《2002年 紅葉大洪水in京都》


★東福寺

いったい何色あるのだろうか!?まさに色の洪水!(人も洪水だったけど…)

  

  

  

いやはや、2000本の紅葉は見応え充分だった。これぞ風雅の極み!



★法然院

こじんまりとした古寺で、なかなか趣があった。外国人観光客も紅葉に大喜び。

  

    

法然院には耽美派作家・谷崎潤一郎の墓がある。この“寂”と彫られているのがそう。
イチョウの形に整えられた落ち葉がオチャメ。住職のセンスかな?



★哲学の道

銀閣寺周辺から川沿いに南下する道(約2キロ)は、“哲学の道”と呼ばれている。
「人生とは何か?」といった思索に耽るのにもってこいの散歩道だ。

  



★永観堂

  

永観堂の人ごみはハンパじゃない!寺に入るのに40分待ちだった。

  

夜でも大勢の観光客が殺到するだけあって、境内の至る所で紅葉が見られる。



★高台寺〜史上最高の紅葉アート

上記の永観堂から高台寺までかなり歩きヘロヘロになった。だが高台寺に一歩踏み入れた瞬間、
この世のものとは思えぬ美の空間に圧倒され、疲れは感動で吹き飛んだ!

  

(写真左)高台寺入口。足元をランプが照らしている。
(写真右)通路の脇には竹に無数の切れ込みを入れたランプがあり、光源そのものがアートしていた。



ハチョーッ!手前の紅葉と奥に見える緑の竹林との色彩のハーモニーに絶句!

  

 

枯山水の石庭も光アートの作品と化していた!照明はどんどん変化し、観る者を全く飽きさせない。



唖然!夜闇の中に照らし出された紅葉が、なんと足元の池の水面に映り込んでいるではないか!
水面は鏡のように静かだったので、見ているうちに上下感覚が麻痺して、身体がフワリと浮いた
感じがした。足元に宇宙が広がっているような錯覚に陥った。(さすがに写真では水面の紅葉の奥行き
感まではちょっと出ない。ぜひ、実際にこの池のほとりに立って自分の瞳で見て欲しいッ!)



別の場所をもう1枚。池の至る所で紅葉が映り込んでいる。感極まり、ただもう感嘆するのみ。
嗚呼、生きているうちに、これほど美しいものを見ようとは!

 

この一帯はゴールド一色。これまた見事だった!

  

一日中、赤や黄ばかりを見てきたので、逆にこうした緑が目に染みる。視界を埋め尽くす竹林が神秘的。



この光景には息を呑んだ!先の水面に映った紅葉も素晴らしかったが、それに匹敵するほど
竹林の静寂美も美しかった。夢か真か、この幻想的な竹林の中を歩いていると、どこかへ
トリップしそうになった!総毛立ちまくり!なんかもう、やばかったッス。ポワ〜ン。



★番外編(オマケ)


  

今年、国宝に指定された知恩院の巨大山門。特別にライトアップされていた!



テニスボールを4個もくわえ、顔がカモノハシになっている犬(真如堂にて)


  

(左)レンブラント展で公開中の作品。描かれたのは画家の息子ティトゥス(14歳)
(右)会場前にてティトゥスのポーズで悦に入る、第4回アート感電ツアー参加者の猛者たち。
福岡、鹿児島、高知、広島、愛知、埼玉、千葉、東京、神奈川など、関西圏以外からも
文芸ファン(21〜70歳!)が集った。




最後はさらにもう1枚、高台寺の池のほとりを別の角度から。中心左から、
黄、赤、緑と、涙が出るほど美しいッ!いや〜、長生きはするもんだねぇ。






圧巻の夜間特別拝観へ





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