最新文芸情報


2006.7〜8

 8月31日〜世には“能面のように無表情”という言葉がある。果たして能面は本当に無表情なのか?とんでもない!同じ能面なのに、下を向けば苦悩や悲しみが溢れ、上を向けば楽しさや陽気さが伝わってくる。照明の角度でも表情は複雑に変化し、能楽師はこれらを入念に計算して舞っている。明晩22時からのNHK教育『美の壷』は能面鑑賞のツボを初心者の為に分かりやすく紹介!能面のみにポイントを絞った番組はおそらくこれが初めてだ。“お能”がなぜ650年も続いているのか、どんな魅力がそこにあるのか、「能なんて興味ない」「暗いし陰気そう」という人にこそ、是非見て頂きたい番組です。室町時代から長く愛されてきた、日本を代表する芸能の奥深さと凄みに触れませう!//ダイエット・スプライトを初めて飲み、カロリーゼロというのに普通のサイダーと同じ味(甘さ)なので驚いた。レモンライムの香りもサワヤカで良いと思ったら“無果汁”(汗)。いずれにせよ、カロリーゼロで美味しいのはGOOD。//『バッハの少年時代の楽譜発見』。他界から250年が経ってるのに、いまだにこういう新発見があると、本腰入れて調べればもっと出てくるんじゃないかって思う。


@芥川龍之介
今夏、お能ファンの聖地・観世能楽堂(京都)
の能舞台に、能面をつけて上がるという、
失神寸前の超貴重な体験をした(と言っても
舞台上を歩いただけですが、笑)。目の穴は
6ミリしかなく、極端に視界が狭いけれど、
思わず「おおーッ」と声をあげたのが、穴は
2つなのに、視界では1つの穴として中央に
重なって見えた事!望遠鏡から外界を覗く
様だった。人間の目の特性など上手く計算さ
れているなぁと改めてお能ワールドに感心!

 8月30日〜シカゴの湖畔でピクニックをしている2人。1m上空から撮っていたカメラが、10秒ごとに10倍ずつ上昇し離れていく(10秒で視界が10倍に広がる)、その過程を描いた短編映画の金字塔『パワーズ・オブ・テン』(8分41秒)がYouTubeにアップされててビックリ!カメラは成層圏、地球全体(1分半後)、太陽系へとドンドン離れていく。4分で銀河系全体が目に飛び込んでくる(この時に僕らの太陽が銀河系の“田舎”にいたことが分かる、笑)。1億光年先まで宇宙まで旅をしたカメラは、今度はシカゴまで一気に戻り、人体内部のDNA、そして炭素原子核に接近していく。極大から極小の旅へ。これをたった8分で見せてしまうんだから圧倒される。監督はインテリア・デザインで有名なイームズ夫妻。この映像を見ると、日常生活で抱く悩み事がバカバカしくなり、「しょせんすべては小さなこと」って思ってしまう(笑)。とにかく、時間をとらない短い映像なので、宇宙の広大さ、人体の神秘を体感する為にも、全ての方に一度は見て頂きたい作品です〜!宇宙に自分が存在し、今これを書いてることが奇跡に思えました(字幕はないけど距離がメートル表記なので問題ないです。市販されてるDVD版にはちゃんと日本語字幕が入ってマス)。//ちなみに大阪城の住所を限りなく正確に書くと、“大宇宙 超銀河団 局所乙女座銀河団 局部銀河群 銀河系 太陽系第三惑星地球 日本国 大阪府 大阪市 中央区 大阪城1−1”になります。(*^v^*)//どんなサイトも大阪弁に変えちゃう『大阪弁化フィルタ』、真面目なニュース・サイトをこれで見ると噴出してしまう。大手新聞も全部コテコテになってしまうんだもの(笑)。自分の書いた文章を大阪弁に変換する機能もあり、地味に遊べて楽しい。//『ゲタ飛ばし大会・世界新記録』、世界中が毎日こんな平和なニュースばかりだといいのにね。
 8月29日…一昨日、英語・中国語・ハングル等の外国語迷惑メールへの対策を相談したところ、特別なソフトを必要とせずアウトルックの機能だけで排除できる簡単な方法を伝授して頂きました!これは目からウロコ。五十音を入力しただけで、見事に海外スパムが消えました。ネット開始以来の悩みが解決!//カリフォルニア州知事のシュワルツネッガーが同州の最低賃金を時給8ドル(約936円)に引き上げると発表。日本の全国平均の時給が668円で、英国の約1130円、フランスの約1048円と比べると、日本は先進国の中では極端に低い最低水準になる(しかも欧州の方が物価は安い!)。英仏が可能な「最低賃金千円以上」を、世界第2位の経済大国ニッポンが実施できないハズはない。もっと国民は行政に訴えかけないと。(ちなみに昨年度の岩手、佐賀、長崎、宮崎の最低賃金は608円。イギリスの約半分…)。 //昨日の日記に卵焼きの「合わせだし」の内訳を追記。
 8月28日〜先日の『ためしてガッテン』。商品が“卵焼きだけ”という店が登場して驚いた。長蛇の列ができ、もちろん経営も成り立っている。店主は卵を焼き続けて40年。素人が焼けばボソボソになるのに、御主人が焼くと噛んだ時に旨みが出て、とってもジューシー。番組内で惜しげもなく秘伝を紹介していた。コツは最初に卵をあまり掻き混ぜず白身をちぎる程度にすること(素人はよく掻き混ぜるので正反対)、卵焼き鍋に卵をたっぷり流し込み、焦げを恐れず強火で焼く(これも素人は焦げないよう少しずつ流し込み弱火で焼くので正反対)。最後の巻き方も、素人は表面が乾いたらクルクル巻くところを、卵焼きマスターは「表面がドロドロになったらパタンと畳むのです」とのこと。一般の卵焼きは冷めるとしぼんで固くなり、だし汁も出ちゃうけど、店主の焼き方だと冷めてもフンワリ。断面図を見ると卵焼きの中に小さな気泡がたくさんあり、これが形を崩キープさせていた。さらに気泡にもだし汁がたっぷり含まれたままで美味しいんだって。皆さんも試してみては如何ですか。(*^v^*)/追記。紹介された卵焼きマスターの「合わせだし」の内訳…卵3個に対して、だし汁80ml、しょうゆ・小さじ1、塩・2つまみ、砂糖・大さじ1.5です!
 8月27日〜毎日大量に届くアダルト業者や海外の広告メールに困り果ててます。海外のスパムは大半が英語、中国語、ハングル。韓国のは商品の写真入りが多く、特定の3社ほどが繰り返し送ってくる(読めないって!)。日本語以外のメールを弾くツールがあるそうなんだけど、検索しても専門用語ばかりで難しい…。どなたか簡単に導入できる外国語メール防御方法を御存知ないですか。一方、日本語スパムは99.9%がエロ・メール(逆援だのセレブだの、何かに当選した云々)。ノートンやニフティのスパム・ブロックを突破してやって来る。特にメルマガを発行すると直後から恐怖のスパム・ハリケーンが来るので、連中は配信会社から情報を得てるのかも。国内のエロ・メールはヤフーのフリー・メールが大半。ヤフー・アドレスを一括受信拒否する訳にもいかず、メーラーで禁止アドレスを設定しても次々とアドレスを変えるのでイタチごっこ。ぶっちゃけ、これはもう刑罰を重くするしかない。一度でもエロ・メールを送れば、送った本人も経営者も懲役10年以上に超厳罰化すれば、間違いなく激減するだろう。今はよほど悪質じゃないと逮捕されない。一回でも送れば大罪という感覚が世間に広がらない限り、永遠にスパムが消えることはない。絶対に。//昨日アップしたCelestia使用ガイド、メールで頂いた質問を反映して、文章を加筆しています。※月が暗いという意見を数件頂いているのですが、実際の夜空をリアルタイムで反映しているからです。今は新月が終わったばかり。これから日に日に満月に近づいていきます。そこまで作り込んでいるソフトっす!//今夜23時半からの『世界遺産』はアウシュビッツ。昨年あの収容所を訪問して最も狂気を感じたのは、大量殺戮という事実の他に、衣服や所持品のみならず、骨や歯や髪の毛まで利用されていたこと(髪で絨毯を作るなど、収容所解放時に7トンもの髪が発見された)。普段は古代遺跡やガラパゴス諸島など名景を紹介している同番組が、どのような切り口で“負の遺産”を描くのか、強い関心を持っています。ファシズム、そして収容所という怪物。「この怪物を生み出した子宮はいまだ健在である」(ブレヒト)。
 8月26日〜ドドドドド!自室にいながらにして、無料で宇宙の彼方へ旅行できる夢のような海外フリーソフト『Celestia』!(以前に掲示板で紹介して頂きました)。海外ソフトということで、試行錯誤しながら、ようやく自由に飛行できるようになった!そこで、宇宙旅行のコツや操縦方法、木星と彗星の衝突などこのソフトで目撃できる天文イベントを紹介したCelestia使用ガイドを作成!このガイドがあれば、太陽系の散歩から始めて、銀河系、他星系への旅行まで、何でも可能のハズです。『Celestia』は世界各地の天文ファンが、善意によって画像ファイルを制作&無料アップし、どんどん拡張されてきた素晴らしいソフト。ぜひX2、皆さんも遊んで下さいネ!(学生さん、夏休みの最後は宇宙探査ッス)※同ソフトは遊び心がいっぱいで、「スター・ウオーズ」や「2001年宇宙の旅」のメカなども再現してるんですよ(笑)。
 デス・スター上のX-ウイング!
 この遊び心がウレシイ!(*^v^*)


//“アポロは月に行ってない”という疑惑説を時々耳にするけど、このソフトを使えばどんなに月まで宇宙船を頻繁に飛ばしていたか分かる(月面は米と旧ソ連の宇宙船や探査機の跡地だらけ)。またアームストロング船長が月面に立っていた時にソ連も探査機を月に飛ばしているなど、冷戦下で激しいライバル関係にあったのに、すぐにバレる嘘をつけるような状況じゃなかった(嘘ならソ連が大騒ぎしているハズ)。日本の国立天文台や東京工大などが共同で運営している『月探査情報ステーション』の“月の雑学”第3話「人類は月に行ってない!?」が、分かりやすく「月着陸は真実」と解説しているので、疑問を持っている人は一読をお薦めします。※でも、いまだにロケットの打上げは失敗が多いのに、37年前に月まで行ったと言われても実感が湧かないってのは僕にもある(汗)。
 8月25日〜本日深夜1時10分NHK『日中戦争・なぜ戦争は拡大したのか』(再放送)は必見ッス。上海への上陸から南京陥落までの実態を、新たに発見された資料や元兵士の証言から全貌を明らかにした、ここ数年間の戦争ドキュメントで最も内容の濃かった番組デス。戦争の初期、満州でソ連と対峙していた日本政府は戦線の不拡大方針をとっていた。でも、中国の力を過小評価し「一撃で倒せる」と考えた軍部は、誤った状況認識から政府の意向を無視して独断で首都・南京に進軍、なしくずし的に日本は全面戦争に突入してしまう。南京では陥落の際に約10万もの中国兵が、軍服を脱ぎ捨てて民間人に混じってしまった。誰か敵兵なのか分からず、いつ狙撃されるか分からない。この混乱を受けて軍本部は「老人、子ども以外の男子をすべて逮捕、拘禁せよ」と指令を出す。だが、10万の捕虜を収容する施設などない。やがて命令は「処分、殲滅(せんめつ)せよ」に変更された…。このNHKの特番は、事実確認の難しい“証言”だけを集めたものではなく、上記の命令書など、当時の軍の極秘公式記録も画面に公開した。そこにはただ一つの連隊(第1師団歩兵第七連隊)だけで6670人の捕虜を南京で処刑したという報告書もあり、大きな反響を呼んだ。これは右や左の思想や、反日どうこうの話ではなく、歴史の悲劇として知っておきたいと思う。※この話題はヒートアップしやすいので、まずは冷静に番組を見て欲しいデス。//スペース・シャトルの後継機の名前が「オリオン」に決定
 8月24日〜 8月24日〜本日未明、アクセス500万件ヒット!足を運んで下さった皆さん、本当に有難うございましたーッ!そして、あらためて過去&現代の芸術家たちに感謝。このサイトがあるのはゴッホ、ベートーヴェン、宮沢賢治など、全ての偉大な先人たちと、現在進行形で作品を発表しているアーティストのおかげッス(僕は作品を紹介しているだけ)。素晴らしい作品を残してくれた、あらゆる芸術家&作家に敬礼!//キリ番記念の文芸ジャンパラ・トリビア。アクセス・カウンターの機能の中に、県別、国別というのがある。このサイトに一番多くアクセスしている都道府県の順は、7月度の場合(1)東京(2)大阪(3)神奈川(4)千葉(5)愛知(6)埼玉(7)北海道(8)京都(9)兵庫(10)福岡。トップの東京は2位の大阪の倍以上もアクセスが多く、さすが日本最大の都市。神奈川より人口の少ない大阪が、アクセスでは神奈川を上回っているのは僕が大阪人だからかな?逆に一番少ないのは山陰のS県。でもS県からは毎日必ず4件以上の訪問があるので、この4人の方は常連さんだと思います。まだ見ぬ4名の皆さん、御来訪に心から感謝していマスーッ!(☆o☆) /続いて海外のアクセス順!(1)米国(2)台湾(3)オーストラリア(4)ドイツ(5)シンガポール(6)イタリア(7)フランス(8)オランダ(9)カナダ(10)中国(次)タイ、ブラジル、フィンランド。中にはアイスランド、トンガ、ツバル、南アフリカ、イスラエル、ベネズエラ、ドミニカ、どこかの米軍基地というのも。現地の邦人や留学生の方がアクセスして下さっているのかな。アメリカは2位の台湾の10倍もアクセスがあるのでダントツ。“おすすめ番組情報”は海外では役に立たないので、常連の方はまさにココを読んでおられるのだと思います。遠くの異国に日本から叫ばせて頂きます。「皆さんいつも遊びに来て下って、本当に、本当に、アリガトウゴザイマスーッ!(^O^)」 //さらば冥王星!惑星はやっぱり8個に減ってしまった!これで世界中の教科書が書き換えられることに。//『ゲド戦記』レビュー!巷の映画評を見ていると、物語の背景が説明不足とかなり手厳しく批判されている。僕はそれに同意した上で、「命」そのものを主題にした宮崎吾郎監督に良い印象を持った。途中に出てきた“一つのセリフ”だけでも、僕は見て良かったと思っている。その言葉は…。ここから先はどうしてもネタバレになってしまうので、別ページ『ゲド戦記に好感を持った』で語ります!
 8月23日〜太陽系の惑星は9個と習ってきたけど、プラハで開催中の国際天文学連合の総会が劇的な展開になっている。1週間前のニュースでは惑星が3個増えて12個になる可能性が大、っていう報道が世界中を駆け巡り、日本でも大手新聞のトップを飾ったのに、今度は冥王星を格下げして8個に減るという可能性が濃厚になってきた(ちなみに冥王星は月よりも小さいッス)。明日、総会最終日の採決で決着がつく。//明晩深夜にNHKで再放送される2本のドキュメントは、本放送で見て深く考えさせられた必見の番組っす。『満蒙開拓団はこうして送られた』は、眠っていた関東軍将校の新資料を元に、日本人入植の為に大陸(満州)の地元農民の耕作地を二束三文で奪うように買取り、日本から27万人を移住させ、最終的に残留孤児など多くの悲劇を生んだ国策が、どれほどズサンな計画のまま推し進められたかを検証。『硫黄島・玉砕戦 生還者61年目の証言』は、大本営から見捨てられた2万の日本兵が、食糧も弾薬も尽きた中、捕虜として投降することも、自決も禁じられた中で全滅していく過程、極限の持久戦がどれほど凄惨な地獄であったかを明らかにする。硫黄島から奇跡的に生還した元兵士、また攻撃に参加した米軍兵の生々しい証言に、僕は衝撃で言葉を失った(同島では米軍も2万8千という太平洋戦争で最大の死傷者を出している)。戦場のこの狂気は学校では習わない。//『ゲド戦記』のレビュー、書いてるうちにドンドン長くなってココに入りきらなくなったので、一両日中に別ページを作ってアップしますね。r(^_^;)
 8月22日〜昨日に続いてシネマ・レビュー。『時をかける少女』〜あまりに雑誌や口コミで絶賛されているので、慌てて劇場に行った。主人公・真琴は偶然タイムリープの能力を身につけた高校生。時間を戻すことが出来るので、何度でもプリンは食べられるし(笑)、テストも100点。人生の失敗は何度でもやり直せる。しかし、やり直して幸せになった分だけ誰かが不幸になったら…。切なくも爽やかな青春ドラマ。近年のアニメ映画はやたら難解だったり、映像や伏線に力を入れるのは良いけど肝心の本筋はイマイチ、そんなが作品が少なくない中、この映画は小細工なしの直球型の青春映画。主人公は実によく泣きよく笑う。しかも舞台は夏。青空が目に沁み、スクリーンの中をイキイキ&パワフルに動き回る姿は、観てて気持ち良かった。過ぎ去った青春の日々、出合うもの全てが新鮮だった高校時代の夏がそこにはあった。(鑑賞後、プリンが超食べたくなった。笑)※ここからネタバレ(文字反転)→劇中でアート(絵画)が重要なキーワードになっているのが嬉しかった!生態系が変わりタイムマシンが発明されるほど遠い未来から来た千昭。最後の「未来で待ってる」は真琴の寿命では会えない以上、永遠の別れの悲しい言葉なのに、彼女へのエールになっているのがスゴイ。約束の絵画を残すことで、肉体は滅んでも芸術を通して未来で再会できるという、文芸ジャンキーとしては実にシビれる演出だった!(なぜ千昭があの絵にこだわっていたのか、もう少し語ってくれたらさらに良かった)。//ニュース・ネタから3つ。『好きな写真が切手に』…遊び心のある切手も作れるし、お祝いにも使えそうだね。/『たばこは美容の敵』…個人の嗜好をとやかく言うつもりはない(僕も昔は吸っていた)。でも事実として、血液が酸化して血管を溶かし、酸素が行き渡らずに肌が荒れる、ビタミンCが破壊され皮膚にツヤがなくなる、一酸化炭素が血栓や動脈硬化のもとになるなど、ロクなことなし(禁煙を5年続ければ肺は元に近い状態まで戻るとのこと)。米国では「低タール」「ライト」が嘘だったとして“ライト”表現の使用禁止命令が出た。/『孤高の数学者、名誉に興味なし』。ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマン(40)が数学界最高のフィールズ賞を辞退。有名になったことにウンザリしたと言い、既に数学界から引退し、「受賞式会場のマドリードに行く金もない」とも。うーん、かっこいい。
 8月21日〜今日と明日は公開中の今夏の映画レビューを書きます。/『M:I:3』(この公式サイト、カッコいい!)〜チームの連携がしっかり描かれていた事や、様々なスパイ・グッズが次々と登場するドキワク感で、これまでのミッション・インポッシブル・シリーズでは一番面白かった。ドイツ、ヴァチカン、上海と舞台が次々変わってテンポもいい。特にヴァチカン潜入シーンは、あの一連の変装エピソードだけでチケット代のモトはとったと思う。中だるみもなく2時間をイッキに見せた力技に唸った!→※ただ、冒頭の尋問シーンがキツかった。血を見せるより精神的につらいッス。あと、T・クルーズの妻役がどうしてもM・Jに見えて困った(笑)。/続いて『カーズ』〜全ての子どもにお薦めできる良作。レースに勝つこと、1位になることばかり考えていた自己中心的な主人公が、だんだん順位よりも価値のあるものに気付いていく話。これが“超”競争社会のアメリカで作られたことに驚く。観る前は擬人化した車に感情移入なんか出来るわけがない(あまり可愛くないし)と思っていたけど、映画が始まるとドンドン作品世界に引き込まれていった。冒頭とクライマックスのレース・シーンはド迫力で、実写では撮れない構図やスピード感に汗を握った。ギャグも盛り沢山で、“いかにヒマか”を描写した田舎の車たちの日常シーンがめっさツボにハマッた(笑)。クライマックスのレース展開のシナリオを書いた脚本家に心から拍手を送りたい。※映画会社のピクサーは「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」と、子どもだけじゃなく、大人まで笑って泣かせる映画を作り続けていて、ほんとスゴイと思う。説教臭くなくメッセージを伝える脚本の力に感服。
 8月20日〜本年のアカデミー賞長編アニメ部門に輝いた『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』(予告編アリ)待望のレンタル開始!粘土の人形を数ミリずつ動かして撮影したクレイ・アニメで、5年の歳月をかけ11万5千コマを執念で撮りきった傑作(20人が1日かけて3秒分しか作れないシーンもあったという)。作品中ではトボケた発明家ウォレスと愛犬グルミットが“巨大野菜コンテスト”をモンスターから守る為に大活躍。最初から爆笑シーンの連続で、アクションもたっぷり。何よりグルミットがめちゃくちゃ可愛い!85分のお手軽な長さなので、何をレンタルするか迷った時はぜひ。※ファンなら本作のスペシャル・エディションは“買い”デス。レンタル版にはない特典映像が山ほど入ってた。全編を監督が解説したナレーション版、貴重なメイキング映像、『ウォレスとグルミット』の20年の歴史、アードマン・スタジオのツアー、複数の“別エンディング”映像(これを見る時は必ず解説をONにすること!)、ウサギとのミニ・ゲーム、髪がフサフサの頃のウォレスと仔犬時代のグルミットが写ったアルバム等々、あまりに幸せすぎる内容ッス(笑)。//DVDレンタルといえば、東京の地下鉄駅でレンタル開始というニュースが。これは実に便利そう。全国に広まらないかなぁ。//高校野球の決勝・早稲田実VS駒大苫小牧はスゴかった。15回裏1-1の引き分けで、明日の再戦へ。決勝での再戦は37年ぶりという。両校の強打を封じ込めた息詰まる投手戦は、球史に残る死力を尽くした戦いだった!

 8月19日〜ムーミンの原作者トーヴェ・ヤンソンさんの墓参時に訪れた、フィンランドのムーミンワールド訪問記『ようこそムーミン谷へ!』をアップ。画像130枚と動画からなる大型ページっす。超気合が入ってます。※リンク先でも紹介しているムーミン劇の動画(35秒)はめっさシュール!サーカスに入団したムーミン骨折→空中ブランコの女性にトキメキ(嫉妬したフローレンの動きが可笑しい)→ムーミンとフローレンの仲直り、そしてハッピーエンド。最後の効果音が何とも微笑ましくて笑えます。(*^v^*)

  子ども達は超エキサイト!
 8月18日〜大河ドラマ『功名が辻』で家康役の西田敏行が素晴らしすぎる!存在感のある重厚な演技に唸りまくり。僕にとって西田敏行のイメージは、常に明るい笑顔でパワフルに動くって印象だったけど、このドラマではポツリポツリと静かに話すだけで、あとは目の演技だけで見る者の心をグッと鷲掴みにする。特に前回の第32話「家康の花嫁」は、政略結婚で送られてきた秀吉の妹や、人質としてやって来た秀吉の母を迎えるシーンがめちゃくちゃ良かった。家康本人も長い人質経験があり、本妻(正室)を信長に殺されていたりと、人生の悲哀が胸に刻まれているだけに、相手と対面した時の慈しむ様な目が何ともいえず思わず落涙した(合戦シーンなど誰かが死ぬ場面ではなく、日常シーンで泣かせる演技力に脱帽)。また、家康は優しい部分だけでなく、秀吉との直談判で一歩も譲らない緊張感のある駆け引きは、セリフのやり取りだけなのに合戦シーンよりも緊迫感があるなど、とにかく西田敏行の一挙手一投足に心を動かされまくり。既に散った信長を演じた舘ひろしの狂気っぷりも凄まじかったし、『功名が辻』は色んな俳優の演技の底力を見せ付けられる、素晴らしい群像劇ッス!※「家康の花嫁」は明日土曜の13時から再放送されます。//月夜のブロッケン現象、すごく神秘的。月の光でも影が映るなんて知らなかった。見入ってしまう。
 8月17日〜レバノン情勢、イスラエルとヒズボラの間でようやく停戦協定が成立。国連人権理事会ではイスラエル非難決議が採択された。空爆がアパートに命中し37人の子どもが死ぬなど、この紛争も誤爆の連続で約千人の一般市民が巻き込まれた悲惨なものだった。それだけに、1ヶ月ぶりに静かな夜が人々に戻って本当に良かった。忘れられないのは7月25日に起きた中立地帯の4人の国連兵の死(国籍はカナダ、中国、オーストリア、フィンランド)。停戦監視要員の国連兵に対する、イスラエルからの6時間・16回もの空爆。リンク先の記事の最後には4人全員が死に至るまでが時系列で書かれてある。それは時間と出来事を記しただけのごく簡単な表だけど、100mや300m先に爆弾が落ち続けた6時間を想像し、最後は通信回線も破壊され、どんなに怖かったか考えると息が出来なくなった。※レバノンは90年に内戦が終わって、10年かけて橋や道路網が復旧し、「さあこれから発展するぞ!」と意気込んだ矢先に再び首都ベイルートに続く橋が空爆で“すべて”落とされ、イチから再建のやり直し…。人々の精神的なダメージも深刻だ。//『ゲド戦記』、見ました。肯定派と否定派の双方の意見に納得。近日中にレビュー書きます。テルーの歌、良いね。//明日19時半からの『英語でしゃべらナイトSP』は、外国人が日本人に京都の素晴らしさを語って案内するという、とてもユニークな逆ガイド番組!また、22時からの民放『誰でもピカソ』は数学における数式の美しさをアートと捉え、その魅力を分かりやすく&熱く解説!どちらも切り口が面白く必見なのでお見逃しなく!//先日紹介した“風神雷神・田んぼ”の画像を、青森県在住の方から送って頂きました(有難うございます!)。稲だけでこんなにリアルに描けるなんてスゴイ!
  かなり巨大!
 8月16日〜様々なアート情報をサイト休止中も掲示板に書き込んで頂き有難うございました。以下、このトップでも幾つか紹介させて頂きます。//史上最大の物差し『ユニバースケール』に驚愕&感嘆!銀河からミジンコ、素粒子まで、その大きさを一本のメジャーで比較するという壮大なサイトっす。登場する各物体の解説文も実に丁寧で、時間を忘れて読み耽ってしまった!//10日、声優の鈴置洋孝さんがガンで亡くなった。56歳、まだまだ若い。ガンダムのブライト艦長、アニメ版ジョジョの花京院、キャプテン翼の小次郎、剣心の斉藤、星矢のドラゴン紫龍など、好きなキャラの多い身近な声優さんだった。冥福を祈ります。//ガンダムといえば千葉県松戸の『バンダイ・ミュージアム』が今月いっぱいで閉館になり、同館の目玉だった『ガンダム・ミュージアム』(『これがガンダム・ミュージアムだ』)も閉鎖されるとのこと。残念。実物大ガンダム(上半身)やザクの頭、リアルなスペースコロニーなど、各種展示品は栃木や静岡など数ヶ所に分散するようなので、ファンの人は1ヶ所で全部を見られる今のうちに、聖地へ足を運ぶ方が良いと思いマス。//光のアート作品を集めたサイト『PIKA PIKA』も素晴らしかった!写真や映画では車のテールランプが帯状の線になるけど、その原理を使って文字や絵を描いたんだ。誰でも思いつきそうだけど、ありそうでなかった、目からウロコのアート。リンク先の上から4番目の「ループアニメ」と最後の「ウォーキング」の動画は特に色彩が美しく、また動いている動物たちも見てて楽しいデス!
 8月15日〜本日から更新を再開します。再出発です。各コンテンツの調整作業と平行しつつ、新しい文芸情報をアップしていきます。この半月の間、相談に乗って下さった方々、応援メッセージを下さった皆様、本当に有難うございました。これからも文芸ジャンキー・パラダイスを、どうかよろしくお願いします。
 8月1日〜しばらくサイトの更新を停止します。今回ジョジョ・パーティー(交流会&同人誌即売会)で知人のサークルスペースを撮影してしまったのですが、決められた場所で決められた条件の人(撮影を許可して下さったコスプレイヤーさん)しか撮影してはいけなかったのです。さらに、作成した仮レポートが作家さん達の希望に沿わぬ形であったことで、公開前のチェック時に心労を与えることとなりました。こうした無思慮な過ちを繰り返さない為に、当面の間サイトの更新を停止し、事態の収拾に努めたいと思います。ご迷惑をおかけした方々に今一度お詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
 7月31日〜本日アクセス490万件ヒット。足を運んで下さった皆様、有難うございます。

 7月30日〜お絵描き板総目次に「絵板利用規約」をアップしました。絵板にお絵描きされる方はお読み下さい。
 7月28日〜掲示板で紹介されたネット美術館『サルヴァスタイル美術館』、時代順に制作されているようで、印象派や現代画はまだ手付かず状態ですが、バロックルネサンスのダ・ビンチのあたりは、かなり完成しています。美しい画像が拡大して鑑賞でき、サイト構成も実に見やすい。早く最終完成される日を願って、心からエールを送ります〜!//一昨日に紹介した『惑星の旅』の影響で、宇宙遊泳がしたいと思っていたら、ロシアがマジで宇宙遊泳付きツアーを計画していた。やった!と思ったのも束の間、料金は2週間強の行程で40億(!)。ギャース。//4種類の稲を使って完成した『風神雷神・田んぼ』、クーッ、本物を見たい。青森の方が羨ましい!(読者の中で青森の方がいて、もし撮影されましたら、是非X2送って下さいませ)
 7月27日〜今夜7時50分からBSでオンエアされるチャップリンの映画『独裁者』は必見ッス!この映画は戦後ではなく1940年というヒトラーの権力の最盛期に公開された、文字通り命懸けの反戦コメディっす!チャップリンとヒトラーは同じ年に生まれ、誕生日も4日しか違わず、偶然にも黒髪&チョビ髭がトレードマーク。彼は作品中でユダヤ人とヒトラーという1人2役を演じ、独裁者の狂気を描いて反戦・平和を訴えている。映画の制作時、米国はまだ大戦に参戦しておらず、国内にもナチス信奉者はたくさんいた。彼は撮影中に何度も脅迫を受けながら、執念で完成させたんだ。ヒロインの名ハンナはチャーリーの母親の名前。彼は“この映画で殺されるかも知れないが、それでも作る”と母に対し遺言のようにその名をヒロインに冠したんだ。※“この作品はナチスだけでなく米国の軍部をも批判している”として、なんと米国で公開中止になり、戦後にチャップリンは米国を追放されることに。「自由の国アメリカ」からコメディ映画を作って国外追放された喜劇俳優、その渾身の力作っす!!(僕にとって人生で第1位の映画デス)//見逃した方、ご安心下さい。『独裁者』は大抵のレンタル店にありますし、「貸し出し中」ということはあまりないです(トホッ)。

 7月26日〜掲示板で紹介された『バーチャル科学館・惑星の旅』、あまりの出来の良さに感涙!さすが昨年度の文化庁メディア芸術祭で推薦されただけのことはある。画面の構成といい、クリック音といい、動作のひとつひとつがゾクゾクする。地球がこれまた実に美しい!(リンク先中央右の“スタート”をクリック)//ジョジョ第1部の映画公開が07年に延期になった模様。心の奥で少し覚悟はしていたけど…ドシャー。
 7月25日〜(昨日の続き)『ムーミンパパの思い出』で青春時代のパパは孤独だったので、パパを脅かそうとした幽霊にこう話しかける「ねえ、オバケ君、僕の家に住む気はないかい?僕、独りぼっちなんでね。そりゃ、僕は怖がりじゃないけど、夜になると、とにかくちょっと寂しいからね…」。幽霊は怒って“地獄の犬どもにかけて”と悪態をつきそうになるけど、気を落ち着け「それはまあ、ご親切に有難う」と言い、奇妙な共同生活が始まる。幽霊を忌み遠ざけるのではなく、友情を持って接する---こういう所にも作者独自の優しさを感じる。また、ミイは時々ハッとするセリフをいう「冬眠ってなあに」大人「雨や雪のふる季節に眠って休むことだよ」ミイ「まあ、呆れた。何ておかしなこと。あたしたち、もうじき死んじゃうのよ」。小さなミイが死を口にする衝撃。しかもそれは真実だ。僕らは自分がいつか死ぬなんてあまり考えずに生きているけど、本当はミイの言う通り。思わず背筋が伸びた。※他にもミイのことで驚くのは、スナフキンと母親が同じということ。
  スナフキンと父ヨクサルの再会場面。いいね。
 7月24日〜トーヴェ・ヤンソンの『ムーミンパパの思い出』を読破。“ムーミン捨て子ホーム”の孤独な少年時代から、スナフキンやスニフの父親との冒険、ニョロニョロとの遭遇、色々苦労を重ね独りで悩みながら人生の危機を乗り越え、ムーミンママに出会うまでを描いている。パパは子ども時代から自分と他者の違いを感じながら生きてきた。曰く“違いというのは、物事に興味を持ち、それを不思議に思う能力があるかどうか”ということ。パパは何を見聞きしても“なぜこうなっているのか、なぜこの反対ではいけないのか”と溢れる好奇心を抱いていた(こうした背景から後に作家になる)。パパは思い出の記を、自分の少年時代があまりに憐れなので、筆を運びながら改めてショックを受けつつ綴っていく。一方、スナフキンの父ヨクサルは“物事をつきつめて考えない方がいい”とするタイプで、「これは息子に遺伝しており、親子で“なまけ星”の後を追っている」とパパは評する(笑)。作中では読者への問い掛けが時おり挿入され「読者の皆さん、あなたたちなら、こういう難しい時にはどうしますか」とあり、パパへの親しみが増し共に生きている感じがする。最も印象的だった問い掛けは、パパが友人と船を造る話。完成した船は川から離れていたので、船の周囲に水を張る(水を引き込む)為に巨大な龍のエドワードに川を堰き止めてもらおうとする。友人は“エドワードは巨大だから時々間違って周囲の者を踏み潰す事がある、でも彼は優しいので1週間泣いて葬式も出してくれる”という。パパは強がって「困った時は猫の手だって借りるさ」と小声で言う(これで少し元気が出た)。パパは記す「愛する読者の皆さん、ひとつうかがいますが、怖くない時に元気を出すのは難しいことですか」。パパは目前に巨大な龍がいる状況でも、自分自身で元気を奮い起こしたので、普段の日常生活で元気を出すのは難しいことじゃないですよね、と語りかけるんだ。熱血モードで元気を出せと読者にエールを送るのではなく、文中でそれとなく遠まわしにエールを送ってくれる、それがヤンソンさんのムーミン・シリーズ。思い出の記の後半にはミイが生まれた時の話も出てくる。(明日に続く)//この豪雨、どうなってるの?このままだと梅雨明けが8月になりそうだね…。 //先日科学番組で面白い話があった。まず「指ポキの音がなぜ鳴るか」。あれは骨の音ではなく、指を引っ張ると“関節液”に溶け込んだ空気が集まってできた泡が弾ける音だった!だから一度鳴ると、再び泡ができるまで時間を置かないと音がならないんだって。それから「自分の体をくすぐってもなぜ平気なのか」。“自分が触っているからくすぐったくないぞ”という打ち消しの信号が小脳から発信されるとのこと。自分が作り出した刺激の信号はキャンセルされるから、歩いている時に腕と体がこすれている信号と、虫が腕を這い上がってくる信号を区別できるんだ。自分で作った信号をキャンセルしないと、ポケットに手を入れたら吹き出し、お風呂で体を洗う時に笑ってしまって洗えなくなるもんね(笑)。※ちなみに犬や猫にはこちょばいという感覚はなく、チンパンジーなど類人猿とヒトだけがくすぐったさを感じるとか。
 7月23日〜貧困問題を扱ったNHK『ワーキングプアー』(再)、必見です。番組で紹介されるのは、どこか遠くの貧しい国ではなく、この日本社会。額に汗して働いているのに、生活が成り立たない、そんな家庭が400万世帯。“仕事があるのに生活できない”と書いてもピンとこないと思う…だからもう、見て下さいとしか書きようがないっす。企業が兆を超える利益を上げ、億ションが次々建つ世界第2位の経済大国で、なぜ多くの人々が貧困にあえぎ、葬式代も払えない絶望の中で生活せねばならないのか。毎日お薦め番組を紹介していますが、今年に入って最も衝撃的なものでした。現代日本のあらゆる問題が凝縮された75分です(この75分を見ると見ないとで、社会への考え方が決定的に変わってくると思う…!)/番組を再見してつくづく思ったのは、都会と地方の圧倒的な経済格差。荒涼とした廃村の光景に胸を締め付けられた。農家がどんどん消えて、都市の人間は何を食べていくんだ?人類の誕生から600万年。こんなに時間がかかっても、まだ誰もが不安なく社会生活を送れる体制を築けないでいることが悔しい。もちろん、希望は捨ててないけど…。
 7月22日〜「芸術は太陽のエネルギーだ。無制限にエネルギーを放出する」(岡本太郎)。先日上京した際、新橋の日テレ前で公開中の岡本太郎作・巨大壁画『明日の神話』を見てきた!縦5.5m、横は実に30m!太郎は芸術作品を誰かが所有することを否定し、自分の作品を個人に売ることはなかった。そこに行けば誰でもタダで楽しめる作品を目指し、壁画やストリートのオブジェを制作し続けた。この太郎の意志を尊重し、8月31日まで無料で公開されている。『明日の神話』は約40年前にメキシコで描かれた後、長く行方不明になっていた。近年発見され1年がかりで修復され今公開に至ったんだ。太郎はベトナム戦争時、米政府へ向けてワシントン・ポストに載せた意見広告に、戦争そのものへの呪いを込めた書体で、大きく「殺すな」と墨で書き綴った男。『明日の神話』で描かれているのは原爆が炸裂した瞬間だ。岡本は“キノコ雲を見ていなくても、ヤケドをしなくても、我々全てが被爆者なのだ”という。僕は絵から、全てを焼き尽くす巨大な負の力に対し、巨大なエネルギーで復活しなければならない、そんなメッセージを受け取った。夏休み中に関東へ行かれる方、展示会場は新橋駅のすぐ側なので足を運んで見られては。「世の中を見ろ。至る所で血を流して戦っている。憎しみ、紛争、内戦、宗教の対立。不幸は至る所にある。人間であるということは、その痛みを感じることだ。そういう悩み、痛みを心の底に抱いて、その上で笑うんだ。もし、世界が変えられないなら、変える事の出来るものがある。それは自分自身である。たとえ自分の存在はささやかであっても、生きる喜びは宇宙を覆う。いま、もし多くの者が誠実に勇気を持って、そして平気で己を変えていったならば、私はこの絶望的と思われている世界の状況、非人間的なシステムも、変え得ると思うのだ。でなければ、なんで人類が生きてきた?そしてこれから、生きていく意味があるのだろうか?」(太郎)。

  

 7月21日〜一見マジメな地理サイトだけど、各国のおバカが本気で作っている『バカ世界地図』が面白い。日本が上空に浮いていたり、北極にペンギンがいたり、真剣に見れば見るほど細かい遊び心が楽しい。最後はどうなるんだろう?//『10円玉で蚊を撃退』というニュース、銅のレベルは人間に無害で蚊だけを退治。これに気付いた人がスゴい。//プレステ2のジョジョ・ゲーム、30秒の短い予告が公開されたね!(リンク先右下の予告編PVをクリック)。当ゲームには劇場版ジョジョの特典映像も付いているとか。やった!劇場公開がますます確実になってきたね!//テレビで『ハウル』を観た人の為に、劇場公開時に当サイトへ寄せられた意見を集めた“ハウルの動く城はなぜ素晴らしいのか”を再アップ。//豪雨になっている地域が早く晴れますように。

 7月20日〜掲示板で紹介された芥川龍之介の動画(1分17秒)にシミジミと見入る。’95年に制作され様々な賞に輝き、NHK史上最多再放送を誇る名作ドキュメンタリー『映像の世紀』から。芥川自死の数ヶ月前の貴重映像。親友の菊池寛も映ってる。菊池はこの8年後に、亡き友の名を冠した“芥川賞”を創設したんだ。映像では芥川が子ども達と楽しく遊んでいるだけに切ないッス。//マニアックなガンダム・ネタを3つ。ゴッグの装甲の厚さをギャグった『ゴッグ最強伝説』(2分9秒)。エヴァとの爆笑コラボっす。次にGガンの『ドモンVSケンシロウ』(2分10秒)。繋ぎに違和感がなさすぎて別々のアニメに思えない。最後はハロの傘。手元にハロが付いてて可愛い!衝動的に注文してしまった。しかし38歳…使えるのか?さしていいのか?
 7月19日〜1週間の北関東、東海大巡礼より無事帰還!雨、雨、雨そして雨!まるで滝の中で修行を積むような日々だった。今回巡礼したのは--
茨城…水戸光圀、助さん、格さん、平重盛
栃木…相田みつを、二宮尊徳、家康、家光、天海僧正
静岡…大杉栄、若山牧水
山梨…日蓮聖人(身延山)
神奈川…浦島太郎
東京…円谷英二、松本清張、遠藤周作、芥川龍之介(4度目)、高村光太郎(15年ぶり)、新井白石、河竹黙阿弥、平賀源内、遠山金四郎、本因坊秀策、その他約30名。悟りの世界に突入!(>_<)//“墓&人物伝”の文庫本を出すことになったんだけど、僕の担当の方は『あしたのジョー』の原稿をちばてつや先生から受け取っていたとのこと!前回の本では三島由紀夫の遺稿を受け取った方が編集長だったし、会話に出てくる人物の名前にクラクラ。//ジョジョ・パーティーのルポ、お楽しみに♪絵師さんの原画やコスのレベルの高さは神がかり!


円谷監督の墓前はゴジラや
ウルトラマンがいっぱい!
ジャイロVSリンゴォ!
細部までこだわり再現
 7月12日〜明日から1週間、出張や墓巡礼、ジョジョ・パーティーでサイトの更新が止まります!お薦め番組情報&恩人カレンダーを7日分掲載したので、どうぞこの間のご参考に!//僕は目の錯覚を利用した絵や遊びが好きなんだけど、これまでに見たブッ飛び錯覚画像のトップ3を紹介!(3位)白黒写真なのに真ん中の黒い点を30秒見つめてカーソルを合わせると数秒カラーに見えるもの。何度も繰り返してマジで白黒と確認したッス!(2位)以前にも紹介した白黒バーが同じスピード。右下のOFFスイッチをクリックした瞬間、声をあげそうになった!(1位)これぞ錯覚画像の頂点!なんとAとBのマスは同じ色!指で周囲を隠せば本当に同じ色って分かる。もう、笑いを超えて唖然。これ見ちゃうと、自分の五感が何も信じられなくなりそうです(笑)。※何か面白い錯覚モノを知っていたら掲示板で教えて下さいネ〜!(*^o^*)//本日、アクセス480万件ヒット!
 7月11日〜空手の全国大会に出場できる大阪府代表の枠は4名なんだけど、なんとウチの道場から3名も出た(府内にはたくさん道場があるのに!)。小中学生には今夏に世界大会で海外に行く子もいる。僕は何も知らずに、偶然引っ越し先の近所にあったから通い始めたけど、スゴイ道場だった!で、その3名の動きを撮ったんだけど、これがホント美しい。“雲手(うんすう)”という雲のように変幻自在な形で、静と動のコントラストが絶妙!(1分10秒)。隙のない間のとり方、緩急ある動き、えも言われぬ緊張感。画面は小さいけどブォッて風が来るのが伝わると思いマス!(ボリューム上げてネ)//掲示板で紹介された『プロジェクトX・ザク編』(1分27秒)に男の魂が爆裂。ジーク・ジオン!//先日、大阪松竹座で歌舞伎の“坂田藤十郎襲名披露”を見てきた。初代の坂田藤十郎は近松門左衛門とタッグを組んだ上方の名優で、江戸から舞台を見に来た初代市川団十郎に「藤十郎がいる限り江戸の役者の出る幕はない」と言わしめた男。その大名跡が231年ぶりに復活とあっては行くっきゃない。普段は安い幕見席で見ていても、今回ばかりは前で観たいと思ってたら、藤十郎の大ファンの母が最前列・花道横の席をゲットしてくれた!ありがとう!でも、そんな前に座った事ないからスゴク嬉しかった反面、“舞台に近すぎて全体が見渡せないんじゃ”という不安もあった(汗)。しかし座ってみたら無問題。松竹座では問題なく見えたし、何より感動したのは、後方の席では分からなかった繊細な目の演技を見られたこと!“目は口ほどに物を言う”とはよく言ったもので、台詞のない場面でも、目を見てるだけで何度も鳥肌が立った!また聴覚でも新鮮な驚きがあり、役者が感極まってもらす溜息や台本にない呟き、着物の衣擦れ音、足音までが心を語っていることを知った。僕が見た昼公演は、上杉謙信の爆発あり、めでたい紅白獅子の舞があり、名優勢揃いの口上があり、ドラマチックな“夏祭浪花鑑”がありで、5時間がアッという間だった。藤十郎の演技は人類の宝。口上では片岡仁左衛門、中村雀右衛門、尾上菊五郎らもズラリと並び、豪華すぎて卒倒寸前。千秋楽は26日。迷われている方は行った方が良いデス!※イヤホン・ガイド、絶対お薦めです。トリビア満載の場面解説で舞台を3倍味わえます〜!
幕に「坂田藤十郎」の文字! 席は最前列、花道横だった!
 7月10日〜イタリア国民、トレビの泉にダイブ。24年ぶりのイタリアの優勝は嬉しかったけど、英雄・ジダンに何が起こったのか…。//神奈川横須賀のジョジョ・パーティーまであと1週間!80ブースの大盛況、コスプレイヤー集結で、これは楽しみですね〜。//JOJOフィギュアの先行予約500個、アッという間に完売。メーカーはファンの数を少なく見すぎ。5万個を用意してちょうどッスよ!ジョジョ立ちレベル1ポージングのジョナサン、欲しいな…。//掲示板で紹介されたガンダムW・OPとジョジョ・コラボ(1分21秒)、効果音まで合わせていて上手いなァ。それから先日放送されたマンガノゲンバ(8分54秒)。オンエア直後からアップされてたけど、さすがにトップで紹介するのはマズイと思って遠慮してた。1週間たったし“そろそろいいかな”、なんて。ホント、46歳って信じられない!(JOJO立ち解説は3分50秒から)
 7月9日〜日に日に蒸し暑くなってきたけど、眺めて涼めるのが『日本の滝100選』。画像は小さいけど、交通手段とか具体的に書いてあるので、すっごい行きたくなる。日帰り可能な距離に100選の滝があるか調べてみては♪//ピストルや機関銃など小型武器による死者は年間50万人以上。分かっているだけで50万人。国連のアナン事務総長は「事実上の大量破壊兵器」と言明し、日本政府も積極的に小型武器の不法取引防止策の必要性を訴えていたが、国連小型武器検討会議は米政府の圧力で成果ゼロのまま閉会。それどころか、会議の次回開催の日程すら白紙になった。この会議に期待してただけにすごく残念。銃規制に反対する「全米ライフル協会」等からは国連に10万通の抗議メールが届いたという。短銃や自動小銃の「不法取引防止策」に反対する米政府の精神構造が分からん。日本政府は頑張ってたんだけど、米に押し切られてしまった。銃だけで6億丁以上もある現状は、どう考えても異常っす。ヒロシマの3倍近い犠牲者が毎年小型兵器で生まれてるんだから、核不拡散条約と同等、否、それ以上の関心を持つべきだと思うんだけど…(武器会社は不法取引禁止の法案が、やがて銃規制に繋がると危惧しているのだろう)。
 7月8日〜今フランスで欧州最大の日本マンガ祭『第7回ジャパン・エキスポ2006』が開催されている。3日間のプログラムを見てると、マンガの紹介の他にも、土屋アンナのライブ、ノアのプロレス、着付け教室、世界コスプレ・サミットなどイベントが盛り沢山で面白そう。来場予想は6万人とのこと(昨年の紹介サイト)。実際フランスでのマンガ人気はかなりのもので、先日は2少女が日本を目指して家出というニュースも。僕自身、墓巡礼で欧州のユースに泊まる時など、日本人と分かった途端に、“クール!今何が流行っているのか”“お薦めを教えて欲しい”と質問責めにあうことが随分増えた。日本の外務省もこの流れを察知したのか、今春『キャプテン翼』のアラビア語吹替版をイラクに無償提供すると発表(アラブでの“翼”人気は凄い。12年前の時点で、シリアの安宿で大人達がかぶり付きで翼を見ていた)。特に仏は19世紀後半に浮世絵(ジャポニズム)が大ブームになり、ゴッホが広重を模写したり、モネが大コレクションを築くなど、日本文化への理解と憧れは欧州一だと思う。/海外の日本マンガ人気を詳しく紹介しているサイトさん『Moonlight Fantasia 』は読み応え充分。圧倒的ボリュームは半日かかっても読みきれない。特に興味深いコーナーは、外国人によるベスト作品(1位カウボーイ・ビバップ!)&ワースト作品(1位ポケモン、汗)、そして人気キャラ(1位エドワード、綾波レイ)&最悪キャラ(1位シンジ君、日暮かごめ)。これを比較することで、海外のマンガ・ファンと日本人の価値観、人生観の違いまで見えてきそうデス。自分の意見をハッキリ言わないウジウジしたキャラは、海外では猛攻撃の対象。話を引っ張る作品も叩かれる。泣けるアニメの1位はなんと『火垂るの墓』!この作品が米国で見られることに驚いた。米国人のコメントに「日本は真珠湾を爆撃して開戦したが、我々は罪なき人々の命を奪いすぎた。この映画は日本の民衆の苦しみを描いています。すぐ観て下さい」「平和を説教臭く語らず、しかもあらゆる戦争の悲劇を見せる」とあり、フィリピンからは「これまで日本軍の残虐行為に激怒し、日本人が受けた困難や苦しみなんて一度として考えたことがなかった。結局、日本人も人間だったんですね」等々とあり、1本のアニメ映画が人間観まで変えてしまう力があることを実感した。あと、4年前でデータが古いけど各国アンケートってのもある。『ドラゴンボール』の浸透率は神がかり(笑)。膨大なデータを翻訳&まとめた管理人さんに脱帽!
 7月7日〜イラク情勢がひどくなるばかり。しかも、もうマスコミも犠牲者数にマヒしていて、どんな衝撃的なニュースでも1、2回掲載されれば、その事件は忘れ去られていく。このスンニ、シーア両派の衝突の記事、まさにこの世の地獄。独裁者が消えたのに、同じイスラム教徒同士で何をやっているのか。憎しみが加速して制御が効かなくなっている。米軍の規律も乱れまくり。特に最悪なのが、コレコレコレ。イラク市民の為に占領しているんじゃないのか?こういうことが起きるのは、軍内部でイラクの人を見下すような教育がされている証拠。その結果、米軍以外の外国軍までが市民から憎悪の対象となる。日本も同盟国なら米軍の軍紀の崩壊に釘をさすべき。/その中でこの「神からの使命」ボランティアの報道だけが心の救いを感じさせた。どうかこのムハンマドさんたち5人の仲間が犠牲になりませんように…(>_<)
 7月6日〜ネットを活動の場にするクリエイターたちの声が記事になっていた。「スキー・ジャンプ・ペア」や「古墳ギャルのコフィー」の制作者たちの本音トークは切実。コフィーの作者はテレビ局からお金を貰うどころか、逆に放映料を払っていたと知りビックリ。テレビ局、めっさシビア。//猪木の一番弟子として新日本プロレスで34年活躍してきた藤波辰爾が退団、またひとつの歴史に幕が下りた。新日は放送時間が深夜になり、さらに1時間番組から30分にカットされ、長い冬の時代が続いてる。K-1とは別の魅力があるんだけどなぁ。//中国政府の映画検閲強化。政府批判を禁じるなんて馬鹿げている。非がないなら堂々と反論すればいい。表現の自由は近代国家の超重要条件!//数日前から仏像イケメンズのページにやたらアクセスがあるので不思議に思っていたら、架空のロック・ミュージシャン“空海”の公式サイトにあるNext Liveのコーナーに“緊急参加!ザ・IKEMENS”の文字が。このサイトは過去のライブに「804年・拳闘死 IN 唐/海外ライブ」とか、ディスコグラフィーに空海の本名・佐伯眞魚の名や、発禁シングル「最澄タン(810)」があるなどコアな密教ネタが多い。様々な妄想曲のタイトル・リストは好奇心をかきたてるけど、実際に視聴できるものもある。例えば『般若心経byモーニング娘。』(4分55秒)に仏教ファンは鼻血モノだろう。時間がない人は前奏後の46秒あたりから聞いて欲しい。この「モーニング娘。バージョン」は、最初の方こそ笑って見てるけど、最後の20秒はカメラが神様目線になり、感動的なオチになっている。//掲示板で紹介されたネタを2つ/ガンダムのブライト艦長とジャイアン・アムロのバトル(25秒)、すごく可笑しい!どんなキャラも自分の色に染めてしまう声優さんってスゴイなぁ。/ロック界の3大ギタリスト、エリック・クラプトン&ジミー・ペイジ&ジェフ・ベックの3名が同じステージで『いとしのレイラ』(6分45秒)を演奏する鳥肌映像。こんな神ライブがあったなんて知らなかった!(でも、鐘を叩くリズム隊を映すより、もっとペイジとジェフ・ベックを映したれ〜ッ!特にベックはアップなし…。もしかして僕が人マチガイをしてる?)//明晩20時からの『迷宮美術館』の国宝入門特集、分かりやすいのでおすすめです!//明日は七夕ですね!
 7月5日〜壇ノ浦合戦後の平家のことを調べていて、栃木の山奥の落武者村のことを知った。現在そこには閉館寸前と噂される超マニアックな平家の博物館がある。この『平家狩人(マタギ)村』のレポが面白い!リンク先の管理人さんは日本各地の“B級施設”をツーリングし、溢れる愛をもってレポを書いておられます。このサイトを見て平家狩人村に行かれた別の猛者のルポもコメントがユニークで楽しい。関東在住の方、こういうマイナーながらも入場料を値下げして奮闘している博物館をぜひ訪れて、何とか存続させましょう〜!//ミュージカル『コモンビート』東京公演のチケット・プレゼント、今夜が締め切りです。関東方面で今月14日夜、15日昼&夜に時間が合う方は、ぜひ応募して下さいね!//北朝鮮、漁船や実習船のいる海に発射って…もうめちゃくちゃ。こんなことして有利に外交を進められる訳がないのに。コリアタウンのインタビューでお婆さんが肩を落とし「在日の人が同じ様に見られる」「日本にはワタシらがいるのに」と答えていたのが、痛ましかった。先日の金英男さんの不自然な会見といい、こんなに多くの人に悲しみを与えて自分はのうのうと暮らしている独裁者に、本当に頭に来る。
 7月4日〜今夜オンエアされた『マンガノゲンバ』!ジョジョ・コーナー!お、お、落ち着け、落ち着け!作品の解説ナレーション「荒木ワールドを象徴するのがジョジョ立ちと呼ばれるこのポーズ」!画面には究極進化したカーズ!テロップには“ジョジョ立ち”!4年前にジョジョ立ち教室で使い始めたこの言葉が、ついに公共放送で流れたーッ!ギャース!(ゼーハーゼーハー)/素数を数えて落ち着いた。しかし、番組で流れたストーリー解説はあまりに言葉足らず。ジョジョのメインテーマ「人間賛歌」や黄金の精神、人と人の引力やスタンド(精神力)の話題はゼロ!(スタンドのスの字もなし)。あれではただの“ジョジョ対吸血鬼”というオカルト・バトル漫画っつー印象ではないかー!「メメタァ」「ゴゴゴ」の効果音が紹介されたり、ミケランジェロ等のイタリア彫刻がポージングの原型(先生曰く“神の啓示”)という話題は面白かったけど、ジョジョ最大の魅力は、友を信じ、自分を信じ、命を輝かせて前向きに生きる登場人物たちの生き様!敵までみんな超・前向き!“人間っていいな”と、読者が顔を上げて前進していく眩しいストーリー。残念だけど司会やコメンテーター(なぎら氏)はジョジョを読んでないと思う(絵柄のコメントより、もっと話すべきことがあるだろう)。10分という限られた時間枠。動く荒木先生&仕事場(SBRの生原稿!CD3千枚!)が見られたこと、作品哲学「美しさがないとダメ。美しさとは、まとまり。ストーリーや絵が一体となった時が最高にいい」を聞けただけで満足するべきか…。とにかく、僅か10分の特集では、未読の人をソッコーで本屋に走っていかせる説得力に欠けた。それが悔しい。次回は是非『マンガ夜話』で1時間費やして欲しい!※次の2つのセリフは紹介して欲しかった「私は『結果』だけを求めてはいない。『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時、真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする“意志さえあれば”いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」「オレは正しいと思ったからやったんだ。後悔はない…こんな世界とはいえ、オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」。
 7月3日〜明晩23時半からのNHKBS2『マンガノゲンバ』に、なんと荒木飛呂彦先生が登場!「ジョジョの奇妙な冒険」が誕生した仕事場にカメラが入る!番組後半の15分オンリーだけど、先生がブラウン管に登場するのは滅多にないことなので、ファンは絶対にお見逃しなきよう!(BS受信不可の人は友人に手配を!)。ジョジョを未読の方も、これを機会にぜひ荒木ワールドの魅力に触れてみてクダサイ!どうして多くの読者が虜になり、ファンを極限まで熱中させるのか、その謎が分かるかも…!(*^o^*)/以下、NHKの番組サイトの紹介文から『宮城県出身の荒木さんは、少年時代江戸川乱歩とシャーロックホームズの世界に夢中だった。高校生の時にマンガを描き始め、80年に「武装ポーカー」で漫画家デビュー。86年「ジョジョの奇妙な冒険」の連載を始めた。独特のタッチで描かれた絵と、考え抜かれたトリックと勝負の駆け引きが魅力の作品。“まるで映画を見ているような感覚になる”とまで評価される荒木ワールドが、どのようにして生まれるのか?その知られざる創作の舞台裏を紹介する』。 請うご期待!//W杯ポルトガル4強に種子島湧く。歴史を感じさせるニュースだなぁ。
 7月2日〜英国のミュージシャン、ジェイムス・ブラントの大ヒット・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』を聴き、めっさ衝撃を受けた(“ベッドラム”は精神病院の意)。現在29歳の彼はNATOの平和維持軍としてコソボ自治州(旧ユーゴ)に出征した特異な経歴のミュージシャンだ。ライナーノートによると、美しいコソボで人間が信じられないような残虐行為を行なう姿を見て、人類は文明化された存在と思うのは間違いで、動物以下になり得るとブラントは痛感したという。そして人間が作り出した地獄の中で、生きる希望を失った人々を目の当たりにしたショックを「歌」として吐き出すことで、かろうじて精神的危機を乗り越えたとのこと。『ノー・ブレイヴリー』(3分32秒)の歌詞は痛ましい「子供達の頬には涙が伝ったあと/幼い兄弟達は浅い墓に横たわり、父親達は跡形もなく消えた/国は恥ずべきほど盲目になった/焼け朽ちた家々、辺りには死臭が立ち込める/絶望に泣きはらした女が言う/彼(軍人)が来ていたと/老人達は跪き運命を受け入れる/女や娘達は切り裂かれ奪い去られた/そう彼が来ていたんだ/君の目に勇気が見えない/あるのは悲しみだけ」。※このライブ映像の冒頭には軍人時代のブラントが映ってる。歌う姿には鬼気迫るものがある。//彼の最大のヒット曲『ユア・ビューティフル』(3分28秒)は車のCMやドラマに使用され、耳にした人は多いと思う。この歌詞が切ない!地下鉄で彼氏のいる女性に心が動くもの--「僕の人生は素晴らしく僕の愛は清らかだ/天使を見た、間違いないよ/地下鉄で僕に微笑みかけた/彼女は男と一緒だったけど、そんなこと全然気にしない/だって僕には良い考えがある/君はきれいだ本当だよ/人ごみの中で君を見つけた/どうしたらいいのかな、君と付き合うことが出来ないなんて/そうさ、彼女は僕の目にとまった/すれ違いざまのことだ/僕の表情から舞い上がりぶりを彼女は見て取れたろう/彼女にまた会うことはないだろう、でも心交わした瞬間は忘れない/君はきれいだ本当だよ/微笑を浮かべた天使がいるに違いない/それは僕と君が運命の出会いをする合図/でもしっかり真実を受け止めよう/君と僕は付き合うことは出来ないことを」(対訳CD)。歌だけ聴いて“物悲しいなぁ”と思っていたら、ビデオクリップを見て絶句!この歌の主人公は今から自分の命を絶つところだったんだ。歌詞の「だって僕には良い考えがある」の部分がまさにその事。超ウルトラ・ヘビー。トヨタは歌詞の真意を知らずにCMに使っていたと思う。来年から三十路になる、新星ジェイムス・ブラントの今後に注目!
 7月1日〜掲示板で紹介された動画『世界一周ダンス』(3分42秒)がすごく良い!マット・ハーディングという米国人青年が世界7大陸・39カ国をダンスで巡るというもの。ガム会社が資金を出してくれ、6ヶ月をかけて撮影を終えたという。始めは“お金と時間があれば誰でもできる”と思っていたけど、数十秒後には“こんな遠いところまで!マチュピチュ!ルワンダ!南極!”と、感動に包まれてしまった。そして、地球の美しさにあらためて圧倒された。映画『キャスト・アウェイ』にあった名セリフ「世界一美しいものは、その世界自身だ」を思い出した!BGMも素晴らしく、見終わって何とも言えない幸福感に包まれる動画デス〜!※ちなみに冒頭の天地が繋がっている湖は、ボリビアのウユニ塩湖。すごく幻想的!//先日、四国を訪れた時に高松駅構内で見つけた『武道餅』。2つの点でユニークだった。1本の串に団子が4個刺さってるんだけど、串の長さが足りなくて結局手づかみで食べるしかない(笑)。また、裏面の解説が光ってて「武道餅は日本一の珍菓ですが、残念ながら日本一、日持ちが致しません。折角の珍品も台無しになる事が度々ありますので、早速お召し上がり下さい」。思わず買ってしまった!(*^o^*)
団子を1個食べると串が
出る。既に指はベタベタ…
「残念ながら日本一、
日持ちが致しません」






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