《2011年おすすめ展覧会 特選14本立て!》
今年は3月に大震災があったものの、中止となった大型展覧会は『プーシキン美術館展』だけで、あとはみんな頑張って開催にこぎ着けている。チョイスした展覧会は14本。イチオシは仏像界の最強イケメン、京都・東寺の帝釈天の東京国立博物館への出張デス。是非、鑑賞の参考に! ※美術館&博物館は、過去の実績、交通の便などを考えて、以下の23館を中心に年間スケジュールをチェックしました。 《以下、すべて2011年8月22日時点の公式サイトから》 札幌芸術の森美術館 12年5月27日まで発表 東京国立博物館 12年6月10日まで発表 国立新美術館 11年12月12日まで発表 国立西洋美術館 12年5月20日まで発表 東京国立近代美術館 12年5月6日まで発表 東京都美術館 12年4月まで閉館、その後リニューアル・オープン Bunkamura ザ・ミュージアム 12年3月14日まで発表 サントリー美術館 11年12月4日まで発表 出光美術館 12年3月25日まで発表 東京芸大美術館 11年11月6日まで発表 愛知県美術館 12年3月25日まで発表 京都国立博物館 12年5月27日まで発表 京都国立近代美術館 11年12月25日まで発表 京都市美術館 12年3月25日まで発表 国立国際美術館 12年4月8日まで発表 大阪市立美術館 12年3月18日まで発表 大丸ミュージアム梅田 11年10月10日まで発表 奈良国立博物館 11年11月14日まで発表 奈良県立美術館 12年3月18日まで発表 神戸市立博物館 12年4月8日まで発表 兵庫県立美術館 12年3月25日まで発表 九州国立博物館 12年3月4日まで発表 福岡県立美術館 12年3月11日まで発表 大半の美術館が夏には翌年春までのスケジュールを出しているなか、国立新美術館、東京芸大美術館、京都国立近代美術館、奈良国立博物館は、いつもスケジュールの公開が遅れている。半年先の予定が出ないのは、単純に開催内容が未定なのか、それともサイトを更新する職員が怠慢なのか。私企業の美術館の方がまともに宣伝活動をしている。 ●開催日順にピックアップ!! ★『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』 国立新美術館(6/8-9/5)関東 京都市美術館(9/13-11/27)関西 米国ワシントン・ナショナル・ギャラリーから印象派&ポスト印象派の作品83点を展示(うち日本初公開約50点)。ゴッホ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、クールベ、コロー、ピサロ、ドガなど、ナショナル・ギャラリーが誇る珠玉のコレクションを味わう。 http://www.ntv.co.jp/washington/ ※イチオシはモネ「ヴェトゥイユの画家の庭」 http://www.ntv.co.jp/washington/exhibition/gallery/06.html ★『拝啓 高島野十郎様』福岡県立美術館(6/11-8/31)九州
福岡県久留米生まれの洋画家、高島野十郎の代表作を展示。生涯清貧を貫き、ひたすら絵に生きた“日本のゴッホ”。作品はリアリティを極め、ストイックな画風が観る者を圧倒。観覧料は210円のみ!
★『フェルメールからのラブレター展』 京都市美術館(6/25-10/16)関西 Bunkamura ザ・ミュージアム(12/23-2012.3/14)関東 世界に30数点しか現存していないフェルメールの作品のうち、日本初公開となる《手紙を読む青衣の女》をはじめ、《手紙を書く女》、《手紙を書く女と召使い》の3作品が一堂に会する! http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/11_loveletter/index.html ★『よみがえる国宝』九州国立博物館(6/28-9/28)九州 国宝11点、重文18点を含む77点を展示。京都・神護寺の至宝『源頼朝像』『平重盛像』(共に国宝)が初めて関門海峡を渡る。藤原道長の日記『御堂関白記』(国宝)、 藤原定家の日記『明月記』(国宝)も展示。変わったところでは、1940年に現・東京国立博物館で開催された正倉院展の様子を、同館職員が描いた『正倉院御物展観絵巻 くちなわ物語』が出品される。史上初めて本格的に正倉院の宝物が一般公開されるとあって、20日間の会期で41万7千人が来場したという。行列が博物館から上野公園をめぐり西郷さんの銅像まで蛇(くちなわ)のように連なった。人々が自由に文化財を楽しむことができるようになった喜びなど、当時の熱気が伝わってくる。 http://www.kyuhaku.com/pr/exhibition/images/s_24/p17l.jpg 『くちなわ物語』 http://www.kyuhaku.com/pr/exhibition/exhibition_s24.html ★『日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展』神戸市立博物館(7/16-9/25)関西 「天空の城ラピュタ」「未来少年コナン」「火垂るの墓」「時をかける少女」「じゃりん子チエ」などで美術監督を務めた山本二三が描く、詩情豊かな背景画を初公開。スケッチ、イメージボードを含む約180点を一堂に展示。 http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2011_01nizo.html ★『空海と密教美術展』東京国立博物館(7/20-9/25)関東 な、な、なんと!京都・東寺の宝であり、日本一、いや世界一イケメンといっても過言ではない国宝・帝釈天騎象像が東京・上野までお出ましに!他にも、空海(弘法さん)の自筆の書、空海が指導して造った仏像など、真言密教の至宝約180件を展示(半数が国宝・重要文化財という第一級の美術品!)。 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1393 イケメンズのベース担当! ★『大雅・蕪村・玉堂と仙がい〜“笑(わらい)”のこころ』出光美術館(9/10-10/23)関東 江戸時代の文人画家たちが楽しんだ「笑」。自虐ネタや社会への皮肉など、様々な「笑」を知的に表現した四人の作品をピックアップ。 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/index.html ★『モダン・アート、アメリカン 珠玉のフィリップス・コレクション』国立新美術館(9/28-12/12)関東 アメリカ美術の優れた収蔵品で知られるフィリップス・コレクションから110点の作品を紹介。ジョージア・オキーフ、ジャクソン・ポロック、エドワード・ホッパー、マーク・ロスコなど、選りすぐりのアメリカ美術を堪能。 http://american2011.jp/ ★『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』国立西洋美術館(10/22-2012.1/29)関東 スペイン国立プラド美術館の全面的な協力による日本で40年ぶりの本格的「ゴヤ展」。鋭い洞察力と批判精神を持っていた近代絵画の先駆者ゴヤ。プラドの至宝「着衣のマハ」を含む油彩画25点、素描40点、版画、書簡など、会場の計123点すべてがゴヤの作品! http://www.goya2011.com/index.html ★『法然と親鸞 ゆかりの名宝』東京国立博物館(10/25-12/4)関東 2011年は浄土宗開祖・法然上人800回忌であり、また浄土真宗開祖・親鸞聖人750回忌。これを機に、2人のゆかりの名宝を通して人物像を紹介。 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1404 ★『生誕100年 ジャクソン・ポロック展』 愛知県美術館(11/11-2012.1/22)中部 東京国立近代美術館(2012.2/10-5/6)関東 床に広げたキャンバスに塗料を撒き散らす“アクション・ペインティング”を確立し、44歳で交通事故死した20世紀アメリカ美術のヒーロー、ジャクソン・ポロック。生誕100年を記念した日本初の回顧展。約70点を展示。 http://www-art.aac.pref.aichi.jp/schedule/index.html#list11 【2012】 ★『特別展 NHK大河ドラマ50年 平 清盛』神戸市立博物館(2/25-4/8)関西 旧来の政治体制を倒し、初めて武士による世の中を作った清盛。清盛が厳島神社に奉納した国宝『平家納経』や、同時代の人々の肖像画や書、合戦屏風や絵巻物などで、清盛の生涯と時代を浮き彫りにする。 ★『フレデリック・バック展』札幌芸術の森美術館(3/17-5/27)北海道 「木を植えた男」「クラック!」でアカデミー賞に輝いた世界的アニメーション作家、フレデリック・バック。作品の魅力を原画と映像で紹介。ジブリ美術館が展覧会に協力。 ★『ボストン美術館 日本美術の至宝』東京国立博物館(3/20-6/10)関東 東洋美術の殿堂、ボストン美術館が誇る日本美術コレクションの名品を展示。日本初公開の曾我蕭白『雲龍図』の他、長谷川等伯、尾形光琳、伊藤若冲の作品など、海を渡った"まぼろしの国宝"が里帰り。 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1416 いざ美術館へ!ビバ芸術!! |
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