最新文芸情報


2016.5〜6

●6月30日…宮崎駿さん「安倍首相は自分が憲法の解釈を変えた偉大な男として歴史に残りたいのだと思いますが、愚劣なことだと僕は思っています」。昨年の7月に記者会見でそんな話をしていたのか。ちょうと欧州墓巡礼中でこの会見に気づかなかった。

//街中で配ったのではなく、新聞社を騙して折込にさせたのがタチ悪い。→参院選公示直前に新潟県内で大規模に配布された野党共闘攻撃の出所不明ビラの配布依頼者が、右翼改憲派「日本会議」の同県本部理事長であることが発覚
新潟県内では「新潟日報」県内読者の半数にあたる26万部に折り込まれた。ビラの配布依頼は日本会議新潟県本部理事長・佐藤日出夫氏。広告代理店は依頼を受けた際、選挙との関係を懸念し問い合わせたが、佐藤氏は「選管に確認したから大丈夫」と虚偽の説明。新潟県選挙管理委員会および新潟、長岡両市の選管は、ビラについて佐藤氏からの事前の照会は無く、内容を確認した事実も無いと証言。神社の境内掲示板にこのビラが張り出されている事例もあるという。
新潟日報側 「ビラ内容に懸念を抱いたが“選管の確認を受けた"という説明をうのみにしてしまった」。敵対勢力を貶めるための怪文書なら、ウソをついてでも配布させるという酷いやり方。この行為は日本会議の他のメンバーも「卑怯なことをするな」と眉をひそめているのでは。ちなみに「日本会議国会議員懇談会」の特別顧問は安倍氏。安倍内閣の閣僚の6割以上が同懇談会メンバーで占められている。

//アマゾンのベストセラー1位になった『日本会議の研究』(Ama)、僕も購入して読み始めている。“日本会議”は国内最大の右派組織。改憲運動の母体だ。しかも安倍内閣の過半数の大臣がここに属している。リンク先に書かれている「安倍政権の御用学者は“学者が政権におもねっている”のではなく、“新興宗教の信者が大学教授になった”ということなのだ』は不気味な現実。リベラル派は御用学者を政権へのゴマすりとして叩いているけど、学者たちは痛くもかゆくもない。なぜなら新興宗教の信者だから、初代教祖だけが絶対であり、俗人の批判など眼中にない−−そのように分析されていた。完読後に感想書きます。

//右派を批判したから、バランスのために民進・共産を批判する訳じゃないけど、なぜゆえ参院野党統一候補に偽装勧誘で問題になっているカルト教団・親鸞会と非常に縁の深い柴田未来氏を選んだのか。民進・共産は『やや日刊カルト新聞』を敵に回したらアカンやろ…。カルト新聞は、何度も何度も何度も、警鐘を鳴らしていた。
共産は『赤旗』で親鸞会を「カルト」としていたにもかかわらず、柴田氏推薦にあたって「親鸞会は反社会的存在ではない」とお墨付きを与えたとして、カルト新聞は強く非難している。同紙の藤倉記者は怒りのあまり、敵対する勝共連合(統一教会)に共闘を申し込むという仰天作戦に
「共産党は、統一教会をカルトだと言っているくせに親鸞会のことは反社会的ではないという。こんな宗教差別を許していいのか。勝共連合と協力して共産党のこうした欺瞞性を糾弾し、統一教会も親鸞会もどちらも平等にカルト扱いするよう世論に訴えかけていきたい」(藤倉総裁)
※カルト新聞は「幸福の科学」とも徹底的にやり合っている。それを踏まえてのヒトラー映画のパロディー『総統閣下が柴田未来問題にお怒りのようです』(4分)
※今回の柴田未来問題は、共産だって本音では問題ないとは思ってないはず。それなのに、一度方針が決まってしまったら、最後まで進路変更をすることができない。それは、共産が批判してきた戦前の軍部や原発行政と重なる。動き出したら自分でストップできないという…。リベラル派として、頭を抱え込んでしまうわ…。
●6月29日…なんと、7月4日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)のふろくは、憲法全文を載せたとじ込み冊子「日本国憲法全文」とのこと!投票日は7月10日、その直前に憲法の配布。坪内崇編集長は「読んでみたいと思ってもなかなか機会がない憲法。選挙権が18歳に引き下げられ、若者に近い立場のコミック誌として企画した。政治的な意図はない」。いや、意図はあるだろうというツッコミは置いといて、日本社会は欧米と比べて日常生活での政治話がタブー視されており、それが投票率の低さに繋がっているように感じる。政治を僕らと近づけるためにも、コミック誌がふろくに憲法を付けるのは素晴らしい試みと思う!小学館、見直した!断固、買う!

//すごいな『通販生活 2016夏号』。一般の大手企業は右派・権力からの圧力を恐れてリベラルな政治的見解を出さないものだけど、堂々と野党への投票を呼びかけている。企業の立場表明は海外では当たり前の光景だけど、日本では非常に珍しい。しかも慎重に言葉を選んでおり、よく計算されている。
まず、「自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか」と、“毎回野党に入れろ”ではなく“今回だけ”“考えて欲しい”と「提案型」の押しつけない書き方。そして「多数におごることなく、アメリカにおもねることなく、つねに民主主義的手続きを尊重するフェアな保守政党としての自民党に変わってもらうには、一強多弱はよくありません」と、決して「打倒自民」「自民憎し」ではなく、「自民党に変わってもらう」という主張は、ケンカ腰ではないし、自民支持だけど安倍政権の手法に違和感を持っている人に届きやすい。これは僕が当日記で自公に苦言を書くときの思いと全く同じだ。自民・公明支持者で、とても真面目な友人が複数いて、誠実に活動している与党の市議さんも知っている。だから、党をひとくくりにして非難したりしない。僕は自民が小泉・竹中路線の新自由主義を捨て、三木首相の頃の対話を重視する自民になって欲しいだけ(公明については後述)。
通販生活声明の最後の部分は右派の抑え方として完璧。「いまの“物言えば唇寒し”の気分、どこかの国に似てきたように思いません?」と、中国・北朝鮮を暗示している。与党批判を行うとすぐに「中国の手下」「北朝鮮のスパイ」とネット右翼からレッテルを貼られるけど、それを華麗に回避している。

それと、編集部が抗議の手紙をもらうことについて「お名前入りなので気持ちよく拝読できます」と、相手が卑怯な匿名者ではないと、その真摯な姿勢を称えているのも重要。さすがとしか
※“野党”と言っても、投票先が「維新」「こころ」「改革」だと改憲勢力だから改憲されてしまうんだけどね(汗)。

  

//前述した公明について。今から28年前(1988年)、創価学会は自民の憲法改正派に危機感を抱き、『まんが・わたしたちの平和憲法』を制作して人々を啓蒙しようとした。そこに書かれているのは、首相が靖国に参拝し、国家秘密法案が可決され、有事立法(安保法制)が成立し、最後に憲法改正に至るというもので、シナリオが今の状況とそっくり。この本を刊行した28年前の創価学会だったら共闘できる!学会の友人と対立したくないので、ここに戻って欲しい、切にそう願う。※リンク先に全コマあり。

創価学会婦人部編『まんが・わたしたちの平和憲法』(1988)より。

//ツイッターで流れてきた、架空の小学5年生“あべ しんぞう”くんのテスト問題パロディーに噴いた。ユーモアは大事っすね。

 

//自民・小池百合子議員が執行部や自民都議連を出し抜いて、ゲリラ的に都知事選に立候補したのは面白いな。石破派で安倍政権から冷や飯を食わせられていたし、総裁選に出ようとした野田聖子議員が潰された前例を見ての判断だろう。問題は、過去にカルト幸福実現党と選挙協力をした親密さ。記事は09年衆院選のものだから、もう7年前のことであり、今はこれほどズブズブではないと信じたい。幸福候補に「小池さんはドクター中松のミサイルUターン技術に理解を示している」と演説されても否定しなかった点など不安はある。
●6月28日…著名な投資家で日本経済に詳しいジム・ロジャーズ氏の、最新のインタビューが21日の朝日に載っていた。この人は親日家であり、決して反日ではない。日本が好きだからこそのアベノミクスへの警告。以下、一部を紹介。
『アベノミクス考 外からの視点 ジム・ロジャーズさん』
―あなたは、安倍政権が2012年末に発足した当初、政策に期待して日本株を買ったそうですね。3年半たった今、アベノミクスをどうみていますか。
「正直、がっかりしています。安倍首相は、経済を再興させ、海外と競える環境を作り出すと公言していたのに、結局、何もやらなかったと思います。やったことは増税、そして税金で道路や橋を造り続け、お札をじゃぶじゃぶ刷り続けたことくらいでした」
「私は東日本大震災直後に日本株をいくつか買い、12年末の安倍首相の就任時に、彼の手腕に期待して買い増していました。しかし、構造改革は進まなかった。安倍さんはかつての日本の指導者たちと同じ間違いを犯しています。この先良いことは何一つ起きないとあきらめ、昨年夏に日本株を全部売り払いました」
―この先、何も良いことがないとは手厳しいですね。大規模な金融緩和で、一時は日本経済に持ち直しの機運が生まれていました。
アベノミクスは常軌を逸したようにお金を刷り続け、円の価値はわずか数年で一時3割も落ちました。短期的に輸出企業は助かるのでしょうが、輸入コストが上がって物価の上昇を招き、国民生活は厳しくなります。物価が上がれば、いずれ輸出面でも国内産業は価格競争力を失っていく。自国通貨の価値を下げたり、インフレを起こそうとする手法で成功した国は過去にどこもありません
「だから市場や企業は成長戦略という『第3の矢』に期待したのです。矢はいつ放たれるのですか。この間も日本が抱える問題は大きくなっています。人口が減って高齢化が進む一方で、国の借金は将来の世代で返せないほど積み上がっています。安倍首相は日本を破綻(はたん)に追い込んでいると、私は思います」
―日本経済を混乱させることなく、日本が持続的な成長を取り戻すためには、何が一番の課題なのでしょうか。
深刻な人口減少と高齢化といった問題に対処しなければなりません。子どもを増やす政策を立てるか、新しい血、アイデア、エネルギー、野心を持つ移民を受け入れるか。ドアを閉じれば衰退を招きます。同時に、増税ではなく減税が必要です
―日本は、国内総生産(GDP)の約2倍もの借金残高を積み上げています。さらに減税すれば財政赤字がふくらみ、もっと借金が増えるのではありませんか。
増税で財政再建ができても、経済再建はできますか?増税より無駄な支出を劇的に切り詰めることが先です。日本は高速道路が張り巡らされ、すでに世界最高のインフラを持っています。高速道路や橋をこれ以上造ってどうするのですか」
もちろん、私は日本人ではありませんし、日本がどこにお金を使おうが勝手です。ただ、私ならもっとお金を有効に使う。こうした無駄遣いをなくし、同時に減税する。減税でポケットにお金が増えれば、首相ではなく、国民がもっと上手に使えるでしょう
―日本銀行が導入したマイナス金利政策をどうみますか。
「人々は貯蓄をしてお金を増やし、未来に投資してきました。それが日本を強くしてきた源泉だったのです。今は貯蓄をすればお金を失ってしまう。ひどい間違いです。経済や社会、国家を支えてきた人々を破滅させます」
マイナス金利政策で経済を良くすることはできないと断言できます。国の借金が増え続け、自国通貨も下落して物価が上がる。おまけにマイナス金利で財布の中身まで寂しくなって、日本はどうやって生き残るつもりですか。大きな間違いを繰り返す中央銀行なら、ない方がましです」
―日本は投資先としてもう魅力はないのでしょうか。
「良い兆候が見つかるまでは手を出さないつもりです。たとえば、安倍首相が辞任するか、彼自身が変わるかです。危機は変化する好機でもあります。本当の危機に直面して、日本が良い方向に変化していくことができるかを私は見ています。日本が移民の受け入れに門戸を開き、子どもを増やす政策にカジを切り、減税とともに財政支出を劇的に切り詰める政策を打つようなことになれば、誰よりも一番に私が日本に巨額投資を決めるでしょう」
「私は日本も日本人も大好きです。東京のすしも最高です。それでも私が10歳の日本人なら、両親を説得して日本を逃げ出すでしょう。なぜなら、新しいリーダーが出てこない限り、40歳になった時の日本経済は悪夢だと思うからです。スペインやポルトガルも500年前は非常に裕福な国でしたが、借金で経済が行き詰まったのは記憶に新しいところです
「日本人は有能であり、日本も素晴らしい国です。もっともっと外の世界にさらされること、それが必要です」。(全文
移民受け入れについて、僕はロジャース氏と意見が異なる。企業は移民を安く使うことしか考えてないので、現状で受け入れると労働者全体の低賃金化が進むのは明確。中間層の購買力も落ち、「内需拡大で経済活性化」とは逆方向へ進んでしまう。

//名古屋大空襲で焼け落ちた名古屋城天守閣。その後、コンクリートで復元されたが、新たに木造で建て直すプロジェクトが始まった。国の特別史跡の城郭での木造復元は初。完成目標は、リニア中央新幹線が開業する2027年。11年後だ。延べ床面積4564平方メートルあり、姫路城天守の約2倍の規模の木造復元となる。11年なんかすぐだ。完成が楽しみ。次は是非、江戸城再建のニュースが来て欲しい!
●6月27日…TBS『NEWS23』で行われた党首討論。舛添元知事が漫画(クレしん)代に政治資金を私的流用した“セコさ”が話題になっている時に、山本太郎議員が「安倍総理だってガリガリ君(アイス)を政治資金で支出しおり、セコさでは負けていない」と指摘。安倍氏は「個人攻撃をこういう場でするのはどうなのか」と反論した。保守系メディアは、“国の進路を道を語る場で、小さなアイスの話をする山本議員はどうかしてる”と書き立て、一般メディアはやり取りそのものをスルー&沈黙を守っている。これが舛添氏だったら大騒ぎだ。
なるほど、確かに党首討論にガリガリ君の話題は、あまりに場違いに思える。でも、突拍子もない発言かといえば、舛添元知事の話の流れで出たことであり、文脈には沿っている。っていうか、僕が問題に感じたのは、安倍氏が「そんなもの政治資金で買いませんよ!」と声を荒らげたことだ。安倍氏は公共の電波を通して“買ってない”と言い切った。これはつまり、公党の党首である山本太郎議員に対して“お前は嘘つきだ”と言っているのと同じ。ところが、実際は安倍氏の資金団体が領収書(2本購入・コーンポタージュ味)を出しているからこそ発覚したわけで、これは正真正銘の事実。日刊ゲンダイは領収書そのものを公開している(他にも色々)。
安倍氏は山本議員を嘘つき呼ばわりしたことを謝罪するべきだろう。僕は金額云々だけでなく、そっちの方が気になった。舛添氏がこの放送を見ていたら「俺がアウトなんだから、首相はもっとアウトだろう、立場的にも」と思ったのでは。
※討論の後半で、安倍氏が「私が食べた分をですね、それは、載せるということは、まずありえない」と反論した際、山本議員が“間髪を入れず”に「秘書が食べた分を載せた?」と質問。言葉のフットワークの軽さは、さすが舞台人。一昨日の氏のツイート「ガリガリ君食べて寝よーっと。ちなみに自腹ね」。
動画リンク(3分50秒)
※ネット掲示板に「日本で最初にガリガリ君を公費でを落とした安倍晋三です。期間限定品『コーンポタージュ味』の購入です。」と短く書かれているのを見て噴き出した。シュールすぎる。

/メディアが不自然に沈黙しているもに、先月市民団体が告発した、高市早苗総務相と自民・奥野信亮衆議院議員の闇ガネ問題がある。両名の収支報告書から計925万円もの「不記載」が見つかったという。本来なら政治資金規正法違反の疑いで大騒ぎになるのに、相手が「停波」を持ち出す高市総務相だから、ビビって黙っているのか。

/民進・山尾政調会長のガソリン代&コーヒー代疑惑も、「事実を整理できたら説明します」と言いながら、そのまま放置されて解決していない。これがため、野党からの追及が弱いように思えてならない。

//週明けの株価は急落を回避し、やや持ち直した模様。予断を許さない状況は続いているけど、ひとまず日本発の世界経済大混乱を阻止できて良かった。
●6月26日…自衛隊は東日本大震災や熊本地震など、災害に際して多くの人命を救っており、日本国民の多くは二次災害の危険の中で救助活動に尽力する姿に感謝している。ところが今日のNHK討論番組に出演した共産党の藤野政策委員長が、2016年度当初予算で防衛費が5兆円を超えたことについて、「人を殺すための予算ではなく、人を支え、育てる予算を優先していく」と発言。「殺すための予算」発言はリベラルの僕から見ても完全アウト。ヘタすりゃ野党共闘がぶっ壊れかねないもの。だが、公明議員から発言の撤回を求められても藤野議員は応じなかった。おいおい…。
結局、夕方になって「海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものだったが、発言はそうした限定をつけずに述べており不適切であり取り消す」と撤回した。
う〜む。海外派兵用の軍事費増大には僕も反対だし、日本が真価を発揮できるのは非軍事の分野だと確信しているけど、「殺す」という言葉は違和感ありまくり。自衛隊員への敬意に欠けるし、ただでさえ共産と民進右派で不協和音があるのにさらにギクシャクしてしまう。案の定、保守派から「だから共産党は…」と格好のバッシング材料に。議員ならもっと発する言葉の意味合いを考えて慎重に意見して欲しい。
【6/28追記】共産・藤野議員が政策委員長を辞任。「多くの方から厳しい批判をいただいた。わが党の方針と異なる誤った発言であり、結果として自衛隊の皆さんを傷つけるものとなった。深く反省し、国民の皆さんに心からおわび申し上げる」「発言は撤回したが、党の方針と異なる発言をしたことは政策責任者として極めて重大であり、責任として職を辞したい」。

//英国の国民投票、若者の約70%がEU残留に投票し、反対に高齢者の過半数が離脱に投票していたことが判明。完全に若者と高齢者で意見が分かれている。将来ある若者こそが決めるべきだろう。※英若者、怒りのデモ行進

//政見放送が始まると、約10年前の日本史上最もブッ飛んだ内容の外山恒一候補(都知事選)を思い出す。5分22秒の電波ジャック。「これを機会に、政府転覆の恐ろしい陰謀を共に進めてゆこうではないか」の部分でズームアップになるので噴いた。これがカットされないのが政見放送のすごいところ。ギャグ枠、という扱いでセーフなのだろうか。
●6月25日…英国のEU離脱で日本企業の株が他国に比べて突出して暴落したことは、円安(輸出)と株高に頼るアベノミクスの経済政策のもろさを示している。他国はここまで急落していない。海外ヘッジファンド(ハゲタカ)の投機マネーに左右されない経済体制が必要であり、今こそ内需の6割を占める個人消費を押し上げる政策に転換すべき。日本の高度経済成長を支えたのは、庶民の積極的な消費だった。アベノミクスで富裕層は超富裕層になったが、庶民の実質賃金は下がりっ放しだ。この国では富裕層の“おこぼれ”で庶民も豊かになるトリクルダウンは起こらず、富裕層の資産は海外のタックスヘイブンに隠されて終わり。法人税の減税で大企業の資産が触れても、やはりタックスヘイブンに移されて終わり。グローバル輸出企業ばかり重視するのではなく、労働者の4割に達した非正規労働者の賃金を上げ、アベノミクスをやめて内需に重きを置いた経済政策に舵を切るべき。
※安倍氏は「この4年で税収23兆円増やした!」と言ってるけど、経済は2年連続でマイナス成長(戦後初)しており、23兆円の税収増加は消費増税など重税の結果。一般国民は貯金ゼロ世帯の割合が3割を超えた。“税収を増やした”なんてよく自慢気に言えるもの。

//スコットランドはEU残留の方針。これは混乱が拡大しそう。イングランドとウェールズはEU離脱、スコットランドと北アイルランドはEU残留、英連邦にそんな未来が到来するのか?
●6月24日…お昼のニュース、英国の国民投票、EU残留派が優勢と思っていたのに離脱派が逆転してるがな…。離脱したら大混乱に。既に一時1ドル99円まで円高、株は暴落。安倍氏が株にぶっ込んだ国民の年金、どんなけすっ飛んだかガチで心配。アベノミクスの名の下、株価を上げるために、安倍氏はルールを変更して禁じ手=年金で株を買い続けてきた。
最初にISがイラクで台頭したときに、それが大量の難民を生み、英国がEUから離脱(英が離脱したらオランダも続く)、EUが解体の瀬戸際に向かう、ここまでの事態になると思わなかった。

/小沢一郎(生活)ツイッターから「安倍総理は、先日の記者クラブでの党首討論で、こちらが、“なぜ例年6月末の年金運用実績の公表参院選後に先延ばししたのか”と質問しても、全く答えなかった。年金の5割を株に投入。どうするつもりか」「自慢げな街頭演説をする前に、まず年金の損失状況について国民に説明しなければならない」。
●6月23日…今日は沖縄慰霊の日。県民の4人に1人が犠牲になった沖縄戦。米軍基地の撤去(或いは本土への移転)こそが、真の慰霊に。犠牲者への哀悼の意を表します。

//今夜の報ステ、社民党の吉田党首が街頭演説でタックスヘイブン問題に触れていたことを確認!「大企業や富裕層がタックスヘイブンといわれるところで税金逃れをしています。不公平税制を是正すれば、今進められている、年金、介護、医療の改悪をしなくて済むんです」。オンエアされたのはこの短い一文だけ。それでもマイクを持ってタックスヘイブン問題を訴えていることが放送されたのは意義深い。

//明日の午後、EU離脱の是非を問う英国の国民投票の結果が判明。
●6月22日…もっと党首討論を何回もやって欲しいのに、参院選の期間中は安倍氏の都合で一度も開催されないという。だったら、もう野党だけでやろう!そして問題点を炙り出して国民に知らせれば良い。討論会は有権者にとって貴重な判断材料になるのに、そこへ出て来ない方がどうかしてる。

/トマ・ピケティ「(アベノミクスのやり方は)間違いだ。我々は税制改革に比べ金融政策に対してあまりに高い期待を持っている。日本にとっては、欧米と同じように金融政策は魅力的だろう。何十億円もの紙幣を印刷するのは簡単だからだ。税制を変えるとなると、計算表を作る作業が膨大で、富裕層の反対も受けるし、事態はより複雑になる。だが、税務対策が最も透明性が高い。紙幣を印刷しても、何らかの利子率を下げたりすると、特定のセクターがバブル化したり、必ずしも富ませるべきでない人を富ませることになったりする危険がある。(日本のように)国民所得に比べて民間資本がこれほど大きい国で解決策は何になるだろうか。私は日本も欧州と同様に、資本への課税を増やすことを提言する。国民の大半にとって労働所得は停滞している。一方で不動産、資産の高度な資本化が進んでいる。労働所得に対して減税、資本に対して増税するのは自然な解決策だろう」。

//恋愛の駆け引きにおける、女性から男性への殺し文句の分析。男として言わせてもらうと、確かに「知らなかったです」「あなただけです」「なんか緊張しちゃいます」の3つの言葉は、爆発的な破壊力がある。

//婆ちゃんが作ってくれた、しその葉ジュースが旨すぎる。
●6月21日…報ステの党首討論で、誰一人タックスヘイブンや政治資金透明化の問題に触れず。他の先進国では考えられない状況。終わってる。

//『とと姉ちゃん』、見続けているとほんと面白い。片桐はいりさんといい、唐沢寿明さんといい、脇を固める俳優さんがエライ存在感。
●6月20日…ウルジャン最新号、『ジョジョリオン』の新展開に驚愕。次号からいったいどうなるのか!?
●6月19日…昨日の東京新聞の社説『エネルギー革命 日本だけが置き去りか』が素晴らしいので一部を転載&紹介。
→「われわれの既存電力は再生可能エネルギーのバックアップのためにある」。ドイツの大手電力会社幹部は言い放つ。欧州、中国、中東さえ、世界は変わり始めている。ためらう日本を置き去りに。昨年ドイツでは、総発電量に占める再生可能エネルギー(水力を含む)の割合が30%に到達した。日本では12.6%(2014)。
ドイツは3・11を教訓に、2022年までの原発廃止をめざし、再生エネの割合を80%以上にするとの目標を掲げている。
ことし元日、ドイツ(欧州)最大手の電力会社「エーオン」が売り上げの大半を占める石炭火力部門などを「ユニパー」という新会社をつくって切り離し、再生エネ中心の会社に生まれ変わった。エネルギーの未来を見据えたこの大胆な改革は“エーオン・ショック”と呼ばれている。
自然エネルギー財団(東京)によると、今年第一・四半期の米国の再生エネ導入量は、化石燃料の70倍以上も増加した。
中国の研究機関は昨年、2050年までに電力の85%を再生エネで賄うビジョンを公表した。
産油国のドバイでさえ、太陽光による電気の売値が、わずか一年半で半分に値下がりした。それだけ増えたということだ。
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、今後10年で太陽光の発電コストは59%、洋上風力は35%、削減可能と予想する。
一方、原発の建設コストは3・11以降、安全対策の必要性から高騰を余儀なくされている。膨大な廃炉コストも経営の重荷になる。
英南西部で2025年の稼働をめざすヒンクリー・ポイント原発は、当初120億ポンド(約2兆円)と見込んだ事業費がすでに1.5倍に膨らんだ。「原発は割に合わない」。もはや世界の常識だ。
膨らむ再生エネ市場には、毎年30兆円の資金が流れ込んでいる。ドイツの狙いはそこにもある。3・11や温暖化対策だけではない。
原発事故に膨大なコストを費やしながら、ウランや化石燃料への依存から逃れられない日本こそ、特別な国とは言えないか。風向きではなく、時代が大きく変わる。乗り遅れてはならない。(元リンク
●6月18日…120%無理と言われても、いつの日か民進内の左派・共産・社民・生活が合体し、願わくばそこに公明党も加わって欲しいと思ってる。共同通信社の最新の参院選候補アンケートによると、安倍政権下での憲法改正に賛成した公明党候補者はゼロ人!一人もなし!これは希望となった。問題は原発再稼働。恐ろしいことに、公明の候補者は賛成が92.3%で、これは自民の候補者をも上回っている。猛毒の使用済み核燃料の保管場所がないのに、どうして9割以上も再稼働に賛成できるんだ…。一昨日の函館の大きな地震は、地震学者がまったく予想しておらず、未知の断層が動いたという。日本列島には現代の科学でさえ把握できない断層があり、安全な核ゴミの補完場所なんてどこにもない。原発の原料のウラン埋蔵量は100年分もない。もうすぐ使えなくなる。ところが、近づいただけで人間が死ぬ核ゴミは、10万年も有害放射線を出し続ける。ウランが底をついた後、9万9900年間は無発電、猛毒のみ。子孫になんの恨みがあってそんな核ゴミを地上に残す?「今さえ良ければいい」「子孫なんてどうでもいい」、そんなことを思う公明候補者はいないはず。それなのに、アンケートはこんな結果になってる。電気は省電力化がどんどん進み、問題なく足りている。もう、再稼働反対に舵を切って。心からそう願う。※S学会の人が92%も再稼働賛成とは思えないので、議員に働きかけて欲しいです(汗)。

  参院選候補アンケート(共同通信社)

//結局、英国の議員暗殺犯も排外的な極右だった。自宅からナチス制服の見本や右翼書籍。殺害時に叫んだ言葉は「ブリテン・ファースト!(英国優先)」。愛国心は自然な感情だ。そして愛し方は人それぞれ。犯人は自分の考えた愛国心だけが正しいとでも?殺された議員だって、愛国心からEU残留を目指した訳で、どうして犯人は、愛国心には様々な形があると受け止められないのだろう。英国だけでなく、欧州、日本、中国、韓国、一斉に右派の発言力が強まっているのを、日々の報道から感じる。過去の歴史を振り返っても、「ファースト!」の行き着く先が明るい世界とは到底思えない。

//都知事選、お願いだから蓮舫議員と宇キ宮さんが両方立候補してぶつかる事態は避けて欲しい。もしそうなったら前回の悪夢再びだ。蓮舫議員は知事ではなく民進党の党首になって、野田、前原、細野、長島ら“化石”右派を抑えつけて欲しい。だけど仮に蓮舫議員が立候補した時は、宇キ宮さん、ホント申し訳ないけど今回は見送って…!もうリベラルは崖っぷちなんよ。
●6月17日…ギョエーッ!楽しみにしていた今夜のNHK『歴史秘話ヒストリア コーフン!古墳のミステリー』、関西は放送差し替えでプロ野球中継“阪神VSソフトバンク”に変更!そりゃあ、プロ野球ファンもたくさんいるからオンエアするのはいいんだけど、それならせめてヒストリアを同日の深夜帯に流すとか、何か救済策を頼む!ヒストリアは来週も日本陸上の中継で放送中止だし、再放送(24日16時台)を調べたら古墳の回じゃなく奈良の鹿物語の回だし、いったい古墳編を関西の住民は見ることが出来るのか?古墳が集中している関西こそオンエアされるべき内容なのに〜!(T_T)
※追記…7月1日に関西で放送決定!良かった!

//英国は今、欧州連合(EU)から離脱すべきか、残留するかで国内世論が真っ二つ。来週、国民投票で結論が出る。その矢先、残留派の女性国会議員(41)が暗殺されるという恐ろしい事件が起きた。執拗に刃物で刺され、頭部を銃撃。英国全体に衝撃が広まっている。
●6月16日…今日の大阪は朝から雨。こういう静かな梅雨の日は、シューベルトの『ピアノソナタ第18番』(45分/演奏はC・アラウ)が馴染む。28歳のときの作品。シューベルトは31歳で病没しているので、その意味では晩年の入口。
●6月15日…舛添知事の辞職はそれとして、様々な使途不明金をはじめ「百条委員会」(刑罰付きの調査委員会)でクリアーにすべき疑惑は山積している。ところが、報道(こちらこちら)によると、自民、公明、民進の議員が、百条委員会の設置に反対し、舛添氏の疑惑はすべて霧に包まれたまま終了とのこと。都民を舐めているとしか。自民、公明、民進の議員は、厳しい口調で舛添氏を追及したのは、ただのパフォーマンスと言われかねないが、それで良いのか?っていうか、自公は自分たちが担いだ知事だから後ろ向きでも分かるけど、なんで民進まで反対?それがワケ分からん。スネに傷があるからって思うよ?ちなみに舛添氏の退職金は2200万円。これも都民の血税。
→『6月20日に予定されていた、2度目の総務委員会の集中審議も中止が決定。都議共産党などが議会に提出した「百条委員会」の設置も、自民、公明、民進などの反対で否決された。結局、家族と泊まった千葉県木更津市のホテルで面談したという相手や、そのほかの疑惑も「全てうやむやのまま」(都政関係者)の幕引きとなった』。
→『与党による反対多数で否決された瞬間、傍聴席のあちこちから痛烈なヤジが飛んだ。周知のように百条委は虚偽の答弁などには刑事罰を課し、今回は設置目的として政治資金規正法違反(虚偽記載)に関わる千葉・木更津のホテルでの「面談疑惑」はもちろん、海外高額出張や公用車私的使用問題、さらに弁護士による調査報告書の作成経過などを調査対象としていた』

//銃乱射事件があったばかりの米オーランド、今度はディズニーワールドの人造湖で、2歳の男の子がワニに引きずり込まれて亡くなった。なんでテーマパークの、それも子どもが水遊びできる湖に、大きなワニがいるんだ?本物の湖ならともかく、人間が作った湖。両親は安心して遊ばせていたという。酷い話だ。
●6月14日…都知事、とうとう自公からも見捨てられたか。ここまで来ると、政治資金の使途が合法かどうか以前に、人間性への不信、というやつか。再選挙にかかる費用50億円は、舛添氏を擁立した自公が責任をおって負担すべき。都民に払わせるのは理不尽というもの。そしてリベラルは、前回のような愚行(宇都宮氏と細川氏で票を削り合い)は絶対に繰り返さないように!
●6月13日…ぐああ、萩尾望都先生が40年ぶりに『ポーの一族』の続編を描き、さらに『トーマの心臓』の外伝まで載っているという“月刊Flowers7月号”、近所の本屋は発売初日に完売したので、増刷分を予約したところ、書店から「増刷分が確保できなかった」と連絡。涙目でアマゾンを検索したら、定価590円なのに2200円の高値になってる!ひょえ〜。デジタル版でも読めるけど、できれば紙で読みたい…。小学館さん、社会的義務として再増刷をお願いします!
●6月12日…米国史上最悪の銃犯罪となったナイトクラブ乱射事件、死傷者102名、うち死者49名。酷すぎ。好きになった相手が同姓だっただけなのに…人を愛したことが罪とでもいうのか。レディー・ガガ「これは人類全体に対する攻撃だ」。
/2015年度の、アメリカで4人以上の死傷者が出た銃による事件は372件、475人が死亡している。


AR15改良型。
犯人はこのアサルトライフルと同じ銃で
連射を繰り返したという。
こういう軍人が使うような強力な火器を
ごく簡単に購入できる社会は異常。

●6月11日…明晩20時のEテレ『日曜美術館』は「風景の叙情詩人 広重の“東海道五十三次”」。広重の浮世絵風景画の魅力に多角的に迫るとのこと。めっさ期待。
●6月10日…今夜オンエアされた『ゼロ・グラビティ』。民放の映画放映だからCM挿入は宿命として受け入れるけど、あまりにタイミングが酷かった。“なぜここで!?”と、緊張感をブチ壊しにするCMテロの嵐。しかもそれが、ハイジの世界観をぶっ壊しにする家庭教師のトライのCMで、拷問のような2時間だった。原作をベースにしたものであれば、ハイジのパロディも楽しめるだろうけど、トライのCMはハイジの純粋な感動をメチャクチャに踏みにじってくる。おんじを馬鹿にするとか…。あのCMで笑っている人もいるだろうけど、僕はダメだ。せめてリメイク絵でやって欲しい、本物の映像を使わんといてくれ…。オリジナルの声優さんが断らずに協力してるのも辛い。なんで版元はトライに使用権を与えてしまったんだ…。
●6月9日…今月5日に作曲家の小森昭宏さんが他界。享年85。童謡「げんこつやまのたぬきさん」「あがりめ さがりめ」「いとまきのうた」「おべんとうばこのうた(これっくらいの おべんとばこに)」、アニメ「勇者ライディーン」「名犬ジョリィ」など多数の作品を発表。まさか可愛らしい童謡の「げんこつやまのたぬきさん」と、カッコいい「勇者ライディーン」(1分10秒)が同じ作曲家さんだったとは!追悼の意を表します。
●6月8日…とっとと舛添知事をリコールしてこの問題を終わらせ、パナマ文書などタックスヘイブンを最優先で議論すれば良いと思っていたら、地方自治法は国会・地方議員、首長が任期満了を迎える60日前からのリコール署名集めを禁止しており、参議選が7月10日にあるため「60日ルール」によってリコール出来ない=最短でもリコール請求は7月以降になるとのこと。それゆえ、舛添知事は“その間に世間の関心は下がり逃げ切れる”と思っているのだろう。となると、辞めさせる方法は2つ。(1)都議会議員の4分の3以上の賛成で不信任案決議。これが一番手っ取り早いし、反対票を入れた議員のモラルも浮き彫りになる。(2)猪瀬前知事を解職させた「百条委員会」の設置。委員会の調査を拒否した場合は、罰金・罰則があり虚偽申告にも刑事罰がある。どちらでも良いから早く決着を。日本は世界第2位のタックスヘイブン利用国なのに、関心度は先進国で最下位じゃないかと思うほど、この話題はメディアに登場しなくなった。都知事騒動とは問題の規模がケタ違いに大きな本丸の議論を。

/沖縄で元米兵が20歳の日本人女性を暴行目的で殺害遺棄した事件が起きたばかりなのに、今度は泥酔した現役米兵が反対車線を走って正面衝突。綱紀粛正とは何だったのか。
/琉球新報によると、退役軍人が米軍沖縄基地の撤去を要求したとのこと。こういうことは、本土のメディアはあまり伝えない。
●6月7日…今日は荒木飛呂彦先生の56回目の誕生日(ベートーヴェンとタメ)!来年はジョジョ30周年であり、最近は再びジョジョのメディア露出が加速している気が。特に、先月に放送されたTBSドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』第5話には驚いた。中谷美紀さんと瀬戸康史さんがガチのJOJOトーク!@JOJOさんやネットの噂では聞いていたけど、実際に見ると想像以上にド真ン中直球のストライク!「ジョジョリオン」という固有名詞が出るだけでもスゴイのに、作品のキーワードになっている謎のフルーツのことまで具体的に触れていて、いやはやビックリ仰天。
「ジョジョリオン8部、これまだ読んでない」 「この間、大人買いしたの」
「ねえ!何このフルーツ」 「今 いいところ」
主人公が飼っている犬はイギーと同じボストン・テリアだし、スタッフにジョジョラーがいるのはコーラを飲んだらゲップが出るよりも確実。ファンとして幸せな気分に。








8月には億泰とうまい棒が合体した
「ンまぁ〜い棒」もグッズ化されるとの
こと。こういうオモシロ企画が通るのも、
良い波が来ている感じ。
●6月6日…うおお、ジョジョ四部アニメ第10話の『イタリア料理を食べに行こう』、これ以上ないというほどの良い出来で感動。イタリア人のトニオさんが日本に店を出した経緯(セリフ)はカットされてたけど、オープニング曲の時間まで削って、限界まで原作を映像化しようとしたスタッフの心意気に脱帽。絵のクオリティーも、声優さんの演技も、言うことなし!ファンとしてはもう、有難うとしか!

予告はイタリア国旗の三色カラー 「ンまぁ〜〜い!」
「なんつーか気品に満ちた水っつーか、たとえるとアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、スゲーさわやかなんだよ」
  
「さっぱりとしたチーズにトマトのジューシー部分が絡みつくうまさだ!チーズがトマトを、トマトがチーズを引き立てる!」
  
「ジョジョは絵柄が苦手」「バトルものは興味がない」という人も、この第10話はグルメ漫画なので、視聴する機会があれば是非!
●6月5日…舛添知事の件。政治資金でクレヨンしんちゃん等々、山ほど購入しても違法性ゼロというなら、法律を変える必要があるだろ。議員連中は何を黙ってるんだ。飛び火を恐れているんだろうけど、ザル法すぎにもほどがある。あんな説明で納得できるはずがない。
●6月4日…「チョウのように舞い、ハチのように刺す」と評されたボクシング元ヘビー級王者、モハメド・アリ氏(旧名カシアス・クレイ)が昨日他界。享年74。32年間にわたるパーキンソン病との闘いの末に亡くなった。1942年生まれ。12歳からボクシングを始め、18歳の時にローマ五輪(1960年)でライトヘビー級の金メダルを獲得したが、帰国後に故郷ケンタッキーのレストランで黒人ゆえに食事を拒否され、人種差別に憤ってメダルを川に投げ捨てた。
1964年(22歳)にソニー・リストンを破り、世界ヘビー級王座に輝く。通算成績は56勝5敗で、うち37勝がノックアウト勝利。その後、黒人運動指導者マルコムXらの影響を受けイスラム教に改宗、モハメド・アリに改名した。世界王者として連戦連勝を続けていたが、1967年(25歳)、ベトナム戦争に反対し、「私とベトコンの間に争いはない」と米軍への入隊を拒否(良心的兵役拒否)。判決は禁固5年、罰金1万ドル、そして王座を剥奪されたうえ、ボクサーライセンスまで取り消された。だが、それでも信念を曲げずに戦い続け、4年後に最高裁で無罪を勝ち取った。
1974年(32歳)、当時無敗の世界王者ジョージ・フォアマンに勝利し、7年ぶりにチャンピオンに返り咲き、1978年(36歳)にレオン・スピンクスに敗れたものの、同年に再対決してリベンジを果たし3度目の世界王者となった。1981年(39歳)にリングを引退。国連の「平和大使」に指名され、人種差別の撤廃を国際社会に訴えるなど、20世紀の米社会を代表する人物の一人となった。心から追悼の意を表します。
●6月3日…明日、天安門事件から27年。戦車が天安門広場の学生を踏み潰したあの事件は、映像が現実のものとは思えなかった。“現代でこれをするか”っていう。欧米では自国の軍隊が市民を無差別に殺害するなど考えられない。日本の左翼も怒ったし、僕は今もこのトップページの上部に事件の報道写真(戦車に素手で立ち向かう男性)を載せている。
/ネットでは、安倍政権を批判するとすぐに「中国の回し者」と酷いレッテルを貼られる。日本の多くの左派は今の中共政府が民主主義政権なんて思ってないし、社会主義どころか共産党員が貴族化した最悪の独裁・身分社会と思ってる。天安門事件について、日本の左派は右派以上に抗議の姿勢を示すべきだし、それが右派からのくだらない「中国のスパイ」発言を封じることに繋がる。中共政府にしろ、安倍政権にしろ、報道の自由や「知る権利」を尊重しない権力者、憲法を軽視する者は、市民社会の敵。
●6月2日…北海道で行方不明になっていた大和君が自衛隊に保護されたと速報。良かった!約1週間もクマがいる山の中で暮らし、気温が低い雨の夜もあったのに…。よくぞ無事で。
●6月1日…先日、BSで放送された『映像の世紀プレミアム』から、文豪トルストイの言葉。「芸術とは一人の人が意識的に何か外に見える“しるし”(絵画、音楽、詩など)を使って、自分の味わった気持ちを他の人に伝えて、他の人がその気持ちに感染して、それを感じるようになるという人間の働きだ。芸術によって同じ時代の人たちの味わった気持ちも、数千年前に他の人たちが通ってきた気持ちも伝わるようになる。芸術は今生きている私たちにあらゆる人の気持ちを味わえるようにする、そこに芸術の務めがある」(トルストイ『芸術とはなにか』) 芸術はまさに人類の宝!
●5月28日…昨日のオバマ大統領のヒロシマ演説、素晴らしかった。印象に残った部分を紹介。(全文

71年前の明るく晴れ渡った朝、空から死神が舞い降り、世界は一変しました。閃光と火の壁がこの街を破壊し、人類が自らを破滅に導く手段を手にしたことがはっきりと示されたのです。
なぜ私たちはここ、広島に来たのでしょうか?
私たちは、それほど遠くないある過去に恐ろしい力が解き放たれたことに思いをはせるため、ここにやって来ました。
私たちは、10万人を超える日本の男性、女性、そして子供、数多くの朝鮮の人々、12人のアメリカ人捕虜を含む死者を悼むため、ここにやって来ました。
彼らの魂が、私たちに語りかけています。彼らは、自分たちが一体何者なのか、そして自分たちがどうなったのかを振り返るため、本質を見るように求めています。
広島だけが際立って戦争を象徴するものではありません。遺物を見れば、暴力的な衝突は人類の歴史が始まった頃からあったことがわかります。フリント(編注・岩石の一種)から刃を、木から槍を作るようになった私たちの初期の祖先は、それらの道具を狩りのためだけでなく、自分たちの同類に対して使ったのです。
どの大陸でも、文明の歴史は戦争で満ちています。戦争は食糧不足、あるいは富への渇望から引き起こされ、民族主義者の熱狂や宗教的な熱意でやむなく起きてしまいます。
広島と長崎で残酷な終焉へと行き着いた第二次世界大戦は、最も裕福で、もっとも強大な国家たちの間で戦われました。数年の間に、およそ6000万人もの人たちが亡くなりました。男性、女性、子供、私たちと何ら違いのない人たちがです。射殺され、撲殺され、行進させられて殺され、爆撃で殺され、獄中で殺され、餓死させられ、毒ガスで殺されました。世界中に、この戦争を記録する場所が数多くあります。それは勇気や勇敢な行動を綴った記念碑、言葉では言い表せないような卑劣な行為の名残でもある墓地や空っぽの収容所といったものです
しかし、この空に立ち上ったキノコ雲の映像を見た時、私たちは人間の中核に矛盾があることを非常にくっきりとした形で思い起こすのです。
より高い信念という名の下、どれだけ安易に私たちは暴力を正当化してしまうようになるのか。
どの偉大な宗教も、愛や平和、正義への道を約束します。にもかかわらず、信仰こそ殺人許可証であると主張する信者たちから免れられないのです。
私たちは今、この広島の真ん中に立ち、原爆が落とされた時に思いを馳せています。子供たちの苦しみを思い起こします。子供たちが目にしたこと、そして声なき叫び声に耳を傾けます。私たちは罪のない人々が、むごい戦争によって殺されたことを記憶します。これまでの戦争、そしてこれからの戦争の犠牲者に思いを馳せます。
私たちには共有の責任があります。私たちは、歴史を真っ向から見据えなけれなりません。そして、尋ねるのです。我々は、一体これから何を変えなければならないのか。そのような苦しみを繰り返さないためにはどうしたらいいのかを自問しなくてはなりません。
アメリカ合衆国そして日本は、同盟を作っただけではなく友情も育んできました。欧州では連合(EU)ができました。国々は、商業や民主主義で結ばれています。
国、または国民が解放を求めています。そして戦争を避けるための様々な制度や条約もできました。
制約をかけ、交代させ、ひいては核兵器を廃絶へと導くためのものであります。それにもかかわらず、世界中で目にする国家間の攻撃的な行動、テロ、腐敗、残虐行為、抑圧は、「私たちのやることに終わりはないのだ」ということを示しています。
私たちは、人類が悪事をおこなう能力を廃絶することはできないかもしれません。私たちは、自分自身を守るための道具を持たなければならないからです。しかし我が国を含む核保有国は、(他国から攻撃を受けるから核を持たなければいけないという)「恐怖の論理」から逃れる勇気を持つべきです
私が生きている間にこの目的は達成できないかもしれません。しかし、その可能性を追い求めていきたいと思います。このような破壊をもたらすような核兵器の保有を減らし、この「死の道具」が狂信的な者たちに渡らないようにしなくてはなりません。
私たちは互いのつながりを再び認識する必要があります。同じ人類の一員としての繋がりを再び確認する必要があります。つながりこそが人類を独自のものにしています。
私たち人類は、過去で過ちを犯しましたが、その過去から学ぶことができます。選択をすることができます。子供達に対して、別の道もあるのだと語ることができます
人類の共通性、戦争が起こらない世界、残虐性を容易く受け入れない世界を作っていくことができます。物語は、被爆者の方たちが語ってくださっています。原爆を落としたパイロットに会った女性がいました。殺されたそのアメリカ人の家族に会った人たちもいました。アメリカの犠牲も、日本の犠牲も、同じ意味を持っています。
亡くなった方々は、私たちと全く変わらない人たちです。多くの人々がそういったことが理解できると思います。もはやこれ以上、私たちは戦争は望んでいません。科学をもっと、人生を充実させることに使ってほしいと考えています。
国家や国家のリーダーが選択をするとき、また反省するとき、そのための知恵が広島から得られるでしょう。
世界はこの広島によって一変しました。しかし今日、広島の子供達は平和な日々を生きています。なんと貴重なことでしょうか。この生活は、守る価値があります。それを全ての子供達に広げていく必要があります。この未来こそ、私たちが選択する未来です。未来において広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう
●5月27日…本日午後、オバマ大統領が広島の原爆慰霊碑に献花する予定。現職大統領では初。米には反対世論もあるのに、よく来てくれた。どんな言葉を広島から発信するのか注視。
●5月26日…好評オンエア中のジョジョ四部アニメ。ブルーレイの発売日程などを見ていると、前後期に分けて放送された第3部と異なり、4部は一気に最終回までいくっぽい。
ジョジョ友のDOR君がコミックスを参照しながら、今後のオンエア日程を表にまとめてくれたので以下に紹介。あくまでも“予想”なのでズレるかもしれないけど、基本的にはこの流れでいくと思う。ジョジョラーの方、参考にどうぞ!

  年内終了、来年は5部!?

//今夜(26日)22時50分からNHK『SONGS』でプリンスの追悼特集。貴重なライブ映像や日本初公開インタビュー、スティービー・ワンダーの追悼インタビューを通してプリンスの実像に迫るとのこと。人種差別や音楽業界と闘った「孤高の天才」、25分間にその魅力を凝縮。
●5月25日…恐怖小説「キャリー」「シャイニング」などで知られるスティーブン・キング氏(69)ら米国の作家が、米大統領選をめぐって、ドナルド・トランプ氏が共和党の候補となることに「良心の問題として断固反対する」との声明を昨日発表。声明は「米国民への公開書簡」と題され、トランプ候補が「わざわざ社会の最も暴力的な部分に訴えかけ、支持者が攻撃的になるよう仕向け、反対を封じ、女性や少数派を中傷している」などと批判。
欧米の作家は自らの政治的立場を明確にし、信念を持って発言している。日本の作家も、ビビってないで、どんどん政治について発言して欲しい。日本の異常とも思える投票率の低さは、政治と国民の日常生活との間に距離が開きすぎている事が原因のひとつ。職場での政治話はタブーとか。この悪しき風習をいい加減変えないと。
※投票率60%以下の選挙は無効という法律を早急に作るべき。無効になると選挙費用の巨額の税金がパー&再選挙になるので、“それはマズイ”と多くの人が投票所へ向かうだろう。
●5月24日…東京で2日間にわたって墓マイラーと交流。めっさディープな2日間だった(初日池上本門寺、翌日青山霊園)。懇親会では未墓参の墓の情報を交換。普通、居酒屋では空気を読んでなかなかお墓の話が出来ないけど、墓マイラー飲み会だと、どんなにお墓LOVEを叫んでも「そうだぁ!」となるのでホーム感がハンパない。みんな、人間が好きだから歴史はもちろん墓石まで好きになるわけで、いろんな意味でポジティブ&健康的。足繁く墓地に通う=自分もいつか死ぬこと何度も認識するため、日々を大切に生きようってなる。
青山霊園には朝8時から夕方6時まで滞在。15時半まで茨城の石材屋さんを案内し、その後は墓マイラー有志で明治初期に活躍した人物を中心に巡礼した。現代の人物では、沖縄の普天間基地返還への道筋を最初につけた元首相の橋本竜太郎氏(1937-2006)。厚相・蔵相等を歴任後、1996〜98年まで総理を務めた。墓前には名前の竜にちなんだお供え物が…。


付近には北里柴三郎や宮沢喜一元首相も “竜”太郎ゆえか首長竜がいっぱい!

※家に泊めてくれた友人夫妻にも感謝。オリーブオイルを入れた小皿にクレイジーソルトを振りかけ、冷たいお豆腐をつけて食べたら最高のおつまみになることも知った。豆腐だからヘルシーでいいね。スモークチキンをつけても美味しかった。自分でも作ってみよう。教えてくれてありがとう。
●5月20日…日曜、月曜と東京で仕事や墓巡礼があるため、次回の更新は24日(火)になります!番組情報をまとめてアップしておきますね。
※管理人参加予定 2016.5.22東京巡墓会「池上本門寺編」
●5月19日…テレビでは東京ローカルのMXテレビだけが、パナマ文書に踏み込んだ内容を放送している(8分43秒)。パナマ文書リスト記載者の言い訳は全部同じ。以下の7つを繰り返しているだけであり、番組内で企業や投資家の弁明を論破していた。

「ビジネスのためで租税回避(脱税)目的でない」
→租税回避(脱税)目的以外で租税回避地は使われない

「投資先の依頼で」
→投資先の租税回避(脱税)に協力、さらに自分も租税回避、言い訳にならない

「損したから租税回避ではない」
→国内で課税対象の元本の租税回避であり、投資後のゲイン(利益)の話ではない。
 租税回避への投資そのものが税逃れ行為。

「租税回避地と認識していなかった」
→契約書に登記地明記。プロとしてあり得ない。

「金額が小さい」
→大小の話ではなく国民の当たり前の義務を回避したということ

「政治家でないから節税は問題ではない」
→節税ではなく脱税。政治家でなくても犯罪。

「みんなやっている」
→子供の論理
 
大手メディアがひた隠しにする“ほんとうのリスト(一部)”







「電通、東電、JALの社名を一切出さない
日本のメディアはジャーナリズム失格、
国会で取り上げない政治家たちも同罪」

//沖縄で米軍基地に勤務している元米兵が、20歳の女性を殺害する痛ましい事件が。春に別の暴行事件があったばかり。これは個人の犯罪ではあるけれど、1972年の本土復帰以降、米兵・軍属による犯罪は5896件。うち、殺人・強姦など凶悪犯罪は574件も起きている。こういう事実も本土の人はちゃんと知っておくべきだ。
●5月17日…国会中継、民進・岡田代表が安倍氏に「消費増税を3年延期せよ、ただし3年後は必ず増税断行」と迫っているのを見て、めっさ違和感。
年々増大する社会保障費を考えると、税収を増やす必要があるのは分かる。でも、貧困者ほど深刻な打撃を受ける消費増税は、特別会計の無駄金削減、天下り根絶、公務員給与の民間平均化など、出来ることを全てやった後の、最後の最後に持って来るもの。
まして、日本の大企業・富裕層がタックスヘイブンで世界第2位の巨額な税逃れを行っていることが明らかになったのに、なんで消費増税の実施を前提に自民も民進も討論するかね。毎年、何十兆円も海外に流れていることが発覚したのに、それがなかったことのように国会が進んでいる。まずは大企業や超富裕層の隠れ貯蓄に課税だろう。優先順番がおかしい。
マスコミは(スネに傷があるせいか)積極的に伝えないけど、問題になっているパナマは決してラスボスなんかじゃない。租税回避地(脱法脱税地)は無数にあるけど、政府は最低でも以下9カ所の日本からの利用状況を徹底的に調べ上げるべき。

ケイマン諸島※ここだけで日本から約60兆円が流れている。人口5万人の島に。
ヴァージン諸島
ルクセンブルグ
モナコ
香港
シンガポール※本命といわれている
バミューダ
スイス
リヒテンシュタイン

消費税率1%で税収2兆円分とされている。ケイマン諸島の約60兆円に今の法人税率が適用されれば、約14兆円もの税収になる。つまり、ケイマンだけで消費税7%相当。他のタックスヘイブンを合わせたら、天文学的な金額になる。今回膨大なデータが漏れたパナマの法律事務所は、あくまでも世界第4位。さらに上に、モンスターのような3社がいる。

/タックスヘイブン利用企業や資産家に適切に課税していれば(日本累計100兆円以上)、
・小学校から大学までの教育費無料(2兆7900億円)※北欧では既に実現。奨学金地獄から解放
・保育士、介護士の賃金の大幅アップ
・消費税(17兆1120億円)は増税ところか撤廃が可能
世界第3位の経済大国だからこそ、出来ることが山ほどある。
●5月16日…週末のTBS『情報7daysニュースキャスター』の一週間のニュースワードランキング。パナマ文書が10日に公開されたのでぶっぎりの第1位になると思いきや、1位はベッキー復帰、2位舛添都知事、3位大相撲夏場所、以下はプロ野球、蜷川幸雄訃報、三菱自動車が日産傘下、北朝鮮パレード、イケメンアスリート、伊勢志摩サミット、フィリピン大統領選で、パナマ文書はトップ10に入らず、なんと18位だった。なんだそりゃああああ!?国民生活全体に関わる大問題よりベッキー復帰が重要だなんて…。だがしかし、超富裕層はアンダーコントロールが成功したとほくそ笑んでいるだろうけど、絶対に鎮火は無理。日本だけの問題じゃないし、なんせコトが大きすぎる。今週はアンコン成功したとしても、この問題だけは絶対に風化なんてしない。
●5月15日…よっしゃあ!遅くなりましたが、1月に東京で開催した当サイトの読者交流会(お薦めアート・プレゼンまつり)のレポートを5/7−5/11の日記にドッカーンとアップしました!画像は計48枚!文学、漫画、画集、映画、クラシック、ロック、自然アート、格闘技、数学アート、様々なジャンルの読者の“お気に入り”が紹介された、朝10時から夜10時までの文芸トライアスロン・イベント。次回は年末(or年始)に大阪で開催しますので、皆さん是非ご参加下さいませ!お薦めアートを教えてつかーさい!(*^o^*)
●5月14日…カレーライスに厚揚げを入れると意外にうまい。
●5月12日…日本を代表する舞台演出家、蜷川幸雄さんが他界。享年80。大阪日本橋の近鉄劇場で観た『マクベス』、素晴らしかったです。哀悼の意を表します。

//わずか1日が経たっただけで、各ニュース番組はパナマ文書のパの字も出さなくなった。おかしいだろ、連日トップニュースにすべき問題なのに。少なくとも新しい税制や罰則が成立するまで報道を止めるべきじゃない。
●5月11日…読者交流会(お薦めアートまつり)レポ・その5/ラスト

挿絵家エロール・ル・カインはシンガ
ポール出身。グーグルで画像検索する
と、美しい挿絵がいっぱい出てくる
47歳の若さで没したのが残念
こちらは仏のイラストレーター、ジョ
ルジュ・バルビエ(享年50)の画集。
バレエやオペラの舞台衣装を多くデザ
イン。アール・デコ調(画像検索
※エロール・ル・カインの絵に音楽をつけた動画(6分)がYouTubeにあった!
スピッツの歌詞を啄木や俵万智の短歌と
比較しながら研究。草野マサムネは天才
管理人のプレゼンは「ベートーヴェン
第九はなぜ素晴らしいか」。全力解説!


第一部のトリは松本大洋『ピンポン』
の漫画とアニメ版の比較。アニメは
脇役の出番が増えており、プレゼン
で「隠れ主役は江上」と断言
『ピンポン』のクライマックスを語り
ながら、感極まって熱い涙がしたたり
落ちるFさん(ここはボカシ画像で)
※松本先生にこの滝泣を見せてあげたい!
10時にスタートした第一部がここで終了。時計を見たらもう17時!夕方じゃん!参加者のAさん「まさかお昼時間がカットされるとは…」。
トイレ休憩タイムに皆が持参した
画集やCDの歌詞カードを閲覧

遅れて参加した方が新作マッドマックス
(怒りのデスロード)の美術や裏設定の
作り込みがハンパないと力説


第2部で、アートを鑑賞する側から
生み出す側にまわるべく、人体アート
の極致、バレエ『ボレロ』に皆で挑戦
今後のオフ会で、毎回ボレロを練習
して完成度をあげていこうと胸に誓う

※『ボレロ』は基本となる6種類の振り付けを最初に特訓し、その後、ジョルジュ・ドンの舞台を見ながら踊った。

第3部は恒例のサイトQ&Aや、映画、
ゲーム、硬派な社会問題まで何でも
語り合う懇親会。22時までしゃべった!


番外編:最年少6歳のプレゼンは
サンダーバードの発進シーンの
魅力など。オフ会未参加の方、
ぜひ、次回は貴殿のお気に入り
アートを教えて下さいね〜♪
(オフ会レポ・完)
●5月10日…読者交流会(お薦めアートまつり)レポ・その4

戦隊ヒーローに登場する怪人のデザイン
画集「百化繚乱」。男子の大好物
個性的なデザインの怪人たちを
みんなで鑑賞&楽しいツッコミ
全米一の黒人専門書店を作ったルイス・
ミショーの伝記『ハーレムの闘う本屋』。
黒人差別が激しかった頃、ミショーは
「知識こそ力」と信じ本屋を開店。「黒人は
本を読まない」と言われても、人々の
意識を目覚めさせるべく奮闘した
この日一番大ウケだったプレゼン、映画
『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』。
「僕が取り上げなかったら皆さん一生
見る機会ない」に爆笑。映像美はすごい
のにフェニックスがヘタレとか、壮大な
ネタ映画として強烈なインパクトを残した
※ミショーの本屋は開店当初5冊しかなかったけど、35年後に地方の図書館に匹敵する22万5千冊にもなっていたとのこと。サッチモやマルコムXも来店した。
故アルフレッド・ベスターの傑作SF
『虎よ、虎よ!』。加速装置の原型が
登場するなど、後世に多大な影響!
同書は文字配列で視覚効果を出す
タイポグラフィを導入。ベスターいわく
「読書は全感覚的な知的体験であるべき」
Perfumeのライブはサイバー炸裂空間、
デジタルワールドに圧倒された(動画)。
近未来でライブを見ているような感覚
小さな娘さんを抱っこして中村一義の
「永遠なるもの」を紹介。世界を優しく
見つめる、良いお父さんを持ったね
北海道の旭川から参加!北の大地の
花畑や雪まつりをアートとして紹介
なんと旭川駅前には冬になると市民スケ
ートリンク
が!靴も入場料も無料!!
(つづく)

//マトモに報道されないパナマ文書。報ステでさえ放送開始から30分後にようやく取り上げ、“違法ではない”と大企業の言い分ばかり報道。違法じゃない枠組みの中で、これだけの課税逃れが起きてることが大問題なのに、そこを突っ込まない。古舘アナや立野解説委員がいたら、こんなヌルい内容じゃなかったはず。報ステは番組スポンサーのユニクロ柳井氏の名も出さなかった。
2015年時点で世界の0.1%の大金持ちがパナマを含むタックスヘイブンに持つ未申告の金融資産は、最低でも24兆〜36兆ドル(3750兆円)。日米GDP合計を上回る天文学的数字。
/舛添都知事の高額出張費と公私混同の浪費、三菱自動車のデータ不正、トドメは東京五輪の2億円ワイロ疑惑…日本はどうなった。
●5月9日…読者交流会(お薦めアートまつり)レポ・その3

“数学とアートの交差点”と題された
プレゼン!手元をビデオカメラで投影
メビウスの輪に切り込みを入れると
どうなるか実験。チビッコも楽しめる
なんとチェーンみたいになった!文系の
参加者が多い為、理系アートが実に新鮮
民俗音楽とプログレが融合、透明感の
ある“ZABADAK”の音楽世界を味わう
結成30年で念願の武道館ライブを実現
したロックバンド「怒髪天」。熱い歌声
※「大人は最高、人生を背負って
大はしゃぎ」の歌詞が好き(MV
こちらの方はVincent De Moorの
トランス音楽を紹介。様々なジャンルの
音楽に出会えるのも文芸オフ会の魅力。
※YouTubeにCrystal Cloudsがあった!
ものすごい熱量で迫稔雄先生の漫画
『嘘喰い』を解説。ギャンブル+暴力の中
で人間の本質を描きつつ、生を強く肯定
画力が初期から猛烈にアップ。
「もはや別人」に会場が沸いた(笑)
※確かにこの進化は目からウロコ
(つづく)
●5月8日…読者交流会(お薦めアートまつり)レポ・その2

ドラえもんはなぜ大人が読んでも
面白いのか、様々な切り口から力説。
“ひみつ道具”が現実になった例も
藤子先生は「ドラえもん」とは別作品と
なるSF短編を112作品も発表している。
当日は衝撃作「ミノタウロスの皿」も登場
※アニメのドラえもんは声優が変わってもう10年。今の子どもは旧声優の方に違和感があるんだって。確かにウチの子もそういうことを言ってたわ。
戦国時代で“正しい方の味方をする”と
いうのび太に「どっちも自分が正しいと
思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」

お薦めミステリーの紹介では、読者の
先入観を利用して誤った解釈を与え、
文章上の仕掛けでミスリードを誘う
“叙述トリック”の魅力について解説
※紹介されたミステリーは「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午、「イニシエーション・ラブ」乾くるみ、「○○○○○○○○殺人事件」早坂吝。“衝撃度”“忍耐力”など5項目で評価。
ジャン=ピエール・ポネルのオペラ演出を
50代の方が解説。「演出が音楽を!音楽
が演出を引き立てるッ!」とジョジョ的な
荒木節が出て、会場からどよめき!
ロッシーニの喜劇オペラ「チェネレン
トラ」(シンデレラ)を題材に、シンメ
トリーの美学にこだわった演出を堪能

ここでサプライズというか、僕とレンタカー
で欧州巡礼に行った2人が、「カジポン」
を作品として紹介。緊張で冷や汗が出た
道に迷ったら…
一般的には→地図を見る
カジポンさん→太陽を見る
ブラジルの格闘技カポエイラ(カポエラ)
をやっている方が、身体アートとして紹介
打楽器のリズム演奏にのせ、踊るように
足技を繰り出す。勝敗はつけないんだって
※YouTubeにたくさんカポエイラの動画がある。身体能力の高さに驚く!
(つづく)
●5月7日…今年の1月11日に東京文化会館(上野)で開催された当サイトの読者交流会。“お薦めアートまつり”と題して、一人当たりの持ち時間15分で、参加者各自が“これはアート”と思ったものを互いに紹介しました。午前10時スタートで、すべてプログラムが終了したのが22時という、濃密な12時間イベントとなりました。参加者は43名(定員40名ですが部分参加者と3名交代)。男性33名、女性10名。本州だけでなく、北海道や四国という遠路からの参加も。
お薦めアートを紹介したプレゼンターは23人(6歳〜50代)。紹介内容のラインナップは次の通り→
夏目漱石の講演「私の個人主義」/ジャン=ピエール・ポネルのオペラ演出:「チェネレントラ」にみるシンメトリーの美学/松本大洋『ピンポン』の漫画とアニメ比較/ドラえもんはなぜ大人が読んでも面白いのか/数学とアートの交差点(実験:メビウスの輪)/エロール・ル・カインとジョルジュ・バルビエの画集/神サイト:絶版漫画図書館/アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』/迫稔雄『嘘喰い』/Perfumeのライブ演出/ザバダック(Zabadak)の音楽/伝記『ハーレムの闘う本屋〜ルイス・ミショーの生涯』/石ノ森章太郎の百化繚乱(怪人デザイン画集)/ミステリー推薦「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午)、「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)、「○○○○○○○○殺人事件」(早坂吝)/映画『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』/北海道の自然や雪まつりアート/トランス音楽:Vincent De Moor「Crystal Clouds」/中村一義『永遠なるもの』/スピッツの歌詞と音楽/ロックバンド“怒髪天”/新『サンダーバード ARE GO』の魅力。他に番外編というか、体感系として、ブラジル武道のカポエイラと、ジョルジュ・ドンのバレエ『ボレロ』全員チャレンジ。
今年のオフ会の特徴は、何と言っても“パワーポイント”。従来のオフ会と異なり、過半数のプレゼンターが事前にパワポに資料をまとめていた。以下、フォト・レポートを綴ります。

会場の東京文化会館。上野駅の真横 祝日の朝9時半から集合
1人目は四国からのMさん。漱石の
講演『私の個人主義』(リンク)をお薦め
キルケゴールやサルトルの実存主義を
絡めつつ近代日本の自我の目覚めを語る
※先見性のある漱石は講演の後半で国家主義の危うさについても語っている。

漱石は生き方に勇気を与える言葉を
残した。ブチャ(ジョジョ)の「自分の信じ
られる道を歩いていたい!」とリンク

世の中には絶版となった漫画を無料で
公開する神サイト「絶版マンガ図書館」
存在する!広告収入が出版社を通さず
著者へ渡るため“無料”で閲覧が可能!
参加者に大ウケだった応援団漫画
『男旗』。「自分はゴミの中のゴミです…
ゴミにもいろいろあります。自分は
燃えるゴミでありたいです!押忍!」
ラインナップには『ハイスクール!
奇面組』など意外なメジャー作品も。
無料で公式に全巻読めるので
海賊版がすたれる!良いことだらけ!
(つづく)
●5月6日…今世紀最大の事件ともいわれるパナマ文書の全面公開は日本時間の5/10午前3時。あと数時間まで迫っている。情報提供者は“超富裕層の腐敗が資本主義を崩壊させ、革命を引き起こす可能性がある”と庶民の革命を予見。100年後、200年後の歴史教科書に載るであろう、運命の一日。
●5月5日…日本人で初めてグラミー賞にノミネートされた、シンセサイザー音楽の第一人者・冨田勲さんの訃報。享年84。80年代にレンタルレコードを借りに自転車を立ち漕ぎ…我が青春でした。合掌。冨田サウンドをきっかけに、原曲のクラシックを聴き始めた人も多いと思う。
※これらを作曲したのが同一人物とは思えない!→NHK『きょうの料理』(42秒)、『ジャングル大帝』(2分6秒)、『リボンの騎士』(1分43秒)、『新日本紀行』(4分23秒)。
そして冨田さんといえば、クラシック音楽を編曲した宇宙的スケールの壮大なシンセ演奏!1974年に発表されたドビュッシー原曲『アラベスク第1番』(4分2秒)は、42年も前の作品とは思えないサウンドで、現代の作品と言われても違和感ゼロ(コメント欄の追悼メッセージは圧倒的に外国人が多く、そこからも世界的人物だったことが分かる)。寝る前のオススメは『亡き王女のためのパヴァーヌ』(7分16秒)、
※シンセサイザーで重厚な弦楽セクションを表現する際、100回以上も弾き直してダビングして(重ねて)いったという。「一度録音した音をコピーしてもいいのだが、一回一回手で弾いて重ねた方が音に厚みが出る」(冨田)
※70年代前半、モーグ(シンセ)を輸入しようとして、日本の税関が楽器と信じず軍事機器と疑い、検査場で数ヶ月間止められたうえ、保管料まで請求された。楽器の証明のために演奏写真を送ってくれとメーカーに頼むと、キース・エマーソンの演奏写真が送られてきたという。
※なんと、訪日したマイケル・ジャクソンが冨田さんのスタジオを表敬訪問している映像が。これは珍しい!
※平沢進(ツイッター)→「ウェンディ―母さんと並び、若きヒラサワに現在への道しるべを示してくださった電子のお父さんでした。心よりご冥福をお祈りいたします」(カジポン注/ウェンディー・カーロスはシンセ版バッハ『スイッチト・オン・バッハ』や映画『時計仕掛けのオレンジ』サントラで有名)
※YMO細野晴臣「冨田勲さんの『月の光』って作品がすべてコンピュータとシンセサイザーでできているって聞いて、その出来がよくてショックだったんですよ。それはもう、自分の音楽史上一大事件でした。大げさに言えば、それまでの自分のパラダイムが変わるほど」
※匿名掲示板「シンセサイザーといっても、冨田勲が使っていたような初期の奴は、発信器が生成する波形をパラメーターいじったり、ケーブル抜き差ししたりしながら複雑に合成する音作りだけでも途方もない手間がかかるような代物。無論、打ち込みなんて概念すらない時代。しかも生まれて間もない楽器だからプリセットとかなくて、自分で音色を1から作り出さないと、音すら出ない。つまり、初期のシンセサイザー奏者や作曲家は、本当に無から有を生み出すような錬金術士みたいな超人だった」
※興味を持たれた方にフルアルバム・リンク→1974『月の光』(40分21秒)、1975『展覧会の絵』(37分16秒)、1976『惑星』(52分40秒)、1980『ラヴェル』(48分7秒)、1984『ベスト』(76分19秒)。僕は冨田さんの1984『ドーン・コーラス』(42分51秒)で初めてブラジルの作曲家ヴィラ・ロボスの存在を知った(冒頭の曲)。
●5月4日…サッカーのイングランド・プレミアリーグ、創設132年目にしてレスターが初優勝!英サッカー界では歴史的快挙とお祭り騒ぎ。日本代表の岡崎慎司選手はチームのムードメーカーとしても高く評価されているとのこと。レスターは1884年に創設され、昨季はプレミアリーグに再昇格して14位で残留という低成績。それが、マンチェスターUなど強豪ひしめくリーグ戦を制覇しての優勝。あまりに劇的な展開であり、映画化されるのでは!?
●5月3日…憲法は、国民から権力への命令書であり、権力から国民への命令書ではない。あくまでも、国民が権力を縛るものだ(近代国家の常識)。この大前提を分かっていないのか、分かっていて知らん顔をしているのか、軽視したり無視する政治家は信用できない。
●5月2日…明日は憲法記念日。憲法の公布からちょうど70年。“時代に合わないから”と憲法を変えるのではなく、憲法の掲げる理想へ向けて時代を変えたいもの。
●5月1日…世界が良い方向に変わるきっかけになるパナマ文書の全文公開まであと9日。





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