最新文芸情報


2004.2〜3

 3月31日〜23才の若さで夭折したリバー・フェニックスが、若干18才にしてアカデミー助演男優賞にノミネートされた伝説の映画『旅立ちの時』。若者が家族と別れて自分の道を歩みだす過程を描いたものだ。近所のレンタル店になく、テレビでもオンエアされないので、ずっと見たいと切望していた。昨日DVDが1500円で発売されてるのを知り即ゲット&即見!感想は…想像を遥かに上回る名演ぶりだった!リバーは落涙シーンで顔が紅潮しアゴがワナワナ震えているので、こちらは演技を見ている気がせず、彼と共に感情のメーターが振り切れた。どのシーンをとっても、演技にわざとらしさが微塵も無いのが驚異的。内面に溢れる感情を、セリフを使わずに表情や仕草だけで伝えることができる稀有な役者だった。ジェームズ・ディーンとリバーはズバ抜けて演技が上手すぎ、死んでしまうと代わりがハリウッドにはいない。この悲しい事実に、映画ファンとして深い喪失感を味わった。もしリバーが生きてたら、ブラピやディカプリオには荷の重い役柄を、彼が見事に演じきって作品の質を上げていただろう。リバーをドラッグで失ったのは、人類全体の文化にとって大打撃だった。※リバーと女友達の海岸での会話が良い。「(貝殻を探すリバーに)何してるの?」「母の誕生日の贈り物探しさ」「ほんと?浜辺にダイヤの指輪でも落ちてると?」「買った贈り物じゃいけないんだ」“買ったプレゼントは却下”というのは素晴らしい教育方針だと思う!本作品は両親を演じた役者も演技がメチャうま。父親の別れのメッセージ「他人に左右されるな!」がグッときた。//年度末なので基金にご協力頂いた方へ明細と活動報告書を送付しました。有難うございました。
 3月30日〜今日はゴッホ、ゴヤ、ヴェルレーヌ、エリック・クラプトン、ウォーレン・ビーティと、5人も大好きな人の誕生日が重なってて、ガンガン浴びるように酒を呑んでます!いや〜、めでたい!(ゴッホが生きてたら151才!ってことはそんなに昔の人じゃないんだよネ)//ジャンプについて。今週の『ハンターXハンター』、あれはもし自分が子どもの頃に読んでたらトラウマになってる…ああいう残虐シーンは生理的にダメだ。前々回に打ち切られた相撲マンガ『ごっちゃん』、ぜひ復活を熱望。毎回楽しみにしてたのに、いきなり終了なんてあんまりだ(他に消えるべき漫画があるだろうに!)。//先日、センバツの応援で初めて甲子園に行った。JR甲子園口駅よ…頼むから、そんなトラップな駅名はやめてくれ。甲子園“口”なんてついてるから、球場のすぐ側だと思うじゃねぇか!駅名を『甲子園球場まで歩いて30分駅』って正確なものに変えやがれ!(阪神甲子園駅は球場の真ん前なんだね…)
 3月29日〜’04フィギュア・スケート世界選手権が閉幕。金メダルは村主でも、コーエンでも、クワンでもなく、荒川静香!荒川は3回転3回転2回転という驚異の連続ジャンプを決め、さらにスピンや滑走の際に背面に大きく反る美しいパーフェクトな滑りで世界を圧倒。16才の安藤もがんばってたし、ホント、日本人女子選手の層の厚さにはびっくりだ。今後の展開がとても楽しみ。男子ではスイスのステファン・ランビエルが数々の変形超高速スピンで天才ぶりを披露した(次世代の最注目の選手!)。金メダルに輝いたプルシェンコが、エキシビションでスカートを履いて女装したのには唖然&爆笑。さすがはプルたん。//米で最も権威のあるロック専門誌・ローリング・ストーン誌がロック生誕50周年記念として、偉大なミュージシャン・ベスト50組を発表。結果は1.ビートルズ、2.ボブ・ディラン、3.プレスリー、4.ローリング・ストーンズ、5.チャック・ベリーだった。ボブ・ディランの評価がプレスリーを上回った!
 3月28日〜先日紹介した映画『陽のあたる教室』には、音楽の魅力について語るこんな良いセリフもあった。「15歳の頃の僕はレコード屋に入り浸り、顔なじみになった店員が“これはどう”と1枚のレコードを薦めてくれた--ジャズ(サックス)のジョン・コルトレーンだった。うちに帰ってそれを聞いた。ダメだった、全然ダメだった。さっぱり分からなかった。悔しくて、また聞いた。何度も何度も繰り返して聞いた。そのうち--やめられなくなった。あのサウンドを聞き続けて--僕はこう思った。“僕が求めているのはこれだ。これで人生を生きよう。音楽でつくろう”」。こうして主人公は作曲家を目指す。こと芸術に関しては、万事がこうだと思っていい(自分の実体験から言っても!)。人々に受け継がれる芸術作品には、その良さが最初は分からなくても、絶対にやみつきになる強烈な魅力が隠されているッ!!
 3月27日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!
 3月26日〜米映画『陽のあたる教室』をレンタル。人件費削減のために学校側から解雇を告げられた老音楽教師が、校長や市議にかけあう場面がいい。「モーツァルトと国語や算数を選択するなら私は算数を残す」と校長。「美術や音楽をカットするがいい。知的な楽しみの無い人間が育つ」。「予算がない。時代が変わったのです」と市議。「今の時代は教育がより一層重要なのだ。あんた達は問題を真剣に考えていない」「あなたは財政難を分かっていないから…」「よしてくれ!次の世代の子どもたちが、ものを考えず、ものを創り出せなくなったら?」「我々は最善の努力をしたのです」「最善が聞いて呆れる!」まったくその通り!//一昨日に紹介した『パッショーネ近畿支部』主催の「ジョジョラーお花見会」。いよいよ参加受付は明日で終わりです。呼びかけ人の方から「締め切り直前だからと言っていってためらう事などありませんよ〜ッ!」という熱いメッセージを受け取ってますので、迷われてる方は是非参加されては!?(自分も参加します)
 3月25日〜 「ジョジョ・決めポーズ教室」は海外のジョジョラー・サイトから「Jojo Posing School」(まんまだ、笑)の名前でリンクを貼られてるんだけど、その中に第5部の英語版を47巻から51巻第1話まで全頁をアップしている猛者がいる。著作権的にどうかと思うけど、彼は純粋にジョジョ狂でハートが暴走してるだけみたいだし、英語の勉強にもなるし、何より絶対に日本では手に入らないので、今回一度だけURLを紹介します(黄色い矢印をクリック)。各巻とも、画像をクリックすれば次の頁に。ジョジョ絵&英語の組合せがこんなにカッコイイとはッ!//映画『グッドモーニング・バビロン』を再見。ビデオが廃盤になり、テレビでも全く放映されないので、クライマックスについて詳しく書かせて欲しい。時代はハリウッドがバビロンと呼ばれていた20世紀初頭。イタリアから一旗あげようと映画創生期のハリウッドにやってきた2人の兄弟が主人公。彼らは豊かなイマジネーションと手先の器用さで、ハリウッドの美術チームとして着実にキャリアを伸ばしていった。そんなおりに第一次世界大戦が勃発。「俺はイタリア人だ」と故郷に戻りイタリア軍に入った兄と、ハリウッドを愛し米兵となった弟が、戦場で敵味方に分かれて再会する。→炸裂する大砲、飛び交う銃弾、深く突き刺さる銃剣。混戦の中で倒れた弟を助けようと駆け寄った兄も致命傷を負う。地面をのた打ち回る2人。「兄さん…」「産まれてくる子は、俺たちの顔も知らない」(共に妻が身篭っていた)。その時2人の目に入ったのが、死んだ記録兵が回していたニュース用カメラだった。
「…きっと誰かが見つけてくれるよ」「お前も同じことを考えてたのか」。砲弾が降り注ぐ中、兄弟は最後の力を振り絞って体を起こし、交互にカメラを回しあった。最初に兄が弟を撮る。「顔を拭けよ。そんな顔を子どもに見せるのか」。弟は爆煙で黒くなった顔を拭く「これでいいかい」。2人のすぐ近くで砲弾が破裂するが、なおも兄はカメラを回し続ける。「笑えよ…」「笑っているさ…」。今度は弟が兄を撮る。カラカラカラ…。カメラが回り始めると、兄はレンズに向かって、ゆっくり無言で両手を差し伸ばした…わが子を抱きかかえようとするかのように。だが、その手は自分の血で赤く染まっていた。カメラに自らの血を見せる姿、それは子どもに向かって“父さんは今からこの傷で死ぬんだ”と伝えているようにも見えた。--こんな映画が、世の中にはあるんだ。
 3月24日〜きたる4月3日、ジョジョの私設ファン・クラブ『パッショーネ近畿支部』によるジョジョラー花見が神戸で開催されます。渋谷&大阪ジョジョ立ちとは違った趣旨の、食事や会話に重点をおいたイベントとのことですが、ポージング・レベル8の耐久戦など面白そうなので、自分は参加申込みを済ませておきました。もち、スティール・ボール・ランごっこ用のゴム製馬ヘッドも購入済みです。参加締め切りは27日(土)とのことなので、久々にJOJO話に燃えたい方はお早めに(あと3日)。//僕はハマス創始者で穏健派だったヤシン師を、一昨日イスラエル軍が暗殺したことに激怒している。イスラエルや米国はハマスにイスラム過激派のレッテルを貼っているが、パレスチナの人々にとっては抵抗運動の英雄であり、医療や学校を無料にしてくれ、母子家庭を経済的に支えてくれる慈善団体だ。ヤシン師は以前から、イスラエルがガザから撤退したら、ハマスは攻撃をやめると言っていた。その人物を殺してどうするのだ?イスラエルに自衛権があるというのなら、パレスチナにだって自衛権がある。報復に対する報復、その報復に対する新たな報復。この暴力の連鎖を断つには両者が対立を超えて解決策を協力して見い出さなければならないのに、今日のニュースでは、イスラエル政府がハマス幹部を皆殺しにするまで暗殺を続けると宣言していた。正気の沙汰とは思えん。今どき裁判ナシの処刑など、どの国際法も認めていない!パレスチナでは穏健派までがヤシン師の敵(かたき)を討つと息巻いている。シャロンは地獄のフタを開けてしまった。※大量破壊兵器を“持っているかも知れない”という“推測”で先制攻撃を仕掛けた米英。ならば、核保有は100%確実と言われ、現在進行形でパレスチナ人を大弾圧しているイスラエルをなぜ放って置くのか。魅力的な油田がないからか?
 3月23日〜映画『ムーラン・ルージュ』を再見。劇中で使用されてるエルトン・ジョンの“僕の歌は君の歌”(原題ユア・ソング)の後半が、あまりに良い歌詞なので紹介!
「♪屋根に座り爪先で苔を蹴りながら  考えあぐねながら生み出したこの歌
優しい太陽はその間僕を見守っててくれた  君のような人がこの歌に魂を吹き込む
許してほしい舞い上がってる僕を  グリーンかブルーかその区別もつかない僕
ただ分かるのは君に捧げるこの想い 僕は永遠に君の虜
皆に言うがいい “これは私の歌”と  ささやかで小さな歌だけど君に捧げよう
どうか気に入って欲しい 僕の想いをつづった歌を
 ああ、生きるって素晴らしい この世界を君と分かち合いたい!」
人間って、こういう素敵な歌を作っちゃう生き物なんだよネ。これにピアノのメロディーがつく。なんという音楽の力!//音楽の力といえば映画『ショーシャンクの空に』のある場面を思い出す。この作品は無実なのに刑務所に収監された主人公アンディが、その温厚で誠実な人柄で、所内の粗野な囚人たちの心に変化をもたらす物語。ある時、アンディは放送室を占拠して、モーツァルトの美しいアリア(byフィガロの結婚)を全房へ大音量で流す。囚人の1人(モーガン・フリーマン)は呟く“胸を刺すほどのえも言われぬ美しさ。歌声ははるか高く天の彼方に舞い上がっていった。美しい鳥が舞い込み牢の塀を消し去ったのだ。その束の間、すべての囚人が自由を味わった”。この行為に激怒した看守たちはアンディを懲罰房に放り込む。2週間後、房から出て来た彼に仲間たち尋ねる。
「よお音楽家。穴蔵生活はどうだった?」
「楽だった」
「嘘つけ。あそこは地獄。1週間が1年だ」
「モーツァルトがいたから寂しくない」
「懲罰房に蓄音機を?」
「(頭と胸を指差し)ここと、ここにだ。…それが音楽の力。誰にも奪えない」
すごい脚本だ。圧巻!
 3月22日〜土曜に教育テレビで放送されてる『NHKジュニアスペシャル』のエンディング曲(by忌野清志郎)は歌詞が強烈。“♪自分の国しか知らない人 自分の事しか分からない人 奇妙な世界よ消えてくれ〜 奇妙な世界よ消えてくれ〜”。子供向け番組でこの歌を選ぶとはNHKもやってくれる//DVDソフトの価格破壊ぶりに仰天。発売中の「タイタニック」と「インディ・ペンデンス・デイ」は合わせて1480円!念の為に言うが、これは中古ではなく正規の料金。2枚でこの値段とは…あり得ない!(もちろん消費者としては嬉しい)//劇場版『ジョジョ』公開決定!祭りだ!//TV『美の巨人たち』で江戸時代の絵師・渡辺崋山の生涯を知った。作品が国宝に指定されているのは知ってたけど、40代で切腹していたとは知らなかった、不覚!絵師としての腕もさることながら、彼が家老として手腕を振るった田原藩では、天保の飢饉の際に一人も餓死者を出さなかったという。藩の財政を立て直した有能な崋山だが、浪費癖のある藩主に物怖じせず意見を述べたことから疎まれ、また鎖国の愚を説いたことで幕政批判のかどで追い詰められ腹を切った。番組最後のナレーション「絵師・崋山の志は、武士・崋山の魂によって閉ざされたのです」に胸が熱くなった…(崋山のお墓に行きたい!)
 3月21日〜掲示板に書き込まれた中世の詩人ジョン・ダンの言葉に、深く胸を打たれた。ジョン・ダンは1573〜1631に生きた英国の詩人。戦乱の続く中世の欧州で生まれた以下の詩を、ヘミングウェイは20世紀のスペイン内戦を題材にした『誰が為に鐘は鳴る』の冒頭で掲げた。(この詩では戦争を「波」にたとえている)
『何人も孤島ではない 何人も一人では完全ではない
人はみな、大いなる陸のかけら
その陸のかけらが波によって奪われ
欧州の土が無くなるのは さながら岬が失せるようだ
あなたの友人やあなた自身が失せるようだ
誰が死にゆくのもこれに似て 自分が死にゆくのに等しい
なぜなら、私もまた人類の一部だから
だから聞かないで欲しい
誰の為に弔いの鐘は鳴らされるのか、と
それはあなたの為に鳴らされるのだから』(訳:煎茶さん)人類とは私であり、私はあなたでもある、他者の死は皆の死--中世において、すでに“人類の一部”(I am involved in mankinde)という感覚を持つジョン・ダンは、なんとスケールの大きい、偉大な魂の持ち主であったことか!この詩を教えて下さった煎茶さん、本当に有難うございますッ!(>_<)//いかりや長介、逝く(72才)。近年は渋みのある演技で、とても存在感があっただけに残念です。合掌。
 3月20日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新!次週はドキュメンタリーもアニメも面白そうなのがいっぱい!!
 3月19日〜先日、HPの掲示板に「心が疲れた時に読んだマスター・キートン第4巻の“喜びの壁”が忘れられない」と書かれていたので、気になって自分も読んでみた。スコットランド辺境にある修道院の廃墟“喜びの壁”が物語の舞台。最後の修道士ライアンが息を引き取って数年が経ち、周辺の村人はもう修道院の存在自体を忘れているが、ベインという初老の男だけは“喜びの壁”の保存運動をしている。その理由はライアンが生前ベインに「この壁で私は奇跡を見たことがある」と言い残したからだ。最愛の妻を亡くした悲しみが続かない自分を責めるベインに、ライアンは、「なぜ悩むのか。人間は一人一人が孤島だ。人間は一生自分という宇宙から出られはしない。お互いの心を分かり合っていたなんて幻想にすぎない」と語る。「真実だとしてもそれは悲しいことですね。愛する人が感じたことを同じように感じたい」というベインに、夜空を見上げながらライアンは続ける。「しかし、人間はこの宇宙よりもずっと広大な宇宙を持っている…あるいは、人間の心は本当には通じ合っているのかもしれない。本当のことがわかるには、奇跡を見るしかない」 それから4年後の夜、“喜びの壁”の側でベイン、主人公キートン、親友に裏切られて家出中の少年の3人が焚き火にあたっていると、夜闇の中で、付近の鹿や小動物、鳥たちが息を潜めて空を見つめていることに気付く。天空には壮大なオーロラが、あたかも「喜びの壁」から立ち昇るように舞っていた!眼前の光景に圧倒され、深く感動しながらベインは悟る、「俺達は一人で生き、一人で死んでゆくが、この瞬間、この場にいる生き物だけは、自分の宇宙を抜け出して…同じことを感じている」と。 書き込みをした“アポロさん”は、次のように続けていた。「人間は一生自分の宇宙から出られず、本当の意味でわかりあう事はできないけれど、真に美しいものや芸術に触れたとき、自分の宇宙を抜け出して、同じ事を感じる事ができる」「我々もたまに、夕日を見に行ったり、夜景を見に行ったりしますよね。芸術もそうです。そういうのを黙って見ている時って、筆舌に尽くし難い気持ちをみんな同じ様に感じているのだと僕は思います。だから、名所や美術館には人が絶えず訪れるのではないでしょうか?感動の共有を実感すると、ドキドキしますよね」 感動の共有!まったくその通りだと思うッ!事実、自分はその喜び(誤解を恐れずに言うならば、快楽と言ってもいい)の虜になっている。芸術の感動は自分と他者の間に横たわる目に見えない垣根を、いとも簡単に吹き飛ばしてしまう。なんかこう、とてもジーンとなった書き込みだったので、こに紹介させて頂きました。
 3月18日〜来月公開の映画『アップルシード』のチラシに「“マトリックス”(3部作)に最後の最後までつきあった観客の深い失望をたった1作で吹き飛ばす映画の登場」とあったのがウケた。マトリックスの監督ウォシャウスキー兄弟は、以前、米国版ゴジラのあまりの内容の酷さに「この映画の失敗を、アメリカ国民を代表して日本の皆様に公式にお詫びします」と謝罪してたことを思い出し、誠意のあるクリエイター兄弟に“ドンマイ、ドンマイ”と心の中でエールを送った(笑)。
 3月17日〜映画というのは、時も場所も全く違う環境に生きる人間の人生を体験させてくれるから面白い。一度きりの人生の中で、何人もの人間の生涯を追体験できる魔法のようなものだ。今年のアカデミー作品賞にノミネートされていた『マスター・アンド・コマンダー』を観て来た。ナポレオン時代、つまり200年前の海戦を描いたものだ。骨太な作品で、最初から最後まで、主人公が指揮する英国船1隻と敵のフランス船1隻の、計2隻しか登場しない。CG全盛の今、大艦隊同士の砲撃戦など簡単に作れそうなものなのに、あえて1対1の死闘を2時間かけてじっくり描く姿勢に好感。敵の顔がハッキリ見える近距離で大砲を撃ち合うド迫力、相手の航路を読みあう頭脳戦、そして敵船や悪天候(自然)との戦いで散っていく仲間たち!特筆したいのは音響。最近の映画館はサラウンド(後方にもスピーカーがある)なので、航海シーンでは常に船体の“きしみ”が前後左右から聞こえてくる。おかげで映画を観る2時間の間、ずっと自分が乗組員の一人として乗船している気分だった(アカデミー音響効果賞受賞!)。ただし、派手な砲撃戦があるとはいえ、映画全体は日常の航行シーンがほとんど。むさ苦しい男ばかり出てくる地味な映画で、物語的にもこれを観たからといって人生が変わるような話じゃない。だから必見とは言わない。でも、“ナポレオン時代の海に行く”という不可能な夢を可能にしたいと思う人なら、充分満足できる作品だ。(嫁さんは生物の教師なので、途中に出てきたガラパゴス諸島上陸シーンで鼻血が出るほど激興奮。「ゾウガメと海イグアナを見れただけで映画代の元はとった」と力説していた)//ブッシュとブレアがノーベル平和賞に推薦されてるけど…おいおい、これってジョークだよな?「(米英に)イラク戦争は人類全体の運命を脅かすものだ。暴力と武器で国家間の問題を解決することは、絶対に出来ない」(ローマ法王ヨハネ・パウロ2世)
 3月16日〜長いけど、ちょっと聞いて下さい。昨年12月に亡くなられた日本を代表する仏像彫刻家(仏師)・西村公朝さんの生涯を綴ったドキュメンタリーを週末の夜オンエアしていた。その中でとても懐かしい顔を見た。川島昭恵さんという全盲の女性だ(約15年前にドキュメンタリーで彼女を見ただけなので僕が一方的に知っているだけなんだけど)。当時27歳の彼女は美術館でロダンの彫刻に触れた時のことを「6歳で失明して以来、20年間で初めての強烈な体験」と語り、「(ロダンの彫刻は)脈を打ってるのが分かる。このまま柔らかかったら人を直接触ってるみたい」と熱く話していた。彫刻から、作った人の思いが直接伝わって来る事に気付いた彼女が、ぜひ触ってみたかったもの…それが仏像だった。それまでお寺に御参りする事はあっても、仏像の形が全く想像できず、自分がどんなものを拝んでいるのか分からなかったからだ。しかし、大切な仏像を触らせてくれる寺や博物館はあまりない。この時、理解を示してくれたのが、国宝修理の第一人者で誰よりも仏像を愛していた公朝さんだった。「仏師は観賞用に仏を彫るんじゃない。人の中に入って初めて仏も生きる」そう言って川島さんを仁和寺の阿弥陀如来(なんと国宝!平安初期の仏!)の下へ手をとって案内した。仏像に触れることで、1200年前の仏師の“この腕で、この仏で、苦しむ人を一人でも救いたい”という祈りが流れ込んできた川島さんは、阿弥陀仏の両手をジッと握ったまま「安心する…なんだろう…とても身近な気がします」と語った。川島さんは言う「私は触れる事で生きている。触れるという事、それは時に危険だったり、恐ろしいものであるかもしれない。でも、私はぶつかって行くしかない。触れる事が私にとって世界を確かめる術(すべ)なのだから」。この言葉で僕の人生は激変した。そうなのだ、未知を理由に他人を恐れていても仕方がない、結局飛び込まない限りその人が分からないんだ、と。それ以降、僕は勇気を出して人と正面から向き合うようになった。その、僕の心の恩人の川島さんの姿を15年ぶりに見た。ブラウン管の中の少し歳をとった川島さんは、今度は国宝の阿弥陀仏ではなく、公朝さんが彫り上げ残していった仏像に優しく触れていた。そしてこう言った--「先生(公朝さん)が作られた、一つ一つのもの全ての中に、ずっと先生の命と心が宿っているから、亡くなった今もこうして先生の存在を確かめることが出来てとても嬉しい」。僕は嗚咽した。これが芸術の素晴らしさだと思った。仏像彫刻だけでなく、ゴッホの絵でもベートーヴェンの音楽でも、作り手が命を込めた作品は、何十年、何百年経っても、作品に触れれば必ず本人がそこにいる!人は死なない!!また今回も川島さんから勇気をもらった。先週の土曜の夜は、そんな強烈な夜だった。
 3月15日〜新作映画の予告編で興奮しまくりッ!宮崎アニメの『ハウルの動く城』は、城の動き方がヤバスゴ!初めてナウシカの王蟲の動きを観た時の様なインパクトがあった。映画のキャッチ・コピー“あの人は弱虫のままでいい!”は、巷に多い「勇気を出して生きろ!」系の対極にあり、いかにも宮崎さんらしい優しさが表れている。大友克洋の『スチーム・ボーイ』は予告編だけで鼻血寸前。前作「アキラ」の圧倒的映像美をさらに上回るリアル絵の冒険活劇はさぞかし見応えがあるだろう!『アップル・シード』の原作者は公開中の「イノセンス」と同じく士郎正宗。「攻殻機動隊」シリーズよりアクション重視のサイバー・パンク・アニメになっていて、これまた期待大!実写では香取慎吾主演の『忍者ハットリ君』、「エヴァンゲリオン」の庵野氏が監督したサトエリ主演の『キューティー・ハニー』が、キワモノ的な独自の妖しさを漂わせていて公開が待ち遠しいッス!!
 3月14日〜傑作『リリイ・シュシュのすべて』に続く岩井俊二監督の新作『花とアリス』、速攻で観て来た!「リリイ」は少年達の崩壊する精神世界を描いた深刻な作品だったけど、それとはうって変わって、恋あり笑いあり涙ありの女子高生・友情物語。館内が何度もドッと爆笑に包まれた(と書きたい所だが観客が4人!だけしかおらず虚しく笑いがこだました)。物語はスローテンポなんだけど見せ場がいくつも用意されてるので、良い意味で「あれ?まだあるの?」の連続。だから2時間強の作品なのに、印象的な山場が多い分、4時間くらい見てた気がした(マジでこのまま永遠に続くかと思った!)。主演の2人がセリフも含めて全部アドリブかと思うほど自然態なので、映画を見てるのを忘れてしまいそうになる。未見の人が多いので具体的に物語には触れないが、一番心に残ったのは普段着で踊るバレエのシーン。チュチュではなく普段着だからこそ、バレエの素晴らしさが良く分かった。ポーズを決める度に、日常が突然非日常の美しさに包まれ、バレエに全く関心がない男の人でも「バレエ、いいじゃん!」ってジーンとなると思う。女性はバレエを習いに行く人が一気に増えそう!映画のBGMでずっとピアノが流れてて、それが作品の雰囲気とピッタリで心地よかった。ピアノが良く似合う映画ってのはいい。実にいい。(ややネタバレ。残念だったのは、文化祭シーンの鈴木杏の顔面アップが異常なほど何度も繰り返されキツかったのと、落語の尻場面がクドすぎたのと、広末に不必要に見せ場を作ってやること。明らかに監督が暴走してるんだから周りのスタッフが止めるべき。勇気を出してアドバイスしてくれる人が周囲にいないのが岩井監督の不幸!)
 3月13日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!//SBR読者の方、今日絵板の本番板に描かれたナポレオン風ジャイロ・ツェペリ、めちゃくちゃカッコイイので必見ッス!//今日発表された@JOJOのアンケート結果は衝撃的だった。ジョジョラーの年齢層の中で、自分の位置づけ(35歳以上)は2.3%で最下位!まさか11歳以下のグループより少ないとは…。自分の世代は「北斗の拳」「ドラゴン・ボール」「スラムダンク」などが連載されてたジャンプ最盛期直撃世代だ。にもかかわらず全ジョジョラーの2%とは!皆、どこへ行ってしまったんだぁーッ!(大人が読んでも、いや、大人の方が読んで面白いのに!)
 3月12日〜有難いことに、電車で二駅先に8つもスクリーンのある映画館がオープンした。毎日最後の上映が1200円と前売りよりも安い上、劇場に早く行って並ばなくても、チケットをネットで買える(座席まで分かる!)のでメチャ便利。すごい時代になったものだ。これで今年は新作映画のレビューがドンと増えると思う。さっそく観て来たのがアニメ『イノセンス』。邦画で初めて米国ビルボードのトップに輝き、マトリックスの元ネタになった『攻殻機動隊』の続編で、近未来のサイバー犯罪に挑む警官の活躍を描いている。冒頭からとてつもない映像美のオンパレードで、おそらく現時点で「映像的には」日本アニメの頂点に位置する作品と言っていいだろう。あり得ないほどリアルに描き込まれた美しい映像に、最後まで息を呑みっ放しで、作り手の気迫と凄みを感じた。しかし!万人にお薦めできるかといえば、躊躇してしまう。前作を観ていないと主人公と恋人との関係が分からないし、作品だけの専門用語が何の説明もなく次から次へと出てくる。物語自体もダーク。政治家や暴力団とパイプを持つ、性的愛玩ロボットを作っている企業が、少女ロボットによりリアルな感情を持たせる為に、生身の少女たちを誘拐、その精神を移植していく(少女たちは廃人になる)、そんなドロドロの企業犯罪を暴くもの。物語の展開はスローで、マッタリ感が全体に漂い、爽快さとは無縁。それでも映像に圧倒される感覚を味わいたいという人には、120%お薦めできる。クラッとくるよ。(テレビの画面では細かい描き込みが分からないので、大きなスクリーンで見るべき!)//“笑い飯”、上方漫才コンテスト最優秀賞受賞、おめでとう!!
 3月11日〜今日TVで聞いたトム・クルーズの言葉が良かった「文化の偉大さはその夢に比例し、夢を創造するのはアーティストたちだ」。文化と夢が比例している…素晴らしい言葉だと思う!//『エースをねらえ!』最終回から…「どの人生も終わるさ。夢のようだ。が、この27年が人の80年に劣るとは思わない。岡をたのむ」(宗方コーチ)。ついに放送が終わってしまった。来週から寂しくなるなぁ。※ちなみにDVDは7月下旬に発売。
 3月10日〜いやはや。100万ヒットのサイトだけが紹介される『100万人が集まるHP』に掲載されて喜んでいたら、“1000万ヒット”オーバーというモンスター・サイトが93件も!め、め、めまいが…。
 3月9日〜アクセス100万件ヒィィィーット!!毎日遊びに来て下さる皆さん、本当に有難うございますッ!!皆さんのおかげデス!!これからも芸術や文学の魅力を通して人類の素晴らしさをガンガン伝えていきますので、よろしくお願いしますッ!!//今日出会った良い言葉。映画『いまを生きる』から--「我々はなぜ詩を読み書くのか。それは我々が人間であるからだ。情熱にあふれた存在だからだ。医学、法律、経済、工学、それらは生活を支える尊い仕事だ。だが、詩や美しさ、愛は我々の生きる糧だ!」。食べたり寝たりは他の動物もやってる。“人間だからこそ詩や芸術を生み出す”ってのは、当たり前だけど、こうやって言葉にして見つめなおすと、なんだかジーンときちゃうな…。// サイトが100万ヒットした時、真っ先にその報告をしたかった亡き親友のことを思った。彼は僕と同じ歳で、口癖は「人が羨む“良い生活”をすることと、“良い人生”を送ることは全然違う」だった。96年、彼は事故で先に逝ったけど、今でもこの言葉を言う時の彼の目と声を思い出す--20代の彼のまま。底抜けにお人好しで温厚な彼は、当時の自分にとって一番心を許せる友で、その死は完全に僕を打ちのめした。友人葬には千人(!)も彼を慕う者が集まり(注:彼は著名人ではなく普通の男だ)、その後も故人を懐かしむ手紙が続々と親御さんに舞い込んだ。彼がそこまで多くの人から愛されていることを、家族の方は誰も生前に気付いてなかった(そこがまた彼らしい)。後日、彼のお姉さんはこう語った--「私たちは世界一幸せな遺族かも知れない。亡くなる順序が逆なら知らずに終わった人たちに、引き合わせてもらえたのだから」。友よ、再会した時に祝ってくれ。
 3月8日〜掲示板で紹介されたアインシュタインの言葉にめっちゃ感銘!「この世界を、個人的な願望を実現する場とせず、感嘆し、求め、観察する自由な存在としてそこに向かい合うとき、我々は芸術と科学の領域に入る」。その通りッ!!//一昨日からあまりにカウンターの回転数が速過ぎ、「100万ヒットまでに映画千本コメント入れるぞ計画」崩壊ッ!だが、引き続きガンバル!//そういえば、このアクセス・カウンター、100万ヒットしたらどうなるのかな?やっぱゼロに戻るのかな?(9日:ゼロに戻ると思ってたら、普通に一ケタ増えた。チャンチャン。)
 3月7日〜ウルトラ兄弟がエアロビクスをするというトンデモ作品『ウルトラマン伝説』(’02版、’03版の2本)をレンタル。話の種で借りたつもりが、本気モード全開のダンスにすっかり見とれてしまった!ぬいぐるみ内は暑く息苦しいのに、非常に激しい動きをするのでビックリ。シュールさを超えた感動がそこにはあった。(’03版はバルタン星人ら怪獣チームとのストリートダンス対決!)//掲示板で薦められた『生徒諸君!教師編』が読みたいばかりに、少女漫画誌“BE LOVE”を本屋に注文して取り寄せる。受け取る時はさすがに恥ずかしかったが、取り寄せて正解!主人公のナッキーは母校里見中の教師として大奮闘していたッ!
 3月6日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!//ミュージカル『コモンビート』の大阪公演、見てきました!昨年の舞台は英語オンリーだったけど、今年は日本語が所々に入って分かりやすかった。踊りも衣装もドーンとパワー・アップし見応え充分、ラストの大合唱は声の“音圧”に圧倒され、座席にめり込みそうになったッ!秋公演も決まったとのこと、今から楽しみにしてます!//なんと今日一日でウイルス・メールが約50通!今までで最高かも。タイトルがどんどん変わるから、題名削除機能が役に立たない。ウッキーッ!//ついにアクセス99万件ヒット!いよいよっす!
 3月5日〜ここ数日、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章ばかりを狂ったように聴いている。“美しすぎて哀しい”…そんな感情をひき起こす芸術作品はめったにないけど、あの第2楽章はまさにそれ。奇跡だ。//グハーッ、なんとか洋画1000と邦画300のタイトルだけは最新版に更新終了。あとはこれにジャンジャンとコメントを追加していくだけ。すでに98万8千件。果たして100万に間に合うのか!?(番組情報も執筆せねばならぬというのに!)//ジョジョ美術館写真板にアップされてるJOJOクッキー!約30種もあり、とてもよく出来てて感動(特にアブドゥル)!ほんとのコロネを乗せたジョルノも笑った。
 3月4日〜お菓子のオマケ・フィギュアはどんどん質が向上し、もはやひとつの芸術作品といって過言ではなかろう。今発売中の『七人の剣豪』シリーズも精巧だ。土方歳三が目当てで買ったが、入っていたのは源義経。義経は鎧や兜の彩色が実に凝っており、ポーズも陣地から飛び出した劇的瞬間で、とても素晴らしかった!これで250円は安い。//最近すっかりプリン狂の自分だが、新発売のメイトー『プリンラテ』にまたまた夢中!それはそれは、たいそう美味なプリンジュースだ。500mlの紙パックなのでたっぷり飲めるのも嬉しい。この世にプリンがあって本当に良かった。//例の流血はかさぶたに…キャプテン翼ならこういうだろう「ピアノは友だち、怖くなんかない!」//ジョジョ絵師さんの間で名画の模写がブーム。モネの「睡蓮」(動画:1分45秒)は描かれる過程が良く分かって勉強になります//明晩、BSで『ウエストサイド物語』がオンエアされる!未見の人は、このミュージカルの最高傑作をお見逃しなきよう!
 3月3日〜アクセス98万件ヒット。あと5日ほどでついに100万の大台に乗るわけで、“こりゃ何かしなきゃ”と、2週間前からある野望にトライしてます。それは…「洋画ベスト1000全コメント入れ」。映画コーナーは1年半も更新してなかったので、コメントの前の段階、つまりランキングを決める作業に膨大な時間がかかりまくり。「ベスト10内ならともかく、995位と996位に差なんかあるの?」と思われるでしょうが、表を作ってる当事者としては、999位と1000位の間には雲泥の差があるわけで、たとえ900位台だろうとトップ10と同じテンションで順位をつけてマス。とりあえず1000番目はソッコーで決まりました。それはマトリックス・レボリューションズ。何の迷いもなく1000位っす。ワーストではない。曲りなりにもベスト入りだ。ただし1000位。//今日立ちすくんだ瞬間--それは炊飯器がロード・オブ・ザ・リングの「滅びの山」のように、グラグラと恐ろしい轟音を立てながら熱湯を周囲に吹き出していたのを見た時。風邪気味なのでおかゆを作るつもりが、スイッチを炊飯のままにしてたので、大量の煮立った湯がジャーの空気孔から天へ吹き出してた。もうね、身の危険を感じたよ。台所はぐっちゃぐちゃ。皆さん、炊飯器でおかゆを作る時は、絶対に「おかゆボタン」を押すように!
 3月2日〜先日、テレビでジョン・トラボルタがこんなことを言っていた--「マンハッタンにいた16、7歳の頃、僕は貧乏だった。だから映画を見る時は、アメリカ映画よりフランス映画を選んだ。同じ料金なら身になるほうが良い。フェリーニ(伊)やベルイマン(北欧)の映画からも多くのことを吸収した。中身のない小説よりは新聞を読むのと同じさ。そんなわけで友達と同じだけ金を使っても、僕はより豊かな体験をした」。コレ、ほんと大事なことだと思う。確かにハリウッド映画は見た目が派手だし、物語も娯楽性が追求されててとても楽しい。でも、主人公の内面描写があまりないから、見終わった後はほとんど何も残らないんだ。一方、ヨーロッパ映画には苦悩や挫折、孤独との闘いが多く描かれており、そこには、もがきつつも人生を先に進ませようとする主人公の心の軌跡が刻まれている。作中では、辛い時でも生き続けるためのヒントが提示されることも多い。人生の壁にぶち当たり苦しんでいるのは自分だけじゃないことが映画を通して分かるし、仲間がいればもうひとふんばり頑張れる。確かに娯楽や笑いは大切だ。だけど、「あ〜楽しかった」だけでは成長できないもんね。//今朝は人生で一番トンマな朝だった。起きた時に額から流血しながら、木彫りのネコを握り締めてたんだ。ここに至る状況はやや複雑で、1.最初に目覚ましのベルを寝ぼけて電話が鳴ってると思った。2.あり得ない寝相…起き上がろうとしたら、上半身だけがベッドからずり落ちてて、ベッドに隣接したピアノに潜り込んでいた。頭をあげた瞬間、鍵盤の裏に額を豪快に痛打、額が割れて出血!3.血を流しながらも電話のつもりでつかんだネコの置物を耳にあて「ハイ!もしもーし!」と繰り返す。--そのうち“あれ?鳴ってるのは電話じゃなく時計か”と気づきベルを止めるも、どうも額がズキズキする。で、鏡を見たのがここへ最初に書いた状況だった。もう何が何だか(笑)。
 3月1日〜アカデミー賞速報!『ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』が“ベン・ハー”“タイタニック”と並ぶ史上最多タイ記録の11部門制覇!ファンタジーというジャンルが“お子様向け”として軽く見られてきたアカデミー賞で、ここまで高い評価を受けたのは驚異的。この点で前者の2作より偉大な記録といえよう。今年のスピーチで一番印象に残ったのは、主演男優賞のショーン・ペン--「(イラクに)大量破壊兵器が存在しなかった様に演技にも優劣は存在しません。それは候補者として共に名を連ねた名優たちが立証しています。そしてノミネートされなかった多くの俳優たち、あなた方の素晴らしさは皆がよく知っています」。ショーン・ペンは映画作りにかける真摯な姿勢で多くの俳優から尊敬を集めており(目上の俳優からの信頼は絶大)、会場は総立ちで彼に拍手を送った!※ちなみにアニメ部門は『ファインディング・ニモ』!(他詳細)//ジョジョ第1部アニメ化決定!ツェペリが、ブラフォードが動く!//アクセス97万件ヒット。
 2月29日〜ジョジョ専用お絵かき板に写真板を新たに開設!これまでは絵画という形でしかジョジョ愛を表現できませんでしたが、ここに様々なJOJOアート(陶芸、模型、ぬいぐるみ、衣服など)をデジカメに収めてアップすることで、絵師以外の方もジョジョ愛を炸裂可能です!ぜひご活用下さーいッ!(パソコンの中のファイルを貼るだけなので簡単デス)//渡辺謙がバットマン5の敵ボスを演じることに。これまでの敵はシュワちゃんやジム・キャリー、J・ニコルソン。ラストサムライをきっかけに一気にハリウッド・スターになった//フォーブス発表の04年版世界長者番付によると、ビル・ゲイツが10年連続資産トップの5兆1千億円(まるで国家予算)。この番付は資産10億ドル以上が対象で、今年は587人。ハリー・ポッターのJ・K・ローリングは上位だろうと思っていたら最下位の587位。資産1200億でも上に586人もいるとは…。(でも世界の年間軍事費は95兆円。人殺しの武器にこれだけ金を使ってるのはさらに異常)//先日テレビで見たニコラス・ケイジ(俳優)のインタビューが良かった--「出演作の一番大切な選択基準は何ですか?」「挑戦したことがないもの、どこかで見たことがないもの、自分にとって新鮮であるかだ」。クリエイターたるもの、かくありたいネ。
 2月28日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!//明日は4年に1度しかない2月29日だけど、ロッシーニが生まれて、遠山の金さんが亡くなってるんだよね〜//マンガベストを書き上げ、只今精根尽き果て中…120%スイッチ・オフ!
 2月27日〜ゴゴゴゴゴ…『傑作マンガベスト100・最新改訂版』(名セリフ付)をアップ!新作が入り、順位も入れ替わり、文章も全面的に更新しましたッ!単なるランキングではなく、読み物としてもかなりの分量になったと思います。これからマンガを読む時の参考にして頂ければ幸いデス!!(先手を打って言っておきますが、貴殿の好きな作品が入ってない場合は、イマイチだったのではなく、僕が未読だからです!掲示板で紹介されたものなど順番に読んでいってるので、ちょっと待っててね。一日がたったの24時間しかないので大変!)//アクセス96万件ヒット。
 2月26日〜「ジョジョ第9部までテーマを決めている」「SBR(スティール・ボール・ラン)をジョジョ第7部と思ってもらっていい」「“人間賛歌”や“運命の悲しさ”をSBRでも追求していきたい」--今日は日本中のジョジョラーが歓喜の雄叫びをあげた1日だったに違いない。本日発売の青マルジャンプに掲載された荒木センセのロングインタビューは必読っす!また、他にもSBRの外伝(スティール氏の過去話。“オレのはファンタジーなのに…”がウケる!)が載っているのでマジ読むべし!//コンビニ(サンクスで確認)で売ってるトーラクのプリン『ロイヤルカスタード』(180円)がバカウマ。“とろりプリン&ビターカラメル”のコンボは最強最高。色が白いので、フタをめくった時は「これって絹ごし豆腐?」。しかし口に含んだ瞬間、超濃厚でクリーミーなプリンの味が電光石火で全身を貫き、スプーンを持ったまましばし悶絶。神戸産なので全国にないかもしれないけど、もし近所で見かけたらぜひお試しあれ!(同社から出てる『ニューヨークチーズケーキ』、これもたまらん。表面は固いのに口の中でトロ〜リ。やっべ!)
 2月25日〜約一ヵ月をかけて『うしおととら』全33巻をついに読破!噂通り感動的で素晴らしかった!最終巻のあとがきで作者が短く「描けておもしろかったあ!」と書いてるのを読み、言葉にならないほどの感動を覚えた。妖怪退治の武器“獣の槍”を持つ少年うしお君と、うしおに取り憑き、隙あらば彼を食べようとする妖怪“とら”をめぐる物語だ。とらは他の妖怪がうしおを殺そうとすると「俺の食いモンに手を出すな!」と、うしおを全力で助け(矛盾してるけど、笑)、結果的に見事なタッグで敵を打ち破っていく。なんとも面白い設定だ。うしおは、たとえ相手が妖怪であろうと無闇に命を奪わない。妖怪側の言い分に耳を貸し、相手に道理があれば命がけで守り、妖怪の為に泣く。やがてとらはうしおの男気に一目おき始め、うしおも強く頼りになるとらに敬意を持ち(いつもケンカしてるけど)、両者には目に見えぬ強力な信頼関係が生まれていく(その意味からもタイトル『うしおととら』はこれ以上ないというほど上手い作品名だ)。うしおに影響されるのはとらだけではない。うしおと出会う敵は、それが人間であろうと、妖怪であろうと、多くの者が心に変化をきたし、友情さえ感じるようになる。とにかく、それほどまでにうしおは気持の良い男なのだ。作品全体の構成もいい。33冊は長いけど、全てのエピソードに意味があり、最後のクライマックスに向かって繋がっていく過程は圧巻!ラスト3巻は瞬きするのも忘れて頁をめくっていたッ!蒼月潮(うしお)。自分が知る限り、少年漫画史上、もっとも真っ直ぐにどこまでも他者を信じぬく主人公だった!!(そして、愛すべき我らが“とら”に乾杯!)//それにしてもヤフーBBの個人情報漏れ、460万人分とは凄まじい。
 2月24日〜茶碗の最高峰・曜変天目は世界に3点しか存在せず、そのすべてが国宝に指定されている。800年前に中国で作られたこの漆黒の茶碗は、光に当てると銀河のように青く輝き、この世のものとは思えない美しさだ。しかし制作技法は謎に包まれ、無数の陶芸家が長年再現を試みては挫折していきた。ところが!先日TVを見ていると岐阜在住の陶芸家・林恭助さんが再現に成功しているではないか!しかも02年8月の時点で!この快挙を知らぬのは不覚だった。画像を見るとまさに曜変(byお父さんのやきものギャラリー)。素晴らしい!//絵板に書き込まれた絵師さんのコメントを、テーマ別にまとめてみました。ジョジョ絵修行中の方、どうぞこれを御参考に!//アクセス95万件ヒット。
 2月23日〜マンガの最高傑作が何かと問われれば、自分は手塚治虫の『火の鳥』と即答する。その『火の鳥』がアニメ化され、今春からNHKでオンエアされる!公式サイトに放送予定が載っているので、その日を心して待たれよ!※一番のお薦めはなんといっても“未来編”!空前絶後のスケールだッ!//ちょっと前にTVでヴァレンタイン史をやってたんだけど、チョコはやはり菓子メーカーの陰謀だった(笑)。1960年(昭和35年)に森永の営業マンが、女性誌に“2月14日は女性が男性に愛の告白をしても良い日”と広告を出し、数日後に“チョコを一緒に贈ると願いがかなう…かも!”と、大々的な新聞広告をうった。この作戦は見事に的中!チョコ売り場に女性が殺到し、かくして日本に新しい文化が誕生したのであった。※2月を選んだのは、正月やひな祭りといった季節イベントがなかったことが理由らしい。なるほど、考えたね。
 2月22日〜徳島・鳴門にある大塚国際美術館に行って来ました!訪れるのは3回目だけど、何度行っても興奮する。この美術館は世界一ユニーク!ゴッホやピカソなど世界中の名画が千点以上揃ってるんだけど、全部ニセモノ、複製画なんだ!ただし複製といっても馬鹿に出来ない。模写ではなく、実物をスキャンした画像を最新技術で陶板に転写したもので、限りなく本物に近い。そして何より重要なのは全て実物大ということ!だからヴァチカンにある高さ14mの『最後の審判』(byミケランジェロ)も、モネの大睡蓮(長さ20m以上)も、門外不出のゲルニカもそのまま再現されているッ!全作品を鑑賞しようと思ったら、9時半の開館と同時に入り、17時の閉館ギリギリまでかけないと無理。これは大袈裟ではなくマジ!関東や九州から関西に遊びに来られる方、USJや道頓堀もいいですが、大阪から2時間で行けるこの美術館を断固お薦めします!そこいらのテーマパークよりずっと刺激的ッス!飢えた知的好奇心を120%満たしてくれるハズッ!※入館料は3150円。高いけど普通の展覧会の10倍の規模だし、ルーブルやプラドに日本から行く事を考えればバカ安(笑)。JRバス代は大阪-高速鳴門の往復で5670円。鳴門公園口で下車し、海沿いを10分ほど歩くと到着。鳴門公園口は降車専用のバス停なので、帰りは美術館前から地元バスで小鳴門橋まで移動(約10分)、少し歩いて高速鳴門からJRバスに乗車!簡単!//アクセス94万件ヒット。
 2月21日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!//どうして誕生日だけで分かるのか不思議ですが、この大江戸前世占い、面白いです。
 2月20日〜以前からずっと更新したいと思いつつ手が回らなかった絵本ベストを、ついにリフレッシュ!新作を追加すると共に順位を変更!コメントも全面的に書き換えましたッ!//集英社のジョジョ文庫本サイト、内容がめちゃくちゃ良い!完成してるのは第4部までだけど、キャラクター紹介やイラスト・ギャラリー、スタンド占いなど盛り沢山。特にギャラリーは荒木センセの美しい絵をいっぱい楽しめて吉ッ!
 2月19日〜ジョジョ美術館に新作14枚をドッカーンと大量アップ!//レンタルした映画『マイ・ビッグ・ファット・ウエディング』にこんなセリフが--「家の“頭”は男でも“首”は女なのよ。“頭”は“首”次第で好きな方向に動かせるわ」ギャフン!//アートの世界では“古典”の意味で用いられる“バロック”の語源が“歪んだ真珠”と知りビックリ。美しくても歪んでいる--そっか、今は古典でも発表された当時はバリバリの“前衛”なわけで、人々は面食らったわけなんだね〜。こういうとこに、リアルに人類の歴史を感じちゃうな。//うおお!ハーゲンダッツのプリン味を初めて食べ、あまりの旨さに卒倒しかけた!なんといってもカラメルの苦味が絶妙!あんなに美味しいアイスがこの世にあろうとはーッ!やっべ!!//アクセス93万件ヒット。
 2月18日〜お絵かき板にアップロード板を開設。これで、個々人が使い慣れたお絵かきツールで描いた作品を貼り付けることが出来ます!っていうか、最近めちゃくちゃレベル高すぎ!特にこのナランチャは限りなく美しく、そして温かいッ!//映画『ラブ・アクチュアリー』、8日の日記でかなり気合を入れてお薦めしたのですが、あれから10日が経っても周囲には観に行ってない人がいっぱい。ほんとに、近年のラブ・コメの中ではピカイチの脚本なので、ぜひ足を運んで下さ〜い!生きることに前向きになる名セリフてんこ盛り!世の中には憎しみや貪欲が渦巻いてるけど、それだけじゃない、愛がそこらじゅうに溢れていることを気付かせてくれる傑作映画デス!!
 2月17日〜先日、リンク集(PART1)にアート系のサイトをいくつか追加しました。どれも便利な役立ちサイトなので、皆さんもご活用下さ〜い!//発売中の別冊宝島『このマンガがすごい!』に掲載されている「ジョジョ」の解説を読んで思わず吹き出した。だって“独特のポージングと台詞回しが読む者を魅了してやまない”って書いてあるんだもの(笑)。ポージングって…!!//ジョジョといえば、今週はジャンプに「スティール・ボール・ラン」が2話分載ってます。立ち読みで1本目だけ読んだ人、要注意ッス。
 2月16日〜「ジョジョ立ち」は渋谷・大阪城の両ポージングを経て、いまや鬼教官や自分なしでも素晴らしいものになっています。ということで、先月末にパッショーネ近畿支部が主催した新年会ポージングをレポート!//昨年は基金へのご協力を有難うございました。この巨大サイトを維持するのに年間10万以上(!)かかるのですが、おかげさまでその分は何とかなりました。自分はこれからも、全身全霊を注ぎ込み、人類の遺産・芸術の素晴らしさをガンガン伝えまくります!!//アクセス92万件ヒット。
 2月15日〜1903年、東大で英語の講師をしていた37才の漱石は記す。「教師は向いてない。私は始終隙があったら自分の本領へ飛び移ろうとのみ思っていたのですが、さてその本領というのがあるようで、無いようで、どこを向いても、思い切って“やっ”と飛び移れないのです」。翌年、神経衰弱に陥った漱石に、友人・高浜虚子が「沈うつな思いをありのまま吐き出せば気晴らしになる」と小説の執筆を薦めた。明くる年、漱石は英語教師の日常を猫の目を通して書いた『吾輩は猫である』を発表(39才)。それから2年後の1907年2月20日、漱石は新聞社から専属作家の依頼を受ける。しかし家族を養う41才の漱石は即答できなかった。当時、彼には東大教授のポストが用意されていたからだ。名誉ある東大教授の職は、高収入で安定したもの。一方、作家は明日の保証すらない仕事…。一ヵ月後の3月25日、漱石は悩みに悩んだあげく、東大総長宛に辞職願いを提出する。日記にはこう綴られていた--「大学では4年間講義をした。食えなければ、いつまでも噛(かじ)り付き、しがみ付き、死んでも離れないつもりであった。しかし近来の漱石は何か書かないと生きている気がしないのである」※うーん、見事な心意気!漱石を読もう!!//本サイトの読者から頂いたブッシュのパロディ写真(作者不明)を“アメリカ惨歌”にアップ。『王の帰還』公開とあわせて実にタイムリーっす(笑)。
 2月14日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新!//@ジョジョの“石仮面チョコ”に笑った!やってくれた!//今夜の『NHKジュニア・スペシャル』から。日本のコメの年間生産量は1000万トン。しかし、残飯の量は800万トン!これはひどい。そしてオーストラリアの自給率約300%に対し、日本はわずかに40%…。//本日『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が公式に封切り!皆さん劇場にGO!!//アクセス91万件ヒット。
 2月13日〜先日同じ36才の大学時代の友人から、彼が20才までに影響を受けた人たちが何才で何をなし得たのかを書き出したメールを受け取った。そこには「山口百恵・引退(21才)、高橋留美子・うる星やつら(21才)、田中康夫・なんとなくクリスタル(24才)、手塚治虫・リボンの騎士(25才)、坂本龍一・YMO結成(26才)、長州力・噛ませ犬発言(31才)、梶原一騎・あしたのジョー(32才)、さいとうたかを・ゴルゴ13(33才)、石ノ森章太郎・仮面ライダー(33才)、つかこうへい・蒲田行進曲(34才)、井上ひさし・ひょっこりひょうたん島(35才)、松本零士・宇宙戦艦ヤマト(36才)、宮崎駿・カリオストロの城(38才)、富野由悠季・機動戦士ガンダム(38才)」とあり、“自分はというと実年齢はどんどん増えていくのに、いまだに人生のスタート地点にさえたどり着いていない気さえする”と締めくくられていた。しかし、僕は彼がその陽気かつユーモアあふれる性格で出会った大勢の人を明るい気持にさせてきたことを知っているし、他人をそれとなく(ここが肝心)気遣う優しさに何度も触れている。僕はそういう部分に憧れてきた。だから今は以前サイトで紹介した次の言葉で彼に答えたい--『他人が成功したからといって、君が失敗したわけではないだろう』。//『うしおととら』読破計画、現在16巻目。単なる妖怪バトルではなく、これまで何度もホロリとさせるセリフに感動してきた。皆から「早く読め」とせかされたのも納得!
 2月12日〜日本中の男性諸君へ。今日出会った良い言葉--『エースをねらえ!』の本日放送分から--「男なら女の成長を妨げるような愛し方はするな」(by宗方コーチ)。ガッツーン!!//吉野家へ行き、豚キムチ丼を食す。まずくはないんだけど、豚肉の旨みがいかされてなーい。450円という値段も減点対象!//今日はダーウィンとリンカーン、明日は竹宮恵子&ピーター・ガブリエルが同年同月同日生まれ。皆、全然分野が違うのが面白い。//ジョジョ美術館が大幅に拡張!レベル上がりまくりのお絵かき板から、大量11点をアップ!
 2月11日〜面白い雑学サイトを紹介。『街中の疑問』は「終電後の駅員はどうやって帰るのか?」「信号の電球はいつ交換するのか?」など、ちょっとした疑問の答えがいろいろ載ってます。//荒木センセ23才の連載デビュー作『魔少年ビーティー』と2冊目の短編集『死刑執行中・脱獄進行中』を読む。前者は主人公がコウイチ君(康一ではなく公一)だったり、効果音で「ドジャーン」が出てきたり、賭けの場面で「よし!賭けよう」「グッド!」というダービー戦を彷彿させるやり取りがあったりで、“おお〜、すでにこの頃からジョジョの片鱗が!”と新鮮な驚きがあった。後者は表題作の他に岸部露伴のショートストーリーなどもあるが、なんといっても目玉は吉良吉影の“その後”を描いた「デッドマンズQ」。死後の世界の吉良はモーツァルトやシューベルトのレコードを聴けない。あとがきに「好きな音楽を楽しめない彼を描いてて、何か涙が出て来た」とあり、荒木センセの“吉良好き”をあらためて実感。(*^v^*)//紅白の再放送を見ているうちに大晦日のような錯覚に陥る。ソバが食いたくなった。//アクセス90万件ヒット!このまま行くとXデーは3月上旬か?
 2月10日〜皆さん!明朝8時35分から午後3時までNHKでオンエアされる『夢の美術館〜印象派の時代100選』、絶対に録画しませう!(お昼は1時間空くので正味5時間半。ビデオ1本に収まる!)ゴッホ、モネ、ルノワール、ロートレックら、次々と天才画家が登場した19世紀美術の初心者向け入門番組ッス!名作の見所を分かりやすく解説してくれるので、絵画をどう味わえば良いのか分からない方に最適。今は絵画に興味ない人でも、録画しておけば絶対いつか役に立つ日がきます!人類の遺産を楽しまずに生きるのはもったいなさ過ぎるッス〜!!(オープニングの映像がチョ〜素晴らしいので、オンエアの1分前から録画体勢に入って下さいッ!)//映画『英雄/HERO』&『刑務所の中』をレンタル。前者は秦VS趙の激戦や映像の美しさに息を呑んだ…が、惜しいかな、途中まで物語のテンポが良かったのに、後半3分の1はまったく話が進行せず、退屈を超えて苦痛だった。自分はスローテンポの“雰囲気映画”も好きだけど、それだって限度がある。永遠に続くんじゃないかと思った。『刑務所の中』は山崎努の演技がべらぼうに上手い!刑務所が舞台なのに、使用音楽が全部クラシックというのも新鮮で良かった。
 2月9日〜これはスゴイ!ジョジョ美術館のお絵かき板にあるアニメーション機能で、アバッキオの激リアル絵が完成するまでを見れます!(2分45秒)何もない白紙に生命が吹き込まれていく過程はゾクゾクっす(これから絵を描こうとする人は、とても参考になるのでマジ必見ッ!)//心優しき友人が、傑作の呼び声高い漫画『うしおととら』全33巻をまとめて貸してくれた!今まで未読だったので周囲から糾弾され続けてきたけど(笑)、これでやっと肩身の狭い思いをしなくて済むッ!//漫画『攻殻機動隊』(全1巻)は91年(15年前!)の段階で、あんなに詳しく近未来のネット世界像を描ききった事に驚嘆した。マトリックスに影響を与えたのも納得。//先行で観た『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』はただただ圧倒された!まばたきするのも忘れて画面に見入っていた。前半は少々タルいんだけど、中盤からラストまでが壮絶の一言!地平線まで続く大軍と大軍の激突、また激突!僕が映画ファンになり始めた中学の頃は、まさか自分が生きてるうちに、ここまで壮大な戦いを映画で観られるとは思っていなかった。足かけ3年に及んだ3作の上映時間は合計10時間近くなるが、この映画に関しては、その長時間が功を奏している。おかげで観客は完全にフロドやサムと旅をしている気になる。だからこそ、旅の終りは登場人物と一緒になってハラハラと泣くことができるんだ(それもごく自然な感情で)。この完結編は絶対に劇場の大スクリーン&大音響で観て欲しい!テレビの画面で観るくらいなら観ない方がマシ!(それは作品への冒涜ッ!)最後に、サム最高ッ!!あんたこそ主人公!!//アクセス89万件ヒット。
 2月8日〜公開中の英国映画『ラブ・アクチュアリー』、最高ッス!五つ星ッス!単なるラブコメを超えた大きな人間讃歌だった。未見の人は、明日か明後日中にでも、速攻で観てきて欲し〜い!もともと昨夜は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の先行オールナイトを観に行ったんだけど、時間潰しで軽く観た『ラブ・アクチュアリー』が大当たり。脚本がとにかく素晴らしい。同時進行で9つのラブ・ストーリーが進むんだけど、各エピソードはどれも1本の作品として上映できるほど良い話なんだ。9つもあれば混乱しそうなものなのに、それぞれに名セリフや名場面がテンコ盛りで、構成の破綻もなく、ラストまでグイグイ引っ張られた(各エピソードのクライマックスがホント良くて、ここに書けないのがツライ!一言、恋をあきらめる一人の男性の、気持の決着のつけ方が最高だと言っておく!)。シャイな19人の男女の想いが飛び交う中、劇場は終始笑いに包まれていた。大袈裟にではなく、自分はこれまでに観たどの恋愛映画よりも、一番よく笑ったし、よく泣けた(悲しみの涙ではなく、“人間っていいなァ”の涙)!ヒュー・グラントを始め役者は皆演技が達者だし、音楽もツボをついた選曲で楽しい。観た後に優しい気持になれる珠玉の一本デス!この映画を作ってくれた全ての制作スタッフに感謝したい!
 2月7日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!今週はめっちゃあります(全部見るのはまずムリ!)。//先日、嫁さんに誕生日プレゼントで100分の1スケールの『シャア専用ズゴック』を贈る(画像拡大で正面)。「この爪が作りたかった!」と声が裏返るほど喜んでいた!(笑)去年はグフ、その前はゲルググっす//今夜は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の先行オールナイトに行って来ますッ!
 2月6日〜昨年度に公開された映画の興行収入が発表された。邦洋ベスト10は次の通り●『洋画』1.ハリーポッターと秘密の部屋(173億)2.マトリックス・リローデッド(110億)3.ターミネーター3(82億)4.ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(79億)5.パイレーツ・オブ・カリビアン(68億)6.マトリックス・レボリューション(67億)7.マイノリティ・リポート(52億)8.HERO/英雄(41億)9.チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル(35億)10.シカゴ(35億)●『邦画』1.踊る大捜査線/レインボーブリッジを封鎖せよ!(174億)2.ポケットモンスター/七夜の願い星ジラーチ(45億)3.名探偵コナン/迷宮の十字路(32億)4.黄泉がえり(31億)5.座頭市(29億)6.ドラえもん/のび太とふしぎ風使い(25億)7.ワンピース/デッドエンドの冒険(20億)8.ゴジラVSメカゴジラ(19億)9.バトルロワイヤル2/鎮魂歌(19億)10.黄金の法/エル・カンターレの歴史観(17億)。洋画は「パイレーツ…」がマトリックス完結編を超えて大健闘。「二つの塔」がハリポタの半分以下ってのは意外。内容的には断然「二つの塔」が上なんだけど…。たけしの座頭市は大ヒットと思っていたら、大走査線はなんとその6倍。この174億は実写邦画の歴代新記録だッ!※といっても「千と千尋」(300億)の約半分だけど(汗)。邦画は大走査線がなければアニメ映画の独壇場だね。//アクセス88万件ヒット。
 2月5日〜今日はジョジョネタ・オンリーで。//ジョジョ第5部ゲームが中古で1800円(!)になっていたので即購入。3部ゲーの出来があまりに良かったので、発売当初「敵を操作できんとは!許せん!」とボコボコに叩かれた5部ゲーだけど、自分的には各名シーンをあれだけカッコ良く再現してくれれば、もう何もいうことはないッス(注・リゾット除く)。B・サバスの声を聞いた時は卒倒しかけたし、何よりプロシュート&ペッシ戦の再現度は芸術の域に達していた!チョコとセッコのカラミなんかも笑えるし、アニメ化されていない第5部を動画でたっぷり満喫できて幸せだ。//当サイトのジョジョ関連ページで一番アクセスが多いのは「決めポーズ教室」(平均1200ヒット)なんだけど、海外からアクセスが多いのは「スタンド100連発」。文章より画像が中心の為か、同ページには昨日、中国から怒涛の800アクセス!//「ジョジョ立ち」鬼教官近況…中国武術を始めた様子。ますますポージングにキレが出るだろう。出演ミュージカルの東京公演は速攻でチケット完売!(もっと早くここで紹介すればよかった。3.6大阪公演はまだ買えるかも)//「ジョジョ立ち」の渋谷編&大阪編の映像を約90分に編集終了(やっと!)。このビデオ、せっかくだからどっかで上映会できるといいなぁ。
 2月4日〜米国ユタ州下院が合衆国政府に国連脱退の検討を要請する決議を可決。理由は“国連加盟国の多くが米国に友好的でない”から。なんだそれ(怒)。米国もとうとうここまできたかという感じ。//東京都品川区が、来年1月から小学生の医療費を無料にすることを決定!いやはや、これはびっくり。品川区で子育てしている親はとても心強いだろうなぁ。国の福祉切捨て路線とえらい違いだ。//久々にグーグルで「文芸」をキーワードに調べたら、3番目に出てきた!これは嬉しい。こう見えても(?)ここは硬派サイトのつもりですから!ちなみに「仏像」だと5番目(イケメンズ)。そして「崖っぷち」でなぜかトップ(笑)。//だんだん大きくなってきたジョジョ美術館。新たにペッシやセッコ、ディオ親子などが追加されてます!
 2月3日〜映画ファンの方にお薦めのサイトを紹介。「あの映画のココがわからない」(byかーずSP)は、“結局犯人は誰だったの?”“皆が言うドンデン返しって何?”“オチが分からなかった(涙)”など、消化不良だった映画について、スカッとさせてくれるサイトっす!//1月25日の日記で“国民の半数が過去一年間に一度も映画館や美術館に足を運ばなかった”という内閣府の調査結果に嘆いたけれど、先日の報道では昨年の映画館興行収入が過去最高(2032億円)を記録したのこと。入場人員は人口より多い1億6200万人だし、これって映画を観ない人が多い反面、観る人は何度も頻繁に劇場へ足を運んでるってコト?よく分からないけど、映画界が盛況なのは文芸ジャンキーとしては目出度いことだ。(踊る大走査線&ハリポタ&マトリックスの続編モノの健闘が大きいらしい…作品の出来はともかくとして)//今日もドッサリとウイルス・メールが到着。今回は収束まで時間かかりそうだなぁ//アクセス87万件ヒット。
 2月2日〜以前に見つけて激感動し、このコーナーでも紹介したホンダ・アコードの英国CM、リンク切れで消えてしまって無念に思ってたら、別のアドレスで見れるとこを発見した!しかも気のせいか以前よりパワーアップしてる感じ。この一発撮りの芸術映像を皆さんも味わって下さ〜い!//集英社の「スティール・ボール・ラン」公式サイトが始動!動画フラッシュいい感じ!//今日だけでウイルス感染メールが30通以上届いてるんですけど…。
 2月1日〜先日掲示板で紹介された火星探査機スピリットの打ち上げから探査の様子までをCGムービーで描いたコレ、エキサイティングでおすすめです。大作なのでダウンロードにけっこう時間がかかりますが、それだけの価値はあります。ホルストの組曲「惑星」の壮大な音楽が使用されていたり、超美麗映像で火星の夕陽を描いていたり、見応え充分ッス!//(以後、私事デス)昨日は「大阪ジョジョ立ち」参加者が発起人の新年会に嫁さんと行ってビックリ。東京組も含めて20人ほど集まっていたんだけど、なんと皆で結婚式を用意してくれた!ただの新年会だと思い軽い気持で足を運んだので、いきなり入口でキャンドルを持たされ仰天。ベールを被せられた嫁さんは目をパチクリ。訳が分からぬ間にキャンドル・サービスをして、メインのロウソクを点火する時に「クロスファイヤーハリケーン!」(byアヴドゥル)と咆哮。プッチ神父の衣装を着た机器猫さん(管理人@朝目新聞)の前で「宇宙が一巡しても愛しあいます」と誓いの言葉を交わし、○○の時は皆が「ズキュウウゥン」と効果音を出してくれた(笑)。続いて、誓約書を書き、ケーキに入刀(セリフは「シルバー・チャリオッツ!」)。@ジョジョのシャトレーゼ紅威さんから「ご結婚オメメタァございます」と祝福されたのを始め、一人一人から祝いの言葉をもらい(なぜか「ジーク・カジポン!」の三連呼も。笑)、食事の後はブーケ・トス。最後は花束を受けとり腕のアーチをくぐって外に出た。自分らは諸事情で式を挙げられなかったので、嫁さんがケーキを前に「こういうシーンは自分にはないと思ってた」と涙ぐみ、ブーケ・トス後も鼻を赤くして「生きてるうちにブーケを投げる日が来るなんて信じられない」と言うのを聞いて、こっちもつられて赤鼻になった。あんなに素晴らしい場を設けて下さった発起人三人衆と、参加者の皆さんに感謝の気持でいっぱいです。ううッ、本当に有難うございました!!(「ジョジョ立ち」を企画して心から良かったと思ってマス!)※昨夜更新出来なかったのは、この後オールナイト・カラオケがあったからッス。(入籍レポートはコチラ)//アクセス86万件ヒット。







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