世界墓マイラー同盟第5回企画
【あの人に会いたい〜染井霊園・慈眼寺・本妙寺/魂の墓参行脚】
2024.5.25 開催決定!
高村光太郎&智恵子の墓 | 芥川龍之介の墓 | 遠山金四郎の墓 |
爽やかな5月の空の下、染井霊園と周辺の寺墓地に眠る偉人の巡礼会を実施します!
JR山手線・巣鴨駅の徒歩圏内にある染井霊園は、青山霊園の4分の1というコンパクトな空間に5500基(き)の墓石が建ち、文豪、芸術家、政治家、経済人など各界の著名人が多く眠っています。世界墓マイラー同盟では、染井霊園の偉人の墓を心を込めて案内し、それぞれの墓前で、なぜこの人に墓参したいのか、故人への熱い想いを語ります! 染井霊園は平地で歩きやすく、墓マイラー初心者の方にお薦めです。ただ、コンパクトと言っても甲子園球場の2倍弱あり、一般の方が自力で目的の人物にたどり着くのは大変です。是非この機会にご一緒に。周辺のお寺に眠る芥川龍之介や、時代劇ファンにお馴染みの名奉行・遠山金四郎の墓所にも訪れます。申込みは後述のメール・アドレスになります。 ※ちなみに桜の「ソメイヨシノ」は江戸時代に染井村(染井霊園一帯)の造園師や植木職人によって育成され、全国に広がったため、名前の由来になりました! 開催日時:5月25日(土)12時半より16時半まで※休憩あり(雨天決行) 集合時間:正午より受付開始 集合場所:JR巣鴨駅前※改札を出て真っすぐ進んだ広場です(添付画像の印周辺)。「世界墓マイラー同盟」プラカードが目印。 参加費:2000円(資料代込み) 定員:20名強(先着順) 〔墓参予定の偉人 40名〕 【染井霊園】 メイン解説(10名) (1)高村 光太郎(1883-1956)73歳。詩人・彫刻家。同じ墓に妻の智恵子(「智恵子抄」)と父光雲(彫刻家/83才)も眠る。 (2)二葉亭 四迷(1864-1909)46歳。作家。近代リアリズムの先駆者。言文一致体を主張し「浮雲」を著した。 (3)岡倉 天心(1862-1913)52歳。美術評論家。日本美術院を創立。世界に日本美術を紹介。 (4)実相寺 昭雄(1937-2006)69歳。映画監督・演出家。ウルトラマンシリーズの監督回はどれも大傑作。ジャミラ、スカイドン、シーボーズ、メトロン星人、ペロリンガ星人、第四惑星。 (5)幣原(しではら)喜重郎(1872-1951)79歳。外相時代は国際協調を訴え軍部と対立、戦後に首相として新憲法を制定。 (6)松浦 武四郎(1818-1888)69歳。北海道の名付け親。アイヌ文化を記録し保護。 (7)若槻 礼次郎(1866-1949)83歳。元首相。軍縮を模索。民政党総裁を勤めた。 (8)宮武 外骨(1867-1955)88歳。権力と戦った反骨のジャーナリスト。個人雑誌の先駆け。「頓智協会雑誌」で不敬罪に。 (9)石川 倉次(くらじ)(1859-1944)85歳。日本語点字の基礎を築いた「日本点字の父」。 (10)土方 与志 (よし)(1898-1959)60歳。演出家。新劇確立に尽力し小山内薫と築地小劇場を建設。同墓所の祖父の土方久元は明治維新の功労者。
〔ワンポイント解説〕(20名) (1)巖本 真理(1926-1979)53歳。女性ヴァイオリニスト。13歳で日本一になった天才。 https://www.youtube.com/watch?v=TB5oJsI5Zzo シューベルト「アヴェ・マリア」 (2)福田 英子(1865-1927)61歳。婦人解放運動の先駆けとなった社会運動家。「東洋のジャンヌ・ダルク」 (3)水原 秋桜子(しゅうおうし)(1892-1981)88歳。俳人。新興俳句を推進。俳誌「ホトトギス」で活躍、「馬酔木」を主宰した。 (4)長谷川 五郎(1932-2016)83歳。「オセロ」開発者。ボードゲーム研究家。 (5)大田黒(おおたぐろ)元雄(1893-1979)86歳。日本の音楽評論の草分け。 (6)樺山 資紀(かばやますけのり)86歳。海軍大将、初代台湾総督※評価が難しい人物 (7)石川 一郎(1885-1970)84歳。財界人、経団連の初代会長。化学工業界の第一人者。 (8)高嶺 秀夫(1854-1910)55歳。教育者。東京師範学校長。教育法の革新をはかり、修学旅行の起源となる長期遠足を実施。 (9)陸 羯南(くが かつなん)(1857-1907)49歳。新聞「日本」を創刊し、官僚・藩閥を批判。正岡子規を育てた。 (10)下岡 蓮杖(れんじょう)(1823-1914)90歳。日本最初期の写真家であり、国内で初めて営業写真館を開いた。 (11)ローデスカ・ワイリック(1856-1914)57歳。アメリカの宣教師。ハンセン病患者や日露戦争の負傷兵の看護にあたり「東洋のナイチンゲール」と呼ばれた。 (12)山田 文應(ぶんおう)(1829-1899)70歳。染井霊園の開設の祖、僧侶。政府が東京の墓地使用を制限したため市民は困り、これを哀れんで共同墓地を開設。 (13)酒井 忠績(ただしげ)(1827-1895)68歳。江戸幕府最後の大老。姫路藩藩主。近年無縁墓となり撤去の恐れあり。 (14)大野 佐吉(1831-1906)75歳。佃煮の創案者。北辰一刀流の達人。船屋佐吉。 (15)奥宮 健之(けんし)(1857-1911)53歳。社会運動家、旧自由党員。大逆事件で処刑された12名の1人。 (16)野村 文夫(1836-1891)55歳。戯画入り風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」を創刊し週刊誌発行の草分けとなった。 (17)徳川 武定(1853-1910)56歳。松戸徳川家の祖。海軍造船に尽力。 (18)杉 亨二(こうじ)(1828-1917)89歳。日本近代統計の祖。日本最初の近代的人口調査(国勢調査)を実施。 (19)古市 公威(1854-1934)79歳。日本近代土木の父。横浜港、大阪港、淀川、信濃川など整備。三島由紀夫の本名の公威の由来。 (20)吉田 茂八(もはち)(1825-没年不明)最初に札幌に定住した和人。 ※当日の進行状況によりワンポイント解説の人物はカットされる可能性があります。 【慈眼寺】 (1)芥川 龍之介(1892-1927)35歳。歴史小説・現代小説ともに傑作。近くに三男で作曲家・也寸志の墓所。 (2)司馬 江漢(1747-1818)71歳。江戸時代に油絵に挑戦した洋風画家。 (3)谷崎 潤一郎(1886-1965)79歳。耽美と背徳の世界を描いた小説家。「春琴抄」。 (4)菊島 隆三(1914-1989)75歳。脚本家。「用心棒」「椿三十郎」ほか傑作映画の台本を書きまくる。 (5)小林 平八郎(1703年没)吉良家家老。二刀流の達人とも。赤穂浪士と戦い敗北。 芥川龍之介のお気に入りポーズ 【本妙寺】 (1)遠山 金四郎景元(1793-1855)61歳。江戸の名奉行。はじめ北町奉行、のち南町奉行。 (2)千葉 周作(1794-1855)62歳。幕末の剣客。北辰一刀流の開祖。 (3)本因坊 秀策(1829-1862)33歳。江戸時代の囲碁棋士。漫画「ヒカルの碁」に登場。 (4)天野 宗歩(1816-1859)43歳。棋聖と呼ばれ、現在のタイトルのひとつ「棋聖戦」の由来。 (5)森山 多吉郎(1820-1871)50歳。日本人の通詞(つうじ、通訳)第一号。英語教師(密入国した英領カナダ人)から学んだ。 〔懇親会〕 ●源 巣鴨店 (住)豊島区巣鴨2-1-5 box'rsugamo4,5F (TEL)050-5492-0824 ●17時ごろ〜19時ごろ ●参加費3500円 春の風のようにさわやかな墓マイラーと交流しましょう。(^^)/
〔当日の注意事項〕 ※5月でも高温になる可能性があり、小まめに水分をお取り下さい。 ※日傘があるといいかも! ※トイレは事前にお済ませください。 ※墓地内移動中は他の墓参の方の妨げとならいようお気を付け下さい。 ※倒壊した墓碑や石灯籠には不用意に近寄らないで下さい。 ※保険(旅行保険・けがの保険等)が必要な方、ご加入は各自にてお願いいたします。 お墓参りは時空を超えて尊敬する故人に感謝を伝えることができる素晴らしいひととき。共に感動を分かち合いましょう! (主催:世界墓マイラー同盟)当日案内:カジポン、黒坂など |