★カジポン選・2003年世界10大ニュース

1.イラク戦争(3月開戦、4月バグダッド陥落、12月フセイン拘束)
確かにフセインは残忍でひどい独裁者だが、大量破壊兵器を「持っているかもしれない」という理由で国連に加盟している主権国家を「先制攻撃」するなんて、正気の沙汰ではない。しかも放射能汚染が問題化している劣化ウラン弾や、多くの子どもの命を奪ったクラスター爆弾など、非人道的な兵器を使いまくっての攻撃。
イスラエルは再三にわたる国連の撤退勧告を無視してパレスチナに進駐しているのにそれを問題にせず、また、アフリカを始め世界には人権無視の独裁国家が他にもたくさんあるのに、アメリカはイラクだけに軍を送る。なぜか?答えは簡単、そこに世界第2位の埋蔵量を誇る石油があるからだ。
※いまだに攻撃の「正当な理由」だった大量破壊兵器は見つかっていない。

2.有事法制関連3法成立(6月)、イラク特措法成立(7月)
僕が利用している阪急電鉄には、駅にこんな標語のポスターが貼られている…
『戦争は 準備をすると やってくる』(by阪急労組)

3.イラン大地震(12月)
死者の数が4万人以上という報道を見て、その失われた生命のあまりの多さに茫然。

4.総選挙“マニフェスト選挙”(11月)、民主党と自由党が合併(9月)
民主が躍進するも与党は安定多数を確保。この国はほんと変化しない…。

5.SARSが猛威を振るう(3月)
どこまで被害が拡大するのかマジでビビッた。

6.六万年ぶりに火星大接近(8月)、中国が有人宇宙飛行を成功(10月)
中国の有人宇宙飛行成功は、旧ソ連、米国に続いて、42年ぶりだという。この技術革新の目覚しい世の中で、40年以上も米ソに続く国家が現れなかったことが、宇宙ロケットの打ち上げの難しさを物語っている。事実、今年は米のスペースシャトル「コロンビア」が空中分解し(2月)、日本でも開発費725億円の環境観測衛星「みどり2号」が故障し音信普通になり(10月)、国産H2Aロケット6号機も打ち上げ失敗(11月)、さらに日本初の惑星探査機「のぞみ」が故障で火星に到達できず(12月)、火星探査計画が頓挫した。

7.「千と千尋の神隠し」アカデミー賞を受賞(3月)
ディズニーと米国アニメ界の為に設立された“長編アニメ部門”を、日本のアニメがもぎ取った事はすっごい快挙だ。

8.阪神が18年ぶりにリーグ優勝(9月)、松井デビュー大活躍(4月)
巨人の松井は嫌いだけど、ヤンキースの松井は好きッ!あと、関西人の自分としては阪神優勝をもっと祝うべきなんだろうけど、生涯でまだ一度もヒットを打ったことが無い(草野球&バッティングセンター含む)ので、個人的に野球に多少憎しみを持っており8位。

9.往年の名優グレゴリー・ペック逝く(6月)
「ローマの休日」「渚にて」で名演を見せてくれたペックに心から哀悼の意を捧げたい。8月に亡くなったチャールズ・ブロンソンも好きな俳優だった。ショックだったのは日本にも熱狂的ファンの多い香港の世界的映画スター、レスリー・チャンの自殺(4月)。

10.フィギュアスケートのGPファイナルで村主が日本人初V(12月)
世界中の強豪が集まるグランプリファイナルで、スケート王国のロシアやカナダの選手を制して日本の村主章枝が頂点に輝いたことは、10大ニュースに入れるべき偉業だと思う!

〔次点〕
遺伝暗号の配列情報(ヒトゲノム)を解読完了(4月)
〔その他〕
イラク国連事務所で爆弾テロ。デメロ特別代表ら24人死亡(8月)
日本産のトキがついに絶滅(10月)
国内の100歳以上が2万人突破(9月)
宅配会社へ抗議の男、爆死(9月)
映画『座頭市』がベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)(9月)


★プライベート版・2003年10大ニュース

1.ジョジョ立ち・渋谷&大阪大会(6、10月)
今年はこの企画を主催したおかげで多くの人と出会え、HPの来訪者も急増し、一気に世界が広がった。※大会の様子は「日経トレンディ」や「ネットランナー」にもとりあげられた!後者にはサイトが3度掲載され、秋に賞も頂く。

同1.入籍(12月)
まさか自分にもこんな日が来るとは…。

3.祝!NHK出演!(9月)
ライフワークの墓巡礼も17年目に入り、ようやくNHKに存在を気づいてもらえた。島根に初代歌舞伎役者・出雲阿国の墓を訪ね、その模様がオンエアされる。

4.米国&メキシコ墓巡礼(8月)、プリーモ・レーヴィ巡礼(11月)
ヒューマニストの戦場カメラマン、ロバート・キャパを始め、エジソン、シド・ヴィシャス、ゲーリー・クーパー、サラ・ヴォーンらの墓を米国で巡礼。足を伸ばしてメキシコのフリーダ・カーロにも謁見。秋にはトリノにアウシュビッツ生還者で作家のプリーモ・レーヴィを墓参。※萩原朔太郎にも4月に巡礼。

5.恩人巡礼写真館が完成!(8月)
サイトの立ち上げ以来、4年間かけて約600人分の墓写真をコツコツとアップしていた恩人巡礼写真館が、ついに完成!※これは「Mac Fan」の誌上で紹介されました!

6.『レコレコ』(3月)『FENEK』(8月)に執筆、映画館で講座(2月)
文芸研究家としての本業!名作文学の紹介や、和歌の和泉式部に関する物語を激筆!ペンが唸ったぜッ!また、2月に大阪のミニ・シアター“シネ・ヌーヴォ”で芸術入門講座を開催!スクリーンに様々なアート映像を映し、マイク片手に芸術の魅力を吠えまくった。

7.ジョジョ立ちinイタリア(10月)、石仮面装着inメキシコ(8月)
ジョジョ第5部の舞台となったイタリアで単身「ジョジョ立ち」を敢行!こいつぁ恥ずかしかった!

8.第5回、及び第6回アート感電ツアーを実施!(6月&7月)
第5回(東京)ではミレー展→手塚&芥川の墓参→国立博物館で水月観音など鎌倉の名仏を鑑賞。
第6回(関西)では神戸「クリムト展」→大阪「ブルーナ展」&天保山登山→京都「スター・ウォーズ展」&和泉式部墓参。こちらは9時半〜19時半という10時間の激ハード・ツアーとあいなった。

9.サイトが大ブレイク!(5月)
元旦に約4年がかりで10万件をヒットした「文芸ジャンキー・パラダイス」。「ジョジョ立ち」フィーバーを経て、年末には7ヶ月で74万件に!

10.ミュージカル『A COMMON BEAT』鑑賞、感動!(4月)
「国や文化や肌の色が違っても、胸を打つ熱い鼓動(ビート)は同じ」。素晴らしいメッセージの「コモンビート」。東京公演に招待されて歓喜の涙。

〔次点〕
・イケメン仏像バンド「IKEMENS」をHPでデビューさせる(1月)
〔その他〕
・映画監督マイケル・ムーアが第75回アカデミー賞授賞式の壇上で「ブッシュよ恥を知れ、貴様は終りだ!」と絶叫し、度肝を抜かれる(2月)
・HPに名作茶器コーナーを新設。にわかに茶碗ブームが起こる!(4月)
・国立文楽劇場の三代目桐竹勘十郎・襲名公演へ。『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』鑑賞(4月)
・ガンダム博のレポなどガンダム関連コーナーを次々と開設(5月)
・英のロックバンド、レディオヘッドの2年ぶり6枚目のアルバム『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』を聴いて感涙に咽ぶ(6月)
・イラン映画『少女の髪どめ』を見て、劇場であられもなく号泣。今年一番の映画になった。第2位はブラジル映画『シティ・オブ・ゴッド』(7月)



【最新ランク】 DVDトップ100 本のベストセラー100 音楽CDトップ100 玩具のトップ100/(GAME)