《2004年おすすめ展覧会》

これはもちろん自分が知り得た情報の中でということであり、他にも素晴らしい展覧会があるかも知れません(っていうか、あって欲しい!)。展示予定については、知名度、過去の実績、交通の便などを考えて、以下の16館に絞ってチェックしました。

東京国立博物館 04年11月29日以降未定
国立西洋美術館 04年12月13日まで決定
東京都美術館   05年3月27日まで決定
Bunkamura ザ・ミュージアム 05年12月25日まで決定
サントリー美術館 04年12月13日まで決定
出光美術館 05年4月17日まで決定
東京芸大美術館 04年11月3日まで決定
京都国立博物館 04年11月29日以降未定 
京都国立近代美術館 05年2月13日まで決定
京都市美術館 05年4月3日まで決定
大阪市立美術館 05年3月21日まで決定
大丸ミュージアム梅田 04年10月18日以降未定
サントリーミュージアム天保山 05年2月まで決定
奈良国立博物館 05年5月8日まで決定
奈良県立美術館 05年3月31日まで決定
神戸市立博物館 05年2月20日まで決定
兵庫県立美術館 05年5月22日まで決定 ※以上、すべて04年6月23日時点

全国の美術館のお役立ち総合リンク集→
http://www.jtw.zaq.ne.jp/artime/


以下、2004年の開催日順のオススメです。


★『生誕100年記念展 棟方志功〜わだばゴッホになる』
Bunkamura ザ・ミュージアム(〜2月1日) 関東

「わだば(俺は)ゴッホになる」と誓って青森から画家の道を目指した棟方は、板画で才能を開花させ“世界のムナカタ”となった。ひたむきに芸術を掘り下げ、生命と真摯に向き合う独自の芸術世界は、死後約30年を経た今も多くの人に感動を与え続けている!今展は棟方が残した膨大な作品群から、板画の代表作を中心に、油彩画や書、陶芸などの作品も含め約100点を展示。彼の最高傑作、『釈迦十大弟子』も出る!
http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/munakata/index.html


★『大英博物館の至宝』神戸市立博物館(1月17日〜3月28日) 関西

東京展が終了し、次は神戸にやって来た!史上最高の銅版画家デューラーの代表作「メランコリア」とパキスタンの「ガンダーラ仏」が出品されるのは楽しみ。
http://www.asahi.com/daieihaku/index_f.html


★『“日本の美 日本の心”帰国展』東京国立博物館(1月27日〜3月7日) 関東

当帰国展は、国外に日本美術を紹介するために企画した展覧会と同じ内容のものを、日本人自身が楽しもうという展覧会だ。外国人向けのものを僕らが見ることで、新鮮な発見があるかも。開催されたドイツでは10万人もの人が足を運んだというので、分かりやすく良い内容なのだろう。雪舟、狩野永徳、尾形光琳など、そうそうたる顔ぶれの作品が並ぶ。
http://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eten/eten31.html#contents (主な展示品)


★『パリ・マルモッタン美術館展』 全国
東京都美術館(1月27日〜3月28日) 京都市美術館(4月6日〜5月23日)
宮城県美術館(6月1日〜7月19日)名古屋松坂屋美術館展(7月31日〜9月5日)

別名“モネ美術館”と呼ばれるマルモッタン美術館だけあって、モネの出品作は「睡蓮」を含む16枚!日本各地を巡回するので足を運びやすい。
http://www.ntv.co.jp/marumo/index2.html


★『モネ、ルノワールと印象派展』Bunkamura ザ・ミュージアム(2月7日〜5月9日) 関東

19世紀後半にフランスで生まれた印象派。本展では、モネに代表される「風景画」と、ルノワールが虜になった「人物画」という、2つの印象派の流れを明確にして展示。故グレタ・ガルボが所蔵していたルノワールの名品「青い服の子供」をはじめ、シスレー、ピサロ、スーラ、ロートレックらの作品約80点を併せて紹介。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/schedule/syousai.html#3 


★『没後100年記念 エミール・ガレ展』
サントリーミュージアム※東京(3月30日〜5月16日) 関東
サントリーミュージアム天保山(9月11日〜11月7日)開館10周年記念事業 関西

草花をモチーフとし、曲線を多用したガレの優雅なガラス作品は息を呑むほどの美しさ。そんな彼の名品が没後百年記念として90点以上も集結している。こりゃ目の保養に自分も行かねば!(ガラスだけでなくガレがデザインした陶器や家具も展示しているとのこと)
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/gall_emile.html


★『ランス美術館展』奈良県立美術館(4月10日〜7月19日) 関西

ランス美術館(仏)が所蔵するドラクロワ、コロー、ルノワールをはじめとした19世紀フランス絵画と、エミール・ガレの装飾美術など約90点を紹介!


★『栄光のオランダ・フランドル絵画展』 関東 関西
東京都美術館(4月15日〜7月4日)
神戸市立博物館(7月17日〜10月11日)

ウィーン美術史美術館の至宝、門外不出のフェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」がやって来る!世界にわずか30数点しか作品が現存しないフェルメール。その中の最高傑作が奇跡の来日!
http://event.yomiuri.co.jp/2004/S0178/top.htm


★『夢みるタカラヅカ展』サントリーミュージアム天保山(4月17日〜6月20日) 関西

2004年に90周年を迎える宝塚歌劇。宝塚歌劇の衣裳や資料を展示し、長年にわたり人々から愛されてきた魅力の本質を探る。※タカラヅカを展覧会という形でとりあげるケースは、自分が知る限りこれが初めて。ファンには失神モノの企画になりそうです。(*^v^*)


★『近代日本画壇の巨匠 横山大観展』京都国立近代美術館(7月2日〜8月8日) 関西

北斎、広重と並ぶ日本3大絵師の一人、横山大観の展覧会!大観は印象派のモネのように、日本画で光や大気を表現しようとした革新者。当時の画壇からは“朦朧(もうろう)とした絵だ”と馬鹿にされたけど、信念を持って自分の芸術を極めた天才絵師だ。構図、配色、絵の主題、何もかもが素晴らしい大観芸術に酔いませう。関西では初めて大作《夜桜》と《紅葉》が揃って出品されると共に、新発見の作品を含む代表作品約60点が展示されます。


★『パリ1900年 ベル・エポックの輝き』サントリーミュージアム天保山(7月3日〜8月31日) 関西

濃密なアート空間だった1900年のパリ文化を特集。美神サラ・ベルナールの肖像も展示!
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/gall_paris1900.html


★『トーベ・ヤンソン ムーミン谷の素敵な仲間たち展』
大丸ミュージアム東京(7月29日〜8月10日) 関東

初期から晩年までの200点以上の作品を一挙展示!ムーミン・シリーズの挿絵が勢揃い!
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html


★『マティス展』国立西洋美術館(9月10日〜12月12日) 関東

展示作品など具体的な情報はまだ公表されてないけれど、マティスの名を冠した本格的な展覧会なので、いやがうえにも期待は高まるッス!
http://event.yomiuri.co.jp/matisse/index.htm


★『興福寺国宝展』東京芸大美術館(9月18日〜11月3日) 関東
興福寺の秘仏がお出ましになられる!!なんと国宝が9点も登場!!


★『モネ 光の賛歌』奈良県立美術館(10月2日〜12月5日) 関西

今年は第1回印象派展から130周年。それを記念して、モネが最も革新的で意欲的な活動を展開した1870年代から1890年代の作品を特別展示。印象派絵画の魅力を存分に味わおう!
http://www.mahoroba.ne.jp/~museum/base.htm


★『第56回 正倉院展』奈良国立博物館(10月30日〜11月15日) 関西
今年は楽器、伎楽面など楽舞関連の遺品がメイン!特に、正倉院に伝わる琵琶の中でも名品中の名品「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(かえですおうぞめらでんそうのびわ)」は長年公開が待ち望まれたもので必見。
http://www.narahaku.go.jp/exhib/2004toku/shosoin/shosoin-1.htm


★『ロートレック賛歌 ポスター芸術の魅力』
サントリーミュージアム天保山(11月20日〜2月13日) 関西

ポスターを芸術の域まで高めたロートレック。ポスター画家の彼の魅力はズバリ構図だ。斜めになった群衆の影、画面手前へ大胆に置かれた後ろ姿など「何でこんなカッチョエエのん!?」と叫ばずにおられないほど画面構成が心ニクイ(絵に描かれている文字まで超シブイ)。こいつぁ年末が楽しみだ!


 【2005年予告】

★『ミュシャ展〜プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生』
東京都美術館(1月27日〜3月27日) 関東

華麗なる装飾画の神様ミュシャの特集!240点の展示作品のうち106点が日本初公開という、超期待の展覧会!


★『ドレスデン国立美術館展』兵庫県立美術館(3月8日〜5月22日) 関西

震災復興10周年記念。フェルメールの“手紙を読む女”をはじめ、レンブラント、ティツィアーノらの名品を展示!


★『ギュスターヴ・モロー展』Bunkamura ザ・ミュージアム(8月9日〜10月23日) 関東

神話や伝説の世界を題材に独自の幻想的世界を描いた、19世紀末パリに活躍した巨匠ギュスターヴ・モローの特別展!傑作「一角獣」「出現」をはじめパリ・モロー美術館の名品をラインナップ。おそらく2005年度美術界最大の話題になるだろう。




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