最新文芸情報


2012.9〜10

 10月31日…ジョジョ各部のボスの特徴を、2分間の手描きアニメで楽しく表現したYouTube『くるっと・まわって・いしかめん』、イイ味があるなぁ。短い時間に、めちゃくちゃ小ネタが詰まっている。初めて見たけど、09年からアップされていたのか。(細部が面白いので画面拡大推奨)
 10月30日…先日、ジョジョマニアの若手芸人さんたちと10人ほどで食事をしたのですが、なんと食事の内容がジョジョ4部のトニオさんのイタリア料理・完全再現!調理してくれたのはイタリアンを正式に学んだ人であり、僕らは億泰のように「ンまぁ〜い!」を連発、それこそ「味に目醒めたァーっ!」状態だった。
前菜は『モッツァレッラチーズと
トマトのサラダ』(第33巻から)
本場イタリア産のモッツァ
レッラに特製ドレッシング!
最初はチーズだけ食べたんだけど、モッツァレッラは味が薄い。次にトマトを口に入れた瞬間に核融合反応!「サッパリとしたチーズにトマトのジューシー部分がからみつく美味さ!チーズがトマトを!トマトがチーズをひき立てるッ!」
第一の皿(プリモ・ピアット)
は『娼婦風スパゲティ』!
アンチョビフィレ、ニンニク、
トマト、赤唐辛子、黒オリーブ
あまりにも忙しい娼婦が適当に作ったら旨かったというのが名の起源(らしい)。クセになるというか、いったん味わうと引きずり込まれるカラさというか、食えば食うほどもっと食いたくなった!
パルメザンチーズをパスタの真上
で削るため、風味バツグン!
「ゥンまああ〜いっ!」
※33巻はツバがわく
ニンニクを使ったパスタにはチーズを普通かけないけれど、このパスタは例外でかけて食べる。
第ニの皿(セコンド・ピアット)は
『小羊背肉のリンゴソースがけ』
メインディッシュは肉料理!
アスパラガスが添えてある
この小羊背肉がチョ〜柔らかい!「リンゴソースの甘ズッパさと小羊の肉汁がのどを通るタビに幸せを感じるッ!」と手が止まらなかった!



デザートはプリン。食べる度に幸せの繰り返しだよぉぉぉ〜っ!
いわゆる“トニオさんの料理”は、ジョジョ展にあわせて仙台や東京で正式に地元レストランが企画メニューにしていたけど、大阪ではそういった動きはなかった。今回、初めて漫画の中の料理を実際に食べることができ、億泰の気持ちを五臓六腑で理解した!貴重な機会を設けて下さった幹事さんに感謝ッ!
 10月29日…大河『平清盛』第42回「鹿ヶ谷の陰謀」、個人的には凄く良かったんだけど、あの高い完成度でも世間で話題にならないのがマジ悔しい…。流刑先で腐っている頼朝が武士の魂を取り戻して行く一方で、朝廷との権力闘争で疲弊し自分を見失っていく清盛。トラウマをえぐった西光を5分間もストンピング攻撃した後、信西の形見(算木)をヘシ折った清盛は鬼気迫るものがあった。西光も立場は違えど日本のことを真面目に思っているのに、斬首にするほど余裕がなくなっている。源氏側は北条政子のサバサバした性格が見ていて気持ち良く、頼朝と一緒にどのように平家に向き合っていくのか楽しみだ。NHKが発表した最終回までの流れは以下の通り。
第43回 11/04 「忠と孝のはざまで」
第44回 11/11 「そこからの眺め」
第45回 11/18 「以仁王の令旨」
第46回 11/25 「頼朝挙兵」
第47回 12/2 「宿命の敗北」
第48回 12/9 「幻の都」
第49回 12/16 「双六が終わるとき」
最終回 12/23 「遊びをせんとや生まれけむ」
//ジョジョアニメ第4話、今の第1部を代表する名セリフにして、ジョジョ全体を貫く重要メッセージ、.「人間讃歌は“勇気”の讃歌ッ!!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!!」が聞けて鳥肌が立った。ツェペリさんの声はゲームや劇場版のように低く渋い声を想像していたので、最初は甲高い声にちょっとびっくり(声優さん、イデオンのコスモだけど別人に聞こえる)。そのうち慣れると思うけど。次回はタルカスとブラフォード。30分でどこまで進むのかドキドキ。
 10月28日…「スター・ウォーズ」は当初9部作の予定だったけど、ルーカスが6本目でやめてしまった。劇場でもうあのテーマ曲を聴けないのを残念に思っていたら、なんとディズニー社がルーカスフィルム&「スター・ウォーズ」販売権を約4千億円でで買収。新シリーズ制作の権利も含まれるため、ディズニーは2015年に新作を発表し、その後は2、3年ごとに新作を公開するという。ルーカスは今後もクリエーティブコンサルタントとして関わっていくというから、新作が世界観ブチ壊し作品になることはないだろう。2015年が楽しみ!
 10月27日…昨日の最後に書いたように、もう1日だけ育児ネタ(半分ジョジョネタ)を書きますね。
/我が家はジョジョの単行本やグッズで溢れかえっているけど、ある程度人生経験を積まないとジョジョの魅力は分からないので、これまで積極的にジョジョのことを教えていなかった。今月まで2歳だったし。だから子どもの興味はもっぱらアンパンマンや機関車トーマス、ウルトラマンだった。ところが先日の『ジョジョ学会』の開催にあたって、1ヶ月ほど資料作成等で僕の生活がジョジョ漬けになり、それらの作業を横で見ていた彼も完全に開眼してしまった。従来は簡単なジョジョ立ちをして遊んでいただけだったのに、「これは誰?この人は?」とキャラの名前を毎日聞いてきた。ちょうどそういう言葉のやり取りが親と可能になった時期であり、これが半年前ならまだ会話は成り立たなかった。
/寝室にジョジョ5部ブチャ・チームのポスターが貼ってあることから、彼が最初に好きになったのはブチャラティ。そしてミスタ、フーゴなど簡単な名前の仲間を覚えていった。そしてOVAの3部アニメで「オラオラ」や「無駄無駄」を、5部ゲーで「アリーヴェデルチ」をいつの間にか覚えていた(ちなみに、これらはあらかじめ過度に暴力的なシーンは編集・カットしたもの。単行本も第1部は中身を見せていない)。
/そんなこんなで、すっかり小さなジョジョラーになったことから、アメリカでジョジョ立ち教室を開催している“ジョリーンさん”に彼のことを紹介したくて、YouTubeに2歳の頃の短い動画(2分)をアップしてみた。すると、僕が連絡をする前に、向こうの方から「アメリカのジョジョファンの間で話題になっている子どもは、もしかしてカジポンさんのお子さんでは?」と問い合わせメールが届き、ブッ飛んだ!投稿から、たった3時間で外国人(ニュージャージー州の人)に“補足”され、英語で「お子さんですか?」という質問が寄せられるなんて想像もしなかった。すごい時代になったもの!
そこで慌てて字幕スーパーを付けたところ、さらに海外からのアクセスが増え、約10日間で再生回数は5000回を突破!(現在は7千回。殆ど他国から)。感想コメントは大半が外国語。ジョジョファン以外の人から見れば、相当“イタい”ムービーだと自分でも分かっており、低評価の嵐を覚悟していたんだけど、今のところコメント欄も好意的なものが多くて、胸を撫で下ろしています。r(^_^;)
/以下、海外のジョジョファンの声を一部紹介。
●Continue teaching him in the way of the truth my friend
「このまま彼にジョジョ教育を続けていけば、私の真の友人となるだろう」
●I'm from America. This video is the cutest thing I've ever seen. Thank you,JoJo fans around the world are having their spirits lifted!
「私はアメリカ人です。 このビデオは私がこれまでに見たもので最もかわいいものです。 ありがとう、世界中のJoJoファンは気分を高揚させているでしょう!」
●Oh geez, the Muda-OraOra part was too cute. Now I'll call jotaro OraOra-San from now on.
「おお!無駄無駄VSオラオラのパートがあまりに可愛い過ぎです。私は今から承太郎のことをオラオラさんと呼びます」
●S class parenting
「Sクラス育児だ」
●M-My heart just melted
「わ…私のハートはメロメロです」
その他、荒木先生は若々しくて50代に見えないことから、ファンの間では“先生は何百年も前から生きている”というジョークがよく交わされており、それをネタにしたコメントもありました。
●Many, many, years ago, this kid's great, great, great grandparents saw a picture of Araki-sensei... and it was the same face this kid sees now.
「ずっとずっと大昔、この子どもの遠い先祖も、荒木先生の写真を子どもに見せ、同じような(楽しい)表情を子どもは浮かべていたでしょう」
/国別のアクセス回数のトップ20は、米国を筆頭に、イタリア、カナダ、ブラジル、スペイン、英国、ロシア、メキシコ、香港、アルゼンチン、スウェーデン、チリ、フィンランド、フランス、オランダ、豪州、ドイツ、フィリピン、ポーランドの順(全80地域)。イタリアが多いのはジョジョ第5部の舞台がイタリアだからと思う。意外だったのは、知日家が多いフランス・ドイツよりも、ロシアやメキシコ、アルゼンチンからのアクセスが多いこと。スペイン語圏も含め、ジョジョファンが欧米以外にも国境を越えて増え続けていることがこのデータからも分かった!
★リンク 『ジョジョの奇妙な2歳児』(2分13秒、英語字幕入り)
※YouTube画面右下の「字幕機能をONにする」を押して下さいませ♪
 10月26日…今日で子どもが3歳に。普段、育児の話題はここには書かずに、育児ブログに集中して書いているのですが、年に一度だけ、誕生日に子どものことに触れていマス。
/3歳!父の葬式とまったく同じ日に生まれてきた我が息子。お通夜の会場から産婦人科まで朝4時にタクシーを飛ばしてから3年が経った(体感時間としては10年前に思える)。この間、1歳過ぎの頃にRSウイルスで入院したり、乳母車から後ろ向きに落ちて救急車で運ばれたり、いろんなことがあった。無事に3歳まで育ってくれて胸を撫で下ろしている。今はオムツを卒業し、トイレに間に合わずにリビングや玄関でオシッコをもらすのを、親子で雑巾がけしている日々。
/言葉については、保育園の他の子より覚えるのが少し遅い気がして(女の子や兄弟がいる子は超早い)、ちょっと心配になった時期もあったけど、一人っ子の男子はそんなものらしい。実際、2歳半からモーレツな勢いで話し出し、今は静かにしてくれと思うほど喋り続けている。
/子育てを通して深く感動することが、大きく3つある。過去に書いたことと一部重複するけど、大事なことなので記したい。
(1)生命スゴ過ぎ!…人間は受精卵の時は直径わずか約0.15ミリしかない。肉眼で見えないほど小さな受精卵が、約50cmの赤ん坊になってこの世に現れ、喜怒哀楽の感情が生まれ、3年後には“ドレミのうた”を歌ったり、想像で怪獣の絵を描いたりする。歴史上のどんな奇跡の話を聞かされても、たった0.15ミリの卵が、豊かな感情を持っていくこの奇跡を超える驚きはない。生まれて3年で、星空を見て「うちゅう!」と指差し、みたらし団子を食べて「甘い!美味しい!」と叫び、ウルトラマンのダダが怖いと言って泣き、アニメのジョジョが始まるとジョジョ立ちをして「ジョナサンだよう!」とアピールするようになる。この生命の驚異!
(2)幼児は優しく良い子ばかり…僕は子どもが生後半年の頃から保育園の送り迎えをしており、ウチの子以外にもたくさんの子と接してきた(園児が100人もいる保育園)。そこで見聞きしたことは、人は本能として“優しさ”を持っているとしか思えないようなことばかり。まだ2歳になる前から、同じクラスに泣いている子がいたら、頭を子ども同士でヨシヨシしたり、言葉を話せなくても、背中を軽くポンポンして“大丈夫だよ”と元気づけている。一般に“子どもは残酷”と言われるけど、まだ陰湿なイジメは幼児にはない。あるとすれば、虫を踏んづけたりする話で、それは生命の価値を分かっていない故であり、ちゃんと「虫さん、イタイ、イタイだよ」と諭すと、次からはもう踏まなくなる。玩具の取り合いだって、“順番”という概念を学ぶことで平和的に収まるようになった。今や、お菓子を“美味しいから”という理由で、他人にも分けてあげる優しさを見せている。“優しさ”に関する具体例をあげていくとキリがない。結論。人間は「性善説」か「性悪説」かでいうならば、3歳時点では明らかに「性善説」。それが成長して歪んだものにネジまがるのは、社会に原因がある。そのことを以前から薄々感じていたけど、乳幼児クラスの色んな子を見てきて確信に変わった。
(3)親に感謝…多くの子どもは1歳半あたりまで何度も高熱を出すし、油断していると食べ物じゃないものを口に入れるし、歩き始めるとしょっちゅう転倒してオデコや後頭部を痛打する。もちろん親がいなければ食事はとれないし、自分でお風呂に入れないし、オムツを交換してくれる人がいないと大変なことになる。10代の反抗期の頃は、こうした親の苦労を知ることなく、“生んでくれと頼んだ訳じゃない”的な酷いことを言ってしまい、それを僕は恥じ入っている。病気や事故の最大の危機を乗り越えることができたのは、ずっと見守っていてくれた人がいたからだ。心の底から感謝。
/子どもが3歳になった今、改めて昨年のアカデミー賞授賞式におけるクリスチャン・ベールのスピーチを貼っておきたい→「私がこれから教えるであろう以上の事を教えてくれた幼い娘に感謝します」。
もうひとつ、アメコミ『ウオッチメン』から→「数億分の1の確率の受精を経て、今の君が誕生した。唯一無二の君が。地球上のあらゆる人間が奇跡だ。ただ、人間の数があまりにも多く、奇跡があまりにもありふれているため、誰もがそれを忘れてしまう」。
※明日、もう一日だけ育児ネタを書きます。
 10月25日…「あらゆる年齢層の人々が、民族や考え方の違いを超えて楽しめる新しいコミュニケーションの形態を生み出した」と高く評価され、「スーパーマリオ」などを開発した任天堂の宮本茂さんにアストゥリアス皇太子賞(スペイン最高権威の賞)が授与された“民族や考え方の違いを超えて楽しめる新しいコミュニケーションの形態”というのは素晴らしい表現ですね。宮本さんおめでとうございます。
//今日メモった言葉を2つ。
/『子連れ狼』など漫画原作者として知られる小池一夫さんのツイッターから→「どれだけ遠くまで進ンでいたとしても、間違った道だと気付いたら、出発点に戻らなければならないのだ。間違った道の先には、間違った到着点にしかたどり着かない。原発のニュースを見ながら、強くそう思う」。
/ジョン・レノン「人の言うことなんて気にしちゃだめだよ。 “こうすれば、ああ言われるだろう…”こんなくだらない感情のせいで、 どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう」。
 10月24日…今年はジョジョ連載25周年であり、それと同時に、鬼教官と僕が友人を相手に「ジョジョ立ち教室」を開催してからちょうど10周年になる。だけど、現在鬼教官は海外で生活していることもあり、ジョジョ立ちイベントを企画する予定はなかった。ところが!11/17に東京のジョジョファン集団“パッショーネ東京”が、なんと東京ドームでジョジョ立ちイベントを敢行するとのこと!しかも、カンパや自腹負担によって参加費無料で挑むという。この「覚悟」に脱帽!東京ドームのグラウンドで、土曜の正午からというのがスゴ過ぎる。先着500人というのは、ドーム側の規則(人工芝保護)によりグラウンドの定員が500人になっているから。
/当日はジョジョ立ちのほかに、25周年を祝って人文字で「25」を作るという話も。何人が讃歌(参加)するのか分からないけど、500人で「25」を作る(しかもジョジョ立ち)ことになれば絶景だろうなぁ!/パッショーネ東京は、ジョジョ立ちイベントを通して“スタンド使い”のように引かれ合った人々で構成されている。ジョジョ第6部のジョリーン→エンポリオの流れのように、もはや鬼教官や僕がノータッチでも、精神の奥底に“ジョジョ立ちDNA”が刻まれ、肉体言語としての“人間讃歌”が受け継がれているように思える。このビッグ・イベントが成功することを心から祈っているし、7部のレース・プロモーター、スティール氏ならば“そもそも失敗など存在しない”と次のようにエールを送るだろう。「真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事を言うのだッ!このイベントに失敗なんか存在しないッ!存在するのはジョジョラーだけだッ!」。※イベント詳細リンク
 10月23日…今年の映画界を締めくくるであろう超大作『ホビット』(監督ピータージャクソン)の公開が迫ってきた(12月14日〜)。全3部作の第1作。予告編(2分半)に出てくる渋いコーラスが耳に残り、口ずさんでしまう。『ロード・オブ・ザ・リング』完結編(王の帰還)が公開されたのは2003年。いつの間にか、もう10年近く経っているのか。この10年でCG技術はさらに進化しており、驚異的な映像が見られるだろう。
//週刊少年ジャンプではギャグ漫画の連載が始まっては速攻で終了という展開が続いていた。その中にあって、麻生周一先生の『斉木楠雄のΨ難(さいなん)』が連載20回を超え、読者アンケートの高い評価から先日は巻頭カラーを飾った。麻生先生にとって、巻頭カラーはデビュー以来5年目にして掴んだ快挙とのこと。実際、“超能力の持ち主であることをいかに隠すか”というギャグが面白く、僕も欠かさず読んでいる。最新号では巻末の作者コラムにこんなコメントが→「ジョジョ展に行ってきました。画集やコミックの表紙で見た絵が目の前に!興奮!」。ますます好感度UP!麻生先生は今年27歳。20歳前後の若手よりネタの引き出しが多いと思うし今後も期待。
//有吉弘行さんが考えた架空の実写版ジョジョ3部の配役、ルー大柴さんや香川照之さんに笑った。オヤジばかり。
//Windows8の評判待ち。同社いわく「ウィンドウズ95を超える画期的なOS」。“7”で何も不自由していないので、乗り換えのメリットがどこまであるかだ。
//急に冷え込み、周囲は風邪引きが多い。僕も鼻水が…。皆さんも気をつけて下さいね。
 10月22日…大河『平清盛』、清盛と後白河法皇の駆け引きが面白いのに、5度目の視聴率ひと桁。しかも7%台。もはやニュースにもなってない。だけど、ここまで来たらもう視聴率のことなど一切気にせず、このまま作風を微塵も変えることなく、最終回までストイックに美学を貫き、伝説を築いて欲しい。NHKの発表によると、頼朝の挙兵は第46話。となると最後の1ヶ月で源平合戦をやるのか。個人的には10月末には挙兵して、木曽義仲のエピソードもガッツリ入れ、清盛没後の平家もじっくり見たかった(伏線はいっぱいあるし)。とにもかくにも、最終回まで見届ける。現在まで大満足の90点。先日深夜に放送された『交響組曲 平清盛』も素晴らしかった。
//アメコミ『スーパーマン』の最新号で、クラーク・ケントが勤務先の新聞社「デーリー・プラネット」を辞職!クラークは1938年のコミック初登場以来、ずっと同紙の記者として描かれてきた。辞職シーンでは「ジャーナリズムがエンターテインメントになってしまった」と批判しているとのこと。うおお、どんなコマなのか見てみたい!(追記)さっそく複数の読者の方から連絡が。この一連のシーンのようです。情報を有難うございました!※NHKのWEBニュースには、上司から「スクープが少ない」と言われてケンカになるという流れが書かれていた。
 10月21日…ウチのサイトの墓巡礼コーナーは、基本的に僕が墓参した人物ばかりなんだけど、例外が一人いる。バットマン『ダークナイト』で狂気のジョーカーを演じ、鬼気迫る演技でアカデミー賞に輝いたヒース・レジャーだ。彼の墓は故郷オーストラリアの西岸バースにある。東岸ならシドニー、メルボルン、ブリスベンなど有名都市があって行く機会もあるだろうけど、西岸はバースしかなく、東西は日本列島が2つ入るほど離れている…。そういう事情で2年前にバースを訪れた知人、現代彫刻家の新田佳郎(よしお)氏にお墓を探して頂いた。すると、なんと新田氏の芸術家仲間、地元アーティストのロン=ゴンバック氏がヒースの墓標を制作したことが判明!奇跡!ロン氏の案内でヒースの遺骨が納められている墓標に手を合わせたとのこと。//その新田佳郎氏やロン氏ら9人のグループ展“日豪交流展”が大阪の楓ギャラリーで10/27(土)まで催されており足を運んだ。以下、撮影許可を頂いたので一部を紹介。
9人の作家の作品が
2点ずつ展示されていた

新田氏作。銅
の“帆”が水に
浮かんでる!
ロン氏作。鳥が
モチーフ。子供は
「アイスラッガー!」
イラクのAyad Alqaragholli氏作。
重なる椅子は祖先。足下のあや
うさが国内の混乱、悲劇を象徴

Bruce Slatter氏の作品は、
バスケの無限シュートミス、
採掘不能な鉱石、投げられ
ないボールなど不思議世界
オランダのNien Schwartさん
作。アウシュビッツで死んだ
13歳の少女ハンナ・ブレディ
の遺品カバンに花が溢れる
Denise Peppe氏の作品は
本物のケーキに見えて実は
ガラス製。質感にビックリ

 
雲上の菩薩様も、メタリックに輝くキリンも金澤一水氏に
よる木造彫刻。風になびく衣、キリンの優しい目に見入った
その他、庭にも2点作品があった。楓ギャラリーは地下鉄・谷町六丁目から徒歩3分、19時(土曜17時)までやっているので興味のある方は是非!(入場無料)
//東京ジョジョ展の入場チケット、平日&土日のすべての前売り券が完売!当日券の販売はないとのこと。最終日の11/4までまだ10日以上あるのに凄い人気。ヤフオク見てたら11/3の券が2枚1万5千円で落札してた。ひょえ〜。
//更新作業中はバッハとFF12のサントラばかり聴いてる。
 10月20日…うおお、アニメ版ジョジョの第3話、期待以上というか、よくぞあそこまで原作のテンションを損なわずに吸血ディオとの最初の決戦を描きあげたものと感嘆した。改めてジョナサンの高貴な精神にしびれまくり。そしてアニメ化にあたって懸念していた、最大のハードルともいえる第1部特有のホラー・シーンを、画面全体を暗くすることで物語のペースを崩すことなく見せていた。うまい。まだ「3話目」なのに最終回のような盛り上がり。一般のアニメでは考えられない密度でストーリーが進行しており、緊張感のあるBGMも相まって、作品世界に30分間完全に没入していた。スピードワゴンの歯切れの良い痛快なセリフが、改変なしで原作通りに再現されるだけでめっさカタルシスがある。次回からツェペリさん&波紋バトルが登場。アニメでの波紋の表現や、擬音の「メメタァ」がどんな音になるのか楽しみ(笑)。
【追記】大事なことを言い忘れていた。第3話の構成で喝采したいのは、ED曲の時間枠まで使い切って、同話の中にバトル決着まで収めたこと!一般的な演出では、次週へ視聴者を引っ張る為に、“さあこの先どうなる!”というドキハラ場面で“次回につづく”という脱力展開が多い(あのアニメとか、あのアニメとか…)。この3話は、落下していくディオとジョナサンのシーンで終わってもおかしくなかった。でも区切りの良い所まで描ききってくれた!おかげでスッキリ、ストレスはゼロ。ブルーレイも3話セットなのでちょうど前半が完結するし、未見の友人に「とりあえず3話まで見て」と薦めやすい。もったいぶらずにどんどん進めていけるのは、原作が100巻以上あるゆえの余裕だろう。原作に追いつく心配がないため軽快に進んでいくリズム感が良いし(“ジョジョ”にとってリズム感は重要)、しかも大事なシーンはカットされずキッチリ入ってる巧みな脚本。ブラボー。過去の2話分で違和感のあった“顔を斜め半分にぶった切る影”も減ってきたように思う。※あと、ささやかな希望としては、OP曲に字幕(歌詞)を付けて欲しい!あの早口のとこも一緒に歌いたい!(*^v^*)
//今月5日に刊行された荒木先生責任監修の『JOJOmenon』、アマゾンでずっと売れ行き第1位。SUGEEE!ムック本ということを考えると驚異的!実際、冒頭からイーストウッドとの対談があるし、イラストや写真も美しいし、先生のインタビューも永久保存版。
//演歌の石川さゆりさん、公式WEBにてジョジョ立ち!
 10月19日…(シネマレビューの続き/2本)
●『おおかみこどもの雨と雪』…親視点で子育てを描いた珍しいアニメ映画。子の親離れというより、親の“子離れ”を中心に描写しており、自身が育児真っ只中という個人的事情もあって300%感情移入して鑑賞。こんなに乳幼児の育児を丁寧に描いた作品を初めて見た(ツワリに襲われ便器を抱えて吐くヒロイン等々)。何気ない親子の交流、可愛らしい子どもの所作がことごとく心を動かし、映画の前半から最後まで随所で涙がハラリ。人間と狼のハーフという荒唐無稽な設定を、細かな日常描写を重ねていくことで自然に見せてしまう演出力に感服した。狼(動物)は人間より大人になるのが早いため、見かけはまだ小学生なのに「一人立ちしたい」と子は言い、母親は人間なので忘れ形見の子ともっと過ごしたいと願う。そこから生まれる葛藤。シリアスな展開でも随所にユーモアがあって退屈しないし、汚れたガラス窓を掃除すると模様が浮かぶシーン等のリアルさに感嘆した。また、劇中では山里での畑仕事の苦労が丹念に描かれており、子どもに食べ物の尊さが伝わって良いんじゃないかな。辛口トークで知られる富野由悠季氏(ガンダムの監督)が「本作の前では、もはや過去の映画などは、ただ時代にあわせた手法をなぞっているだけのものに見えてしまうだろう」「このような作品に出会えたことは、同じ作り手として幸せである」と大絶賛しているのも頷ける。細田守監督の作品にハズレなし。94点献上!※“子離れ”映画の傑作は、他にディズニーの『ファインディング・ニモ』がある。
●『ダークナイト ライジング』…足掛け7年、本作でC・ノーラン監督の新シリーズが完結。最後に相応しく、ゴッサムシティが崩壊寸前となるビッグスケールの物語。冒頭の飛行機アクションは、空中分解していく機体の中で戦うという非常に手に汗を握るものだった。今回、ゴッサムシティは核爆発テロの脅威に晒される。悪党たちは街と外界を繋ぐ橋を落とし、トンネルを塞ぎ、住民は脱出不可能に。警官隊は地下に埋められ、頼みのバットマンは怪力の殺し屋ベインによって瀕死の重傷を負い戦線離脱。さらに、ウェインは陰謀によって破産、秘密兵器はすべて悪党の手に…。この文字通りのチェックメイト状態から、いかにして逆転していくのか。暗く重厚な物語であり見応えがあった。ただ、黒幕の正体があまりにも唐突で、驚く以前に困惑した(これは“ビギニング”の記憶が曖昧な僕の責任)。前作のジョーカーがあまりにブチ切れていたので、ベインのキャラ造型が弱く見えたのは仕方ない。アン・ハサウェイが美しい。3時間がアッという間。85点。(Ama
//「ジョークで応酬する米大統領候補」のニュースが面白かった。リンク記事の動画でたくさんジョークを聞けます。
//本日発売のウルトラジャンプに、PS3ジョジョ格ゲーの追加キャラとしてジョリーンとエルメェスが紹介されていた。なんとエルメェス!スポーツマックス戦の熱い咆哮「これも!これも!これも!これも!」が聞けるかも!?
 10月18日…JR上野駅から徒歩30秒という、超ウルトラ立地条件の良い“東京文化会館”。ここの会議室など施設を使用するには、利用目的や過去の活動などをまとめて提出し、書類審査に合格しなければならない。そして今日ッ!正式に「利用許可」の知らせが届いたッ!うおおおお!これで東京でもオフ会が開きやすくなる!11/24の映画ファンオフはここで開催決定。昨年はネットカフェのパーティールームを使ったけど、東京都立の建物だからこっちの方が安いし広い。DVDを投影できるプロジェクターだってある。来週前半に映画ファン・オフの詳細告知をアップしますね。
//シネマレビューを3本。
●『灼熱の魂』…イスラム教徒とキリスト教徒が武器を手に取った中東ベイルートの内戦を舞台に、想像を絶する親子の悲劇と心の再生を描く。ここまでやるかという無慈悲な脚本(出生の秘密)にブッ飛んだけど、それだけに「許し」による救済の重要さも伝わった。暴力による報復の連鎖は地獄しか生まない。武装勢力が路線バスを襲撃するシーンはトラウマになりそうな衝撃。少年兵がもっと小さな子どもを狙撃する映像も脳裏に焼き付く。イスラム教もキリスト教も、暴力を停止させるどころか、憎しみが生まれる背景となっていることに暗澹たる気持ちに。“歌う女”の強靱な精神力、勇気を持って真実と向き合った双子、母親の愛を求めていた残酷な拷問人…みんな忘れられない人々。初老の公証人が映画というフィクションを超えて、そこに実在しているかのように頼もしかった。平和な日本に住んでいる僕には到底考えもつかないストーリーであり、武力紛争の愚かさ、親子の情の深さ、様々なことを考えさせられる作品だった。90点。
●『るろうに剣心』…大河ドラマ『龍馬伝』チームが制作。コミックの実写化は『ドラゴンボール』のように原作の世界観ぶち壊し&原作の冒涜に終わる作品が多い。だが本作品は主演の佐藤健が“緋村剣心”そのもので、鬼気迫る殺陣からコミカルな演技(口癖の「おろ」)まで、見事に演じきっていた。疾風の如く敵中に突っ込み、瞬時に相手をなぎ倒していく様は戦慄を覚えるほど。元人斬りが「不殺」の誓いを立て、敵がどんなに非道でも殺さない…これは刀を振り回すよりも困難な道であり、あえてその選択をした主人公を応援せずにいられない。卑劣な敵を演じた香川照之の怪演も光っていた。82点。

●『八日目の蝉』…不倫相手の赤ん坊を4歳まで誘拐していた女性と、犯人を実の母と思い込んでいた女の子の、“母子”の心の交流を描く。最初は、子どもを奪われた実の両親が可哀相に思い、“酷い犯人だなぁ”と思っていたけど、だんだん犯人の内面にシンクロしていき、実母の嫌味な傲慢さもあって、クライマックスでは(許されない犯罪だけど)完全に犯人の味方だった。犯人希和子役・永作博美、成長後の少女薫役・井上真央、繊細な友人マロン役・小池栄子、主要登場人物の熱演でグイグイ引き込まれた。一方、劇中で描かれる男どもは、避妊はしないし、自分勝手で最低の俗物たち。その中にあって、写真店の親父は人間的な深みを感じた。田中泯の沈黙の演技が素晴らしい。重い物語なのに、前向きで爽やかなラストシーンによって後味の良い作品に。蝉の命は7日間。8日目まで生きていた蝉は、仲間がみんな死んだ後で、独りぼっちで寂しいか、それとも、他の蝉が見ることの出来なかった8日目の世界を見ることが出来て幸せか。美しい小豆島のロケは、緊張の連続だった逃亡生活の中にあって、“夢の時間”として癒やしをもたらし、希和子&薫にとって本来体験出来なかったはずの8日目の世界を象徴していた。(ネタバレ文字反転)
「その子はまだご飯を食べていません」に号泣。87点。(明日も2本アップ予定)
 10月17日…タクシーにはねられ重傷を負った若松孝二監督が他界。享年76。社会の闇に切り込む尖った監督として高評価を得ていた。女優の寺島しのぶさんいわく「弱い者の味方で、強いものにはくってかかる監督、お酒と美味しいものが大好きな監督、何よりも映画を作り上げることに執念を燃やした監督」。先月はベネチア映画祭の会場で“東電とケンカする”と宣戦布告したばかりだった。「たかだか映画で何ができるかわかりませんが、僕はせめて映画で戦うしかない。連合赤軍や三島由紀夫事件は当時の若者が何故そうなったのか、国が表に出そうとしない。今回の差別問題もそう。そして今、どうしてもやりたいのは東電の話。誰もやろうとしないから本気になってケンカしてやろうと思っています」(若松監督)。国際映画祭でも著名な監督が作った東電の告発映画、見てみたかったな…。
//今年、まだ書いていなかった『ダークナイト ライジング』『るろうに剣心』『おおかみこどもの雨と雪』『八日目の蝉』『灼熱の魂』のレビューを執筆中。
//アニメ版ジョジョのEDムービー(2分)、イエスの『ラウンドアバウト』がめさめさカッコイイ!何度でも聴いてしまう。
 10月16日…今朝オンエアされた『めざましテレビ』のジョジョ特集の中で、一昨日の“ジョジョ学会”の様子が流れた。同会では12時間かけて作品世界を深く読み解くべく語り合ったんだけど、オンエアされたのはお昼休みにやった(音アリ)「ラジオJOJO体操」のみ(笑)。“ジョジョ学会”という言葉も出なかったし、視聴者は単にジョジョ立ちがしたいだけの集団に見えただろう(汗)。でも、今年は連載25周年の“祝い年”だし、それもアリかと思った。フジの情報バラエティという時点で、ある程度の覚悟はしていたし。参加者にたくさんインタビューしてたのに、オールカットとなったのはさすがに驚いたけど…。
/放送後、ある参加者が「あれではジョジョがイロモノに見えてしまう」と懸念していたので、「もはや心配無用」と答えた。4、5年前なら、“擬音やジョジョ立ちを取り上げるなら、その先にある物語の本質も語って欲しい”と僕はブルーになっていたと思う。だが既に状況は変わった。今や、新聞、雑誌、テレビ、あらゆるメディアで、「ジョジョの素晴らしさは作中で何世代も受け継がれる誇り高い精神、人間讃歌にある」と語られている。実際、『めざましテレビ』は歴代主人公のイラスト付きでその部分も説明しており、何より荒木先生自身が登場して創作姿勢を語っておられた。時間枠を考えるとファンが“作品語り”をする部分より、楽しそうにジョジョ体操をやってる“絵”の方をテレビ局がチョイスするのは理解可能。先述したように今年はジョジョ25周年だし、それを祝って(女性や子供も混じって)ファンが明るく作品を楽しんでいる姿は、世間の暗いオタクのイメージとは正反対となる開放的&健康的な印象を与え、あれはあれで良いかと。(*^v^*)
/今週は『AERA』の表紙が荒木先生であり、『美術手帖』も明日発売。19日には「ジョジョリオン」が掲載されたウルトラジャンプも出る。なんとうバイタリティ!※ちなみにAERAのインタビューには、仕事スケジュールについて「デビュー以来週休2日のペースを守る。朝は10時に起き、2時間程度の休息を経て夜12時まで仕事。徹夜はしない」とあった。一般的な漫画家像は“締切りに追われて徹夜の連続”。週休2日&徹夜ナシは知人の漫画家いわく「漫画家にとっての生ける伝説、生き神さま」。



発売中の『AERA 44号』。
表紙の荒木先生はイケメン
だし、絶対に「52歳」には
見えない! (☆o☆) ビックリ
//テレビ東京系列で10月19日(金)18時から放送される『サキよみ ジャンBANG!』はジョジョ特集。番組HPには「ゲスト 荒木飛呂彦」とあり、これはめちゃくちゃ楽しみですなぁ!!
 10月15日…アニメ版のジョジョ第2話、すごく良かったッ!歯切れの良いスピードワゴンのセリフ、勢いのある格闘シーン、そして緊迫のクライマックスからエンディング曲になだれ込んでいくイキな演出!次回はいよいよディオが石仮面を被り、人間を“やめる”。うおお、めちゃくちゃ楽しみッ!(顔の影が半分斜めに横切るだけなのは、まだ慣れず。独自の演出効果を狙っているのは分かるけど、やっつけ仕事というか、チープ感と紙一重なんだよね…)
//昨日のジョジョ学会、レポ作成中に気づいたけど、僕は司会進行にかかりっきりで、会場に展示した単行本やフィギュアを撮影していなかった…!オーマイゴッド。休憩時間にテーブルを撮影された方、画像データを添付メールで送って頂けると助かります〜!※SBRのコーナーを撮影出来なかったことが悔やまれる!

「25周年オメメタァございます!」
ジョジョ25周年を祝福して
人文字による「25」!!

中央にマイクを1本配置。早い者
勝ちでキャラ愛を吠える。これを
主要登場人物・167人分やった!
(そりゃ12時間かかるよね、笑)

//京都一帯の墓研究の第一人者で、僕が心から敬愛する小川善明先生(63)による10月度の「名墓探訪会」が19日(金)に催されます。10時半に東大路通に面した八坂神社の石段下に集合し、龍馬、高杉、木戸孝允、西行、画家の上村松園ほか、東山区のお墓を中心に巡礼します。月に1回の名墓探訪会は平日ですが、博識かつユーモアのある小川先生が直接歴史トリビアや墓エピソードを語って下さる非常に貴重な企画であり、僕は毎回、万難を排して参加しています。費用は資料代込みで約2千円。参加希望の方は18日(木)のお昼までにコチラへメールを下さい。
//ジョジョ学会のまとめレポート、引き続き作成中。
 10月14日…オフ会『ジョジョ学会』参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした!午前10時にスタートして、終了は夜10時!12時間ぶっ続けて喋っても、まだ話したりないジョジョの魅力!学会の報告書を作成します。※フジテレビ『めざましテレビ』が会場へ取材にきていました(朝から夕方まで、ガチです)。オンエアは16日(火)の7時半〜8時とのこと。情報コーナーに少し映る程度ですが、荒木先生へのインタビューも流れるそうです。(*^v^*)

 10月12日…明後日14日のオフ会『ジョジョ学会』に参加される方、資料に書き込みができるよう筆記用具をご持参下さい。また、会場のセッティングに協力して頂ける方は、朝9時にJR住道駅の“みどりの窓口”の前にお集まり下さい。右手に石仮面を持った人物が目印です(笑)。※北海道、佐賀県、徳島県、石川県、広島県、愛知県、首都圏など、日本各地から“賛歌”(参加)されマス!
 10月11日…今月14日に迫ったオフ会『ジョジョ学会』の準備に全身全霊を注いでおり、サイトの更新は14日まで短縮版になります。15日夜から通常の更新に戻ります。当日の「このキャラのここが好き」プレゼンはリンク先のキャラ(1〜8部)になります。
//ノーベル文学賞は村上春樹さんではなく中国の莫言氏に。村上さんが受賞を逃したのは凄く残念だけど、莫言氏は絶妙のバランス感覚の持ち主と聞いてます。少しでもあの国が民主化へ向かうための良い要因となりますように。

 10月10日…体のいろんな組織や臓器になっていく「iPS細胞」を作り出すことに成功した京大教授の山中伸弥さんが、ノーベル医学・生理学賞を受賞!まっこと、おめでとうございます!世の中には様々な難病があり、多くの患者が「iPS細胞」を使った医療の実現を切望している。よりよき未来が早く到来しますように!
//再来年の大河ドラマは天才軍師・黒田官兵衛に決定!明智光秀に期待していたので残念だけど、黒田官兵衛も波瀾万丈の人生を歩んでるし、信長・秀吉・家康と同時代なのでゴージャズな戦国絵巻になるだろう。
//オフ会『ジョジョ学会』はいよいよ次の日曜日(14日)。あと4日に迫り、資料づくりも佳境に入ってきた。当日、朝から会場の飾り付けをするので、9時にJR住道駅に来ることが可能な方は連絡を頂けると助かります。フィギュアや単行本(107冊)を運び込みたく!
/ウルトラジャンプのCMに、ジョジョ4部の仗助&億泰&康一が登場!(30秒)4部キャラはこれまでOVAもゲームもなかったので、声アリ動画ってのが超フレッシュ。億泰の声は激ハマリっすね♪
//明朝(11日)6時半からの日テレ系『ZIP!』の“ジョジョ展”情報の延長で、渋谷ジョジョ立ちや仙台レベル10の画像が紹介されます。
 10月9日…クリント・イーストウッドと荒木先生の対談!5日に発売されたムック本『JOJOmenon』(Ama)がスゴ過ぎる!お2人の対談は、画家ボブ・ピーク(Bob Peak)が描いたイーストウッド映画のポスターの話題になるなど、映画ファンとしても新鮮だった。イーストウッドも対談でボブ・ピークの名が出たことに驚いたのでは。“人生で一番好きな曲”という話題では、先生はカーペンターズの『スーパースター』、イーストウッドは“気がつくと口ずさむ歌”としてナット・キング・コールの『モナリザ』をあげていた。対談のラストは、先生が承太郎の絵を贈呈し、イーストウッドが絵を見た後に承太郎のポージングを再現するという神展開 (画像検索)。
その後、“史上最長インタビュー”と冠して先生がジョジョ25年を振り返る10ページのロングインタビュー。以下、メモった部分から少し紹介。これらはほんの一部。読み応えたっぷりなので是非とも全文を読んで欲しい!
●いいシーンができた(描けた)ときは一日じゅう何回も読み直しては自分で泣いています。「ほんとにいいシーンだな」って(笑)。
●(気持ちのいいリズムがあり)「オラオラ」の数とかもちゃんと決まってます。アシスタントがセリフを入れてくれるんですけど、「オラ」の数が少ないと、ちゃんとネームどおりの個数でお願いしますって注意していますから(笑)。
●(第5部を語り)人間ってこの世に存在すること自体が哀しいんですよ。だからこそ、人生を通じて喜びや生まれてきた意味を見つけ出していくと思うんです。
●(北米)大陸横断の旅は、なかなかゴールまでたどり着かなくて、描いていてきつかった。自分自身が最後のゴールまでたどり着けるか心配でした(笑)。荒野とか草原をずーっと描いてると、精神的にくるんですよ。本当に疲れましたね。
●(人には持ち分があり)芸能人が政治家になったりするのは、本当にイヤなんですよ。そういう人にはゼッタイに投票しないですから。これは書いてもらってかまいません(笑)。
●荒木飛呂彦はずっと『ジョジョ』でいいんですよ。もう『ジョジョ』しか描かないし、『ジョジョ』しか描けない
/このインタビューを読んでて最も身を乗り出したのは、第5部のエピローグ「眠れる奴隷」のトーク。前日譚をラストに持ってきたことについて→「テーマをより強く伝える為に、もう1回描こうって決めてました。結果、物語がぐっと締まった感じになってよかったなと思います。今あらためて考えると、『ジョジョ』の25年間の歴史の中でも最も印象的なエピソードかもしれませんね。『ジョジョ』シリーズの神髄が、あそこには表れていると思います」。思わず鳥肌が立った。先日の『MAG・ネット』で「人生に一番影響を受けたエピソード」として、奇しくも「前日譚(眠れる奴隷)が最高に素晴らしい!」と語ったばかりだったので、個人的に余計に胸熱デス。(T_T)
//ジョジョのテレビアニメ第1話、僕は“良かった”と思います。冒頭、いきなりアステカの族長パートがカットされて仰天したけど、その後は大事なセリフや、人気のあるジョジョ語はほとんど出ていた(唯一、ハンカチの名前をあえて見せるくだりで、なんで先にイジメっ子の「貴族は嫌い」を原作の順番で出さなかったのかと、そこだけ引っかかった。あのセリフの流れでは名前を見せる効果がない)。声優さんはイメージ通り!画面に効果音を描いちゃうのも斬新でグッド!(ジョジョだから違和感なし!)。そして超クールなエンディング曲、イエスの「ラウンドアバウト」(1971)に感電。往年のプログレ・ファンとして、まさか日本の現代のアニメに40年前の楽曲が使用されるとはッ!かねてから荒木先生が大好きな曲と言っていたので、先生も喜ばれているのでは!?※「ラウンドアバウト」(8分36秒)
 10月8日…(『ジョジョ展』レポ・昨日のつづき)
/等身大フィギュアやアイテムなどの立体造形も盛り沢山。展示順に書くと、1部が石仮面&ブラフォードの剣(PLUCKの“P”は血文字)&波紋体験コーナー(足下の池=ディスプレイ上を歩くと波紋ができる)&2メートルはあろうかという単行本第1巻(直立しており中身も読める)。2部が巨大な「サンタナ壁」(必見!老SPWの恐怖が分かる)&エイジャの赤石。3部は承太郎とDIOの大型フィギュアがあり、そちらにiPadを向けるとスタプラVSザ・ワールドが“オラオラ無駄無駄”ラッシュをしている様子が動画で映る!つまり常人には見えないスタンドが見える!4部は仙台展でも好評だった杜王町の立体AR地図&“弓と矢”&仗助。5部は超イケメンのブチャラティ人形が立ち、側のジッパーから実際に出入り可能。6部はFFが守るDISC入りタイヤ&サベージガーデン、牢屋に入った徐倫。7部はSBRの優勝トロフィー。会場出口の前にはバーチャル・スタンドとの合成写真を撮影できるコーナーがあり、僕はGEレクイエム、妻はハーヴェストだった。
/初日というのもあったと思うけど、人、人、人で、時間指定に行っても入場45分待ちだった。でも、入場制限実施のおかげで、ゴッホ展のように4重の人垣の背後から観るような現象はなく、すぐ間近で落ち着いて味わうことができ嬉しかった。物販コーナーは21時を過ぎていたので10分待ちで済んだけど、夕方は1時間待ちだったとのこと。一角には来年発売となる先生の公式画集『JOJOVELLER(ジョジョベラー)』の見本があり、小型テーブルほどありそうな画集の大きさに仰天した。
/仕事の合間を縫って午後から新幹線で上京し、夜行バスで大阪に戻るという強行軍だったけど、本当に行って良かった。まっこと、至福の2時間だった。想像をはるかに上回る大規模な個展。ジョジョ25年は本当に素晴らしい年になった!先生がこの先もずっと元気に活躍され、次回の個展(30周年?)で再び貴重な原画群を鑑賞できることを、心から祈っていますッ!!
『ジョジョ展』は既に土日のチケットが完売。11月4日まで!
我がスタンドはGEレクイエムッ! 会場出口の巨大ゴゴゴ音
 10月7日…昨日から東京六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで始まった『ジョジョ展』!その初日に早速行ってきましたッ!展示原画200点以上、多数の等身大フィギュア、荒木先生&露伴先生の仕事机、AR(拡張現実)によるスタンド体験、対談ムービー等々、ファンにとっては卒倒寸前のリアル・ユートピア!夏の仙台展もかなり充実していたけど、東京展はめちゃくちゃパワーアップしており満足度がハンパない!
/原画展の魅力は大きく3点ある。(1)印刷物とは比較にならない彩色の美しさ!なんかもう、絵そのものが発光している感じ。見てるだけで涙チョチョ切れ。(2)印刷“外”の部分が新鮮!単行本の表紙やジャンプ表紙になった絵は、人物の顔のアップでも、原画の段階では上半身全体が描かれているなど、「この絵はこんなふうになっていたのか!」という驚きの連続!また原画の隅っこには先生が試し塗りをしている部分があるなど、制作過程が垣間見えて感動。(3)荒木先生いわく「(印刷物と異なり)原画には演劇や音楽などにある“ライブ感”みたいなものが封じ込められていると確信しています」。これはもう、実際に観ないと説明が難しいのだけど、絵からビシバシと生命力が伝わってくる!作中に吸い込まれるような臨場感がある!
/展示作品の中には、東京展用の“9点”の新作原画の他、グッチ・コラボの際の未公開原画、パリ個展の描き下ろし、数々の小説の表紙、CDジャケット、ゲームポスターの原画、画集「JOJO6251」の描き下ろしなど、コミックス以外の貴重なものも多数。先生は2部の頃に“色に目覚めた”と語っておられ、個人的には2部はグリーン、3部はブルー&ゴールド、4部はパープル、5部はオレンジの美しさが際立っていたように感じた(6部以降は全色が美。7部で1点だけあったモノトーン原画は大統領がめっさシブかった)。アクセサリーは2部が敵も味方も、これでもかというほど描き込まれており、先生が楽しみながら描かれていたのが分かる。5部ジョルノに象徴されるような“花びら”は、原画だとフワフワ感がいっそう出ていた。第6部(刑務所が舞台)の作品を金網越しに鑑賞する演出もクール!(つづく)
六本木駅の切符売り場前。
会場までジョジョグッズを
持った人とすれ違いまくり!
美術館の入口。45分待ちでも
みんなニコヤカ&和気あいあい
としている特殊空間でござった
 10月6日…本日から東京でジョジョ展がスタート!原画200点以上の大規模展覧会。今夏の仙台展も素晴らしかったけれど、東京展はさらにビッグスケールになっているとのこと。めちゃくちゃ楽しみですね。/本日発売(月曜祝日で土曜発売)の週刊少年ジャンプに、ジョジョのスピンオフ、『岸辺露伴は動かない』が掲載!昨日は荒木先生責任編集のムック『JOJOmenon(ジョジョメノン)』が出ており、こちらは先生の過去最長インタビューを収録。10/17刊行の『美術手帖』も荒木先生特集。大充実の10月!
//昨夜の『MAG・ネット』。オンエアを見て、本当にテレビは恐ろしいと思った。あれほど自分のトークが下手だったとは!見ていて目まいが…。NHKさんは好意で5部トークをそのまま流してくれたんだと思う。でも、時間の尺を考えると明らかに長すぎた…。そのあおりで、第6部ラストで荒木先生が見せて下さった壮大な人間愛について語った部分も、スティール・ボール・ランに登場した人生哲学の数々も、カットされて宇宙の彼方へ。また、ジョジョの特徴である、強さのインフレを克服したスタンドによる頭脳バトルの面白さ(第4部クライマックスは約15回も攻守が入れ替わっている!)、戦いの合間に挟まれるユーモアのあるセリフ(ジョセフやギアッチョ等)、そしてジョジョを貫く人間讃歌を象徴する“魂のリレー”(死んだからって終わりじゃない、精神は受け継がれる)、このあたりのトークが丸ごとカット!ルーブル美術館やジョジョ展の話題もガオン!「お気に入りキャラ」では康一君の魅力について、吉良戦で見せた勇気、由花子戦で見せた器のでかさ、仗助と老ジョセフを見守る目線の優しさなど、コマを出して説明したんだけど、亜空間へ消滅…。コーナーごと完全に消えていたのが名セリフの紹介。SKE古川さんは露伴の「もっとも『むずかしい事』は!『自分を乗り越える事』さ!」を、僕は5部殉職警官の言葉をピックアップした。その警官は、路上強盗で凶器となったガラス瓶の破片を、1個ずつ拾い集めて犯人の指紋を採ろうとしていた。気の遠くなる作業だ。警官いわく「わたしは“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」。このセリフに本当に救われた。現代社会は、結果、結果で、すぐに成果を求める。“大切なのは意思・過程”というジョジョ全体を表すようなこのセリフに助けられたし、今も救われ続けている。他にはブチャラティの「オレは『正しい』と思ったからやったんだ。後悔はない…こんな世界とはいえ、オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」や、ワムウの「俺はお前に出逢うために1万数千年もさまよってたのかもしれぬ」など、フリップボードを作って紹介したので、そのカットは無念だった。/でも終わったことを嘆いても仕方ない。この件は乗り越えて行かねば。僕が勝手にヘコもうが、『ジョジョの奇妙な冒険』が圧倒的に素晴らしく、気高い作品であることに1ミリも変わりなく、深い感謝の念だけを原動力にジョジョ世界の魅力を伝えていくのみ。※文庫版コミック39巻のあとがきに、先生はジョジョの登場人物に次のような御礼を書いておられます。「本当にありがとう。君たちは、苦しくつらい時に吹いてくれる『黄金の風』なのだ」。作者が自身の生んだキャラにこのような言葉を贈る…そういう作品を読めることが本当に嬉しい!
//今年、荒木先生の“天才”を改めて実感したことのひとつに、『ジョジョの奇妙な名言集』下巻の先生のコラムに「何よりもリズムを大切にするので、先にセリフを決めて書くことはめったにありません」とあったこと。その時々の流れで、最もしっくり“なじむ”言葉だけが綴られ、自然に無数の名セリフが誕生していることに驚愕!他にメモった部分から3つ紹介。
●「(誤植の「何をするだーァッ」が)見つかった時点で直そうという話になりましたが、僕は「これ、いいじゃない」としばらくの間そのままにしました。というのは、そこに偶然のよさがあると判断したからでした。『ジョジョ』は最後だけアイデアを決めておいて、そこに到達するまではうねりを楽しみながら描く部分があります。いわばジャズの即興演奏に近い作業なので、その時の結果がひとつの答え。直さないのもまた良しという感覚が僕にあるのです」。
●(第5部連載の頃)危機感を覚えていました。それは自分だけがよければいいというような社会の風潮に対してです。その反動があって、革命とまではいかなくても、組織を飛び出し、自分を犠牲にする人間を描いてみたくなりました。
●大きなテーマとして「主人公が死んでも何かを伝え、残された者に受け継がれていく」があります。それは意思や血統であったりしますが、『ジョジョ』では「スタンド」のアイデアよりも、この考えの方が重要なのです。主人公が死ぬことを読者は嫌がるかもしれません。しかし結果として死んでも、その過程で勇気を手に入れたり、心が成長したら僕の中でハッピーエンドなのです。それに何かを残すことは、これまで人類がやってきた、非常に尊いこと。たとえ読者に分からないと言われても、自分では「正しいことを書いてる」という確信があるので、部が変わるごとに全てを変えるような冒険に行けるのだと思います。
//今月2日に俳優で文化功労者の大滝秀治さんが癌で他界。享年84。様々な作品で活躍された名優でした。ご家族によると、その最期は「『これでいいのだ』と笑顔で穏やかに旅立ちました」とのこと。ご冥福をお祈りします。
 10月5日…(昨日のつづき/今夜のNHK『MAG・ネット』出演関連)
/収録があったのは先月下旬。本番の具体的な進行表が送られてきたのは、なんと前日夜!単行本107冊全部を東京に持って行けないので、“このシーンは絵がないと解説が難しい”という巻を約30冊チョイスしてカバンに入れた。当日朝は緊張のあまり大阪から博多方面の新幹線に乗り、車内放送で呆然として神戸で東京行きに乗り換えたり、ノートPCの謎のシャットダウン繰り返しなど、スタンド攻撃を食らい続けている感じだった。
/秋葉原のスタジオで打ち合わせ後、夕方5時に本番スタート。のっけから、これまた緊張のあまり舌を噛みまくり。でも、司会のT.M.Revolution・西川貴教さんがとても優しい方で、「全然、問題ないですよ!編集マジック!」と僕がテンパる度にフォローを入れて下さり、さらにSKE48古川愛李さんの「私もすごく緊張していますが、この空間を楽しむように気持ちを切り替えたら少しラクになりました」という親切な言葉を聞いて、それで真っ白になっていた視界がちょっと晴れてきた。西川さんがほぼ同世代で、ある程度ジョジョを知っていたのも話しやすかった。
/19時に2時間の収録が終了。精一杯、ジョジョという物語の偉大さや、作品から伝わる荒木先生の“優しさ”を訴えたつもり。 『アメトーーク』は1〜3部の話題が盛り沢山、4部は仙台ジョジョ展などで光が当たっているので、僕は5部、6部、7部の素晴らしさを中心に語りました。収録後、ディレクターさんが申し訳なさそうに「この2時間は15分になります」。ギャース!つまり、8分の7がカット!ある程度覚悟はしていたけれど…8分の7…。
/僕はどんなVTRになったのか見ていないので、内容が分からないのですが、もしもジョジョファンの皆さんが「他にもっと言うべきところがあるだろう!」「別のエピソードの方が分かりやすいのに!」と、ダービー弟に対する両手のプッツン・オラをブチかましたくなった時は、「カットされた8分の7で、きっとそのエピソードを語っていたのだろう」「あのセリフも出ていたに違いない」と脳内補完して頂けると助かります。
/最後に。昨日も少し書きましたが、ジョジョは100人が読めば100通りの解釈が可能な物語。番組を見て、感じ方が異なる部分があれば、その違いを“楽しんで”頂けたらと願っています。放送事故になっていませんように…。r(^_^;)
※海外にいる鬼教官に変わってジョジョ立ちを披露して下さるジョリゼーさんは、ジョジョ立ちを極めるためヨガのインストラクターの資格をとるなど、超気合い入ってます。そして美しい!
●ジョジョ第5部〜第7部に関するトークが短縮された場合に備え、以前に作成した「ジョジョ名場面50選」コーナーから感想リンク(ネタバレ込)を貼っておきます。
第5部ラストについて
第6部ラスト&黄金の精神について
第7部に関しては→(文字反転)
ヴァレンタイン大統領は、自分の人生が都合悪くなると「もうこの人生、いちやめた」と別次元の自分と気軽に入れ替わる。また、自分に降りかかる不幸を全部他人になすり付ける能力も発動した。それに対して、ジャイロは「納得はすべてに優先する!」とトコトン自分の人生にこだわり、自分だけの「光の道」を進もうとしていた。ジョニィも「ぼくはまだ「マイナス」なんだッ!「ゼロ」に向かって行きたいッ!自分の「マイナス」を「ゼロ」に戻したいだけだッ!」と自分の人生の中であがいていた。簡単に“この人生はもうヤメ”とする大統領VS逆境の中であくまでも自分の道を突き進む主人公サイド。これで燃えないハズがない。ジャイロの「遠回りこそが俺の最短の道だった」は5部殉職警官の「近道した時真実を見失うかもしれない。(略)大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」にリンクしており、さらに感動が深まった。ちなみに、大統領は愛国心の塊だったけど、手段を選ばない愛国心はジョジョ世界では“悪”として倒されることも7部で明確に。※“名場面50選”にSBRを追加すべく、現在鋭意加筆中。近日アップします!(2009年SBR再現全米横断//SBRといえば、あの大統領が“スマホ立て”に!こういう遊び心のあるグッズは楽しいですね。エコーズのリバーシ等身大ぬいぐるみもモチ予約!
 10月4日…人生は本当に予測がつかない。番組表にも書いていますが、明日5日(金)の深夜24時55分からNHKのサブカル情報番組『MAG・ネット』の“ジョジョ特集”に出演します。NHKから「ジョジョ企画に出て欲しい」と依頼が来た時、「僕なんかより、(ジョジョファンの)フランス文学教授や心理学者の方、ジョジョ芸人さんとか(視聴率的にも)相応しい人はたくさんいると思うのですが…」と遠慮したところ、「当番組はニコニコ動画などネットの話題を積極的に取り上げているので、むしろ普通の熱いファンの声が聞きたいし、ジョジョ立ちの海外への広がりも紹介したいんです」とのこと。
「それって、トーク内容はゲームなどで人気が高い第3部やジャンプ黄金時代の初期ジョジョをメインにした方が、入門編としても良いんですよね?」「いえ、それは他番組でもあったので今回はカジポンさんの好きに語って下さい」「ええっ!“眠れる奴隷”や6部ラストもありなんですか?」「ありです」「ジャイロも!?」「ありです」。ぐおお…!
皆さんならどうしますか。ジョジョは100人いれば100通りの解釈ができる物語であり、過去にブログが炎上した芸人さんもいるので、ジョジョ世界を語るのは相当な『覚悟』が必要。緊張でトークがボロボロになるのは、コーラを飲めばゲップがでるくらい確実。しかも同志・鬼教官は海外…。だがしかし、テレビを通して、まして天下の公共放送で、5部〜7部の魅力をシロウトが語る機会などそうある訳がない!僕の場合、間違いなく最初で最後。本棚に向かい、ジョジョの単行本を幾冊か手に取ってみる。目に飛び込んできたのは、たとえばナランチャの「ひるむと!思うのか、これしきの事でよォオオ!」であり、ツェペリさんの「人間讃歌は“勇気”の讃歌ッ!!」、承太郎の「無理だとか無駄だとかいった言葉は聞きあきたし、俺たちには関係ねえ」、ジョルノの「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」、ジャイロの「『納得』は全てに優先するぜッ!!」、ポコの「あしたって今さッ!」、そしてスティール氏の極め付け、「真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事を言うのだッ!このレースに失敗なんか存在しないッ!存在するのは冒険者だけだッ!」。大きく深呼吸をし、僕は「出ます」と返事した。(つづく。収録の感想などは明日に)
//関東地区ではいよいよ明晩、全国に先駆けてTVアニメ版ジョジョがオンエアされマス。ジョジョは現在通巻107巻、第8部まである大河マンガとなっており、ファンとしてはどのあたりまでアニメ化されるのか気になるところ。ブルーレイを発売するワーナーホームビデオのラインナップによると、来年の9月に最終巻「Vol.9」が出る事になっている。「Vol.1」は75分収録なので26話コースは確定。少なくとも25周年を祝った1クールだけのアニメ化じゃあない(ホッ)。第2部の終わりまでか、第3部の終わりまでか。3部ラストは28巻目なのでそれを26話でやると1話あたり原作1巻強のハイペースになるわけで、どのエピソードを残して、どこを飛ばすのか、スタッフも悩むところだろうなぁ。r(^_^;)
 10月3日…ジョジョのキャラはみんな強い存在感を放っている。人物の過去エピソードだけで造型していくのではなく、少し変わった趣味を持っていたり、口癖が妙なフレーズだったり、人物に日常を感じさせるリアリティーがある。前々から、一体どのようにしてキャラを生み出すのだろうと思っていたら、今夏にEテレでオンエアされた『NHK高校講座』でその謎が解明された。荒木先生は新しい登場人物を考える時に、その人間の『キャラクター身上調査書』を作成していて、そこには名前、年齢、性別、身長、体重、生年月日・星座、出身地・国籍、血液型、髪の色、利き手、その他の身体的特徴、父親はどんな人、母親はどんな人、姉妹、兄弟、祖父、祖母、将来の夢、口癖、恐怖、尊敬する人、嫌いな人(恨んでる人)、その他の性格上の特徴(長所や短所)、親友、ボーイフレンド・ガールフレンド、受賞歴・犯罪歴・学歴・資格、職業・学校、経済状態、好きな食べ物、嫌いな食べ物、特技、特殊能力、必殺技、きめゼリフ、好きな音楽、好きなアイドル・芸能人、好きな本、好きな映画、好きな言葉、好きな花、好きなアクセサリー・髪型、好きなファッション、好きなコレクション、好きな色、好きな香り、好きな芸術、関係している組織・会社、好きなスポーツ、好きな乗り物、好きな格闘技、好きな場所・土地、お酒・タバコ、ペットなど、約60項目にも及ぶ詳細な設定があった!
荒木先生作成の
キャラ作り用“身上調査書”
NHKはこの秘伝書をカメラに
収めただけじゃなく、pdfファイル
公開している!
この行程があって、あのインパクトのあるキャラクターたちが、そこにいるかのような臨場感をもって読者に迫ってくる。そしてさらに、荒木先生はキャラ造型にポジティブさをプラスするとのこと→「僕はキャラクターに前向きな行動理由を付けていく。読んで力が湧いてくる、そういうのを描きたい」
この番組で「人間賛歌とは」という質問に、先生は次のように答えられていた。「人間中心に描くっていうことは、主人公が道具を使って何か問題を解決したり、急に神様みたいなのが出てきて助けてもらったりとか、そういうことをしないってことです。あくまでも自分で切り開いて、自分の知恵や心を使って物事に立ち向かっていく。(人間復興の)ルネサンス思想の影響なんです。“人間は素晴らしいんだ!”っていう」。
※NHKの公式WEBで今も全編視聴可能です!
 10月2日…ピアノの詩人ショパンの墓参レポを墓巡礼コーナーに追記アップ。ショパンの墓はパリと祖国ポーランドの2カ所にある。パリの墓は身体が埋葬されたもの。ワルシャワの墓は祖国に戻りたがっていたショパンの気持ちをくみ取り、「心臓」が納められている。“心”は故郷に帰ったんだ。パリの墓はモジリアニ、オスカー・ワイルド、ドラクロワ、ビゼー、エディット・ピアフ、ジム・モリソンなど多数の著名人が眠る有名なペール・ラシェーズ墓地にあり、メトロの駅前(徒歩30秒)という便利さもあって4度ほど墓参した。彼の墓前はショパン・ファンでごった返している。ワルシャワの場合、ポーランドに行くだけでも大変なので、05年まで墓参できずにいた。このただ一度のワルシャワ入りは、1人のお婆さんと出会ったことで深く記憶に残ることに。
/心臓を納めた聖十字架教会へは路面電車で知り合ったヴィロンスカという美しい名前のお婆さんが案内して下さった。僕が停留所でヴィロンスカさんに最低限のポーランド語で「ショパン、ハカ、ドコ」と尋ねたのがきっかけ(方向を指差してもらおうと思った)。ヴィロンスカさんは僕がポーランド語を知っていると思い込み、畳み掛けるように話しかけてきた。“簡単な英語で”と書いた紙を見せると、肩をすくめてなおもポーランド語のマシンガントーク。“ついて来い”というジェスチャーがあったので、聖十字架教会に向かうと思いきや、なぜかヴィロンスカさんのアパートでお昼ご飯を食べることになり、サンドウィッチや炒り卵、サラダを作って下さった。そしてお弁当まで持たせてくれた。感激!教会への道すがら、ヴィロンスカさんは紙コップなどゴミが落ちていたら拾いあげ、道端でお腹を空かせている人には買い物袋からパンやバナナを分けていた。ヴィロンスカさんにとってはすべてが自然な流れ。
僕を教会前まで案内すると「後は大丈夫ね!」みたいなことを言って、パッと手をあげて立ち去った。なんてサバサバした気持ちの良いお婆ちゃんなんだろう!

超フレンドリーなお婆ちゃん
ヴィロンスカさん!
教会の柱に
心臓が入ってる
パリの墓は近づくのも
大変。人、人、人!
※納骨された柱には「あなたの宝の場所にあなたの心がある」(マタイ伝)と刻まれている。
 10月1日…最近メモった言葉をいろいろ。
●村上春樹氏のアジア領土問題エッセイから→「“我々は他国の文化に対し、たとえどのような事情があろうとしかるべき敬意を失うことはない”という静かな姿勢を示すことができれば、それは我々にとって大事な達成となるはずだ」。全文リンク
●『ちはやふる』最新話から(『BE・LOVE』連載中)→「“親には私(子ども)と同じくらい大事なものがある”って感じることが私を自由にした」※百人一首にのめり込む親を見て、解放されたというセリフ。親にとって大事なものが子どもしかいないと、子ども的にはプレッシャーだもんね。
●『生徒諸君/最終章・旅立ち』最新話から→「あたしひとりじゃ…なにもできない…。でもあたしが動かなきゃ、なにも動かない」。もうすぐ最終回。
●大河『平清盛(37)殿下乗合事件』から→「正しすぎることは、間違っていることと同じです」。ダークサイド時忠の言葉。場合によっては一理ある。
●ジャーナリスト・青木理さんが岩国でオスプレイの動きを中継→「日本の米軍基地の74%が沖縄にある。必要といいながら危険なものは地方に押し付けている。原発と同じ」。
●吉本芸人の東野幸治氏の9月5日のブログ→「最近の朝のワイドショーがおかしくなっている。ちゃんとニュースを報道しているのはテレ朝の「モーニングバード」だけです。あとのワイドショーはコラボ企画とかファッションチェックとか。。。。私にとっては、どうでもいいような内容ばかりです。観ている方がそのような内容のほうが観るってことで、そうなっているんだろうが。。。私が知りたい原発問題とか政治のこととか大事なことは何にも放送してくれません」。
●中川翔子さんのブログ→「うーん。不安を見て見ぬふりするの疲れた…」。※福島の子供の甲状腺検査について。
●『ファイナルファンタジー\』から→「俺は自分の手の届くところは守りたいって思ってる。できてるかどうかは別だけど、それが俺の基準なんだ」。※FF9は良いセリフが多いですね。PSという古いハードで、あそこまで映像美を極めたことも驚異的です。(☆o☆)
 9月30日…あれだけ沖縄県民が反対しているのに、結局、事故続きの米軍の輸送ヘリ・オスプレイを強行配備。そして夏が過ぎて涼しくなったのに原発運転の続行。どんなに国民が反対しようが、民主党政府はまったく聞く耳を持たず。自民も安倍総裁が、超ウルトラ原発推進派の甘利明元経産相を政調会長に起用(甘利氏のTV東京事件/4分53秒)。社民、共産、国民生活が、少数で動いてちゃだめだ。左派リベラルが大結集した政党を結党しないと、現政権を倒すことができない。結局、次の選挙でもリベラル票は死票だらけに。福島の原発事故があっても、まだ原水協(共産党系)と原水禁(社民系)が分裂している状況に絶望的になる。社民は北朝鮮擁護&秘書給与でケチがついたし、共産もいくら“我が党は違う”といっても世界中の共産党政府が言論弾圧&幹部特権階級化をやってきたので、“共産党”の名を捨てない限り一般大衆からの幅広い支持は無理。今こそ過去の対立は全部水に流して、仲の悪い左派がひとつになって欲しい。時代は変わった!※理想としては、公明の中の反増税派、自民の中の脱原発派なども参加した真の大型リベラル党。それくらいじゃないと小選挙区で勝てない。
//本日アクセス累計2900万件ヒット。昨年は1日平均1万5千アクセスでしたが、今年は春頃から1日平均2万5千アクセス。まっこと、更新のモチベーションが上がります。日記の時事ネタは「また浅慮なことを…」「コイツなに言ってんだ?」等々、反発もあるかと思います。それでも足を運んで下さり、意見に耳を傾けて頂き、本当に有難うございます。m(_ _)m

 9月29日…かなり大型の台風17号が上陸しそう。大潮と重なって水位が上がっているので、沿岸の皆さん気をつけて。
 9月28日…すっげ!!来年発売されるPS3「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」の第2弾PV(3分)に鳥肌立ちまくり。ゴシック建築の如き重厚な美しさ。全編がゴールドの色調(黄金の輝き)で包まれている!現時点でこのクオリティ。いったい完成版はどこまで凄いんだろう!※画面拡大推奨!
♪ピッザ モッツァレッラ〜 右端にワムウが倒れてる
ひっくり返ったワムウとジャイロのおちょくった歌が実にシュール!(笑)
 10月14日のオフ会「ジョジョ学会」、定員まで残り約25人。最も遠方の参加者は東が北海道、西が佐賀県。その行動力に敬意を表しますッ!m(_ _)m  9月27日…先日、この日記でアメリカ・ニュージャージー州で行われた米国人ジョジョファンたちによる「ジョジョ立ち教室」の模様をレポートしたばかりですが、その後さらにメリーランド州ボルチモアでも開催されたので、USAページの後半に加筆アップしました。このボルチモアのイベントでは、「JOJO」の“人文字”や、第5部ズッケェロ戦後のギャングダンス動画もアップしています。みんな楽しそう♪
25周年を祝って“JOJO” ナランチャたちのダンス
ジョセフやDIOなど様々な
ジョジョ立ちが混在
米国人による「オー・マイ・
ゴッド!」。ゴゴゴ音付き(笑)
ジョジョ立ちは世界共通の肉体言語。文化・言葉が異なっても、ポージングに強烈なインパクトがあるため、どのキャラのどんなシーンを再現しているのかすぐに分かる。会ったことがない人なのに、ほとばしるジョジョ愛が伝わってきて、“この人とジョジョトークがしたい”って親近感が湧く。今回も外国人の方から画像を送って頂いたんですが、メールのタイトルが「WRRYYY!」。こんな題名はジョジョファン以外に考えられない。ホント、国内、国外関係なく、熱い人がいっぱい!(*^o^*)
/外国は日本ほどマンガ文化が成熟していないので、ドラゴンボールやナルトは、アニメ化によって爆発的人気となった。そういう前例があるので、僕が知る限り、海外のジョジョファンはテレビアニメ化をすごく喜んでいる(「これで布教しやすくなる!」だって)。どれくらいのタイムラグでDVDが海外で発売されるのか不明だけど、最新予告編(2分)を見ると声優は良い感じなのに、所々で絵がノッペリ(顔の影に凹凸がない)。こっちは「Fate/Zero」並の作画を期待していたので、“なんでこんなに影が少ないベタ塗りなの?”と戸惑いを隠せない。実際に放送が始まると、そこに味わいが出てくるのかなぁ…。
 9月26日…うおーッ!昨日大阪難波で開催された吉本若手芸人を中心にした約3時間の『ジョジョの奇妙なお笑いライブ!』、あんなに面白いなら、僕はもっとこの日記で大々的に宣伝すれば良かった!“アメトーーク”はジョジョ初心者に対する入門用だけど、このお笑いライブは完璧にジョジョ信者向け!2部構成で、最初はジョジョネタのコント。パネル人形の承太郎、ポルナレフ、ホル・ホース等を相手にした漫談。次に「ジョナサンとエリナの結婚式に出席したディオがラップで祝福」という歌ネタ。そしてボストンバッグから出てきたブチャラティの“ジョジョの奇妙な浦島太郎”など昔ばなし漫談。
お次は6人の芸人さんによる“答えを合わせようゲーム”。出題者が「時間を操る能力と言えば?」と聞くと5人が紙に「ザ・ワールド」と書く中、1人だけ「マンダム」。このように最もズレた人が罰ゲーム。「ジョジョのネコといえば?」は皆が「猫草」と答えてるのに「ホルマジオのビンに入ったネコ」と回答していた“こどな”さんが、罰ゲームでジャイロ暴発のイタリア語「1週間」を本気再現(爆)。続いて“このキャラが好き”トーク。イギーを尊敬し過ぎて「イギー兄さん」と呼んでる芸人さんがいた(笑)。
第2部の最初は『リングにかけろ』など従来のジャンプ漫画のバトルシーンとジョジョの違いをテーマにしたトリビア授業。次に8人の芸人さんによるディベート「ジョジョ最強キャラ対決」。制限時間2分間でイチオシキャラの強さを熱弁し、拍手の大きさでジャッジ。1回戦は「岸辺露伴VSミキタカ」。宇宙人にヘブンズドアーをかましても字が読めない(変な模様になる)等でミキタカ勝利。「カーズVSアレッシー」は“カーズ選択は卑怯”という声もあったけど、まさかのアレッシー勝利。理由はいくらカーズが強くても赤ちゃんまで戻せばアレッシーのWIN。「ウェザーVSジョセフ」はウェザーが酸素を操ってジョセフの呼吸を封じてエンド。しかもウェザーはポーカーフェイスなので、策士ジョセフも表情が読めず裏をかけない。「ヴァニラVSチョコラータ」は“浮いてるけどチョコにはヘリがある”“ヴァニラはアブドゥルの腕を残すなど攻撃が甘いのでカビを取り込んで亜空間汚染”でチョコ先生勝利。2回戦「ミキタカVSアレッシー」は“ミキタカが何に変身しようと影を踏ませるアレッシーに死角なし”でアレッシーWIN。「チョコVSウェザー」は“ウェザーが空気を乾燥させてカビが生えない”“空気スーツもある”でウェザー勝利。決勝の「アレッシーVSウェザー」は“ウェザーが雲を集めて雷を作ってる間に天才アレッシーがサラッと影を踏ませて赤ちゃん化”“酸素を操作している間に影を踏ませて…”云々で、結局誰も予想しなかったアレッシーがチャンピオンに決定!“ちょろQ松原さん”のトーク術が圧巻。
続いて会場を巻き込んでのパネルクイズ「ジョジョ版アタック25」。“第4部の10点”“第7部の50点”など問題をチョイス。例えば第3部の50点問題は「スージーQの車の運転手の名前は?」(答えはローゼス)。ラストの企画は“ジョジョ大喜利”。お題自体がユニークで一問目は「ジョジョから生まれたアイドルユニット“JKB48”の特徴とは?」。回答は「ジャンケン大会で透明の赤ちゃんを使っていいのは最後の1回だけ」「“上からユカコ”が大ヒット」「康一君はまゆゆ的ポジション」等。「宮崎駿監督の劇場版ジョジョの特徴とは?」「GEレクイエムがさらに矢に刺さると?」などが続き、一番笑ったお題が「DIO様の部下100人に聞きました。“DIO様のココが好き”第3位は?」。「ハートマークのこだわり」「ちゃんと叱ってくれるところ」「意外と血を吸わないところ」「デーゲームの結果をめっちゃ聞いてくる」「スクーターのDIOに乗ってる」「プッチさんに見せたアンニュイさ」「たまにこっそり空裂眼刺驚(スペース・リパー・スティンギー・アイズ)を練習しているところ」「散歩のとき、危ないのに日向側を歩いてくれる」「うなじ」等々。大喜利では“ヘッドライト・和田さん”が無双状態で僕は全部ツボった。最後は出演者と観客全員でアリアリ・アッパーからの「アリーヴェデルチ!」。
●主催者の方に掲載許可を頂いたのでフォトレポートを綴ります!
OPは第1話冒頭の再現!
アステカの生け贄の儀式!
石仮面は骨針が稼働した!
“せかいちず”木下先生が
「バオー来訪者の50点」と、
無い問題を選び大ウケ
この日だけバーのドリンク
メニューがすべてスタンド名
手描きの石仮面をプリントした
チロル。会場だけの無料おやつ
突撃パイナップル・翼さん
は様々な音源を駆使して
ジョジョキャラと掛け合い
めっさ盛り上がった「ジョジョ
の奇妙な大喜利」。楽しすぎ!
もっと見ていたかった!
小さな会場のため観客30人で満席。こんなに面白いイベントをたった30人だけで味わうのはもったいなさ過ぎる!次回は来年2月頃にもう少し大きなハコでやりたいとのこと。WRRYYYYY!次も絶対に行きます!
 9月25日…今月イタリアでジョジョ立ちされた方から投稿写真を頂いたので、「イタリアジョジョ立ち・読者投稿コーナー」にアップ(一番最後の女性です)。彼女でなんと21人目!
52巻 inポンペイ コバルトブルーの青空も清々しい
//政界は先祖返り。自民、まさかの安倍再登板。民意=地方票は石破圧勝(石破165票、安倍87票)なのに、議員はその声を聞かず。先の野田再選といい、腰を抜かすことばかり。
 9月24日…急ですが、明日25日(火)の19時から大阪難波の“難波Mele”にて『ジョジョの奇妙なお笑いライブ!』が開催(開場18時半)されマス。ジョジョ好きの芸人だけが集まったオール・ジョジョネタライブ。ワンドリンク付きで千円程度なので気軽に足を運べる(当日券あり。モチ行きます)。関西圏の方、仕事帰りに如何ですか。
 9月23日…大相撲千秋楽、日馬富士が2場所連続全勝優勝。優勝決定戦の白鵬戦は死力を尽くした戦いで、めっさ見応えがあった。アナウンサーいわく「渾身の寄り、渾身の寄り、渾身の投げ」。横綱昇進は間違いないとのこと。ぶっちゃけ、取り組みの前は“今場所は把瑠都、琴欧洲、琴奨菊の3大関が欠場しているし…”と横綱には早いと思ってたけど、白鵬をねじ伏せた大相撲を見て圧倒された。これで、朝青龍、白鵬、日馬富士と3人連続でモンゴル出身の横綱誕生。稀勢の里ガンバレ!
 9月22日…本日開催された『キングオブコント2012』は、あまりテレビで見かけない芸人さんがたくさん登場して、実に新鮮だった。王者に輝いた“バイきんぐ”の2人は、コンビ結成から16年目の脚光。これまで1カ月あたりのギャラは約4万円がMAX。生活費を稼ぐため、害虫駆除の深夜バイトを“週5”でやり、今日も朝6時まで害虫を駆除して夜のキングオブコントに登場。2人は“コントが好き”という一念だけで解散せずに頑張り、ついに頂点に立った。優勝賞金は一千万。「バイトを週2に減らしたい」とのこと。トロフィーを持った涙が印象的だった。リンク先(すぐ削除されると思う)の「自動車学校」コントは本当に面白かった!2位の“さらば青春の光”も1本目の「ぼったくりバー」コントで単位の“那由多”(なゆた、10の60乗)が出てきて可笑しかったし、2本目の「いたとん!」(痛いの痛いの飛んでいけの略)は、さっそくウチの子が真似をしていた(笑)。これから成長がめちゃくちゃ楽しみなのが“うしろシティ”の2人。「転校生」コントに爆笑(謎の“もぎぼっこり”)。不良が改心する「公園」コントも後味が良い。お笑い界には、イジワルやブラックなネタが多いけど、“うしろシティ”は優しくていいね。「もしや優勝では!」と感嘆したのが5人組の“夜ふかしの会”。「学級会」コントは、“5人”の動きをフルに活かし、オチがバッチリ決まっていたので、個人的にはこの日一番の内容だった。“美”すら感じた。でも、どの事務所にも所属していないためか、仲間票がまったく入らず低得点に…。2本目のネタで失速したのも残念。ジョジョファンとしてツボったのは“しずる”の「能力者」コント。“時を戻す”ことが出来る能力者「リセット」と、誰が能力者かを見抜ける能力者「アンダスタンド」の対決。後者はジョジョ3部ラバーソールのセリフ「ドーユーアンダスタンド?」を使っていたし、学ランだし、意識して作っていると思った(笑)。来年の大会でどんなコンビ&ネタが登場するのか楽しみにしていマス!
※それにしても…時間が押しすぎて、優勝者のインタビューが出来ないなんて、TBSの現場ディレクターはアホなのか?生放送で時間がないなら、途中で得点を振り返るコーナーを短縮したり、点数表示を速くするなど、その場で手を打つべき。あと30秒あればインタビューできたのに。脱力。
//リビアで“市民のデモ隊がイスラム過激派施設を襲撃”。これは注目すべきニュース。テロに訴えるイスラム過激派に反発した1万人を超える市民が、イスラム過激派組織の武装解除と解散を求めてデモを行い、過激派組織の訓練施設を襲撃。過激派組織は建物を破壊・放棄して逃走したという。もともとイスラム教は穏健なもの。過激派を多くの市民が非難し、非暴力を求めたわけで、この動きがイスラム圏全体に広がっていきますように!
 9月21日…10月1日から「CM音、デカッ!」が解消されていくとのこと。これは有難い。映画やドラマの静かなシーンを見ていて、CMになった瞬間にデカい音が流れてくるとマジでビックリするもんねぇ。//民主党の代表選は野田が再選した。しかも圧勝。地獄!もう完全に民主党は終わった。公約違反の消費税増税や、電気は足りてるのに危険な原発を再稼働したことなど、反省している議員はもっと多いと思っていた。だが、公約違反は「執行部の暴走ではなかった」ことが投票結果で確定(野田818ポイントに対し、他の候補はわずか100ポイント台)。最悪の詐欺集団。僕は基本的にこの日記で汚い言葉を使わないようにしているけど、今回の代表選の結果にはこう書かざるを得ない。「反吐が出る」。※せめてサポーター票だけでも野田への怒りの鉄槌が下されるかと思っていたら、そっちも野田の完勝。マニフェストと真逆の政治なのに、どうしてこんな結果になるんだよ…。
//「反日デモに襲われた日本人青年に中国各地から4万件もの謝罪」というニュース。日本ではまったく報道されていないけど、中国では彼のことが全国的に伝えられているんだって。/“反日デモ”抑制に向かっている中国政府。その背景には、デモのプラカードの中に、共産党政府を痛烈に皮肉ったものがあるのも理由のひとつだろう。「医療保険も社会保険もないが、心のなかには釣魚島(尖閣諸島)がある」「人権や物権はなくても、釣魚島には主権がある」「政府は年金保険を実現する気はないが、釣魚島を取り返す気はあるようだ」「柳条湖事件(満州事変)は毎年記念するが、6月4日(天安門事件)は…」「3000人の兵士がいれば尖閣を奪還できるが、500人の腐敗役人を日本に送れば滅ぼすことが出来る」等々。うまいこと言うね。
//ガンダムとトヨタのコラボによる「シャア専用オーリス」。YouTubeのPV(38秒)を見て、美麗カラーリングに見入った。サザビーみたい。ガンダム関連のコラボ商品では、一番高価っすね。
//スティーブン・キングのホラー小説『シャイニング』の続編が来年発表される。前作の主人公ジャック・トランスの息子が大人になった姿を描くらしい。怖いような読みたいような(汗)。
 9月20日…数日前から、キーワード“明智光秀”でサイトに来訪する方が多いと思ったら、再来年の大河ドラマの主人公に光秀の名が浮上しているとのこと!以前からこのページを作って「NHKさん、ぜひ光秀の生涯を大河で!」と吠えてきたので、光秀ファンの僕としては実現すると超嬉しい。彼が主人公なら毎週がクライマックス。信長と出会う前から始まり、姉川、長篠、本能寺と続き、“光秀生存説”で天海編になれば、関ヶ原、大坂の陣まで全部登場する!優しく誠実な光秀視点だからストーリーは超ヒューマンだろうし、“裏切り者光秀”の汚名返上ドラマになるといいなぁ。
//読者の方が教えて下さったゴッホ人形。青い瞳はもちろん、絵の具で汚れた服など、感動的なほどのリアル感に、“うおお、絶対に欲しいッ!”とハイテンションに。ちょっと高くても無理をしたい出来映え。「さて、お値段は…ギャース!」。“ちょっと高くても”とは程遠い、16万8千円という貴族プライスに庶民の夢は砕け散った。我が家の現状では逆立ちしても無理。保育園代の約3カ月分…これはどうにもならない(涙)。
//20世紀を代表するポップ・アーティスト、アンディ・ウォーホル。キャンベル社のスープ缶を描いた名作の誕生から50年になるのを記念して、キャンベルから“ウォーホル仕様”のスープ缶が発売されるとのこと!ぜひ手に入れて並べたい。問題の値段は…米国では1缶75セント(約60円)。安ッ!これなら輸入業者が値段を上乗せしても数百円に収まるだろう。日本で取り扱う業者が出て欲しいな。
 9月19日…スゲェエエエ!今日発売された『ウルトラジャンプ10月号』についていた「25周年記念BOOK」にエキサイト!たくさんのジャンプ漫画家が、ジョジョ25周年の祝福イラスト&メッセージを描いていて失神寸前!どのキャラを描いたかで、“この先生はこのキャラが好きなのか”と各先生の好みが分かるのも楽しい。
●鳥山明先生=空条承太郎&イギー※新鮮コラボ!こうなるのか!
●冨樫義博先生=休載中でも祝い絵。選択キャラはまさかのポルポ。
●尾田栄一郎先生=空条承太郎※承太郎が海軍大将の如き迫力。
●岸本斉史先生(ナルト)=ジョルノ&GE※コメント「先生のセンスが尖りすぎです!年を追うごとに尖ってきて目に突き刺さります!」
●久保帯人先生(BLEACH)=ギアッチョ、キターッ!!超プッツン顔!
●小畑健先生(デスノート)=露伴&ヘブンズ・ドアー※「ピンクダークの少年」アニメ化希望のコメント入り
●空知英秋先生(銀魂)=宇宙空間のカーズ。おいしい。
●高橋和希先生(遊☆戯☆王)=杜王ラブでジョジョリオン&クレイジーD。
●うすた京介先生(マサルさん)=第1部から第8部までの全主人公!
●秋本治先生=こち亀両さんの承太郎コスプレ。
●村田雄介先生(アイシールド21)=ガチの承太郎絵。荒木絵そのもので、村田先生がこれまで何度もジョジョキャラを描いてきたのが分かる。
その他、「REBORN!」の天野先生はナランチャ、「ぬらりひょんの孫」の椎橋先生はジャイロなど、総勢22人の先生方が参加。“最新画集刊行決定!”や、10月上旬の『週刊少年ジャンプ』に岸辺露伴の読み切りが掲載されるというビッグニュースもあった。
/今日1日だけで、『ウルトラジャンプ10月号』(Ama)、『ジョジョリオン第3巻』(Ama)、小説版『JORGE JOESTAR』(Ama)がトリプル刊行されるという賑やかさ。来月の東京での個展、テレビアニメ放送に向けて、どんどん盛り上がっていきますね!
 9月18日…元ビートルズの4人は全員に息子がいる。このうちポール・マッカートニーの長男、ジェームズ・マッカートニーが「近い将来に息子たちの世代で“新ビートルズ”を結成するかもしれない」と発言。メンバーは、ジェームズ自身、ジョン・レノンの息子ショーン・レノン、ジョージ・ハリスンの息子ダーニ・ハリスン、リンゴ・スターの息子スターキー兄弟(ザックとジェイソン。ザックは自分の道を進んでいるので、おそらくジェイソン)。もう5カ月も前のニュースだけど、こんな話が出てるなんて知らなかった。チャリティー・イベントや“結成○○周年祝い”などの限定企画でも良いので、個人的には是非実現して欲しい!
 9月17日…尖閣諸島をめぐる中国での反日デモが100都市以上で行われ、過去最大規模になっているなか、デモ隊が乱入した広州の花園酒店(日本の領事館が入居している大型ホテル)の前に、「理性愛国、反対暴力」というプラカードを持った学生が集結。しかも、彼らはデモ終息後に建物周辺のゴミ拾いをしたという(リンク先、写真クリックで拡大)。
/尖閣諸島のことを中国では釣魚島と呼んでいるけど、1950〜60年代の中国の地図はすべてが『尖閣諸島』と記述し日本領土としていた。決定的なのは1953年1月8日付の中国共産党機関紙『人民日報』で、沖縄県について解説した記事に、「琉球群島(沖縄)は台湾の東北に点在し、尖閣諸島や先島諸島、沖縄諸島など7組の島々からなる」と、尖閣諸島が沖縄県に所属していると明記していること。同年に作製された中国の公式地図では、台湾や福建省に尖閣諸島が含まれていない。これらを根拠に、ある中国人の企業幹部が「尖閣は日本領土」と中国版ツイッターに投稿したところ、「デモをやっている連中は共産党政府に踊らされているだけ」「これが事実なら我々は侵略者ということになってしまう」とネットに衝撃が走ったという。この幹部のフォロワーは10万人以上。実名で投稿した勇気に敬意を表したい。
/1997年11月11日に自民・小渕政権と中国によって結ばれた日中漁業協定。どうして日本側は尖閣周辺の中国漁船を取り締まれないのか、そして中国側があれほど強気なのか不思議に思っていたら、同協定の第6条(b)の項目で「尖閣諸島周辺では日本の法律を適用しない」と取り決められていた(その外交文書を“小渕書簡”という)。マジなのか。日本領土なのに国内法を適用できないという、実に奇妙な約束。
/ここ数日の暴動を受けて、中国紙にも勇気を出して「香港、台湾、中国本土の“保釣(尖閣保護)”活動家がしたことは愛国行為ではなく、国を害する行為」「北京の空港も上海の空港も、鉄道も港も火力発電所もすべて日本のODAで建設されたもの」と意見を発表する人々が出てきている。
 9月16日…上映中の『アベンジャーズ』(予告編/2分半)、めっさ見応えがあった!3Dメガネで観るニューヨーク決戦は圧巻(特に予告編にも出ている宇宙海魚!)。最近は“コレって3Dにする必要あんの?”っていう映画が多いけど、『アベンジャーズ』は3Dで観て大正解。ハルクの大暴れっぷりは爽快だし、トニー・スタークが覗いた“あっちの世界”の壮大な光景は「うおお!」と声がもれた。見た目が地味なホークアイなど、個々のヒーローに見せ場が用意されていたのも嬉しい。/この映画の魅力は、アクションだけじゃなく、コメディ映画かと思うくらい随所にユーモアが溢れているところ。ヒーローたちの自虐的&風刺たっぷりのセリフに大笑い。エンディングのオマケ映像も最高!あの短い映像で彼らがさらに好きになった。/アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカ、全部の映画を観てからアベンジャーズを観るのは大変と思う。でも、事前に『マイティ・ソー』だけはレンタルで観ておいた方が良い。『アベンジャーズ』に登場する敵は、『マイティ・ソー』に登場するキャラなので、先に観ておくと因縁が分かって何倍も楽しめる。ちなみに、“ソー”って北欧神話の神なんだけど、英語のThursday(ソーの日/木曜日)の語源なんだって。びっくり。
/地球環境のちょっとだけ明るいニュース。国連によると、南極上空のオゾン層が回復傾向にあるそうだ。1987年以降、冷蔵庫やクーラーのフロンガスを全廃して、人類全体で取り組んできた、その目に見える成果だ。みんなで協力すれば、オゾン層のような巨大なものでも元に戻せるというのは、今後の環境運動の大きなモチベーションになるね。
 9月15日…先月下旬に伝えられた、スペイン北東部ボルハの教会のフレスコ画修復騒動のニュースになごんだ。19世紀に描かれたキリスト像なんだけど、あまりに壁画の傷みが激しいことから、胸を痛めた地元の80代のお婆ちゃんが「無断で」修復したという。ところがこのお婆ちゃん、絵の専門教育を受けたことがなく、修復後のキリスト像はまるで“お猿さん”のようになってしまった。教会側はショックを受け、たとえ善意のものであったとしても、再修復するつもりらしい。だが、この件がメディアで報道されると、“お猿さん”に特別な魅力を感じた人々が保存運動を展開。“ひと目見たい”と教会の観光客も激増!なんともホッコリする流れだ。このことを伝えたNHKの森本アナが本番中に吹き出している(1分12秒)のも微笑ましい。※いろんなコラになってるんだねぇ。ダ・ビンチの「最後の晩餐」にも!(笑)
//水あめとショウガを水に溶かした“冷やしあめ”。キンキンに冷えたのを夏に飲むのは最高。京都・清水寺の境内のものは特に美味。ところが、日本全国どこでも愛飲されてると思いきや、コチラの記事によると近畿、四国、中国地方の一部だけで飲まれているという。確かに東京で冷やしあめを飲んだことはない。まさかローカル飲料だったとは!
 9月14日…ちょうど1ヶ月後の10/14に、ジョジョファン同士で朝から晩までガチのジョジョ・トークをするオフ会、『ジョジョ学会』を大阪で開催します。当日のプログラムや申し込み方法、定員などの詳細はリンク先にて!
//昨年、『ジョジョ立ち教室・USA』(PART1)をサイトにアップした際に、世界各国から当サイトのジョジョ関連ページにどれくらいアクセスがあるのか調べるため、試験的に国別データを採り始めた。あれから1年が経ち、データが蓄積したので現状を報告したい(正確にはこのトップページとジョジョコーナーの総計だけど、トップには海外からのアクセスが殆どないので、国外のデータはジョジョファンと考えていいと思う)。
ジョジョページに訪問者が
来ると国旗が立つ世界地図。
このようにアフリカ大陸から
南太平洋の小島まで
あらゆる場所からアクセスが!
たった1年でこの状態。
ジョジョの人気はスゴイ!
(MAPクリックで拡大)
●2011年7月から現在までのジョジョコーナーへの国別アクセス・ランキング(合計134カ国、世界の3分の2!)
トップ3は(1)アメリカ/20803件(2)台湾/15693件(3)中国/10700件。以下、(4)ベルギー(5)オーストラリア(6)韓国(7)ドイツ(8)香港※独立扱い(9)タイ(10)シンガポール(11)英国(12)フランス(13)カナダ(14)イタリア(15)デンマーク(16)ブラジル(17)インド(18)メキシコ(19)スイス(20)スペイン。驚いたのはベルギー。当初は少数のアクセスだったのに、久々に調べるといきなり第4位。あの国でいったい何があったのだろう!?※134カ国詳細
 9月13日…今年はジョジョ連載25周年のアニバーサリーイヤー!09年にルーブル美術館に原画が展示されたように、海外でも急速にジョジョ・ファンが増えている。時々、外国のファンがジョジョ立ち画像を送って下さるんだけど、中でも気合いの入れ方がハンパじゃないのがアメリカ人の“ジョリーンさん”。昨年度のワシントンD.C.、ニュージャージー、ボルチモアに続いて、今年もニュージャージーでジョジョ立ち教室を開催!楽しそうな写真がたくさん届いたので、レポページ『ジョジョ立ち教室・USA PART2』としてアップしました!
キラークイーン! ジョジョ立ちレベル10!
 
驚いたのは、今年刊行されたばかりの『ジョジョリオン』2巻の表紙で、もうアメリカ人がジョジョ立ちしていること。ほとんどリアルタイム!
●YouTubeにはイベントの1分間動画があり、「MUDA MUDA!(無駄無駄)」「YARE YARE DAZE(やれやれだぜ)」って言ってるのが分かりマス!(笑)
 9月12日…テレビアニメ版の『ジョジョの奇妙な冒険』のオンエア開始日が確定しましたね!関東地方は東京ジョジョ展の前夜という、ファン的にめちゃくちゃ盛り上がるタイミング。関西はその翌日。めさめさ楽しみ。
//そして!ジョジョファンの皆さん、ローソンに行きまくっていますか!?9/11から始まった、ジョジョ菓子2個でクリアファイル1個(全8種)プレゼントというキャンペーンが嬉しすぎ。タブレット菓子の3Dホログラムが非常に美しく、速攻で8種類をカゴに入れた。パッケージに億泰の「ンまぁ〜い!」の表情が使われたパキッツ(焼き芋味)、仗助のキャラメルコーン(カフェオレ味!激ウマ!)、ジョルノ絵のコーンスナック(モツァレラチーズ)、イギーのコーヒーガムなど、実にバラエティに富んでいる。ゼリーは食べた後にグラスを利用できるのがグッド(ただしゼリーそのものは少なく、まさかの二重底)。クリアファイルはペラペラではなく、かなりしっかりしたもの。定点観測していたら、真っ先に第5部がなくなり、次に第4部が品切れになっていた。5部強し!
ファイル欲しさにローソンの
術中にハマッたんじゃない(汗)
ゼリー(398円)は大型グラス
だけでもモトはとれた。有難い

//今日は昼からアクセスが集中してサーバーがダウン。「何が起きてるんだ?」と不思議に思っていたら、なんとヤフーニュースで、演歌歌手の石川さゆりさんのCDジャケットを荒木先生が描き、しかも「ジョジョ立ち」していることが判明。とても穏やかな表情をしながらレベル3をキメている。ジョジョは西洋を舞台にしたエピソードが多いけど、平泉のイメージ絵や今回のジャケットを見ると、和の世界とも親和性のあることが分かった。
 9月11日…僕が墓マイラーの大先輩として心から尊敬している小川善明先生(63歳)。先生がガイドをされる京都近辺の「名墓探訪」が秋から再開します。開催日と巡礼地は、9/21が比叡山延暦寺一帯、10/19が東大谷一帯、11/16が知恩院一帯、12/7が出町柳一帯です。開催日はすべて金曜日(土日は交通マヒ)なので、なかなか参加は難しいと思いますが、スケジュールの都合がつく方は是非僕まで(メール)。間近に迫った比叡山探訪は、申し込み締め切りが9/18。参加費は資料代込みで約2千円。当日は午前10時に比叡山山頂バス停集合です。小川先生は延暦寺と深い親交があるので、歴史をめぐる貴重な話を聞くことが出来ると思います!
/上記の「名墓探訪」ですが、前回(6月)の開催時に、当サイトで参加を呼びかけたところ、20代の京大農学部の学生さんと、60代の兵庫の男性(なんとお寺の住職さん!)が同行されました。全参加者は12名。以下、前回のハイライトをフォトレポート。
うおお、司馬遼太郎先生!
文才のお裾分けを!(西大谷)
後白河法皇廟。大河『平
清盛』でフルスロットル中!
天まで続く500段の階段の
果てに待っていたのが…
太閤秀吉の墓!約10mの
超巨大墓。みんなヘトヘト
清水寺の境内にある古代東北
の英雄アテルイの追悼碑。
東北の地図が彫られている
日本画家・土田麦僊(ばく
せん)は智積院に。自力では
発見できなかった。嬉しい!
“丹下左膳”大河内
伝次郎は本名の大辺で
小川先生が発見
した与謝野鉄幹父
左からご住職、学
生さん、小川先生
養源院の“お江”の墓。非公開
だけど駐車場から少し見える
巡墓会終了後、ジャンパラ組
3人で名酒「蒲原」をあけた
20代のKさん、40代のkajipon、60代のK住職、全員イニシャルがK。昨日の日記の最後に書いたことと重なるんだけど、3人とも本来なら住んでる場所は違うし(京都、大阪、兵庫)、年齢も前後20年の差があり、まず出会う可能性はなかった。お酒を飲みながら、音楽の話で盛り上がり、そして縁の不思議を語り合った。農学部の授業や、ご住職の人生観など、僕には新鮮な話題ばかりでいろいろ勉強になった。墓石の下に眠る故人たちは、こうして新たに生者を結びつけてくれる。墓巡礼もまた人間讃歌。
 9月10日…(関東・東海巡礼レポその19 最終回)
/紫式部の供養塔に手を合わせ、この時点で15時。ここから名古屋北部の小牧方面へ向かう。渋滞に巻き込まれるかと思いきや、「名古屋高速」のおかげで一気に小牧へ。めっちゃ便利!1時間ほどで江南市の久昌寺(きゅうしょうじ)に到着した。同寺には信長の側室、生駒吉乃(きつの)が眠っている。正室の濃姫には子がいなかったので、信長の嫡男・信忠、次男・信雄の実母は吉乃さんだ。墓地に入ると古いお墓がたくさんあり、墓参者用のロープが張られていた。寺側の案内文「ロープに沿ってお参り下さい。ロープの外には絶対に出ないで下さい。倒れる危険があります。責任は負いません」。ふおお。吉乃さんの墓は奥の方で生駒氏一族と並んでいた。Nさんと「墓になっているから、こうやって吉乃さんに触ったりできるけど、信長の時代なら速攻で打ち首ですなぁ」と感慨深くオッサン・トーク。
本堂脇の五輪塔
式部ゆかりと伝わる
久昌寺の墓地。ロープの間を歩いて行く。
墓前には「織田信長公室」と書かれていた
吉乃さんの墓参後、最後の巡礼地である名古屋中心街、大須の萬松寺へ。そこには信長の父・織田信秀の墓がある。車をパーキングに停め、商店街を歩いてお寺へ。地下道をくぐったところに信秀公の墓があった。“大うつけ”と言われていた息子が天下取り直前まで行ったことに驚いただろう。17時10分、この旅の全行程が終了。名物のきしめんを冷やざるで食べ、Nさんとささやかな打ち上げ。
/茨城から名古屋に至る5日間の巡礼で、6台の車の助手席に座り、8人の読者の方と出会った。移動中、趣味の話だけじゃなく、皆さんの仕事の話もいろいろ聞かせて頂いた。ある方はデイケアサービス(一時預かり)を始めたところ、申し込みが高齢の方になると思いきや、ハンディを持っている子どもの親の利用が非常に多く、そういう立場の親が働くための制度が地域にないことが分かったという(養護学級が15時に終わると、親は18時まで仕事があるので迎えに行けない)。
/たくさんの善意に触れた今回の旅。墓巡礼は故人との対話だけど、そこへの行き帰りは無数の人々との交流がある。普通に生きていたら一生会うことのない、遠い他県の人と出会い。互いの生が交錯し、今後に繋がっていく。助けて下さった読者の方、そして遠方へ“連れ出してくれた”先人たちに、改めて感謝!!
 9月9日…(関東・東海巡礼レポその18 5月30日)
/全18回に及んだ5月末の茨城県→愛知県の巡礼レポも今回で完結。岡崎市の南方から、約1時間半かけて名古屋近辺に到着。東から順番に史跡&お墓を巡っていった。13時半に『小牧・長久手の戦い』の激戦地、長久手の古戦場に到着。“小牧・長久手の戦い”は秀吉と家康が対決した唯一の大規模合戦として知られている。本能寺の変の後、急速に力をつけていく秀吉に対し、信長の次男・信雄(のぶかつ)が「ちょっと待った!」と家康と組んで秀吉に挑んだ。合戦は半年にも及ぶ長期戦となり、両軍の死者が3千人を超えたことから、このままでは双方とも損害が馬鹿にならないということで講和が結ばれた。
「史跡 長久手古戦場」の石碑。
ここでは家康が圧勝した
長久手合戦の首塚。付近の
和尚さんが村人と塚を築いた
古戦場の敷地には歴史資料館があり、模型による解説で合戦の流れがよく分かった。地元の人が戦死者を弔った“首塚”に手を合わせ古戦場を後にしようとした時、目に飛び込んできたのが「血の池公園」!かつて家康側の武将たちが血槍を洗った池があった。毎年合戦の頃になると、池の水が血の色に赤く染まって漂ったという伝説が残っている。
古戦場の「血の池公園」。なん
ちゅうオドロオドロしい名前!
今はグラウンドになっていた
「一時避難場所・血の池公園」
うおお、絵が血の池に見え
シュールすぎるんですケド…

その後、常照寺にて長久手に散った豊臣の三武将=“鬼武蔵”森長可(蘭丸の兄)、池田恒興(秀吉の宿老。姫路城を築いた輝政の父)、池田元助(輝政の兄)の墓参り。めっさ小さな石塔が当地での敗戦を物語っていた。次に名古屋市内に入り名東区の伝光院へ。ここにはあの“紫式部”の供養塔がある。以前、付近には“紫川”が流れていたらしく、紫式部に仕えていた女性が当地に供養塔を築いたという。(つづく)
 9月8日…(関東・東海巡礼レポその17 5月30日)
/続いて愛知県西尾市の西林寺へ。ここには1910年に日本人として初めて南極大陸に足跡を残した白瀬矗(のぶ)中尉の墓がある。愛知県民もここに白瀬中尉の墓所があることを知らない人が多いという。
/白瀬中尉はアムンゼンやスコットと同時期に南極点を目指し、外国の探検隊が仰天するような小さな船で南極に到着した。日本人初上陸を果たした後は悪天候に阻まれ、最終到達地点を“大和雪原”(やまとゆきはら)と名付けて引き返した(この地名は後に世界地理学会が公認)。ここからの中尉の運命は、書くだけで胸が痛い。南極点制覇が失敗したことで隊員の気持ちが荒れ、帰途で暴動が起きて中尉はニュージーランドで船から降ろされてしまう。何とか別の船で帰国すると
後援会(会長は大隈重信)が遊興飲食費として国民の募金を使い込んでいたことが発覚。白瀬中尉は多額の借金を背負い、隊員に給料すら払えぬ始末。その後20年は借金の返済に奔走。家財道具を売却し、日本、満州、台湾、朝鮮半島と探検の様子を講演し続けるも、戦局悪化で依頼もなくなり赤貧生活が加速。そして敗戦の翌年、次女が住み込みで働いていた愛知県豊田市の魚料理仕出屋の一室で餓死した(腸閉塞とも)。死から37年後、功績を称えて3代目南極観測船が「しらせ」と命名された。約100年も前に南極へ上陸し、スコット隊のように全滅するチームがいる一方で、白瀬中尉は1人の犠牲者も出しておらず、もっと評価されるべきだと思う!
墓所の全景。西林寺の裏山
を登ると、突然この空間に
なんと墓の隣に南極観測船
初代「しらせ」のスクリュー!
墓前の白いサークルを
Nさんと2人で掃除すると…
南極の巨大な地図が
出てきた!地名も充実
“南極点”から墓を望む 左隣には略歴とペンギン!
僕は以前に秋田県にある白瀬中尉の故郷の墓を巡礼したけれど、こちらの墓の略歴を読むと、この墓から故郷の墓へ分骨されたようだ。つまりこっちが本墓。墓所が小さなテーマパークになっていることは全く知らなかったので、墓参して本当に良かった。白瀬中尉の勇気に敬礼。(つづく)
 9月7日…(関東・東海巡礼レポその16 5月30日)
/岡崎市から三河湾へ向かってさらに南下し、Nさんと三河湾を望む三ヶ根山の「殉国七士廟」へ。東京裁判で刑死したA級戦犯7名=東條英機、武藤章、松井石根、木村兵太郎、土肥原賢二、広田弘毅、板垣征四郎の合葬墓だ。リベラル派の僕が戦争指導者の墓へ行くことに矛盾を感じる人もいるだろう。正直、南方戦線で餓死した日本兵やアジアの膨大な犠牲者、なんでサイパン陥落の時点で降伏しなかったのか(ここからB29の本土爆撃が可能になった)など、それらを考えると墓参に二の足を踏む。でも、東條ですらメディアに煽られていたことや、7名の中の武藤章中将や広田弘毅元首相は絞首刑が重すぎると感じ手を合わせたかった。武藤中将は米国との戦争に強硬に反対していた。開戦直前に内閣書記官長に乗り込み、「日米開戦だけは何としても避けねばならんのだ」と訴え、海軍省では「お前のところ(海軍)で“戦争できん”と言ってくれ、そうしたら(勇み足の)陸軍は何とか治めるから」と奔走している。開戦後はすぐに東條と仲たがい。死刑判決後、東條は「巻き添えにしてすまない。君が死刑になるとは思わなかった」と詫びたという。広田弘毅元首相はそもそも軍人ではない。軍部の圧力に抵抗しきれなかった文官。東京裁判では11人の裁判官のうち3人が広田を「無罪」としており、軍部や近衛元首相に責任を負わせる証言をしていれば減刑されたはず。だが、言い訳をせず刑死した。
「殉国七士墓」と彫られている 不仲だった東條と武藤が隣りに
7名の遺灰は遺族に渡されることなく、米軍によって航空機から太平洋に投棄されたという。墓を崇拝対象にさせないというマッカーサーの判断だ。だが、死刑翌日の夜(クリスマスイブ)に近隣の僧侶が久保山火葬場に潜入し、残灰置場から7名の遺灰と小さな遺骨の欠片を回収し骨壺1個にまとめた。それがこの墓に収められている。
/「殉国七士廟」の周囲には、軍関係者の慰霊碑、鎮魂碑がたくさんある。殆どの文面が「お国のためによく頑張った」というもの。ここはそういう場所だし、指導者を批判するのは別の場所で良いと思ったけど、慰霊碑の中で2つだけ、他のものと異なる文面があった。中国・徐州に派遣された第65師団輜重(しちょう=輸送)隊と、レイテや沖縄の空を飛んだ飛行第六十七戦隊だ。
第65師団輜重隊の慰霊碑 飛行第六十七戦隊の慰霊碑
第65師団輜重隊の文面は冒頭から「聖戦という美名のもとに銃を執り…」と始まる長文。飛行第六十七戦隊は「168名の戦友が惨烈な戦局のもと広範な戦域の空地において非命に倒れた」とある。この“非命”という2文字に特攻命令などすべてが集約されていると感じた。重い。僕もNさんも沈黙。約1時間ほど滞在し、三ヶ根山を降りた。(つづく) ※僕の考える太平洋戦争史
 9月6日…(関東・東海巡礼レポその15 5月30日)
/朝6時半、宿の朝食バイキングを10分間で限界まで腹に詰め、宿の前でハザードを点灯しているNさんの車にダッシュ。「今日一日よろしくお願いします」と初対面の挨拶を交わし、最初の目的地、家康が生まれた岡崎城へ。Nさんは岡崎在住なので抜け道にも詳しく非常に心強い。お仕事を休み、岡崎&名古屋の全行程を巡って下さるとのこと。Nさんの背後に後光が差して見えた!
/岡崎城は堀の外からテクテク歩いて城まで行くと思いきや、さすが地元の方、“こんな細い道を?”という坂を車で駆け上がり、本丸の目の前に到着。まだ6時台で観光客はゼロ。あらゆる角度から、この小ぶりだが美しい城にシャッターを切った。次に敷地のどこかにあるという“家康の産湯井戸”を探し、太極拳をやっていたオジサンたちに井戸への近道を尋ねた。すると、1人のオジサンが「口で説明するより案内した方が早い」と井戸に連れて行ってくれた。優しい!
朝陽に輝く岡崎城 これが家康公の産湯井戸だ!
本丸の周辺はいろいろ整備され、銅像や石像が充実している。思わず「おお〜ッ!」となったのが、家康が“しかめっ面”をした「しかめ像」。これは三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗北をした家康が、馬で城へ逃げ帰り、恐怖でガタガタ震えている自分を“あえて”絵師に描かせた肖像画が元ネタ。普通ならそんなブザマな姿は忘れたいものだけど、家康は血気から短絡的に武田軍を攻撃して、多くの家臣を失ったことを大反省し、自戒のために記録させたという。さすが、器が違う。「しかめ像」の側には“徳川四天王最強”の「本多忠勝像」。忠勝は数々の戦に出陣しながら、生涯に一度も負傷しなかった猛将(戦国BASARAでは、もう人間じゃなくメカになっている、笑)。忠勝像が守っていれば岡崎城は安泰だ。
家康痛恨の「しかめ像」 属性“絶対防御”、本多忠勝!
30分ほど城郭に滞在し、続いて岡崎市内の大林寺へ。同寺には三河を統一した家康の祖父・松平清康と、家康の父・松平広忠が眠っている。祖父清康は人望があった名将だけど、わずか24歳で誤解により家臣に斬殺された。父広忠に至っては22歳で謀反人の家臣から暗殺…。これで松平家は壊滅状態になり、幼い家康(5歳)は人質として織田家に幽閉された。家康が今川時代を経て岡崎城へ戻ったのは18歳。そこから大逆転して天下を獲ったのがスゴイ。大林寺では清康&広忠の墓前にて、竹千代(家康の幼名)が徳川300年を築いたことを祝福。その後、15分ほど移動して徳川氏(松平氏)の菩提寺・大樹寺へ。こちらには家康と松平家初代親氏(ちかうじ)から八代までの墓がズラリと並んでいた。こういう“一族全員集合”的な場所は、管理の問題から立ち入り禁止になっていることが多いんだけど、自由に出入りできるところに地元の人々と松平家を繋ごうとする大樹寺さんの想いを感じ、好感を持った。
手前が祖父清康、奥が父広忠。
共に20代前半で暗殺(大林寺
家康の先祖がズラリ!壮観!
奥にいるのがNさん(大樹寺
8時半に大樹寺を出て、市内最後となる本宗寺の石川数正の墓へ。数正は家康の重臣だったのに、謎の出奔により秀吉配下へ走った人物。このことから、「家康は影武者であり、そのような人物に数正は従えぬと思ったのでは」という“家康影武者説”を説く歴史研究家もいる。(つづく)
 9月5日…(関東・東海巡礼レポその14 5月29日)※“その13”とダブルでアップしているので、先に9/4の日記をお読み下さい。
/長篠の史跡は山の中にあるのも多かったし、車移動とはいえ体力が消耗。運転しているTさんはもっと疲れただろう。「無事に終わりましたね」と安堵しているTさんに、僕はビクビクしながら「実はもう1カ所…」。これから豊橋駅まで送って頂くんだけど、途中で新城市・洞雲寺の“森の石松”の墓(午前中の墓とはまた別)に立ち寄って頂きたかった。方向的には南下ルート上で豊橋方面、でもちょっとだけ東にズレる。ドキドキ…。Tさんは2つ返事で「いいですよ」。わーん、有難うございます!洞雲寺に着いたのは18時。本堂と墓地が離れている上、石松の墓は何も目印がないので住職が案内して下さった。新城市は石松の故郷。遠州森・大洞院にあった大きな墓は石松の胴塚で、首だけは故郷に運ばれて同地に埋葬されたという。
長篠の信長本陣。この決戦に
勝利し、天下取りへ大きく前進
石松の墓(中央)。弟が
故郷・洞雲寺に首塚を造った
この石松の墓に向かって歩いてる時に、崩れかけていた天候がついに大崩壊。いわゆるバケツをひっくり返したようなゲリラ雨。前も見えないほどの豪雨&雷となった。傘など役に立たずズブ濡れ。長篠から真っ直ぐ豊橋に向かっていればビショ濡れにならなかったので、Tさんに申し訳ない気持ちでいっぱいに。その後、車内で育児トーク(Tさんの赤ちゃん可愛い!)やジョジョ・トーク。19時に豊橋駅前で降ろして頂き、深謝して別れた。豊橋の駅前に安宿がなかったので(ネカフェもひとつ)、岡崎の方が発展していると豊橋の駅員に教えられ、岡崎に移動。20時に岡崎着。だが駅前で呆然。確かに東横インなど高級ホテル(僕には高級)があるけど、ネカフェはゼロでござるよ!駅前のレンタカー屋で情報を集めると、駅から15分ほど歩いたところにスーパーホテルがあるという。スーパーホテル!約5千円するけど、お客様満足度は全国一。僕も財布に少し余裕がある時や、あまりに疲労していてネカフェではHPが回復しない時に生命維持のため何度か利用してきた。チェーン展開のビジネスホテルなのに温泉付きだし、なんといっても朝食の和食バイキングが激ウマ。今日は大雨でズブ濡れになったし、明日の最終日を乗り切る為にスーパーホテルを目指す。チェックイン後、今日は昼飯を食べてないし腹ぺこだったので「近所にコンビニはありますか?」「駅まで戻らないとありません」。もはや外を歩く体力は微塵も無く、受付でカップラーメンを購入。
お寺と墓地を結ぶ道は川に。
Tさんの背中に感謝の合掌
最後の晩餐がカップ麺…

部屋に入って翌日に岡崎&名古屋を車で案内して下さるNさんに連絡。Nさんいわく「早朝でも宿の前まで迎えに行きますよ」。朝食が6時半スタートなので、6時40分に拾って頂くことに。この方もまた、生き神さまのように優しい方だった!この旅は本当にそういう人ばかり。泣ける。(つづく)
※Tさんの描いたジョジョ絵はコチラ。ワムウやメッシーナのこの存在感!
 9月4日…(関東・東海巡礼レポその13 5月29日)
/その後、16時に長篠古戦場へ戻り、戦域に点在している猛者たちの墓を次々と巡礼。連合軍の三重柵の二重まで突破したところで一斉射撃を受け戦死した土屋昌次、武田四名臣で副将格の内藤昌豊(まさとよ)、弾薬が尽き敵陣に突入死した甘利(あまり)信康、武田二十四将の原 昌胤(まさたね)、小幡信貞、武田軍の戦死者を埋葬した大塚(通称・信玄塚)、連合軍の戦死者を埋葬した小塚…まさに戦場跡。
/長篠巡礼後半の個人的ハイライトは、武田四名臣の筆頭・山県(やまがた)昌景の墓参!山県はかつて三方ヶ原の戦で徳川軍を追い込み、家康をして「さても山県という者、恐ろしき武将ぞ。危うく命を落とすところであった」と言わしめた(このとき家康は恐怖のあまりガチで脱糞)。長篠合戦の前、武田四名臣は「このまま自分の目で武田家滅亡を見るよりも、いま華々しく散って信玄殿の御恩に報いよう」と互いに酒を酌交わして出撃。山県隊は鎧や兜を赤一色で統一した「赤備え」で大暴れし、全滅するまで13回も突撃を繰り返した。山県の亡骸は17発も弾を浴びていたという。山県隊の鬼神の如き勇戦は他の武将にリスペクトされ、後年、井伊直政や真田幸村が自軍を「赤備え」にした。
/山県昌景の墓は住宅地の裏山の木々の中。すぐ近くまで行かないと見えない為、途中まで「ホントにここに墓があるの?」と不安いっぱいだった。それだけに墓前では感無量に。
“こんな所に!”。墓を発見! 勇将・山県の墓は三角形
すぐ近くに長篠合戦の資料を展示した設楽原歴史資料館があるんだけけど、なんと火曜が休館日(この日は火曜)。マジッすか!普通、博物館は月曜休館だろう。なんで火曜を休みにするんだよおぉぉ。長篠城の資料館も火曜定休でTさんとズッコケた。さあ、長篠古戦場巡りもいよいよ佳境。復元された馬防柵にGO!
これが噂の馬防柵(ばぼうさく) 近寄るとデカい!突破不能!
実際に近づいて分かったんだけど、とにかく大きい!高さが4、5mはあった!時代劇だと人間の身長くらいの柵の向こうでバンバン鉄砲を撃ってるけど、そんなものじゃあない。日本最強の武田騎馬隊を防ぐにはこの高さが必要だったということか。この柵の背後に織田・徳川3千人の鉄砲隊が「三段構え」で待ち構えていた(千人が三段になって途切れなく発砲)。どう考えても勝てるワケないぜよ。だが、勝頼は無謀な突撃命令を繰り返し、武田騎馬軍1万5千のうち、生還者が僅か3千という壊滅的な打撃を受けた。
/古戦場では最後に八劔(やつるぎ)神社の家康本陣、そして茶臼山神社の信長本陣を探訪。最初に訪れた武田勝頼本陣との距離は約5km。けっこう離れて戦っていた。でも馬なら近いか。織田軍本陣を後にしたのは17時半。なんとか日没前に長篠を出発できた。(つづく)
 9月3日…(関東・東海巡礼レポその12 5月29日)
/遠州森を出発した後、Mさんに6世紀創建の小国神社を案内して頂き、新東名に乗って長篠方面へ。4月に開通した新東名のお陰で、内陸の移動がめっさスムーズ。12時半に長篠古戦場の東端にあたる医王寺着。ここは武田軍の大将、武田勝頼が本陣を置いた場所。武田信玄の子、勝頼は決してヘタレな武将ではない。信玄でさえ落とせなかった高天神城を落城させるなど、父の時代よりも領地を広げた実力者だ。ただ、あまりに父が偉大過ぎた為、古参の家臣に認められたいと功を焦り、「長篠の戦い」で織田・徳川の3千挺の鉄砲の前に飛び出し壊滅してしまった。
/JR長篠城駅の駐車場へ13時に到着。ここから先は日没までジョジョ絵師のTAKAさん(以下Tさん)が車で長篠を廻って下さる。Mさんは午後から仕事、Tさんは偶然この日が休みという幸運が重なり、たった1日で広範囲を訪れることが出来た。大感謝!
武田軍の本陣跡・医王寺。
裏山から戦場が一望できた
らしいが今は草木で見えず

「これがカジポンさんの荷物
です。後をよろしく」「承知!」
とMさんからTさんへ引き継ぎ
愛知県・長篠にて
長篠では東から西へ順番に史跡を巡って行った。最初に長篠城址を訪れ、続けて長篠合戦で殿軍を務め、反転特攻で散った武田四名臣の1人、馬場信春を墓参。墓の側に記帳ノートがあり人気がうかがえた。次に戦国ファンには有名な鳥居強右衛門(すねえもん)の墓へ。強右衛門の墓は2カ所あり、古い方の墓は平地にあってすぐに巡礼できた。問題は山奥の甘泉寺の墓。地図で見れば近いけど、途中は細い山道が続き、往復に2時間も必要なことが分かった(最初はカーナビの計算ミスかと)。山に入ると麓に戻るのは16時。まだ10カ所近く行きたい場所があるのに、16時に戻って日没までに巡れるのか…うーむ。熟考の後、やはり行くことに。理由は4つ。
(1)他でもない、鳥居強右衛門だから→強右衛門は身分の低い足軽。無名に近い存在だ。彼は長篠城を守った500人の1人。武田軍1万5千に包囲された際、家康に援軍を要請するため決死の城内脱出を敢行。武田の包囲網を突破し、岡崎城までたどり着いた。織田・徳川連合軍3万8千の援軍という吉報を伝える為に、再び長篠城に戻ろうとしたところを武田側に捕縛。勝頼は強右衛門に「城へ向かって“援軍は来ない、諦めて降伏しろ”と叫べ。そうすれば助命するどころか、武田の家臣として厚遇してやる」と懐柔。条件を受け入れたフリをした強右衛門は城前に引き出されると「あと二、三日で織田・徳川の援軍が来るぞう!それまでの辛抱だ!」と叫んだ。「うおお!」城兵の士気は上がり最後まで落城せず、一方、激怒した勝頼は強右衛門をその場で磔にした。強右衛門の忠義心は敵方の武田兵にも感銘を与え、ある武将は強右衛門の肖像画を描いている。墓参せねば。
(2)分骨墓ではなく本墓だから→山奥の甘泉寺は鳥居強右衛門の妻の出身地にあり、そちらに彼の遺骨が移されている。墓参せねば。
(3)ホトケの信長→甘泉寺の墓は、なんとあの信長が作らせた。信長は鬼のイメージがあるけど、一介の足軽に過ぎない強右衛門に敬意を払って建立させた。墓参せねば。
(4)交通の便→長篠の史跡は大半が駅の近辺であり、今後、自分で行けるだろうけど、甘泉寺は車がなければ絶対にムリ!今、墓参せねば。
そういう訳で、甘泉寺以降の史跡巡礼がキツキツになっても、強右衛門の本墓へ向かうことに。Tさんのドライビングテクニックはパリダカール・ラリーの選手なみ。御岳山のワインディングロードを疾走し墓参を果たした。
武田の兵が描いた強右衛門 右が強右衛門の墓。左は奥方
甘泉寺に着くと霧雨が降っており、山中は静まりかえっている。この世とあの世の狭間のような雰囲気。Tさんと鳥居夫妻に手を合わせ、境内を散策した後、麓の俗世へ。(つづく)
 9月2日…(関東・東海巡礼レポその11)※その1は5/31の日記
今年の5月末に茨城から名古屋にかけて、サイト読者の方に地元を案内して頂いた時のレポートが、大飯原発再稼働や消費増税問題で中断していたので、えらく間隔が開いてしまったけれど続きを書きますネ(前回の“その10”は7/3にアップした静岡・掛川の伊藤和也さんの墓参です)。
/5月29日の早朝からMさんのハイエースで静岡を巡礼。9時前に伊藤和也さんの墓参を終え、1時間ほど北上して遠州の森町へ。同地の大洞院に時代劇や講談で有名な“森の石松”の墓と、清水次郎長の石碑がある。石松の“森”は、地名の“森”を指したものと現地で知った。次郎長は幕末から明治初期に活躍した大侠客(東海道一円を支配)。戊辰戦争の際、「死者に官軍も賊軍も関係ねぇ!」と新政府軍に逆らってまで旧幕府軍の死者を丁重に弔い、これに感動した幕臣・山岡鉄舟らに深謝された。後年、開墾事業に従事し清水港も整備。“森の石松”は次郎長の子分で、義理人情に厚く、いつも陽気&ドジをやっちゃう愛すべきキャラとして知られている。最期は騙し討ちで斬られてしまい、仇を次郎長がとった。※「馬鹿は死ななきゃ直らねぇ!」や「スシ食いねぇ!」といったフレーズは、石松を語った講談が発祥。
/石松の墓参をしている時に、1台の軽自動車が境内の前に到着した。なんと、付近に在住のサイト読者の方だった!Fさんという女性で後部座席には赤ちゃん。Fさんは僕が鉄道で移動していると考え(Mさんのハイエース出動は前夜に急遽決まった)、「子どもが小さいので案内は無理だけど、駅までなら送ってあげられる」と車を出して下さったのだった。うう…優しい!そういうわけで、僕、Mさん、Fさん&ベイビーの4人で大洞院を巡った。
中央が石松、右が次郎長。
里山の寺であり森の中のようだ
赤ちゃんを抱っこしながら
「初めまして!」とFさん
石松が渡世人であるため、墓は寺の敷地外(門前)に建てられている。日本には“この人の墓石のカケラを身につけると勝負運が強くなる”という俗信により削られている墓が複数ある(ねずみ小僧、坂田三吉、秀吉など)。石松もさんざんに削られ、現在の墓は3代目。アフリカ産の超硬い黒御影石を使用し簡単には削れない(加工にはダイヤモンド工具が必要)。ちなみに2代目は墓石が丸ごと盗難に遭った。
境内の記念写真用パネル。
石松・次郎長はツヤっぽく、
しりあがり寿先生風
出た!墓マイラーにとって
究極のアイテム“石松墓
守り”。当然3色ともゲット
大洞院はコアな墓マイラーの間で名が知れ渡っている。なぜか。石松の昔の墓をカチ割って、カケラをお守り袋に入れて500円で売ってるからだ!神聖な墓を割ってグッズ展開するという大胆すぎる行為。眉をひそめる人がいてもおかしくない。でも、僕はこれも“アリ”だと思った。もちろん墓は尊いもの。でも、3代目の墓を削って欲しくない寺側と、削ってお守りにしたい墓参者の気持ちは、これで解決する。もしも5万円とかだと“おいおい”ってなるけど、仮に墓石が入ってなくても500円は平均的な値段だ。僕らの日常はあまりに墓と切り離されているので、身近なものになるのは悪いことじゃない。哲学的には中世のラテン語の格言「メメント・モリ(死を想え)」を伝えるアイテムでもある。※かといって色んな寺がやり出したらそれはちょっと違うし、削られてもいない墓を割って売るのはもってのほかと思う。
/袋の中の石は1cm程度。住職に「(削っていけば)あと数年でお守りが手に入らなくなりますか」と聞いてみたら、「まだ20年分くらいはありますよ」との返事。約1時間ほど同寺に滞在し、世間話をして10時半にFさん母子と別れて、ハイエースで長篠古戦場に向けて出発!(つづく)
 9月1日…原発推進派には「今回のフクイチ事故で、放射能による死者は1人も出ていない」と言い張る人がいる。この言葉を聞くと腸が煮えくりかえる。原発周辺の計画的避難区域の人々のうち、避難生活のストレスや疲労が原因とみられる“震災関連死”の死者は2012年4月時点で433人。この433人は、原発事故さえなければ、今も生きていた人だ。それを無視した池田信夫らの“1人もいない”発言はデリカシーがなさ過ぎる。※原発直近の双葉郡8町村では、地震・津波の「直接死」より、原発事故の避難を通じての「関連死」の方が88人多い。/福島・双葉町の避難民のドキュメンタリー(『フタバから遠く離れて』)を見た“もんじゅ君”のツイート→『(津波と原発は)べつのものみたいに感じちゃうけど、そこに暮らしてたひとには同時に襲ってきたものなんだね。「ベントがなかったら消防団が探しにいくはずだった。生きてたかもしれない…」って』。
/元スイス大使が野田首相に怒りの書簡。日本のマスコミが危機的状況を報じない福島第1原発4号機。早く使用済み核燃料を抜き出さないと、もし倒壊すれば青空の下で燃料棒が燃え、取り返しのつかない事態になる。ところが、現場作業の予算を東電が削るため、燃料棒取り出し作業は進まず、日本だけでなく世界を長く危機にさらし続けているとのこと。先月の国際医師会議では、4号機の問題を東京電力という一企業にゆだねている日本について、「加害者としての罪悪感に欠ける」とする厳しい視線が向けられた。原発推進体制をあらためず、原発輸出や再稼働に踏み切った日本は、世界から「不道徳の烙印を押されたも同然」と記事は指摘






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