6月30日〜最近聴きまくりの洋楽ナンバー(動画)を3曲紹介!まずはビートルズの『レット・イット・ビー』(4分5秒)。楽曲そのものも素晴らしいけど、今月6日に他界したビリー・プレストンが、間奏パートでオルガンを弾いている姿にジーン。ジョンとヨーコが仲良く並んだ姿も映ってる。「レット・イット・ビー」の意味は“すべてなるがままに”。日々の生活の中で、考えることも出来ないほど疲れきってる時は、この曲が文字通り救命ロープになるデス。“傷ついた人々が手をつなげば道は切り開かれるはず”っていう祈りも良い。※イントロにノイズが一瞬入るけど、画質はとても良い。//続いてピンク・フロイドの『エコーズ』(10分29秒)。静かに始まりジョジョに盛り上がっていき、まるで重厚なゴシック建築のような美しさがある。5分を過ぎた辺りから圧巻の展開が開始、6分45秒からの重いビートに超興奮。曲はスローなんだけど、とにかく燃える!上手く言えないんだけど、重いリズムが人生を無理やりにでも先に進ませてくれ、聴き終わった後に何かが解決した気になる。すごく抽象的な言い方だけど、そんな風に感じてます。このリズムには中毒性がある。そして同じくピンク・フロイドの『あなたがここにいて欲しい』(5分29秒)。原題は“Wish you were here”。もう、このタイトルだけでぐっすん。心の病でバンドを去った元リーダーに、残ったメンバーが語りかける歌。アコーステイック・ギターの音色に乗せて切々と歌う至極の名バラードっす!//『漫画家・木多康昭トークライブ』(男爵ディーノさん)--これ、かなり下ネタ・トークが炸裂してるので紹介するか迷ったんだけど、マンガ家や出版業界の裏話が満載なので採り上げました。マンガ家の原稿料は鳥山明先生のような巨匠クラスでもあまり多くなく、コミックスの印税が莫大とのこと。尾田先生はワンピースの単行本を一巻出す度に1億入ってるんだって。ひょえ〜!
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6月29日〜今日は府内の某小学校で、保護者の方を対象に『芸術入門講座』をやって来た!(参加された方、暑い中お疲れ様でした)。僕は保護者が芸術や文学を楽しめば、その様子を見た子ども達も自然にアート好きになると常々思っているので、時々こうした講座を引受けてマス(忙しくてなかなか実現しないけど…)。とにかく、まずは親が文芸への苦手意識をなくさないとネ。講座の核となるメッセージは、この上にある「なぜ芸術はスゴイのか」。これを軸に、クラシック音楽や絵画、歌舞伎やバレエ、その他様々なジャンルの芸術に触れる“きっかけ”を2時間で紹介しまくる。終わったらもう、汗だくでヘロヘロ。1週間くらい前からずっと緊張してたので、無事に終わってホッとしてます。(*^v^*)※秋頃にサイトのオフ会で、この講座をやってみようかなって考えてます。
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6月28日〜昨年出演した縁もあって、今年4月にミュージカル『コモンビート』の愛知・大阪公演チケットを当サイトからプレゼントしましたが、来月の東京公演も招待出来る事になりました!7月16日の公演は既に完売しているので、14日夜、15日昼&夜の3公演(文京シビックホール)が対象。それぞれ10組20名の方を抽選でご招待!お互いの文化を知らない4大陸の住人が、価値観の違いを乗り越えて「違うからこそ素晴らしいんだ」という真理に到達する、すっごい力の湧いてくる作品です!美しいナンバーや世界各地のダンスも盛り沢山。とても楽しいミュージカルなので、ぜひX2ご応募くださいッ!【応募方法】コチラの宛先に、件名:「チケットプレゼント」、本文:氏名、郵送先(郵便番号も)、メールアドレス、希望公演を書いて送信。【締切り】7月5日。郵送なので早めにご応募下さい。※チケットぴあでも販売中。全席自由3千円。公演Pコード(365-667)※人形であらすじ解説//動画サイトのyoutubeは、4月の段階で動画ファイル総数が4千万、さらに毎日3万5千ずつ追加されているという。1日当たりのアクセスは1億以上というからブッ飛ぶ。今夜は3本を紹介。まずは『30秒で分かる母を訪ねて三千里』(39秒)。僕のペンネームのマルコは主人公マルコ・ロッシから来ている。海外の墓巡礼で困難に遭遇した時“8歳の男の子でも一人でイタリアからアルゼンチンまで旅したんだぞ!”と、勇気を奮い起こしたこと数知れず。そんな彼の苦難の旅・全52話が30秒で完結(汗)//続いてマニアネタ。“聖戦士ダンバイン”のOP映像をそのまま使った『農耕士コンバイン』(1分半)。歌詞の字体が同じだから違和感がなく笑ってしまった!//さらにマニアネタ。『ハルヒ&ガンプラのコラボ』(2分39秒)。手首の動きが圧巻。一瞬映ったガンタンクやちっこい戦車もカワイイ。メールで情報を寄せて頂いた方、有難うございました! | ||||
6月27日〜海外サイトの『マウス万華鏡』、ほんとキレイだなぁ。ボーッとマウスを動かしてるだけでウットリ。画面下部のボタンで模様のパターンを選択可能。上段左から8番目と、下段左から9番目がオススメ!(表示されない人は右下のダウンロードをクリック)//リハビリ医療の打ち切り問題。「リハビリ中止は死の宣告」を読んで以来、ウチのサイトでも約1ヶ月間、厚労省に提出する署名の呼びかけをしてきたけど、本日署名の集計結果が出た。その数、実に44万4千人!国民の約300人に1人が署名したことになり、もうビックリ。重度の麻痺がたった半年で完治するわけもなく、医療が打ち切りになれば大変なこと。事故や病気で誰だって当事者になりうる問題であり、この44万の怒りの声を政府が無視しないことを切に願う。//今年の正月から空手を始めたことを以前に書いたけど、実は2週間前に昇級試験があった。不合格だと恥ずかしいので触れなかったけど、今日の結果発表は「合格」!38歳からスタートして、どこまでいけるか分からないけど、とにかく白帯から緑帯になった!道場には小学生がいっぱい。当初は低学年のチビッコたちに混じって練習するのは恥ずかしかったけど、週に3回通ってるうちに、「型」の美しさ、その芸術性に魅せられて、すぐに恥ずかしさは吹き飛んだ。夏になって暑さでクラクラするけどガンバル!p(^^)q (左)試験会場(右)帯に色がついた!次の試験は12月! |
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6月26日〜フランス文学の『ボヴァリー夫人』(フローベール作)をついに読破。約450ページ。学生時代なら一週間で読めたろうけど、今は仕事だの何だので中断しまくり1年も経ってしまった。この作品は心理描写の巧みさから「“ボヴァリー夫人”から近代小説が始まった」と言われている。不倫、破産、毒薬…ボロボロの人生になっていくエマ(ボヴァリー夫人)は哀れだけど、男としては夫のシャルルの方がはるかに可哀想。エマに浮気される理由が「良い人すぎて面白みがない」「善良だけどそれだけ」で、イケメン貴族のプレイボーイや若い男に走られてはミジメすぎる…。特選川柳コーナーに『はらはらと させぬ男で 物足りず』っていうのがあるけど、“真面目=退屈”というこの恋愛心理は男性には恐怖、ホラーっす。もちろん男にも同様の心理はあるけど、遊園地の絶叫マシンの行列やオカルト映画の客層を見ると、女性の方がスリルを好む傾向にあると思う…。とにかく心臓に悪い小説だった(汗)。「とても、切ない。だって、女は誰でもエマになるから」(黒木瞳)//連続で長編小説はキツいので、“次の本は短めで…”と手に取ったのがトーヴェ・ヤンソンの『ムーミンパパの思い出』。風邪で死にそうになったパパが、誰にも語らなかった生い立ちを書き連ねたもの。まだ最初の方しか読んでないけど、始めからブッ飛んだ。「私の一生は嵐続きでした。私は私の青春時代を悲しい気持で振り返っています。この思い出を書くペンは、私の“前足”の中で、まだ迷って震えています。(略)ずっと昔、陰気な風の吹く8月の夕方、“ムーミン捨て子ホーム”の階段の上に、ごくありふれた買い物用の紙袋が一つ見つかりました。この紙袋の中にいたのが他でもない、この私でした。無造作に新聞紙に包まれていたのです…」。“涙なしには話せない”というパパの少年時代。アニメの平和な姿からは想像もつかない。この先はスナフキンの父親も登場するという。ムーミンパパが早く幸せになりますように。//最近のブームの動向を把握する為にアマゾンのDVDトップ100をチェックしてるんだけど、びっくりする現象が起きている。数日前から『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品がトップ10を席巻しっぱなし。ひとつの作品がこんなにランクインするのは初めてだろう。このアニメの何にファンはハマッているのかな?//友達が教えてくれた『アムロ・ケンシロウ・ヒロシの会話』に爆笑!39秒しかないのが残念。もっとやって欲しい!(笑) | ||||
6月25日〜ドリャーッ!!昨夜からノンストップで作成していた『荒木飛呂彦先生・講演ルポ』をアップ!昨日の今日なので、まだ細かい修正はあるかと思いますが、ひとまずこれで完成!ジョジョ・コーナーの記念すべき30個目ッス!//なんと、昨日の東海高校のイベント実行委員長からメールを頂き、校内会報用に早朝のレポ画像を借りたいとのこと。か、感激!そして分かったのですが、荒木先生を招待してくれたのは、対談コーナーの3名だそうです!ジョジョ・ファンの皆さん、あの黄金の精神を持った3名の若者に敬礼ッス!//この映像はスゴイ!『20歳の時の荒木先生と手塚先生』(1分39秒)。デビュー作『武装ポーカー』が手塚賞に準入選した時の授与式のもの!※動画の中で手塚先生が石ノ森先生のことを「あの程度」って言ってるのは悪い意味じゃなくて、東北から出た漫画家は“彼がいる程度”っていう意味の“あの程度”なので、お間違いなく〜!(汗)//福岡に“ジャンプ・ショップ1号店”が開店。福岡の方、詳細求ム!JOJOグッスはあるのだろうか?//イングランド対エクアドルのベッカム、美しいフリーキックにホレボレ!//本日アクセス470万件ヒット!//アニメ史上の最高傑作『伝説巨神イデオン』、待望のDVD化!。期間限定生産なのでイデオン・ファンの人はマジでこの期を逃さぬよう!(イデオンの魅力を吠えました!) | ||||
6月24日〜ズギュン!本日荒木先生の名古屋講演に行って来ましたァーッ!前夜に宿泊、朝4時45分に宿を出て始発で会場へ。そして午後12時半!せ、せ、先生は実在した!
動いてた!喋ってた!頭がボーッとして放心状態。ホゲ〜ン。大袈裟に聞こえるかも知れないけど、ホント、自分が生きてるうちに見られて良かった。ジョジョ連載開始から19年目にやっと御本人に会え、もう泣きそうです。っていうか、泣いた!質問者「荒木先生にとってマンガとは?」先生「マンガは心の救い。ないとヤバイ。ここ(東海中学・高校)に来たのはそういう意味。中学生に熱い気持を伝えたい」。
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6月21日〜明日から仕事で四国に行き、週末は荒木先生の講座を名古屋で聴講するので、次回の更新は24日夜になります。ゆえに番組情報をまとめてアップしておきますネ!※この間、メールのチェック出来ないっす。//24日の『サタデープログラム』は3部構成。1日に47講座もあるので、“どれを聴講しますか”と質問メールを頂いてマス。僕は(1部)消防署救急チームの「救命救急講座」、(2部)荒木先生、(3部※途中)NHK有働アナor大槻教授、こんな予定で考えてます。第1部の「救命救急講座」、救急時の対応法を以前から学びたいと思っていたので、すっごく有り難い!「カジポンさん、何か目印を。芸術の話とかしたいッス」というメールも頂いてるので(恐縮デス)、当日は文芸ジャンキーらしく、陰気な「芥川龍之介Tシャツ」を着ています!気軽に話しかけて下さいませ。(*^v^*)//ちなみに3部は途中で抜け、幕府に開国を訴えて切腹になった悲劇の絵師・渡辺崋山の墓巡礼に三河田原まで行ってきます。名古屋から往復4時間…どひ〜。//美術界にビッグ・ニュースが2つ。『クリムトの絵が史上最高値で落札』。なんと落札価格は驚天動地の155億円!1枚の絵が155億、これは幾ら何でもハジケすぎ。っていうか、ゴッホやミレーじゃなく、クリムトってのもビックリ(僕はクリムト大好きだけど、彼はまだ死後百年も経ってない)。所有権が個人から美術館に移った事で、鑑賞の機会が増えたのはグッド。もうひとつは『モナリザの習作初公開』。記事を読めばダ・ヴィンチの真作っぽいし、保存状態が悪いといっても、500年前の絵でこれだけ色が残っていれば十分!ずっと倉庫にしまっておくなら、ぜひ日本に巡回展示して欲しい〜! ※芥川龍之介が目印ッス! |
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6月20日〜島根県発のアニメ・クリエイター集団『蛙男商会』に夢中っす!特に墓マイラーの自分としては、古墳キャラが活躍する『古墳ギャルのコフィー』がツボ!あと『山陰国盗り物語』もシュール。テレビ放送は明晩の深夜が最終回。鷹の爪団の世界征服は成功するのか!?//ジョジョ名場面50選に6部ミニ・コラム『受け継がれゆく“黄金の精神”』を加筆!//いよいよ24日の荒木先生の講座まであと4日。前日にカプセルホテルに泊まるという数名の方から「せっかくなのでJOJOトークをしたい!」というメールを頂いてます。ホテル4階の自販機ルームが談話室になってるようなので、ジョジョ談義がしたい人は夜10時に自販機前に集合ッス。翌朝が早いので、短時間で濃い話をする為に(1)一番好きなキャラ(2)一番好きなシーン、この2点だけは事前に考えてきて下さいね♪※僕は仕事で夕方まで四国にいるので、もし間に合わなかったら、先に始めて下さい(涙)。※ジョジョ淑女の方、申し訳ないっす。カプセルホテルはムサ苦しい野郎しか泊まれないッス…。//パソコン・グッズで、ありそうでなかった「指マウス」。狭いスペースで作業することが多いので、これは欲しいかも! | ||||
6月19日〜なんと!ルイ・アームストロングが歌うド名曲『この素晴らしき世界』の動画があった!しかもベトナムに出征する米軍兵士の前で歌った、1967年の伝説のステージ!彼はベトナム戦争に反対していたんだけど、実際問題、毎日どんどん若者がベトナムに派兵されていくわけで、“今俺に出来ることは何か?”、そう考えたサッチモ(ルイのあだ名)は陸軍基地に出向き、翌日ベトナムへ飛ぶ新兵達に“どんな過酷な状況が待っていても、世界の美しさを絶対に忘れないで欲しい”と、この曲を歌ったんだ。『♪緑の木々に赤いバラが見える/それは僕たちのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/青い空や白い雲を眺める僕/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空に美しく映え、行き交う人々の顔を染めている/友人たちが握手をして「ご機嫌いかが」と挨拶する姿が見える/彼らは心から言うのさ「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊が泣いているのが聴こえる/あの子たちが大きくなって/僕よりずっと沢山のことを学ぶだろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんと素晴らしい世界なのかと!」。“今、俺達の世代は残念ながら戦争しているが、子ども達は俺たちより沢山のことを学び、より良い世界を作るだろう”、そんな思いを込めてこの曲を歌い上げた。2分37秒と短い曲なので、ぜひ聴いて欲しいデス〜!※動画の途中に挿入されている映画は、ロビン・ウィリアムズ主演の『グッドモーニング・ベトナム』っす。ちなみにジョジョ第6部最終話のタイトル「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」はこの曲から。荒木さんてばシブすぎ!//ここからは超傑作アニメ『伝説巨神イデオン』のファンの人に向けたマニアック・ネタ。静かなギターで始まりアグレッシブなドラムで終わる『TV版イデオンのOP』(1分20秒)に共に泣き、イデオンのスタッフが作ったダイターン3のパロディ『アジバ3』(1分51秒)に共に笑い、スパロボα3の「イデオンソード全開」(1分19秒)と「イデオンガン」(48秒)の効果音に鼻血を垂らし、最後は映画版の壮大なレクイエム@23人(3分、BGMは名曲カンタータ・オルビス!)に嗚咽しませう!(T_T) ウルウル | ||||
6月18日〜スケートとバレエの極めつけ『ボレロ』動画を発見!まずは史上最高の男子フィギュア・スケーター、エフゲニー・プルシェンコのボレロ!2001年のグランプリ・ファイナル(ショート・プログラム)の映像。めっさドラマチックな2分40秒!華麗な4回転、クネクネした不気味な動き(笑)、全てが魅力的だ。続いては1984年サラエボで、オリンピック史上初めてオール満点(6点)に輝いたトービル&ディーンの伝説のボレロ!4分30秒間、氷上を別世界に変えた2人。22年前の映像なので画質も音質も悪いけれど、2人の優雅な動きはちゃんと分かります。最後は世界のトップ・バレエダンサーでありながら、45歳の若さで病死したジョルジュ・ドンのボレロ!途中の部分がカットされてるけど、ソロのダンスで始まる神秘的な冒頭部分と怒涛のクライマックスは全部入ってます。これも画質が悪いけど、3分51秒を経過したところから最後まではホント「圧巻」の一言なのでぜひご覧あれ!※こんな風に映像がDVD化されていないもの(もしくは絶版)、再放送の可能性が皆無のものを、世界各国のファンがネットに残すのはアリだと思うし、芸術の幅広い普及の為にも、文字だけで“プルシェンコのボレロは鳥肌!”と伝えるより、ビジュアルで具体的に紹介できるのは、涙がチョチョ切れるほど有り難いッス!//今日の川口選手は神! | ||||
6月17日〜明晩は「日本Xクロアチア」「ブラジルXオーストラリア」の2本立てという大変な夜ですね。//明晩19時半からBS2で再放送される『名作平積み大作戦』は、ドストエフスキーの傑作「罪と罰」をピックアップ。本放送で見た時に、解説者の“きたろう”が、「これを読んだ後、半年誰とも口をきかなかった」「ソーニャが最高。女性はソーニャを知るべきですね」と熱く語っているのを見て、一気に彼のファンになった!嗚呼、同志よ!//そして深夜のNHK『Weekend
Japanology』。外国人向けの仏像特集って、めちゃくちゃ好奇心をそそられる!一体どんな風に魅力を紹介するんだろう!//昨日書いた24日の講演の件。座席券は朝8時半に配布、しかし徹夜で並ぶのは禁止ということで、「カジポンさんはどうしますか」という相談メールを複数の方から頂いている。えと、前日は名古屋駅前のカプセルホテルに泊まるつもりデス(予約完了)。サイトのクーポンを使えば3500円なので、庶民としてはこれが最良の策かと…(ただしココは男性のみらしい)。//紅白出場の最有力候補、仏像アイドル・ユニット『イケメンズ』のライブから、“ヘルズ・ビート”阿修羅の演奏シーンを入手!こりゃ、貴重な一枚だ!
6月16日〜今月24日の名古屋での『サタデープログラム』。僕の目当てはもちろん荒木先生の講座なんだけど、実は他の講師もびっくりする顔ぶれが揃ってる。「サンデー・プロジェクト」「朝ナマ」で活躍する田原総一朗、テレビに出まくりの丸山弁護士、女優の竹下景子、NHK「ニュース10」のメインキャスター・有働由美子&今井環、怒れる物理学者・大槻教授、アイドル・夏川純etc、こんな多彩な講師陣の講義を一般人も無料で聞けるなんて素晴らしすぎる。この東海高校って何!?こんな学校が全国にあればどんなに素敵だろう。ただホント、同時間に良い講座が重なってるのが残念ッ! |
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6月15日〜多数の洋楽&ジョジョファンの力が結集して完成した『スタンド元ネタの音源集』がスゴイ。全部youtubeの動画付き!集めに集めたりの約120曲!youtubeは著作権問題が持ち上がっているけど、画像を10分以内に限定していること、画質がよくないので市販品の脅威にはならないこと(むしろ画質に満足できない者が市販品を買うというCM効果がある)、こうしたことから見逃してあげて欲しいと思う。※リンク先はジョジョのファンじゃなくても充分に楽しめます。エンヤのライブ映像なんて初めて見た。日本公演やって欲しい人第1位ッス!//ミュンへン空港近くの巨大カーンのトンネル、めっさド迫力!//今年はフランシスコ・ザビエルの生誕500年。ほとんど報道されてないけど、ザビエルの子孫が来日中。飛行機で来たんじゃなく、水上バイクで東シナ海を越えて来たというから、先祖と同様に命懸けの来日だ。地味だけどスゴイ。//今春からBS-iでオンエアされてる、モンキー・パンチ原作の噂のアニメ『MUSASHI -GUN道-』。構想12年、欧米でもオンエア予定があり、番組プロデューサーは「世界の若者が見たら度肝を抜かれる」と豪語。その紹介サイトを発見!(第2話のハイライト動画は1分半なので見てみよう)。戦国時代に現れたガンマンが魔物もどきと戦うんだけど、効果音と場面が合ってない、動画の順番が違う、セル画の枚数が足りずカクカク動く、途中で着ている服が変わる、永遠に弾切れの無い拳銃、リンク先の「うおっまぶしっ」のセリフの様に何が眩しいのか分からない意味不明の脚本など、“酷すぎる”内容が「これをオンエアするとは度胸がある!」と絶賛され、視聴率が上がる一方。世の中、何がブレイクするか分からないねぇ(笑)。 | ||||
6月14日〜掲示板で教えて頂いた南米パラグアイ在住の日本人の方のサイト『パラグアイ』が面白い。文化や幸福観が日本人と全然違うので、どのエピソードも目からウロコ。南米の人々は貧しく過酷な生活でも、絶対に人前で悩むことはせず、周囲を楽しませることに全てをかけているという。サッカーのネタもあるし、読んでるだけで元気になれるコラムがいっぱい!ハイパーインフレや自動車泥棒、また背後からの銃撃などタフさに感心しちゃう。(半年以上も更新が止まっているのが寂しいな〜)//PS2版ジョジョの公式サイトがオープン!(元@JOJO)。解説画像をよく見ると「ポーズを決めろ!」でジョジョ立ちレベル2が炸裂しているッ!//クラシック音楽に情熱を捧げる若者たちを描いた爆笑マンガ『のだめカンタービレ』。最新の15巻が発売されたけど、ファンの方は『特別限定版』を無事にゲットできましたか!?特典はなんと5巻で主人公が仮装した、“ピアニカを持ったマングースの着ぐるみ”!しかもこのマングース、おへそを押すと「ギャボ!」と鳴きます(笑)。
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6月13日〜(昨日の続き)文学に苦手意識を持っている人は、約千ページもあるメルヴィルの『白鯨』の“分厚さ”に沈黙するかも知れない。しかも、上巻は遅々として話が進まずド退屈!テンポの速いテレビや漫画に慣れている僕らには、拷問に等しい展開が待ち受けている。なんせ、本編前のどうでもいい序章(鯨の話)だけで30頁あり、エイハブ船長は200頁を過ぎてやっとこさ登場する!200頁といえばそれだけで普通の小説一冊分だ。物語はたまにしか進まず、あとは作者メルヴィルが語る鯨のウンチク(トリビア)を延々と聞かされるのみ…。アクビの連続。辛い。まるで罰ゲーム。だがしかし!それこそが作者の狙いなのだ!作者は元々船乗り。海の上がどれほど退屈か知っている。出航したからといって簡単に鯨と遭遇できるわけじゃない。下手をすりゃ1ヶ月も出合えないこともある。メルヴィルは文章だけでなく、流れていく「時間」を体感させて、読者をピークォド号の一員にしてしまうのだ!読み手に無為な時間をわざわざ共有させることで、見張りが視界の彼方に鯨の群れを発見した時の、あの鼻血が出るほどの興奮を体験させるのだ!『白鯨』は生と死の物語。この作品は絶対に長編でなければならなかった。長期間を登場人物と過ごすことで、キャラの命の重みが増すからだ。短編では感情移入する前に決着がつき、白鯨との死闘で誰かが死んでも、死傷者X名という“数字”として受け止めてしまう。だが長編であれば、夜の甲板で星を見ながら船乗りの過去話に耳を傾けることもあり、酔い潰れた男が漏らす一言に胸を打たれたりする。何度も一緒に飯を食う。だからこそ、誰かが死ぬ度に「あいつが、人の良いあの男が逝ったというのか」と、底なしの喪失感にとらわれる。“もう船に奴はいない”。この感覚は長編小説なればこそ。何週間かかってもいい、最後の1頁まで読んで欲しい。エイハブ、イシュメール、スターバック、スタブ、フラスク、クィークェグ、タシュテゴ、ピップ、バルキントン…神であり運命である“白鯨”に命懸けで立ち向かった、か弱き人間たち。彼らピークォド号の仲間を、貴方は一生忘れないだろう。※白鯨は大抵の古本屋にあるし、岩波、新潮、講談社など各社から出版されてます。僕は新潮の上下を読んだけど、岩波は挿絵が豊富で読みやすいと好評。//人間の視覚は信用できないとよく言われるけれど、この“錯視”画像の右下のOFFスイッチをクリックした瞬間、思わず「うおッ!」って声を上げてしまった!マ、マジですかー! | ||||
6月12日〜(昨日の続き)小説『白鯨』はただの海洋冒険小説ではないッ!白蛇、白鹿など、自然界に現れた白い生物は、昔から聖なる存在として崇められてきた。地上最大の動物であり、しかも白色の“白鯨”は、「神」や「運命」の象徴だ。片や、捕鯨船“ピークォド号”の船乗りたちの国籍はオランダ、中国、インド、フランス、アイスランド、マルタ、イタリア、タヒチ、デンマーク、ポルトガル、英国、アフリカ諸国etc…、つまり船は世界の縮図であり、船乗りは全人類の代表だ。船長エイハブはかつて白鯨との戦いで片足をもぎとられる深手を負い(運命に敗北した)、以来、復讐の為に“世界の果てまで”白鯨を追跡している。ピークォドの船乗り達は、出航後しばらくしてから航海の目的が捕鯨ではなく白鯨との一騎打ちと知って驚愕する。誰もが“白鯨と戦って勝ち目はない”“自殺行為だ”と絶句するが、エイハブの熱く、激しく、鬼気迫る演説「貴様らは皆エイハブだ!」で、「白鯨上等!」「相手に不足なし!」という一種の熱狂状態へと変わっていく。唯一冷静なのが一等航海士スターバックだ。スターバックには陸地に愛する家族がいた。無謀な戦いで死ぬわけにはいかない。彼は思う「エイハブを暗殺すれば、皆が無事に家に帰れるんだ…!」(この時、船は日本近海。スターバックは「閉ざされた国、日本」と呟く。この本が書かれたのはペリーが来航する2年前であり、メルヴィルの博識が分かる)。僕が一番好きなキャラは二等航海士スタブ。彼はハンモックに入る時に言う「まったく、ぐっすり眠れるだけでも、この世に生まれてきた甲斐があるってもんだ!」。スタブは辛い人生を笑い飛ばして生きてきた。やがて訪れる決戦を前にスタブは大海原に叫ぶ「スタブにはスタブの歴史がある!俺はここで誓うぞ!俺はいつでも陽気だったと!」。船の舵を取るのはバルキントン。彼は4年間の危険な航海を終えて帰港した別の船から、すぐにピークォドに移って来た。彼は“陸地に足の裏を焼かれる気がする”男。港には慈悲が、安全が、憩いが、暖炉と温かい毛布がある。だがバルキントンには港の優しさが危害であり、それにちょっと触れるだけで全身に戦慄がはしる「真理は絶海の孤独にある。陸地で生きる屈辱より、怒涛さかまく海の底に滅びた方がマシだ。地にすがり地を這うもの、おお、つまりそれは虫けらではないか!」。主人公イシュメールは白鯨と戦う腹をくくり、遺書を書き終えて思う「今から以後、何日生きるか分からないが、その分みんな丸儲けだ。これで死と破滅の穴に飛び込む用意は出来た。矢でも鉄砲でも持って来い!」。この魅力的な船乗り達が、総勢30名以上。読者は彼らと共に航海するのだ!!(明日、あと1回だけ続きます)//オーストラリア戦、ずっと押されてたけど点数はリードしていただけに、後半39分からの3連発はキツかったですね…。でも、川口選手のスーパーセーブは良かった。っていうか、オーストラリアは強かった。(>_<) | ||||
6月11日〜僕が超影響を受けた世界文学の大傑作、メルヴィルの『白鯨』。4日にオンエアされた『名作平積み大作戦』では同作を採り上げ、捕鯨船の一等航海士スターバックがコーヒー店の名前になったという雑学も紹介していた(3人で創業したのでスターバックスと複数形になった)。船長エイハブや主人公イシュメールではなく、脇役の名前というチョイスの渋さ!(どんなに創業者たちがこの小説を熱愛していたかよく分かる)。番組中の“白鯨”ガイドでは、作品をエビ天にたとえていた。文庫本で約千ページの大長編なんだけど、対白鯨戦というエビの部分はごくわずかで、あとの大きな衣、つまりクジラに関する大博物学という“鯨のトリビア大全集”が読んでて面白いというのだ。確かに本筋と関係のない、鯨の油の抽出法や鯨の料理法、世界各地の鯨伝説や様々な鯨の生態など、膨大な量の鯨トリビアで埋め尽くされている。“エビ天とは上手く言ったなぁ”と思った。しかし!放送時間の関係なのか、「片足を白鯨に奪われたエイハブの復讐劇」と「クジラ大百科」で話が終わってしまった。グハーッ!『白鯨』の魅力はそんなレベルじゃない!もっと、もっと、深く、壮大で、全人格、全存在を揺さぶられるものだ!世界各国の人種が1隻に乗り込み“白鯨”と対決することには意味がある!(以下、鼻息荒く明日に続く)//『功名が辻』。“本能寺の変”は、従来の弓矢による戦闘描写ではなく、種子島銃の壮絶な撃ち合い!信長夫婦が肩を並べて戦う姿は、あたかも戦国版『俺たちに明日はない』だった。首の付け根を撃たれ、ゼーゼー呼吸しながら「…ワシも死ぬのか」と言うシーンは、光秀を応援しつつも、ちょっと信長に同情。天魔は見事に散っていった。//明晩、いよいよ日本代表のキック・オフですね! | ||||
6月10日〜昨日、2本の映画のレンタルが解禁された。日本の映画各賞を総ナメにした『三丁目の夕日』と、ニコラス・ケイジ主演の『ロード・オブ・ウォー』だ。『三丁目の夕日』は劇場で脱水症状になりかけたほど体内の水分が涙となった名作。人と人の心の結びつきを描き、見終わった時に「人間っていいなァ」と思える作品。爆笑シーンもいっぱい!国境を超えて世界中の人に見て欲しい。/「今世界には5億5千万丁の銃がある。12人に1人だ。目指すのは1人1丁の世界…」こんなモノローグで始まる『ロード・オブ・ウォー』は、映画史上初めて武器商人の裏世界を描いた問題作。監督は傑作『ガタカ』の、あのアンドリュー・ニコル!米国では“内容が物議をかもす”として制作費が集まらず、1年半をかけて国外から資金を集めた。主人公は年商1千億円という超大物・武器商人(実在する人物がモデル)。取り引き先が平和になると彼はキレる「平和は大損害。停戦?もう発送したのに!和平交渉?言葉通り戦争しろよな!」。彼はコワモテの悪党ではなく、人なつっこい笑顔で微笑み、妻子を深く愛する男。自分は大量の武器を流すのに、家の中で子どもがオモチャの銃で遊んでいると“こんな危険なものは…”とゴミ箱に捨てる、そんな複雑な男だ。貧しい国に殺し合いの道具を与えて稼いでおり、密輸した機関銃で虐殺が起きると少しは良心が痛むが、そういう時は「俺が売らなくても結局は誰かが売る」と持論を展開。この主人公を執念で追い続けるインターポールの刑事は叫ぶ「世界平和の為には核問題の方が重要か?いや違うね。戦争犠牲者の9割が銃で殺されているんだ。核兵器じゃない。AK47こそ真の大量破壊兵器だ!」(AK47“カラシニコフ”は格安の機関銃。アフリカには銃があふれ、今やニワトリ1羽の値で機関銃が買える地域もある)。“死の商人”を拘束した刑事は言う「お前の動きを1日封じることで犠牲者たちの死を先送りできる。お前から1日奪うんじゃない。罪の無い人々に生きられる1日を与えるんだ」。しかし世界トップレベルの武器商人となった主人公は呟く「だが、米国大統領の輸出量は1日で私の1年分だ」。エンディングのテロップ--個人の“死の商人”も繁盛しているが最大の武器供給者は米・英・露・仏・中。この5カ国は国連安保理の常任理事国でもある。映画で世界の闇を知ったところで急に何かを変えられる訳じゃない。しかし、問題意識を持って生きることは変化の第1歩になる。決して説教臭い映画ではなく、エンターテインメントとしても完成度が高いので是非レンタルをオススメします!(大事なネタバレはしてないのでご安心を〜)※冒頭シーンの「銃弾の一生」は凄いインパクト。欧米の工場で誕生した銃弾が船でアフリカへ輸出され、それが少年兵に命中するまでを“弾丸からの視点”で描いている。//明晩の『功名が辻』は、ついに本能寺の変!楽しみな反面、来週から舘ひろし演じる鬼神・信長”がいないのが寂しくもある。光秀役の坂東三津五郎の名演(苦悩っぷり)にも期待! | ||||
6月9日〜地球温暖化の問題は、最悪の排出量の米国が無対策で呆れ返るやら腹立つやらなんだけど、前副大統領のゴアさんは環境保護や温暖化の専門家として頑張っている。ほんと、ブッシュでなくこの人が選挙で勝っていたらと、リンクを読んで思わずにはいられない。「我々に残された時間はあと10年」(アル・ゴア)。//昨日の更新で紹介したバッハの『トッカータとフーガ』、去年ポーランドのクラコフという町の一角で、大道芸人がアコーディオンで演奏していた。この青年が、めちゃくちゃ上手かったのでデジカメ動画をアップ(41秒)!//バッハとパイプオルガンといえば、美形俳優ジェラール・フィリップの墓巡礼の際(2004)に、熱を出してブッ倒れた南仏の教会で聴いた“イエスよ我汝に呼ばわる”が胸に染みた。ガラ〜ンとした教会で、オルガン弾きと、お婆さんと僕の3人だけ…※デジカメ動画(38秒)。最後に映っているのがオルガンっす! 6月8日〜今日の更新は久々にお薦めクラシック!荘厳なパイプオルガンが鳴り響く、バッハの『トッカータとフーガ・ニ短調』(9分15秒)をピックアップ!この曲の冒頭はドラマやCMで何度も使用され超有名。しかし本当にスゴイのはその先。曲の最後まで一瞬の無駄も隙もなく、全ての音がドラマチック。一音、一音が宿命を帯びている。際限無しにどんどん緊張感が高まっていく。音楽が建築物とすれば、この見事な建物を見上げたまま圧倒され立ち尽くすのみ。僕は以前、バッハはこの曲を人生の悲哀や痛苦を味わい尽くした晩年に書いたものと思っていた。ところがこれを20歳で書いたというのだから、悪魔と取り引きしたんじゃないかと疑ってしまうよ。普通に生きててこんなメロディー(まるで宇宙そのもの)が人間に浮かぶと思えない。演奏しているのは、伝説の盲目のオルガニスト、ヴァルヒャ。60年前の録音だけど、ヴァルヒャの魂はまだそこにある。※できるだけ大音量で聴こう!//一昨日に紹介した玩具の自爆スィッチのシリーズに、意味不明のハブ機能が搭載されたPC機器バージョンが登場。こちらは何と、自爆音サウンドを聴けるとのこと!って言ってもどう使えばいいのやら(笑)。 |
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6月7日〜調べものの最中に偶然見つけたサイト『yurai.jp』にハマった!2千社以上の企業の名前の由来を集めたサイトなんだけど、これが実に面白い。もう、トリビアの宝庫!小膝を叩いたものを幾つかあげよう。/『カルビー』はカルシウムの「カル」と、ビタミンの「B」から/『アシックス』はラテン語の「Anima
Sana in Corpore Sano(健全な肉体に健全な精神)」の頭文字/『キッコーマン』は“鶴は千年、亀は萬年”のめでたい言葉から「亀甲萬」を造語/『ヤクルト』はエスペラント語の「JAHURTO(ヤフルト=ヨーグルト)」/『キャノン』は“観音”菩薩/『マンダム』は「human(人間)」と「freedom(自由)」の合成語/『ヤフー』は創業者が開発したデーターベースの「Yet
Another Hierarchical Officious racle」の頭文字。※僕はガリバー旅行記の野蛮人ヤフーと思ってた。そんな自虐ネタなハズないよね(汗)/『UCC』は創業者「上島」、「COFFEE」、「CORPORATION(株式会社)」の頭文字/『ヤマハ』は創業者・山葉さんから/『フマキラー』はフライ(ハエ)とマスキート(蚊)の殺し屋(キラー)というハードボイルドなネーミング/『ドトール・コーヒー』はドラマチック。創業者はコーヒーの技術を学ぶため単身ブラジルに渡航し、現地の農園で3年ほど修行を積んだ。その時のサンパウロのアパートの住所がドトール通りだったので、初心を忘れないよう社名にしたとのこと/『コナミ』は切実&リアル。不況や外部からの「大波」が来ても安定経営で「小波」に変えられるよう、祈りが込められている/『チョーヤ梅酒』はまるで暗号!本社は古墳の多い羽曳野市。万葉の里には昔から蝶が多かったという。そして付近の二上山で採取される石は、石器時代に矢尻に使用されていた。で、造語の「蝶矢(チョーヤ)」が誕生した。これは絶対に由来が分からない!/『ダスキン』は微笑ましい。創業者は社名を「ぞうきん」にしたかったが、社員が恥ずかしいというので、「dustcloth(ぞうきん)」と「ぞうきん」を併せたという(笑)/文芸ジャンキー的に「おおーッ!」て声をあげたのが『ロッテ』。なんと創業者・重光武雄の愛読書がゲーテの「若きウェルテルの悩み」で、ヒロインのシャルロッテから来てるという!ウェルテルに愛されるが如く、多くの人に愛されるよう願ったとのこと。ちなみに『ロッテリア』はロッテ&カフェテリアから/そして!最大の仰天トリビアは『シャープ』。なんと創業者は“先のとがった鉛筆”こと「シャープペンシル」の発明者だった!シャーペンの先の金属部分の加工業から紆余曲折を経て、今の巨大家電メーカーになったんだって。いやはや、社名には色んなドラマがあるもんだねぇ〜!//荒木先生、46回目の御誕生日おめでとうゴザイマスーッ!//本日アクセス460万件ヒット!
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6月6日〜先日の『功名が辻/光秀転落』、皆さんご覧になりましたか!?光秀に対して目をむいてブチ切れた時の、信長のあの顔!テレビと分かっていても震え上がった。頭が切れて甘え上手な秀吉、静かに大局を見ている家康、領地を没収されフラフラの光秀。様々な個性と個性がぶつかりあう緊迫の45分。「ワシは天皇を倒し朝廷を滅ぼす」と不敵に言い放つ信長は、人物が強烈過ぎて下手な役者が演じれば完全に浮いてしまう。だが、舘ひろしは全くキャラ負けしていない。あの演技は、この先もう誰も越えられないのでは。主人公の山内一豊は、もし自分が光秀なら信長の非道への抗議で切腹すると語り、視聴者も自然と光秀に気持が重なり“転落”していく。次回の「本能寺」、絶対に見逃せない!※信長が家康に赤ワインをふるまう演出にニヤリ。外国文化に好奇心を持つ信長らしい。//動物の着ぐるみのニュース。従来は目や口から外を覗いていたけど、このパンダ・スーツは内部のモニターで外界を見るとのこと。面白いなぁ。//一部で話題になっている、玩具の自爆ボタン『プレジデント』。ただのボタンの玩具なのに、これを押せば何かが解決する気になりそうなのが不思議(笑)。ジュラルミン・ケースがまたそれっぽい。値段がなんと9476円!そんな高い値段を払うこと自体が自爆行為そのもののような気が(汗。っていうかレビューも…)。//掲示板で何度も話題になったゲーム『メタルギア・ソリッド4』の予告が公開された。これがなんと15分の大作。ちょっとした映画だね。//大晦日の名物となりつつあった格闘技イベント『PRIDE』が放送終了。何をやっているのやら。//ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ。大ケガをして再起が危ぶまれていたけど、無事に完治したようです。よかった! | ||||
6月5日〜ドッバーン!半年がかりでテコ入れしていた『恩人カレンダー365日』のリニューアルが完成!以前より400名以上も恩人が増えています!ぜひ同じ誕生日の芸術家がいるかチェックしてみて下さい。一緒の誕生日なら親近感が出てくるし、命日の芸術家がいたら「生まれ変わり」ということに!家族や友人、好きな人の誕生日も調べて、誰と一緒か伝えてあげませう。(*^v^*)※気が遠くなるような資料調べに協力して下さった、兵庫のYさん、北海道の I さん、本当に有難うございました!//公式UKチャート50周年を記念して英音楽専門誌のNMEが「古今最高のアルバム」の投票結果を発表!トップ20は以下の通り。20.ザ・ストロークス『イズ・ディス・イット』/19.クイーン『オペラ座の夜』/18.デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』/17.レッド・ツェッペリン『レッド・ツェッペリンIV』/16.セックス・ピストルズ『勝手にしやがれ』/15.ザ・リバティーンズ『リバティーンズ宣言』/14.ザ・ビートルズ『アビイ・ロード』/13.ザ・ビートルズ 『ザ・ビートルズ』/12.ザ・クラッシュ『ロンドン・コーリング』/11.U2『ヨシュア・トゥリー』/10.レディオヘッド『ザ・ベンズ』/9.ザ・スミス『クイーン・イズ・デッド』/8.ピンク・フロイド『狂気』/7.ザ・ストーン・ローゼズ『ザ・ストーン・ローゼズ』/6.ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』/5.オアシス『モーニング・グローリー』/4.レディオヘッド『OKコンピューター』/3.ザ・ビートルズ『リボルバー』/2.ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/1.オアシス『オアシス』。4枚も入っているビートルズはさすがに強い。しかしそのビートルズを崇拝しているオアシスが堂々の1位!オアシスのファーストが英国人にどれほど感動を与えたのかうかがい知れる(僕はビートルズのホワイトアルバムが最強と思うけどなぁ。あの混沌がタマラン!)。//本日、光栄にも複数の大手サイトに紹介して頂きました。結果、一部のページがアクセス・オーバーで落ちています(汗)。お手数ですが、少し時間をおいて再クリックをお願いします。m(_ _)mスミマセン※それにしても、この“さくらネット”、簡単にサーバーが落ちすぎだぞ〜!契約料が安いのは助かるけど、あまりにモロすぎる…。うーむ。 | ||||
6月4日〜7年前にサイトを立ち上げた時、初めてリンクを貼らせて頂いた個人サイトがHALさんの『Very
Very Glad Day』だった。そこにアップされていた、セピア色の幻想的な絵(この絵やこの絵)を見て、独特の落ち着いた雰囲気に僕は深く魅了された。海ガメの絵が乱れた心を静めてくれた。HALさんは僕より一つ年上の男性。メールを交わすうちに「いつかメシでも食べましょう」という話になった。でも、ネット上での「いつか〜」というのは社交辞令的なものが多い。それに、まだその頃はオフ会というのも今ほど普及しておらず、ネットで知り合って現実世界で会うのは珍しかった。まして僕は関西、HALさんは関東。若い男女ではなく三十路の男と男に特別な「引力」はなかなか生まれ難い(笑)。しかし、2人は半年ほどして会うことになった。2000年の冬、成田からキューバにゲバラの墓巡礼へ向かう僕を、HALさんが見送って下さったのだ。僕らは東京駅の待ち合わせ場所“銀の鈴”でおち合った。お互いに顔も知らないので服装を目印にした(HALさんは“坊主、メガネ、黒の革ジャン”という、本人曰く「限りない地味さ」が目印だった)。僕もHALさんも、どちらかというと内気で人見知りをする性格。当日まで本当に会えるのか分からなかった。銀の鈴ではほぼ同時に互いを発見した。「…HALさん?」「カジポンさん?」。僕らは地下の食堂街でトンカツ定食を食べた。緊張は急速に解け、話に花が咲いた。初対面なのに、警戒心がすぐに消えたのは、事前にお互いが映画好きで、感想も似ていることを知っていたのが大きい。映画の感想を通して相手の人生観を知っていて、しかもそこに共感していた。これで打ち解けないハズがない。それから僕らは、変な話だけど、なんで顔も知らなかった相手と一緒に飯を食ってるのか理由を考えた。半年前までは互いが生きてるのも知らなかったのに。僕らの結論はこうだった--“きっとね、本物に会いたかったんだよ”。メールやネットはあくまでも電脳の世界。僕がHALさんの絵を見た最初の感想は“これを描いた人に会いたい!”だった。絵の「技術」に惚れたのではなく、絵を生み出した「魂」に惚れた。HALさんは墓巡礼レポの嵐に呆れ、また惚れて下さったという。そして互いに“ホントにこんな人がいるのか?”となり、会って確かめたくなった。人生観が似ている“その人”に会いたかった。僕らは互いが実在していることを知って、笑った。僕は嬉しくて、少し泣きそうになった。HALさんはまだ画壇では駆け出しだったし、僕も脱サラして貯金を切り崩しつつ巡礼している最中で、両者とも懐は寂しく未来は不透明だったけど、「行けるとこまで行こう」と固く約束した(オゴッてもらったトンカツの味、一生忘れられないッス)。そして本題。非常に前フリが長くなったけど、そのHALさんが先日結婚されたので、心から祝福を送りますッ!おめでとうございますーッ!HALさんは結婚を機に禁煙を誓ったとのこと。魔の3日間の戦いの記録は読み物としても面白く、また禁煙を試みる人に勇気を与える文章なのでオススメっす。(ギャラリーにある新作もスゴイ)※トンカツ屋で別れ際にHALさんが折り紙で折ってくれたペガサスは、以後6年間ずっと旅のお守りになってます。※『Very Very Glad Day』トップページ
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6月3日〜明晩オンエアの大河ドラマ『功名が辻』の副題は「光秀転落」!そして来週が本能寺!もう、タイトルを聞いただけで鳥肌。明日は信長、光秀、秀吉、家康の全員が登場!主役の山内夫婦はもちろん、全員が超素晴らしい役者なので、ぜひ見ましょうッ!!//明晩は超お薦めがもう1本。19時半NHKBS2の『名作平積み大作戦』!僕の人生を変えた大傑作長編小説・メルビルの「白鯨」がピックアップされる!つ、ついに「白鯨」の登場する時が来た!どんな風に紹介されるのかめっさ楽しみだーッ!//今夜のK-1のセーム・シュルトVSチェ・ホンマン。試合を見てシュルトの完勝と思ってたら、判定は2-0(ドロー1)でホンマンの勝ち。もう唖然。会場がソウルで審判が空気に呑まれた?試合後のシュルト「なぜ負けたのか今でも理由がわからない。だが、判定に対して不満は言ってはいけないものだと思っている」。良い男だ。※K-1といえば疑惑判定の爆笑動画『武蔵VSケンシロウ』(ブラックユーモアがわかる人が対象。涙のセフォー、カラエフ…)。ちなみに僕は武蔵好きですよ〜。//科学ニュース、その1.恐竜が絶滅するよりずっと昔の2億5千万年前に、海の生物の9割(!)が大絶滅した隕石落下事件があった。その落下跡が南極で発見されたというニュース(しかしこの読売ネットは読み難い。記事の真ん中にバカバカしいほど巨大な動画広告を置くなんて、報道より広告が主役なのか?)。その2.人類最古の農作物は小麦やオリーブではなくイチジクとのこと。//アイフルのCMがないだけで、随分とサラ金CMが減った気がする。実に静かで良い。他の業者も一緒に自粛してるのかな(武富士はやたらと目立つ。まるでここぞとばかり流しまくってるようだ。空気を読め〜!)。//ワールドカップ開幕まであと6日! | ||||
6月2日〜掲示板でとり上げられた、リハビリテーション医療の打ち切り問題。多田富雄さんのこの声明文「リハビリ中止は死の宣告」を読んで、コトの深刻さを思い知った(3分あれば読めるので御一読を!)。「リハビリは単なる機能回復ではない。社会復帰を含めた、人間の尊厳の回復である」。これは親や自分がいつ当事者になるか分からないこと。誰にとっても起こり得る、明日は我が身の問題です。声明文を読んで打ち切り反対と思われた方は、署名活動サイトからぜひ署名を(情報非公開で署名できます)。※呼吸器リハビリの打ち切りは6月29日、後がないッス。//とりあえず共謀罪の今日の採決はなかった。引き続き注視したい。//先日の新聞に小さく書かれていた、世界最悪のインフレ率(千倍!)というアフリカ・シンバブエのニュース。わずか5行の記事だったけど、一年間で郵便料金が53倍、家賃39倍、理髪代が45倍になったと紹介されていた。この5行の向こうにある社会の混乱を想像し言葉を失う。//このサイトは主に芸術の魅力を語るのがメインだけど、なぜ政治や世界情勢にも触れるのか?それは様々な作品を生み出す、人間の生命こそが究極の芸術だと思うからです。当たり前のことだけど、人間がいるから芸術がある。僕はこの生命という芸術を抑圧するもの、奪い去ろうとするものは、絶対に受け入れられないし、非力ながらも抵抗し続ける。この思想に右派も左派も関係ない。//リンク切れだった「ジョジョ立ち」を見たイタリアのジョジョ・ファンのページ、保存データを復元しました。笑い声は向こうでも「bwaahahahahaaa!!!(ブワッハハハーッ!)」で一緒なんですね(笑)。ちなみに台湾はコチラ。「哈哈哈哈哈哈!!(ハハハハハ!!)」漢字だから何となく意味が分かる。//今日は光栄にも@JOJOさんがサイトを紹介して下さったので、アクセスが集中したページは開きにくくなっています。でも、何度か読み込むと開きますのでよろしくお願いします。r(^_^;) | ||||
6月1日〜民主主義の命は言論の自由。国会で問題になってる「共謀罪」は、政府に対する“座り込み”の抗議運動など、「犯罪」の計画を“話し合っただけで”実行しなくても罪に問える法案だ。密告者を減刑する項目があることから、政府に逆らう組織に扇動者を入れ、密告して全員逮捕、そんな使い方だって可能だ。左派だけでなく保守派を代表する論客・櫻井よしこ氏も警告する「共謀罪は暗黒社会の到来を意味する。住基ネットと合わせて、権力者が市民を監視する独裁国家になる。一体、誰が何の目的でこんな悪法を通そうとしているのか。市民の自由を守るため、思想信条の違いを超えて、共謀罪成立を阻止しなければならない」。警察はでっちあげの「疑い」でも逮捕拘禁できるし、「言った」「言わない」になると、魔女狩りと同様で、言ってないこと(無実)を証明することは難しい。国会では一昨日まで“採決見送り”と言われていたのに、状況が一転。民主党の修正案「国境を超える犯罪に限定」「刑罰が5年以上の犯罪に限定」を自民が受け入れたことで明日午後にも採決の可能性が出てきた。この修正案を見れば問題はないように見えるけど、法案は成立さえすれば後から容易に改正できる。戦前の治安維持法は、制定の3年後に最高刑が10年から死刑へと一気に引き上げられ反戦平和思想を抱く全ての人々への弾圧に使われた。民主党が採決に応じるのなら、「絶対にこの法案を拡大解釈しない」という確約を得てからにして欲しい!近隣の某国のように言論の自由がなくなっちゃ困る。//最近のテレビ番組は視聴者を半分ダマしてでも視聴率を稼ぐという露骨な演出が本当に多くなった。「この後、想像を絶する展開に!」「CM後、とんでもない出来事が!」ってアオリを、全然たいしたことがなくても使いまくってるし、「この後もまだまだ続きます」ってのも1分だったりする。いよいよという場面でCMに突入するエグイ演出も数知れず。例えば『トリビアの泉』。ストレスが溜まりまくるので、ナマでは絶対に見ない。数年前までは今ほど酷くなかった。番組の質が高ければ良いシーンでCMを入れなくても、チャンネルを変えずに最後まで見るのに。どの番組でも大事な所でCMを入れるのは、局が「視聴者の気持なんか知りません」と宣言するようなもの。間に入ったCMへのイメージも悪くなる。そんな演出をして、プロとして恥ずかしくないのかな…。CM後の長〜い「巻き戻し」と同じで視聴者を馬鹿にすんなって感じ。//芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した洋画家・和田義彦の盗作問題。アーティストが他人の優れた作品に影響を受け、それをモチーフに自作を生み出すのは普通のこと。氏の場合は疑惑発覚後の態度がいけない。素直に事実を認めればいいのに「盗作ではなく全く別の作品です」とムキになって主張するインタビューを見て目が点に。コレとコレは盗作どころか「模写」なんだけど…。//9月23日から来年1月4日まで、東京・上野の森美術館で『生誕100年記念 ダリ回顧展』の開催が決定!やった! | ||||
5月31日〜映画は娯楽という一面だけではなく、陽の当たらない社会の問題や矛盾を人々に伝えるという大切な役割も間違いなく持っている。公開中の社会派映画『ナイロビの蜂』がまさにそれ。アフリカで悪事を働く外国企業に立ち向かった夫婦の物語だ。純度120%のド硬派ムービー。政府高官もグルになった巨悪を暴こうとすると、欧米でも脅迫や圧力がかかったりするけど、アフリカの場合は速攻で殺されてしまう。その危険を知りながら真相を追い続けた主人公夫婦は真の英雄。宣伝では「珠玉のラブ・ストーリー」って書いてて、もちろんそのコピーは間違ってないんだけど、見終わって最も記憶に残ったのは、アフリカでの恐ろしいほどの人間の生命の軽さ。あまりに安い。そして超貧困なのにピストルやマシンガンはたっぷりある、その異常。骨の髄まで西側に吸い尽くされている。…もちろん、映画でアフリカの絶望を知ったからといって、すぐに何かを変える事ができる訳じゃない。でも、現在進行形の悲劇を知っておくのは大切だと思う。知識がなければ永遠に無関心のままだもの。女優のレイチェル・ワイズは妻のテッサ役を演じ、その素晴らしい演技でアカデミー助演女優賞に輝いた。テッサ最高。80点献上。//明日は“映画の日”で料金が千円のとこが多いので、仕事や学校の帰りに足を運んでみては。良い映画が色々公開されてるけど、“1本”を選ぶとなれば、体の芯から元気が湧く『RENT/レント』!先週末に同作のサントラCDをアマゾンで買い、もう毎日狂ったように聴き倒してます。(*^v^*)//ウチのサイトは全ページだと1日のアクセスはのべ3万件強。で、どんな検索ワードが最も多いかというと、「文芸」でも「ジョジョ」でも「カジポン」でもなく、なんと「鑑真」!自分でもこの流れは意外。このページっす。もしかして鑑真和上のブームが密かに来てるのかな? | ||||
5月30日〜モーツァルトの音楽には自然界にある和音や、心地良い呼吸のリズムが反映されているという。牛舎にモーツァルトを流すと乳の出がよくなるとか、鶏舎に流すと卵をよく産むとか、最近そんな話をよく聞く。実際に効果を検証したものを見たことがなかったけど、先日の『ためしてガッテン』で興味深い実験をしていた。カイワレ大根の種を用意して、(1)無音(2)激しいダンス・ミュージックを聞かせる(3)モーツァルトを聴かせる、この3つの環境で一週間後に成長の違いを比べていた。結果は、無音が3cm、ダンス音楽が3.5cm、モーツァルトが5cm!音の振動が成長を促すなら、強いビートのダンス音楽がイチバンのハズ。しかし実際にはモーツァルトが極端に成長している。番組では原因を“ハッキリ分からない”としていたけど、これだけ差があると生命体に何か良い影響があるのかなって思っちゃう。胎教や赤ちゃんに良いってのは本当かも。不思議なものだなぁ。//アイルランドの歌姫、エンヤの公式サイトがあるのを初めて知った。“ミュージック・ルーム”で彼女の曲が何曲か聴けるようです。5曲目の「ウォーターマーク」は何度聴いてもいいッス。静かで落ち着いたサイトだなぁ。//訃報が続いている。カンヌに2度輝いた今村昌平監督が逝く。昨日は俳優の岡田眞澄氏が他界。//明晩10時のNHK『その時歴史が動いた』。政府が発表しないベトナム戦争の真実を追い続けたジャーナリストたちの、命懸けの活動を紹介するとのこと。予告だけで感動。 | ||||
5月29日〜カンヌ映画祭速報。最高賞パルムドールはケン・ローチ監督『ザ・ウインド・ザット・シェークス・ザ・バーレー』が受賞。役所広司が出演している『バベル』は監督賞を受賞!//アフガニスタン、出口見えず。イラク、出口見えず。米国は対テロ戦争の真最中だが、米の若者でイラクの場所を知っているのは4割以下!。なんという無関心。でも日本は国会議員が知らない。テレビによく出る山本一太議員。彼は自民の「外交副部長」でイラクへの自衛隊派遣を強硬に主張した代表的人物。元国連職員、外務省政務次官で“国際派”が売り物。ところが先月の爆笑問題の番組で、イラクの場所を白地図で問われて「シリア」に色を塗っていた。わざわざ線引きまでされている地図なのに、どうして湾岸ではなく地中海に面したシリアに色を塗るのか理解できない。しかもオンエア後のブログの内容がいさぎよくない。「コートジボワールとか、シエラレオーネの場所を示す自信がない」って…あなたが知らなかったのはイラクなんですけど。僕は自衛隊の派遣そのものには反対したけど、危険と背中合わせに現地で頑張っている隊員のことは心から応援しているし、無事に帰国して欲しいと願っている。ところが、山本一太議員はシリアに自衛隊の隊員がいると思っている(間違えた自民代議士がもう一人いたけど名前を失念)。贈賄事件や汚職で辞職する議員もいるけど、人の命や国策に係わる分、これこそ議員辞職ものだ。こんな政治家たちの命令で生命をはらねばならぬ隊員はたまらんだろう。サマワがシリアにあると思ってるんだから、そりゃ現地は安全なハズだよ…。(っていうか、同議員はクウェートも知らないことになる。シリアからクウェートに行くにはヨルダンやサウジもあるのに…。湾岸戦争を知っていれば、どう考えてもシリアに印をつけるなんてあり得ない。これは地図が苦手とかそういうレベルじゃない)。 | ||||
5月28日〜今日、京都国立博物館で開催中の『大絵巻展』に行ってきた。午前11時に行ったのに、トンデモない人ゴミだった!!「うひゃー、待ち時間90分か…ち、違う…ギョヘーッ!190分だッ!」入場するだけで3時間10分待ち!さらに!中に入ってからも「鳥獣戯画」「源氏物語絵巻」など、有名作品は60分待ち!!…並べばいいんでしょう…ええ、並びましたとも!(涙)。展覧会の感想は「よくぞここまで集めたりッ!」。日本美術史に輝く名作絵巻がこれほど多く集まった展覧会は初めてだし、今後も数十年は不可能だろう。「これも国宝!あれも国宝!」そんな感じの国宝と重要文化財のオンパレード!随喜の涙がほとばしった!会期は次の日曜まで。行ける人はこの“本物”を見られる貴重な機会をお見逃しなく!(明日月曜は休館)。展示品はこのハイライトのページで色々紹介されてます!警備員の話では9時半の開館時で既に90分待ちの行列が出来ていたという。あまりに客が多いため、閉館時間はこれから最終日まで連日19時に延長されるとのこと!(金曜は20時半まで!)。入館は1時間前までなので要注意。あと、「源氏物語絵巻」は2千円札で有名な“宿木”の展示は残念ながら終了し違う場面にチェンジ。その代わり「鳥獣戯画」はこれまた超有名なウサギとカエルの相撲場面が展示中!※京都博物館の正面はイケメンズのLIVEが敢行された三十三間堂っす。彼らの師匠もいるので足を運びませう!(笑) 悪夢!! |
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5月27日〜昨日紹介したチョロメテの動きもビックリだけど、こっちのジャンケン・ロボも地味ながらスゴイ。頭で念じただけで、何も操作しなくてもジャンケンを出せるなんて、おったまげた!//サイトを運営して7年になるけれど、いまだにパソコンがよく分かっていない。今日、[Ctrl]+[F]キーでページの検索が簡単に出来ることを知った!なんて便利なのか!もっと早くこの機能を知りたかったデス〜。//@JOJOさんで紹介された「荒木飛呂彦先生・名古屋講演」のニュース、驚倒して鼻血が出た。90分の講演、しかも無料。こんな夢のようなことを実現する東海中学・高校に祝福あれ!6月24日(土)、もちろん今から予定を空けておく!//こちらも@JOJOさんから。ジョジョ6部で双子なのにプッチとウェザーの肌の色が違うんだれど、実際にそんなニュースがあったので紹介。双子で色が違うのは100万分の1の確率だそうです! | ||||
5月26日〜1年は52万5600分という。公開中の映画『RENT/レント』はブロードウェイの大ヒット舞台の映画化。冒頭から実に素晴らしい(リンク先の予告編で流れてます。この予告、スゴク良い!)。「♪あなたは1年を何で数えますか?夜明けの数?日暮れの数?コーヒーカップの数?思い出の数?笑いの数?悲しみの数?流した涙の数?愛の数ではどうだろう?52万5600分の旅を何で数えますか?」。特定の主人公はおらず、映画監督の卵や無名のミュージシャンなど、複数の若き芸術家たちの1年を描く。愛、野心、ドラッグ、夢の挫折、様々なものと向き合いながら、互いに支えあって生きていく姿を追う。元々ミュージカルというだけあって、音楽は最初から最後まで魅力的なナンバーがズラリと並び、曲を聴きに行くだけでも見る価値あり。登場人物の一人、ゲイの“エンジェル”がめっちゃ良い性格で、映画というのを忘れて人生を語り合いたくなった。作品を観た人は“エンジェル”のことを思い出すだけで、壁にぶつかっても一歩進めるんじゃないだろうか。90点献上!※“レント”とは“家賃”。皆ビンボーなので払えなくて崖っぷち状態。しかも去年の家賃(汗)。/話題作『ダ・ヴィンチ・コード』レビュー。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の謎解きは、文芸ジャンキー的にも面白かった。何度も見ている絵なのに気付かないものなんだねぇ。英国の某科学者の墓が出てきた時は、昨夏に墓参したばかりだったので、墓マイラーの血が沸騰した!長い映画だけど、退屈せずに一気に最後まで見せてくれる。ただ、個人的には物語の結末にさほど衝撃もなく70点どまり。いずれにせよ、このヴァチカン&カトリック教会が怒りまくりのタブーを描いた監督やスタッフ、出演したトム・ハンクスの勇気を讃えたい(恐れをなして出演しなかった俳優もいた)。※映画がキリストを侮辱してると思わないし、僕は逆に親近感がわいたけどなぁ。//小型ヒューマノイド・ロボット“チョロメテ”の映像(2分42秒)。ここまで動けるなら、モビルスーツ実用化までもうすぐだね(笑)。価格は50万だって。//掲示板で紹介されたグーグル・ロゴの話題。99年から色んなバリエーションがあったんですね。 ゴッホ風のが一番好き! |
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5月25日〜今月に入ってジョジョ名場面50選、全キャラ美術館、ジョジョ運動会と立て続けにアップしてきたジョジョ・コーナーも、今日の更新でひとまず小休止。グランドスラムとなるトリのアップは「京都・紅葉ジョジョ立ち」。少し前のイベントですが、紅葉に彩られた晩秋の古都は美しく、ジョジョ立ちとの風情あるコラボレーションをお届けシマス!※幹事のお2人さん、素敵な企画を有難う!(*^v^*)//今日はとてもアクセスが多く、画面が開きにくくなっています。更新ボタンを数回クリックすると画面が開くのでお試しクダサイ。//ジョジョ立ち教室で「花京院喰い」など日夜修行を続けてきた生徒たちが、ついにスタンドを出せるようになった!右写真はその決定的瞬間を捉えたものだ! 拡大画像! |
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5月24日〜次の日曜で会期が終わってしまう『肉筆浮世絵展/江戸の誘惑』(神戸市立博物館)に行って来た!ス…スゴかった!量産される版画ではなく、北斎や歌麿が絵筆を握って描いた、この世にたった1枚の絵画たち。作品から絵師の生命の炎が立ち昇って来るようだった!公開されている全作品が海外に流出したものなので、今回のチャンスを逃すと、次はいつ鑑賞できるのか分からない(変り種では、北斎が“提灯(ちょうちん)”に描いたものまである!春画も…汗)。もし残り4日の間に足を運べるのなら、ひと目ご覧になられることをお薦めします!ただし、モーレツな人ゴミ。入場の待ち時間はピーク時だと30分以上とのこと。26日(金)、27(土)の2日間は19時までやってます。学校や会社が終わってソッコーで行くという方、もし30分〜1時間しか見られないなら、作品展示番号13(「鏡面美人図」北斎)、17(「朱鍾軌図幟」北斎、2m30cmの大作!)、27(「遊女と禿図」歌麿)、36(「鳳凰図屏風」北斎)、46(「三味線を弾く美人図」歌麿)、63(「李白観瀑図」北斎、ド迫力の滝絵!)、67(「提灯絵・龍虎」北斎)の7作品だけは絶対に見逃さないよう!※今展覧会の図録は素晴らしい。美しい発色、丁寧な解説、2200円の価値は充分にある。っていうか、8千円位でもおかしくない。超オススメ! 北斎の肉筆鳳凰! //イタリア・ジョジョ立ちのゲスト・コーナーに投稿作を追加アップ!今年は2〜4月の3ヶ月連続でジョジョラーが聖地を巡礼してます。(*^v^*) |
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5月23日〜ルックスは超オタッキーな秋葉系なのに、ダンスの切れ味はバツグン、そのギャップが鮮烈な“シャッシャッシャッ・ヴォーイズ”。彼らの最新レア動画をゲットしたので、メンバーの許可を得て一部(1分間だけ)を公開!ユニットの結成は03年の夏。“電車男”ブームの前から、彼らのミステリアスなダンス・パフォーマンスは話題になっていた。巷では倖田來未などが“エロかっこいい”と言われているけど、彼らの場合は“ダサかっこいい”。渋谷、新宿、大阪道頓堀、名古屋など主要都市で既にゲリラLIVEを敢行。今年の秋以降に単独公演の計画も進行しているらしく、ブレイク必至!※動画注釈…セリフが聞こえにくいけど、メイド喫茶担当の子は「いらっしゃいませ」、彼らが口々に叫んでるのは「萌え〜ッ!」という言葉です(笑)。もうすぐ君の街にも来るかも!?(動画が固まる人は右クリック“対象をファイルに保存”でトップに保存してから見ると、スムーズに見られます。昨日のジョジョリンピックの動画も同様ッス) 激レア最新動画(1分) メンバーは左からS・ボーイズ4号、1号、5号、2号、3号。//もっとシャッシャッシャッ・ヴォーイズが見たい方、S・ボーイズ5号が単独で“なんちゃって”ピンクレディーの「SOS」に参加(18秒)しているコチラもオススメ!動きが最高、爆笑デス!//明晩8時の『ためしてガッテン』、モーツァルトの音楽の癒し効果や、メロディーの魅力を科学的に検証するそうです。これは楽しみ! |
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5月22日〜ドッギャァァアアン!ジョジョとスポーツの融合を目指して先月開催された“ジョジョの奇妙な大運動会”『東京ジョジョリンピック2006』の特集レポをアップ!ジョジョ・ネタ尽くしの炎の3時間。ミニ動画もあるのでお楽しみ下さ〜い!(*^o^*)//サイト読者の数名の方から、公開中の映画『RENT/レント』をモーレツにプッシュするメールを頂いてます。観に行きたいなぁ。 | ||||
5月21日〜サラ金のボロ儲けには大手銀行(信託部門)も大いに加担している。借りるのが馬鹿馬鹿しくなるシステムを少し紹介。アイフルはたったの1.61%の金利で住友やみずほから調達した資金を、客に約17倍の26.9%(!)で貸し付けている。アコムはUFJ等から1.64%で借り24.3%(約15倍)で貸付を、武富士はみずほ等から1.85%で借り25.2%(約14倍)、プロミスは住友他から1.75%で借り24.2%で貸付(約14倍)ている。テレビで歯止めなく大量にサラ金の“超平和な”CMを垂れ流す一方、1%台で調達し20%台で貸付ているわけ。サラ金会社は笑いが止まらんよね。→利息制限法の上限20%を超えていても、小泉首相は「貸す方も悪いが借りる方も悪い」と3日前の行革特別委員会で答弁。ただでさえも貯蓄ゼロの家庭が3割になって苦しんでる人が多い現状で、“借りる方が悪い”はないだろう…。とにかく利息制限法では上限20%なのに出資法では30%までOKという訳の分からんグレーゾーンだけでも撤廃せねば、今回のアイフル騒動も何の教訓も残さぬだろう。※サラ金会社や銀行だけでなく、テレビ局にも企業倫理を問いたい。何でもありなのかと!少なくとも僕の学生時代まで(15年位前)、サラ金のCMは深夜映画の間など夜中オンリーだった。今は真昼間から!//大相撲、21歳の白鵬優勝おめでとう。白鵬は体がめっさ柔らかい力士。お相撲さんだからお腹がデーンと出てるのに、座った時に開脚の体勢で上半身がピッタリと地面につく。今場所は横綱が欠場してたので、来場所での対決が楽しみだ(入門時は体重68キロという軽さ)。//ダイビングをこよなく愛する友人が、冬に知床の流氷の下に潜った時の写真を送ってくれた。天井からグリーンの柔らかな光が差し込んで、すっごい神秘的(マイナス3度)。この時は地上の方がマイナス10度で寒かったらしい。今日は蒸し暑かったのでこの写真を見て涼む。 クリオネがいたんだって! 5月20日〜今週末は仕事で不在なので、先に日曜の番組情報をアップしておきますね。次は日曜夜に更新します。 |
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5月19日〜僕がこれまでに見たNHKの科学ドキュメンタリーの映像の中で、最も釘付けになった『地球大進化』の「巨大隕石衝突シュミレーション」(7分32秒)がネットで公開されている。リンク先はNHKの公式HPじゃないので気が引けるのですが、これだけ凝った本格的な映像は一人でも多くの人に伝わる方が良いと思い、紹介させて頂きました(国営放送だし、番組全部じゃなく最後のとこだけだし…汗)。地球はこのクラスの隕石の落下を7回も経験しているという。その度に生物は絶滅の危機に瀕したけど、ギリギリで生き残って人類にまで到達した。ホント、生命はスゴイや。//今最も注目している指揮者はゲルギエフの弟子ジャナンドレア・ノセダ。感情を爆発させた熱い指揮は見ているだけで興奮。その熱狂に巻き込まれてしまう。ノセダっていう日系っぽい名前だけどミラノ生まれの生粋のイタリア人。今後、もしテレビ・ラジオでこの名前を見たら要注目ッス! | ||||
5月18日〜昨日のジョジョ名場面の完成に続き、今日はジョジョ美術館の第6部キャラ館が完成&開館!こちらも1年半をかけてついに第3部、4部、5部、6部の全スタンド使い106名113種のイラスト化が終了しました。参戦された絵師の皆さん、本当にお疲れさまでしたーッ!!//ネットには良い面もあればマイナス面もあるけれど、海外に住む人との物理的な距離を取っ払ってくれたのは間違いなくプラス面。10年前では考えられないようなことも起きる。今日、ペルーのリマ在住の日本人の方から、「昨日のジョジョ名場面50選の最終回に感動…帰国したら絶対に全巻読みます!」とメールを頂いた。南米ペルーといえば日本にとっては文字通り地球の裏側。ネットが普及する90年代半ばまでならどうだったか。個人が趣味で書いたジョジョの解説など出版されるわけがなく、同人誌になる。僕の同人誌がペルーに伝わることは考えられないので、その時点でこの空想はジ・エンド。仮に奇跡が起きて本になったとしても、何年もかけてペルーの日系社会に伝わり、誰かが感想の手紙を書いたとしても3ヶ月くらいかけて届いただろう。それが!世の中にホームページという発表の場が誕生し、今では昨夜発表した文章の感想を、翌日に南米から頂くというブッ飛ぶ状況になった。この時代に創作活動が出来る喜び!今の若い子はネットがあるのが当たり前なので、僕の驚愕が伝わるかどうか分からないけど、ペルーからのお便りにそんなことを考え、感無量になった。(>_<)
//明晩19時半からのBS2『週刊お宝TV』のウルトラセブン特集、世代的にも超楽しみデス!//本日アクセス450万件ヒット! |
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5月17日〜2004年12月から約1年半をかけて書き続けて来たジョジョ感涙名場面50選が今宵ついに完結!「シーン50/ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」をアップ!永遠に続くかと思った50選。無事にこの日を迎えることが出来て本当に良かったです(涙)。荒木先生、宇宙規模の感動を有難うございましたーッ!※完全ネタバレなので未読の人は要注意!//日本映画の発展を目的として設立された映画学校「黒沢明塾」が設立一ヶ月で閉鎖…。大監督の名前を冠していながら何をやってるのか〜。どんなトラブルであれ、全映画人で支えていかないと!ホント頼んます。//アイフルがCM好感度白書で2年連続1位。サラ金のCMが好感度1位って…現実とかけ離れたイメージなのに、それがマイナスではなく評価の対象となるなんて、賞を贈る側は違和感を感じないのかな。//米国のノーベル物理学賞受賞者や物理学会からブッシュ大統領に向けて、イランに核を使用しないよう声明を発表。こんなに本格的な反対運動が起きるということは、それくらいブッシュは使用する気なのか?うーむ。 | ||||
5月16日〜ハリ・ポタの最新第6巻「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が発売。初版だけで200万部とはさすが。//お絵描き板をいつも見てるばかりで「線だけでも引いてみたいなぁ」という方の為に、超ウルトラ・スーパー・スペシャル初心者板となる「なんちゃってお絵描き板」を開設!線を引き色を塗る楽しみを味わいませう。ジョジョと無関係でもOK。っていうか、ただの図形でも可っす。(*^v^*)//
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5月15日〜1985年から20年以上買い続けてきた『少年ジャンプ』。現在30代後半の友人たちは、ドラゴンボール完結時、スラムダンク完結時、ジョジョ移籍時という3段階で、ジャンプから離れていった。今のジャンプ編集部のターゲットは小中学生という。友人いわく「俺がジャンプを切ったんじゃなくて、ジャンプが俺を切ったんだよ」。それでも僕は、買い続けてきた。デスノート、ハンターXハンター、ナルト、ワンピ、ジャガーなど、三十路男でも来週の発売日を心待ちにできるものがあった。ところが。デスノートが本日完結、ハンターは長期休載中、ジャガーは元気がない。ワンピだけなら単行本でいい。僕はどの漫画家さんも頑張って良い作品を残そうとしてるのは分かるから、批判はあまりしたくない。だけど岸本先生、今週のナルト、本当にあの絵でいいのですか。大ゴマの連発は少年マンガの王道としても、あまりに描き込みがなく、ページが真っ白。内容も4ページで終わるボリュームしかない。僕は単行本のおまけページにあった岸本先生の「初掲載時の喜びと興奮は一生忘れられない」「漫画を描いてて本当に良かった」という熱い雄叫びを知っているだけに、第2部の密度の薄さが残念でなりません。これがあの頃目指していた漫画なのですか。以前はもっと作品への怒涛の愛がページから伝わってきたのに…。//これを書いてるうちに、昔のジャンプが懐かしくなって本棚にある1986年第11号を久々に手にとった。この号は「北斗の拳」の大好きなキャラ・雲のジュウザが散る回で、ずっと大切にとっておいたんだ。ちなみに巻頭カラーはシティハンター。以降、北斗の拳、キン肉マン、魁!男塾、キャプテン翼、きまぐれオレンジ・ロード、ドラゴン・ボール(まだレッドリボン軍と戦ってる頃)、ハイスクール!奇面組、こち亀、聖闘士・星矢、銀牙etc(ジョジョは翌年から)。今のジャンプより100ページも少なく、7作品少ないのに、このグレード。そして170円。これが毎週続くんだもの、月曜が待てなかった。※この号、最初のカラー特集でファミコンのソフト紹介をしてる。見出しタイトルは「独占スクープ!ファミコン史上最強のゲームが登場!“ドラゴンクエスト”〜キャラ・デザインはなんと鳥山明先生!」。//追記。今日の文章は“あの頃は良かった”と振り返ることが目的ではなく、現状へのエールとして書きました。//さらに追記。これを読んだ嫁さん談「私はネウロとアイシールドが読みたいから買うよッ」。ハ、ハイ。 | ||||
5月14日〜今日は『2006年おすすめ美術展情報』をアップ!今年前半の目玉は現在京都国立博物館で開催中の『大絵巻展』っす。「鳥獣戯画」「源氏物語絵巻」など、こんなに多くの国宝絵巻が一堂に集まることは滅多にない。スゴ過ぎる。会期終了が迫ってきているので、僕も早く行かないと!※6月4日まで!//後半のイチオシは神戸と東京(コチラは年明け)で開催される『オルセー美術館展』。モネ、ルノアール、ゴーギャンの名品と共に、ゴッホの「アルルの寝室」がやって来る!//っていうか、神戸市立博物館の『肉筆浮世絵展』もスッゲ!なんじゃあ、この北斎の鳳凰(ほうおう)の鮮やかな赤色は(リンク先の真ん中)!版画とは全く異なる鮮烈な発色!5月28日までって、もうすぐ終わりじゃないか!(やっべ!) | ||||
5月13日〜ジョジョ名場面50選にシーン49『加速する世界』をアップ!クライマックスを語る回なので、今回のシーン49はモーレツなネタバレになっています。未読の人はそれを踏まえてお読み下さいね。この50選も次回でいよいよ最終回!//明日、日曜のオススメ番組の多さを見て、熱血マンガ家・島本和彦氏の名言「人生、ビデオをためるヒマはあっても、見るヒマなどなしっ!」を思い出した(笑)。//札幌に住んでる友人から「現在、桜が満開中!同時に梅も咲いてます!」と写真をもらった。※昨日の北海道神宮とのことです。つくづく、日本は広いなぁ!(沖縄は梅雨入り) 5月12日〜ボールペンや鉛筆を指先でクルクル回す“ペン回し”。この『ペン回し資料室』の2分43秒の動画はスゴ〜イ!(BGMが大きいので注意)。人間、極めればここまで難易度の高い技を連発できるのか!もう立派なアートだ。学生時代にこの動画見たら、授業中に特訓していたかも知れない(笑)※サイトのTOP//最近、友人の間で“まったく理由は分からないが当たってる”と話題になってる占いサイトが『筋肉占い』。誕生日と筋肉がどういう関係なのか不明だけど(笑)、性格の解析は当てはまる人が周囲に多いようデス。 |
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5月11日〜クラシック・ファンの最大の楽しみは、「好きな曲のベストの演奏を探し当てること」、これに尽きると言っても過言じゃない。ロックであれば、ビートルズのレット・イット・ビーの演奏は、どのミュージシャンがカバーするよりビートルズ自身の演奏が最高だし、ツェッペリンやクイーンの曲を他バンドがカバーしても、オリジナルには遠く及ばない。つまり、“決定盤が既に存在している世界”。ところがクラシックには作曲家自身の指揮・演奏が殆ど残ってないので、ファンは自分にとってのベスト演奏を日夜追い求めているんだ。数百年前の曲なのに、今も次々と新譜が発売され、ちゃんと市場が成り立っているのは、「今月発売されたCDがベストになるかも知れない」と購入するからだ。前フリが長くなったけど、僕が昨日から猿のように聴きまくってるのがワルター指揮&NYフィルの『ブラームスの交響曲第1番』(全曲聴けます!)、1953年の古い録音だ。この第1楽章の冒頭を聴いた瞬間「来た…来てしまった!」と思わず立ち上がった。この曲のマイ・ベストはミュンシュの指揮だけど、これはまだ著作権が有効なのでネット視聴はできない。無料で聴けるものでは、リンク先のワルターのものが僕には最高!地の底から音楽が唸りを上げながら生まれて来る、そんな劇的な演奏ッス。ベートーヴェンの曲が偉大過ぎて、交響曲を長年書けなかったブラームスが、40歳を過ぎてついに完成させた情念爆発の名曲デス!※とにかく凄絶な冒頭だけでも聴いて欲し〜い!//ジョジョ名場面50選にコラムその15「アナスイの恋」をアップ!予定コラムはこれが最後。あとはシーン49、シーン50で当コーナーは完成!//明日の誕生日カレンダー、賑やかだなぁ。漫画家の萩尾望都さんがポーに親近感を持っているのは、誕生日が同じということもあるのかな? | ||||
5月10日〜米国脚本家組合が映画の興行不振が続く中、脚本の重要性を訴える狙いで歴代の優れた映画脚本101作品を発表。トップ20は以下の通り。20,素晴らしき哉、人生/19,アラバマ物語/18.波止場/17,トッツィー/16,パルプ・フィクション/15,アパートの鍵貸します/14,アラビアのロレンス/13.卒業/12,博士の異常な愛情/11,明日に向って撃て/10,ゴッドファーザーPART2/09,
お熱いのがお好き/08,ネットワーク/07,サンセット大通り/06,アニー・ホール/05,イヴの総て/04,市民ケーン/03,チャイナタウン/02,ゴッドファーザー/01,カサブランカ。一般の観客とは違う、脚本家が選んだちょっと渋いランキング。参考にしませう。//ジョジョ名場面50選にコラムその14「6部DIOはフレンドリー」、そして「シーン48/ケープ・カナベラルの戦い」をアップ!//文芸ニュース。「米国で幻の手塚マンガ発見」。 5月9日〜ニューヨークの「息止め記録に挑戦」のニュース、失敗とはいうものの7分以上も止められたこと事態が驚異的!試しに挑戦してみたけど、僕は1分15秒が限界っす。//ジョジョ名場面50選の番外編、ミニ・コラムをまとめてアップ。まず「その8・やっぱり親子」を加筆。続いて「その9・エルメェス“兄貴”の世界」、そして「その12・その時ジョルノは?」、さらに「その13・このコンビならきっと上手くいく」をアップ。どれも小さなコラムだけど、書かずにいられなかったものデス。(*^o^*)//ジョジョ読者じゃない方、ジョジョネタばかりですみません。ここ半年間、ずっと文芸路線一色だったので、ジョジョを語りたくて、語りたくて、たまらんのです。//『全米が萌え』のニュース。それにしても日本産アニメの快進撃は凄まじい勢いだね(記事を最後まで読んでお茶を吹いた)。 |
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5月8日〜日曜から4夜連続で第一期が放送されているNHK『プラネットアース』。自然ドキュメンタリーで定評のある英国BBCとタッグを組み、5年間をかけて全世界200ヶ所で撮って来たと豪語する通り、素晴らしい映像の数々に驚嘆の連続。この番組はヘリからの空撮が多く、雄大な景色を一望する壮大な映像がいっぱい。普通はヘリから撮ると振動で映像がブレるんだけど、新開発の振動吸収装置を取り付けたことで、空から撮ってるのに固定カメラのような美しい画面なんだ。リンク先にある4分間の番組予告がスゴイので、ちょっと見てみて!(ペンギンの画像の上、“番組予告動画を見る”をクリック。ホッキョク熊の子ども、超カワイイっす!)ビバ・地球!
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5月7日〜今夜オンエアされた『ニッポン人が好きな100人の偉人!』。トップ20の結果は以下の通り。20.ベートーヴェン、19.ディズニー、18.吉田茂、17.ナイチンゲール、16.アンネ・フランク、15.福沢諭吉、14.美空ひばり、13.アインシュタイン、12.ダイアナ妃、11.西郷隆盛、10.土方歳三、9.ヘレン・ケラー、8.マザー・テレサ、7.野口英世、6.徳川家康、5.松下幸之助、4.豊臣秀吉、3.エジソン、2.坂本龍馬、1.織田信長。番外で特記したいのは、98.明智光秀、63.黒澤明、60.キング牧師、48.チャップリン、33.夏目漱石、32.ガンジー、27.ジョン・レノン、24.手塚治虫、23.ダ・ビンチ。この番組、外国人の偉人も対象だったんですね。そうなってくると、ガンジーがトップ10に入らなかったことや、チャップリンの48位という順位は、自分的には「うむむ」。ベートーヴェンやジョン・レノンが10位以内に入らなかったのも、もっとスゴさを大々的に吠えていく必要があると痛感。番組はかなり駆け足だったけど、チャップリンがアカ狩りで米国を追放になるエピソードや、黒澤の完全主義者ぶりを丁寧に解説していたのが良かった。マザー・テレサがここまで日本人に愛されてると思わなかった。大好きなのですっごく嬉しい!(信長が1位で光秀が98位…光秀の評価はまだまだ低いなぁ)/この番組を見て思わずメモッた良い言葉を3つ紹介。「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。人は負ける事を知りて人より勝れり」(家康)、「松下電器は人を作る会社です。あわせて家電を作っています」(松下幸之助)、「(ある時、弟子に“実験失敗ですね”と言われて)失敗じゃないさ。この方法では上手くいかないって発見が出来たじゃないか。だからこの実験は成功なんだよ」(エジソン)。※南方熊楠、大塩平八郎は100位圏外だった…(涙)。 | ||||
5月6日〜「アニメの最高傑作は何?」と問われれば、多くの人が宮崎アニメやディズニー映画から1本を選ぶと思う。僕のイチオシは富野監督の作品。と言ってもガンダムじゃない。その名は『伝説巨神イデオン』。3時間3分の大作だ(劇場での立ち見は辛かった)。イデオンが公開されたのは1982年。24年も昔だ。しかし、僕はそれ以降、いまだにこの作品を越える作品と出合っていない。世の中には毎年膨大なアニメが制作されているにもかかわらずだ(黒澤映画など実写を入れても、イデオン級の邦画は片手分しかない)。イデオンが従来のアニメと違ったのは、敵味方が野心から征服戦争をするのではなく、互いのことをよく知らないという、未知なる異文化への“恐怖から”武器を手に取ってしまうことだ。どこかに悪の親玉がいるわけじゃない。皆、ただ生き延びたいだけ。戦いを避けようとしながらも、小さな誤解や偏見が少しずつ重なって、「侵略されたらどうしよう」という不安が「やられる前にやれ」に変わり、肉親や友を殺された者は相手を根絶やしにするまで許せなくなる。最初は片田舎の惑星で起きた小さな争いが、やがて銀河を超え全宇宙へ拡大していく。しかし、一方では“冷静に話し合えば理解し合えるはず”と「相互理解」を訴えて和平実現の為に奔走する人も出てくる。敵味方の運命が絡み合う、壮大なギリシャ悲劇のような哀しみのスペース・オペラだ(滅亡に突き進む中、キャラの一人が「じゃあ私達、なぜ生きてきたの」と泣くシーンは映画史に残るだろう)。過去、一度DVD化されたがすぐ廃盤となり、ネット・オークションではずっと異常な高値(僕は「8万円」で落札されたのを見たことがある)だった。しかし今月、ついに再販された!価格はアマゾンで7860円(2割引)。当然、涙の即ゲット。業者の宣伝をする訳じゃないけど、期間限定生産なのでイデオン・ファンの人はマジでこの期を逃さぬよう!※BGMは未だモノラルのままだけど、さすがはDVD。クリアーな音で“すぎやまこういちサウンド”に浸れる。映像特典の湖川友謙イラスト集も充実。“平和なアジバ家の父娘”にジーン。ただし!今時、チャプターが「OP、本編、ED」の3つだけって冗談だろう!?【もっと詳しく解説】 | ||||
5月5日〜“世界で自分が何人目に裕福か”がイッパツで分かり、日本や欧米諸国の住民の価値観を一変させるサイト『グローバル・リッチ』。世界の貧困問題の深刻さが分かり、ほとんどの日本人は目からウロコだと思う。※海外サイト。初期設定はユーロだけど「円」を選択出来ます。年収を入れよう。//先日のジョジョ絵師の祭典『ジョジョのうろ覚えな100お題耐久ラン』のまとめサイトが公開されました。カンニングなし、制限時間2分で100人のジョジョ・キャラを描くという鬼企画。いや〜面白い!//サイト読者のぶーたろうさんから、石川県羽咋市のジョジョ・オブジェ群の中から、伝説の『ジャーン!』石の画像を頂きましたッ!今回、彫刻家・馬渕洋さんの作品ということが判明。同氏いわく「この作品はあなたが石の上に立つことによってはじめて完成します。どうぞお好きなポーズで」。立つべし(笑)!※石像制作を依頼したのは駅前商店街の事業協同組合で05年3月に設置。組合理事長談「街の玄関口となる駅前通りの風景がちょっと寂しかったが、電車待ちの観光客や買い物客らの憩いの場所となってほしい」。駅を出ればいきなり「ジャーン!」が待っているのだッ! ※「JOJO石」画像集 |
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5月4日〜『ブロークバック・マウンテン』。アカデミー監督賞を始め、各国で映画賞に輝いたこの映画は、20年以上にわたる男同士のラブ・ストーリー。といっても、2人とも根っからのゲイではなく、結婚予定の恋人もいる。ただ純粋に、友情が進展して愛し合ってしまう。こんなふうに文章で書くと、“いくら親友になったからって恋には進まんだろう”って思うだろう。でも、この映画はそれを違和感なく見せてくれる。孤独な魂を抱えた2人が雄大な自然の中で心を解放した結果“そうなってしまった”ことを、僕は当たり前のように受け入れることが出来た。異性を愛するのは、時に物凄くエネルギーを使うことで、それがしんどくなった時に同性にいくってのは分かる(同性は楽だもんね)。それにしても、宣伝コピーの「映画史上、最も心揺さぶられる愛の物語」というのは大袈裟すぎ。そんなコピーを見ると、観客は“一体どんなすごいストーリーなんだろう”って過剰な期待を持ってしまう。で、“期待したほどじゃなかった”ってなる。ここに描かれたのは普通の恋。たまたま相手が同性だっただけ。淋しい人間同士の、どこにでもある心の交流であり、特別じゃないからこそ、多くの人が共鳴し、胸を打たれるんだ。社会の偏見を恐れ、20年も他人に恋を隠し続けるその苦しさ。85点献上。映画を観終わった後も、いつまでもギターの音色が頭に響いて消えない。※何度もウイスキーをグイ飲みするシーンが出てくるので、見てるとそんなにウイスキーが好きじゃないのに超飲みたくなった。//『ヒストリー・オブ・バイオレンス』。クローネンバーグの恐怖の演出が冴え渡る冒頭シーンに戦慄。平和なシーンと思ったら突然始まるバイオレンス。本当に心臓に悪い映画だった。名優が競演し、先の読めない展開で、アッという間の90分。「物事を暴力で解決しようとするな」というセリフが重く残る。たった10分間の演技で助演男優賞にノミネートされたウィリアム・ハートの怪演ぶりに唸った。70点。//お酒を飲んだ後に何を食べたら一番早く酔いが醒めるかテレビで実験していた。3位は煎りゴマ、2位は玉子焼き、1位はブッチギリでグレープフルーツ・ジュース!急速にアセトアルデヒド(アルコールが生む毒性物質)を分解して、頭がシャキッとするそうです。この情報は有難い。酔った頭は、ズーン、ズーンってしんどいもんね。 | ||||
5月3日〜今日観て来た3本の映画は、制作&脚本が“マトリックス”のウォシャウスキー兄弟の『Vフォー・ヴェンデッタ』、アカデミー監督賞や各国の賞に輝いた『ブロークバック・マウンテン』、クローネンバーグ監督の問題作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』。//『Vフォー・ヴェンデッタ』。米英が対テロ戦争の真っ只中にある中、よくこんな内容(一歩間違えればテロ推奨)の映画が公開されたものだと心底ビックリ。っていうか、制作費が集まっただけでも驚きだ(米独合作)。以下、重要ネタバレは抜きで内容に触れていく。時代設定は第3次世界大戦終結後の2020年の英国。独裁者サトラー(サッチャーとヒトラーのパロディ)が君臨し『国家忠誠法』のもと、反体制活動家、イスラム教徒、同性愛者らが“社会の不安定要因”として強制収容所に送られた後の世界。ロンドン市民は「秘密警察」によって全ての会話を盗聴されている。主人公の「V」は“人間は死んでも思想は残る”と政府に『テロ』で立ち向かうダークヒーローだ。400年前、国会(貴族院)を爆破しようとしたガイ・フォークス(英国では超有名。ナイス・ガイ、タフ・ガイの語源とも)。ガイは処刑されたがVは現代のガイとして政府に戦いを挑む。映画の冒頭で「もはやこの国の正義は死んだ」と主張し、“偽善の象徴”中央裁判所をいきなり爆弾テロで粉々にする(爆破のBGMはチャイコフスキーの「1812年」!音楽に合わせてドッカンドッカン!クラシック・ファンは随喜の涙!ぶっちゃけ僕はこの時点でもう映画代のモトはとったと思った)。一方、政府は秘密警察をいっそう強化して、市民へ容赦なく弾圧を加えていく。そして、Vは国会議事堂/ビッグ・ベンの爆破を企てる…。Vの活躍を応援する自分が次第に突きつけられたのは「悪い政府を倒す為ならテロも正義なのか?」。僕はテロに反対だし暴力ではなく言論で戦うべきと思うけど、言論で戦えない状況下(=抗議した瞬間に収容所で抹殺)でもそう言っていられるかと問われたら悩んでしまう…。監督はインタビューで“Vはテロリストか”と聞かれ「アメリカ建国の父・ワシントンも英政府から見ればテロリスト、南ア政府からすればアパルトヘイトに抵抗するネルソン・マンデラもそう。テロ犯か自由の戦士かは、歴史だけが答えを出せる」。そしてまた「国民自身がしっかりと政府を監視しないと、どんな世が到来するのか見て欲しい」とも。85点献上。マイナス点は警官を殺しすぎ。悪いのは警官ではなくその上部!断言できることは、この映画が公開されている国はまだ民主主義が死んでないってこと。この映画のDVDが発禁にならないうちは日本も大丈夫。※Vという男は文芸をこよなく愛しており、会話の随所にシェイクスピアの『マクベス』など古典の言葉を挟み込んでくる。これがまたツボを直撃。ナタリー・ポートマンの迫真の演技、国家公安部・フィンチ警視ことスティーブン・レイの「静かな熱さ」が素晴らしい。“スミス君”ヒューゴ・ウィービングの力強い「声」も耳に残った。最後に一言。Vに目が行きがちだけど、“笑い”を武器に戦うTV局のゴードンも偉大!//あと2本の感想は明日に。 5月2日〜久々のおすすめクラシック。バッハの無伴奏チェロ組曲第3番。この曲の第1曲「プレリュード」は人類の至宝ッス!3分24秒だけなので、騙されたと思って是非一度聴いてみてクダサイ!(リンク先で聴けます)。次々と旋律が変化していき、実にドラマチック!たった一台のチェロが生み出す小宇宙。演奏者はスペインで独裁者フランコ将軍と生涯戦い続けたパブロ・カザルス。曲と音楽家の魂が融合した、歴史的名演がネットで聴けるこの喜び!録音は1936年、ちょうど70年前っす!※ちなみにCMとかでよく流れるのは第1番。//ゴゴゴゴゴ。ジョジョ名場面50選に渾身のシーン47『さらばウェザー』をアップ!ウェザーには強い思い入れがあるので時間がかかった。//明日は午後から映画を3本ハシゴして深夜に帰宅するので、更新はめっさ遅くなると思いマス…。やっと『ブロークバック・マウンテン』を観られる! |
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5月1日〜今日は暑いなぁと思っていたら甲府で33度オーバー!5月1日なのに、所によっては7月下旬の気温とのこと。昨日、温暖化のことを書いたばかりなので、その意味でも手に汗を握る気温だった。明日は5度近く下がるそうなので、皆さん体調を崩さぬよう気をつけて。//絵画の個人収集家がいるから、画家たちも生活していける、それは分かっている。でも、ゴッホやピカソの絵は人類共通の財産なんだから、年に一度は美術館に貸し出すとか一般公開して欲しい!この絵画オークションのニュースは氷山の一角。国連の条約で「美術品強制公開法」みたいな国際法はできないものかねぇ。//オールスター・マンガ家さんの写真。“絵に描いた様な”人から、こざっぱりとしたイケメンな人まで色々だね。 |
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