史上最強の超名作洋画
ベスト1000


  501〜600位  

1〜100位  101〜200位  201〜300位  301〜400位 401〜500位
 501〜600位  601〜700位 701〜800位 801〜900位 901〜1000位
 次点1001位〜


501.ナイト・オン・ザ・プラネット('91)129分 米
オムニバスでいろんな国の夜の街が登場する。ニューヨークのタクシー編が一番面白かった。おもしろいエピソードとハズレの話が半々だったので消化不良に…。


502.おかしな二人('68)105分 米


503.ディパーテッド('06)152分 米
アカデミー作品賞&監督賞に輝いた話題作。暗黒街のボス(ジャック・ニコルソン)を逮捕すべく、マフィアに潜入した警官(ディカプリオ)と、ボスを守る為に警察に潜入したマフィア(マット・デイモン)が、互いに知力を尽くし文字通り命がけで戦う2時間半。面白くないハズがない。ニコルソンはいつもながら圧倒的な存在感で怪演を披露。デイモンはスコセッシ監督いわく「頭がフル回転している音まで聞こえてきそうな演技」を見せた。でも、僕が一番魅了されたのはディカプリオ(現在33歳)の演技!10年前の『タイタニック』では熱演空しくオスカーにノミネートさえされず、以降も“気持が空回り演技も上滑り”など批評家から酷評を浴びたけれど、今回のレオ君は違う。まさに鬼気迫る演技!酷い生活環境から脱出したくて警官になったのに、任務で最悪の環境に放り込まれる皮肉。正体がバレれば瞬殺される状況で、精神安定剤を飲みながら潜入捜査を続ける孤独感がヒシヒシと伝わり、苦悩に満ちた目は観ていて胃が痛くなった。「危なっかしくてこんなもん付けてられっか!」と体に巻いた盗聴器を外すシーンなど、従来のヒーローにはない人間臭さも好感。映画のテンポが非常に良く、2時間半の長丁場をまったくダレずに見せきった。音楽も印象的なテーマ曲が随所で効果的に使われ、1週間が経った今も頭に流れている。あと、この映画は小道具としての携帯電話の使い方が実に上手く、巧みにドキドキハラハラ感を盛り上げた。これは携帯が普及する前のサスペンス映画にはなかったことだ。

じゃあ、万人にお薦め出来るかと言えば、僕は口ごもってしまう。“ディパーテッド”の意味は“死者たち”。ここまで誉めた後に書くのもなんだけど、とにかく血が飛び散る、殴られる、頭を撃たれる、人が死ぬ。死にまくる。脅迫、怒号、号泣、プッツン、手加減なしの血みどろの暴力に次ぐ暴力。見終わって「さぁ、明日から頑張って生きよう!」とはならない(汗)。スコセッシの監督賞受賞は6度目のノミネートという“お疲れさん”的な空気もあるけど、やはりこれだけスタッフの多い大作映画をまとめあげ、キッチリと商業的にも成功させた手腕が評価されたのだろう。
※本作は香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク。そちらは未見なので、本作をあくまでも1本の独立した作品として鑑賞。
※アイルランド人がそんなにキツイ差別を受けているとは、この映画を観るまで知らなかった。移民社会も大変。あと、『地獄の黙示録』に出てたハンサムなマーティン・シーンが、あんな可愛らしいオッサンになっていたとはパンフを見るまで気づかなかった(汗)。
※アカデミー賞(2007)作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞/NY批評家協会賞(2006)監督賞
(以下、ネタバレ文字反転)
上司が転落死するとこで、レオを呼び出したギャングが密告しなかったのは、彼もまたネズミだったからだよね?ということは、警察とマフィアの双方に2名ずつネズミがいたことか。途中で消えた刑事が靴にビニール被せて忍び込んだのを観た時、叫びそうになったよ。全く先が読めない映画だった。あと、女医が渡された茶色の封筒、最後はスルーだったね…。
504.ハンバーガー・ヒル('87)110分 米


505.チャップリンのニューヨークの王様('57)105分 英


506.遊星からの物体X('82)109分 米


507.恋におちたシェイクスピア('98)123分 米
クライマックス。劇中劇のロミオとジュリエットに主人公の人生が混じっていく見事なストーリー展開に鳥肌が立った。
※アカデミー賞(1999)作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、音楽賞、美術賞、衣裳デザイン賞/ベルリン国際映画祭(1999)功労賞/NY批評家協会賞(1998)脚本賞

508.M:i:3('06)126分 米
チームの連携がしっかり描かれていた事や、様々なスパイ・グッズが次々と登場するドキワク感で、これまでのミッション・インポッシブル・シリーズでは一番面白かった。ドイツ、ヴァチカン、上海と舞台が次々変わってテンポもいい。特にヴァチカン潜入シーンは、あの一連の変装エピソードだけでチケット代のモトはとったと思う。中だるみもなく2時間をイッキに見せた力技に唸った!※T・クルーズの妻役がどうしてもマイケル・ジャクソンに見えて困った(笑)。


509.モンゴル('07)126分 独、カザフスタン、モンゴル、露
独・露・モンゴル・カザフスタンの合作で、主役の青年テムジン(後のチンギス・ハーン)を日本の浅野忠信が演じるという国際映画。荘厳で雄大な風景の中で展開する英雄叙事詩。アカデミー賞にノミネートされ話題を集めた。遊牧民の日常生活が細部まで描写されており、異文化に触れる面白さもあって画面に引き込まれる。クライマックスの大軍バトルはかなりの迫力。ハリウッド資本じゃなくてもあんな大規模な合戦を描けると知って新鮮だった。中でも真っ先に二刀流で特攻していく黒鎧の騎馬部隊は男の魂萌え。印象に残ったのは雷についての会話。平原に暮らす遊牧民は雷を非常に怖がっているが、なぜかテムジンは平気。“なぜ怖くないのか”と問われた彼はこう答える「俺にはずっと、隠れたくても隠れる安全な場所がなかった。すると、そのうち雷が怖くなくなった」。孤独を強さに変えたテムジン。このセリフは雷以外にも人生の様々な局面に当てはまる名言だと思う。とはいえ、3つの大きな戦闘以外は物語全体の展開が荒っぽく、「いつの間にこうなったの?」「今、時間が飛んだ?」と思うシーンが何度か目についた。探している人間と広大な大地で偶然出会う場面には思わず“おいおい”とツッコミ。完全版が公開されるのではと思うほど。役者はGOOD。浅野忠信の演技力はさすが。大林監督の『青春デンデケデケデケ』で10代後半の彼を見た時は、まさか15年後にアカデミー賞の会場にいる俳優になるとは思いもしなかった。まだ30代半ばだし、良い俳優になったなぁ。


510.望郷('37)94分 仏
ラストにつきる。余韻残りまくり。ジャン・ギャバンの代表作。

511.コレクター('65)119分 米
※カンヌ国際映画祭(1965)男優賞、女優賞

512.白い風船('95)85分 イラン
誰かあの風船売りの男の子に声をかけてあげて〜!(>_<)
カンヌ国際映画祭(1995)カメラ・ドール、国際映画批評家連盟賞/NY批評家協会賞(1996)外国映画賞


513.八月のクリスマス('98)97分 韓国
癌に冒され死んでいく主人公が、親にテレビのリモコンの使い方を教えているシーン…あれはたまらんかった。

514.ニューヨーク1997('81)99分 米


515.チェ 28歳の革命('08)132分 米・仏・スペイン
冒頭、ゲバラがメキシコでフィデル・カストロと出会い、キューバの腐敗しきった独裁政権を倒す為に船で出発。キューバ上陸後はゲリラを組織して、島の東側から徐々に西進を開始する(最初はたった17人)。優れた戦術で2万人の国軍を相手に連戦連勝、誠実なゲバラは人望が高く、多くの民衆がゲリラに加わり、わずか3年で首都ハバナを陥落させ勝利する(第1部はここまで)。…と、ストーリーだけ書けば盛り上がる要素満点なんだけど、大抵の映画批評サイトでこの映画はメタメタに叩かれている。観客の心を掴もうというサービス精神が完全に欠けているからだ。
例えば--(1)アルゼンチン人のゲバラがなぜキューバ革命への参加を決めたのか、その過程が描かれてないので、ゲバラの人物像を知らない人はスムーズに感情移入できない。(2)史実では、キューバ上陸の際に待ち伏せ攻撃にあい約80人の仲間のうち4分の3を失っている。このエピソードは完全にカット。Why?その壮絶な戦いを前半に見せていれば、観客は後の戦いをもっと応援するし、勝利の度に感無量になるのに〜!(3)ラストにハバナ入城のシーンがないなんて詐欺ッスよ!実際のニュース映像でゲバラたちがハバナ市民から熱狂的に歓迎されたのを知ってるだけに、「さあ今から首都に入って歓喜の凱旋パレードだ!」と、感動の大エンディングを待ち受けていたら、車でハバナに向かうシーンで唐突に“完”。しかも、若いゲリラが戦利品でゲットした高級車を乗り回していたので、怒ったゲバラが「今すぐにそれを帰してこい!俺たちは泥棒じゃない!」と説教&肩をすくめているとこで“完”。思わず椅子からズリ落ちそうになった。2部構成とはいえ中途半端すぎる。大群衆に喝采で迎えられる劇的なラストシーンなら、観客はカタルシスを感じて“いや〜、盛り上がったね”となるのに…。あうう、もったいない。

それでは、この映画は「駄作」なのか?答えは映画に何を求めるかで違ってくるだろう。ハリウッド的な派手な戦闘シーンや、“聖者ゲバラ”の感動エピソード&カリスマ・オーラ爆裂を期待していたら20点。しかし、あざとい演出や“ここで泣いて下さい”的な音楽を排除し、実際のゲリラ活動の大半を占めるであろう地味な行軍やキャンプ生活を丁寧に描くことで、「チェという人間と一緒にいること、それがどんな感覚かを味わって欲しい」(監督)という、“ゲバラと空気を共有する”一体感を味わいたければ85点だ。そして僕は後者だった。とはいえ、多くの観客は“ゲバラがどんなヒーローだったのか見てみたい”という気持で劇場に足を運んだと思うし、それ故のガッカリ感も分かる。もっとエンターテインメント性に重きを置いて、アクションとロマンスをふんだんに入れ、ラストの大勝利を見せて爽快ハッピーエンドという作り方をしていれば、それが全部事実なだけに、タイタニック並とは言わなくてもかなりの大ヒットが期待できたハズ。彼の存在がより多くの人に伝わる好機を逃して残念とも思う。だがしかし!その路線のゲバラ映画は、今後も登場する可能性は充分にあるし、定石通りの見せ方なら簡単に製作できるだろう。このようにリアリティを追求し、移動の休息中に読書をしている姿や、持病のぜん息で苦しんでいる様子、貧しい村人を治療したり、仲間の喧嘩を仲裁している普段のゲバラを通して、稀代の英雄と寝食を共にする感覚を味わえたことは、ゲバラ・ファンとしてこれ以上ない喜びだった。
※カンヌ国際映画祭(2008)男優賞


516.海外特派員('40)120分 米


517.いつか晴れた日に('95)136分 英・米
脚本だけでもグイグイ引っ張られる良質の恋愛映画だ。原作はジェーン・オースティンの『分別と多感』。
※アカデミー賞(1996)脚色賞/ベルリン国際映画祭(1996)金熊賞/NY批評家協会賞(1995)監督賞、脚本賞


518.叫びとささやき('72)91分 スウェーデン
※アカデミー賞(1974)撮影賞/カンヌ国際映画祭(1973)フランス映画高等技術委員会賞/NY批評家協会賞(1972)作品賞、女優賞、監督賞、脚本賞、撮影賞


519.アンダー・グラウンド('95)171分 仏・独・ハンガリー
壮大な悲劇だった。約3時間の大河を見せきった。さすがカンヌのパルム・ドール。喜び、悲しみ、すべてを包み込む『ホテル・ニューハンプシャー』系のラストが激しく心を揺さぶった。
※カンヌ国際映画祭(1995)パルム・ドール


520.マザー・テレサ('03)116分 伊・英
遭遇する数々の困難を、不動の信念と持ち前のユーモアで克服していく姿に目からウロコの連続。相手の目を真っ直ぐに見て良心に訴えることで、マザーを敵視する人々が善意の協力者へと変わっていく過程は、それが事実なだけに鳥肌が立った。ヴァチカンで法王と直談判するなど、彼女の小さな体のどこからあんなパワーが湧き出てくるのか驚嘆せずにはいられない。主演のオリビア・ハッセーは歩き方、話し方、目ヂガラまでマザーそのもの。正直、少女時代の『ロミオとジュリエット』以降は鳴かず飛ばずだったので、僕は彼女の存在を忘れていた。すごい女優になったものだ。「私たちの行いは大海の一滴に過ぎません。しかし、何もしなければその一滴も永遠に失われます」(マザー・テレサ)


521.フルメタル・ジャケット('87)116分 米


522.ドランク・モンキー/酔拳('78)103分 香港


523.ストリート・オブ・ファイヤー('84)94分 米


524.少林サッカー('01)112分 香港

ドラマ部分は笑いのセンスが生理的に受け付けず1点。残りの7点は全て芸術的ともいえる試合シーンの素晴らしさに!クライマックスのキーパーとの対決は、劇場で呼吸困難になりそうなほど笑い転げた。

525.ワールド・オブ・ライズ('08)128分 米
リドリー・スコット監督、L.ディカプリオ、ラッセル・クロウが組んだ社会派作品となれば観ないわけにはいかない。CIAがヨルダン諜報部と一緒にアラブの過激派ボスを追い詰める物語。ただし、単純なアメリカ万歳映画じゃなく、米国の傲慢さを隠さずに描き出しているので、アメリカ国内では不評だった(っていうか黙殺に近い状態)。レオ君が演じるのは最前線のCIA工作員フェリス。彼は現場を知らない上司(クロウ)が米国から送ってくる机上の作戦に振り回される。CIA本部からの指令は「情報提供者を泳がして誰に殺されるか確認しろ」という非情なものや、現地の文化や風習を無視した命令ばかり。無実の市民をテロ集団のリーダーにでっちあげ情報を集めるなど、良心の呵責に苦しむフェリス。一方、上司は安全な場所で物を食べながら生死を左右する指令を出している。フェリスは、上司に象徴される「アメリカ」が、異文化を学ぼうとせず自分のルールを強引に押付けるから、反発を生むし敵を増やすと訴えるが、上司は聞く耳を持たない…。制作費70億円を使って米国の尊大さ、横柄さを描き込んだ作品を生み出すハリウッドの懐の深さ、スターを起用して重いテーマをエンターテインメントとして成立させているスコット監督の職人芸はさすが。遙か上空のプレデター(無人偵察機)から地上の人間をどこまでも追跡するCIAと、土煙を巻き上げて攪乱するイスラム武闘派の頭脳戦は手に汗を握った。作戦の荒さが目立つCIAと、知的なヨルダン諜報部の対比もいい。ディカプリオは役柄に没頭した為、拷問を受けるシーンの撮影後、精神的に参って3日間寝込んだという。「タイタニック」ではオスカーにノミネートもされないという屈辱に甘んじたけれど、近年の「ブラッド・ダイヤモンド」や「ディパーテッド」など、その熱演には目を見張るものがある。しかも無意味なラブシーンが溢れるハリウッド映画が多い中、彼はイケメン俳優なのに今作でも「ブラッド・ダイヤモンド」でも、女優とのキスシーンさえないというド硬派ぶり。これから益々活躍が楽しみだ。
※ラッセル・クロウはふてぶてしい上司の役作りで体重を20キロ増やし太鼓腹で撮影に挑んだ。グラディエーターとは別人!


526.髪結いの亭主('90)80分 仏


527.リバティ・バランスを射った男('62)123分 米


528.黄昏('81)110分 米
※アカデミー賞(1982)主演男優賞、主演女優賞、脚色賞

529.恋しくて('87)95分 米


530.スカーフェイス('83)170分 米
アル・パチーノ扮する主人公はこの映画で「ファ○ク」という4文字言葉を170回も叫び伝説に(笑)。

531.コンドル('75)118分 米
CIAの陰謀を告発した社会派サスペンス。R・レッドフォードが権力に挑む主人公を演じている。

532.ヒックとドラゴン('10)98分 米
内気な人間の少年ヒックとドラゴンの友情物語。オープニングからラストまで一気に見せてくれた。ドラゴンの背に乗って大空へ飛翔する時の高揚感は“アバター”以上。夕暮れの雲の中や極北のオーロラの中を飛行するシーンは眼福。単なるほのぼの動物映画ではなく、対立の中での“共生”をテーマにしており、「ドラゴンに何百人も殺された!」「人間は何千匹も殺したじゃないか!」というようなシリアスなセリフも出てくる。クライマックス後にこれまでの子ども映画では描かれないような演出があり、傷ついた者同士が助け合って一つになる姿が美しかった。日本語吹替版最高。

533.羊たちの沈黙('90)118分 米
※アカデミー賞(1992)作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞/ベルリン国際映画祭(1991)監督賞/NY批評家協会賞(1991)作品賞、男優賞、女優賞、監督賞

534.ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記('07)124分 米
とにかく次から次へとテンポ良くアクションが続き、強引な謎解きも許せてしまう娯楽映画。バッキンガム宮殿やホワイトハウス大統領執務室への潜入は、普通の映画ならクライマックスに持ってくる美味しいネタなのに、序盤で使ってしまう出し惜しみのなさが素晴らしい。荒唐無稽な大統領誘拐計画もイキなセリフのやり取りが面白かったし、大統領だけが閲覧可能なノートの存在は、架空の設定としても想像するだけでワクワクした。次回作に含みを持たせて(?)最後にひとつ謎を残したのが減点になって82点(甘いかなぁ)。


535.失われた週末('45)101分 米
※アカデミー賞(1946)作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞/カンヌ国際映画祭(1946)グランプリ/NY批評家協会賞(1945)作品賞、男優賞、監督賞

536.ゼイリブ('88)96分 米


537.マイケル・ジャクソン THIS IS IT('09)111分 米
急死したマイケルの幻のロンドン公演のリハーサル風景が映画に。“リハーサル”といっても殆どステージは完成されており、圧倒的なパフォーマスと美声を思う存分堪能できる。歌もダンスも手抜きゼロ!バック・ダンサーは若者ばかりなのに、50歳のマイケルの動きが誰よりもシャープでキレがあったことに驚いた。画面からは歌の魅力だけでなく、マイケルの温かい人間性もヒシヒシ伝わってくる。末端のスタッフにまで彼は何度も「サンキュー」「ゴット・プレス・ユー」と声を掛け、バンドの演奏者には「ここが君の見せ場なんだ」「君が一番輝くところだよ」とエールを送るなど、周囲の人々への接し方が愛情と誠意に溢れていた。
特筆したいのはマイケルが120%本気で環境問題に向き合っていたこと。過度な森林伐採に警鐘を鳴らして舞台上にブルドーザーを出したり、スタッフ相手に「みんな環境問題は誰かが解決してくれると思ってる。でも“誰か”って誰なんだ。自分が立ち上がらないと」「今後4年間でこの運動を形にして自然破壊をやめさせよう」と真剣に語りかけていた。
オーディションに合格したバックダンサーの若者が、ウルウル目で語った言葉が心に残った「人生は辛いものだろう? だから、信じられる生きる意味を見つけなければいけない。それがこのステージだ(This is it.)」。上映後に場内から拍手が起こったのも感動的だった。
※この映画で残念だったのは日本語の歌詞が最後の一曲しか出て来なかったこと!WHY!?せっかくマイケルが歌詞にメッセージを込めて歌っているのに、字幕がないって配給会社は何を考えてるんだ…。


538.美しき諍い女('91)237分 仏
※カンヌ国際映画祭(1991)審査員特別グランプリ

539.雨に唄えば('52)102分 米
※アカデミー賞(1953)ミュージカル映画音楽賞

540.そして船は行く('83)127分 伊・仏


541.96時間('08)93分 米
一般のアクション映画と異なるのは、まったく悪党に手加減しないこと。ビックリするくらい容赦なく始末していく。まさに悪即斬。“犯罪者にも人権”なんて甘い要素は皆無。最初は「おいおい」ってなったけど、途中からこっちも吹っ切れてしまった。リーアム・ニーソンはシェイクスピアの舞台や社会派ドラマが似合うけど、こういうアクション映画も堂々とこなせるんだよなぁ。


542.イングリッシュ・ペイシェント('96)162分 米
シンプルな話をあんなに長い時間かけて観るのが、映画ファンの贅沢。カブリエル・ヤレドの音楽も良い。
※アカデミー賞(1997)作品賞、助演女優賞、監督賞、撮影賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、音響賞、編集賞/ベルリン国際映画祭(1997)銀熊賞(女優賞)


543.ぼくの伯父さん('58)120分 仏・伊
ひょうひょうとしたジャック・タチに魅了された。永遠の少年!
※アカデミー賞(1959)外国語映画賞/カンヌ国際映画祭(1958)審査員特別賞/NY批評家協会賞(1958)外国映画賞

544.カストラート('94)106分 伊・仏・ベルギー
ヘンデルが大変なことに(笑)。声で失神するという感覚が始めてわかった気がする。ただ、兄貴が自死を選びたいなら好きにさせてあげないと!あそこで死んでたらさらに高得点だった。
※ゴールデン・グローブ(1994)外国映画賞


545.ミラーズ・クロッシング('90)115分 米


546.ロッキー・ホラー・ショー('75)99分 英


547.オルランド('92)94分 英・露・伊・仏・蘭
僕がもし女性だったら、さらに感情移入できたかも。フィルムから気品を感じた。


548.理由なき反抗('55)105分 米


549.ポンヌフの恋人('91)125分 仏


550.白と黒のナイフ('85)109分 米


551.エレファント・マン('80)124分 米・英


552.ビートル・ジュース('88)92分 米
優しい幽霊対デリカシーのない人間、という構図が何ともユニーク。M・キートン、ウィノナ・ライダー、ジーナ・デイビス、A・ボールドウィンという豪華キャスト(全員ブレイク前)が、ティム・バートンの手でゴースト・メイク地獄に。その意味でも貴重な作品だ。
※アカデミー賞(1989)メイクアップ賞

553.ウェイクアップ!ネッド('98)92分 英
アイルランドの片田舎で起こった宝くじ事件のコメディだ。12億円をめぐる珍騒動はハラハラドキドキ。電話BOXのアレは痛快すぎ。

554.スタンド・バイ・ミー('86)89分 米


555.第9地区('09)111分 米・南ア・ニュージーランド
エイリアンの巨大UFOが現れたのが、NYやパリではなく、南アのヨハネスブルクというのがまず斬新。そして、エイリアンの数が10人や100人ではなく、180万人というのも仰天。人類とどうやって共存していくのか、先の読めない展開に最後まで引き込まれた。子どものエイリアンがカワイイ!


556.恋する惑星('94)101分 香港
主人公の話相手が自分の日用生活品(石けん、歯ブラシなど)という設定がツボにはまった。タオルに説教するシーンは特にお気に入り。女優さんもイキイキしてたな。


557.無伴奏シャコンヌ('94)94分 仏・独・ベルギー
ウオーッ!なんて純粋な芸術家の苦悩なんだっ!あれほど浄化された苦悩は他にそうそうあるものではない。よくぞこんな映画を作ってくれたぜ!ってうれしくなってしまう。


558.荒武者キートン('23)67分 米


559.ヘッドライト('55)101分 仏


560.シラノ・ド・ベルジュラック('90)139分 仏・ハンガリー
うーん、せつない。そしてそこがいい。ドパルデューのハマリ役!
※アカデミー賞(1991)衣裳デザイン賞 /カンヌ国際映画祭(1990)男優賞/ゴールデン・グローブ(1990)外国語映画賞

561.欲望という名の電車('51)122分 米

マーロン・ブランドの激怒シーンに圧倒されまくり。
※アカデミー賞(1952)主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、美術監督・装置賞(白黒)/ヴェネチア国際映画祭(1951)女優賞、審査員特別賞/NY批評家協会賞(1951)作品賞、女優賞、監督賞

 
562.史上最大の作戦('62)179分 米
※アカデミー賞(1963)撮影賞、特殊効果賞

563.マイケル・コリンズ('96)133分 英・米・アイルランド
31歳で散ったマイケル・コリンズの伝記映画。あんなにアイルランド独立の為に戦ったのに、同じアイルランド人に命を狙われるなんて可哀相すぎる。リーアム・ニーソンの入魂の演技に魅入った。
※ヴェネツィア国際映画祭(1996)金獅子賞


564.恐るべき子供たち('50)105分 仏

原作・監督はジャン・コクトー。バッハの「4台のピアノのための協奏曲」が頭の中で輪廻の如く鳴り響く…。


565.ターミネーター('84)108分 米


566.ムッソリーニとお茶を('98)114分 伊・米


567.バック・トゥ・ザ・フューチャー3('90)119分 


568.スターウォーズEP2/クローンの攻撃('02)142分 米

ジェダイたちのライトセーバー出血大サービスと回転しまくるヨーダが観れたので、とりあえず満足。
569.ジェイコブス・ラダー('90)113分 米


570.地下水道('56)96分 ポーランド
※カンヌ国際映画祭(1957)審査員特別賞

571.季節の中で('99)108分 米
ベトナムでロケ、役者はベトナム人、セリフもベトナム語という作品だが、これはれっきとしたアメリカ映画で、まずそこに驚いた。ベトナム戦争から四半世紀を経て、ようやく両国が映画という芸術で結びついたわけだ。シクロ(自転車タクシー)の運転手、花売り娘、ストリート・チルドレン、娼婦、元米兵、それぞれの生き様がホーチミン市(旧サイゴン)を舞台に描かれ、複数の良質なエピソードが同時進行で出てくる。特に物静かなシクロの運転手は、観終った後も優しい瞳が心に焼き付いて離れない。蓮の花を摘む花売り娘の映像がすごく詩情豊かで、この作品全体の雰囲気を俗気のない美しいものにしていた。

572.サイコ('60)109分 米


573.ゲームの規則('39)106分 仏


574.スピード('94)115分 米
アクション映画の一つの究極。エレベーター、バス、地下鉄、やり残したことはないだろう。
※アカデミー賞(1995)音響効果編集賞、録音賞


575.メメント('00)113分 米

物語が現在から過去へ遡っていく“巻き戻し”ムービー。最初に現在が描かれて回想シーンに繋がる映画は他にもあるが、5分おきにどんどん時間軸が逆行する演出は革命的で、目からウロコだった。ただ、欲を言えばオチがあともうひねり欲しい。途中ずっと“どうなるんだろう、どうなるんだろう”とドキドキしながら観てたので、あの程度のオチでは消化不良だ。とはいえ、明らかに従来の映画とは別格であり、映画史に残ると思う。

576.デリンジャー('73)108分 米


577.モンテ・クリスト伯('02)131分 英・アイルランド


578.ピーターパン('53)77分 米


579.陽のあたる教室('95)144分 米
人件費削減のために学校側から解雇を告げられた老音楽教師が、校長や市議にかけあう場面がいい。「モーツァルトと国語や算数を選択するなら私は算数を残す」と校長。「美術や音楽をカットするがいい。知的な楽しみの無い人間が育つ」。「予算がない。時代が変わったのです」と市議。「今の時代は教育がより一層重要なのだ。あんた達は問題を真剣に考えていない」「あなたは財政難を分かっていないから…」「よしてくれ!次の世代の子どもたちが、ものを考えず、ものを創り出せなくなったら?」「我々は最善の努力をしたのです」「最善が聞いて呆れる!」。
本作には音楽の魅力について語るこんなセリフもあった。「15歳の頃の僕はレコード屋に入り浸り、顔なじみになった店員が“これはどう”と1枚のレコードを薦めてくれた--ジャズ(サックス)のジョン・コルトレーンだった。うちに帰ってそれを聞いた。ダメだった、全然ダメだった。さっぱり分からなかった。悔しくて、また聞いた。何度も何度も繰り返して聞いた。そのうち--やめられなくなった。あのサウンドを聞き続けて--僕はこう思った。“僕が求めているのはこれだ。これで人生を生きよう。音楽をつくろう”」。こうして主人公は作曲家を目指す。人々に受け継がれる芸術作品には、その良さが最初は分からなくても、絶対にやみつきになる強烈な魅力が隠されているッ!

580.シュレック('01)90分 米

全編がCGで目をみはる映像の連続。様々な童話のキャラが総出演してて、とにかく楽しかった(白雪姫とシンデレラの喧嘩が最高!)。
※アカデミー賞(2002)長編アニメ賞

581.21グラム('03)124分 米
人は死んだ瞬間に21gだけ体重が軽くなるという。その21gとは何なのか?魂に重さが?余命短い心臓病の男(ショーン・ペン)、事故で家族を失った妻(ナオミ・ワッツ)、そして事故で人の命を奪ってしまった神父(ベニチオ・デル・トロ)らが抱えている苦悩、そして傷ついた魂が「Life goes on(それでも人生は続く)」をキーワードに再生していく過程を描く。超ヘビーな映画だったが、こういう直球型の重い映画は久しぶりだったので、すごく「映画を観た」(大作映画とは違う意味の)という充足感があった。3人の演技力は神がかり的。デル・トロは普通に歩いてるだけでも凄まじい存在感が画面に溢れている。あり得ない!
※この映画は時間軸がバラバラなんだけど、頭の中でパズルのピースを集めて、ひとつの作品にまとめあげちゃうんだから、ヒトの脳ってすごい!映画とは関係ない部分で感心してしまった。
※ヴェネチア国際映画祭(2002)男優賞

582.バンデッドQ('81)103分 英


583.恋愛小説家('97)138分 米
J・ニコルソンの演技はもはや神技。ヒロインの母親、隣人のゲイ、医者、犬、すべてが名演を見せるという恐るべき一本。
「君のどんな小さな動きも、どんな動作も、新鮮で素晴らしいと感じている人間は、私1人かも知れない。どんな事に対しても、純粋でひたむきで、どんな相手にも正直にストレートに立ち向かっていくその姿勢。いつも実直で、そしていさぎよい。皆そういう君を見過ごしているんだと思う。私は不思議に思ってたんだ。君が料理を運んだりテーブルを拭いたりしているのを間近に見ながら、どうしてそれが最高の女性だと気づかないのかってね。でも私は気づいていた。それが私の自慢だった。嬉しかった」「君は僕を向上させる」
素晴らしい告白のセリフだと思うッ!
※アカデミー賞(1998)主演男優賞、主演女優賞

584.アメリ('01)120分 仏
アメリを見てると、彼女が繊細すぎてハラハラする。

585.太陽は、ぼくの瞳('99)90分 イラン

イランは中近東なので岩と砂漠のイメージがあったけど、こんなに緑の多い自然豊かな土地もあるのだと知った。とにかく映像が美しい。で、ストーリーは…なんでここまで登場人物をドン底に落とすのかというほど辛い映画だった。

586.天使にラブ・ソングを('92)100分 米
ウーピーマニアの友達がやたらにススメルので冷やかし半分に観てみたら、これが最高に面白かった!今やサントラまで探している始末だ。

587.女王陛下の007('69)130分 英


588.オールドボーイ('03)120分 韓国
理由も分からず誘拐された男が15年後に監禁から脱出!自由になって復讐に乗り出す。謎が謎を呼ぶストーリーで最後まで一気に見せた。ストーリー構成が巧みで高得点を付けたいけど、あまりにオチがヘビーだったので人に薦められず…。
※カンヌ国際映画祭(2004)審査員特別グランプリ

589.ファニーとアレクサンデル('82)311分 スウェーデン・仏・西独
※アカデミー賞(1984)外国語映画賞、撮影賞、美術監督・装置、衣裳デザイン賞/ヴェネチア国際映画祭(1983)国際評論家賞/ゴールデン・グローブ(1983)外国映画賞/NY批評家協会賞(1983)外国映画賞、監督賞

590.ウォール街('87)124分 米
※アカデミー賞(1988)主演男優賞

591.タワーリング・インフェルノ('74)165分 米
※アカデミー賞(1975)撮影賞、歌曲賞、編集賞

592.フル・モンティ('97)93分 英
中年の管理職のカタブツが一番最高だった。上映時間が短いのも、パンチが効いていてよかった。女性の感想はいかに?
※アカデミー賞(1998)音楽賞


593.赤い河('48)133分 米


594.1941('79)118分 米


595.イノセント('75)124分 伊


596.ベン・ハー('59)240分 米
※アカデミー賞(1960)作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、特殊効果賞、編集賞、録音賞/NY批評家協会賞(1959)作品賞

597.コンスタンティン('05)121分 米
アンチ・ヒーローを演じたキアヌ・リーブスがとにかくカッコ良い!彼は悪魔を地獄に送り返す悪魔退治屋。ただし、人類の為なんてこれっぽっちも思ってなく、自分が天国に行く為に神にアピールしているだけ!ずっとブツブツとグチをこぼしながら悪魔をやっつけているのが可笑しい。ぶっちゃけ聖書に馴染みの薄い日本人は“置いてきぼり感”が否めないけど、映画全体を貫くブラック・ユーモアのセンスが好きだ。

598.プリンス・オブ・シティ('81)168分 米
※ヴェネチア国際映画祭(1981)イタリア批評家賞/NY批評家協会賞(1981)監督賞

599.黒豹のバラード('93)111分 米
映像、音楽、視点、どれも良かったけど、作品全体としてパワーがないのが物足りなかった。


600.苺とチョコレート('93)110分 キューバ・メキシコ・スペイン
それはもう、あのラストシーンの優しい表情がすべてでしょう!ハバナを訪れた時、舞台なったお店を探し歩いた。
※ベルリン国際映画祭(1994)審査員特別賞・銀熊賞



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1〜100位  101〜200位  201〜300位  301〜400位 401〜500位
 501〜600位  601〜700位 701〜800位 801〜900位 901〜1000位
 次点1001位〜


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