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2020.11〜12

●12月31日…コロナ禍の中で2020年が終わる。まさか今年の初めにこのような1年になるとは夢にも思わなかった。しかも今日の大晦日の東京、新規コロナ感染が1300人超えという…。
ライフワークの墓巡礼は皆無に等しく、アッという間の1年だった。だが前向きに考えると、人の絆の大切さを世界規模で感じた1年でもあり、人類社会が弱肉強食の新自由主義路線ではなく、他者への思いやりを重視するものに変化するきっかけになるかもしれません。プラスの面を見て、良い方向に持っていきたいですね。

//無観客、審査員なしの紅白歌合戦は、ネット投票などいろいろ工夫していた。そして紅組が4年ぶりに勝利、我が家も紅組に投票したので嬉しい。JUJUさんと、あいみょんさんの声質が好き。
一方、「心と性別が不一致で苦しんでいる人」のことを考えると、なんで男女で対抗しているんだろという違和感も。10年後には性別で争う歌合戦は前時代的ということになり、出場者の名前順などで2つに分かれているかも。
●12月30日…昨夜のNHKラジオ『ラジオ深夜便/世界お墓偉人伝(8)』が聴き逃し配信で聴けるようになりました。1月6日の午前5時まで公開されています(無料)。リンク先の冒頭3分すぎから僕のコーナーです(約15分)。コロナ禍で人と人が分断されがちだった1年、来年は多くの人が互いに結ばれることを願って、今回の放送では「お墓から見える様々な愛の形」を紹介しました。以下の画像を見ながら放送を楽しんで頂けると幸いです。モディリアーニ、サルトル、ベンジャミン・ブリテン、棟方志功の順番で4組の物語を取り上げています。

画家モディリアーニとジャンヌ サルトルとボーヴォワール
ブリテンとピアーズ(男性パートナー) 棟方志功とチヤ(没年が無限大の記号)

//フランスのファッションデザイナー、ピエール・カルダン氏が昨日他界。享年94。革新的なデザインの服を既製服として大衆化した。ジャン・コクトー版『美女と野獣』の衣装とセットをデザインして話題に。
●12月29日…今夜23時5分頃からNHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便』に出演、「世界お墓偉人伝・第8回」を15分ほど語ります。全力で挑みます!※ラジオがなくてもネットラジオ『らじる☆らじる』で聴けます。
●12月28日…ジョジョ外伝の実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』第1話、素晴らしいデキだった!高橋一生さんは見事に自分の露伴を演じきっていた。小林靖子さんの脚本も完璧。露伴邸のセットなど小道具にも気合いが入っていて、美術チームの意気込みが伝わってきた。このクオリティであと2話も見られるなんてほんと楽しみ!

//上映中の『鬼滅の刃 無限列車編』が公開から72日間で興収ランキング歴代1位に。約20年ぶりに『千と千尋の神隠し』の316.8億円を越えての快挙。しかも勢いは衰えておらず、どこまで記録を伸ばすのか。劇中の「俺がここで死ぬことは気にするな」、いつまでも心に残る。
●12月27日…参院幹事長など要職を歴任した羽田雄一郎議員(立憲)が今月24日発熱、それからたった3日で他界。まだ53歳だった。今朝の体温は36.1度に下がっていた。PCR検査を受ける予定のところ、病院到着前に容体が急変、病没したとのこと。“ただの風邪”ではこんなことにならない。さすがに永田町の空気も変わるのでは。

//飛行機のパイロットはコロナ・チェックがないため、今回イギリス変異種を国内に持ち込んだことが事前に分からなかったという。パイロットだって感染する恐れはあるのに、なぜ空港でチェックしないのか分からない。パイロット自身の命を守るためにも空港で検査しないと。
●12月26日…本日深夜24時5分からNHKで『グレーテルのかまど “ジョジョの奇妙な冒険”のごま蜜だんご』編、再々々々放送!28日から三夜連続でオンエアされる実写ジョジョ・スピンオフ『岸辺露伴は動かない』とコラボのアンコール放送と思います!
●12月25日…全日本フィギュアスケート男子、高校2年生の鍵山君のショートプログラムに目が釘付けになった!すごいな彼は!羽生君もパワフルなスケーティングで王者の貫禄。新プログラムはやはり盛り上がる。

//今夜22時NHK『光秀のスマホ 歳末の陣』放送!歴史の小ネタ・ギャグが満載“スマホ中毒”明智光秀の一代記。スマホ画面のみで光秀の半生を描きギャラクシー賞に輝いた戦国時代劇。秋にオンエアされ超バズった本編に新撮を追加。信長とSNSで出会い、秀吉とフォロワー数でしのぎを削り、エゴサの鬼となって戦国の世を駆け抜ける!(笑)
●12月24日…「真実について(秘書が)私に話してもらえていたら、こんな事態にはならなかった」。何もかもすべて秘書が悪い、5年間ずっと秘書は前首相を騙し続けていた−−公設第一秘書が略式起訴されたことを受け、今日の緊急会見で、安倍氏はそう強調した。「桜を見る会」問題で、国会で118回も虚偽答弁を繰り返し、膨大な時間と国費を浪費させたのは、配川博之秘書(61)ただ一人の、個人的な犯行によるものらしい。…って、秘書が勝手にそんなことできるわけないやん!議員の首が飛ぶような案件では、どんな小さな事でも報告するのが秘書。議員が辞職すれば秘書は自分も失職してしまう。
部下をかばって、「秘書は悪くない。管理できなかった私にすべての責任がある」という態度なら、まだ潔さに少しの好感は持てる。だが安倍氏の会見は秘書の批判にとどまらなかった。
私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している」という安倍氏の言葉に耳を疑った。もし一般企業が世間の信頼を大きく裏切るようなことをした場合、社長が「私が知らなかったとはいえ責任を感じている」なんて会見で言えば、「その“知らなかった”ことが問題なのに」「まったく反省していないじゃないか」と大バッシングを受けているだろう。
仮に部下に対する管理者責任を1ミリでも感じていたら、カメラの前で国民に「私が知らなかったとはいえ」などど口が裂けても言えないはず。しかもタチが悪いのは、この問題を追及する野党を、嘘つき呼ばわりして口撃していたこと。さんざん開き直っておいて「実はポケットマネーで補填をやっていました」では印象が悪すぎる。
安倍氏は「どうして自分から事実関係を確認しようとしなかったのか」と問われ、「総理大臣の仕事で忙しかった」と答えた。いや、ホテル側に電話1本、「桜を見る会の領収書はあるか」と聞くだけなんで1分で済むことだ。紅茶飲んでテレビを見ているコロナ対策動画を撮影する時間があったら、電話できただろう。大好きなゴルフの行き帰りにちょっと電話するだけで良かったのに、特捜部が動くまで何もしない。
これが、わが国歴代最長記録2822日の内閣を率いた人物。「誰に投票しても一緒」と国民の2人に1人しか投票しなくなった結果の、その挙げ句の果て。
※25日13時から衆院議員運営委員会で安倍氏出席の質疑。NHKで中継入ります。
「真実について(秘書が)
私に話していてもらえれば」
「こんな事態にはならなかった」
「私が知らない中で行われて
いたこととはいえ」
「道義的責任を痛感している」
知らなかったことがアウトなんです

//小さなお子さんが周囲におられるかた、サンタの出発シーンをフィンランド国営放送が中継し、それをNHKが報道した1分間の映像があり、これはサンタクロースが実在している証拠なので、よろしければ見せてあげて下さい。
●12月23日…今日は初めて47都道府県のすべてで新規コロナ感染者。海外では南極大陸で初のコロナ・クラスター36人。チリ人の基地とのこと。
●12月22日…本日、一国の首相まで務めた政治家、安倍晋三氏が東京地検特捜部に事情聴取を受けた。衆院調査局が認定している「桜を見る会」問題の国会での安倍氏の虚偽答弁は118回。史上最も国会で嘘をついた首相であり、こうした姿勢が官僚のモラル崩壊を促し、公文書改ざん問題の官僚の虚偽答弁は149回に達した。安倍内閣で大臣・副大臣を務めた2人が既に逮捕され、さらに2人の元農水大臣が逮捕秒読みという異常事態。
安倍氏は「(違法行為をした)秘書が私に嘘をついたので、結果的に一年以上も嘘をつくことになった」と、何もかもを公設第一秘書のせいにしている。だが、常識的に考えて、発覚すれば進退に関わるような違法行為、約3000万円もの収支報告書不記載を、議員本人に内緒で秘書が独断でやるとは到底考えられない。指示があったから秘書がやったと考えるのが普通。
そもそも、自分の秘書トップの行動すら把握できない人物が、首相になってはいけなかったのだ。たとえ「秘書を信じていた」としても、これだけ大問題になっているのに、自分から真剣に事実関係を調べようせず、ホテル側の領収書の取り寄せを拒み続け、何の裏付けもとらないまま答弁していたのは国会軽視=国民軽視と言わざるを得ない。
あと、検察は「首相は政治資金規正法の違反を知らなかった」という、信じ難い理由で不起訴にする方向らしいが、本丸は公職選挙法違反と僕は思っている。選挙区有権者から参加者を安倍事務所で募集し、格安で飲食させたことが買収でなく何なのかと。
検察が不起訴にしても検察審議会があるので終わりではない。
いま与野党は安倍氏による説明の場を調整しているが、非公開で議事録も残らない議院運営委員会ではなく、虚偽の答弁をすれば偽証罪に問われる証人喚問を強く求めたい。もう嘘はこりごり。
●12月21日…子どもとドラクエウォークをやり、「位置ゲームとドラクエは相性が良い」と、コロナに気をつけつつ楽しんできた。だがいまの『ダイの大冒険』とのコラボ・ガシャは狂ってる。アニメのキャラが使っている武器をガシャで入手可能なんだけど、確実にゲットできるまでの上限が課金「9万円」。は!?武器一個に9万!?しかも短いサイクルで上位交換の武器が出てくるのに。9千円でもビックリなのにその10倍。いったい、どんな大富豪を対象にしたゲームなんだろう。圧巻の映像美の『ゴーストオブツシマ』が5700円で楽しめただけに、武器一個9万の価格設定に狂気を感じる。

ゲーム開発費、サーバー維持費、人件費のこともあり利益を出す必要があるのはわかる。だけど、ドラクエは子どもをメインターゲットにしたコンテンツのはず。9万なんてプレステ4本体が3台買える値段じゃないか。作っている会社は金銭感覚がおかしい。しかも悪質なのは、いかにもアタリが出そうなガシャ演出(例えば結果が出る前に、画面にはオーロラや流星群が登場)をやっておいて、ハズレというケースが多いこと。これって、明らかに「カーッ」と頭に血を上らせて課金させる罠やん。あまりにタチが悪いし、そういうのはドラクエではやめてほしい。
欧州ではスマホゲーのガシャは賭博(ギャンブル)認定されて規制が入ったという。パチスロは18歳未満禁止なのに、課金ガシャ(スロットみたいなもの)は野放しって、訳がわからない。パチスロと違って自宅でもできる点で余計に危険と思うんだけど。

 
スマホの課金額(1時間あたり)の国際比較。日本は米国の4倍で突出している。
●12月20日…イギリスのコロナ変異種、感染力がこれまでより最大70%強い可能性があるとのこと、これは抑え込まないと…。イギリスは行動制限緩和に移りつつあったのにな。

//最近、やたらと地震が多い。穏やかに年末が過ぎてほしい。
●12月19日…アニメ『ゴールデンカムイ』に圧倒されっぱなし!どんどん盛り上がっていく!
※追記。ぐあー、12/21に最終回になってしまった。次のシーズンが待ち遠しい。
●12月18日…スウェーデンのグスタフ国王がコロナ対策について「私たちは失敗した」「とてもつらい」と異例の声明。マスク着用を強く求めず、集団免疫をつけようとしたが、あまりに死者が多すぎるとテレビ演説。
●12月17日…本日の東京、新規のコロナ感染者が一日で822人。
●12月16日…今日はベートーヴェン大明神の生誕250年!1770年12月16日、ドイツ・ボンの屋根裏部屋で彼は誕生しました。その奇跡のお陰で人類の生活はより豊かなものに。心からこの日を祝いたい!
先日、指揮者バーンスタインが晩年に北海道で創設した国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」さんから声が掛かり、生誕250年企画としてベートーヴェンLOVEを爆裂させたエッセイ「墓マイラーのベートーヴェン賛歌」を寄稿しました。リンク先(公式サイト)で読めます、よろしけば是非!

 
この屋根裏の鎧戸が開いている部屋でベートーヴェンが生まれました!
●12月15日…今月11日大阪で母娘が餓死するという痛ましい事件があった。全国では鉄道に親子や夫婦で飛び込むという悲劇も度々報道されている。長引くコロナ禍で社会の様々なひずみが浮き彫りに。他国ではどうしているのか。

世界的に格差社会とコロナ禍が問題になるなか、アルゼンチン議会上院が“富裕税”を可決。正式な名称は「新型コロナウイルスの世界的流行の影響を緩和するための連帯的および特別貢献」法案。税の使い道は、コロナ感染対策に20%、中小企業への補助に20%、人材育成プログラムに20%、貧民対策に15%、天然ガス生産関連政策に25%が割り当てられる。
「富裕税」の主な内容は次のとおり。

〔課税の対象〕同法施行日に有する2億ペソ(
約2億5,400万円、1ペソ=約1.27円)以上の資産を持つ個人。
〔納税義務者〕
(1)アルゼンチン国内の居住者
(2)課税率が低いまたは無課税の税制を有する国(例えば、パラグアイやボリビア)に居住するアルゼンチン国籍の個人
(3)国外に居住し、国内に資産を有する個人(タックスヘイヴン対策)。
(過去にさかのぼって)2019年12月31日に(1)〜(3)に該当する者が対象のため、同日以降に住居地を変更していても対象となる
〔税率〕
国内に有する資産に対し2%〜3.5%
国外に有する資産の場合、3%〜5.25%(国外に保有する資産の30%を国内に送還した場合、国内の資産と同等の税率を課す)※つまりタックスヘイヴンで海外に資産を置く方が税率が高くなり、国内に資産を戻した方が得という構図。目からウロコ。
これは緊急事態における1度限りの貢献的なものであり、約1万2,000人(アルゼンチン
全人口のわずか0.02%)が対象で、徴税額は4,200億ペソ(約5300億円)になるとのこと。(参考

とてもよく考えられた法案だと思う。これは共産国家のような私有財産の制限ではなく、あくまでも資本主義体制の中で、この社会を維持していくための「特別貢献」という位置づけだから、富裕層にも受け入れられやすいだろう。そもそも、富裕層にしても、コロナ禍が収束しない限り生命の危険があるわけで、行動にも制限がかかる。ウイルスは変異強毒化する恐れがあり、他者を救うことは自分を救うこと。資産2億5千万円以上を所持する国民のたった0.02%であり、むしろ課税対象者は選ばれたことに誇りを感じてほしい。
極端に税率が低かったり、無税の他国=タックスヘイヴンに資産を隠すことで、国家が本来得るはずの税収を失い、貧困層を救うための行政サポートがボロボロになる…これは大半の国で見られる現象だ。
海外資産も対象にしたこの法案が真の意味で画期的なのは、単純に税収増が見込めることではなく、タックスヘイヴンに「資産隠し」をしていないか、徹底的に国税局が調査できることにある。しかも、昨年12月時点が適用条件なので、法案成立で慌てて資産を移動しても意味が無い。このコロナ対策法案で脱税すれば、「タックスヘイヴン利用は節税のための資産運用」という富裕層の言い分は耳をかしてもらえず、国家・国民の危機に無理解で非協力な人物というレッテルが貼られ、道義的な問題になってくる。
GDP世界29位のアルゼンチンで約5300億円の徴税額になるなら、これをGDP3位の日本でやれば軽く数兆円になるのは間違いない。わが国は飛鳥の時代から「和をもって貴しとなす」とされ、“お互いさま”の精神が続いてきたのだから、法案導入は非現実的ではないと思う。

//菅首相がGoTo停止を決めた昨夜、経営者やタレント約15人と会食し、その後にハシゴで二階幹事長らと5人以上で集まってステーキ店で忘年会。たぶん、ドイツのメルケル首相や英国のジョンソン首相ならそういうことはしない。支離滅裂に見えてしまうから。現状、「15人くらいの忘年会なら何も問題ない」と菅首相がお墨付きを与えたことに。
●12月14日…メガヒット中の劇場版『鬼滅の刃』が興行収入302億円に達し、公開2カ月で300億の大台にのった。歴代1位の『千と千尋の神隠し』は308億円。これは確実に年内に超えてくるのでは。煉獄さんの「よもや、よもやだ」が聞こえてきそう。エヴァンゲリオン新劇場版の完結編は来年正月明けの1月23日公開。エヴァも完結編だけあって多くのファンが足を運ぶと思うけど、前作から8年も間隔があり、どこまでヒットするかは未知数。
●12月13日…菅首相が発表した老人医療費の値上げ、年収200万円以上は2割負担ってマジか。年収200万って本当にカツカツの生活だから、2割負担になったら病院に行きたくても行けない人が絶対に出てくる。せめて500とか600万以上にすべき。どんな世の中にするつもりなのか。

/英国に続き、全米でもワクチン発送が始まった。
●12月12日…コメディアンとして一時代を築き、近年は俳優としても活躍していた小松政夫さんが癌のため他界(7日)。享年78歳。僕が小学校高学年のときに「電線マン音頭」「しらけ鳥音頭」が大ブームになり、図工の時間に電線マンのお面を作ったことを覚えている。テレビの訃報ニュースでもコメディアンとしての顔を中心に紹介していた。
だがしかし!僕の心の中に浮かぶのは「俳優」としての小松さんの姿だ。来年2月に東京・岩波ホールで上映予定の映画『モルエラニの霧の中』(孤高の映像作家・坪川拓史監督作品※コロナ禍で一度公開延期に)を、先行で観る機会があり、室蘭に暮らす老夫婦を演じられた小松さんの名演に釘付けになった。妻を介護する優しい夫の役で、年を重ねた小松さんの味わい深い演技に心を掴まれた(特に、老いた妻が弾くピアノの音に聴き入る小松さんの表情!)。役者としての小松さんは過小評価されていると感じ、今後、再評価が進むことを願っています。

  予告編から
●12月11日…松坂桃李さんと戸田恵梨香さんの電撃結婚にびっくり。俳優仲間もマスコミも、2人の親密さにまったく気付かなかったとの事。松坂桃李さんは昨年、非常に政治色の濃い映画『新聞記者』で苦悩する若手官僚を演じ、官邸の腐敗、えげつない情報操作、隠ぺい体質をマスコミにリークする役柄を演じきり、今年の日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞に輝いた。業界では「こんな映画に出たら、権力者に睨まれて仕事がなくなる」「ネットで右派にバッシングされる」と言われていたが(実際にヒロイン役は日本の女優に断られ韓国の女優が演じた)、松坂桃李さんは「作品に対していろんな意見や見方が出てくるとしても、若手官僚の役をしっかり生きてみようと。そこに迷いはなかった。権力の内側でもがく1人の男の姿が立ち上がってくればいいなと」と好演。そういう勇気、芯のある部分に戸田さんは惚れたのかもと、勝手に想像したり。

//お笑い芸人の星田英利(旧芸名・ほっしゃん。)さんがNHKの朝ドラ『おちょやん』で重要な役に抜擢され嬉しい。星田さんは、安倍内閣に対する疑問点を何度もツイッターに投稿、ネット右翼と言われる人々とも繰り返しガチで戦ってきた。政権寄りの発言をする芸人さんが目立つ吉本興業にあって、その存在は村本大輔(ウーマンラッシュアワー)さんと共に異色。
星田さんは官邸批判ツイートと比例してテレビで見る機会が減り、“やはり政治発言をする人は敬遠されるのか”と心配していた。そこでこのキャスティング、自分のことのように喜んだ。来週の『おちょやん』も楽しみ。
●12月10日…おすすめ番組の12日(土)分、見応えがあるものが並んでいます。『映像の世紀』のナチス検証、『ETV特集』の外国人技能実習制度のルポ、録画推奨です。
●12月9日…昨日ジョン・レノンのことをアップした後、世界最大の海外墓マイラーサイト《find a grave》でジョンの記事を読んだところ、以前は「(NY・セントラルパークの)イマジン碑に遺灰が撒かれたと噂されている」と書かれていたのが、「ここに遺灰が撒かれた」に変わっていた!
改めて20年前に撮影したイマジン碑の写真を見ると、本当にみんな和気あいあいと楽しそうにビートルズ・ナンバーを歌っている。そしてこう思った。一般の墓地にジョンのお墓を建てると、あまりに墓参者が多すぎて墓前に人があふれかえり、他のお墓の家族に迷惑がかかってしまうし、治安上の問題もある。
でも広大なセントラルパークなら、
(1)皆が一緒に歌ったり楽器を演奏できる!
(2)どれだけたくさん人が集まっても迷惑にならない!
(3)門限がなく24時間ジョンを追悼できる!
特に(1)は重要で、一般墓地では大勢でビートルズ・ナンバーの合唱などできない。いろいろ考えて、ヨーコ夫人があえて墓地ではなく公園を“墓所”としたのかも。
僕はずっと「早く公式にジョンの墓石を建ててほしい」と思ってきたし、今もその気持ちは変わらないけど、ことジョンに限ってはこれがベストの選択かもしれない。大切なのはジョンを想う気持ち、いろんなお墓があって良いと思います。

 

//新型コロナの1日あたりの新規感染者数が過去最多を更新し、今日だけで2811人。また重症者も3日連続で過去最多(19人)となり555人に。
●12月8日…ジョン・レノンの40年目の命日。生きていれば80歳。人間の闇の部分も理解したうえで愛と平和を歌ったジョン。どんなに「馬鹿げた理想主義」と冷笑されようと「想像してごらん」「君も僕らの仲間に」と呼びかける、ジョンのような人間に少しでも近づきたいと思う(とても難しいことだけど)。ジョンのお墓はまだないけど(墓参者が多すぎて管理できないからと思う)、NYのセントラルパークに「イマジン」と地面に描かれた追悼の地があり、噂ではヨーコ夫人がここに遺灰を撒いたとも。ここには世界中からジョンのファンが日々訪れている。

  
※銃規制を訴えるオノ・ヨーコさんは命日にあわせ「ジョン・レノンが撃たれて殺されてから、米国で140万人以上が銃によって殺された」とツイート。コロナ禍ゆえの殺伐とした気持ちからか、2020年も銃の売れ行きは好調という…。今年は世界の転換点、『イマジン』がますます重要な歌に。

『イマジン』ジョン・レノン

想像してごらん 天国なんかないって
試してみれば難しいことじゃないよ
足下に地獄がないように
天にはただ空しかないってことサ
想像してごらん すべての人たちが
今日という日のためだけに生きてるってことを

想像してごらん 国境なんかないって
簡単なことさ
殺し合いのもとがなくなるってことだよ
宗教さえもないんだ
想像してごらん すべての人たちが
平和に暮らしている姿を

僕を夢想家と思うかも知れない
でも僕ひとりじゃないはずさ
いつの日か 君も僕らに加われば
この世界はひとつに結ばれるんだ

想像してごらん 財産なんかないって
これはちょっと難しいかもしれない
欲張りや飢えの必要もなく
人はみな兄弟なのさ
想像してごらん 僕らみんなで
世界のすべてを分かち合っているって

僕を夢想家と思うかも知れない
だけど僕ひとりじゃないはずさ
いつの日か 君も僕らに加われば
この世界はひとつに結ばれるんだ
●12月7日…北海道旭川の2箇所の病院でコロナのクラスターが発生、圧倒的に看護士の人数が足りないとのこと。旭川には知り合いが何人が住んでいるの心配。といっても、ここ大阪も予断を許さない状況だけど…。

/政府はこれまで「Go To トラベル」と国内のコロナ感染者の急増は「因果関係が証明されていない」と言い続けてきた。本日、東大などの研究チームが「(Go To トラベル)利用者の方が、利用しなかった人よりも多くコロナ感染を疑わせる症状を経験した」との調査結果を公表した。嗅覚・味覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上、2倍もの差があり、Go To利用者ほど感染リスクが高いと結論付けた。GoTo事業と感染リスクの関係を示す調査は国内で初めて。
●12月6日…ドコモが発表した格安新料金「ahamo」の月額2980円・20GB、すごく良いと思う。さらに1回あたり5分間の無料通話がセット。僕は20年以上もAUを使い続けてきたけど、これはさすがに乗り換えようかと。来年3月から提供とのこと。聞いてますか、AUさん。
●12月5日…今夜(6日未明)に「はやぶさ2」が宇宙から帰還。オーストラリアの砂漠から生中継してほしい! (追記)深夜2時24分から生中継が決定!
●12月4日…昨夜のBS『国際報道2020』、ロックミュージシャンのジョン・ボン・ジョヴィ(58)のインタビューに感銘を受けた。新アルバムで差別問題を取り上げており、記者から「大統領選挙の年に反差別の曲を発表することにためらいはありませんでしたか?」と問われ、こう答えていた。
「(ためらいは)あってはならないと思います。アーティストとして妥協するなら、人間としての自分も曲げることになるからです。この時代に自分としての真実を語らなければ、自らの価値観を見失います」。

  

続いて「アメリカはなぜこれほど分断したのでしょうか?」との質問に「ソーシャル・メディアが事態を拡大(悪化)させていると思います。陰謀説を唱える人々、そうした説を真に受けてしまう人々はニュース報道を読みません。(SNSの)見出しだけを見るのです。あるいは読んだ話を検証しないのです。すぐに真実だと思い、陰謀説のサイトへの書き込みに騙されてしまうのです。それは恥ずかしいことです。歴史の書物を読み、複数の新聞に目を通すべきです」と回答。

  
この「複数の新聞に目を通せ」=多角的に物事を見よというのは、ほんと大事なメッセージ。僕自身、できるだけ保守とリベラル両方の記事を読むようにしている。

   
ジョン・ボン・ジョヴィは良い年の重ね方をしていると思った!!

//ジーン。僕の拙書『世界音楽家巡礼記』にアマゾンにて五つ星レビューが入り、その内容に激感動しました!とても好意的に書いて下さっており、読んでいて泣きそうに。最初のレビューが入るまでめちゃくちゃ不安でした。パソコンの前で妻子と抱き合いました。もしこのサイト読者の方でしたら、この場を借りて御礼を伝えたいです。ほんっとうに有難うございました!
※書評の中で「人間っていいな、と豊かな気持ちになれる」というコメントが何より嬉しかったです!取り上げているのは作曲家ですが、一番伝えたかったのはそこなので!!(>_<)

 
●12月3日…わが大阪、コロナ禍により初の“非常事態”の赤信号。今月15日まで不要不急の外出はNGに。最悪の陽性率であり仕方ないとはいえ、忘年会シーズンの収益を断たれた飲食店が心配。行政のサポート必須。
/毎朝、コーヒーを淹れるたびに、匂いを感じるかどうかハラハラしている。
最新の世界情勢。
感染者数のトップ10から
トルコやイランが消え、
かわりに南米アルゼンチンと
コロンビアが。
トップ3の米国、インド、ブラジルは
何カ月も変化せず。
当初、インドが米国を上回るのは
時間の問題と思われていたが、
あまりに米国のコロナ対応が
ズブズブなため米国の独走が
続いている。
7位の英国は来週からいち早く
ワクチンを導入、今後を注視。
●12月2日…キャラ・デザインが好みでなかったため劇場へ足を運ばなかったCGアニメ『トロールズ ミュージック☆パワー』、公開終了後に絶賛コラムをいくつか読んで、もう観たいのなんの。早くレンタルor動画配信してくれないかなぁ。
そしてコロナ禍により公開再延期が噂されていた超大作『ワンダーウーマン 1984』、こちらは封切り予定日の12月18日までいよいよあと半月。今のところ何も告知が出ていないので、無事に上映されるっぽい。今年はハリウッドのアクション大作の多くが公開先送りされてきたから、なんとか上映してほしい。
●12月1日…米モデルナのコロナ・ワクチン(94%有効)は家庭の冷蔵庫でも30日間保管可能に。これなら輸送も容易、吉報だ。

/バイデンは広報担当高官7人のチームを全員女性に。有色人種も積極的に起用。財務長官もアメリカの歴史上初の女性に。
●11月30日…昨日深夜(29日午前1時半)に西日本各地で目撃された巨大な火球、これは自分の目で見たかった!まるで『君の名は。』の世界。っていうか、大気圏で燃え尽きてくれて良かった。こんなものが陸地に落ちてたらシャレにならない(海でも津波に)。画像は三重県、静岡県、愛知県、山口県から見えた光景。

軌跡を残しながら落下 三重・四日市上空、これが…
こうなった!深夜が昼間に! 静岡は黄色に見える
名古屋は海面に美しく反射 山口でもこんなに明るく
静岡でも山口でも見えているのがスゴイ。めっちゃ離れてるのに!動画
●11月29日…海外で「日本の10月の自殺者数は、過去10カ月間のコロナによる死者数をはるかに超えた」と驚きをもって伝えられている。日本はコロナの死亡者数を2000人以下に抑えていたのに、10月の自殺数はそれを上回る2153人。特に女性が深刻で、男性は前年同月比で21.3%増えたのに対し、女性は前年同月比で82.6%も急増。年齢別では特に20代と40代で増えているという。

日本のシングルマザーが他国より追い詰められていることは、コロナ禍の前からずっと指摘されてきた。日本のひとり親世帯の相対的貧困率は、OECD(経済協力開発機構)加盟35カ国中、ワースト1位。特に母子家庭の貧困率は突出しており、英国7%、フランス12%に対して日本は58%という酷さ。

日本のシングルマザーの多くが働いており、就業率は先進国で1位となる84.5%。どの先進国のシングルマザーよりも働いているのに、どの先進国のシングルマザーよりも貧困率が高いという異常すぎる社会。背景には、シングルマザーの多くが非正規労働者という実態がある。

欧州では、非正規は正規よりも基本的に給与が高い。欧州の経営者は「繁忙期の人手不足を補うため、高い給与を払って臨時で非正規を雇い入れる」という認識を持っているからだ。日本の経営者はその真逆で、正規よりも低賃金で「コストカットのため」に非正規を雇用している。さらに、日本には女性というだけで男性より低賃金という不当な慣習がまだ残っている。
コロナの死者より自殺者の方が多いという悲惨な状態になっても、非正規の待遇改善に積極的に動かない政府。世界第3位の経済大国における自殺者の急増は、人災以外のなにものでもない。ほんと、社会のあり方、構造を変えるべきとき。
●11月28日…ブエノスアイレスのマラドーナの葬儀に100万人が参列したとのこと、まさに現代の英雄。お墓はエビータなどアルゼンチンのセレブが眠るレコレータ墓地になると思っていた。そこなら交通網が充実しており墓参しやすい。ところが、海外報道でヘリから撮影した埋葬映像を見てクラッときた。あの墓地はブエノスアイレス郊外にある、めっちゃ行くのが大変だった墓地だ!ローカルバスの運転手さんは英語が通じないし、バス停から墓地まで少し離れているし、行くのも帰るのも一苦労だった(同墓地にはタンゴ音楽の天才アストル・ピアソラが眠っている)。マラドーナは両親の墓の側に眠ったという。そうか、もともとそこに親の墓があったのか。豪華絢爛なレコレータ墓地で成功をアピールするのではなく、両親の隣りのとても小さな白い墓石を選んだ彼。家族の結束が人一倍強いラテンアメリカの人間らしいと納得した。
●11月27日…今夜のEテレ『ららら♪クラシック』、まさかのサリエリ特集で楽しみ。宮廷楽長サリエリは、存命当初からモーツァルト毒殺犯とのデマがウィーンに流れていた人物。サリエリの弟子ベートーヴェンはその噂を聞いて胸を痛めていた。サリエリは映画『アマデウス』でもモーツァルトの才能に嫉妬する悪役にされていたけど、近年はゲームのイケメンキャラとなって人気が出ているのだとか。彼の楽曲がテレビで流れることはめったにない。

//うおお、拙書『世界音楽家巡礼記』、アマゾンで誰かが五つ星を!この最初の星評価がつくまで、発売日から10日近くビクビク・ソワソワの日々でした。今後、評価がどう変化するのか分かりませんが、少なくとも読み手のおひとりには、しっかり心に届いたということ。3年をかけた労作だけに嬉しいです。感無量!
 
この最初に星を入れてくれた方と一緒に酒を飲みながら音楽を聴きたい… (^^)
●11月26日…“神の子”と讃えられたアルゼンチンのサッカー選手ディエゴ・マラドーナ氏が心不全で急逝との速報。突然の訃報に驚き。60歳は若い。アルゼンチン政府は全土で3日間喪に服することを呼びかけており、大統領の公務を期間中すべて中止するという。
●11月25日…漫画『釣りキチ三平』で知られる矢口高雄先生が他界。享年81歳、哀悼の意を表します。
今から四半世紀前、中東シリアを墓巡礼している際に、首都ダマスカスでアラビア語アニメ『フィッシャーマン・サンペイ』のフーセンガムを売っていました。僕は「イスラム社会でも三平は大人気なんだ」と、文化を超えて繋がっていることに感動、包み紙をお土産に。その後、シリアは内戦状態になり、過激派ISまで加わり、三つ巴の大変な状況になってしまった。この包み紙を見る度に平和な時代のシリアを思い出し、子どもたちが安心して暮らせたあの穏やかな頃に早く戻ってほしいと願ってやみません。

  「サンペイ」は中東でも有名!
●11月24日…私事ですが本日で53歳に。しっかし一年が早い。コロナ禍で活動が制限され、特にそう感じるのかも。
自分の身体に起こった過去一年間の最大の異変(誤算)は、左上の歯が抜け落ち、奥歯から5本が入れ歯になってしまったこと!僕は、入れ歯というのは70歳、80歳になってから使うものだとばかり…。むろん、老眼、五十肩、記憶力の劣化(人名や映画のタイトルがサッパリ出てこず)、これらも困っていますが(汗)
入れ歯になってわかったのは、料理の味は口の中全体を使って(食感を含めて)感じるものであり、金属ブリッジが口の中(上顎)を横断すると、美味しさが3割減(へたしたら5割減)してしまうこと!こっちは100歳まで生きるつもりなのに、まさか残り50年も味覚が一部鈍るとは残念でなりません。皆さん、ほんと歯は大切にしないといけませんね。
そして心理的につらいのが、食事のときの緊張感。毎日がロシアン・ルーレット。これ以上、歯を失うわけにはいきません。固い食材は危険だからそもそも最初から食べないのですが、怖い物が粘着系。僕はパンが好きなんですが、歯を“持って行かれた”のは、ことごとく食パンでした。お餅とかじゃなく、パンです!パン、美味しいのに!
まだあります。ガムを噛めないことが仕事的にこれほど痛いとは!ガムは睡魔を遠ざけられるだけでなく、噛むことで脳に刺激がいき、それまで出なかったフレーズが突然ひらめくんです。これを封じられると戦力激減。パソコンチェアを廃して立って仕事をし、コーヒーと青竹踏みで乗り切ってます。以前はレッドブルや栄養ドリンクでアクセル踏んでましたが、砂糖の量がやばそうなので、コーヒーの一択です。ありがとうコーヒー!(^^;)
来年の今頃はコロナが収束し、世界が明るい空気になっていますように。
●11月23日…NHKのスクープに驚いた。桜を見る会の前夜祭、これまで安倍前首相は「招待客の飲食代を補填していない」「招待客がホテル側に参加費5千円を払い、それで完結している」と語ってきたけど、ホテル側から安倍氏サイドに「800万円以上」(招待客の5千円とは別個で)の支払いを求めた請求書を作成していたとのこと!その金銭のやり取りは政治資金規正法に記載されておらず、事実なら違法。自分の選挙区の支援者に対する寄付行為は公職選挙法違反。既に東京地検は公設第一秘書を事情聴取している。今後の動きを注視。
●11月22日…大阪のコロナ感染者が一日で過去最多490人!!
●11月21日…アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」翻訳文学部門に柳美里(ゆう・みり)さんの『JR上野駅公園口』(2014)が選ばれる快挙。柳さんは今年52歳。高校中退後、劇作家として1993年に岸田國士戯曲賞を受賞。翌年、小説家としてデビューし1997年に「家族シネマ」で芥川賞に輝いた。東日本大震災をきっかけに2015年から福島県南相馬市に移住し執筆活動&書店をオープン。僕はまだ未読ですが、今回の受賞作品は、上野公園でホームレスとして暮らす福島県出身の年老いた男性の人生が描かれ、出稼ぎを続けてきた過去や、周りのホームレスの生活が細かく描写され、経済成長のかたわらで見過ごされてきた日本のひずみを浮かび上がらせているとのこと。
●11月20日…「その背後に 思想なくして、真の音楽は無い」(ショパン)
多くの作曲家は、作品が有名でも「人生」の方はあまり知られていません。今回の『世界音楽家巡礼記』で僕が力を入れて書いた部分はまさにそこで、ドイツではナチス政権下で、旧ソビエトではスターリン政権下で、イタリアではムッソリーニ政権下で、当時を生きた作曲家が良心と芸術家の自由を守るため抗ったことを記したかったのです。
指揮者でもユダヤ人の救出(亡命援助)に奔走した人がいます。その前の世代では、オーストリア帝国(ハプスブルク家)に支配されていたチェコやハンガリーの作曲家が、ロシアに支配されていたポーランドの作曲家が、祖国独立の日を夢見て民謡の旋律を楽曲に込め、郷土愛をうたいあげました。
さらにその前の世代になると、ベートーヴェンやモーツァルトが貴族社会の中で身分差別と対峙しました。
クラシックの作曲家は、その音楽が美しいだけに、圧政との戦いが見過ごされがちです。それだけに、最大限の敬意を込めて彼らの人生と言葉を拙書では紹介しました。
「仕事と人種は無関係です。モーツァルトは作曲するときに自分が“アーリア人”と意識的に考えていたと思いますか」(リヒャルト・シュトラウスが友人のユダヤ作家へ出した手紙)
●11月19日…昨日刊行された著作『世界音楽家巡礼記』、お陰さまでアマゾンの音楽ムック部門で第5位に!胸熱であります!

//明日から公開される予定だった新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』がコロナ禍で来年4月に延期。ガーン。元々は今年の4月に公開されるはずだった。これでまる一年も延期されることに。
●11月18日…本日、15年ぶりの著作『世界音楽家巡礼記』を刊行!3年がかりで21カ国121名の音楽家の巡礼レポートをまとめました!ベートーヴェン生誕250年の年にこの本を出せる喜び。ルネサンス時代から現代まで500年間に活躍した、わが愛する音楽家を網羅。大作曲家が身近になる人間味あふれるエピソードの数々、旅先での心温まる交流など印象的な出来事、美しい景色。基本はクラシックですが、ミニコーナーではプレスリー、ジミヘン、マイルス・デイビスなど他ジャンルの音楽家を紹介し、さらに心に残った墓石として、ミケランジェロ、ロダンなどのアートな墓も採り上げています。少し足を伸ばして行きたいチャップリンの墓、世界一美しい墓地のミニコラム、欧米各都市の音楽スポット紹介もあり、ようするに“全部乗せ”です!
値段は2000円+税。全160ページのオールカラーです。お楽しみ下さい!

〔あとがき〕から
→音楽家の言葉でとくに好きなものがあります。マルタ・アルゲリッチの「絶えず変化し続ける。それが音楽の魅力よ。人生と同じで先がわからないから良いの」。不確定な未来を前に勇気をくれます。ダニエル・バレンボイムの「問題は、音楽がなにかを変えられるかではなく、我々が音楽からなにを学ぶかということだ」。ベートーヴェン《第九》の終楽章、管弦楽が“歓喜の歌”を歌いあげたあとに「次はあなたがただ」とバトンを渡されたときの感動は筆舌に尽くし難いです。そしてレナード・バーンスタインの「誰かと分かち合えない感動は私にとって無意味だ」。分断が叫ばれる現代に、大切で美しい言葉です。
 巡礼レポートを書きながら、改めて人間は素晴らしいと感じました。作曲家個人がどんなに偉大でも、誰かが「残そう」と思わなければ、その音楽が時代の壁を越えることはできません。幾万もの人が想いを同じにしてきたから、こんなにも良い音楽が残っています。芸術は人が分かり合えることを示す希望です。そして、世界中の墓地で、亡くなった人を愛しく懐かしく追悼している人を見ました。その表情に宗教や人種の違いはありません。人間は相違点より共通点のほうがはるかに多い。この結論に至る19歳からの墓巡礼33年でした。

  

※目次とあとがき、リンク先のページに拡大画像があります。

//今夜24時からEテレで再放送される『ETV特集 サピエンスとパンデミック〜ユヴァル・ノア・ハラリ特別授業』、おすすめです。本放送、とても良かったです。世界的ベストセラー「サピエンス全史」著者のハラリ氏が、コロナ後の世界を生き抜くための歴史の知恵を熱く語ります。
●11月17日…9月に寄稿した日本経済新聞の墓マイラー記事と、親子の墓巡礼エピソードを寄稿した『お母さん業界新聞』のコラムをアップしました。よろしければ是非。

//コロナ・ワクチン約50種類の開発が進むなか、新たに米モデルナ社が94.5%の有効性があるワクチンを開発。これは先日のファイザー社のワクチン(90%)をさらに上回る数値だ。少しずつだけど、トンネルの出口から差し込む光が見えてきた。

/これまで厳しい行動規制を課さず独自路線のコロナ対応でやって来たスウェーデン。先日、1日当たりの新規感染者数が過去最多の6千人を記録し、ついに方針転換。ロックダウンこそしないものの、8人超えるイベント禁止、ジム、図書館通い、外食、パーティーなどを全て中止するよう国民に要請とのこと。
●11月16日…本日午前、初の民間宇宙船クルードラゴン(野口聡一さん搭乗)が打ち上げ成功!1960年代の終わりに人類は月面を歩き、そこから半世紀をかけてようやく宇宙の商業利用が本格化へ。歴史的な日となった。
生きているうちに一度だけでも宇宙空間から地球を眺めたいと切望。リアルな話、ひとり50万円以内で、1時間宇宙に滞在して帰還、そんなツアーが早く実現して欲しい。僕はもう50代前半ゆえ、あと20年くらいでそういう時代にならないと厳しい。子どもの世代は間に合うと思うけど…。今が30歳くらいだったらなぁ。
●11月15日…大河ドラマ『麒麟がくる』、前から楽しみにしていた織田・徳川連合軍VS浅井・朝倉連合軍の大激突「姉川の戦い」が、たった40秒で終了し、テレビの前で唖然となった!この戦いは互いの兵力が近いシーソーゲームで、見せ方によっては神回になる可能性もあったのに…なぜ…。時間がないなら、架空キャラの東庵やお駒のエピソードを削ればええやん(汗)。
●11月14日…先日、米ファイザー社と独ビオンテック社は、コロナ・ワクチン開発がうまくいき「9割に有効」と発表。もしもこの「9割」という発表が勇み足でないなら、コロナで傷ついた世界にとって、これほど明るい話題はない。来年の夏までに大々的に接種が行われたら、世界は来年の秋にこれまで通りの生活に戻っているという。この先のウイルスの変異に備えて世界の頭脳を結集するべきであり、ファイザー社には、「効果がみられた治験参加者」の人口統計学データ、ウイルスの型など、不可欠な情報を早く公表してほしい。
●11月13日…米国でようやく大統領選の全投票の集計結果がでた。バイデン氏が306人トランプ氏が232人、途中までは僅差だったけれど、最後はけっこう差が開いた。
●11月12日…上方歌舞伎の象徴であり、日本俳優協会の会長でもある、坂田藤十郎さんが老衰のため88歳で他界。『曽根崎心中』の名演(ヒロインお初を1400回公演)、心に焼き付きました。哀悼の意を表します。
●11月11日…今日は1が四つ並ぶことから中国では“独身の日”と言われ、毎年ネット上では通販会社による大規模なバーゲンセールが行われる。今年はコロナ禍もあって巣ごもりグッズが売れに売れ、最大手アリババグループの売り上げはたった一日で4兆円に達したとのこと。金額がブッ飛んでる。
●11月10日…ベートーヴェンのお墓の謎を調べているうちに、トリビア的なことがわかったのでメモ!彼の墓は中央に竪琴のレリーフがあり、これは音楽家として分かる。でも、上部に「蛇」と、「蝶(蛾?)」の紋章があり、これが何かわからなかった。蛇は自分の尻尾を噛んでいるため、“永遠の象徴なのだろう”と何となく思い、フェイスブックで情報を求めたところ以下のことが判明。
  
(1)「尾を飲み込む蛇」は古代ギリシャ語で「ウロボロス」と呼ばれ、意味は「死と再生」「不老不死」。ウィキペディアにはまったく同じ紋章が出ていた!
(2)キリスト教ではチョウは復活の象徴!
(3)ギリシャ語では蝶も魂も同じ「psyche(プシュケ)」。ギリシャ神話のキューピットの妻の名前。このpsycheを語源としてサイコ(psycho/精神)が生まれ、サイコロジー(psychology)やサイケデリック(psychedelic)の言葉が生まれたとのこと!
アジアでも蝶を魂と見立てる地域があり、古代から人は蝶に霊的なものを感じてきたみたい。
これらを総合すると、「ベートーヴェンの生命と音楽は甦り、不滅のものとなった」と解釈できます。紋章って面白いですね!

  
そして「キリスト教でチョウは復活の象徴」と知ったときに、背中に電気が走った。ジョジョ第6部のヒロイン、徐倫は胸元にチョウが描かれ、腕にもチョウのタトゥーがある。第6部の最終回とチョウが象徴する“復活”がリンクし、うおおおおお!と感動してしまった。ただの偶然と思えないのは、荒木先生がキリスト教系のミッションスクールを出られていること。この徐倫のチョウについては、とっくにファンの間には知られていることなのかも知れないけど、僕には新鮮な発見で鳥肌モノでした!
●11月9日…バイデン次期大統領の主な政治方針を以下に整理。基本は「米国第一から国際協調への転換」。

・地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」
→トランプは脱退したが早急に復帰。バイデン「気候変動は人類存続にかかわる脅威」。
・世界保健機関(WHO)
→これもトランプが一方的に脱退したので復帰。
・中東政策
→トランプが離脱したイランとの国際的な核合意に復帰し、一方的なイスラエル寄り姿勢も改める方向。
・核軍縮
→来年2月の期限切れで失効が危ぶまれていた米ロ間の「新戦略兵器削減条約」(新START)の延長を明言。
・同盟国への駐留費
→トランプは「米国は騙し取られてきた」とNATO加盟国に国防費、日韓には駐留米軍経費負担の大幅増を迫った。そこまで露骨な圧力はなくても、その傾向は続くとみられる。
・対中国
→制裁関税の報復合戦は「自滅的」と否定的だが、制裁関税を就任後に解除するかは明言せず。人権問題ではトランプより強い姿勢を取る可能性がある(トランプはウイグル族への弾圧を重要視しなかった)。
・環太平洋経済連携協定(TPP)
→「当初推し進められていたような形では復帰しない」と明言。
・新型コロナ対応
→科学者や保健当局など専門家の意見を尊重し、マスク着用を義務化するように求める考え。
・移民政策
→米国に約1100万人いるとされる不法移民に市民権獲得の道を開く法案を検討。

//昨日少し触れたカマラ・ハリス次期副大統領について補足。米国の副大統領は比較的に影が薄い存在だが、いまハリス氏の存在感が急速に増している。4年後のバイデン氏は82歳であり一期で引退するとみられ、ハリス氏が大統領候補になる可能性が極めて高い。父はジャマイカ、母はインドからの移民。黒人女性として、アジア系として、初めて米国の副大統領となるハリス氏は、いまや多人種・移民国家アメリカの象徴だ。
ハリス氏は勝利演説の中で、今年が米国で女性に参政権が憲法で保障されて100年にあたることにも触れた。「19歳でインドから米国に来た母はこの瞬間を想像はしなかっただろう。黒人、アジア系、白人、ラティーナ(中南米系)、先住民の女性が道を開いた」「私は女性として最初の副大統領になるだろうが、最後にはならない。なぜなら今夜、ここは可能性の国であるということを、全ての少女が目の当たりにしたからだ」と発言。会場から大歓声が上がった。「民主主義は状態ではなく、行動である」とも。
●11月8日…「私は分断でなく団結を目指す大統領になる」。ジョー・バイデン、カマラ・ハリスおめでとう!!世界の正常化に向けて一歩前進。バイデンは歴代大統領で過去最高の得票数(7400万以上)。バイデンは環境問題に積極的だし国際協調路線。対中国の舵取りは難しいと思うけど、トランプは裏で中国とズブズブだったと側近ボルトンに書かれてた。
とはいえ、トランプも7100万票を獲得、しかも前回から700万票上乗せしており、決してトランプ支持者が減ったわけではない。バイデンは勝利演説で耳を傾ける姿勢を前面に出したので、国民融和が進むことを願っている。

勝利演説「(トランプ支持者に)我々は敵ではなく同じアメリカ人だ。相手を敵のように扱うのはもうやめよう。私に投票しなかった人のためにも全力で職務にあたる」「社会の公平さを目指し、社会にはびこる人種差別をなくさねばならない」「コロナ対策では科学の重視を求める声に耳を傾けるべきとき。これから私は有能な科学者を集め、徹底的にこの問題に取り組む」「民主党と共和党はアメリカのために協力していこう」。

※バイデンは「アメリカを再び世界で尊敬される国にしたい」とも。アメリカ・ファーストで君臨するのではなく、尊敬されたい、という姿勢にグッときました。
※米国史上初の黒人・女性の副大統領となったハリスの勝利演説「私はこの職に就く最初の女性になるが最後ではない」は、あとに続く女性や若いマイノリティーへの呼びかけであり、歴史が変わった瞬間と米国では受け止められている。

  
●11月7日…バタバタして10月下旬から2週間、お薦め番組情報を更新できなかった。過去半月の番組表を調べると、良さげな番組がいろいろ。再放送の際に要チェックです。

《10/22以降に放送された番組のメモ》
・BSプレミアム『ヒューマニエンス選 オトコとオンナ “性”のゆらぎのミステリー』…自然界では、オスがメスに性転換したり、メスだけで子どもを産んだりする生物も多い。人間も男性のY染色体は将来小さくなり、消滅してしまうという。
・BSプレミアム『ザ・プロファイラー 劉備 三国志の英雄』…冷徹な天才政治家の魏の曹操や伝統を誇る大国、呉の孫権に対し、裸一貫で国を作った蜀の劉備。中国史で随一と言われる熱いドラマをプロファイル。
・Eテレ『浦沢直樹の漫勉neo(4)星野之宣』…漫画家たちの仕事場にカメラが密着。SF漫画の巨匠が登場。
・Eテレ『ららら♪クラシック ラモーとバロック・オペラの世界』… バロック時代に書かれた数々のオペラが、いま現代風の“リブート上演”で大人気に。
・NHK『たけしのその時カメラは回っていた アメリカ大統領列伝』…歴代大統領の強烈すぎる個性。
・NHK『世界は私たちを忘れた〜追いつめられるシリア難民』…レバノンに逃れたシリア難民150万人がコロナ禍で窮地に。臓器売買、売春、家庭内暴力、最も弱い存在の女性と子供たちに密着。世界から忘れられたと訴える難民たちの姿を伝える。
・Eテレ『古典芸能への招待 能楽公演2020/狂言「茸」・能「道成寺」』…和泉流の狂言「茸(くさびら)」と宝生流の能「道成寺」。宗家や人間国宝など能狂言界を代表する方々が一堂に会して国立能楽堂で行った公演から。
・Eテレ『趣味どきっ! アイドルと巡る仏像の世界(終)珠玉の仏像 勢ぞろい』…日本に仏教が伝わった飛鳥時代から、鎌倉時代まで各時代の特徴をおさらいしながら、仏像鑑賞。
・Eテレ『100分de名著 谷崎潤一郎(4)光と影が織りなす美〜陰翳礼讃』…西欧化がもたらした人工光により失われようとしていた究極の美を救い出そうとする谷崎の美意識。
・NHK『歴史秘話ヒストリア 新発見!まぼろしの源氏物語 藤原定家の挑戦』…私たちが今、源氏物語を読むことができるのは、定家が書き写しを精力的におこない、文面を後世に伝えてくれたから。知られざる苦闘、感動の秘話。
・BSプレミアム『美の壺 白磁』…世界が絶賛した白磁作家の“白き宇宙の器”。
・BSプレミアム『英雄たちの選択 スペシャル/プロが選ぶ“最強”の戦国武将』…戦国の専門家に一斉アンケートを実施。武力だけでなく、経済力や人間力など、さまざまな視点から格付けし、戦国最強は誰か?に終止符を打つ。
●11月6日…米大統領選は残り6州のまま24時間変化せず。各地でトランプ支持派とバイデン支持派が対立。トランプは不都合な情報を「フェイク」と決めつけ、早々に勝利宣言を出し、勝利以外の現実を否定した。そして支持者に対して「私の言葉だけが真実」と刷り込み、その結果、ミシガンのようにトランプ支持派が夜中に開票所を包囲し窓ガラスを叩くという、ゾンビ映画みたいな光景が展開することに。「私の言葉以外信じるな」という姿勢は、カルトの教祖と同じ。このままでは、「バイデンの勝利は大規模な不正投票の結果で、真の大統領はトランプ」という考えに凝り固まり、何年も怒りと不満を抱えたまま生きなければならなくなる。本人も周囲もしんどい。他国のことながらほんと心配。

//デンマークで動物のミンクからコロナ感染、1700万匹を殺処分。ミンクのコロナは変異ウイルスで開発中のワクチンが効かない可能性があるという。もうミンクの毛皮と訣別するときでは。
●11月5日…いつ頃からウチのサイトにアクセスすると「安全なサイトではありません」という表示が出るようになった。当初はハッキングされたのか!?と焦ったけど、URLが「http」か「https」の違いと分かった。でも、パソコン原始人の僕は知識ゼロで打つ手がなかった。先日、SSL証明書というのをもらえばいいと知り審査を申請。OKをもらってプロバイダーで設定を変え、晴れてアドレスに小さな「s」が入り、本日ついに「安全なサイト」として表示されるようになった!よかった!
→げっ、スマホで見たら、まだ「安全ではありません」って出てる。PCだと消えるのに。なぜ!?
→わかった!スマホの「お気に入り」にしていたから、URLが古いままだった。新しくショートカットを作ったら警告が出なくなった。ホッ。
→でもヤフーニュースが真っ白に。httpsにしたから?

//開票が続く米大統領選、バイデンが激戦州のミシガンとウィスコンシンを抑え、勝利のゴールが見えてきた。朝8時現在、過半数の270人まで、バイデン253人、トランプ214人、未開票は71人。コロナなど国家が困難なときは国民に「団結」を呼びかけるのが大統領の仕事なのに、トランプは逆に「分断」を煽ってきた。そんな大統領は過去にいない。トランプは投票日が近づくにつれ、白人優位主義者、過激な差別主義者にすり寄る姿勢を隠そうともしなくなった。ツイッター社からは昨日も「(大統領の投稿は)事実に基づいておらず誤解を招く可能性」の警告表示が出された。そんな指導者はあり得ない。もうひと息!
※過去に現職の大統領を4年目に破った候補者は3人しかいないという。バイデンが勝てば4人目に。
●11月4日…本日から更新再開します!仕事のヤマをついに越えました!

//午前8時から米大統領選の開票開始です!トランプ以外なら誰でもいい。







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