★第3回アート感電ツアーのお知らせ〜『地獄の三都物語』

バビョーン!芸術の秋、第3回のアート・ツアーです!神戸でゴッホを鑑賞した後、大阪を突破し、いっきに京都へ茶の湯と仏像を味わいに爆進するという、やっぱり今回も過酷スケジュール。前回のように寺から寺まで全員で走ることはないと思いますが、ハイヒールだけはご遠慮下さい…。
さあ、知的好奇心を満たす秋の1日を、血ヘド吐くまで満喫しましょう!


●決行日時…2002年10月6日(日)午前9時半に集結


●集合場所…兵庫県立美術館チケット売り場周辺

以下に美術館への交通アクセス(地図付)のリンクを貼っておきます。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access/index.html


いつも通り、ノートに大きく『カジポン』って書いて立ってますんで、初対面の方もぜひ、近づく勇気を持って下さい。


●行程

(1)兵庫県立美術館『ゴッホ展 兄フィンセントと弟テオの物語』

ゴッホの作品が海を渡ってオランダからやってきた!このゴッホ展は従来のように作品をただ展示するだけでなく、弟テオに出した手紙、当時の写真、家計簿といった貴重な資料も出品され、彼の生涯(生活)全体に焦点があてられているのが特徴的だ。テオは兄の最大の理解者であり、絵がまったく売れなかったゴッホをずっと経済的に支え続けていた。そんなテオとの心の交流に視点を置き、人間ゴッホの実像に迫るとのこと。全体の展示物は彼と親交のあった画家仲間の作品を含め90余点と少なめだが、本物のゴッホに出会う非常に貴重な機会ッ!
(オープンしたての兵庫県立美術館「芸術の館」にて開催)

※美術館に入る前に、僭越ながらミニ講座『ゴッホ入門』をやります。

→その後、京都に移動(新快速に乗れば51分!) 


(2)京都国立博物館『日本人と茶 その歴史・その美意識』

日本でお茶の風習が始まったのは非常に古く、平安時代初期にまで遡る。以降、約1200年という長い歳月をかけ、茶の湯・茶道という独特の文化が形成されてきた。この展覧会では、「喫茶日本渡来」「入宋・渡来僧と茶」「喫茶の拡がりと遊興化」「東山御物と君台観左右帳記」「わび茶の系譜」「町衆の茶」「大名茶の流れ」「喫茶の大衆化」「煎茶の世界」という9つのテーマに沿い、国宝を含む様々な美術品(茶器、道具、絵画)や、古文書など歴史資料から、日本人と茶の関わりを俯瞰(ふかん)しようというもの。1200年に渡って育まれた独自の美意識や文化を楽しみましょう!
※茶の湯の世界は奥が深く、ワシもまだまだ勉強中。共に学びませう。


(3)徹底解説!仏像オンパレード・三十三間堂

これは仏の導きであろうか!?偶然にも上記の京都国立博物館の正面には仏像ファン垂涎の寺、三十三間堂があるではないか!このお堂は千手観音の立像が千体(!)と高さ3m半の坐像が一体あることで有名だ。ワシは本物を見るまで、千体の観音は50cmほどの大きさだと思っていた。ところが足を運んでみて、等身大だったのでビックリ!お堂の一番向こうは霞んで見えなかった。
また、千手観音の手前には彼らをガードする風神、雷神、阿修羅、四天王など二十八部衆がいて、それらも傑作揃い!ワシはこれまでの人生でどの寺に一番圧倒されたかと問われるならば、この三十三間堂だと答えたい。渾身の力を込めて熱血解説します。


(4)名庭でウットリ〜智積(ちしゃく)院

三十三間堂のすぐ側にある智積院には、桃山時代の絵師長谷川等伯が描いた楓図(国宝)があり、寺の庭も名勝庭園の傑作として知られている。ボ〜ッと名庭を眺めながら1日の疲れを癒しましょう。

※閉門時間が早いので、三十三間堂よりこちらを先に訪れるかも知れません。


(5)墓をたずねて三千里・和泉式部の巻

最後の力を振り絞って京都河原町の誠心院へ。平安中期の歌人・和泉式部の墓参と寺にある仏像(天女オールスターズ)の巡礼を敢行します。

17時半解散。昇天。


●参加申し込み…不要。直接、集合場所で落ち合いましょう。

●定員…なし

●参加費…無料(実費のみ)

※当日、20人以上集まれば嬉しい団体割引(茶展は前売りより安い!)になります。その場合、一括してチケットを買うので、釣り銭のないよう以下の金額を用意しておいて下さい。

(団体料金)
ゴッホ展 一般1100円、学生900円
日本人と茶展 一般850円、学生500円


●必携アイテム…待ち時間&移動時間対策用文庫本。行列の長さが予測不能のゴッホ展。心配している方もおられましょう。しかし、カバンにゲーテや芥川があれば、アラ不思議、そこは青空図書館に早変わり!待ち時間に集団で本を読み耽る不気味な光景を作りましょう。

●昼食について…「神戸のオシャレなレストランでマドモアゼル・ランチを」なんて甘い考えは捨て去って下さい。移動中こそ、絶好のランチタイム。必ず朝のうちにコンビニでパンかオニギリを買っておいて下さい。

●もちろん、今回も途中離脱自由デス!お気楽に。


それでは、当日にまた! (#^.^#)マッテマス


カジポン・マルコ・残月(ド根性文芸研究家)
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