ペッシはドアを背に立って車内全体を見渡し、明らかに見張り役。プロシュートは上着の下でゴソゴソとリュックの外側のポケットをまさぐり始めた。「フフッ、相手を間違えたな悪党ども!」こちらは全てお見通しだ。上着を使ったスリ野郎にはこれまで何度も遭遇しており、最初からポケットにはドロドロのアメ玉とティッシュしか入ってねぇ!で、こっちが少し身体を動かすと、プロシュートはパッと手を引っ込めて腰のベルトを締めなおした。次はペッシの登場。これまた脱いだ上着で手元を隠す同じ手口。今度は大胆にもリュックのファスナーを下ろそうとするので(ナメられたものだ!)、大きく咳払いをすると、ペッシは慌ててズボンのチャックを上げるふりをした。そして兄弟は別の車両へ速攻で移動し、こっちはちょうど降車駅となりメキシコ・シティーのウェルカム・イベントはこうして終わった。 |
無念!アステカ遺跡のティオティワカンは、バスで1時間 の距離にある。バス・ターミナルに着いたのは16時半。 「ティオティワカンの入場は17時まで。今からでは無理」 と運転手に言われ、この日の石仮面装着は断念した。 |
そして突然のスコール!なんちゅう豪雨!道路がアッと いう間に川となる。ちなみにこの緑の車は首都の名物・ 強盗タクシー。どの国も白タクはヤバイことで有名だが、 シティーでは流しのタクシーで強盗事件が多発。ガイド・ ブックには「絶対に一般のタクシーに乗らないように」と ある。実際、ナンバープレートのないタクシーが多かった! |
朝6時半、快晴! | メキシコ中央高原をバスはひた走る! | 早朝でもあり、地元の人はみんな寝てる。 |
バスの運転手に「ここだ」と降ろされたが、観光地のハズな のに降りたのは自分一人だし、大ピラミッドも全然見えず、 “ち、違うんじゃないのか!?”とドンドン不安に。 |
あれか?あの遠くに見える2つの影がそうなのか!? |
ぬおお!敷地があまりに広すぎッ!左奥に見えるのが高さ65m、幅が225m というアステカ最大の遺跡、太陽の神殿だ!※アステカ最大、といってもピラ ミッドは紀元前2世紀という大昔にもう完成していた。つまり、この地に移住し たアステカの民は、古代遺跡を自らの文明に取り込んだというわけ。 |
月の神殿。重要な宗教儀式はこちらで行なわれた。 |
「俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!」 | ズギュゥン、ウン、ウンーッ!! |
「WRYYYYYYYYY!!!」 | グヘヘヘヘへ… |
「キャーッ!」吸血ゾンビを見て逃げ惑う人々。 神殿の階段はめちゃくちゃ急だ!気をつけろ! |
パニックに陥り遺跡の出口を目指す! 「後ろを振り返らないでっ!」 |
「嗚呼、神様お助け下さい」逃げ遅れ 涙ながらに天へ祈るドイツ人女性。 イギーは恐ろしさで丸く縮こまっている |
「や、やられた…」 |
精根尽き果てて宿に戻ると、部屋が荒らされていた!いや、正確に言うと、片付いているんだけど、あるべきはずのものが無くなっていた。某『歩き方』に“メキシコ・シティーでは安全を金で買え”と書かれており、自分の周囲にもシティーの宿でノートパソコンや金目のものをゴッソリ盗まれた者が何人かいたので、4ツ星という分不相応なホテルに泊まっていたんだけど…。朝、部屋を出る前に『睡眠中、掃除はけっこう』『誰も入るべからず』の札を扉にかけていたのに、勝手に部屋を掃除され、ついでに目覚まし時計、鼻薬や目薬など、色んな小物が姿を消していた。どう考えても従業員が犯人。おいおい!! |
めちゃ優しい笑顔のタクシーの運ちゃん! (つまり、人を選んで乗れってコト) |
英雄ゲバラのTシャツを自慢する 若者。わざわざ伸ばして見せた。 (ちなみに二児の父だった) |
遺跡の土産物屋のレティシアさん。もし自分に 豊かな資金があれば、この店のものを全部 買ってあげていただろう!(右側に石仮面発見) |
「カーズ様、もう動けませぬ…」 |
メキシコ・シティー〜ロサンゼルス〜関空という18時間の移動を終え、空港の連絡通路で力尽きる。帰宅して熱を測れば本当に38度を超えていた。メキシコでスコールを浴び、高地の寒風にさらされたのが原因の風邪だった。グフゥ…ともかくミッションを終了したぞい。バタッ。 |
メトロ内の物売りは世界各国で目撃してきたけど、メキシコが人数の多さでは一番。それこそ一駅ごとに新しい売り子が乗ってきて、時には同じ車両の前、真ん中、後ろで違う物売りがぶつかる時も。売られる商品も様々で、オーソドックスなチョコやキャンデーの他に、ペンライト、CD、雑誌、編み物セットなど色々。しかもけっこう売れているのだ、これが! | 街には常にパトカーが走り回っており、中には こんなかわいいバギー型も(歩道上のやつ)。 アウトドア派の警官に人気か。 |
メキシコ航空で隣席にいた、まだ10ヶ月の アリシアちゃん。ソー・キュートな彼女はマリー・ ビスケットを食べてめっちゃゴキゲン! |
ギョエー、拙者のスーツケースがベッコベコ! 車輪がメリ込んでるッ!ロス空港のヤンキー ども、テメェら砲丸投げをやってるんじゃねぇ!! |
第49巻のアバッキオ。腹の部分に イニシャルのAをかたどったオシャレ なアクセサリーを巻いている。 |
ぬおっ、アバッキオ発見!なんとボスの目を欺く為、 スキンヘッドに変装していた!(いや、普段がカツラ だったのかも。だとすれば、あの不可思議な卵の殻も 合点がつく。あれは、戦闘中にカツラが落ちない為の重石 だったのだ!)※命がけの隠し撮りに成功ッ! もし見つかればカメラ破壊&血祭りであったろう!! |
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