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2008.11〜12


 12月16日…「感動を与えてくれた芸術家、勇気を奮い起こしてくれた英雄たちに御礼を伝えたい」。ただそれだけの気持から始めた、ライフワークの墓巡礼。スタートから21年目の今年、ついにその人数が1000人を突破!夏頃からコツコツと墓コーナーを更新していたのですが、ようやく一通りアップが完了したので、国内編の目次ページを最新版に改訂しました!「UP」と点滅している人が、今年に入って加わった人デス。過去にアップした人の中にも、画像や記事を増やした人が結構いるのですが、そこまで「UP」マークをつけるとややこしくなるので、この日記コーナーでおいおい触れていくつもりッス。//非常に私事なのですが、本日で結婚5周年を迎えることができました。会話のほとんどが「お墓」「芸術」の話題だけという特異な空間、“文芸研究家”という不安定な経済環境、どこかに出かける時はいつも墓地めぐりで、観光タイムや買い物タイムは皆無…そういった「フツーの生活」とはあまりに違う日々を、ブチ切れずに受け入れてくれてる彼女に本当に感謝しています。このサイトの更新に、僕は生活時間のけっこうな部分(一般的に考えて、それは本来2人で共有すべき時間)を割いているのですが、彼女いわく「私が怒らないのは、あなたのやってる事には意味があると思ってるから」との事。/そんなこんなで、小さな喧嘩はあれど、壊滅的な喧嘩はなく、なんとか大阪の片隅に生きてます。喧嘩といえば、それが長期化しない理由は芸術の力が大きいデス。僕の好きな映画『アメリカン・ビューティ』にはこんなセリフが出てくる--「美のあふれているこの世界で、怒りは長続きしない」。これはまったくその通りで、毎日のようにアート番組や秀作ドキュメンタリーがオンエアされ、良い音楽、良い映画と次々出合う状況下では、負の感情を2時間も持ち続けることは不可能。感動すれば語りたくなり、いつの間にか喋ってるんだよね(お互いもう40代だし丸くなったのもある)。/5年前にサイトで結婚を報告した時に、掲示板では読者の皆さんから100個を超える祝福コメントを頂きました(100オーバーはもちろん過去最高記録)。あの時に書き込んで下さった方で、今もこのサイトに足を運んで下さっている方へ、5年目突入の報告と共に、謹んで御礼を申し上げます。あの時はたくさんのお祝いメッセージやエールを本当に有難うございました!※いまだに1800円の結婚指輪からグレードアップしていませんが(汗・笑)※妻とジョジョ百人一首で初めて対決した際に、僕はまさかの敗北!ジョジョマニアとしても彼女は恐るべし。//この不況のおり、仕事があるだけでも感謝したいところなんですが、とにかくもう、年末進行で仕事が重なりまくり、数日の間は番組情報のみ更新します。仕事が片付き次第、怒濤の更新を再開します!//「わたしは“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」(byジョジョ59巻、殉職警官の言葉)
 12月15日…来年の9月って偶然にも19日〜23日まで5連休になるんですねぇ!9月が5月並の大型連休になるのは初めてとのこと。//商用利用も可能なフリーの画像素材サイトのリスト。こんなにたくさんあるのか!ブログを持ってる人にはありがたいっすね。//人気作家スティーブン・キングが今年の映画ベスト10を発表(作家の個人的なベストが毎年ニュースになるのが凄い)。TOP3は(3)ウォーリー(2)スラムドッグ$ミリオネア(1)ダークイト。2位の「スラムドック…」は各方面から絶賛されてるので実に楽しみ。『ウォーリー』も早く時間を作って観に行きたい!//アカデミー賞の司会は大抵コメディアンが務めてるんだけど、来年は米ピープル誌で“世界一セクシーな男”に選ばれ話題になった俳優、ヒュー・ジャックマンが担当するとのこと。想像もしなかった斬新なキャスティングだ。//民放では視聴率が15%を超えると人気番組といわれる。最終回となった『篤姫』の平均視聴率は24.5%で、これは96年の『秀吉』以来となる、今世紀最高12年ぶりの高視聴率とのこと!この間、宮本武蔵、新選組、義経、山内一豊、山本勘助など、様々な英雄の活躍が描かれたけど、まさか薩摩のお姫様が一番の高視聴率をとるなんて、放送前は誰も想像しなかったと思う。良い脚本と俳優が揃えば、どんな題材でも大化けすることが分かり、これからは知名度の低い主人公でも観ていく気になった。/僕が今でもよく聴く大河のサントラは『新選組!』のCD第2集。今回『篤姫』も非常に音楽が良かったのでゲットするつもり。特に劇中のハイライトで使用された「こころ降る」は、めちゃくちゃ名曲かと!(アマゾンで途中まで試聴可能。少し下にスクロールした6曲目ッス!)//友人が教えてくれた『この画像をカッコよくしてくれ』が可笑しかった!電車の中であり得ない寝相で沈没している酔っ払いのサラリーマン(顔は見えないデス)を、画像処理の達人達がマトリックス級のスタイリッシュな映像に仕上げてる!(爆)※「なんという才能の無駄遣い」っていうコメントが面白いなぁ!
 12月14日…『篤姫』最終回の余韻にしばし浸る。宮崎あおいは最後まで熱演し魅せきった。彼女の笑顔はどこまでも明るく、泣き方は真に迫っているので、見ているこっちもホロリと来るんだよね。そして、史実で分かっていたとはいえ、小松帯刀(病死・36歳)、西郷隆盛(自決・49歳)、大久保利通(暗殺・47歳)と立て続けに死ぬ「全滅ラスト」は、彼らを青春時代から見ていただけに切なかった。みんな若くして他界。和宮まで32歳で早逝。帯刀が死の病床で涙ながらに語った言葉「楽しい人生を送ることが出来た…様々な人に会い、様々なことを成し遂げられた…素晴らしい日々だった!」も、親友の西郷を死に追いやってまで日本を刷新しようとした大久保が、テロでめった斬りにされ「やり残したことばかりじゃ…そげなものじゃろかいのう…吉之助(西郷)さん…」と血を吐き死んでいくのも、人生や命の重さを感じる言葉で胸が詰まった。放送が終わった後、目を瞑って最初に思い出されるのは、薩摩時代の若き篤姫と尚五郎(帯刀)。手を振り合う2人の笑顔がずっと焼き付いている。実に良い大河ドラマだった。/今年の夏、鹿児島を訪れた時に『篤姫』のセットや小道具を展示した“篤姫館”に行ってきました。来年の1月12日までの期間限定の特設展覧会なので、番組にハマった人は足を運ばれてみては!※観光名所になるし、ずっと施設を残せばいいのに。1年で取り壊すなんてもったいないなぁ!
『篤姫館』の入口 大奥を一部再現


和宮の打掛 あのお守りが!(涙) 篤姫の打掛
 12月13日…関西人には納豆が苦手な人が多いというけど、周囲は納豆LOVEが多数派。僕も超大好き。この「納豆スパゲッティ」を研究したブログ、見ているだけでツバがわきマス。最強は“納豆&たらこスパ”の組み合わせで、その次が“納豆&刻み海苔&かつお節”とのこと!//フィギュアスケートのグランプリファイナル。浅田真央選手が国際大会で女子シングル史上初の「一試合で2回のトリプルアクセル」を見事成功させ優勝!女子で初めてトリプルアクセルを跳んだ伊東みどりさんが、アルベールビル五輪で成功させたのは1992年。それから16年が経った今でも、国際試合でトリプルアクセルを跳べた女子はたった5人しかいない(伊東、ハーディング、ネリディナ、中野友加里、浅田真央)。それほど難しいジャンプを4分間で2度も決めるとは!そして安藤美姫選手も「4回転」に挑んで着氷に成功。残念ながら回転不足になったので認定はされなかったけど、転倒しないだけでもスゴイ。メイクも従来の強烈なものからナチュラルになり個人的に好感。キム・ヨナ選手は母国の開催で猛烈なプレッシャーだったと思う。転倒したのは可哀相だったな(ヨナ&真央選手の交流の記事がいい。作りすぎたカレーをあげたりトウモロコシをもらったり、笑)。一方、男子シングルでは小塚崇彦選手がGPファイナル初出場にして銀メダルの快挙!高橋・織田という日本のエース不在のなか大奮闘。もしこれで高橋・織田が本格参戦してたら、男女ともファイナル進出の半数(6人中3人)が日本人、しかもダブル金もあり得たかも!※スケートって白人文化のイメージがあるけど、ペアは中国がめっさ強いし、いつの間にかアジア人が花形の競技になってきたねぇ。しっかし、今思えば02年のソルトレイクシティ・オリンピック男子シングルのハイレベルさは異常。今は4回転を一度成功させれば優勝が見えるけど、ソルトレイクでは突然変異の超人ヤグディン&プルシェンコがいた為に、「4回転を3度も成功させノー・ミスだったティモシー・ゲイブルが3位どまり」という鬼世界。ステップやスピンは今の男子の方が進化してるけど、ジャンプに関しては6年前が人間の限界だったのかも知れない。//神戸の食品会社が「ギャートルズの骨付き肉」を販売。著作権をクリアーした公認商品とのこと。1980円で初回生産分は完売なんだって。肉を骨に巻き付けているだけなんだけど、僕の世代としては直球ストライクっす。//最終戦の最後の一周のラスト・コーナーでチャンピオンが決まるという、あまりに劇的な幕切れだった今年のF1世界選手権。その総集編・日本語版が本日発売。(Ama
 12月12日…先日のNHK『100年インタビュー』は、宮崎駿監督が胸に秘めたいろんな思いを聞けてよかった。特に「可能なら今一番作りたい映画」の話は興味深かった!主人公はなんと芥川龍之介!「大震災よりも昔の東京を舞台にした物語なんです。まだ江戸が随分残っているけど、乱開発でめちゃめちゃになっている。そこを舞台にして、まだ学生の芥川龍之介が、文学をやりながらも、望まずに探偵をやってしまう。芥川は最晩年の漱石と1年ほど交流があったんですよね。それで、漱石も芥川から相談を受けながら、ものすごくトンチンカンな推理をしているっていう、そういう愉快な映画を作れないかなって考えてます(笑)。芥川龍之介ってのはヤツは実に良いヤツなんですよ。あんなシニカルな写真が出回っているから気難しく思ってるけど、実に良い若者なんですよね。その良い若者の彼が自殺しなければならなかったというのは、大正から昭和にかけての日本の時代が持っている何かだと彼は思いつつ、斬り結び死んだんだと思います。でもそういうことを描くよりも、“元気の良い龍之介”とお札のイメージとは全然違う漱石が軽妙な会話をするっていう映画、やってみたいですねぇ。実写でやるかっていったらロケ地がないですよ。震災前の舗装されてない東京を作るのは本当に難しい。それをやるとしたらアニメーションしかないとなると…それが商売になるならやりたい。でもその映画は商売にならないですよ。自信を持って言いますけど。だからやりたいけどやらない。でも何かチャンスがあったらやりたいとグズグズ考えている作品が何本もあるんです(笑)」。宮崎アニメは西洋の街を舞台にした作品が多いので、大正時代の日本&主人公が大人という作品はめっちゃ観たいッス!っていうか、お金の問題で作られないというのは、あまりにもったいない。宮崎監督はもうすぐ70歳。これまでの感謝を込めて、政府は日本国民の総意として「自由に国家予算を使って作って下さい!」と伝えるべきかと!天下り官庁の役人の懐へ税金を流すより、よっぽど価値のある予算の使い方だ。宮崎さんの描いた芥川&漱石の愉快な探偵物語、どうか映画化が実現しますように!(>_<)/同番組に出て来た言葉で他に印象に残った言葉を2つ。→「小さな子ども達を見ていると“大変な時代に生まれてきたな”って思いますよ。でも祝福しないわけにはいかない。“生まれてきてよかったんだ”って。そしたら僕らが出来ることは、出来るだけこの世界の中で美しいものを見て欲しいと伝えること。“まだ出会ってないかも知れないけどこういう良い人もいる”とか、“出合ってないかも知れないけどこういう良い景色があるよ”とか、“こういうとこを見れば綺麗なんだ”とか、そういうものを取り込んだ世界(作品)を作りたいと思いますよ。ゴミ溜めの中のね、やせ細った自我がピリピリしている映画など作りたくないですよ。そんなの自分でたくさんなんだから(笑)。そんなの人に見せて貰わなくても、もう充分自分も持っているからね、そんな傷口をぶら下げて歩くような映画を観たくないですよ。僕は観たくない。まして作りたくない」「今の教育では、商品になるものだけを“個性”と言ってる。それを生かせば音楽をやってお金をとれるとか、絵を描いてお金をとれるとか、知識が株に使えるとか、ぜんぶ経済活動とくっついてる。そういう意味では、何の役にも立たない個性もあるんですよね。例えばお婆ちゃんがいたら可哀相と思って手を引いてあげるとかさ、そういう個性。隣の人間のことを本当に思いやることが出来る心だって個性。でも“個性的教育”って言ってる時に、それはたぶん個性を伸ばす対象には入ってないですよ。その人間にとっての個性がそういう心だったら、“それを仕事に生かせ”なんてお金とくっつけていう必要はない。でも仕事をやって全然ダメだったら、“お前は何をやってるんだ!”ってことになる。お金になるものを前提にして教育を論じるからつまんないことになるんですよ」。経済活動とは切り離されたところにある個性の重視、それって本当に大切なことだと思いマス!//以下、エイガ・コムから新作トピックを3つ。
●大ヒットしたドラマ『のだめカンタービレ』が映画化決定!それも2部作。ついに劇場版まで制作されるのか〜!
●オバマ氏の伝記映画にウィル・スミスが出演。4年×2の任期後の撮影になるので、公開は2017年というから気が遠くなる話だ(笑)。
●キアヌ・リーブスが忠臣蔵の大石内蔵助を演じる!?タイトルは『ローニン47』。記事を読んでもストーリーがさっぱり分からないけど、忠臣蔵がベースの物語なのは確実みたい。
 12月11日…今日メモった良い言葉。「物理学の法則は単純です。でもこの世界は決してつまらないものではない。理想的にできているのだと思います」(南部陽一郎)※08年ノーベル物理学賞の受賞スピーチ//08年の「赤ちゃん名前ランキング」が発表された。女子は大河ドラマの影響で1位が「葵(あおい)」。宮崎あおいパワーっすね。以下トップ5は(2)結衣(ゆい)(3)陽菜(ひな)(4)凜(りん)(5)結愛(ゆあ)。3位の陽菜は去年まで3年連続1位だったそう。男子は(1)大翔(ひろと)(2)蓮(れん)(3)悠斗(ゆうと)(4)悠人(ゆうと)(5)優斗(ゆうと)。3位から5位まで全部“ゆうと”って多すぎだろう!最後が“と”で終わるのが人気あるのかなぁ。//以下最近の内外トピックから。
●ダライ・ラマがEUの欧州議会で講演。「私たちの望みが独立でないことを明確にしたい。全体主義の中国が、健全で調和した社会になるよう求めているのだ」と、“チベット独立を求めていない”と改めて声明。要求はあくまでも自治権の尊重なのに、なぜ中国政府は「独立は断固認めない」って、的外れな圧力をかけるんだろうね。
●ギリシャ大荒れ。警官による少年射殺事件への抗議がスト、暴動に発展。最新の報道では学生がアテネ市内の15カ所以上の警察署を襲撃し、100校以上の学校と15の大学が若者グループに占拠されているという。占拠が正しいとは思えないけど、この若者のパワーは今の日本じゃ考えられない。
●ベネズエラのチャベス大統領が再選制限の撤廃を画策。僕はブッシュの宿敵・南米のケンカ番長チャベスのことは好きなんだけど、この再選制限廃止はいただけない。こんな権力強化のやり方は民主主義に反すること。医療、教育対策の遂行に時間が必要という意見も分かるけど、それなら一度地位を譲った後にまた立候補すればいい。長期政権は絶対に腐敗する。●韓国で6代続けて大統領の親類逮捕。日本の政治家も相当グダグダだけど、総理大臣の親類が6代連続で逮捕されるようなことはまずない。韓国は軍事独裁が長く続いていたから、利権や贈賄の悪しき慣習をなかなか払拭できないようだ。
●中国調査船が尖閣諸島沖に9時間侵入。中国船が尖閣諸島周辺に入ったのは04年以来4年ぶり。船外で海水を採取するなどの様子はなかったというから、何をしにきたのかって感じ。中国外交部は「非難されるいわれはない」っていうけど、中国や台湾が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、1971年に付近で天然資源が発見されてから。領土問題は各国とも国民が感情的になりやすいので、日本政府が竹島問題で「国際司法裁判所で裁いてもらおう」と韓国側に呼びかけてるように、尖閣諸島についても同様の提案を中国・台湾にすべきかと。オランダ・ハーグにある国際司法裁判所は国連主要機関の1つで、判決には国際法的な拘束力がある。従わなければ先にあるのは国連の制裁だ。エルサルバドルとホンジュラスや、米国とカナダも国境紛争をこの裁判所で解決した。提訴は当事者の国が共同で出すことが条件なので、日本は世界に向けてもっと派手に「提訴したい」とアピールし、相手政府が非協力的なら、相手の国民へ「あなた方の政府は間違った道へ進もうとしている」と、ことある事に呼びかければいい。どちらに大儀があるか明白になる。あと、こうした話題になると「もっと軍備を」という勇ましい学者がいるけど、日本は狭い国土に原発がたくさんあって(約50基!)、一発でもそこに落ちれば誰も住めなくなるってことを忘れすぎ。しかも飛んでくるミサイルを“全部”撃ち落とすのは技術的に不可能(先日62億円かけて迎撃試験に失敗)。現実問題として、今度戦争したら勝敗以前にもう終わり。これは“弱腰”とか“ナメられる”とかの次元じゃなく、歴然とした事実。安易に武力解決を口にするタカ派こそ非現実的。軍拡で喜ぶのは、ボロ儲けできる軍事産業だけッスよ。※竹島問題は外務省のサイトによると、1954年と1962年の2度しか共同提訴を呼びかけていないようだ。それから46年も経ってるので、今一度公式に呼びかけてみては?
●1ドルが88円とは!
●大阪なんばの玩具屋に展示されているフィギュアが、ジョジョ立ちで展示されているらしい(笑)。※ちゃんとレベルの表示までアリ!よつばのDIOはレベル7、アスカのジョセフはレベル10。リボルテック恐るべし!
 12月10日…流れ星の中でも特に明るいものを「火球」と呼ぶんだけど、最近立て続けに大きな火球が落ちているので、地球の周囲で何か流星が発生しやすい条件になっているのではと言われている(イデの発動?)。記事によると先週米国で観測されたものは満月の100倍の明るさだったという。先月カナダで目撃された巨大火球は、警察が偶然にも動画撮影に成功しており、YouTubeにアップされている(16秒)。夜の映像なのに、燃え尽きる(爆発した?)瞬間に空が昼のような明るさになったのが分かる。こりゃ、とつもない轟音が響いただろう。実際にこの光景を見たら足が震えるかも知れないけれど、一度はこれほどの規模の火球を見てみたいものッス!//“はてなブログ”の「内科医が風邪についてかく」が、たくさんアクセスされているので、時期的にも参考になるかと思いリンクを貼っておきますネ!//27年前にオンエアされたアニメ『銀河旋風ブライガー』のOP曲(1分20秒)を発見し、懐かしくて、しばし熱唱。最近のアニメソングはタイアップ曲が多いため、歌詞の中に主役メカの名前が登場することはほぼ皆無。それでは熱くなれない。まして、この曲のように「前口上」がある曲なんて、今後はもうないんじゃ?って思ってしまう。ビバ!王道ソング!※好きな「前口上」付きのOP曲→「新造人間キャシャーン」(1分24秒)、「サスケ」(2分45秒/OP〜挿入歌〜EDのセット)。サスケのOP曲なんて“前口上だけ”しかない!(爆)
 12月9日…今までに公開された全ての映画を対象にした「キャラクター人気投票」を実施すればどんな結果になるか?--英エンパイア誌がそんなユニークなアンケートを実施した。集計結果は以下の通り。
●史上最高の映画キャラクターTOP20
20.フォレスト・ガンプ:トム・ハンクス「フォレスト・ガンプ」
19.ジュールス・ウィンフィールド:サミュエル・L・ジャクソン「パルプ・フィクション」
18.トラビス・ビックル:ロバート・デ・ニーロ「タクシードライバー」
17.ハンス・グルーバー:アラン・リックマン「ダイ・ハード」
16.ネオ:キアヌ・リーブス「マトリックス」
15.フェリス・ビューラー:マシュー・ブロデリック「フェリスはある朝突然に」
14.ターミネーター:A・シュワルツェネッガー「ターミネーター」
13.ゴラム:アンディ・サーキス「ロード・オブ・ザ・リング」
12.ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス「ダイ・ハード」
11.ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー「007 ゴールドフィンガー」
10.ドン・ビトー・コルレオーネ:マーロン・ブランド「ゴッドファーザー」
9.エレン・リプリー:シガニー・ウィーバー「エイリアン」
8.ジャック・スパロウ:ジョニー・デップ「パイレーツ・オブ・カリビアン」
7.ザ・デュード:ジェフ・ブリッジス「ビッグ・リボウスキ」
6.インディアナ・ジョーンズ:ハリソン・フォード「レイダース」
5.ハンニバル・レクター:アンソニー・ホプキンス「ハンニバル」
4.ハン・ソロ:ハリソン・フォード「スター・ウォーズ」
3.ジョーカー:ヒース・レジャー「ダークナイト」
2.ダース・ベイダー:デビッド・プラウズ「スター・ウォーズ」
1.タイラー・ダーデン:ブラッド・ピット「ファイト・クラブ」
エイガ・コムは20位まで、こちらのブログには100位まで紹介されています!99位は「2001年」のコンピューターHAL-9000!)
1位の「ファイト・クラブ」のタイラー(ブラピ)は、ほんっとにカッコイイので未見の人は是非。あれこそ文句なしのカリスマ!2位のダース・ベイダーの方が知名度は高いし、ビジュアル的なインパクトもあるのに、そのベイダーを抑えての第1位。これだけでもタイラーがどれほど強烈な存在感のキャラか分かると思う。※「ファイト・クラブ」(Ama)/13位のゴラムが意外過ぎて噴いた。フロドやアラゴルンじゃなくゴラムか〜!女性では9位にリプリー(シガニー・ウィーバー)が入ってるね。トップ10に2キャラが入ってる俳優はハリソン・フォード(ハン・ソロ&インディアナ・ジョーンズ)だけ。ハン・ソロ人気強し。//第3位にジョーカーが入っている「ダークナイト(バットマン)」は、いよいよ明日10日からレンタル開始。今年世界で最も観客が入った映画ッス。劇場で見逃したという方は、なぜこの映画がそれほど記録的なヒットになったかご確認あれ。ジョーカーのスーパー狂気に震えがあがるでせう…!※フェリーの話は映画史に残る名エピソードかと!※「ダークナイト」(Ama)//ネコの“ノンタン”が活躍する絵本を発表した人気作家のキヨノサチコさんが、半年前に脳腫瘍で他界されていた(6月19日)。享年60歳。御冥福を祈ります。
 12月8日…東京・府中市の公園(童々広場)で、せんとくんの仲間が駆け巡っているという。完成当初、4体の像は住民から「異様だ」と言われたそうだが、確かに写真で見てもゴゴゴ音が聞こえる。これは是非本物を見てみたい。せんとくんと言えば、ついになーむくん&まんとくんとの“夢の競演”が実現した様子。報道で面白いのは、日刊スポーツ産経の記事を読み比べると、イベントの印象が微妙に違うこと。せんとくんの“一方通行”が浮き彫りに(笑)。//以下、特選懐メロの最終回!
●「翼をください/赤い鳥」(2分41秒)…中学の頃にもうこの曲は音楽の教科書に載っていた。発表から教科書掲載までアッという間の名曲。後年赤い鳥はハイファイ・セットと紙ふうせんに分裂。
●「ささやかなこの人生/風」(3分49秒)…爽やかなメロディーで心の痛みを歌い上げた青春の一曲。冒頭の「花びらが散った後の桜がとても冷たくされるように、誰にも心の片隅に見せたくないものがあるよね」からツカミOK。最後の「ささやかなこの人生を喜びとか悲しみとかの言葉で決めて欲しくはない」もいいね。※子供時代、お袋がこのシングル・レコードを買ってきた。日曜の昼はいつもエンドレスでかかってたなぁ。
●「あずさ2号/狩人」(2分55秒)…歌詞の「こんな形で終わることしか出来ない私を許して下さい」「私はあなたから旅立ちます」って、多くを語らずとも、本当に苦しかった恋に決着をつけるんだなぁと伝わってきた。小さい頃に流行った曲を大人になって聴き直すと、深さを再発見する事が多い。※この時代って、男性が女性の立場になって歌う曲が多いよね。特に「神田川」とかフォークは。今は殆どそんな曲はない。何が背景になった現象だったんだろ。
●「あの日に帰りたい/荒井由美」(3分28秒)…ユーミンの荒井由美時代の神曲。ノスッタルジックな旋律が浸みる。
●「卒業写真/ユーミン」(3分51秒)…「あなたは私の青春そのもの」。もうね、このフレーズを聴く度に胸が激詰まりっすよ。皆さんにとっての“青春そのもの”の人はどんな人かな。※荒井由美&ハイファイ・セットという激レアバージョン(3分9秒)もアップされている!
●「やさしさに包まれたなら/ユーミンとオールスターズ」(3分24秒)…バックバンドがあり得ないほど豪華メンバー!「大人になっても奇跡は起こるよ」って、この曲を聴く度に“ありがとうユーミン!”と心の中で叫ばずにはいられないッス!


先週の京都・大徳寺黄梅院。庭の紅葉
が素晴らしかった!今年も終わりだね
北野天満宮前の「たわ
らや」はうどんが1本!
 12月7日…英ケンブリッジ大の学生が、宇宙に到達する気球に載せて、テディベアの宇宙飛行に成功したとのこと!大学側の発表なので、画像は合成じゃないと思う。2時間19分の飛行で高度30キロを往復し、無事に地上へ帰還したとのこと。こんなことが可能なんだねぇ!//読売の世論調査で麻生内閣の支持率がここ1ヶ月で半分となり、20.9%までダウン。目を疑った。リベラルの朝日の調査でさえ22%あったのに、保守の読売でこの数字は深刻だ。解散前の福田内閣より低い。それにしても、政界はつくづく非情だ。つい2ヶ月前は麻生応援団を作って担ぎ上げてた議員達が、今やフォーローもせず沈黙とは。総裁選の圧勝は何だったのか。//大阪で巨大飛行船ツェッペリンを飛ばす計画。一度は飛行船に乗ってみたいので、是非実現して欲しい。ところで、“ツェッペリン”で検索していたら、NHK衛星第1放送のニュースでシュールなものが!レッド・ツェッペリン再結成のニュース(3分50秒)に続き「それではレッド・ツェッペリンの代表的なバラード“天国への階段”をバックに気象情報です」。まさかNHKの天気予報のバックにツェッペリンが流れるとは!※このアナウンサーは平尾由希さんっていうんだけど、パラグライダー着陸で入歯をなくしたお婆ちゃんのニュース(51秒)で“笑顔が良い!”と一部で大人気(再生回数2万6200回、笑)。//昨日に続き、お薦め懐メロ特集の第2弾!
●「勝手にしやがれ/沢田研二」(1分20秒)…ジュリーのフェロモン大爆発。中盤の帽子投げがカッコ良すぎる!ファンの歓声も入って当時の人気ぶりがよく分かる。あと、紅白バージョン(2分38秒)は2番の「ワンマンショーで」まで入ってマス。
●「心の旅/チューリップ」(3分31秒)…何年か前にCMで使われたので、知っている若い子も多いんじゃないかな!しかしもう35年も昔の曲になるのか〜。
●「愛はかげろう/雅夢」(4分9秒)…心に浸みるメロディーライン。この2人は今でいう“ゆず”的なフォーク・デュオだけど、寂しげなたたずまいが何とも言えない。4分間の映像なのに、左の人のアップがたった2回しかないのが可哀相すぎる。
●「22才の別れ/風」(3分19秒)…この曲も切々と歌うフォーク・デュオ。この時代って現代のように元気ハツラツ&高らかに希望を歌い上げる曲は少ないんだよね。だがそこがいい。※男が振られる時の歌詞「あなたはあなたのままで変わらずにいて下さい」、コレ、僕が好きな女性が“全く同じセリフ”を僕に言って、他の男とくっついたことがあり、軽くトラウマに…。“今の振られた俺のままで変わるなって、ど〜すりゃいいの!”って布団に突っ伏した二十歳の夜(いや、正確には27だったです…)。
●「季節の中で/松山千春」(3分5秒)…頭がフサフサの頃の松山千春。「登る朝日のまぶしさの中、はるかな空を目指し、はばたけ高く、はばたけ強く、貴方の旅が始まる」。良い歌詞!客席が聴き入り、ライブということを忘れてしまうほどの会場の静けさだ(2分過ぎてから微妙な手拍子が起きる)。美声に聴き惚れるッス!
 12月6日…最近、PCで作業をしながら昔の歌謡曲をよく聴いている。今のポップスにも良い曲は多いけれど、60年代〜80年代の曲は、物語性のある歌詞が美しいメロディーで綴られ、心が心に語りかけてくる気がする。もちろん個人的な過去の体験もセットになって甦るので、感情移入が強くなっている部分はあるけれど。演奏時間は今の半分くらいなのに(2、3分で終わる曲が多い)、なぜか忘れられない。今日から3日連続で、お気に入りの曲をいくつか紹介しますね。
●「悲しくてやりきれない/フォーククルセイダーズ」(3分10秒)…青春のやるせない歌詞と美しいハーモニーがタマラン。
●「悲しくてやりきれない/オダギリ・ジョー」(2分32秒)…同曲のオダギリ・ジョー版。映画「パッチギ」のサントラだけに入ってるレア・バージョン。素朴なオダギリ君の歌声がいい。っていうか、「天は二物を与えず」って嘘だろ…。イケメン、演技上手い、歌も良い、背が高い、もう勘弁してくれって感じです(笑)
●「異邦人/久保田早紀」(3分30秒)…歌詞が出るので一緒に歌える!久保田さんの遠くを見る目線がいい。笑えるのは背後のセット。本物のラクダがスタジオにいる!(殆どヌボ〜っと立ってるだけ)
●「時代おくれ/河島英五」(4分44秒)…全オッサン号泣。故・阿久悠さんが書いたこの詩には、大長編文学に匹敵する“人生”が描かれているかと!故・河島英五さんも素晴らしい熱唱!
●「青春の影/チューリップ」(4分13秒)…財津和夫さんの透明感のある声とドラマチックな楽曲。映画を1本観た気分。ファンの間で高い評価を得ている1976年のバージョンっす!(オルガンもコーラスもいい!)
●「あの素晴らしい愛をもう一度/フォーククルセイダーズ」(3分15秒)…最後にもう一曲フォーククルセイダーズの名作を。せつない歌詞と疾走感のあるメロディーが良いんだよね〜。
//「心は通じましてございます」。先週の『篤姫』の西郷と勝海舟の会談(江戸城無血開城)が泣けた。“心がある者は人を動かす”というメッセージが良い。これまで色んなドラマを見たけど、西郷と勝の対話で感動した記憶はない。ましてウルウルなど。家定@幻の登場も滝泣き。『篤姫』は信長や信玄など英雄が活躍する派手な物語じゃないのに、毎回のように胸を揺さぶるシーンがある。平成の大河ドラマで最高の視聴率ということにもナットク。※BGMもめちゃ良いっすね。//K-1決勝はバダ・ハリの反則負け(倒れた相手への攻撃)。それまでが手に汗握る試合展開だっただけに残念すぎる。突っ走ったバダ・ハリが悪いのは当然。だけど、レミーもそんなにダメージ残ってたのかな。普段から強力なアッパーやフックを打ち合ってる人間が、休憩しても試合不能って…。まぁ、僕が素人だからそう見えるんだろうけど…。続行して負けても誰もレミーを非難しないだろうし、むしろグッと男があがると思う。なんちゅう後味の悪さ。//7日20時からの『新日曜美術館』は“魂の画家”アンドリュー・ワイエスの特集!描かれるのは、あまりにも静かな孤独世界。1枚1枚が心に浸みます。ワイエスを取り上げる番組はめったにないので必見デスーッ!
 12月5日…「1960年頃、世界で一番かっこいい男がチェ・ゲバラだった」(ジョン・レノン)、「チェ・ゲバラは20世紀で最も完璧な人間だ」(サルトル)、「もし我々が空想家のようだと言われるならば、救い難い理想主義者と言われるならば、出来もしないことを考えていると言われるならば、何千回でも答えよう、“その通りだ!”と」(チェ・ゲバラ)。今年のカンヌ映画祭で高い評価を受け、半年前からずっと公開を楽しみにしていた映画『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』の予告編(1分19秒)がついに公開された!ロードショーは1月10日から。あと一ヶ月!※ゲバラの人生//東京・上野の東京都美術館で開催中の『フェルメール展』は、来場者数が80万人を突破!すごい人数ですね。今月14日で会期終了なので、アート・ファンの方はお急ぎを。現存する36点の作品のうち7点が集まってマス!//ネットで偶然知ったのですが、日本に『アウシュビッツ平和博物館』があったんですね。小規模な博物館ながらも、アウシュヴィッツ収容所跡を保存するポーランド国立オシフィエンチム博物館の協力を得た活動というから本格的。場所は福島県白河市。東北地方なので関西からは簡単に行けないけれど、機会を作って足を運ぼうと思っています。※当地には04年開館。
 12月4日…スケート・ファンの読者の方が、もうYouTubeでは見られない浅田真央選手の神演技「仮面舞踏会」を別サイトで発見されました!“vech”という初めて聞く海外動画サイトですが、画質も音質もYouTubeより良いので、浅田選手の素晴らしさがよく伝わるかと!(5分8秒。読み込みに少し時間がかかります)圧巻&感動の“鬼ステップ”は3分10秒付近からです!//最近、ニュースで無免許運転による深刻な事故がよく流れている。それで、以前から思ってたんだけど、自動車のキーだけじゃなく、免許証を差し込まないとエンジンがかからないようにしてはどうだろう。免許証にはバーコードかICチップを埋め込んでおくんだ。これなら無免許で運転することは不可能だし、更新一ヶ月前にアラームが鳴るようにすれば、うっかりの更新忘れもなくなる。車に登録した免許証でなければ動かないようにしておけば、盗難車も減るだろう。ハンドルロックと連動させれば、泥棒がエンジンを上手くかけたとしても、ハンドルを回せないので諦めるだろう。是非政府は検討して欲しい。酔っ払い運転の対策は、キーに連動した呼気測定器を標準搭載するしかないかなぁ。//何かを批判する時は、相手が政府であっても、個人であっても、とても精神的にエネルギーを消耗するし、負の力を出した後は疲労感も大きい。日記を書き終わるとドッと疲れる。だから、いつだって何かを批判するのではなく、褒めたいって思ってる。ただ、現実的には見過ごせない不正や不条理が多々あり、不本意ながら問題提議や抗議の声を書くことが多い…。そんな中、心から日本政府を誉めることができるニュースが。前からサイトで危険性を訴えてきたクラスター爆弾の禁止条約に日本政府が署名!この小型爆弾の固まりは投下された後、大量に不発=地雷化することが多く、アフガンではパラシュートで投下された援助物資と外見の色が同じだった為に、子供が触って爆死する事件が相次いだ。紛争後も民間人を危険に晒し続ける非人道的兵器として、国際NGOを中心に禁止運動が展開された結果、約100カ国が条約に調印するという快挙に。NGO主導の軍縮条約は11年前(97年)の対人地雷禁止条約に続く2例目だ。大量にクラスター弾を持っている米国、ロシア、中国、イスラエルがこの条約を拒否しているので、どれだけ効力があるか分からない。でも、100カ国が禁止条約を結んでいる兵器を使えば国際的非難は避けられず、この条約は抑止力を持つと思う。日本政府が素晴らしいのは、単なる署名に終わることなく、不発弾の被害者支援で約7億円の資金拠出を合わせて表明したこと!米国の顔色を伺うことなく、クラスター弾規制に積極貢献する意向を毅然と示した。しかも、麻生首相は「歴史的に凄いことだ。日本としてはサイン(署名)に入ってない国に1カ国でも多く入ってもらうよう働き掛けていく」と官邸で語った。政府は国連に15年連続で『核兵器廃絶決議案』を提出しているし、今回の件も含めて高く評価されるべきかと!//「日刊スレッドガイド」さんで紹介されていた『ドイツ語って何であんな無駄にカッコイイの?』が面白かった!確かに「クーゲルシュライバーッ!」の意味が「ボールペン!」だなんて思いもしない(笑)。鉛筆も「ブライシュティフト」って戦闘艦みたいだし。「シュヴァルツ・シュヴァイン!」も必殺技みたいだけど意味は「黒豚!」。その他、シューマッハ=靴屋さん、ワグナー=馬車職人さん、シュミット=鍛冶屋さん、シュナイダー=服屋さん、とのこと。勉強になりました♪
 12月3日…世界の有名政治家のパロディ動画『国連無双』(6分18秒)に笑った。小泉・安倍時代に作られた架空のゲーム映像なんだけど、ジョジョネタあり、ヘルシングネタありのお馬鹿なノリに噴き出した。「銀河帝国皇帝ベネディクト16世」ってカトリック教徒が怒りそうだけど、本当に現ローマ法王はスター・ウォーズの皇帝と似ているんだよねぇ。//『フォレスト・ガンプ』には色々良い台詞があるけど、好きな言葉の中にガンプの親友がうっとりと語る“エビ賛歌”がある。高尚な人生訓とかじゃないけど、何度聞いても心地良いセリフだ。是非、声に出して読んでみて下さい。→「エビは海の果物だ。焼いても、ゆでても、煮ても、炒めてもいい。エビの串焼き、エビのトマト煮、エビの煮込み、エビの唐揚げ、エビフライ、エビソテー、パイナップルとエビ、レモンとエビ、ココナッツとエビ、唐辛子とエビ、エビ・スープにエビ・シチューに、エビ・サラダ。エビとポテト、エビ・バーガー、エビのサンドウィッチ…」。聞いてるだけでエビが食べたくなっちゃう。なんというか、エビに対する愛が爆発したセリフっすね(笑)。//以下、トピック集。
縄文時代の“ゆるキャラ”発見。3千年前のどんな日本人がこの土偶を作ったんだろうね。ゆるキャラといえば、平城遷都1300年祭のマスコット「せんとくん」(公式キャラ)、「なーむくん」(僧侶有志が作成)に続いて「まんとくん」(市民団体が作成)もついに着ぐるみデビュー。“千都(せんと)”よりも“万都(まんと)”の方がゲンが良いとのこと。せんとくんはヤバイ造形なので子供が絶叫したりするけど、まんとくんはチョッパー系なのでチビッコにウケがいいかも(笑)。
●今から11年前にPS用のゲームとして発売され、クオリティの高さでゲーム史を変えた『ファイナルファンタジーZ』。その名作がPS3のデモで甦った。読者の方に教えて頂いたオープニング映像(1分39秒)は、旧作を知っている人には、懐かしさもあって鳥肌モノだろう。
●ホームページを必要な部分だけ切り取ってプリントアウトできる、海外の便利サイト
PrintWhatYouLike。リンク先の真ん中あたりにあるアドレス・ボックスに打ち込めば、希望のサイトが細かいパーツになって選択できるようになる。“1ページ丸々はいらないのに”っていう場合にお薦め。
●日本のロックバンドとして、23年前に初めて米国ビルボードの100位圏内入った『ラウドネス』。そのリーダー、樋口宗孝さんが肝細胞癌のため49歳で他界した。高校時代は名曲「スピード」(5分58秒)の熱いドラムに興奮したもの(動画の3分あたりから樋口さん叩きまくり)。40代の死というのは若いですね…。
●オバマ政権の閣僚人事が発表された。政権ナンバー2の国務長官はヒラリー・クリントン氏!候補者時代はライバルとして激しい戦いを繰り広げた両者が、こうしてタッグを組んだことで、反発しあってた支持者も和解しやすくなると思う。
●チベット問題で相変わらず不誠実な対応を続けている中国政府。ダライ・ラマは先月“失望ばかり”と嘆いていた。一方、中国で活動家グループが民主化要求のビラを街頭で配ったところ、今までなら当局に弾圧されていたのに、なぜかお咎めナシだっという。また、これまでネットで規制されていた言葉「天安門事件」が、検索可能になったとのこと。これは良い傾向だ。言論の自由があれば、チベットの悲劇と正しい情報が伝わりやすくなるからね。
●海外玩具ミステリーUFOのCMが不思議(1分)。たぶんタネは糸と思うんだけど、手を下にしても浮いてるので頭と結んでいるのかな?でも、頭を固定しても円を描いていたりするし、一体どんな仕掛けになってるんだろね。
●本日、今年一番楽しかった喜劇『ザ・マジックアワー』(Ama)のレンタル解禁!未見の方、おすすめデス。あとアニメ・ファン待望の『ルパン三世カリオストロの城』Blu-ray版も発売開始。
 12月2日…明日発売の時計雑誌『クロノス1月号』(Ama)に映画コラムを連載してます。今号は「フォレスト・ガンプ」!アメリカ人がイメージするチョコレートの箱は、中にハートや星型などいろんな形のチョコが入っていたり、食べるまでナッツかクリームか分からなかったり、とてもワクワクするものらしい。『フォレスト・ガンプ』では母が子にこう例える--「人生はチョコレートの箱。開けるまで中身は分からない」。何でも実際に体験しないと幸か不幸か分からないし、行動せずに悩むのではなく勇気を出してぶつかりなさいというエールだ。辛いことや悲しいこともある人生を、あえて甘い“チョコレート”で語るところに母の優しさが溢れているね。//以下、最近チェックしたトピックを色々。
●まだ英語版の予告しかないけど、『鉄腕アトム』のハリウッド版CG映画『アストロ・ボーイ』の予告(48秒)、富士山から飛び出すとか楽しげで期待できそうだ。
アウシュビッツの設計図をベルリンで発見。1941年11月に書かれた図面には「ガス室」とあり、ユダヤ人の虐殺(ホロコースト)を指揮したナチス親衛隊長官ハインリヒ・ヒムラーの署名もあった(NHKでは映像で紹介していた)。「ガス室はなかった」と主張するネオナチは猛省すべし!
●デマを流した保守系月刊誌「WiLL」と花田紀凱編集長が土井たか子氏に敗訴。同誌は「土井たか子の本名は李高順」などと虚偽の記事を掲載し、土井氏は裁判所に戸籍謄本を提出して結審した。確かに拉致事件に対する社民の対応は問題アリだけど、それはそれ、これはこれ。捏造記事は雑誌の信頼を失うだけ。※雑誌『マルコポーロ』(文藝春秋)はかつて「ガス室はでっちあげ」と書いて廃刊になったけど、その時の編集長も花田紀凱氏なんだよね…。(しかも例の“田母神論文”の審査員もやってる)
●インド・ムンバイの同時テロが鎮圧完了。犯行グループの当初の計画では5千人の市民を殺害する予定だったというから恐ろしい。連中は意図的に宗教間の対立を煽ってる訳だけど、自分の信念の為なら他人を殺しまくっても良いという考え方が理解できない。イスラムは元々穏やかなものなのに…。
“国際落書き団”逮捕。景観を汚す街角の文字の落書きには閉口する。しかも何て書いてるのか読めない。そう思ってたらハンガリー語やチェコ語だったりしたのか。
●水の都ヴェネチアが水没。毎年高潮の被害はあるけど、ここ20年間で最大の水没とのこと。観光の中心地サン・マルコ広場が腰まで海の下になっているとは。これも温暖化の影響なのかな。
●再来年の大河ドラマ『龍馬伝』で坂本龍馬を演じるのは福山雅治に決定。うーん、あまりにもイメージが違いすぎる。龍馬はもうちょっとモッサリした印象なんだけどなぁ。実際に始まったら違和感が消えていくのだろうか。
●大河ドラマといえば『新選組!』のテーマ曲を歌っていたテノール歌手ジョン・健・ヌッツォが覚醒剤で逮捕されたのが残念。最近、薬物関係で逮捕される芸能人がホント多い。ヌッツォはこれで今までの実績も信頼もすべてがパー。なんて馬鹿な事を。
●振り込め詐欺はモー許さん!これは誰が考えた企画なんだろね(笑)。拳を突き上げる警官たちと、のんびりした牛のコラボがシュールすぎる。
●三日月、木星、金星が接近して夜空に笑顔。本当にニコちゃんに見えるから不思議!次は2012年まで近づかず、しかも今回のようにきれいな形にならないんだって。分かっていたら撮っていたのになぁ!
 右上が木星、左下が金星。笑ってる〜!
 12月1日…スケートのNHK杯、浅田真央選手の“仮面舞踏会”は素晴らしかったですね!特に、コーチが“死ぬ気で滑れ”と指導していた後半の鬼ステップは圧巻!あんなに激しい上半身の振り付けは男子の体力でも苛酷。もし見逃したという方は、エキシビションの演技後に、アンコールで仮面舞踏会のクライマックスを披露しているので、こちらの映像の5分6秒あたりからご覧下さい。ただ、試合後にたくさんアップされた動画は、スケート連盟の指摘で片っ端から削除されているので、これもいつまで残っているか…。著作権が大切なのは分かるけど、本放送を誰もが観られたわけじゃなく、スケートの試合はDVDにならないので、なんとか見逃して欲しい(せめて1週間)。映像を見た若い世代が感動してスケート選手を目指すかも知れないし、結果的にスケート人口も増えて連盟的にも良いと思うんだけど…。とにかく、あれほどの良い演技を一度見逃したら2度と見られないなんて、もったいなさ過ぎる!/2位になった鈴木明子選手も見事な演技だった!中野選手も決して悪くなかったのに、鈴木選手に勝てなかった。いったい日本女子はどれだけ選手層が厚いんだろう!/男子シングルは織田君が優勝して完全復活。でもNHK杯だけ勝ってもファイナルに進めない。他の試合にも出れば良かったのに〜!/決勝への出場選手が決定し、いよいよ12月10日からグランプリ・ファイナル。最大の見どころは浅田選手とライバルのキム・ヨナ選手(韓国)との対決。今季の最高点はヨナ選手が叩き出しているので、浅田選手はワン・ミスが命取りになるという、めっさハイレベルな戦いになるだろう。/ヨナ選手といえば、昨春の世界選手権で浅田選手に負けてしまったんだけど、その時のインタビューがとても謙虚で高感度がUPしたので紹介!→(Q)優勝した浅田選手の羨ましい点といえば?(A)「体力です。真央の体力が落ちた姿は一度も見たことがありません。柔軟性もです。私はもともと柔軟性のある方ではなく、とても固いんです」(Q)浅田真央のトリプルアクセルをどう評価しますか。(A)「私には到底できない凄い技です。あんなに若いのに。いくらトレーニングを積んでも駄目なものがあります。これから練習を始めても10年後にできるとは限りません」(Q)トレーニング中に成功したという噂を聞きましたが。(A)「いいえ、1回も成功したことはありません。そんなにすぐにできるものなら、誰でもやっています(笑)」(Q)今シーズン、うまく行った点は何ですか。(A)「ジャンプの正確さです。ネットを見ると私の演技を美しいと言ってくれるのですが、自分でそう思ったことはありません」(Q)ネットの評価はよく見るのですか。(A)「気になるのでよく見ます。批判めいた書き込みがあったとしても、私を見守ってくれるファンがいるので特に気にはなりません。誰もが褒めてばかりはくれませんから」(Q)フリーを終えた気分は?(A)「結果については少し残念だけど満足できる点もあります。点数がほんの少し足りなかったのも、運命として受け入れるだけです。どうせ過ぎたことです」。/浅田選手は良いライバルを持ったね。ヨナ選手が最高点をマークした今年のアメリカ大会はコチラ
 11月30日…今日はジョジョ・トーク。/「コニーリオは、小学校以来封印してきた自らの能力を、生まれて初めて最大限に発揮させようとしていた」--7年前に刊行された小説版ジョジョ第5部『ゴールデンハート/ゴールデンリング』(宮昌太朗&大塚ギチ著)をようやく読む。長年、“荒木先生が考えたストーリー以外はジョジョじゃない”というジョジョ原理主義者だった僕は、昨年末に第4部の小説『The Book』(乙一著)を読んで考え方が180度変化(『The Book』レビュー)。もともと原作自体にエネルギーがあるため、活字だけでも結構のめり込める。バトルは頭の中でヴィジュアル化され、夜の杜王町・図書館の戦いは、読後1年を経ても情景が視覚で浮かんでくる。セリフの方も、“きっとこのキャラならこういうだろうな”というものが多く、懸念していたキャラの崩壊や違和感はなかった。そして、今回『ゴールデン…』を手に取った。舞台はヴェネチア。時はボスを裏切った後。新手のスタンド使いは3人。パッショーネのヒットマンでスタンド使いだけを標的にするミスタの師匠・“スタンドキラー”リガトニ(スタンド名パブリック・イメージ・リミテッド)、左右の手に触れた物質を入替える”という地味ながら使い方次第では強敵になりうるパッショーネ幹部のソリョラ(スタンド名ジョイ・ディヴィジョン)、そして治癒能力のある民間人の若い女性コニーリオ(スタンド名ザ・キュアー)。ここにブチャ・チームと別れたフーゴが絡んでくる。ネタバレになるので、誰が敵で誰が味方かは伏せておく。パープル・ヘイズは原作で一度しか活躍できなかったので、その鬱憤を晴らすかの如く、ヴェネチアで大暴れする。この本が刊行された時、「フーゴは一般人を巻き込まないハズ!」と彼のファンがけっこう怒っていた。でもどうなのかな。高い知能と凶暴さが混じったフーゴは、どこか超然とした風もあり、一般人とは異なるクールな価値観で動く気がする。やる時はやるんじゃないかな(汗)。/コニーリオについて少し触れたい。彼女は怪我や病気を治癒する能力“ザ・キュアー”を持っている。少女時代に体育の授業で膝を擦りむいた友人を治してあげた時、「秘密にしてね」と言ったのに、傷が治った友人は喜ぶどころか気味悪がり、その日のうちに彼女の奇妙な能力の噂は学校中に広まった。あだ名が“不死身のコニー”から“魔女のコニー”となり、もっとひどい形容詞になっていく。そして彼女は「人は、どれだけ“よいこと”であっても、未知のモノを怖れる」ということを学ぶ。以後、ずっとザ・キュアーを隠して生きるコニーリオだが、彼女はその能力ゆえに、“パープル・ヘイズ”の地獄、あらゆる生物が死に絶える紫の煙の中でも、彼女だけは立ち続けていた。その状況で、冒頭の言葉が出てくる「コニーリオは、小学校以来封印してきた自らの能力を、生まれて初めて最大限に発揮させようとしていた」。この設定がうまい!こういう劇的な場面に弱いッス。/『The Book』の半分のページ数しかないこともあり、スタンド・バトルのオチがあっけなく、確かに物足りなさの残る作品ではある。それでも、あのフーゴとの「別れの船着き場」以降の物語、200ページの夢を見させてくれた2人のライターさんに「ディ・モルト・グラッツェ」と御礼を言いたい!※挿絵の半分は単行本の使い回しだけど、新たに描き下ろされたカットも計8ページあった。これは嬉しい!新しい5部キャラとの出会いは、それだけでテンションMAX!

ミスタの師匠リガトニ ウサギ型のキュアーとコニー
『ゴールデンハート/ゴールデンリング』(Ama)※アマゾンには書名が「ジョジョの奇妙な冒険〈2〉」としか出てない。ちゃんと「ゴールデンハート/ゴールデンリング」まで載せてあげて欲しいッス。辛口の書評を読んで、こだわるポイントは人それぞれだなぁ〜と改めて思った。
 11月29日…老舗の英音楽誌グラモフォンが、創刊以来初めて世界のオーケストラ番付「トップ20」を発表!世界中に無数のオーケストラがある中、日本からは小沢征爾さんらが指揮するサイトウ・キネン・オーケストラがランク入りした。このランキング、僕がクラシックにハマり出した約20年前と随分評価が変わっていて驚いた!トップ20は以下の通り→
1.ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(オランダ)
2.ベルリン・フィル(独)
3.ウィーン・フィル(オーストリー)
4.ロンドン交響楽団(英)
5.シカゴ交響楽団(米)
6.バイエルン放送交響楽団(独)
7.クリーブランド管弦楽団(米)
8.ロサンゼルス・フィル(米)
9.ブダペスト祝祭管弦楽団(ハンガリー)
10.ドレスデン国立管弦楽団(独)
11.ボストン交響楽団(米)
12.ニューヨーク・フィル(米)
13.サンフランシスコ交響楽団(米)
14.マリンスキー劇場管弦楽団(露)
15.ロシア・ナショナル管弦楽団(露)
16.レニングラード・フィル(露)
17.ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(独)
18.メトロポリタン歌劇場管弦楽団(米)
19.サイトウ・キネン・オーケストラ(日)
20.チェコ・フィル(チェコ)
時代が変わったということか。雑誌編集部の発表とはいえ、天下のベルリン・フィルとウィーン・フィルをロイヤル・コンセルトヘボウ(旧称アムステルダム・コンセルトヘボウ)が抑えるなんて、かつては考えられなかった。しかし僕が持っているバーンスタイン指揮のマーラー9番@コンセルトヘボウ(1985年)の弦は卒倒しそうなほど素晴らしく、その頃から同オケに圧倒されていたのも事実。ベルリンとウィーンがダメになったんじゃなく、コンセルトヘボウの“絹サウンド”が凄すぎるんだ。5位のショルティが育てあげたシカゴ響は、ショルティ他界から11年が経ってもクオリティを保ち続けているんだなぁ。クライバー神がバイエルン放響と組んで録音した時、学生時代の僕は「もっと有名なオケと組めばいいのに」と思っていたけど、今やバイエルン放響は世界6位。クライバー神の先見性はさすがだ。ロス・フィルやブダペスト祝管は完全にノーマーク。ロス・フィルなんてイージーな「フックト・オン・クラシック」で聴いた程度だった。反省。サンフランシスコ響も実力をつけたんだなぁ。このトップ20を見渡して思うのは、米国のオケの充実ぶり。歴史と伝統のある欧州のオケ(ゲヴァントハウス管@独は創立265年、モーツァルトの生前からある)に対して、歴史の浅い米国のオケは“元気なだけ”“深みがない”と20年前は言われていた。それがどうだろう、実に7団体も入っている。しかもこのランクを選んでいるのは、米国人を小馬鹿にしてきた英国人。うーむ、米のオケ恐るべし(近年はピッツバーグ響も人気)。一方、オペラ発祥の地イタリアのオケ(ミラノスカラ座フィルetc)や繊細な響きで知られるフランスのオケ(パリ管etc)がひとつも入ってない。英の音楽誌なのに英のオケで入ったのはロンドン響のみ。90年代初頭と随分序列が変わったもんだなぁ。//以前に紹介したクラシックの動画集『YouTube Classic』が、あれからさらに充実してマス!何曲あるか数え始めて、あまりの多さに挫折。おそらく800〜1000曲はあるんじゃないだろうか。「クラシックは退屈」と思っている人にイチオシしたいのは、カルロス・クライバー神が今回1位に評価されたロイヤル・コンセルトヘボウと1983年に組んだ『ベートーヴェン交響曲第7番第4楽章』(7分半、拍手を除くと実質6分20秒)の映像!ベートーヴェンといえば「第九」や5番の「運命」が有名だけど、鼻血が出るほどエキサイトするのは、この7番の最終楽章。全身を使って指揮をするクライバー神の勇姿は、見てるだけで脈拍が200までいきそう。地球上の全火山を噴火、いや、火星のオリンポス山まで噴火させてもおかしくない演奏だ。YouTubeにしては音も良いので、是非大ボリュームでお楽しみあれ!※映像の3分55秒あたりでは、“指揮者なのに指揮をせずピクピクしている”クライバー神の姿が映ってます(爆)!第7番は第1楽章が『のだめカンタービレ』のOP曲になり、認知度があがって嬉しいッス。※第7番(Ama
 11月28日…ズバ抜けて内容が素晴らしいTVゲームは「神ゲー」と呼ばれ、ゲームファンから讃えられる。そしてネットには人生をゲームにたとえた名文があることを友人が教えてくれた。何度も転載&改変されて誰が書いたのか分からないけど、とても優しい人が書いたんだと思う!
●『人生は神ゲーだ。本気で頑張るとギリギリ倒せるように絶妙のバランス調節がされた敵。敵は弱い自分だったりする。単純作業じゃ効率が悪いけど、工夫次第でどんどん効率を上げられる経験値システム。リセット不可の緊張感。でも「風来のシレン」とかよりずっと死ににくいからあんま気にする必要なし。つーか普通のゲームでもリセットなんて邪道じゃん。全てのキャラが深い人間性と歴史を持って登場する、圧倒的リアリティ。グラフィックが綺麗すぎ。多分、無限×無限ピクセルで、毎秒無限フレームで動いてる。色も多分無限色使える。例えば夕焼けとかマジありえねー美しさ。BGMの種類がほぼ無限。選曲も自由。自分で作った曲を流すこともできる。人間が作ったとは思えない、とんでもなく複雑で洗練されたシナリオ。リアル出産システム採用。自分と、自分よりも大切に思える相手の遺伝子を半分ずつ受け継いだ、奇跡のようなキャラを生み出して、そいつに自由に色々教えて育てることができる。すごく嬉しいし、ちょー楽しい。ネコっつー生き物が登場するんだけど、これがちょーかわいい。食いきれねーほどの種類の料理があって、超うまいものが時々食える。説明書が無く、仕様が明かされてないから、自分でデータとって仕様を推測するしかない。これがまたとんでもなく高度に洗練された仕様になってるっぽくて、なかなか正確には分からん。だから、とりあえず大雑把に推定し、それに基づいて行動して、データを取りつつ徐々に予測値を修正していく必要がある。これがまた楽しい。徐々に明らかになっていく世界観。未だに明らかになってない謎が山盛り。友達と一緒に協力して遊べる。無料。本気で自分を愛してくれる親やキャラがいたりする。
ゲーム内で別なゲームやったりアニメ見たり出来る。登場キャラと本当に心を 通わせることが出来る。信じがたいほど深い感動を味わえるイベントが結構ある。もちろん本気でやらないとフラグを無駄にするだけだが。
こんなとてつもない神ゲーを糞ゲーとか言ってる奴は、本気でこのゲームをやったことがない奴だけ。まあ、一切頑張らずにクリアできるようなヌルゲーばかりやってる奴には、このゲームはちょいとハードかもしれんがな。でも一端ハマった奴はみんな、このゲームをやめたくないって言ってるぜ』。
 11月27日…日本の月探査機『かぐや』が5月にアポロ15号の噴射跡を撮影したことで、アポロが月に行ってたことは証明されたんだけど、約15年前にNASAの探査機クレメンタインが既に同じ場所を撮影してたんですねぇ。NASAの発表だから疑われていたのを、『かぐや』がお墨付きを与えた構図っすね。
●先日、国連の人権委員会が日本政府に対して「アイヌ民族・琉球民族の子どもたちが民族の言語、文化について習得できるよう十分な機会を与え、通常の教育課程の中にアイヌ・琉球文化に関する教育も導入すべきだ」と勧告した。「琉球民族」が明記されるのは初めてとのこと。//同日また、国連人権委員会は日本政府に対して、「国内の世論調査に関係なく死刑制度の廃止を検討すべきだ」と勧告した。今の日本で死刑を廃止したら無期懲役が最高刑になる。無期懲役でも実際には20年近く服役すれば“仮釈放”されるわけで、これは被害者遺族には耐えられないことだろう。仮釈放のない“終身刑”の導入が絶対に必要だ。日本人の女性と結婚したイタリア人男性が、放火で妻子を殺され、日本政府に終身刑の創設を訴え続けているニュースもあった。ところが、日弁連は終身刑の導入に“反対”を表明した。訳が分からない。日弁連は死刑廃止を訴えてきた。それなら、セットで終身刑の導入を推進すべきなのに、例の“加害者の人権を守れ”という理論で終身刑にすら反対。僕は9条護憲や労働者・弱者保護という点で日弁連を支持することが多いけれど、この終身刑の件はついていけない。“本当は廃止にする気がないんじゃ?”って逆に思ってしまう。※死刑の是非については、1人でも殺せば死刑にすべきという気持と、命の大切さを語る法が命を奪っていいのかという矛盾に僕も悩んでいます。※ちなみに07年時点で服役中の無期懲役囚は1670人。
●米国アイダホ州で木に首つり縄がかけられ、オバマ氏の名前と共に「公開絞首刑」と書かれた看板が見つかった。他にも差別的な落書きが増えているといい、こういう米の闇の部分は不安になる。//大統領選の裏で、同性婚の是非を問う投票がカリフォルニア州で行なわれた。その結果、保守派が僅差で勝利し、同性婚は否定された。ブラピやスピルバーグなど多くの著名人が同性婚の権利を支持していたのに残念。マドンナも「黒人の大統領を選ぶほどの国民が同性婚を拒否したのは恥ずべきこと」とコメントを出している。その後、同性カップルや支持団体が「少数派の人権の行方を多数決で決めさせるのはおかしい」と訴え、州最高裁がこれを受理。審理結果が出るのは来春以降とのこと。
●来夏に公開予定の劇場版スター・トレックの予告編がアツい。まだ日本語字幕はないんだけど、映像だけ見ていても、少年カークや若きスポック、建造中のエンタープライズ号など、トレッキーは興奮間違いなし!※公式ページをクリックして数秒待つと、自動的に予告編の再生が始まります。
●ジョジョ4部の宿敵・吉良吉影の“あの”ネクタイがついに発売!(情報・@JOJOさん)嬉しいけど、価格は約1万円…!でもイタリア製なので素材の品質には間違いない。買うのか?買っちゃうのか?注文してしまった!(妻には自分への誕生日プレゼントと説得、汗)
●車高がたった48cmしかない世界“最低”の車の動画(1分53秒)。ちゃんと公道を走れるとこが凄い。しかもバットモービルみたいなエンジンもついてる(笑)。
 11月26日…マンガ『逆境ナイン』『燃えよペン』など血が煮えたぎる熱い作品を生み出してきた、超絶ハイテンションの熱血漫画家・島本和彦先生。島本先生は雑誌にマンガを連載するかたわらで同人誌も制作され、自身のサイトで通販もされている。3年前、“締め切りを守れない人”に向けた叱咤激励集、『カウントダウンBOOK』を購入した際に、「封筒の宛名は先生の自筆かも?」と日記に書いた。その後『熱血言霊(ことだま)カレンダー』と『カウントダウンBOOK2』を買ったところ、なんと『カレンダー』の方には先生の生サインがーッ!たまたま運が良かっただけかも知れないけれど、島本先生のファンの人は、公式サイト『島本和彦外伝』で購入されてみては!?残念ながら、『言霊カレンダー』も『カウントダウンBOOK』も今は通販で見あたらないので、ハートに来た言い回しを一部紹介します!
●『熱血言霊カレンダー』(炎の日めくりカレンダー)
・それはあとで歴史が証明すればいいこと!
俺が地球をまわす!
・逃げる逃げると言いながら前進。
・「とてつもなく雄々しい」が正解!!
・今前に進んでいるかどうかが重要なのだっ!!
・いい流れだ!!  ・今壊れている場合ではないわ!
・そのまさかなんだよ。  ・心でものを見すぎだ!
・なっ、何だかわからんが泣ける!
・昔のことなんかどうでもいい!
・非常識を超えた男(“常識”ではなく“非常識”がツボ!)
・お前がどうにかするしかあるまい!
今がその時なのよ!まさに今が!!
 
違う年のカレンダーなので「2007ですが」と島本先生の
コメント。いいんです!「言葉」に会いたかったんです!
●『カウントダウンBOOK2』 
・泣いたって同じだから泣かん。
・俺にだけは見える。見えてしまったのだから仕方がない。
・休んだふりをしながら突っ走るか!
・自分はだましやすいぞ
・そろそろ神がはたらく頃!
・だがここで奇跡を起こしてこそ!
  
※マンガ好きの麻生首相のことを、新潮・文春などの週刊誌が「マンガ漬けで漢字が読めない」「マンガ脳」と叩いてることについて、島本先生は漫画家としての怒りをブログに叩き付けてられました→「マンガは世界に誇る文化だ!!どれだけ徹夜して命を縮めて劣悪な環境で頑張って作品を作っていると思ってるんだ!それを読んでたら恥ですか!?おバカですか!?」。
※野球マンガ『逆境ナイン』未読の読者の方へ。もったいないです!9回裏、「112対3」からの怒濤の反撃は感動モノ!「たかが100点差!残り1回!俺たちの青春の輝きざまを、鳥肌を立てながら見ていて下さい!」…マジ最高です!
 11月25日…ジョジョのフィギュアを紹介した『ジョジョ彫刻・傑作展示室』を2年ぶりに更新!第1部&2部を中心に携帯ストラップや大型フィギュアを追加しました。年明けから10ヶ月連続でジョジョ3部キャラの可動フィギュアが発売されるので、めっさ楽しみ!(公式WEB)//最近チェックしたトピックをいろいろ紹介!
●今年の紅白に17年ぶりに洋楽アーティストが登場。それだけでも大きな話題なのに、やって来るのは、な、な、なんと、エンヤ!特別コーナーの出場になるみたい。エンヤは癒し系音楽の元祖ともいえるアイルランド(ケルト音楽)の歌姫。彼女はデビューから20年が経ってるのに、まだコンサートをしたことがない(ごくまれにTVで歌うことはある)。紅白の会場に行ける人はナマで聴けるので超羨ましい!エンヤは松尾芭蕉の俳句にインスピレーションを受けた日本語の『菫草(すみれぐさ)』(3分35秒)を歌っているので、紅白ではこの曲を選ぶ可能性が高いと見た!
●地動説を唱えた天文学者コペルニクスの遺骨をDNA鑑定で確認!05年にポーランド・フロムボルクの大聖堂で「もしかしてコペルニクス?」という遺骨が発見された。その後、コペルニクスが所有していた本に挟まれてた毛髪と照合した結果、本人の頭蓋骨と判明したらしい。本から見つかった髪の毛ってのも、またドラマチックっすね!
●国際宇宙ステーションの船外活動中に、手を“うっかり”離して飛んでいった工具箱(1千万円相当)を、アマチュアの天文学者が地上から撮影に成功。たった30cmしかない工具箱なのに地上から見えるということに驚いた!※続報では、6〜8等級なので双眼鏡でも観測可能とのこと!
●警視庁幹部が酒酔い当て逃げで懲戒免職。この警視は交通捜査のエキスパートで、以前は飲酒運転撲滅運動のリーダーを務めたというからさらに呆れる。罰則が強化されたにもかかわらず、一向に減らない酒酔い運転。また、泥酔して飲食店で暴力をふるったり、電車で痴漢行為をする男も後を絶たない。そして事件後は同様に「よく覚えていない」。自分をコントロールできない飲み方をする人が多すぎるので、外で飲むのも自分で買うのも“酒飲許可証”が必要かも、って考えてしまう。とりあえず、飲酒運転は免取のうえ罰金1000万、懲役10年に厳罰化すべき。※追記。自衛隊(海自)の1等海尉がハンバーガー店で逆ギレ。こちらも酔っ払い。49歳にもなって何をやってるんだか。
●インドで15歳の少年が身分(カースト)の違う少女にラブレターを書いて殺害される。インドではまだまだカーストの差別が根深く残ってるとは聞いていたけど、まさかラブレター1枚で15歳の子供を処刑するとは…狂ってる。
●北海道の高校生が修学旅行先のロスの空港で21人も集団万引き。これほどの規模だと、まるで窃盗団だ。日本人に対するイメージも悪くなるし頭が痛い。
●引っ越しを計画中の人は必読。不動産情報を調べる際のポイントをまとめたページを読んでおくと、物件選びに役立つことウケアイ。強度・防音比較は、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)>RC造(鉄筋コンクリート造)>>>(越えられない壁)>>>S造(鉄骨造)>(マンションとアパートの壁)>軽量鉄骨造>木造とのこと。
 11月24日…沖縄巡礼から帰還!初日は夜に到着したので実質3日間の滞在。旅行社の格安セットを利用した結果、大阪からの往復の飛行機代、宿代3泊分、毎日のレンタカー代(カーナビ付)、これを全部入れて僅か3万5千円!東京へ新幹線で往復するのと殆ど変わらない(しかも平日ならもっと安い)。沖縄は、(1)人が温厚で優しい(2)料理めちゃ美味い(3)暖かく自然豊か、と良いこと尽くめ。関空で「列島に積雪」のニュースを見たのに、沖縄に着くと夏のような27度!2週間前は30度を記録したというから驚きだ。あらためて日本の広さを実感。そして何度も「うおっ!」と声をあげたのが海の青さ!沖縄も人口が増え、開発が進んでいると聞いていたので、離島まで行かねば透明な海はないと思ってたら、本島でも涙チョチョ切れパラダイスが至る所に!(ゴミも全然浮かんでない)。郊外に出ると、本州では聞いたことがない南国の鳥の声や虫の合唱が聞こえてくる。困ったのは蚊。“もうすぐ12月だし蚊はいないだろう”と思って何も対策してなかったら、3日で20箇所近く刺されてしまった(琉球王族の墓が山中にあったのも原因)。こうした、のどかなイメージの沖縄だけど、一方では広大な米軍基地があり、沖縄戦で県民の集団自決があったガマ(洞窟)には今も人骨が残っている。玉砕した日本兵の鎮魂碑も多い。平和祈念資料館には言葉が出ないほど、数々の悲劇の記録が刻まれている。この辺の話は、おいおいサイトで語っていきます。//沖縄では6年ぶりに車を運転して超緊張したけど、広い道が多いし、荒っぽい運転の車も少ないので(僕はトロトロ運転なのに一度もクラクションを鳴らされなかった!大阪ではあり得ないッス。笑)、焦ることなく無事故で済んで良かった。レンタカーは普通車を選べたけど、あえて軽自動車のダイハツ・MOVEにした。小回りがきくし燃費も良いうえ、車内もあれだけ広ければ十分。興奮したのはカーナビ!あんなに便利だとは思わなかった!目的地の電話番号を登録するだけでも案内してくれるし、各地の学校の名前も最初から入ってるので、行き先付近の小学校を登録すれば近所まで辿り着ける。僕は沖縄を舞台にした映画『ナビィの恋』にかけて、カーナビを「ナビィ」と呼んで重宝した。4日間ナビィと行動して、ナビィから人生について学んだり感心したことが5つある。(1)楽観的に行こう…「目的地まで所要時間30分です」と言われて、30分で着いた試しがない。渋滞なし、制限速度MAX、全信号が青だった場合でも厳しい。だいたい2倍以上かかった。でも常に楽観視した時間を告げる姿勢は見あげたもの。(2)気持の切り替えは早く…ナビィが「左です」と指示してるのにうっかり直進した時、“行き過ぎです”“違います”と怒るのかと思ってたら、一言も僕を責めずにナビィは黙って次のルートを探し始め、新たな提案をしてくれた。過ぎたことは何も言わない、そんなポジティブな生き方(機械だけど)に感動した。思考パターンが生産的なんだ。(3)無闇に不安にさせない…時々、目的地と違う方向の道を案内してくる。そういう時は“本当に大丈夫なのか?”と心配になるけど、モニターには目的地と結ぶ直線(補助線)が常に出ていて、“私は分かってるから大丈夫よ”と言われてる感じ!(4)気くばりに愛を見た…ルートの案内だけかと思ったら、夕方は「まもなく陽が沈みます、ライトを確認しましょう」、早朝は「まもなく夜が明けます」、最後は「お疲れさまでした」など、色々と話しかけてくれる。そのたびに「イエッサー!」「アイアイサー!」など叫んでると、居眠り運転の危険は激減。(5)宇宙のロマンを感じろ…カーナビは車の場所を衛星に送ってるわけで、常に宇宙と交信している状態だ。運転しながら宇宙からの“目線”を感じ、気分はシャトルのパイロット。夜の運転はヘッドライトの先もカーナビで分かるので、暗視スコープを付けてるようだった。結論。カーナビを発明した人は天才!//本日は41回目の誕生日。毎年誕生日になると感じるんだけど、何が起きるか分からない人生の中で、今日まで生き延びることが出来て本当に良かったと思う。墓の本を書いたり芸術家の生涯を調べていると、“誰もが40歳まで生きられるわけじゃない”と、いつも考えさせられる。これからまた1年、少しでも悔いのないよう全力で生きたい。


何と30度弱!本州は雪っすよ! 墓地にバナナの木!

スイカのビーチボール、砂風呂の
子供とお父さん。これが11月末!
沖縄戦当時の米軍の
大型魚雷や機関砲
 11月20日…週末は20年ぶりに沖縄へ飛ぶので、次回更新は24日になります!沖縄の英雄・瀬長亀次郎さんや初代琉球国王・尚巴志(しょうはし)の墓参、読谷村、旧・渡野喜屋(とのきや)、平和の礎、南部戦跡等を訪ねる予定デス。//YouTubeは画質の面でイマイチだったけど、ここ最近はビックリするほど綺麗な画面で鑑賞できるのも増えてきた。『ドラゴンボールZ』の海外CM(28秒)、レースゲーム『GT5』のOP(2分17秒)などは、パッと見ただけで全然違うのが分かる。ACL FINALのサッカー映像(3分8秒)とか普通のTVより綺麗なくらい。これらは従来のアドレスの最後に「&fmt=22」と英数字を足すだけでOK。低スペックのパソコンで動画がカクカクしたり重すぎる場合は、「&fmt=18」「&fmt=6」など数値を低くすれば動くようになる。僕が最近見た動画、というか、今年に入って見た動画で一番感動したのは、世界各地をユーモラスなダンスで飛び回るマット君の新作映像『Where the Hell is Matt?-2008』(4分29秒)。これまでにも何本か彼の動画を見てきたけど、今回のは間違いなく最高傑作!4分半で70箇所もの国と地域が登場するだけじゃなく、従来に比べて参加人数が半端じゃない!言葉を使わずに、超シンプルな楽しいダンスの映像だけで人間讃歌を歌いあげている。今、日記の上部にアンネ・フランクの「いろんなことがあるけれど、私はまだ人間は心の底では善良なのだと信じています」という言葉をアップしてるけど、この映像はまさにその精神を地で行くような作品。ネットで他人や他国に対する憎しみを煽られるのはウンザリ。なんというか、もうね、マット君にノーベル平和賞をあげていいと思いマス!p(^^)q ※ちなみに低画質というか、通常バージョンのマット君の動画はコチラ。過去作品の中では第1弾(3分43秒)がお薦め。すべてはここから始まった!
 11月19日…戦前に小林多喜二が、民衆の苛酷な労働環境や権力者の支配構造を暴き出し、発表から約80年が経って今年売れまくった小説『蟹工船』。この作品が松田龍平の主演で映画化されるとのこと。記事にある“ポップな蟹工船”という設定がちょっと不安だけど、まさか今の時代に映画として甦るなど去年まで想像もしておらず、多喜二ファンとして感慨深いものが。来年の公開を楽しみにしてマス。/小林多喜二といえば、先日サイト読者の方から、石川県出身の鶴彬(つる・あきら/1909-38)という反戦川柳作家の存在を教えて頂きました。この人の本名は、なんと“喜多 一二”(きた・かつじ)。多喜二の名前とよく似てる。年齢も6歳しか変わらず(多喜二が年上)、多喜二が特高警察の拷問によって29歳の若さで殺されたように、鶴彬も反戦思想で何度も逮捕され、留置場で赤痢に感染し、同じ29歳で他界している。この偶然に驚くばかり。鶴彬はベッドに手錠で繋がれたまま絶命したらしく、憲兵によって毒(赤痢菌)を盛られたという説もある。以下、鶴彬の川柳をいくつか紹介(一部現代語に変換)。70年前の作品が現代にも通じるとは…!
・フジヤマとサクラの国の失業者
・これからも不平言うなと表彰状
・自動車で錦紗(きんしゃ)で貧民街視察
・正直に働く蟻を食うけもの
・血を吸ったままのベルトで安全デー
・凶作を救えぬ仏を売り残している
・みな肺で死ぬる女工の募集札
・飯櫃(めしびつ)の底にばったり突き当たる
・俺達の血にいろどった世界地図
・武装のアゴヒモ(顎紐)は葬列のように歌がない
・稼ぎ手を殺し勲章でだますなり
・殴られる鞭(むち)を軍馬は背負わされ
・ざん壕で読む妹を売る手紙
・屍のいないニュース映画で勇ましい
・手と足をもいだ丸太にしてかえし
・銃剣で奪つた美田の移民村(※大陸で日本がやったこと)
・奪われた田をとりかえしに来て射殺され
特筆したいのは1937年の時点で鶴彬が「葬列めいた花婿花嫁の列へ手をあげるヒットラー」「ユダヤの血を絶てば狂犬の血が残るばかり」と、第二次世界大戦開戦より2年も前に、ナチスの狂気を見抜いていること。アウシュビッツが作られるのはこの3年後だ。日本において、そういう人が市民にいたこと(外交官ではなく)、海外の情報が届いていたことに驚く。知る努力をすれば知り得たんだ。/過去の戦争が語られる時、「政府にだまされた」「あの頃は何も知らなかった」という言葉をよく耳にする。実際、検閲など情報統制があったし、それも真実だろう。しかし、多喜二や鶴彬、幸徳秋水、ドイツ人でありながら反ナチ運動をして処刑された学生ゾフィー・ショル、彼らのことを思うと、「当時は仕方なかった」の一言で片付けてしまっていいのかと考えてしまう。/その関連で三つの言葉を紹介。
●「もともと普通の人々は戦争したいと思っていない。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようと思うはずがない。だが、国の政策を決めるのは結局指導者であり、反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」(ヘルマン・ゲーリング)元ナチス最高幹部/秘密警察創設者
●「(終戦翌年に記す)多くの人が、今度の戦争で騙されていたという。みながみな、口を揃えて騙されてたという。私の知ってる範囲では、“俺が騙したのだ”と言った人間はまだ1人もいない。(略)“騙されていた”といって、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別の嘘によって騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作)※伊丹十三監督の父
●「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
※追記。米国の勇ましいキリスト教右派の連中には、鶴彬の次の川柳を送りたい→
●「バイブルの背皮にされる羊皮」。
//本日発売の『ウルトラジャンプ12月号』(Ama)は、全ジョジョファンにとって“買い”ですーッ!付録のSBRのシール・セットが嬉しすぎる!シールは大小あわせて42個!ぶっちゃけこれ単品だけで本代の値打ちはあります!もちろん本編も最終決戦レベルの超濃密バトルっす!//地方によっては、早くもかなりの大雪に。皆さん風邪には気をつけて下さいネ。(*^v^*)
 11月18日…元厚労省幹部への連続襲撃、警視の飲酒運転、国籍法の衆院通過、イスラエル軍のガザ侵攻、今日1日でいろんなことが。/最近、酷いひき逃げが続いていてゾッとする。しかも犯人は無免許とか泥酔とかめちゃくちゃ。/国籍法は参院でDNA鑑定を義務化する修正案を足して衆院に送るべき。//その他、最近チェックしたトピックをまとめて。
●北朝鮮に拉致された息子の帰りを待ち続けて30年、再会できずに市川トミさんが他界。今年新築した自宅には、帰国に備えて修一さんの部屋を作り、本棚に修一さんが好きな歴史書などを並べたという。「私の中で修一は23歳のまま」(市川さん)。被害者家族の高齢化と共に、この問題は本当に時間との戦いになっている。
●約4万人が所属する山口組の中で、故・伊丹十三監督に重傷を負わせるなど「超武闘派」として知られる後藤組(組員約1200人)が、山口組から除籍された。この5ページにわたる記事は、現在進行形で起きている内部抗争の話が書かれており、一般人が普段知ることのない情報ばかり。入魂の特集。
●ドイツの中高生が「政府はもっと教育に金をまわせ」と、10万人デモ。具体的な要求は(1)学校設備の充実(2)教師の人員増(3)学校への補助金増額。日本の中高生が国に対して10万人がデモするなんて想像ができない。これが国民の権利意識の違いか。(校舎の中を破壊するのはNG!)
●米国の世論調査から。ウォーターゲート事件で辞任した故ニクソン元大統領の不支持率66%を、この度ブッシュ大統領が76%という過去最高の数字を叩き出し、不支持率で歴代新記録を達成。記事にある調査責任者のジョークが笑える。
●中国北京の学校長が修学旅行で日本を訪れ、敬服したと報告。ネット情報に振り回されず、こうして実際に自分の目で日本を見た感想を書いてもらえるのは助かる。
●こちらは中国ウイグル自治区から。草原で2匹の子猫を拾ったところ、どんどん大きくなり(15kg)「猫じゃないかも」と思ってたところ、飼っている羊が“猫”に喰い殺され、鑑定の結果、1級保護動物のユキヒョウと発覚。こんなことがあるんだね。
●“熊に出会ったら死んだふり”は根拠ナシ。確認の為に噛まれてしまう。会ってしまったら、目をそらさず静かに後ずさりで逃げるしかないんだって。全力で逃げたくなるのが心情。ソロリ、ソロリなんて怖すぎる…。
●男子フィギュア・スケートの高橋大輔選手が、ケガのために「今季出場は絶望」。なんてこった!NHK杯や暮れの全日本には復帰すると思っていた。来春の世界選手権もダメなんて可哀相すぎる。バンクーバー五輪の出場枠がかかる超重要な舞台なのに…!
●環境省から絶滅危惧種に指定されている野鳥のクロツラヘラサギが、釣り人の捨てた釣り糸とおもりがクチバシに巻き付き死んだ。一部の心ない釣り人の行ないが鳥の命を奪う。
●兵庫県豊岡の安国禅寺の紅葉。小さな写真ながら美しさに息を呑んだ!


 11月17日…締め切り前の仕事が山積み!18日夜には何とか更新できるかと!m(_ _)m
 11月16日…YouTubeは著作権が時々問題になるけど、ビデオ化もDVD化もされておらず、再放送もない10年以上の前の映像は、芸術の普及のためになんとか見逃して欲しいところ。先日、同年代の友人と3人で飲んでる時に、小中学生の耳でも“この人の歌唱力はスゴイ”と感じた人は誰か、という話題になった。何人か名前が出たなかで、“この人は確かに凄かった!”と全員の意見が一致したのが八神純子さん!作詞作曲もやり、ピアノを弾きながら熱唱する才人。飲み会の帰り道、「紅白に出たのは30年くらい前だし、サイトに書いても若い人はピンと来ないだろうなぁ」と思ってたら、なんとYouTubeに『みずいろの雨』(2分50秒)と『パープル・タウン』(2分20秒)があがってた!オマケに小坂明子さんが書いた名歌『あなた』を、八神さんがカバーしている(2分39秒)レア映像まで!あらためて歌唱力の高さに圧倒された。どの曲も2分台の短い曲なのに、誰のものでもない、彼女独自の世界を作っている。アップしてくれた人に感謝!※っていうか、約30年も経っていたことに3人で衝撃。まだ20年くらい前だと思ってた…。まさに光陰矢のごとし!人生短ッ!//レア映像と言えば1981年の『ザ・ベストテン』で、寺尾聰が『ルビーの指輪』で前代未聞の“11週連続第1位”という新記録を作った時の映像がアップされてた(6分11秒)。27年前によく録っていたなぁ。久米宏も若い。CDがない時代だから、セットの超巨大なレコードがさらに郷愁を呼びました(笑)。※作曲も寺尾さんデス!//今夜GPファイナルで初披露された、スケート・浅田真央選手の新しいプログラム“仮面舞踏会”。ド偉い迫力におったまげた!まだ滑り始めで転倒もあったけど、これを良く滑り込んで完成させれば、最強のプログラムになると思う。両腕というか、上半身全体が常に動きっぱなしで、プルシェンコ並みの運動量。フランス大会の結果は2位だけど、超ハード&パワフルな振り付けを、4分半演じきっただけでも凄いと思う。片手を高くあげるジャンプは美しかったな。今季の中野選手は衣装を変えて欲しい。正直、目のやり場に困る(せめてインナー着て)。男子は高橋選手がケガで長期欠場、織田選手が公式戦未復帰のなか、孤軍奮闘している小塚選手に心から拍手を送りたい。※フランス大会の会場となったリンクは、周囲の広告が青色に統一されていて、競技の邪魔にならず最高。とてもクール。他の会場ではアコムの赤い広告が選手の背後で目立って、演技を妨害している。KY広告は逆効果!//エヴァンゲリオン新劇場版第2弾の予告が公開!なんかもう、既に全然違う物語になってるみたいで、完成が待ち遠しいッス。

 11月15日…日本の「男女平等指数」が98位に後退。日本の順位は昨年より7つ下がり、先進国では最低の評価。1位はノルウェーで、2位がフィンランド、3位がスウェーデン。日本の「98位」は大問題。人権意識の低さが報道される中国でさえ57位で、日本は大きく引き離されている。しかも、社会体制として女性差別が問題になっているイスラム国家にも一部で抜かれているとのこと。これほどまでに日本が低評価なのは、女性の国会議員が少ないことや、経済面の収入や昇進で男女格差がまだまだ残っているのが理由。うーん、けっこうコレって国際的には“恥”だと思うんだけど、「愛国」を叫ぶ政治家も、こういうことでは国辱と感じない様子。ほとんどニュースになっていないことが、現状の深刻さを表している。男性が考え方を変える必要があるのは当然として、女性もデモで国会を包囲するとか、もっと本気で怒っていいんじゃないかな。//18日に国会で採決される予定の「国籍法改正案」。同法はこれまで日本人男性と外国人女性が結婚している場合のみ、赤ちゃんに国籍を与えてきた。しかし現実には様々な事情から未婚のまま生まれる赤ちゃんもいる。今年6月、最高裁は「父母の結婚を条件にするのは法の下の平等に反する」と判断。審議中の改正案では「たとえ未婚でも父親が認知すれば国籍を与える」とした。これで赤ちゃんは救われるし、何の問題もないように見えるんだけど、ひとつ大きな問題が。法律ではDNA鑑定を義務付けておらず、虚偽申請の罰則が20万円以下&懲役1年以下というメチャ甘い内容なので、犯罪組織による人身売買・児童買春などに悪用される可能性が高いこと。また、出生後に認知された子供(20歳未満)にも国籍が付与されるため、理論的にはいくらでも“日本人”が誕生することになる。暴力団が介入して国籍を高く売り、ボロ儲けするのは火を見るより明らか。ドイツでは10年前に同様の法案を作った結果、滞在許可期限が切れた外国人女性が、ドイツ国籍のホームレスにお金を払って子供を認知してもらい、国籍を取った上で自身もドイツ滞在を可能にしたという事例が起きて問題になったという。法案の主旨としては母子の人権救済に繋がるので大賛成だけど、組織犯罪に利用されぬようDNA鑑定だけは絶対に必要だと思う。(他国工作員の潜入防止という防衛上の問題もある)//これも、ほとんどニュースになってないことなんだけど、国連が一昨日、パレスチナ自治区ガザの難民約75万人向けの食糧が底をつき配給停止に追い込まれたと声明を出した。イスラエル軍が10日前に始めた完全封鎖で、食糧も燃料も入って来ないからだ。イスラエルに封鎖されているパレスチナ・ガザ地区は、人口密度が3945人(日本は339人)と世界最高レベル。イスラエルの約13倍だ。失業率は35%、貧困率は79%。イスラエル側は「もう占領してない、戦車もいない」というが、徹底した経済封鎖を実行し、ガザでは物資も人間も移動が制限され、海岸線の封鎖で漁師はまともに漁が出来ない状態が続いている。ガザ地区から出ることができるのは、一握りの商人、国際NGO、留学生、重傷患者人だけ。救急車でさえ検問所で何時間も足止めされ、患者が死亡する事例が多発している。原材料を入荷できない為にガザの産業は壊滅し、98%が稼動ストップ。庶民が食べていた栄養価の高い雛豆は、食糧不足のため2年間で3倍に跳ね上がり、子どもの栄養状態が悪化している。こうしたことから、ガザの人口150万人のうち、約7割の110万人が外部の支援で食いつなぎ生きている。そのような状況下で国連の支援物資が「底をついた」という。日本の多くの政治ブログはチベット問題にとても熱心なのに、パレスチナ・ガザに対しては信じられないほど無関心。チベットの民衆を支持するのと同じ熱意と情熱を、どうかパレスチナの民衆へも!国際社会はイスラエルに経済政封鎖を止めさせるよう、一丸となって圧力をかけねば。
 11月14日…ネットの百科事典ウィキペディアは、気軽に調べることができ、誰でも編集が可能な為に、話題の項目は書き手の主観で頻繁に更新される。宗教や政治に関する項目は“編集合戦”になっているケースも多い。ウィキペディア全体ではどの項目が最も多く更新されているのか。海外と比較した資料によると、編集頻度トップ10は→
英語版 フランス語版 日本語版
1 G・W・ブッシュ 05年2月の出来事 ONE PIECE登場人物
2 ウィキペディア 04年12月の出来事 舞・乙HiME
3 米国 アルジェリア ONE PIECE
4 キリスト フランス BLEACH
5 イスラエル・
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日本語版は、アニメ、漫画、特撮、アダルト一色という、まさにオタク王国の名に恥じぬ結果に(爆)。ちなみに日本語版の11位以下は順番に、銀魂の登場人物一覧、ケロロ軍曹、ケロロ軍曹の登場人物一覧、第二次世界大戦、NARUTO、ミュージックステーション、デス・ノートの登場人物、クレヨンしんちゃん、ネプリーグ、笑っていいとも。仏語版なら「フリードリヒ・ニーチェ」「サルコジ」「ビートルズ」、英語版は「イスラム」「インド」「アナーキズム」云々(情報元は痛いニュースさん)。何だかんだ言っても日本は平和というか、世界から隔離されているというか、独自のカルチャーが発展するのも分かる気が。“日本も芸術や社会問題がもっと更新されないかな”と思ってたら、リンク先の次の一言にガツンとやられた。「オタク叩いてるヒマあったらお前らが編集しろ。オタク以外の日本人のネット上における行動力の無さは異常」。そうなんだよね。オタクにパワーがあるんじゃなくて、それ以外がネットで元気がなさすぎる。僕自身、文芸が好きなのに、ウィキを編集したことがない。反省しきりッス。//豆トリビア。ネットに出回ってる英国のパンク兄ちゃんへのNHK『英語でしゃべらナイト』のインタビュー、あの回を見てました!2年くらい前かな。「日本人はイッちゃってるよ、あいつら未来に生きてんな」と言ったのは『明和電機』の魚型電気コードを見た感想でした。この『明和電機』はキテレツなオリジナル楽器(8分)、その2(1分42秒)を多数生み出しており、その豊かな発想力に脱帽しまくりデス!※お魚コード@明和電機(Ama)//昨日、“偽ニューヨーク・タイムズをゲットしたい”と書いたところ、米国在住の方から「PDF版がアップされてますよ!」と情報を頂きました。ありがとうございます!
 11月13日…ネットの活用方法はいろいろある。読者の方に紹介して頂いた戸田誠二さんという漫画家は、自分のサイトで作品を発表し続けた結果、それが反響を呼んで出版社から声がかかり、単行本の発売に至ったという珍しいデビューを果たした方だそうです。普通、パソコンのモニターで漫画を読むとすごく目が疲れるんですが、戸田さんの場合は短編作家ということで、1ページだけの作品も多く、ネットと相性がいいのかも知れませんね。リンク・フリーということなのでグッときた9作品を貼っておきます。人間の孤独や小さな救い、他者との交流が生んだぬくもりなどを描いた作品が主流なので、共感できる方も多いのでは。『人生』(1ページ)/『失恋』(1ページ)/『恋人』(1ページ)/『サメ』(1ページ)/『スマイル¥0』(1ページ)/『くらげ』(1ページ)/『Making World』(6ページ)/『2056』(3ページ)/『そんなあなたが好きよ』(2ページ)。戸田さんは来年で40歳。どの作品も独特の余韻がありますね。時々スピリッツにも掲載されているということで、これからの活動を楽しみにしています。//この『偽ニューヨーク・タイムズ』、ぜひゲットしたいなぁ。“数千人のボランティアが6カ月をかけ120万部印刷”というから、ジョークもここまでやれば立派。「国連、全会一致で武装禁止条約を可決」「ブッシュ大統領、国家反逆罪で起訴」「社長の最高賃金制限法が成立」etc。他にはどんな記事が載っていたんだろうねぇ。//映画『アメリカン・ヒストリーX』で強烈な差別主義者を演じたエドワード・ノートンが、オバマ氏のドキュメンタリーを製作するんだって。日本のニュースでは流れなかった発言とか楽しみッス。//「バラック・オバマは今のところ、コメディアンにとって悪夢だ」--米国のコメディアンには、オバマ氏はブッシュ大統領と違って“ツッコミ”の対象にしにくく、当選は深刻な問題らしい(笑)。
 11月12日…『その時歴史が動いた』のキング牧師編、とてもよかった。黒人差別撤廃を非暴力運動で実現させたキング牧師いわく「“自由”と“正義”の闘いにおいて最も強力な武器とは“非暴力”なのです。“正義”を勝ち取るには、あくまでも“正義”の行動で闘わなければならない」「私たちは打ち勝つ。たとえ遠回りをしていたとしても、行き着く先に“正義”がある限り。私たちは打ち勝つ。なぜなら“偽り”が永遠に生き続けることはないから。私たちは打ち勝つ。私はそれを心の深いところで信じている」。南部アラバマ州モンゴメリーで「“白人席・黒人席”がある市バスの利用をボイコットしよう!」と呼びかけたキング牧師に賛同し、大勢の黒人が道を歩いている姿はジーンと来た。職場に行く人、学校に行く人、毎日歩くのは大変なのに、雨の日も雪の日も彼らは歩き続けた。しかも、誇りに満ちた笑顔で。ある日、足が不自由な老婆が歩いているので、見かねた人が「車で送りましょう」と声をかけると、彼女はこう答えた「私は自分の為に歩いているのではありません。私の子供や孫の為に歩いているのです」。11ヶ月後、アラバマ州の人種隔離法に違憲判決が下り、市バスから人種別の座席が撤廃されボイコットは終わった。勝利!//このキング牧師の話を書き終えてヤフーニュースを見て沈黙。白い頭巾を被り、白人至上主義を唱え黒人をリンチ殺人してきた秘密結社KKK。連中が脱退しようとした者を射殺した。大統領が黒人になっても、いまだにこんなことをやってるのか。超脱力。//地球の人口は去年66億だったのに、アッという間にもう67億5千万人!14年後にはインドが中国を抜いて世界一の人口になるという。08年時点のトップ10は以下の通り。
1.中国…13億3630万人(面積は日本の25倍)
2.インド…11億8620人(面積は9倍)
3.アメリカ…3億880人(面積は25倍。中国と同じなんですね)
4.インドネシア…2億3430人(面積は5倍)
5.ブラジル…1億9420人(面積は23倍!けっこう大きい)
6.パキスタン…1億6700人(面積は2倍強)
7.バングラデシュ…1億6130人(面積は日本の4割。小さい)
8.ナイジェリア…1億5150人(面積は2倍半)
9.ロシア…1億4180人(面積は45倍。でかすぎ)
10.日本…1億2790人このデータを見て驚いたのは、日本に比べて面積が4割ほどしかない小さなバングラデシュに日本以上の人口がいること。もうギッシリっすね。過去5年間の人口の平均増加率は欧州が0%、中国が0.6%、インドが1.5%、アフリカが2.3%と大きな差がある。人口の爆発は、環境問題、食料問題に直結する人類最大のテーマだけど、「産む子どもの数を減らせばよい」という現実的な結論が分かってるだけに、政治家も科学者も語りたがらないんだよね…。(特にキリスト教は“産めよ、増やせよ、地に満たせよ”だし、この議論はタブーに近い空気がある)※リンク先が消えた時の為に内容を追記。世界五大医学雑誌の一つ、英国の医学誌「BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)」の社説。「根本的な問題は人口の異常な増加にあり、子どもの数を2人までにすれば現在の問題は解決可能です。これは最も単純で最も大きな貢献です。誰でも私たちの孫が住むのに適した惑星を残すことができます」。
 11月11日…オバマ次期大統領の選挙公約が、感動を覚えるほど素晴らしかったので、あらためて以下に紹介!
●地球上のあらゆる核兵器廃絶への明確な目標を定める。
●新規の貿易協定については、環境保護・労働保護を含むもの以外は協定しないし、交渉さえしない
●軍事情報部門から政治色を抜き、武力侵攻に導く情報操作を二度と繰り返させないようにする。
●16ヶ月以内にイラクから全兵力を撤退させ、イラク国内に恒久基地を置かない。
●イランやシリアのような国々との外交会談を始め、政治的緊張の平和的な解決を目指す。
●グアンタナモ・ベイ収容所(※)を閉鎖する。※イスラム過激派の容疑者を裁判抜きで尋問・拷問する施設。06年の時点で1人もテロ犯は見つかっていない。誤認・無実の拘束ばかり。
●ダルフールでの虐殺(※)を阻止する為の重要な外交行動を開始する。※中国が武器援助したスーダン政府が引き起こした虐殺事件。20万人死亡。しかも進行中。
●合衆国の援助を倍増し、2015年までに極度の貧困を半減させる。また、エイズ・結核・マラリア撲滅の闘いを加速させる。
●合衆国の炭素排出量を2050年までに80%削減し、期限が切れる京都議定書に代わる「拘束力のある世界条約」の協議において強力で積極的な役割を果たす。
●再生可能エネルギーを支援。2015年までに100万台の電気自動車を走らせるため10年以上1500億ドルを投資する。
ほんと、世界最強国家のリーダーがこんなことを言ってくれるなんて、心強いったらありゃしない。暗殺だけはカンベン!
//過去最悪のペースで増えている『振り込め詐欺』。10月末までの被害額は251億円という途方もない金額。警察は「騙されないように」とキャンペーンしているが、もうそういうレベルじゃない。ここまでくれば、暴力団を放置してる国の責任だ。先日は暴力団浅野組組員が、そして昨日は山口組幹部が詐欺集団のリーダーとして逮捕されている。老人がコツコツ貯めた金を奪って何が「任侠」「仁義」なのかと。しかも、親が子を思う優しさにつけ込む卑劣なやり方で。不思議なのは、暴力団が振り込め詐欺や薬物売買の背後にいるのが分かっているのに、国は暴力団を指定するのがやっとで、解散させることもしないこと。普通の会社は、社長が社員に給料を渡すシステムだけど、暴力団は社員が社長に給料(上納金)を渡す特殊な構造だ。下っ端は死にもの狂いで金をかき集めるしかなく、結果的に犯罪に手を染めざるを得なくなる。海外の司法関係者いわく、「米でマフィアのボスをなかなか逮捕できないのは、地下に潜伏して居場所を特定できないから。日本の場合は住所も名前も電話番号まで分かってるのに逮捕せず理解できない。都会に堂々とマフィアが事務所を構えているのも欧米ではあり得ない」。麻生総理でも小沢党首でもいいから、「暴力団を任期中に撲滅できなければ議員を辞職する!」と宣言してくれないものか。そうすれば一躍国民のヒーローになれるのに。とにかく!任侠に憧れてヤクザになるのは個人の自由だ。兄弟盃にロマンを感じるのも別に良い。でも、カタギに迷惑をかけることだけはしないで欲しい。っていうか、決して群れない一匹狼、それも弱者を守る狼の方が、男としてカッコイイと思うんだけどな。
※07年3月時点の指定暴力団は22団体。05年の暴力団の人数は構成員43,300人、準構成員43,000人、計86,300人。戦力比較では自衛隊を出さなくても、機動隊だけで指定暴力団の一斉壊滅は可能とのこと。暴力団員は憲法第21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」を引き合いに、“結社の自由がある”と主張するが、21条は「公共の福祉」に反しない限りでのこと。ドイツでは暴力団という存在自体が非合法化されている。
※1989年の警察白書で暴力団全体の年間収入を、約1兆3千億円と推定している。この内、覚醒剤の収入は約5千億円。たった8万6千人の暴力団に、年間1兆円以上の資金が無課税で流れている。20年前でコレ。経済ヤクザが活躍している今はどれほどの規模になっているか見当も付かない。
※「暴力団がいなければ外国マフィアが入ってくる」というのは、全くの詭弁。01年に沈没した北朝鮮の不審船(覚醒剤の密輸船と思われる)から回収されたケータイは、連絡先が日本の暴力団。ウィキでも「北朝鮮から覚醒剤を購入し国内での流通を取り仕切ったり、外国人窃盗団に情報提供を行なうなど、外国人犯罪の拡大に繋がる行為を、日本の暴力団自身が行なっている」と書かれている。//エルサレムのゴルゴタの丘の上に建つ、聖墳墓教会で聖職者達が殴り合いの大喧嘩。この乱闘の様子をテレビで見たけど、握り拳で顔面をボコボコに殴りつけていた。それも力一杯に。思わず画面の前で凍り付いた。愛と非暴力を語ったキリストの墓の側でケンカした修道士は、もはや聖職者を名乗る資格なし!なんの為のこれまでの修行か。手を出した奴は全員エルサレムから出て行くべし。
 11月10日…公開中の『レッドクリフ PART1』レビュー。あの『三国志』をロード・オブ・ザ・リングのような巨大スケールで映画化。良い映画だけど、戦いが冒頭とラストにしかなく、壮大な中だるみが用意されているので御覚悟を(笑)。最初のバトルでは、関羽、張飛、趙雲、諸葛孔明など、英雄達が最高に格好良く登場。彼らが銀幕に出てくると「ウオー!」と喝采が館内から聞こえた(ような気がする)。80万対5万の戦に繋がるクライマックスの激闘“八卦の陣”は、圧巻の映像に涙がハラハラ(あれだけの映像を作り上げた撮影スタッフの心意気と情熱に泣いた)。数の上で圧倒的に不利なのに、天才軍師・孔明の罠が次々と決まり(それもかなりエゲツない)、思わず敵である曹操軍の気持になって、マジで孔明が怖くなった(汗)。関羽の無双斬り、素手で馬を殴り飛ばす張飛の怪力ぶり、趙雲の二刀流、周瑜の回転ジャンプなど、戦い方にも個性があって見入ってしまった。ジョン・ウー監督はアクション映画の名手と言われるだけある。この映画の問題点は主に3点。(1)タイトルが“レッドクリフ”なのに、急遽2部作として公開されたことで、目玉の“赤壁の戦い”が後編に回されたこと。(2)敵ボスの曹操がただの極悪人。もっと曹操の良い面も描いて欲しい。漫画『蒼天航路』の曹操ファンは特に怒り心頭の様子。(3)最初にも書いた“中だるみ”。必要なエピソードとは分かるんだけど、ワンシーン、ワンシーンがことごとく長い。くどくど冗長。特に周瑜のラブ・シーンはあの100分の1でいい。包帯シーンにも妙なエロ演出は必要なし。トニー・レオンが記者会見で「ジョン・ウー監督はラブシーンの演出がヘタ」と言ってたけど、あれはジョークじゃなくマジだろう。テンポ良く編集すれば1本の映画にまとまったのに、ダラダラ見せて前後編にするのは如何なものか。総括としては、戦闘シーンが95点、ドラマパートが70点で83点くらいかなぁ。パート2も必ず観に行く。演技派の俳優が揃うなか、金城武や中村獅童は孔明や甘興を上手く演じていた。(とりあえず、野郎は見ておけ!)※仔馬の名前が“萌萌”(モンモン)っていうのに笑った。※予告編(2分8秒、見応えアリ)//今週のジャンプも『ハンター×ハンター』が素晴らしすぎる。たった19ページしかないのに、2時間の映画を見たような充実感。これだけ毎週他の連載とは「別格」のクオリティが続くのは驚異的。数度にわたる長期休載の理由は、今のシナリオづくりにあったのだろう。昨日の『ジュリア』レビューで書いた“良作レベルなら発表しない。傑作だけ発表する”という信念に通じる、表現者の誇りを感じた。
 11月9日…映画『ジュリア』レビュー。最近派手なアクション映画を続けて見た反動で、しっとりとした往年の名画が見たくなり鑑賞。1977年の作品。監督は名匠フレッド・ジンネマン。労働運動&反ナチスの女闘士ジュリアの生き方を、少女時代から親友だった女性作家リリアン・ヘルマンが見つめる。女の友情を描いた作品としては『テルマ&ルイーズ』に並ぶ名作。リリアンが数年ぶりにジュリアに再会するシーンは、見ているこちらも感無量になった。ヒューマニズムを描いた映画だけど、ナチスに捕らえられた仲間を救う為に国境を越えるシーンはサスペンスとしても見応えがあった。劇中で印象に残った台詞が2つある。(1)少女時代の思い出。ハイキングの途中で丸太橋を渡る際、ジュリアが「危ないから這って渡れ」と注意したのに、リリアンは「大丈夫だから」と立って渡り、足を滑らし落下しかける。ジュリアに助けられたリリアンは、反省して泣きそうになって「ごめんね」。これに対してジュリアが言ったのは「いいのよ。きっと次は渡れるわ」。この言葉にリリアンは救われ笑顔になる。※この「次はできるわ」って、建設的な考え方だし色んなケースに使えると思う!例えば親子。僕が子供なら、テストの出来が悪い時に「この点数は何だ!」と怒られるより、「大丈夫、きっと次はうまくいく」と言われる方が、相手が信じてくれている分、前向きになれると思う。社会人でも同じ。「何をやってたんだ」と「君なら次はやれる」とでは印象が全く違う。(2)リリアン・ヘルマンは劇作家。夫はハードボイルド小説で知られるダシール・ハメット。リリアンが頑張って書き上げた原稿を読み終えたダシールが言ったのは「君の目標は本物の作家。その努力をしてきた。これは破った方が良い。悪くはないが傑作じゃない」。単なる“良い作品”ではダメなのだ。この世に発表し、残す作品は「傑作」だけ。目からウロコっす。この言葉はすべての作家・芸術家の座右の銘になり得るものかと!//“ひこにゃん”の人気でふるさと納税の寄付が増えているとのこと。小口の寄付が多いというのがジーンとくるなぁ。//北朝鮮による拉致被害家族に“4人生存”という久々の朗報!この情報が突破口になって欲しい!//日本シリーズは7戦目までもつれ込み、西武が大逆転で巨人を下して優勝!“勝った方が日本一”という最終戦はドラマチックだった。ただ、西武は4年前に日本一になってるので、6年間負けている巨人に勝たせてあげたかったかも…。//9月末に佐渡島で放たれたトキが、海を渡って本州に飛んできた。本州でトキを確認したのは38年ぶりという。画像を見て、羽の美しさに驚いた。今はまだ石川県にいるけど、いつか関西の空でも見られる日が来るといいな。

 11月8日…昨日のカレンダーについての記事で、一部修正があります。セプテンバーは“7番目の月”、オクトーバーは“8番目の月”という意味なのに実際は9月や10月にズレている理由として、「ジュリアス(シーザー、6月)とアウグストゥス(7月)が暦に割り込んだからズレた」と書いたのですが(削除済み)、読者の方が紹介して下さったサイトによると、シーザーが生まれるより半世紀前の時点で、暦の改定でズレていた模様。だから正確には、「元々2ヶ月ずれていた6月&7月の名前を、シーザーやアウグストゥスが自分の名前に変えさせた」という方が正しいですーッ!※情報を有難うございました!//2年ほど前に紹介した『ヴァーチャル美術館』が、ドドーンと展示枚数を増やしてさらに充実した模様!あまりにも圧倒的なボリュームのため、まだ全部見切れていません。美術ファンには重宝サイトっすね!//公開されたばかりの『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(Ama)がもうレンタル開始。めちゃくちゃDVD化が早いっすね。劇場で観客が絶句したラストのオチ、また賛否両論になるだろうなぁ(笑)。
 11月7日…NHK教育の『知るを楽しむ』でカレンダーの面白雑学を特集していた。色々と目からウロコだったのでメモったことを紹介。B.C.27年にアウグストゥスがローマ帝国初代皇帝に就任すると、これを祝って8月が「アウグストゥス」(オーガスト)と呼ばれることになった。しかし「ジュリアス(シーザー)」の名が付いた7月(ジュライ)が31日あるのに、当時の8月は30日しかなかったので、“シーザーより少ないのは悔しい”と31日に増やし、調整の為に元々29日だった2月をさらに1日削って28日にした。/次はクリスマスに関する全キリスト教徒驚愕の事実。キリストの誕生日は聖書に記載されていないのに、なぜ12月25日に決まったのか。ローマ最後の皇帝コンスタンティヌス1世はキリスト教を国教にして国を一つにまとめようとした。当時のキリスト教は宗派ごとに誕生日を決めてバラバラに祝っていたので、皇帝はトルコのニケーアに各宗派の代表者を集め(345年・ニケーア公会議)、キリストの誕生日や復活祭などの祝祭日を統一するよう命令した。昔からローマ人は太陽を崇拝するミトラ教を信仰しており、最大の祭り「太陽の誕生祭」が12月25日に催されていたので、この“太陽の誕生日”を“キリストの誕生日”(クリスマス)としたんだ。皇帝は円滑に異民族を支配する為、様々な文化の風習をクリスマスに取り込んだ。
・サトゥルナリア祭…ローマで12月中旬に行なわれていた農耕神を称える収穫祭。ごちそう(七面鳥)を食べたりキャンドルを灯す慣習がクリスマスに取り入れられた。
・ユール…ゲルマン人の冬至祭。冬が厳しくならないよう丸太を火にくべる祭り。人々は冬でも緑の状態の木を敬った。クリスマス・ツリーやリースを飾り付けるのはこのユールから。ブッシュ・ド・ノエル(丸太の形のケーキ)もユールの伝統。
・聖ニコラウス(セント・ニコラウス=サンタ・クロース)…トルコの聖人。教区の貧しい子供にこっそり持参金を恵んだ。このとき煙突から投げ入れた金貨が暖炉脇の靴下に入ったことから、靴下にプレゼントを入れる風習がサンタクロースに取り入れられた。
※ただ、キリストの誕生日がローマ帝国の都合の良い日(12月25日)に決められたからといって、これが絶対に間違った日付とは断定できない。だって、365分の1の確率で本当にその日の可能性だってあるのだからねぇ。(*^v^*)//ジャーナリスト&キャスターの筑紫哲也さんが肺癌で他界。享年73歳。癌になっても手術をして何年も生きる人がいるなか、発見から1年で死去された事に驚いている。オバマ氏が世界をどう変えるのか見届けたかったろうなぁ。//指揮者の小澤征爾さんが文化勲章を受章!おめでとうございます!

 11月6日…このサイトを開くと、ワンちゃんが“ドッグストエフスキー”著の『罪と罰』を熟読している姿が最初に出てくる。このワンコの名前はグルミット。心優しい天才犬だ。彼の活躍を描いた4本の映画はことごとくアカデミー賞の短編&長編アニメ部門に輝いている。出演作が全てオスカーを獲るという“10割打者”の映画スターはグルミットくらいだろう(笑)。粘土をコマ撮りした作品なので、制作には膨大な時間がかかる。05年に『野菜畑で大ピンチ!』(制作期間5年半)が公開されたので、当分の間はグルミットに会えないと思ってたら、なんと30分の短編が完成し、クリスマスに英国でオンエアされるとのこと!日本ではいつ見られるんだろう。3年ぶりの新作はミステリーらしく、早く観たいものデス!※海外CM(車のCM?)に出ている動画を発見!(30秒)//オバマ氏が福井県小浜市に「行ってみたい」とのこと。マジッすか!ただのダジャレなのに本当に訪問したら、ノリの良さが伝説になるだろうね。ちなみにオバマ氏が好きな映画は「カッコーの巣の上で」「アラビアのロレンス」「ゴッドファーザー1&2」とのこと。J・ニコルソンの“カッコー”が入るあたり渋いっすね。//本日深夜にBSでオンエアされるパレスチナ人コメディアン(ディーン・オベイダラさん)のドキュメンタリーはマジでおすすめです!数年前から彼に注目しているのですが、パレスチナと対立しているイスラエル人とコンビを組み、差別やマイナスの感情を見事に笑い飛ばしてます。目からウロコの活動っす!
 11月5日…「アメリカの本当の強さは、軍事力や富の大きさではなく、民主主義と自由、平等、ゆるがぬ希望が持つ力だ」(オバマ次期大統領)。この言葉で泣きそうに。オバマ氏(47)圧勝を受け、勝利演説を聴く為にシカゴに集まった民衆12万5千人の、地鳴りのような拍手と歓声に鳥肌。「米国の民主主義を疑っている人がいるなら、今夜がその答えだ」(オバマ氏)。選挙後のマケイン氏のメッセージもよかった「これは歴史的な選挙だ。オバマ氏は偉業を達成した。私は彼が国を率いるのを全力で助けると誓う」。初の黒人大統領であり、公民権運動を率いてきたジョン・ルイス下院議員は「これで人種対立や偏見は少なくなり、我々が人種対立の憎悪の重荷を降ろす日がじきに来るでしょう。その過程でアメリカ社会と国民は良い方向へと導かれ、一つになるでしょう」とコメント。オバマ氏は「核兵器の廃絶」を主張する初の大統領であり、温暖化対策にも積極的なので、未来が開けてきた。氏は両親が2歳で離婚し、母親は医療保険の支払いを受けられず13年前に病死している。医療制度も改革するだろう。もちろん、日本として懸念はある。北朝鮮へのテロ支援指定国家の解除賛成、対中関係重視、保護貿易の強化等々。しかしブッシュは北朝鮮に核を持たせ、拉致問題でも何もしてくれなかった。人道主義者で知られるオバマ氏が、どんな手腕をこれらの問題に発揮してくれるのか大いに期待したい。※オバマ陣営のキャッチフレーズ「イエス、ウィー・キャン」って良い響きっすね。アメリカは変わろうとしている。※投票率は第2次世界大戦後の最高記録を樹立。いかに米国民の関心が強いかが分かる。投票を巡ってはこんな報道もあった。僕らも絶対選挙に行こうね。※国民に向けたこの演説も良かった「何より、私はあなた方に、米国が過去221年間ずっとやってきた唯一の方法で、この国を作り直す作業に一緒に取り組んでもらいたい。材木を一つ一つ、レンガを一つ一つ、タコが出来た手で一緒に積み上げていくのだ」。//『ジュラシック・パーク』『ER 緊急救命室』でしられる米国の人気作家マイケル・クライトン氏が癌で他界。享年66歳。ご冥福を祈ります。
 11月4日…近年のアカデミー主演男優賞の受賞作3本を一気にレビュー!
●『Ray/レイ』(04)…“ソウルの神様”レイ・チャールズの伝記映画。主演はジェイミー・フォックス。7歳の時に失明し、15歳で孤児となったレイ。音楽で身を立てる決意をした彼は、ジャズやゴスペルといった黒人音楽を融合させ、独自のサウンドを生み出し大ブレイクする。最も印象に残ったエピソードは、故郷ジョージアで州が主催するコンサートをボイコットした話。彼にとっては生地への凱旋公演になるハズだったが、「黒人はダンス禁止」など人種差別的な運営方針を知って、「差別のある会場では演奏しない」と急遽コンサートを中止した。メンツを潰されたジョージア州政府は、レイに対して「今後、ジョージアでの音楽活動を一切禁止する」と永久追放を勧告した。それから約20年後。州政府は「チャールズ氏は音楽の感動で社会を変えた」と公式に議会で謝罪し、レイの名歌「わが心のジョージア」(2分47秒)を“州歌”として定めることを決定した。/劇中での母親の台詞も胸を打った。母子家庭であり、自分に何かあれば盲目の息子が1人で生きることになる。だから甘えたい盛りの7歳のレイを、愛ゆえに突き放した。“目が見えない”と泣くレイに「泣いちゃだめ。悲しんでいる暇はない。誰も哀れんでくれないわ。涙を拭いて。何かするとき2度までは手を貸す。でも3度目はだめ。それが世の中。お前は盲目でも頭はしっかりしてる。階段の数、扉への歩数をしっかり覚えなさい」。ある時、玄関でつまずいて転倒したレイは「ママ、転んだよ助けて!」と泣いた。部屋の隅にいた母は助け起こそうとして思いとどまる。息を殺して子供を見つめていると、彼は誰もいないと思って泣き止んだ。そして部屋の隅で鳴いているコオロギに気付くと、つかまえて手の中で聴いたり1人遊びを始めた。“大丈夫、息子は生きていける”そう思うと涙が溢れ、声が漏れた。「ママの息が聞こえた。そこでしょ?」「ママはここよ」「なぜ泣くの?」「…幸せだから」。忘れられない名シーンだ。80点。※レイは黒人の大学に20億円以上も寄付し、障害者への支援も熱心に行なった。
●『カポーティ』(05)…作家トルーマン・カポーティが代表作「冷血」を書き上げる過程を描く。フィリップ・シーモア・ホフマンが甲高い声で細々喋るカポーティになりきっていた。カポーティは実際に起きた一家惨殺事件を取材。犯人の異常な心理を解き明かして、「ノンフィクション・ノベル」という新ジャンルを開拓した。この映画でカポーティは、犯人との面会(取材)が終わるまでは処刑の延期を願っているのに、小説が完成に近づくと、「早く処刑されないと、刑の執行を描く最後の部分が書けない。とっとと死んで欲しい」と思うようになる。まったく自分勝手な男だが、カポーティは「冷血」を書き上げた後は、何を書いても完成させることが出来なかった。小説家としての想像力が事実(ノンフィクション)に負け、ペンが動かなくなったのだろう。作家としては「冷血」の成功は不幸だったのかも知れない。70点
●『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)…ウガンダの独裁者アミンが破滅していく姿をフォレスト・ウィテカーが怪演。大統領に就任した当初は改革の理想に燃えていたのに、手に入れた権力を失うことや暗殺を恐れるあまり、少しでも意に従わない人間を根こそぎ殺し始める。狂気は村単位の虐殺に繋がり、30万人もの国民がアミンに殺された。映画はアミンの主治医を務めたスコットランド人の若者の目線で綴られる。この医者がアミン暗殺を決意するクライマックスは実にスリリング。ウィテカーが演じたアミンは、喋ってる時は陽気な“子供”なのに、黙っている時はこの上なく不気味。怖すぎ。この年のアカデミー賞は名優ピーター・オトゥールが“初オスカー”を逃して可哀相だったけど、ウィテカーの演技を観て納得した。75点。(予告)//小室哲哉が詐欺で逮捕。僕の世代では“時代の寵児”というイメージがあっただけに驚いている。記事を読むとすぐにバレるような詐欺。全てのキャリアがパーになるのにな…。残念な事件。//ジャンプの巻末には漫画家が毎週後書きを書いている。今回『ネウロ』の松井優征先生が書かれた言葉がグッときた。(作品で善人が落命し)「暗い展開になりますが、必ずしっかりした未来を用意してます。お付き合いを…!」。なかなか読者にこう語ってくれる作者はいない。//大統領選については明日の日記で!!
 11月3日…F1ドライバーにとって最大の名誉は、ワールドチャンピオン(年間最優秀選手)に輝くこと。18戦を戦い抜くなかで、大抵はシーズン途中で王者が決まるんだけど、昨年は3人のドライバーが僅差のまま最終戦を迎え、解説者が「こんな漫画のような展開が実際にあるのか」「神にしかシナリオを書けない」と叫んだ名レースだった。そして今年もまた、とてつもなくドラマチックな最終レースに!これまでポイントを積んできたルイス・ハミルトン(マクラーレン、黒人初のF1ドライバー)は、ライバルのマッサ(フェラーリ)が1位になっても、5位以内に入ればワールドチャンピオンになれる(6位以下ならマッサが王者)。ところがレースの途中で何度も雨が降り混戦状態に。レインタイヤに交換するかしないかで順位がどんどん変わり、途中まで4位をキープしていたハミルトンは5位に落ち、ラスト2周で後方から若手のベッテルに抜かれて6位に転落!雨で無理に追い越すとスリップするので、もう残り2周でベッテルを抜き返すのは不可能だと思った。最後の1周になってもベッテルは速い。思わず解説者も「今年もダメなのか〜!」と嘆き吠え。既にトップのマッサはゴールインし、ガッツポーズをしている。ところが!ゴール間近でベッテルやハミルトンの前を走っていたグロック(トヨタ)のタイヤが悲鳴をあげスローダウン(トヨタは天候が変わってもタイヤ交換せずに走り続ける賭けに出ていた)。71周を走ったレースの、ラスト1周のそれも最終コーナーでハミルトンは4位から落ちてきたグロックを抜いて、紙一重で奇跡的に5位になった!これまで世界各国を18回も戦ってきたドライバーたち。それが最終戦の一番最後のコーナーで、まさかワールドチャンピオンが入れ替わるなど誰が想像できよう!ハミルトンは23歳9ヶ月という史上最年少の王者となった。本当におめでとう!※ハミルトンは去年たった1ポイント差で負けて可哀相だったので、今年は彼を応援していた。今回、マッサはゴール後に年間王者になれないことを知って運転席で泣いていた。あの涙を見たら、もう来年はマッサを全力で応援するしかない。マッサ、頑張れ〜!
年間王者のハミルトン そっと慰められるマッサ
//今週のジャンプ49号は何が起こったんだというくらい、複数の作品に見どころがあった。『ワンピース』は敵にも優しいルフィが格好良く、『ナルト』は自来也の戦死に続いてアノ大物がまさかの大ピンチ(もしかして絶命?)、『アイシールド21』はついに全国大会に決着(無音のバトルはスラムダンクの最後を思わせた)、『バクマン』はジャンプ編集部の内情が分かって興味深く(アンケートシステム云々)、『ネウロ』は主役よりも人気があるんじゃないかというキャラが大変なことになり(「俺が死ぬのはいいとして…腑に落ちない事がある」って何気に凄い台詞。“俺が死ぬのはいいとして”はなかなか言えない)、『ハンター×2』は「いるじゃねーか!本物!」「当たりめーだろ!」のやり取りに笑った。複数の作品の名シーンが、同じ号にこれほど重なったのは、最近ちょっと記憶にない。これだから40になってもまだジャンプを買ってしまう。//「奈良のあいつ」が東京上陸!//米大統領選、いよいよ明日で決着っすね。日本時間の午後7時から投票開始。
 11月2日…先月下旬に滋賀県彦根市で開催された“ゆるキャラ”まつり。市のマスコットキャラ“ひこにゃん”が、各地のお友達約50キャラを招待したほのぼのイベント。当日は人口約11万人の彦根市に、その4割に当たる4万6千人もの人が訪れたというからビックリ。社会がそれだけ癒しを求めてるんだと思う。主催者が入場無料にした事は大正解。親は大助かりで、これによってよりたくさんの人が訪れた。多くのホテルが満室になり、人々は周辺の商店街で食事をとり、彦根城へも観光に行くなど、結果的に経済効果は約2億円にものぼった。僕は当日予定が入って観に行けず、非常に悔しい思いをしていたけど、報道によると来年も開催される可能性があるみたい。これは是非実現して欲しい!今年の実績を各地にアピールすれば、来年は北海道から沖縄まで名物キャラが集まった“ゆるキャラ・サミット”も夢じゃないと思う!※それにしても、“ゆるキャラ”の名付け親となったみうらじゅん氏のセンスは粋だ。今の盛り上がりは全てみうら氏の長年の布教活動によるもの。氏が何年も前から自分の足で全国のゆるキャラを取材し、スライドショーなどで魅力を伝えてきた結果だ。ずっと前からその活動を見てきたので、“4万6千人”という数字には感無量になってしまう。(ちなみに“マイブーム”という言葉もみうら氏の造語デス!)//「ダンシング・クイーン」などABBAのヒット曲22曲で綴られた、英国発の元気なラブコメ・ミュージカル『マンマ・ミーア!』。日本でも劇団四季が上演して大ヒットした同作品が、メリル・ストリープ主演で映画化。一足先に公開された英国では、なんと『ハリー・ポッターと賢者の石』を抜いてイギリス映画史上最大のヒットになったという。日本公開は来年1月末。四季の舞台が本当に楽しかったので新年が待ち遠しいッス!

 11月1日…先月28日、国連総会委にて日本が共同提案者に名を連ねた『核兵器廃絶決議案』が採択された。「全ての核兵器保持国に透明性の高い方法で削減を実施するよう呼び掛ける」というもの。投票結果は賛成163反対4、棄権6。これは何も今すぐに無くせと言ってるわけではなく、「せめて廃絶の方向に向っていこう」という、罰則もないささやかな提案だ。世界の約98%の国が支持したこの決議に反対した4カ国は、アメリカ、イスラエル、北朝鮮、インド。アメリカと北朝鮮の意見が一致しているのはまるでブラックジョーク。イスラエルは十戒の「汝殺すなかれ」を無視しているし、インドも非暴力運動で独立を果たしたガンジーが草葉の陰で泣いているだろう。中国は棄権。昨年棄権したフランスは、サルコジがタカ派にもかかわらず今年は賛成に回った。近年の核兵器はどんどん強力になり、地球を50回も焼き尽くせるという。日本は核廃絶決議を15年連続で提出しており、いつも反対してくる米国にもっと怒っていいと思う。※今回は軍縮委員会決議。12月には国連総会でも採決される。//一方、世界自然保護基金(WWF)は「金融と同様に環境分野でも危機が迫っている」と警鐘。今のペースで天然資源を使い続けると、2030年代には地球2個分の資源が必要になるという。現時点で最大の資源消費国はアメリカ。世界中の人が米国人と同じ暮らしをすると、地球が4.5個分も必要になるらしい。ほんと、米国はもっとエコってくれろ。//航空自衛隊トップの更迭騒動については、問題の論文を読んでから近日中にコメントしたい。僕はどの戦争であろうと、「侵略」かどうかを決めるのは、「軍隊を送った側ではなく、送られた側」だと思ってマス。これは自虐的云々ではなく当たり前のこと。//3日前にここで巨大な鶏の卵の話題を紹介したけど、後日談でまたビックリ。なんと卵の中に卵が入っていたという。こんなこともあるんだね。//キリン『午後の紅茶』の“ジンジャーレモン味”、めっさ美味しくて飲みまくり!かりんエキス入りで喉にもよさげ。ジンジャーとレモンって、こんなに相性がいいんだねぇ。





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