最新文芸情報

2000.9〜11

11月9日〜明日からしばらく旅に出ます。帰国は新世紀1月の中旬になりますので、それまでトップ・ページの更新とBBSはストップします。
どうぞ、既に完成している各コーナーでおくつろぎ下さいませ!


移動の日程は、
11月〜エジプト、イスラエル、クレタ島、ナポリ、バルセロナ、カナリア諸島
12月〜キューバ、パナマ、ペルー(クスコ)、イースター島、タヒチ
1月〜フィジー、ミクロネシア
こんな感じです。

駆け出しの文芸研究家ゆえスズメの涙しか収入のない自分の2001年は、霧がかかっていて先がまったく見えません。暗中模索の日々。
が、とにかく、走りながら考えます。

それでは皆様、よいお年を!
11月5日〜ビデオで映画を観る時、以前は役者の声が聞きたくて迷わず字幕版を借りていたが、最近は吹き替え版もけっこう借りている。字幕版は長いセリフも2行でまとめてしまうのに対し、吹き替え版は文字通り“セリフのノー・カット版”だからだ。これまでに何度も繰り返して観た字幕版を、吹き替え版で再見してセリフの新発見をした時のあの興奮は、100枚のお年玉付き年賀はがき全てが当たっていた時の興奮Xまだ人生で周囲に目撃者のいないチョコボールの“金のエンジェル”に出会った興奮、これをさらに上回るね。
11月3日〜奈良の興福寺で特別公開中の“秘仏”を見てきました。運慶はミケランジェロより300年も古いのに、あの完璧な造形力。スゴ過ぎ!
11月1日〜来館者が2万人を突破!一般のサイトに比べれば、まだまだささやかな数字ですが、それでもこの数字は僕にとって“生れてきた意味”を示してくれる、天の光のような数字です!
10月28日〜みうらじゅん&いとうせいこうの人気はスゴイ。仏像スライド・ショーのチケットは即完売、当日券は行列に並んだ僕の2人手前で売り切れた(ギョエ〜ッ)。
10月27日〜墓ベストが365人になりました!これで1年中毎日思いを馳せられる…!
10月26日〜「良い友達が欲しくても出来ぬ私は“孤高”ではなく“孤低”なのだ」…太宰治。なんとも太宰らしいのう。

10月20日〜初めて2千円札を手にした。最初はバカにしてたけど、源氏物語の図柄はさすがに美しい。マジで見とれてしまった。
10月19日〜なぜ淀川長治氏がオリバー・ストーンとビム・ベンダースをあそこまで嫌っていたのか御存知の方、ぜひ教えて下さい!

10月13日〜洗濯機に靴を入れて洗ったらラクチン…と言いたい所だが、ウギャー、靴底に亀裂がはしってズタボロになるのが分かったぞ!
10月11日〜「老醜(ろうしゅう)という言葉は様々な生物にいえるが、大木には当てはまらぬ。大木は老いていよいよ美しい(by小林秀雄)」彼のこういう感覚、好きだな。
10月9日〜芭蕉がワイルドすぎる旅宿で白旗を振って書いた「蚤虱(のみしらみ) 馬の尿(ばり)する 枕元」を読み、何かグッと親しみがわいた!

10月5日〜神戸で墓巡礼ルポの講演をした。相手は60歳以上のイブシ銀の男性が約50人!緊張したな〜。
10月4日〜深夜1時になると夜空はもう冬の星座が出ている。オリオン座の中にあるオリオン大星雲は、双眼鏡でもけっこう見えるので、この時期のなると楽しんでいます。
10月3日〜『神が曲げたものを誰が直し得よう?(伝道の書)』、『自然は人間の挑戦を望んでいる(ウィラード・ゲイリン)』…映画ガタカの冒頭の言葉だ。ウィラード・ゲイリンって誰?って調べたら26年も前の1974年に「死者からの収穫(Harvesting The Dead)」という論文を発表した人だった。彼は脳死体を「新しい死体(Neomort)」とよび、脳死体の利用範囲が大きいことを医学界に初めて指摘したんだって。それにしても“死者からの収穫”とは、すごいタイトルだね。
10月2日〜生活費が今月も底をついてきた。この3日間うどんしか食べていない…。さっきボンカレーを水で薄めてカレーうどんを作ってみたが、目からウロコが落ちるほどバッド・テイストだった。
10月1日〜『黒い罠』を見た。オーソン・ウェルズ、チャールトン・ヘストン、マレーネ・ディートリヒというすごい顔ぶれの作品だ。警官汚職モノだった。しかし現実もたいがいキテるからな〜。
9月30日〜『アメリカン・ヒストリーX』『太陽と月に背いて』を見る。ダブルでヘビーだった。前者は人種差別を描いた作品。「憎しみとは耐え難いほど重い荷物だ。怒りにまかせるには人生は短すぎる」強烈なセリフだった。後者は詩人のランボーをディカプリオが演じたわけだが、タイタニックで王子様レオ君のファンになった娘は椅子から転げ落ちるんじゃないかな。
9月28日〜カウンターが1万5千件を突破!それもこれも日頃アクセスして下さる皆様のおかげです。これからも、内容をさらに充実させるべく修行を積みます!
9月27日〜最近見たビデオ。ディズニーの『ターザン』は、移動シーンのスピード感が気持ち良かった。『ベスト・フレンズ・ウェデイング』はキャメロン・ディアスの音痴ぶりに爆笑。ゲイの友人など脇役が光っていた。『踊る大捜査線』は配給収入53億というので試しに見てみた。なるほど、他の邦画にないテンポの良さを感じた。

9月24日〜『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を見た。じいさんたちの奏でる珠玉のハーモニーに酔いしれた。
9月23日〜淡路島津名町に海を越えて行って来ました。あの源義経&静御前の墓があったので。岩手で死んだ義経の墓がなぜ淡路島にあるのかなどと、深く考えないように!
9月19日〜モダンホラーの『スリーピー・ホロウ』と、絶賛されまくりの米国アニメ『アイアン・ジャイアント』を観た。スリーピー…は科学と迷信がごちゃ混ぜのホラー。あまりに映像が美しい為ホラーというより芸術映画だった。アイアン…は大傑作。鉄巨人の重量感あるリアルな動きと音のド迫力に舌を巻いた。クライマックスの盛上がりもすごい。
9月18日〜ウディ・アレンの『セレブリティ』、軍隊サスペンスの『ア・フュー・グッドメン』を観る。前者のセリフ「分析医や占い師や本が何と言おうと愛は運なのよ!」には笑った。後者はT・クルーズ、J・ニコルソン、D・ムーアという異色の顔合わせが見所。ニコルソンのスパルタ大佐はハマりすぎ!
9月16日〜唐招提寺で鑑真和尚のお墓参りをしました。嵐のため唐からの渡来に5度失敗し、6度目の挑戦で奈良に着いた時はすでに68歳、目も失明していた。信念を貫く強靭な精神力に、ただただ脱帽。薬師寺では仏教美術の頂点といわれる薬師三尊像と聖観音に会う。この世のものとは思えぬ仏像の美しさに、時の経つのも忘れて陶然とした。心底、素晴らしい体験だった!
9月15日〜念願の写真展、キャパ賞展をついに見てきた。キャパの名を冠した賞というだけあり、生死の境目を捉えた作品が多数あった。中でも、沢田教一、デビッド・バーネット、ユージン・スミス、ジェームス・ナックウェイの4人は、被写体の声なき声を見事にフィルムに収めていた。関西の方、あと2日で終了です。奈良そごうへGO!
9月14日〜地図を見ていて奈良と三重の県境に万葉集で有名な山部赤人の墓を発見!しかし、徒歩で往復4時間近くかかる(それも山道)ことが分かり、つかの間の喜びに終わった…。
9月13日〜このHPで話題になった絵本『カラスのパンやさん』(加古さとし作)を図書館で発見!やっと読めました。なんと1973年の古い作品だったんですね。めちゃめちゃパンが食べたくなる絵本だった。奇想天外なパンの数々も楽しかったけど、一番驚いたのは作者が「全羽を根性でキャラクター付けした、これはひとつの挑戦だった」と語ってるように、無数に登場する全てのカラスが実にイキイキとしてたこと。焦げたパンが大ヒットするのが可笑しい!
9月12日〜映画『バッフアロー’66』をビデオで観た。主人公を演じたヴィンセント・ギャロは、非常に存在感が強く一度見たら忘れられない。ファン急増中ってのも納得。彼がトイレの鏡の前で「生きられない…」と鳴咽するシーンは胸に迫るものがあった。『007ワールド・ノット・イナフ』は毎度おなじみの核テロリストもの。悪役を代えただけで殆ど同じストーリー。様式美すら感じる(笑)。タイトルは抜群にイカしてるんだけどね。ソフィー・マルソーはイザベル・アジャーニと顔が時々そっくりに見える。ラ・ブームから良い方向に成長したよね。
9月11日〜毎年秋に関西の映画ファン仲間で、一年間の映画コメント本を作っている。ちなみに昨年度の僕の最優秀作品は、『ライフ・イズ・ビューティフル』と『シックス・センス』だった(同点トップ)。今年は今のところ『オール・アバウト・マイ・マザー』だね。
9月10日〜韓国映画史上空前のメガヒット作『シュリ』をやっとビデオで観る。ハリウッド顔負けのアクションシーン、民族分断とラブストーリーをからめたシナリオに緊張しっぱなし。ラストの留守電は胸を締め付けた。
9月9日〜復活!明日からまた毎日更新しますんで、ぜひともよろしく!
9月2日〜18きっぷがまだ少しだけ残っているので、四国の墓巡礼に行ってきます。軍資金ゼロに等しいので、すぐ戻ります(写楽の墓は四国にあるのだ!)。
9月1日〜みうらじゅんが自分の様々な趣味をまとめたポケット・ブックを読む。彼が半生をかけてコレクションした世界中のおバカ・グッズのカタログだ。その興味分野はあまりに膨大で、僕とわずか9歳の年齢差とは思えない。すごい。舌を巻いた。





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