最新文芸情報


2007.3〜4

 4月30日〜今夜放送されたNHKスペシャル『高速バス戦争』。走っても走っても赤字…これはキツイ。規制緩和の結果、長距離バス会社が約2倍に増えて料金は安くなった。消費者としては安いほど嬉しいし、東京〜大阪が3700円なんてホント有り難い。でも経営努力で安くするといっても、人の命を預かる訳だし限界がある。現場では何が起きているのか。長距離バス会社の収入の大半は、旅行会社が払うチャーター料。国は安全面を考慮して、“これ以上チャーター料を低くしてはいけない”という公示運賃を設定している。しかし、バス会社が増えたことでイッキに旅行会社の発言力が増し、「このチャーター料でなければ他のバス会社を使う」と、公示運賃無視の低料金をバス会社に強制している(半額以下というケースも!)。バス会社の経営者たちは、“旅行会社が公示運賃を払うよう指導して欲しい”と運輸局に直訴するも、役人の答えは「旅行会社への指導は考えていない。むしろ、低料金の仕事は引き受けぬよう、バス会社が毅然とした態度を見せるように」と、けんもほろろ。バス会社には“一度でも仕事を断ると次から使ってもらえない”という深刻な事情があるから行政を頼っているのに…。番組では旅行会社側の言い分として、ウィラートラベル(年商50億)の社長が「公示運賃を払う気はない。バス会社の経営努力が足りないだけ」というコメントを流していた。だが、バス会社は経費をトコトン切り詰め、運転手の給料を下げ、限界まで経営努力をしている様子をカメラは映しており、旅行会社側の言葉は非情過ぎると思った(人件費削減のあおりで、過労で倒れる運転手も後を絶たない。一ヶ月に3日しか家に帰れない人もいた)。番組は「ここまで何とか頑張ってきたけど、もうダメかも」と肩を落とす、バス会社の老いた経営者のつぶやきで終わった。規制緩和は諸刃の剣。こうした例は、日本のあちこちで他業種にも起きてると思う。価格競争の名の下に、長年マジメに働いてきた人間の生活基盤まで破壊する事にならぬよう、行政がどこかでブレーキをかけねば。消費者の方も単純に「安けりゃいい」って考えを変えていかないとネ。NHKの番組の力は不明だけど、今夜の放送で業界の過酷さは全国に伝わった。旅行会社に公示運賃を払うよう指導が入ることを祈りたい。※再放送は5月2日深夜。//上映中の映画『ブラッド・ダイヤモンド』、超オススメです!ストーリーもディカプリオの演技も、何もかも素晴らしかった!近日中にレビューを書きます!

 4月29日〜JR東日本の駅発車メドレー(10分)、これを聴いてるだけで東京を一周した気になるかも♪//劇場版ジョジョの主題曲『VOODOO KINGDAM』(5分46秒)がYouTubeにあった!コレ使われている映像が超カッコイイね!特に最初の3分はファントム・ブラッド&第3部のハイライトが高密度で登場し、ファンには鼻血モノ。この曲はジョジョ・ファンを公言しているSOUL'd OUTが作っただけあって、歌詞はディオや荒木先生のイメージでいっぱい。「血統の妙、血統の業」「したたるペンに見る吸い込まれるしなやかなタッチ、BLACK&WHITE」等々。音楽と共に歌詞を目で追うと、SOUL'd OUTの才気がよく分かる。日本語の乗せ方が巧みというか、普通の人には作れない楽曲。間奏部分のメロディーもカタルシスがあって素晴らしい!※歌詞全文はコチラにて。繰り返すけど、この歌詞は音楽と合わせて読んだ時に化学反応を起こします!//ジョジョ・ネタをもうひとつ。先月ローマに行かれたR・Aさんから「ヴァチカン美術館にボスがいました」と写真を送って頂きました!確かに服を脱いでいる構図がドッピオからディアボロにチェンジするシーンと同じ!イタリアだけにファンにはツボですね(笑)。
   
「これは…試練だ!過去に打ち勝てという“試練”とオレは受け取った」(第61巻)
 4月28日〜昨日、世界的チェロ奏者のロストロポーヴィチが他界した(80歳)。芸術家として表現の自由の大切さを説き、旧ソ連時代に反体制作家を家にかくまい、47歳の時に民主化を訴えて市民権を剥奪され国外に追放された。戦後、国外追放になった音楽家などそうそういない。信念を持って行動した偉大な人だった。氏がバッハの無伴奏チェロ組曲(全6曲)を演奏した記録映像を見ると、曲の冒頭でこんなことを語っていた。「私は今63歳です。これまで2度バッハの無伴奏をレコーディングしました。40年前(23歳)にモスクワで、そして'60年(33歳)にNYで。どちらの場合も演奏に納得できず自分を許せません。人は過去を振り返り、やらなければよかったと後悔することがあります。それが人生です。63歳になった今、私は勇気を奮い起こして全曲を録音することにしました」「バッハの感情はシェイクスピアと同じくらい雄大で、全人類に共通の感情と言えるでしょう。彼の曲は毎日発見があります。全て分かったつもりでも、翌日また新しい何かを見つけるという、極めて奥が深いものです」「私の解釈は完全ではありませんし、まして完璧な演奏とはほど遠いでしょう」。当時すでに時代を代表するチェリストとして名声を得ていたにもかかわらず、この孤高なまでの自己への厳しさ!映像を見たのは僕が20代前半の頃。白髪のチェリストが音楽と正面から向き合って語る言葉は、演奏が始まる前から僕の心を震わせ熱くした。氏は続けてこんなことも語っていた。「(組曲第2番は)聴衆の為ではなく自分の為に弾く曲です。感動の与え方は様々です。大抵の場合、直接聴衆に向けて演奏します。しかし、ごくまれにですが自分の為だけに演奏する場合があります。演奏者は自ら奏でる音楽に没入し、聴き手は“傍聴者”となるのです。この曲はそういう作品なのです」「(組曲第6番の)各和音に与えられた時間は誕生から死までの私たちの人生そのものです。この天才の音楽は演奏する度に無上の喜びを与えてくれます。作品の感動は永遠に受け継がれるでしょう」。その演奏は氏の人間性が表れたもの。追悼盤が出ると思うので機会があれば是非お聴き下さいね♪※追記!うおお!YouTubeにロストロポーヴィチの演奏がアップされていた!しかも有名な無伴奏チェロ組曲第1番プレリュードがッ!2分だけの短いものなので、是非皆さんアクセスを!(ベルリンの壁の前で演奏してる短い映像もあった。演奏後の笑顔がいいね!)//リンクが切れていた『言葉にできない』(5分)を再リンク。久々に見て、動物たちの感情豊かな表情にあらためて爆笑!(特にブロッコリーの前のワンちゃん!)//明日もお薦め番組が12本!全部観られる訳がないッ!
 4月27日〜国民不在の国民投票法案が問題になっている。既に衆議院では強行採決され、残る参議院でもGW明けに採決されそうだ。今の形では同法案がいかに危険かを5つのポイントに絞って記したい。
(1)最大の問題は最低投票率が決められていないこと!憲法改正には国民の過半数の賛成が必要なハズなのに、どんなに低い投票率でもやり直しはナシ。しかも投票結果は「有権者の過半数」ではなく「投票者の過半数」で決定される。つまり、投票した人間だけで過半数になれば「国民の過半数が賛同した」と見なされる。国会の中では議員数が“過半数”の基礎になっているのに、国民投票だけが投票数を基礎にするのはおかしい。西洋各国では有権者の数を国民投票の基礎としており、英国では有権者の40%以上の賛成を必要としている。“投票に行かないヤツが悪い”というのはもっともだけど、多くの国民は自分の生活を維持するのに精一杯で、政治に関心を持つ心の余裕がなくなっている。低い投票率は国民の責任であるけれど、現実問題として人々は疲れ果てており、政府は最低投票率に達するまで投票を呼びかける義務があると思う(投票率が低いと、国民の総意ではなく、組織票のある宗教団体や圧力団体の意向が強く反映されることに)。
(2)法案の提出から国民投票まで最短60日と短い!日本の国論を2分するような重要問題が、たった2ヶ月で判断できるのか。国民が情報を集め、様々な角度から法案を検証・熟慮するのに2ヶ月は短すぎる。それでは公聴会にも殆ど行けない。
(3)世界の常識では全ての法案が国民投票の対象になり得るのに、与党案では「憲法限定」となっている。これは『企業献金禁止法案』『格差是正法案』など議員が消極的な法案(=経団連に都合の悪い法案)が国民投票にかけられることを阻止する為と思われても仕方ない。※与党が国会で否決した法案を、野党が国民投票にかけて可決する可能性もあり、それを与党は恐れているのだろうか。
(4)メディア規制が緩く、投票の2週間前までは自由にテレビCMが流せるので、宣伝資金が豊かな側が圧倒的に有利になる。何十億もかけてCMをバンバン流せば世論への影響は計り知れない。
(5)全国に500万人いる公務員は、法案の賛否について一切の運動を禁止されている。通常の選挙では国民として自由に発言できるのに、国民投票では禁止というのはおかしい。
以上、この5点を踏まえた僕の意見は「過半数=有権者の過半数とし、投票の告知は半年前、投票対象は全法案、テレビCMは一ヶ月前まで、公務員に言論の自由を保障、最低投票率は60%」といった感じ。憲法改正の主役は国民!投票率を無視されてはたまらない(自公案だけでなく民主案でも最低投票率が入っていない。トホホ)。政府は反対意見が広がる前に速攻で可決する気なんだと思う…。参議院民主党が最低投票率の入った修正案を出すことを祈ってる。※そもそもこの国民投票法案は第9条の変更が目的なんだけど、国民にとってそれが優先課題とは思えない。“美しい国”を目指して力を入れるべきなのは、貧困層や社会的弱者の救済、役人の汚職・天下り対策、企業モラルの徹底、暴力団の撲滅。国内の自殺者は98年から8年連続で3万人を超え、自殺率は米国の2倍、英国の3倍に達している。//明日のお薦め番組は12本。この週末はアタリです!

 4月26日〜『春眠暁を覚えず』とはよく言ったもので、春はやたらと眠くてたまんないよね。目覚まし時計3個をベッドから少しずつ離した場所に置いてるんだけど、それでも“鳴り終わってる”ことがたまにあり真っ青になる。朝一番の飛行機に乗る時など、“明朝は命がけで起きねばならん”という時は、JRの乗務員宿舎で実際に使われてる史上最強の目覚まし時計“起こし太郎”(自動起床装置)が本気で欲しくなる。目覚まし時計に約10万ってのはあり得ないけど、体が弓なりになったらさすがに目覚めるだろう。でも、完全に熟睡してたら、弓なりでもまだ爆睡してるのかなぁ。一度試してみたいッス(笑)。//目覚まし時計と言えば、先日朝のNHKニュースでユニークな目覚まし時計の特集があった。僕がウケたのは“爆弾処理班ごっこ”の『起床装置』。ユーザーレビューでは音が小さいと不評のようだけど、毎回ランダムで起爆コード(配線)が変化する発想は面白いと思ったデス。//昨日の日記にプロレスラー越中詩郎が48歳にして大ブレイクしていることを書いたけど、その人気爆発のきっかけとなった番組『アメトーーク』がYouTubeにアップされていた!この放映回は“ガンダム芸人”と“越中詩郎”芸人が、ガンダムと越中のどちらが素晴らしいかを、興味なさげな観客たちに鼻息荒く訴えるというもの(笑)。両方が好きな僕は涙が出るほど笑い転げた。越中やガンダムの知識がゼロでも、熱いプレゼンはそれだけで楽しめると思います。“数字対決編”(7分8秒)では数字で証明する越中の魅力が炸裂。“ブログ紹介編”(8分36秒、後半のアムロ漫談も可笑しい)では、越中のコワモテの顔からは想像も出来ない優しい素顔が見え隠れし、彼を好きにならずにいられないハズ♪芸人たちのトーク・オンリーで、プロレスのシーンが無くても、あんなに50歳前のオヤジが光り輝いて見えるのは、これまで真面目に頑張ってきた姿勢があってこそなんだよね〜。※YouTubeは突然削除されるので、興味のある方は早めの視聴をお薦めしマス。
 4月25日〜掲示板で紹介して頂いたアニメ『星のカービィ』の第49話“星のデデデ”()、キャラクターの絵柄は可愛いのに、内容がブラック&シュール!現在のアニメ制作現場の問題点(極端な低賃金等)を描いた業界ネタのオンパレード。「ヘッヘッヘッ、好きでやってる連中(アニメーター)は給料が安くて済むでゲスなぁ〜!」「線だけでは声を合わせられないでゲスよ!」「死んでも合わせるのが声優ぞいッ!」「アニメーターにも基本的人権はありますぞ!」、こんなセリフが飛び交っています!(爆)※30分のアニメ番組が完成するまでの流れも分かりますヨ♪//天秤座の方向に、表面気温が0度から40度という、最も地球によく似た惑星が発見された!水の存在が確実視されており、生命体がいる可能性が高いとのこと。地球からの距離は約20光年。つまり光の速さで20年かかる。すごく遠く聞こえるけれど、銀河の直径は10万光年なので、それを考えると20光年なんてお隣さんも同然だね(笑)。//来月、プロレス生活30年目の大ベテラン、越中詩郎が11年ぶりにIWGPの王座に挑戦することに!越中は現在48歳。15年前に反選手会同盟(平成維震軍)を結成してリング上で暴れていたけど、一度もシングルでヘビーのベルトを獲れず(ジュニアでは初代王者)、徐々に“過去の人”になっていた(必殺技がお尻を相手の顔面にぶつける“ヒップアタック”という、あまりカッコイイとは言えない技だからかも、汗)。ところが熱烈な越中ファンのケンドー・コバヤシが、『アメトーーク』で越中の反骨精神、愛すべき人間性を吠えまくった結果、ここにきて大ブレイク。今のリングは若手選手がスポットライトを浴びているので、11年もタイトル戦がない越中は、年も年だから、申し訳ないけどこのまま地味に現役引退していくと思ってた。まさかレスラー歴30年目にこんなに脚光を浴び、タイトル戦まで出場する日が来ようとは!漢・越中に「継続することの大切さ」を教えてもらった!※越中動画(4分4秒)に色んな種類のヒップアタックが出てきます〜(笑)。
 4月24日〜今夜放送された『プロフェッショナル・仕事の流儀』、バレエダンサーの美しく優雅な舞いが、どれほどハードな練習とタフな精神力に裏付けられたものであるかが紹介され、非常に見応えがあった!番組のゲストは東洋人で初めて英国ロイヤルバレエのプリンシパル(6つの階級の最高位)になった吉田都さん。彼女は今年、英国批評家協会から最優秀女性ダンサー賞に選ばれ、日本人でありながら英国一のバレエダンサーとして称えられた。現在は日本のKバレエカンパニー(@熊川哲也)に移籍し、同時にロイヤルバレエでもゲストダンサーとして舞台に立つ日々。東洋人の彼女が欧米のダンサーを抑えてロイヤルバレエの頂点に登り詰めたことは、バレエが西洋発祥の芸術である点や、体型上の不利を考えると本当に画期的なこと。彼女が英国のバレエ団に入ったのは約20年前。当時、クラスの東洋人は彼女一人だった。欧米のダンサーはスラリとした体型で鼻筋も高く、それだけでも舞台映えがする。彼女は「私は小柄で手足が短く、顔も平面的で、バレエ向きじゃない」と落ち込んだという。しかし、そのコンプレックスをバネに1日13時間もの練習に打ち込み、複雑なステップを高速でこなすなど、高度な技術を身につけていく。20代のダンサーが中心のバレエ界では30代で引退する人が多い。しかし、彼女は現在41歳で主役を勝ち取っている!「踊ることが好きなんです」、そのシンプルな理由を原動力に、極限まで肉体を酷使して“美”を表現し尽くす。また、都さんは30代に腰のケガで休養したことを機に、バレエの練習に明け暮れるのではなく、美術館を訪れたり友人と遊ぶことを重視するようになったという。「舞台の上では内面の全てがさらけ出てしまう。だからバレエの技術がどうとか、ステップがどうとかいうより、人間としてどうかがまず大切。人生経験を豊かにしないといけない」。“踊りの技術は練習を重ねれば身についていく。しかし表現はダンサーの人生そのもの。自分で磨き、育てるしかない”。番組後半では『白鳥の湖』の舞台裏が描かれ、これが期せずしてドラマチックな展開になった。王子役が本番9日前に膝を壊し、急遽代役が立てられた。果たして公演までにどこまで完成度を高めていけるのか。プロのダンサーたちのギリギリの戦いが記録された(波乱を乗り越えた本番の映像はめっさウルウルきた…)。公演後、王子役が語った言葉が印象的だった--「都さんは僕に自信をくれるんですよ、自然と。緊張感がポッとどっかに飛ぶんです」。※彼女の鞄にはバレエ・シューズが10足も入っていたので驚いた。天気や体調で、足と靴の相性は毎日違うんだって!(☆o☆) ビックリ
 4月23日〜アポロが月に着陸したのは僕が2歳の時。子供時代は「大人になる頃には誰でも宇宙旅行をしてるんだろうなぁ」と思ってた。しかし、その後の宇宙ツアー計画は遅々として進まず、最近は「死ぬまでに宇宙から地球を見られるのか!?」と不安に感じていた。そこへ吉報!外から青い地球を見られるどころか、なんと、早ければ5年後に月への旅行が実現するとのこと!ただし、旅行代はお一人様118億円!ムキャー!行けるかっつーの!(笑)※やはりCelestiaで行くっきゃないのか〜!//
すっかり春うらら。到来した春を祝って僕の好きな“春の俳句”を10句紹介ッ!
菜畑に花見顔(はなみがお)なる雀かな(松尾芭蕉)
椿落ちて昨日の雨をこぼしけり(与謝蕪村)
梅が香(か)に障子開けば月夜かな(小林一茶)
猫逃げて梅ゆすりけり朧(おぼろ)月(池西言水)
銭湯で上野の花の噂かな(正岡子規)
菜の花の中へ大きな入日(いりび)かな(夏目漱石)
水が水と歌いはじめる春になる(荻原井泉水)
うららかや猫にものいふ妻のこえ(日野草城)
たんぽぽの皆上向きて正午なり(星野立子)
残雪のとけて流れぬ春の道(寺山修司)

 4月22日〜アメリカのスター発掘番組に出演した、11歳のビアンカ・ライアンちゃん。その奇跡の歌唱力(3分26秒)に圧倒され、審査員と同様に固まってしまった!“大人も顔負け”とか、そういうレベルじゃない。目を閉じて聴いたらグラミーのステージかと思ったよ。おったまげた!//公開中の映画『ロッキー・ザ・ファイナル』を鑑賞した友人が「男泣きした」と絶賛。60歳のスタローンのボクサー姿がシブイらしい。ディカプリオの『ブラッド・ダイヤモンド』、各国の映画祭で話題になった『バベル』、今川監督のアニメ『鉄人28号 白昼の残月』と合わせて、ゴールデン・ウィークに4本を一気に観て来ようと思ってマス!//@JOJOさんによると、荒木先生の絵が常陽新聞の第一面に掲載されたとのこと!地方紙とはいえ漫画アートが第一面に、しかもカラーで載ったのは画期的ィィイイ!※今月号のスティール・ボール・ラン、あの絶体絶命の局面をどうやって乗り切るんだろう!?次号の展開は予想もつかない!
 4月21日〜市民がヤクザに射殺されることを防げなかったこと(現職の長崎市長が選挙期間中に撃ち殺されるという異常事態)は、内閣や警察庁長官のクビが吹っ飛ぶくらいの大事件と思うんだけど、その危機感が政府首脳から感じられない。国民の生命を守るのが政府の役割として、毎年4兆円も防衛予算を組んでいるのに、一方では武器(拳銃)を不法に所持する反社会的集団が国内にいて、市民が殺されるのを政府は防げないでいる。長崎市長を射殺した山口組幹部が所属する水心会は解散届を出したものの、既に新団体の設立に動いているとのこと。本当に偽装解散なら完全に社会をなめているし、これではあまりに死んだ市長が浮かばれない。安倍首相は一連の事件を受けて「暴力団の撲滅を“指示”した」と報道にあるが、そんな抽象的な“指示”が有効なら、とっくの昔に撲滅できている。もっと具体的に期限を決めて「何年何月までに撲滅できなければ総理を辞任する」くらいまで宣言しないと、永遠に暴力団を撲滅できないと思う。現行法で限界があるのなら、組織壊滅の為の法案を立法化すればいいし、むしろ立法化しない理由を聞かせて欲しい(最優先事項にして当然なのに)。振り込め詐欺、薬物の密売、闇金、拳銃の密輸、企業や市民への恐喝、様々な組織犯罪を資金源にしている暴力団。首相のいう“美しい国づくり”に、「暴力団が存在しない社会」という構想が入っていることを信じたい。「ヤクザがいるから外国マフィアが入ってこない」として“必要悪”を唱える人がいるけど、それこそ警察に任せればいい。でなければ、何の為の警察なのか。「社会的弱者であるがゆえに暴力団に所属するしかなかった」というヤクザへの同情論に一部理解できる部分もあるけれど、一方でヤクザから被害を受ける人間の多くもまた、社会的弱者という実態がある(闇金での自殺者も後を絶たない)。“人情に厚い立派な親分”も中にはいるだろう。しかしその生活を支えているのは多額の上納金であり、末端にいくほど資金集めに苦しんでいる。どんなにトップが人格者でも、下部組織の構成員はキレイごとを言ってられないという、構造そのものが問題なんだ。※長崎市長を殺した犯人は、車のバンパーの修理代を市に求めていた。その要求額は270万円。バンパーの傷に270万!「市長を殺して自分も死のうと思った」というが、丸腰の人間を卑怯にも“背後から”撃ち、その場で自決せず逃亡して取り押さえられてる。訳が分らない。/暴力団が本当に恐れているのは“反暴力団”という国民の世論に火がつくこと。組員は全国に約8万5千人いるけど、カタギはその1400倍、1億2千万人もいるからね。/人間の心には暗黒面があるし、皆が聖者のように生きられる訳じゃない。色んな価値観の人間がいる世界の方が面白いし、僕は社会にアウトローがいてもいいと思っている(その方が多様性があって健全)。でもそれは、あくまでも他人に迷惑をかけない範囲の話だ。任侠・仁義を重んじ、弱きを助け強きをくじき、筋を通した生き様であれば素直にカッコイイと思う。しかし、意見があわないから殺すなんて、そんな生き方まで認められる訳がない。
※人がうらやむ“良い生活”をすることと、“良い人生”を送ることは全然違う。「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(宮沢賢治)
 4月20日〜3日前の山口組幹部による長崎市長射殺に続いて、今日は東京町田の街中で暴力団員が射殺事件を起こしアパートに立てこもった。一体、暴対法はどうなってるのかと思いウィキペディアを調べて感じた違和感は、この法律自体が「暴力団の存在を前提としている」こと。その時点でおかしいと思うんだけど。政治家もマスコミもそこはスルーなんだよね。//那須高原の那須ハイランドパークで開催中の『ガンダムワールド2007』に、03年(大阪)の同企画に展示されたガンプラの巨大ジオラマが再び出展されている!03年の模様を以前にレポートでアップしたけど、それはもう圧巻の一言だった。実物大コクピットもRX-78とZが出ているらしく、ガンダマーは遊びに行かれては。※ただ、黒磯駅からバスで1時間とは遠い、遠すぎる。(開催期間は8月末迄)//ガンダムはプラモやペーパークラフトなど様々な形態で商品化されてきたけど、ついに価格3千万円プラチナ・ガンダムまで登場。ガンダム一機で家が買えるよ(笑)。ガンダムは初期設定では白一色だったけど、玩具メーカーの要望で赤青黄の信号機カラーになってしまった(裏エピソード集)。プラチナ・ガンダムを見ると、やはり単色の方が造形美が引き立って良いと思うな。2日連続でガンダム・ネタになってしまいました。r(^_^;)
 4月19日〜安彦良和先生のマンガ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を、ここ数日で最新刊14巻までイッキ読み。マンガ版も最高じゃないかぁ〜ッ!1巻の発売は02年とのこと。5年間もこれを読まなかったことを大後悔。勝手に「アニメと違って動かないし音楽もないから迫力がない」と思い込んでいた。だが、安彦先生は神がかった画力でメカを動かし、音を、熱を、そして人間の生死を描きあげていた!(ガンダムの盾の弾痕だけで、弾が当たった時の鈍い音&鉄の重さまで感じられ、身を縮めてページをめくった!)。第一話の冒頭でザク6機の機影を見て「何ィーッ!数が倍じゃないか!(アニメは3機)」と思わず椅子から腰が浮き、続いて試作型ガンダム(アムロ機とは別)がザクに応戦するという展開になり、“こ、これは、ただアニメをマンガにしたものじゃないんだッ!”と新解釈のストーリーに激興奮。大袈裟ではなく、マンガ版はアニメに全く引けをとらないばかりか、放送時間等の制約がない分、キャラの内面がさらに描き込まれていた。ハサミを持って庭いじりをするギレン、民族衣装で町を散策するマッシュ(@黒い三連星)等、日常生活の中のキャラが見られるのも新鮮だ。幼いアムロが買ってもらったハロを大事に抱え込む姿なんかもジーンとくる。特に9巻〜14巻はアニメの第一話以前、開戦に至る10年間が描かれており、両陣営の政界の駆け引きだけでなく、シャアとセイラのチビッコ時代(セイラ可愛い)、ランバ・ラルとハモンの過去(大人のエピソード)、士官学校のガルマとシャアの青春、ドズルとゼナの恋、シャアとララァの出会い、ジャブローの建設やルウム戦役など、アニメになかった場面のオンパレード。これはもうガンダムファンには“聖典”といえる書物!安彦先生の絵は背景画も情緒豊かで、ペルーの古都クスコ、ベネズエラのギアナ高地など、その場の湿度まで伝わってきそう。そして…マンガ版は『ガンダム』が“格好いいロボットの活躍”ではなく“人間が血を流す戦争”を描いたものであると、改めて読者に認識させた。つまり、TV放送では抑えられていた流血シーンが隠されずに描かれることで、戦争は格好良いものでも何でもなく、“ただの殺し合い”という実態を描き出していた。平時であれば友情を育めた者同士が命を奪い合う異常さ。人間的な魅力から好感を抱いた人物が散った時の虚しさ。これから終戦に向けて次第に佳境に入っていくマンガ版ガンダム、今後の展開から目が離せない!※今から読む人は時系列順に進んだ方が分かりやすいかも。つまり、「9巻(シャア・セイラ編)〜14巻」→「1巻〜8巻」→「15巻(未発売)」という流れで。 
【以下、グッときたセリフ10選 ※微妙ネタバレあり
「指令のガルマ大佐に連絡しろ。赤い彗星が地上に堕ちた---とな」(2巻)※シャア
「奥さん、ここがそのセントアンジェです」(3巻)※ジオン兵
「私も、ここまで共に来た兵達も、勝ち馬に乗ろうとは思わなかった者ばかり」(5巻)※ハモンがラルに
「ミス・ハモン…ここまでです。本望です!最後にあなたの役に立てて。本望ですっ!!」(7巻)※タチ中尉〜ッ!(涙)
「私とラルの人生はあなたよりずっと豊かだった!それを終わらせたのが、坊や、あなたなの!」(7巻)※ハモン、アムロに
「ほうら…チビどもまで泣いちまった。みんな悲しいんだ。それをよけいに悲しませるようなことは、よせよ、な」(7巻)※カイ
「全力を尽くしたのなら、それでいい。その時々に出来るだけのことをして、つまらん後悔はしないことだ」(8巻)※ウッディ
「それだけ…なんですか?死んでしまってから階級がどうとか…戦っている時は何もしてくれないで。こんな形ばっかりじゃなくて!もっと!気持のこもった言葉で何か言って下さい!“ありがとう”とか悪かったとか!!」(8巻)※アムロ、軍高官に
「何度でも言うぞ、戦争はいかん!現在も、将来も、いかんっ!たとえ勝てるにしてもいかんっ!営々と築いてきた過去(歴史)を無に帰するようなことをして何の真実か!?未来か!?わかっているなっ、ギレン!!」(11巻)※デギン公王
「恨むなよ…敗者の運命だ…。撃ちかたあ!しばし止めえっ!消えゆく大宇宙の戦士諸士に対してえっ!黙祷ォオオ!!!」(14巻)※ドズル(マンガ版を読めばドズルが好きになる!)
〔 ガンダム THE ORIGIN 〕〜amazon
 4月18日〜ジョジョの小ネタが満載されたファン感涙の無料ゲーム『ディアボロの大冒険』。BGMに多数の名曲ロックが使用されているため、洋楽ファンにもたまらなく魅力的な作品になっている。これを受け、サイト掲示板に“トラリーさん”が「使用曲の動画を可能な限り探しました」と、貴重な映像リンクを約90曲も紹介されたので、永久保存版として『ディアボロの大冒険』全BGMリスト(動画集)をここにアップ!(トラリーさんに感謝ッ!)※グオーッ!テーマ曲『クリムゾン・キングの宮殿』(7分17秒)のライブ映像なんて初めて見たーッ!こんなのあったんだ!最高ッ!(これ市販の3種のDVDに入ってないよね?どうすれば手に入るんだろう!?)/当ゲームが公開されて約20日が経ったけど、まだ多くのジョジョファンが2つめのダンジョン“レクイエムの大迷宮”(30階)をクリアーできなくて苦しんでいる。ダンジョンは計4つあるものの、ゲームとしては2つめのラスボス、ジョルノを倒した時に手に入る「G・E・レクイエムのDISC」を装着(発動)すれば、“とりあえずは”終了になるので、そこまでは何とか頑張ってたどり着いて欲しい。装着シーンのBGMが“これしかない”というほどの最高の選曲なので、短いエンディングでありながら、実に感動的で余韻の残るものになっている。考えてみれば、ディアボロが陥った永遠に続く“死の繰り返し”という恐怖から“解放”される方法は、本当に死ぬことしかない。「恩寵としての死」なんて矛盾した響きのある言葉だけど、場合によってはそれが真実になるんだなぁと、ゲームからそこまで考えてしまった。※3つめのダンジョンにもエンディングが用意されているけれど、泣けるのはG・E・レクイエム発動の方。4つめのダンジョンは無限なので99階にある「ヒロヒコのサイン」(笑)のゲットを目標にプレイしている人が多い。//なんと『北斗の拳』のラオウの葬式が実際に高野山で行われた。葬儀委員長は歌手の谷村新司。葬儀費用は数千万円というから驚きだ。森下千里ら3千人のラオウ・ファンが参列したという。//今日イラクではたった1日で200人を超える市民が殺されたけれど、ほとんどニュースでは採り上げられなかった。どれだけ市民が殺されようが、イラク人の死に対して、マスコミも人々も鈍感になってしまった気がする…。
 4月17日〜「この世で最大の大阪城と最小の待庵(利休の茶室)が最良として在る今の世…なんと…なんと凄まじき世に俺は生きておるのだ…!!」。戦国時代を舞台に、武将であり茶人でもあった古田織部(おりべ)を主人公にしたマンガ『へうげもの』が素晴らしすぎる!“へうげもの”の意味は“ひょうきんな奴”。信長の家臣から出発し、秀吉、家康に仕え、最後は腹を切って果てた実在の男。彼は利休との出会いを通して自分の茶の湯を切り開いていった。この作品は限りなく熱い人物描写で、読み手をグングン引き込んでいく。第一話冒頭のセリフは織部が信長を見ながら心中で叫ぶ「この古田左介…齢(よわい)三十四を越え…この先をどう生きる!?」。そしてタイトルが『君は“物”の為に死ねるか!?』。物とは茶道具のことだ。これまでの戦国マンガになかった切り口に、最初の2ページで僕の興奮は頂点に!第一話で描かれるのは信貴山城・城主、松永久秀の生き様(歴史&茶の湯ファンの間で有名なエピソードだ)。彼は信長を2度も裏切ったことで織田軍に城を包囲されるが、手元には至宝の茶釜・平グモがあった。古田織部は信長の命を受け“平グモさえ渡せば命は保証する”と伝えに行く。だが松永久秀は「平グモはわしの魂じゃ。それを渡せということはわしに人形になれということ。誰が来ようが絶対に渡さん」と言い放ち、なんと火薬を詰めた平グモを首に巻き天守閣もろとも吹っ飛んだ!この衝撃的な逸話は波乱万丈の物語の幕開けに相応しいものだ。本作品の魅力はストーリーだけでなく、主人公が使うユニークな表現にもある。平グモを見れば「う…映ってる…この俺の網膜に、しかと!!なんと艶(なま)めかしい黒鉄(がね)の地肌…なんと“のぺえっ”とした異形の…いや“どぺえっ”か…!?」、安土城を見れば「この“ズドギュッ”とした異様な迫力はなんだ…まるで北山の金閣寺と要塞が合体した大(おお)化物ではないか…!!」。当時の宣教師ルイス・フロイスは「我々は宝石や金銀を宝物とするが、日本人は古い釜、ひび割れた陶器や土器を宝物とする」と仰天したが、かつての日本には1個の茶碗が国ひとつより価値のある時代が本当にあった。今まで茶器に関心がなかった人でも、このマンガを読めば主人公の熱狂ぶりに巻き込まれて、茶の湯の虜になることウケアイっす!まだ4巻しか出ておらずスグに読めるので是非!最後に第1巻の秀吉と利休の会話を紹介。「宗易殿(利休)は何ゆえ黒を好むのか…?黒という色は喪に服す色だ…死を司る色だ。日常に用いる色ではない。南蛮でも明でも朝鮮でも…古今東西、黒が最も格好良しなどとは聞いたことがない。何ゆえ今焼(当世の茶碗)をわざわざ黒く作るのだ?こんなものは下賤(げせん)な者から高貴な者まで誰も欲しがらぬ」「それが私の業(ごう)にございます。万事何事も続けていれば、無駄を見つけてうるさく感じるものです。その無駄を省いて省き込みますと…最後はこの色のごときものになるのです。この黒こそが私の理想とする色であり、理想の生き方なのでございます。信長様は武をもって天下を“華”の国になさろうとしております。しかし私は藝(げい)をもって“侘び”の国にしとう存じます。私はそのことに残り少ない命を懸けとうございます」。※失神するほど利休がカッコ良すぎるッ!※当サイトの茶器コーナーに利休が作らせた今焼(黒楽茶碗『俊寛』)の画像アリ。//長崎市長が暴力団・山口組幹部に射殺され、アメリカで史上最悪の銃乱射事件。続報の詳細を待ってコメントしたい。犠牲者の冥福を祈ります。
 4月16日〜外国語の歌詞が日本語に聞こえる“空耳アワー”。僕が一番ウケたのはバットダンス(プリンス)の「DON'T STOP DANCIN」(2分24分)という言葉の空耳。全く違う言葉なのにそうとしか聞こえないのがスゴイ!(by掲示板)//映画『硫黄島からの手紙』が20日に発売&レンタル解禁される(安かったので思わず予約)。先行上映された『父親たちの星条旗』がまだ未発売なのに、後から公開された“硫黄島”がもう出るのは、日本での評価が非常に高かった為だろう。イーストウッド監督は「国家間の善悪を描くのではなく、彼らがどんな犠牲を払ったかを描いた」と語り、事実、敵味方の相違点よりも共通点を強調していた。「どちらも同じ血の通った人間」という思いが画面からヒシヒシと伝わってきた。かつて敵対したアメリカ人の監督が、日本人の目線でこんなにも心を揺さぶる映画を撮ったという事が、“人間は相互理解が可能”という証であり、未来への希望に感じられる。※渡辺謙の迫真の演技にも圧倒された!//北海道からのトピックを2本。白鳥の湖ならぬ“白鳥の畑”。雀が畑にいても違和感ゼロだけど、白鳥の群れが畑にいるとシュールだねぇ。もうひとつは“列車バスの運転開始”。線路も車道もOKなんて乗りたくてウズウズする。//東大ジョジョ立ちレポ(&動画)のアドレスを変更したので、直リンクを張ってる方は変更をお願いします。m(_ _)m

 4月15日〜東大ジョジョ立ちレポ、新たに4分間のハイライト・ムービーとギャング・ダンス動画が加わり、完全版が完成しましたッ!ハイライト・ムービーは、これだけ見てもサッパリ訳が分らないので、レポを読んだ後に見られることをお薦めします。(*^v^*)//明日はジョルノの誕生日ですね♪
 4月14日〜ジョジョ連載20周年を祝して先月開催された『東大ジョジョ立ち』のレポをついに公開!動画アップにあと1日かかるので、今は写真と文章のみのバージョンですが、それでも現場の空気の狂熱ぶりはかなり伝わると思います!イベントに協力して下さった全ての方、本当に有難うございましたーッ!
稲妻十字
空烈刃!
WRRRYYY!!!! サンライトイエロー・オーバードライブ!

 4月13日〜スケートの浅田真央選手は去年から全国に名を知られるようになったけど、YouTubeに“12歳の時の演技”(4分39秒)がアップされていた。関係者(?)が手持ちカメラでとった映像なので手ブレがあるけど、彼女が12歳の頃から天才スケーターだったことが分る。途中で一度だけ転倒するけど、全体の完成度は極めて高い。この時代があっての現在なんだね。//世界最小の哺乳類って北海道にいるのにトウキョウトガリネズミって言うんですネ!//明晩22時の『美の巨人たち』。茶の湯の大家・織田有楽斎にスポットが当たるので、茶器好きの方は必見です。この茶人は信長の弟だけど、“本能寺の変”当日の京都、関ヶ原、大阪の陣、すべての現場を生き延びて、武力ではなく茶の湯で天下を獲った面白き男デス!(ちなみに東京の有楽斎の屋敷跡は、現在有楽町と呼ばれている)※有楽斎の墓
 4月12日〜昨年のアカデミー外国語映画賞の候補になったドイツ映画『白バラの祈り』を先日レンタル。素晴らしかった!1943年に起きた実話の映画化だ。公式サイトの予告編でもDVDの箱でもストーリーが全部出ているので、今回はこのレビューも完全ネタバレでいきマス。主人公はミュンヘン大学の21歳の女学生ゾフィー・ショル。彼女と仲間は、“打倒ヒトラー”を呼びかけるビラを大学構内で撒いてゲシュタポ(秘密警察)に逮捕され、わずか5日後に反逆罪で処刑された。通常49日かかる裁判をたった1日で終わらせ、判決当日に刑を執行した権力者たち。彼女らは要人を暗殺したテロ犯でも、国家機密を他国へ流したスパイでもない。ヒトラー批判の言葉を街角に書き、ビラを撒いただけ。非暴力で抵抗を試みた若者たちを、なぜ大慌てで処刑せねばならぬほど、ナチスの大人たちは恐れたのか。学生らは謝罪し反省する態度を示せば、思想犯として収監されて助かったかも知れない。だが、彼女らは一言も詫びなかった。仲間には最前線からの帰還兵がおり、ヒトラーが宣伝する“ドイツ優勢”が嘘であることや、ドイツ軍による非人道的行為を目撃していた。「大人がヒトラー打倒に動かないなら自分達が立ち上がる」、その信念は揺らがなかった。この映画が制作されたきっかけは、90年代に入ってゲシュタポの尋問調書が発見されたこと。記録によって逮捕から処刑されるまでの彼らの心理に迫ることが可能になった。取り調べ尋問官や裁判長との論戦では、堂々と渡り合い見事に相手を論破していた。この映画は単にナチスの悪を描いたものではなく、人間の勇気を描いた作品だ。/両親との最後の面会からラストまでの数分間は涙腺が大決壊。まさに滝泣き。両親はこの場面しか出て来ないんだけど、あまりに母親役が素晴らしすぎる。あのとてつもなく優しい目!今まで数多く映画を観てきたけど、あんなに心に残る瞳は滅多にない(ほんのワンカットなのに!)。処刑の直前、学生たちは「この死は無駄じゃない」と静かに抱擁しあった。人によっては死を前に取り乱し暴れる者もいるだろう。僕は、“この死には意味があると思えたら、死を受け入れることが出来るのか!”と深く感じ入った。事実、彼らのビラは翌年に連合軍によってドイツの空から撒かれ、多くの国民にメッセージを伝えることに成功したのだった。レビューの最後は出演俳優アレクサンダー・ヘルトの言葉で締めたい。「現在に生きる人間は、当時のゾフィーたちほどの勇気を出す強い力は必要ないかも知れない。それでも、比較的自由である現代でも、自分の意見や信条を明らかにしていく場面はあると思う。私たちがゾフィーのように実践できるようでありたい」。



処刑される直前に抱き合う学生たち。
当初は本作を観る予定はなかったけ
れど、手に取ったDVDのケースに使わ
れていたこの写真に胸を打たれてレン
タル。忘れられない作品になった。
 4月11日〜テレビゲームで戦国アクションやバイオハザードをやると、ポリゴン(立体CG)の敵ボスは複雑な行動をとるけれど、ザコキャラは画面の奥で単調な動きしかしない(そしてよくバグッてる、笑)。先日、東大ジョジョ立ちの帰りに鬼教官が即興で『ポリゴン兵士ごっこ』(47秒)をやったのを撮影。上手く再現していてみんな大笑い。夜間&デジカメ動画で画像が暗いので、お手数ですが部屋の明かりを消してご覧下さい!画面は大きくした方が迫力あってグッド!※ポイントは上半身そのままで下半身を動かすことデス。//東大ジョジョ立ち、動画を入れる作業が手間取ってレポのアップに時間がかかってマス(PC不調)。何とか週末までにアップしたい。
 
友人F君のTシャツが笑えたので激写!表情が(爆)

 4月10日〜子供の頃、夜7時といえばアニメの時間だった。しかし、今やアニメは大半が深夜枠に移ってしまった(テレ東除く)。業界の事情を書いた記事によると、テレビ局幹部いわく「DVD等の関連商品で確実にもうけられるから、低視聴率でも気にならない」。これってどうなんだろう。そもそも子供にはDVDを買うお金がない。もう制作者は子供と向き合ってアニメを作らないということ?子供が良質のアニメ作品に触れるのは、豊かな想像力を育む為にも良いと思うんだけど…。/別の記事では「少子化の影響で、子供相手では商売が成り立たない」というのも。でも、大人たちがソロバン片手に文化を作るなんて子供が可哀想だ。アニメだって文学と同様に大人社会への入口になるわけで、制作サイドはグッズの展開を優先課題に置かず、第一にイイモノを作ろうって考えて欲しい。“ゴールデンがアニメばかりじゃ教育上よくない”とお偉方は言うけれど、アニメの後番組はそんなに良い番組になってるか。タレントが内輪ネタで盛り上がったり、誰かにイタズラするバラエティーより、よっぽど情操教育になると思う。※今思うと、かつては大人が主人公のアニメも、ゴールデンにたくさんあったよね。だから幅広く支持されたのかも。「カムイ伝」「旧ルパン」「あしたのジョー」「ボトムズ」「ヤマト」等々、あらゆる分野にわたって。今のゴールデンで主人公が大人なのはサザエさん(24歳)くらい?(笑)/『ヤッターマン』と『ガッチャマン』が映画化。CG全盛の現在、なんだって可能なんだろうねぇ。/最近、無性に懐かしいのが『ニルスのふしぎな旅』。19時から再放送すれば今でも人気が出ると思うけどなぁ。/『ドラゴンボールZ』の主題歌を影山ヒロノブが歌った海外ライブ(7分44秒)。この熱狂ぶりはスゴイ!国境は関係ないね。観衆に圧倒された。
 4月9日〜昨日東京都知事選が終わったので、選挙期間が終わるまで封印していたネタを。/テレビの政見放送で、「政府転覆の恐ろしい陰謀を共に進めていこうではないか!」と呼びかけ、国民の度肝を抜いた外山恒一(36歳)。選挙管理委員会いわく「政見放送で中指を立てた候補者は史上初」。放送がYouTubeにアップされるやいなや100万アクセスを叩き出し、閲覧回数で第1位になった。「当選したらヤツらはビビる。私もビビる」と本人が言ってるように、これは供託金300万で敢行した5分間の電波ジャックに等しい(笑)。僕は、あくまでも腹を抱えて笑ったパフォーマンスとして紹介したい(政治的意図ゼロ)。公共の電波でここまで言っても、放送中止にはならないし逮捕もされないのは、言論の自由がない国の人々が見たら腰を抜かすだろう。外山恒一は5分の放送で一躍有名になった。今の世の中、宣伝費300万じゃあ小さなキャンペーンもできない。政見放送に打って出たのが計算の結果なら、大成功なんじゃないかな。選挙前は全く無名だったのに1万5千票を獲得したわけだし。ただ、石原慎太郎は281万票を得ており(2桁違う)、選挙結果を見ると有名になったのはネットの中だけみたい。さて、以下に動画リンクを張るわけなんだけど、今やパロディも含めて無数に増殖しつつある。そこから7本を選んで紹介しよう。
※オリジナル版(5分21秒)…3/25にTV放送された。言ってることはブッ飛んでるけど、5分間一度も噛まないのは普通にスゴイ。
※ダースベイダー版(5分40秒)…BGMのタイミングがバッチリ!音楽が持つ力は大きいねぇ。
※エヴェンゲリオン版(5分26秒)…文字タイトルまでソレっぽく。シンジ君の声やゼーレの声が入ってる
※NHK・映像の世紀版(5分21秒)…戦時中のような雰囲気に。
※もののけ姫版(3分56秒)…乙事主の声になってる(笑)
※ガンダム版(5分36秒)…アイキャッチもちゃんと入ってる。
※ギレンの演説(ガンダム)(3分40秒)…ガルマ・ザビ追悼演説『立てよ国民』をコラボ。この動画だけ音声入れ替え。最後のジーク・ジオンがハマッた!
 4月8日〜うおお!掲示板で教えて頂いた『手をつなぐラッコ』(1分40秒)、あまりにもカワイ過ぎーッ!最初は“偶然手が重なったんじゃ?”と思ってたけど、後半に決定的瞬間がーッ!動物モノの動画は良いのが多いけれど、ここまでキュンと来るのはそうそうない。ラッコ映像がアップされたことで、この動物園への来園者が急増してるとのことデス♪//3日前の日記で『茨城県の“土浦桜比べ展覧会”に荒木先生の作品が展示中!』って書いたけれど、な、な、なんと!昨日午後に足を運んだ友人が「荒木先生が来られてましたーッ!」と絶叫報告!クーッ、昨日行かれた方はあまりに幸運すぎ!展示作のジョルノ絵『黄金の風』は発色が美しく、皆が見入っていたとのこと。会場の案内板が「漫画アート」になっていたのが印象的。ジョジョはただの漫画ではなく「漫画アート」だもんねぇ。(*^v^*) ※追記。@JOJOさんが展示作の美しい画像をアップされました!



優しい荒木先生 漫画アート 『黄金の風』の前にて
 4月7日〜日本から選ばれた世界遺産の第1号は“白鷺城”の異名を持つ姫路城。この美城の魅力に取り憑かれた男性が、19年をかけて庭に模型の城を建築したとのこと!天守閣だけと思って写真を見たら、周囲の砦もすべて再現されていてビックリ!本物にしか見えない。制作費は1800万円。誰に依頼された訳でもなく、完全に趣味の世界というのがシブい。「やると決めたらとことんこだわろうと決めた」という作者の言葉は、写真を見ただけでも説得力がある。まさに男の中の男。う〜ん、これはシビれてしまった!//本日第一話がオンエアされた、竹宮恵子原作のアニメ『地球(テラ)へ…』。原作が素晴らしいだけに、どこまで作品世界を大切にしてくれるか心配だったけど、安定した作画で見事に竹宮キャラに生命が吹き込まれていた!ソルジャー・ブルーがジョミーを助ける「記憶を手放すな!」のシーンは、ドラマチックでウルッときた。『地球へ…』は様々なメッセージを含んだ作品で、過度な管理社会への問題提議もされている。僕は原作の次の言葉が、初めて読んだ時から忘れられない。「いつだっけか…檻(おり)の動物を的にパチンコをやる子供がいてその遊びは厳しく禁止されたけど、なぜいけないのか誰も教えてはくれなかった。罰が怖くて“いけない遊び”と覚え込んだだけ。動物を檻に入れることこそがいけないとは誰も教えない。将来、社会という檻に入った時“檻”が意識されては困るからだ」。

 4月6日〜先月末にYouTube初のビデオコンテストの結果が発表され、最優秀作品にロックバンド“OK Go”の『Here It Goes Again』(3分4秒)が選ばれた。巨費を投じた作品ではなく、室内マラソン器だけを使ったシンプルなもの。軽快なリズムとビートの効いたストレート・ロックで、聴いてるだけで元気になる。ビデオコンテンストだから、派手な巨大セットやCG映像を駆使した作品が支持されると思ったら、こんな素朴なPVが高い評価を得たのが逆に新鮮だった!/ちなみにコメディ部門はsmoshという学生2人組が作った短編で、無人島モノの座礁(2分14秒)に決まった。彼らは1分だけの人形遊びなど色々発表しているみたいだね。/掲示板で紹介してもらったレッド・ホット・チリ・ペッパーズの『Dani California』(4分47秒)も楽しいPVだ(この曲はグラミー4冠)。メンバーの4人がプレスリー、ビートルズからニルヴァーナやマンソンまで、ロックの歴史をメイクや衣装でパロディ(&リスペクト)していて笑ってしまった!レッチリには『Road Trippin'』(3分28秒)というイブシ銀の作品もある。3人の男が新天地を目指して旅をする歌だ。メロディーがめちゃくちゃ渋くて聴き入ってしまう。/僕が今までに見た音楽PVで一番すごいと思ったのは、1月の日記で紹介したカイリー・ミノーグの『Come Into My World』(4分12秒)。何度見ても「おおーッ!」ってなる。(☆o☆)
 4月5日〜関東の方、今度の日曜でとうとう『オルセー美術館展』が終わります!ゴッホやモネなど印象派の名作がたくさん来ているのでお見逃しなく!今日行った友人の情報では、昼前に大混雑して入場制限がかかったとのこと。落ち着いて鑑賞する為に、必ず朝一番に足を運びましょう。9時開館デス!//美術展といえば!今月は茨城県土浦市で「土浦桜比べ展覧会」が開催され、千住博など日本画壇の重鎮に混じって、漫画界からただ一人、荒木飛呂彦先生の作品が展示されています!このリンク先のバスの写真の下にチラシのファイルがあります。展示作はジョルノの絵です!//話題沸騰の無料ゲーム『ディアボロの大冒険』。“ジョジョファンだけどゲームには興味ない”という方、ぜひ資料ページの、食料アイテムコミックスの項をご覧下さい。ここまで凝りに凝っていマス!また、すぐに再起不能になり先に進めない方の為に、@ジョジョさんが画像付の入門ガイドを、朝目さんは具体的な戦法をアップされたので、そちらも御参照を!※途中セーブの裏ワザはコチラの一番下にて。
 4月4日〜他人が何かに感動している姿を見ることで、「え!そんなにいいの!」と、それまで興味がなかったコトに自分も関心を抱くことが人生にはある。例えば雑誌のビートルズ特集を読んでピンと来なくても、友人が「このビートルズのCDは最高。毎日聴いてる」と涙を浮かべてアルバムを握りしめるのを見て、一気に興味が沸くというように。僕の場合、仏像、バレエ、能、スケート、その他多くの分野が、他人の感動がきっかけで自分まで好きになったものだ。“この人と出会ってなかったら、ずっとこの感激を知らないままだったかも”、何度そう思うことがあったか!ここからが本題。動画サイトのyoutubeには個人のビデオ映像も数多くアップされている。その中に海外の一人の青年が、作曲家マーラーの交響曲第8番を聴く自分の姿を撮影したものがあった。楽器を演奏している姿ではなく、聴いている姿というのが何ともユニークな発想だ。そんなものを見て何が面白いのか疑問に思われるだろう。これが最高に良いッ!どんなに分厚いマーラー解説本よりも、この5分間の彼の姿が雄弁にマーラーの魅力を伝えている!青年の感動っぷりはハタから見れば尋常じゃないんだけど、実はクラシック・ファン、中でもマーラーのファンは、他人の目がない場所で一人で聴いている時は、誰でも彼と同じ状態になっていると断言していい!最近は漫画『のだめカンタービレ』がドラマ&アニメになってクラシックの普及に大きく貢献しているけど、彼の姿もそれに負けないくらい多くの人にクラシックの魅力を語ってくれると思う!マーラーの曲は1時間を超える大曲が多い。特に交響曲第8番はオーケストラが2、3団体分&合唱団つきの特大編成で、総勢千人の交響曲。歌詞はドイツ語だけど別の動画でフィナーレに日本語訳が入った演奏(7分42秒)がアップされている。最初は退屈かも知れないけど、2分24秒のとこからラストまでの盛り上がりは超エキサイティングなので最後まで聴いて欲しい。「♪永遠に女性的なものが我らを引いて(天へ)昇らせる」のメロディーは至福の極み!これを聴いて歌詞が分かったうえで、『青年、マーラーを聴く』(5分27秒、青年の登場は1分35秒から)を見て欲しい!可能な限り大ボリュームで!彼の表情、手の動き、体の揺れ、全てが音楽と一体化しているのが分かると思うッ!2つの動画を合わせても13分。この13分には価値あり!ビバ・クラシック!ビバ・マーラー!※マーラーは壮大な曲想が同時代の人間に理解されず、生前に曲が演奏されることは殆どないまま50歳で病死した。今や世界的なマーラー・ブーム。彼が残した言葉「やがて私の時代が来る」は現実のものとなった。マーラーに興味を持たれた方はぜひ第9番も聴いて下さい。終楽章はこの世のものとは思えない音空間ッス。作曲家シェーンベルクいわく「マーラーの『第9番』はひとつの(人間の可能性の)限界です。そこを越えようとする者は、死ぬ他はないのです」。マーラーの墓には作曲家としての肩書きがなく、生没年さえ彫られておらず、名前が小さく刻まれているだけ。彼は生前にこう語っていたからだ--「私の墓を訪れる者は、既に私が何者か知っている者だ」。(マーラーの墓

 4月3日〜今日メモった良い言葉「学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで才能は開花する。志がなければ学問の完成はない」(諸葛孔明が子孫に残した家訓『誡子書』から)。//先日からペルシャ湾に米海軍空母2隻、英軍、イスラエル軍の艦船が配置され、海外の報道では任期切れが来年に迫っているブッシュが、最後にイランを空爆するのではと危惧の声があがっている。イラク問題も解決していないのに、さらにイランまで空爆するなんてあり得ないと思ってたけど、ここ数年は空母や複数の艦船が集結=実際に空爆に踏み切る、このパターンが実に多いうえ、支持率がドン底のブッシュなら人気回復を狙って、マジで空爆するかも知れない(戦争になると支持率があがる)。空爆理由は「ウラン濃縮活動を停止させる為」だけど、多くの核専門家はイランの現状は核開発とはほど遠いと見ている上、イラン政府も“平和利用の核開発しかしない”と宣言している。一方、核ミサイルの所持が確実視されているイスラエルは問題にされず、核の所持を公言した北朝鮮に軍事的圧力もなく、インドに対しては「インドの核はきれいな核」という矛盾した態度を米政府はとっている。空爆のタイミングは「これから起きる第2の9.11」とも囁かれており、何ともキナ臭い限り。イランはフセイン時代のイラクと違って、大統領の任期は4年で選挙のシステムも機能し友好国が多い(ロシアや中国とも仲が良い)。中東が大混乱になって喜ぶのは軍事産業とオイルが高騰する石油業界だけ。そもそも、自身が核兵器を持っているのに、他国の核開発を武力で阻止するという論理は筋が通らない。米・英・イスラエルはまず核を放棄して手本を示せと言いたいッス。//迷いインコ帰還の記事、ほのぼの〜。世の中こういうニュースばかりだといいなぁ。
  噂の“ピーちゃん”
 4月2日〜昨日紹介した無料ゲーム『ディアボロの大冒険』。大変面白いにもかかわらず、難度の高さから数名の知人が挫折寸前なので、『ありがとう!“ディアボロの大冒険”〜ゲームが苦手な方のための初心者向けガイド』を緊急レビューとしてアップしました!全貌が明らかになるにつれ、別のダンジョン(迷宮)があることやスタンドの合成による新スタンド錬成、味方キャラの登場など、単なる“片手間で遊べるフリーゲーム”の域を遙かに超越した作品であることが判明!セリフが原作に忠実であるだけでなく、波紋使いになれば水上を歩ける、沸騰ディスクをFFに投げれば瞬殺、トニオの充実メニューなど、ファンを唸らせる小ネタのオンパレードに感動!このゲームは、名作の3部・格ゲーを最後に、ファンが満足するジョジョゲーを開発できなかった大手ゲーム会社に対する、ファンによる挑戦状にも思える。対戦もできずリゾットが登場しなかった5部ゲー、せっかくの名シーンが紙芝居になっている1部ゲー。2作とも声優は素晴らしく、戦闘シーンはリアルだったのに、原作の重要シーンへの愛が足りなく見えた為に、残念ながらファンの大きな支持は得られなかった。無償で公開された『ディアボロの大冒険』からは、「作品へ愛情を注ぐとはこういうことだッ!」という、叫びにも似た熱い思いを感じた。その心意気に、文字通り“黄金の精神の輝き”を見たーッ!!(大手ゲーム会社さん、これを機会に全キャラ登場の格闘ゲームを制作して下さい!ジョジョ20周年の今こそ是非!)//当サイトの読者の方には、“三度の飯より仏像が好き”という仏像ファンの方も多いと思います(仏像コーナーのアクセス数はイケメンズを含むと1日約300件)!4月から8週連続で毎月曜夜に教育テレビで放映される『仏像の心と技』は、国内の傑作仏像の誕生秘話を語っていくとのこと。これは楽しみですね!
 4月1日〜今日はジョジョネタに特化!//ジョジョ・ファンの皆さんに吉報!掲示板で教えて頂いたフリーゲーム『ディアボロの大冒険』、これは素晴らしいデキです!最初は「所詮フリーゲームだし“なんちゃって”ジョジョゲームだろうなぁ」と、軽い気持でプレイ開始してみたら、と、と、とてつもないジョジョ愛が詰まっていたッ!登場キャラは実に120人以上、スタンドの装着も可!これを無料で配布して下さった3名の制作者は神ッ!オープニングの音楽が「クリムゾン・キングの宮殿」、ホテルに入れば「ホテル・カリフォルニア」、スタンドを発動するとそのキャラに関係ある曲に切り替わるなど、BGMのセンスもGOOD!(今日はエイプリルフールですが、このゲームはガチです!)※初めてプレイされる方は、必ずリンク先の左側にあるオンライン・マニュアルを読みましょう(基本はZキー使用)。キーの解説を読まないとプレイできません。//タレントの中川翔子さん(ブログの総アクセス数、5億件!)がジョジョ立ちレベル1ポージングをブログにアップされてますね〜。ちゃんと腰が入ってるし、なかなか良い感じデス。//昨秋、当サイトで紹介した『ジョジョ・タイピング・ゲーム』(ジョジョ打鍵)がバージョンアップし、新たに第6部「ストーンオーシャン」からも名セリフが加わりました!これで80巻までの有名な荒木節の大半が入ったのでは!ファンにとっては、文字を打ってるだけでテンションがあがりまくる、楽しいフリー・タイピング・ゲームっす♪※1回のチャレンジは60秒。現在ランキング1位の人は464文字!あり得ない!僕は150前後です…(汗)。
 3月31日〜日本のアニメは世界各国で本当によく愛されていて、youtubeにアップされていた『スペインの聖闘士星矢まつり』(4分56秒)も相当なもの。南部の古都グラナダで開催されたものだけど、コスプレしたスペイン人たちが歌詞カードも見ずに日本語でOPを歌いきっている!後半の観客のフィーバーぶりもスゴイ。※バックの踊りがドリフみたい(笑)。//(昨日の続き)そして安藤美姫選手。彼女は公式戦の如く3-2-2の三連続ジャンプを披露し(普通はエキシでそこまでしない)、どの女子選手よりも力強く滑り込み、観客の心を最後まで惹き付けた(背後の観客が「ミキティ、良い方向に変わったね」と話していた)。男子シングル1位のジュベール選手は、一般にテクニック重視=ドラマ性がないと思われ、イケメンなのに人気が今ひとつだけど、最近は“金メダリストなのに影が薄い”というキャラで愛されるようになってきた気がする(爆)。彼はフィナーレのダンスでのリズム感のなさぶりがウケていた。このフィナーレでは全選手約20名が一斉に登場してダンスを踊り、会場は超エキサイト!贅沢すぎる光景にリンクのどこを観ればいいのか分からなかった。中でも“ランビエール&高橋&浅田&キム・ヨナ”の4人の同時スピンという、鼻血が出そうな豪華演出に目まいを覚えた。ラストは全員で場内を2周半滑走。どの選手も実物は独自のオーラをまとっていて、男女ともすごく“カッコ美しく”見えていた。僕は2時間の間、“人間はこんなに美しい生き物なのか!” “極めればあそこまで優美に舞えるのか”と感嘆しまくった!※最後の群舞でアイスダンスの木戸選手が神崎選手の服を着て、織田君が木戸選手の服を着ていたのが楽しかった。織田君はリュック&帽子を身につけ客席に混じって拍手したりしていた。高橋選手は持ちきれないほどプレゼントを貰い、落としまくって大変だった(笑)。彼はファンのことをすごく大切にしているね〜。競技の模様は関西テレビで明日16時からオンエアされるとのこと。いつの日か、キミー・マイズナー、ライザチェック、J・バトルも観たいデス!//無実の3人のアラブ系英国人がアルカイダと見なされて米軍に誤認逮捕された実話『グアンタナモ、僕達が見た真実』、サイトの予告編を見て“これは観に行かねば”と思っていたら、関西は速攻で上映が終わってた(涙)。ベルリン国際映画祭で賞を獲っているからDVDになると信じたい!//明日4月1日は東京・池袋でジョジョのカード・フェスタがあるんですね。参戦される方、関西から勝利を祈っております!(大阪では会場でカードを売ってましたヨ)
 3月30日〜昨日、初めてフィギュア・スケートを生観戦!世界選手権の成績上位者によるアイスショー(エキシビジョン・ツアー)が“大阪なみはやドーム”で開催され、7千人がトップ選手の華麗な演技に酔いしれた。大阪でこれほど豪華な顔ぶれが揃うことは滅多になく、過酷なチケット争奪戦を経て、東側の前から2列目をゲット!テレビの画面とはスピード感やジャンプの迫力が全然違う。すぐ近くを選手が通過するので「うおお、ランビエールが動いている!」「高橋君が跳んだ!」「あれが真央ちゃん!」と、何度も失神しかけた。この日、最も演技が美しかったのは中野友加里選手。彼女は次から次へと技を披露し、長いイナバウアーや優雅なビールマンスピンに会場からウットリため息がもれた。笑顔も最高。演技後、客席からは男女の関係なく「あまりにかわいすぎる!」との声。次に素晴らしかったのがキム・ヨナ選手。繊細な上半身の動きと細い体が儚げでガラス人形のようだった(彼女が髪をおろしているのを初めて見た)。会場の人気NO.1はやはり浅田真央選手。声援の大きさがケタ違い。ただ、演目“ハバネラ”は盛り上がりに欠け、衣装も微妙なので印象が薄かった。トリプルアクセルが出たんだけどねぇ(“ノクターン”にすればいいのに〜)。男子シングルはヨン様に扮して雪だるまを持って登場した神崎選手や陽気な織田君も魅せてくれたけど、断トツでカッコ良かったのは、高橋大輔選手、前王者のランビエール選手の2人。ランビエールは巡業ツアーの疲れが出ていたけど、彼ならではの超高速スピンを披露。女性の観客が大半なので彼が客席に手を振る度に「キャーッ!!」という黄色い歓声が起きた。まるでアイドルのコンサート状態。高橋選手は鳥肌立ちまくりの激シブ演目“ロクサーヌ”で会場を沸騰させ、客席は興奮のルツボと化した。ぶっちゃけ、あのロクサーヌだけでもチケット代1万5千円のモトはとったと思う(観てるだけで自然に涙が流れた)!大阪は高橋選手の地元なので、休憩時間には単独インタビューのサプライズがあった。アイスダンスは2位&3位が帰国して欠場(嘘だと言ってくれ〜!)。アゴスト組を楽しみにしていたので残念。パンフには載っていたのに…。1位のデンコワ&スタビスキー組は、演技自体は見事だったけどBGM「ユア・ビューティフル」の編集が中途半端でもったいなかった。ペアは2位パン&トン組と1位シュー・シェン&ホンボー・ツァオの中国選手が世界最高のスロージャンプ(女性をすんげー高さで投げる)を目の前で決め、高度な大技に圧倒された。1位の2人は今季で引退するので、ずっと応援してきた僕はこれまでの歴史を思い出し感無量に。御両人、今まで本当にたくさんの感動をありがとう!(明日に続く)



大阪なみはやドーム 世界フィギュア2007!
 3月29日〜(昨日の続き)ジブリの新作映画『崖の上のポニョ』の準備作業が大詰めを迎えた頃、宮崎監督は瀬戸内に1週間部屋を借りて一人で滞在した。身辺を包む張り詰めた空気。もう笑顔もジョークもない。庭をスケッチする監督は「こんなの撮るなよ。仕事じゃないんだから。もう今日は取材やめなよ」と苦言。監督は本格的なアニメ制作に入ると自らを極限に追い込んでいくという。海を見に行く監督の姿をカメラが追う。取材者は孤独に浸っている監督に質問をして“デリカシーがない”と怒られた。「一番人間が孤独でいる時に声をかける必要は全然ないんだよ。それをどういう風に撮るかってのがカメラを持っている人間の仕事なんだよ。なのに“どういう気持なんですか?”って君は聞くだろう!?」。監督が部屋に戻ると、取材者は時間をおいて「孤独になるのは作品を作る上で絶対に必要なんですか?」と切り出した。「僕は本来、不機嫌でいたい人間なんです。自分の考えに全部浸っていたいんです。だけどそれじゃいけないと思うから、なるべく笑顔を浮かべている人間なんですよ」(この間、監督はベートーヴェンの「悲愴ソナタ」を聴いている)「みんな、そういうもの(孤独)を持っているでしょう。その時に優しい顔や笑顔を浮かべていると思う?映画はそういう時間に作るんだよ。映画が近くなって来たらどんどん不機嫌になるさ。さあ、もういいだろう」。瀬戸内での取材は強制終了となった。番組の最後。完全に顔つきが変わった監督がジブリで絵コンテを前に「違う…うまくいかん」と苦闘。その眼光は恐ろしいほど鋭い。鬼と化した66歳。その中で、ついに映画の最初のカットが完成する。100日目、短い「お疲れ様でした」の言葉だけでお別れ。“映画の完成予定は来年の夏だ”というナレーションで番組は終わった。
本当に、よくここまで撮れたと思う。ある意味、ピリピリした空気が読めない(?)取材者だからこそ、宮崎監督の『孤独』を映像として残すことに成功したと思う。アカデミー賞に輝いた世界的アニメ作家の、とてつもない“産みの苦しみ”を目撃した貴重な1時間だった。『崖の上のポニョ』、公開が楽しみデス!※取材者は自分が説教されている場面をカットせず、監督の人物像を紹介する為にあえて挿入した。その心意気を買いたい。(番組冒頭10分の動画を発見)
 3月28日〜昨夜の宮崎駿監督のドキュメント、すごく良い内容だった!カメラ嫌いの宮崎監督が“取材者は1名”という条件で撮影を許可した100日間の密着映像。当初はジョークを言ったり機嫌良く飛行機を描いていた監督が、次回作の『崖の上のポニョ』の構想を練り始めると言葉数が減っていき、やがて鬼気迫る形相となり、最後は半ば取材拒否の様な雰囲気で番組が終了する。その緊張感あふれる日々を包み隠さず放送していた。監督は映画の出だしをどうするかで悩みに悩んでいた。コンセプトを書いては「違う。違うぞ」と頭を掻きむしって紙を破り捨てる「何かうまく定まらない。漂流してるような気分だ」。“これだけ名声を得たのになぜまだ大変な映画作りを続けるのですか”という質問には次のように答えた。「名声なんて何処にあるんですかね?僕自身とは全然関係ないものですよね。幻影だと思います。(作るのは)それによって自分が存在しているからです。だから今どうであるかが大事なんですよ。かつて何を作ったかなんてどうでもいいことなんです。それはもう終わっちゃったことなんだから。直せる訳でもないしね。直したいとも思わないし。その時はそうだったんです」。 監督は新作でアニメの新たな表現方法を模索していた。きっかけは06年に英国のテート・ブリテンで出合ったラファエル前派の絵画。中でもミレイが描いた『オフィーリア』(1852)の実物を見て、徹底して細部まで描き込まれた画面、光で表情を変える油絵の質感に衝撃を受けた。「(150年前に)彼らが全部やってたことを、下手くそにやってんだって思った。驚嘆した。ああ、俺たちのアニメーションは今までやってきた方向でこのまま行ってもやっぱりダメだって、もうこれ以上行きようがないって分かった」。取材は続くが、相変わらず絵を描いては捨てる日々。「違う。ダメだね。違うことだけは分かっている。才能も日々摩耗していくもんだから。どこが違うかなんか分かんないだよ」「正直に作んなきゃいけないんですよ。裸になって、本当に。“これは娯楽映画だから”って作っていても、実はその人間の根源的な思想がよく出てしまうものなんです。出すまいと思っても出ちゃうんですよ。それで隠して作るとしっぺ返しが本人だけに来るんですよ。正直に作らなかったというしっぺ返しが来るんです。自分にダメージが来るんですよ。(そうなったら)映画が作れなくなりますよ」「理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんです。理想がない現実主義者って、最低ってことだからね。(ジブリを)そういう現場にしたくないんですよ」「限界はね、毎日ひたひたと感じてますよ。なんてこんなに遅々とした歩みなんだろうって。しょうがないよね。出てくる蛇口が細くなってる」。
ゲド戦記の試写会では1時間が経った時点で席を立った。「気持で映画を作っちゃいけない。3時間くらい座ったような気がする」。タバコを一服後、再び館内に戻る。上映後、ロビーで押し黙る監督。険しい表情、長い沈黙…。「何を聞きたい?」「感想を…」「僕は自分の子供を(画面に)見ていたよ。大人になってない。それだけ」。その夜。「初めてにしてはよくやったというのは演出にとって侮辱だからね。この1本で世の中を変えようと思ってやんなきゃいけないんだから。変わらなくてもそう思ってやるのが映画を作るってことだ」。(明日に続く)
 3月27日〜今日は最近の掲示板からお薦め情報を紹介!/『世界一周ダンス/ディレクターズカット』(4分27秒)、マット・ハーデングという青年が世界各地でピョコピョコ踊るだけのものなんだけど、見てるだけでこっちまで楽しい気分に。人間賛歌と同時に地球賛歌でもある幸福な4分半。※先に公開され各国で大きな話題になった3分半バージョンはコチラ7大陸・39カ国!/“太陽柱”など不思議な気象現象を綴ったページにウットリ。こんなに様々な表情の太陽を瀬戸内で見ることができるなんて驚き!画像がとにかく美しいので疲れた時に是非♪/「良い本は錨になる。君の港の君の船のね。大波が来てもさらわれないように、そして力と知識をたくわえて出航して下さい」(榛野なな恵『Papa told me』)/ロックとクラシックを融合させたEL&P(エマーソン、レイク&パーマー)の『ナット・ロッカー』(4分26秒)。チャイコフスキーの“くるみ割り人形”をアレンジした曲なんだけど、この心地良い疾走感がたまらない。そして同じくEL&Pによるムソルグスキー『展覧会の絵』。なんと全40分24秒という大曲がそのままアップ!(youtubeの“10分規制”の例外?)//俳優植木等さん他界。長年、たくさんの楽しい時間を有難うございました。
 3月26日〜ぶっ飛びピアニストのラン・ランの動画を一昨日に紹介したところ、複数の方から「グールドの素晴らしい映像があります!」と以下の動画を教えて頂きました(有難うございます!)。「グレン・グールドの世界その1」(9分6秒)。20世紀最大の“天才・奇人”ピアニスト、グレン・グールド。最初の演奏後、1分15秒あたりから解説が始まります。あまりクラシックに関心がない方でも、映像を通して伝わる彼のユニークな人物像に興味を持たれると思いマス♪番組では彼の特徴として(1)行儀の悪い座り方(2)極端に低い椅子・高さ37cm(3)弾きながら歌う(4)曲のリズムと合わない体の揺れ(5)自分の演奏への指揮、この5点をあげて映像で解説しています(笑)。「その2」(7分18秒)では役者としての意外な横顔やフーガの解説が登場。「その3」(9分4秒)では彼が作曲した歌曲の他、コンサート活動を止めた理由(「自分のレコードに挑むのが関の山」等)が語られます。youtubeには、50歳の若さで病死するグールドが死の1年前に演奏した「ゴールドベルク変奏曲」(終盤の9分32秒)もアップされていて、この映像の5分48秒から始まる終曲は、最後の演奏風景としてファンには涙なくしては見られない貴重なものッス。ラストの一音が鳴り終わった後のグールドは、まるで生命が燃え尽きたようなのです…。※グールドについては「あの人の人生を知ろう〜グールド編」で僕も生涯を紹介しています。//3日前の日記で大人も楽しめるロボット・アニメとしてボトムズを紹介したけれど、ロボット・アニメの最高傑作と言えば、誰が何と言おうと伝説巨神イデオン!その超合金3月31日に発売されるッ!ぶっちゃけ、イデオンのデザインは27年前の当時ですら「ダサダサ」と言われていたうえ、超合金の値段は約2万という怒りと悲しみの絶叫プライス。しかし、変形合体アリ&巨大な波動ガンの画像を見た今となっては、ゲットしない訳にはいかぬ!発売日までに予約注文すれば15%引き。定価が高いのでこの15%引きは大きい。妻もまたイデオン信者なので、夫婦で「せ〜の!」と購入ボタンをクリック(爆)。グハーッ、後は座して5日後を待つのみ!これもイデの導きなのか?真の発動が始まっているというのかッ!?(劇場版の解説)//東大ジョジョ立ちのレポ、仕事の合間を縫ってコツコツ作成中。今週中にはアップできると思います!
 約30cmの巨大超合金!涙出てきた。
 3月25日〜多くの映画ファンを驚愕させた衝撃作『トゥモロー・ワールド』(原題“人類の子供たち”)がレンタル解禁!速攻で観たッ!感想は、もう「圧倒された」としか言いようがない。あの緊張感は何事?(キューブリックの映画を観てるようだった)。舞台は2027年の英国。物語の冒頭で「世界最年少の若者(18歳)が喧嘩で刺殺された」という報道に人々が絶句している。僕は“最高齢ではなく最年少でニュース?”と疑問に思ったけど、なんとこの時代、人類は子供を産めなくなっていた!これによって人々は希望を失い世界中が無法地帯と化し、英国は難民の流入を恐れて国境を閉鎖。移民者は迫害され、家畜のように檻に入れられ大陸へ送還されていた。主人公は政府の役人だが、移民者の人権確保を訴える反政府組織と接触するなかで、人生観をひっくり返すほどの“奇跡”に遭遇することになる--。この作品は台本もすごいけど、カメラワークも画期的。ワンカットが驚異的に長い(画面が切り替わらない)ので、映画の中に放り込まれたような錯覚、臨場感を味わった。カメラは決して主人公から離れず、常に彼の見る光景だけが映っているので、主人公と同時に生きているようだ。映画を観ていることを忘れてしまいそうになる。/子孫を残せなくなった人類。核戦争が起きなくても、新種のウイルスや気候変動で人類が絶滅することもあるだろう。僕は昔から、モナリザやゴッホのひまわり、ベートーヴェンの第九やシェイクスピアの戯曲など、芸術の傑作はそれを鑑賞する人間がいて初めて命が宿ると思っていて、その意味でも人類が消える日を想像するのが怖かった。この映画にはまさにそれについての会話があった。文化相は世界の廃墟から作品を保護し修復しており、左足が破壊されたミケランジェロのダビデ像を前に「これは救えたが(ヴァチカンの)ピエタ像は破壊されてしまった」「(スペインの)ベラスケスは数点残ったが、ゴヤはわずか2点。プラド美術館は立ち直れん」と嘆いた。そう会話をする彼らの背後にはピカソのゲルニカがあった。主人公は「100年後は人類がいないのに誰がこれを見る?保存に何の意味がある?」。文化相「いいか。俺はそういうことは考えないようにしている」…何とも切実な言葉だ。BGMはキング・クリムゾン、ロンドンの空にはピンク・フロイドの“空飛ぶ豚”が浮かんでいる。この人類史終了直前の世界観!目まいがしそうだ。主演のクライブ・オーエンも素晴らしい熱演を披露。彼は数年先にオスカーを獲るんじゃないかな。作品としては前述したように「主人公の知り得た情報」しか描かれないので、人類が不妊になった理由は謎のままだし、登場する“組織”の正体もハッキリしない。本作を批判する人は「背景が薄っぺらい」と叩いているけれど、映画が描こうとしているのは時代背景の解説ではなく、「生命そのもの」が持つ崇高な輝きだ。物語のクライマックスについては下記ネタバレで!(以下ネタバレ文字反転)最も感動したのは戦闘中に赤ちゃんの泣き声を聞いた兵士達が雷に打たれたように固まり、全員が射撃を止めるシーン!廃墟の中で兵士が跪き道を開ける場面に激涙。一人の赤ちゃんの命が、兵士、ゲリラ、市民たち、全員の心の奥の人間性を呼び覚ます。この映画はあの数分間の為だけにあると言っても過言じゃない!そして、体を張って若い母親を守った元妻、看護婦、難民の3人の女性たち。新しい命を前にした女性の強さに脱帽。僕の友人は「まばたきするのも惜しかった」と語っていたけど、その気持に全く同感!

 3月24日〜僕の大好きなピアニストに、全身を使って音楽を表現する中国のラン・ラン(25歳)という青年がいる。パンダみたいな名前だけど、クラシック・ファンで彼の名前を知らぬ者はおらず、チケットは凄まじい争奪戦になる世界的音楽家。彼は演奏が始まると何かが降りてきてしまうんだ。時にそれはハタから見るとヤバイくらいのものに。youtubeに動画が2分28秒だけアップされてるんだけど、投稿タイトルは『Lang Lang Gone Mad』(爆!)。プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番第3楽章を超絶テクニックで演奏しながらカメハメ波を発射!(*^v^*)//世界フィギュア女子フリー。安藤美姫が世界一に!トリノが15位に終わった為に一年間叩かれ続け、長いトンネルをくぐっての金。落ち着いた演技には貫禄さえあった。ジャンプだけでなく、腕の動きの美しさ、ステップの切れ味にも目を見張るものがあった。浅田真央も前日のまさかの転倒=5位から、よく2位まで浮上した。トリプルアクセルを決めてフリー演技を転倒ゼロで終えた彼女は、見たこともない大粒の涙。演技直後のインタビューはエグエグ泣いて声が出ない場面もあった。あの涙を見ると、“この子はまだ16歳でどれほど重いものを両肩に背負っているのだろう”と、こちらも思わずもらい泣き。最終得点差を見ると、安藤と浅田はたったの0.5点差。どちらも世界最高レベルの結果を残した。中野友加里も並み居る強豪相手に5位と大健闘。TOP5のうち実に3人が日本人というスゴイ時代になった。※フジテレビはアイスダンスとペア・フリーもオンエアせ〜い!なんでシングルだけ?プンスカ。//昨夜の『爆笑オンエアバトル チャンピオン大会ファイナル』。“ノンスタイル”が優勝したけど、他の出場コンビは誰も納得していない表情だったなぁ。確かに“ノンスタイル”はよく練習してきてると思うけど、同じようなネタばかりで広がりがない(でも“漫才ではなくサーカス見に行け”と観客へ呼びかけたのは新鮮だった)。“タイムマシーン3号”が自分達の採点の時に「ひとつでも面白くない所があったら玉(点)を入れないで下さい。成長出来ないので!」と言って、“ノンスタイル”(お願いしまくってた)と2ポイント差だったのは大したもの。僕的にはめっちゃ笑った“ラバーガール”の電報コントか、演技力が素晴らしい“ハマカーン”のどちらかと思ったんだけど(この2組はいつも下ネタなし、頭叩きなし、第3者への悪口なしで好感!)、結果は予想外のものだった。惜しくもセミ・ファイナルで散った“東京03”“THE GEESE”も僕は好き。次のチャンピオン大会はこの4組の名演が見られますように!
 3月23日〜世界フィギュア、女子ショートプログラム。浅田真央は最初のジャンプがすっぽ抜けて5位スタート。ジャンプ以外はめっさ良かっただけに冒頭のミスが惜しかった。彼女の良いところは失敗を体調や靴のせいにしないこと。今日も「私はいつも通り頑張った」と答えていた。それでこそアスリート!トップのキム・ユナは劇的なムーラン・ルージュの音楽を生かしきった見事なプログラム&振り付けで観る者を圧倒。ホント、16歳とは信じ難い。キミー・マイズナーは軽快に跳ぶ連続ジャンプも良いけど、笑顔が最強。あのスマイルは無敵!練習熱心で誰からも愛される人柄が演技からも伝わって来る。コストナーは名曲“カノン”に乗せたノーミスの演技で思わず画面に拍手してしまった。アリッサ・シズニーはスピンの美しさにホレボレしたのに、ジャンプミスが響いて17位(涙)。17位では明晩放送されないかも。あうう、彼女のフリーが見たいのに。安藤はバッシングをはね除けての2位。トリノは惨敗したけど、やっぱ実力者だよね。昨シーズンの超厚化粧より、今の薄いアイシャドウの方が絶対に良い。※アナウンサー、自作ポエムを読まずマジで黙って…。浅田真央の演技開始時の「夜に思うは若かりし日々」って何?“若かりし日々”って彼女はまだ16歳!小学校のことでも思い出せと言うのか?また、ソロコワに対し「27歳の女。円熟の世界へようこそ」っていうのもかなり失礼な気が…。//スケートの技の解説などはスケート入門コーナーで。//ミュージシャンの槙原敬之と漫画家・松本零士が衝突している盗作問題がとうとう法廷へ。『999』は大好きだけど、劇場版第1作と“さよなら--”の2作ばかり繰り返して観ている僕は、松本氏が問題にしているセリフは知らなかった。「セリフを知らないはずがない」という松本氏の言い分は強引のような気が…。//往年のアニメ・ファンに吉報!装甲騎兵ボトムズの新作TVシリーズ『ペールゼン・ファイル』が今夏よりオンエア開始!83年に放送された全52話のTVシリーズは、主人公が無口で殆どセリフがなく、主役メカが専用機ではなく量産型、番組中のメカ名は敵も味方も「AT」で統一、ロボットと言ってもガンダムのように18mではなく僅か4mというリアルな設定、“神”の後継者探しという壮大な物語など、独創的な世界観と視聴者に媚びない制作者の姿勢が素晴らしかった。新シリーズは前作より過去の話になるという。レッドショルダー・マーチが鳴り響くってことだ。24年前の作品なのに新作(リメイクではなく!)が出来るなんて想像もしなかった。まして、お目々パッチリのイケメンや美少女が活躍する流行のロボット・アニメとは正反対の、地味キャラ(オッサン多し)&油の匂い&鉄の衝突音がするハードボイルドなボトムズ。絶対に新たなTV放送はあり得ないと思っていた。最近のアニメにも名作は多いと聞くけど、主人公が少年少女では僕の年になると感情移入が困難。『攻殻機動隊』『カウボーイ・ビバップ』『サムライ・チャンプルー』以来の、久々に大人でも毎週のめり込める硬派な作品になりそうだ。
 3月22日〜スケート世界フィギュア、高橋大輔が日本男子シングル初の銀!年末の全日本の時の神演技に比べればベストとは言えない内容だったけれど、他選手が極度のプレッシャーに押し潰され次々と自爆・転倒・号沈して行くなか、よく最小限のミスに留めたと思う(片手お手つき1点減点のみ)。試合後のコメントからもハードさが伝わってきた「滑る前から緊張で泣きそうだった。後半は疲れたが、声援で乗り切ることができた。嬉し泣きは初めて。気持ちいいです。 トリノ五輪を経験して、自分自身をコントロールすることを覚えた」。それにしても、彼の「オペラ座の怪人」は実に盛り上がる。名曲に乗っての後半の5連続ジャンプ→高速ステップは最強プログラム!/王者ランビエールは昨日6位と出遅れたけれど、フラメンコを導入したドラマチックな振り付けと世界最速の超光速スピンが炸裂し、堂々の3位。1位のジュベールの演技は確かに上手いんだけどイマイチ心を奪われるものがなく(要するにつまらない)、ぶっちゃけ高橋やランビエールの方が良かった。あと、昨日2位につけたバトルが転びまくって6位になり、ガックリ頭を抱え込んでいた姿が可哀想だった…。とにかくこれで来年の日本男子出場枠は3名になった。比較的に女子選手がスポットを浴びてきたフィギュア界だけど、08年は3名の男子選手が大いに盛り上げてくれるだろう!※それにしても今年の世界選手権・男子はイケメンだらけ。天は二物、三物と与えすぎ(笑)//鎌倉時代の仏師にして日本最高の彫刻家・運慶の仏像が約800年ぶりに発見された。こういう報道があると、“本気で探せばもっと見つかるのでは?”って期待してしまう。手足は欠けているけれど、顔が無傷なのはラッキーだった。//グランドキャニオンに設置された、高さ約1200m(!)の“空中散歩道”、写真を見ただけで手に汗がにじむ。怖いけど歩きたい!//一部のアニメファンに絶大な人気を誇るOVA『ジャイアントロボ』。あの今川節が超炸裂するGRが漫画になって復活!3日前に発売された単行本第1巻にはOVA未登場だった九大天王も全員登場。テンション上がりまくり(笑)。//日刊スポーツのコラム『プロレスの証言者・藤波辰爾編』に、新日本プロレス崩壊の序曲となった小川VS橋本や武藤らの全日本移籍等の舞台裏が綴られていた。諸行無常の世といえ、かつてはゴールデンタイム&1時間番組だったのが、今は深夜にわずか30分だけのオンエア…これはあまりに寂しい。
 3月21日〜今日オンエアされたスケート世界フィギュア・男子シングル。どの選手も緊張しまくりで、お手つきなどプチ自爆が続出。僕が応援しているジェフリー・バトル、エヴァン・ライサチェック、ステファン・ランビエル、高橋大輔、この4人でTOP4を独占して欲しいんだけど、2連覇中のランビエールがまさかの転倒&6位スタート。明日のフリーで巻き返せるよう祈ってます!プレオベールのミツバチ、ファンキーで楽しい演技だったのに順位が低くて残念(10位はあり得ない)。ジョニー・ウィアーは、昔は王子様だったのに最近少しデーブ・スペクターと髪型が被ってる(汗)。//ジョジョのカードダスのルール講習会(波紋訓練所)が催されるというのでカードフェスタに行ってきた!ドラゴンボール、ナルト、ブリーチなど他カードとの合同イベントなので、会場は小中学生がいっぱい。しかし会場隅のジョジョ・ブースはオッサンばっかりで完全に異次元空間(爆)!女性はゼロ!もっさりした野郎ばかりの殺伐としたブース、だがそれがいい。スタッフ情報では40代の猛者も多いとのこと。チビッコの歓声が響く会場で、黙々とカードゲームに火花を散らす40代、この光景に涙を流さずにおれようか。さすがは連載20年目のジョジョ、ファンの年齢層を見ただけで歴史の重みを感じるぜ。さて、目当てにしていた講習会は、11時の会場オープンと同時に夕方の回まで全て定員が埋まり、道に迷って15分遅れで着いた僕は参加できず(涙)。しかし講習会の見学は可能だったので、練習する参加者の様子を見ながら必死でポイントをメモった。夜、遊びに来た友人(ジョジョラー)とルールブック片手にテスト・バトル。複雑な局面になるとカードダスに詳しい知人に電話してアドバイスをもらい、なんとか一通りプレイできるようになった。結論!めちゃくちゃ面白い!遊戯王の大ブーム以来、どんどん改良&進化してきたカードダスの世界。この成熟したシステムが楽しくないハズがない。ゲームバランスは良いし、不利な状況からの大逆転もあり、諦めずに戦い抜くことが出来る。そして何よりもキャラゲーであり、マニア同士の対決は手札が散る度に「ツェペリのおっさーん!」「スピードワゴンはクールに去るぜ」「あーん、スト様が死んだ!」など名セリフが飛び出し、熱くなることウケアイ!引いたカードを見ずに返し「俺はこのままでいい(ダービー戦@承太郎)」など、何をやっても面白い。カード自体も発色が良く、紙質もGOOD。イラストは全て原画がベース。白黒の原作が着色されてフルカラーになっており、1枚あたり35円というのは美術品としても決して高くはない。元々ゲームが苦手で画集として購入したんだけど、遊んでみたら見事にハマッてしまった、そんな感じッス!※僕に個人メールでお薦めしてくれた皆さん、どうも有難うございました!(何とアマゾンも完売



全カードが並び壮観。
彩色も美しい!

どこもかしこも
人!人!人!

雑誌に載ってた
ダービーさんが
ジョジョ立ち!
バトル・ブース背後に
承太郎がズラリ!




〜ジョナサンの呪い〜
初期セット(箱)の中身が見えないのは勘弁して欲しい。ディオとジョセフが欲しいのに、3箱連続でジョナサン(1箱1260円)。ジョナサンは好きだけど3枚はNO!
 3月20日〜『2007おすすめ展覧会情報』をアップ!全国の有名美術館の年間スケジュールをチェックし、24本のお薦め展覧会を厳選してピックアップ!入魂のリストなので鑑賞の参考にして頂ければ嬉しいデス!今年、特に期待大なのは、前期が『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』『モネ展』『ディズニー・アート展』、後期が『ルドン展』『フェルメール展』『ロートレック展』『狩野永徳展』っす!//『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』は本日から東京国立博物館にて開催。なんと『受胎告知』をイタリアが貸し出してくれた!秋にはオランダからフェルメールの「牛乳を注ぐ女」がやって来る。この2作は両国で門外不出とされる作品であり、もちろん日本初公開。そしておそらくこれが最後。『受胎告知』は所蔵するフィレンツェの美術館が改装に入ることで実現できた企画。フェルメールは今年六本木に完成した国立新美術館が開館イベントの目玉として執念で借りたもの。国立新美術館はこれとは別にモネの大回顧展も予定しており、フランスから「日傘の女性」を借りることに成功した模様。さすがは国立というか、すごく力のある美術館が誕生したものだ。//平安時代の落書きにイナバウアーが見つかったニュース、面白いねぇ。現代のマンガのように、動く刀に効果線が描いてあるのも驚いた。
 3月19日〜宮崎駿監督の新作は来夏公開の『崖の上のポニョ』。“宮崎版人魚姫”とのこと。楽しみだけど「ゲド戦記」の作者は“氏が引退したから息子が監督になった”と説明されていたので、めっさ怒りそう(汗)。//友人が教えてくれた海外の飛行機バイクのサイト、写真を見てるだけでロマン爆発ッスよ!//鼻歌から曲が検索できる『midomi』が、まもなく日本でも運用開始されるとのこと。今までサビのメロディーだけ分かっていた曲が、これで曲名まで分かるようになればスゴく便利だね!//うおおお!ウルトラジャンプ今月号の『スティール・ボール・ラン』があまりに素晴らしかったので吠えます!(以下ネタバレ文字反転)「なあ…馬を呼ぶ前に乾杯しねーか?」「何に…?全てを失ってしまった」。クーッ!雪が降りしきる中の乾杯シーンに鳥肌が立ちまくった!泣きそうになった!っていうか、泣いた!そしてシュガーの「ついに全てを無くしたのね…あの2人…持ってた物“全て”を…。でも、“全て”を敢えて差し出した者が最後には真の“全て”を得る」、これは変化が怖くて人生を足踏みしている者の背中を押す名セリフだと思うッ!今月号は本当に濃かった!前半の“交換”のエピソード!中盤の敵キャラ“マイク・O”の登場(口癖の「世界」が面白い)!後半のルーシーの潜入作戦!一度の連載で3話分が楽しめて超充実だったーッ!!※今後、ジョジョファンの飲み会の乾杯の音頭は「次の“遺体”とゴールに!」になりそうッスね!(*^v^*)

 3月18日〜本日、強風の寒い中を東大ジョジョ立ちに参加された皆さん、そして照明や音響等バックで支えて下さったフォルマッチョの方々、本当に、本当に、ありがとう&お疲れ様でしたァァーッ!予定通りに進行して1時間ピッタリで終了出来たのは皆さんのご協力のお陰です(感涙)。近日中に気合いの入ったレポをアップしますので乞う御期待!!
DIOの「WRRYYY!!!」
は倒れる寸前まで!
鬼教官は
学ランで登場
オラオラVS無駄無駄
100連発
 3月17日〜明日、東大ジョジョ立ちでお会いできるのを楽しみにしていますッ!東大のキャンバスは本郷ではなく駒場(渋谷の近く)なのでお間違いなく。//番組情報は更新しておきました。

 3月16日〜ズギュゥゥゥウン!今年は『ジョジョの奇妙な冒険』連載20周年。これを祝し、明後日18日(日)の夕方5時から、わが国の最高学府、東大にて“ジョジョ立ち”講座を開きマス!ジョジョ立ちが「アート」を超えて「学問」に進化する時が来た!名付けて『ジョジョ立ちin東京大学』。講師はもちろん鬼教官!鬼教官の指導は03年の大阪ジョジョ立ち以来、実に4年ぶり。もっと早く告知できれば良かったのですが、今回は屋内の講座で定員・先着100名と限りがあるので、宣伝をなるべく控える方針をとり、2日前の告知としました(整理券・プログラムなど詳細はリンク先へ)。「次回のジョジョ立ち教室はいつだろう」と、企画を楽しみに当サイトへ何度も訪問して下さっているジョジョファンの方が、この告知に気づいて足を運んで下さることを祈っていますーッ!(>_<)
 3月15日〜昨年施行された『障害者自立支援法』。これが今、自立を支援するどころか生活を破壊していると大問題になっている。“保護から自立を”というスローガンは聞こえが良いけど、要するに“自分で何とかしろ”ということ。新法では障害の度合いに関係なく、受ける福祉サービスが原則1割負担になった。1割負担というと少なく聞こえるけど、生活の全てにお金がかかるので大変なこと。例えば、洗顔や歯磨きなど朝の支度は介助料が183円、ファミレスで380円のチーズケーキをヘルパーに食べさせてもらうと669円になり、友達と公園に行くのは車椅子を押してもらうのに289円かかるという具合(データはNHK教育の福祉番組から)。もちろんトイレに行くのもお金がかかる。“1割だから楽だろう”というのは想像力の欠如。法律を作った政治家は「財政難の昨今、障害者であっても社会の一員であり、福祉制度の持続の為に1割負担やむなし」という。正論に聞こえるけれど、この考え方は根本的におかしい。障害が重い人ほど収入の道が閉ざされている場合が多く、しかもより多くの介助を必要としている訳で、負担を軽くしなければいけないのは分かりきっていること。“自立”を実現する為には仕事が必要であり、所得を保証する環境が整っていないのに、金銭の負担を求める話が先にくるのは違うだろう。障害者の方と話をしても“保護されて当然”などと言う方はおらず、「仕事があれば払うし、払いたい」という方が大半(仕事を通して社会参加の意識も持てる)。ところが施設の現場は過酷な状況だ。従来は殆どの通所施設(障害者の作業所)が利用料ゼロだったので、平均1万円という「工賃」(給料)は多いとは言えなくてもそれを励みに“働きがい”を感じて頑張る人が多かった。しかし、自立支援法によって月約3万円の利用料と食費が請求されることになり、仕事をする為に施設に通うと逆に差引き2万円の赤字になる事態になった。障害年金が月額約66,000円(2級)なのに、2万の自己負担はあまりに大きい。労働の意欲を奪い、“自立支援”と真逆のことを行政はしている。グループホームの利用者は、食費と居住費(光熱水費など)が全額自己負担になった。うつ病などの精神通院医療も全て原則1割負担になり、これがまた鬱の要因になる矛盾。障害を持つ子供たちも受難にあっている。従来は児童福祉の観点から、障害児入所施設では、入所費用、学校教材費、医療費がほぼ無料だった。これも“支援法”の施行で入所が有料となり、医療費等も原則負担となった。20歳まで障害年金が支給されない為、保護者の経済的な理由で育児放棄にあった子供は窮地に陥っている。非課税世帯への配慮はあるものの、政府の政策は、まるで障害が「自己責任」と言わんばかりだ。障害は本人にはどうしようもないこと。自己責任じゃないことからお金をとろうとする姿勢に納得できない。 
行政は二言目に「財政難」という。「制度を持続可能なものにする為の自己負担」とも。よく聞く言葉だが、約700億円の負担増を障害者に求める一方で、天下りの対象となり問題となっている特殊法人に毎年5兆円以上も血税が補助されている事実。役所や政治家が節税し、ムダな公共事業費をちょっと見直すだけで、すぐに障害者福祉は充実できる。06年度予算案の障害福祉予算は8131億円で国家予算の約1%。
国際的に見ても日本の国内総生産(GDP)にしめる障害関連予算の割合は、ドイツの5分の1、スウェーデンの8分の1しかなく、非常に低い水準にとどまっている。欧州で可能なことなら、世界第2位の経済大国の日本でも実現できるハズ。“障害”といえば他人事のように捉えている人が少なくないけど、事故や病気でいつハンディを持つか分からないし、誰でも数年先には老いて体が不自由になり、24時間の介護も必要になってくる。かつて障害者団体の運動で実現した駅ホームのエレベーターは、ベビーカーを押す母親や年配の人など、障害者だけでなく皆が助かっている。福祉は同情から「やってあげるもの」ではなく、我が身のことと考えたい。健康な人、ハンディを背負っている人、社会はいろんな人で成り立っている。障害者が人間としてあたりまえの生活をする為に必要な支援は、国の景気とは切り離して無料にすべきだ。僕らの社会はそれが可能だし、助け合いの精神こそが共同体の素晴らしさじゃないか。社会全体が協力して支えなきゃ!(*^v^*)
 3月14日〜先日、“06年度の映画の興行収入は21年ぶりに邦画が洋画を上回る”というニュースを紹介したけど、そのうちわけがコチラに。双方のTOP3は(邦画)1.ゲド戦記2.海猿3.有頂天ホテル(洋画)1.ハリー・ポッターと炎のゴブレット2.パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト3.ダ・ヴィンチ・コード。邦画はアニメが、洋画はシリーズものが相変わらず強いねぇ。//いま、ソフトバンクのCMにキャメロン・ディアスが出ているけど、6時間のCM撮影でギャラは何と300万ドル、つまり約3億6千万円とのこと!マジッすか!//1968年の創刊以来、39年の歴史を持つプロレス雑誌、“週刊ゴング”が本日発売の1168号をもって休刊。週ゴン自身は黒字ラインの購読部数を確保していたものの、会社自体が経営難だったのと、先月に社長が暴力団絡みの詐欺罪で逮捕されたことで休刊の憂き目に。来年で40周年の老舗雑誌が、こんな形で休刊になるとは寂しい限り。最終号には様々なレスラーが想いを語っていた。ミル・マスカラスは「96年に“みちのくプロレス”に呼ばれた時、飛行機代とギャラを出してくれたのはゴングだった」という泣ける秘話を披露。ゼロワンMAXの大谷晋二郎はファンの存在の尊さを大前提にしたうえで「レスラーだけでは達成できないことがたくさんあります。やはり思い入れを持ってくれているマスコミがいての僕ら。どういう世界でも一人では生きていけない」と、レスラーの活動をファンに伝えてくれるマスコミの有り難さを力説した。新日本の蝶野選手は「一生懸命やってきてる現場の人たちは、ちゃんと物作りしてきた」と、現場の努力と関係ないところ(社長の汚職)で休刊に追い込まれたことへの、記者やカメラマンの無念さを代弁していた。“長らくのご愛読、本当に有り難うございました”という表紙のメッセージが本当に切なかった…。//荒木先生へのファンレターの宛先について、複数の方から問い合わせを頂きました。こちらです!→『〒101-8050 東京都千代田区一ツ橋2-5-10 集英社 ウルトラジャンプ編集部 荒木飛呂彦先生』。思いのたけを込めましょう♪(*^v^*)//今春、旅行でイタリアに行かれる方、ジョジョ立ちの写真をお待ちしております!
 3月13日〜バーン!ジョジョ美術館コーナーに『第1部キャラ館』が新たに開館しました!4ヶ月にわたって多数の絵師さんが第1部(ファントムブラッド)のキャラを描き続けた、その総決算となる展示コーナーです!今年はジョジョ連載20周年。これを祝してシリーズ全7部の原点となるファントムブラッドの名画をお届けしますーッ!/その他のキャラ館も約1年ぶりの一斉更新が完了(この作業に1ヶ月!)。全コーナーを通して新しく360点の作品が加わり、ジョジョ美術館全体では展示総数が1000点を突破しましたッ!特に第5部キャラ館は怒濤の約250点。5部人気恐るべし。/今回の更新では各部ごとに“脇役”コーナーが新設されたので、主要キャラ以外のイラストも是非お楽しみ下さいネ。/圧巻なのは絵師のbo-さん。たった1人で4〜6部のスタンド大全を描き上げられ脱帽しまくりッス!6部は昨年に完成していたのですが、今回4部編5部編が加わりました!小さな画面に表現された様々なアイデア絵がホント楽しいです。(*^v^*)/現在、お題板では水彩画の技法を互いに研究中。水彩に興味のある絵師さんは是非遊びに来て下さいませ!

絵師さんは左からGさん、bo-さん、タカ06さん
 3月12日〜伝説のロック・バンド“ザ・フー”が「Hope I die before I get old(年をとる前に死にたい)」と歌った、約30年前のライブ『マイ・ジェネレーション』(4分、演奏は17秒から)を掲示板で紹介して頂いた!フーの演奏を見たことがない人は必見デス!日本では洋楽ファン以外に馴染みの薄い彼らだけど、本国イギリスではビートルズやレッド・ツェッペリンと並ぶ不滅のバンドと呼ばれている。メンバーの4人は皆個性的で、腕をブンブン大回転させるウインドミル奏法(風車弾き)でギターを弾くピート、マイクをカウボーイのように空中へ放つロジャー、修行僧のように黙々と超絶テクでリードベース(リードギターならぬ)を担当するエントウィッスル、そして野生児の如く自由奔放にドラムを叩きまくるキース、4人の奇才が集まって化学反応を起こした神バンドっす!キースはドラッグの為に32歳で死に、エントウィッスルも5年前に薬が原因の心臓麻痺で他界。/このライブ映像の最大の見所は、キースのクネクネ変態ドラム!ドラムを叩くというより、ドラムと融合しているみたい。彼の演奏は全ての音に“オカズ”が入っている為、コピー不可能。ロックバンドの映像といえばヴォーカルとギターばかり映っているのが普通だけど、冒頭からキース、キース、キース!どれほど生前の彼にカリスマ性があったかよく分かる。あと、彼らは演奏の最後に大暴れするので、初見の人はそっちの方もたまげると思いマスッ!/『マイ・ジェネレーション』日本語訳→みんな俺に圧力をかけてきた(それが俺達の世代)/ただ愛し合っているだけなのに/奴らは冷たいよなあ/年をとる前に死にたい/すべて消し去ってもいい/俺達の言うこといちいち揚げ足取るな/センセーションを巻き起こそうなんて考えてない/そういう時代なんだよ 俺達の世代は/それが俺達の世代 ぶっ壊してしまえ ※この曲の動画はコチラも有名(2分54秒)。無表情にベースを弾きまくるエントウィッスル、ラストに廃墟の中でぶっ倒れているキースに「ヘイ!」ってロジャーが声をかけているのが可笑しい!//マイケル・ジャクソンが来日中。久々に見た『ビート・イット』(5分)、やっぱりメチャクチャかっこいいわ!
 3月11日〜ぐおお!ジョジョ・ファンの皆さん、荒木先生にファンレターを出しましょう!先生からのお返事が週末に届きましたッ!頂いたハガキの図柄は第7部のジョニィで、腹筋中の彼が描かれたユニークなもの。おそらくファンレター返信用のオリジナルだと思います!僕の他にも返事が届いた知人が複数いるので、この冬に手紙・年賀状を出したファンのもとへ届き始めているようです。月に60ページの原稿を描き、雑誌やテレビ・ラジオのインタビューに精力的に応え、多忙の中にあってこうしてファンレターの返事を出される先生に感動ォォォーッ!//劇場版『ジョジョの奇妙な冒険・ファントムブラッド』のレビューをアップ!公開の衝撃から3週間。愛ゆえの長文デス。ファンとしては“あのキャラが出ていない、このセリフがない”という、悶々としたものもあるけれど、ジョジョ初心者の方(複数)から頂いたメールには「予備知識ゼロで見たのですが、テンポもよく面白かったので今度原作を読んでみます」という意見が多く、映画化の是非を問われれば、やはり映画化されて良かったと僕は断言したい。ジョジョ91冊から伝わるメッセージは、“どんな時でも前向きであり続けること”、これだと思うのデス。






腹筋中!(笑) 直筆に卒倒寸前!
荒木先生は本当にファンを大切にされています。激涙ッ!!

 3月10日〜傑作映画がまた誕生!今年のアカデミー外国語映画賞に輝いたドイツ映画『善き人のためのソナタ』レビュー(予告編を見る時はメインページのサウンドをオフに。音がダブリます)。『フィツカラルド』『アギーレ』を世に送った巨匠ヘルツォーク監督が「ドイツ映画史上、最も素晴らしい作品」と絶賛し、僕は公開を楽しみしていた。実際、期待をはるかに上回る内容だった!舞台は1984年、ベルリンの壁崩壊の5年前の東ドイツ。政府は密告社会を築いて国民を24時間監視し、反体制の疑いがある市民を盗聴、証拠を抑えては投獄していた。主人公は国家保安省(秘密警察)の局員ヴィースラー。冒頭の尋問シーンがリアルで、主人公いわく「被疑者がシロなら尋問が長びくと“家に帰せ”と怒り出す。クロなら心に負い目があるので強気になれずメソメソし始める。また、本当にアリバイがあるなら色んな言葉で状況を説明しようとするが、嘘のアリバイなら同じ単語の繰り返しになる。追い詰められるほど変化のない自作の筋書きにすがる」。主人公は盗聴のエキスパートであると同時に心理学のプロ。僕は“こいつの前では絶対に嘘がつけない”としょっぱなからビビった。このスゴ腕の主人公が、反体制の劇作家&恋人の女優を盗聴し始めて、2人から少しずつ影響を受けていく。逮捕の証拠を集めているハズなのに、劇作家の切実な“自由を求める叫び”に胸を打たれてしまう。しかし、思想犯に少しでも共鳴することは、秘密警察である彼にとって銃殺モノの罪だった。やがて民主化を求める劇作家に逮捕の手が迫る。国家権力の動きを知る主人公はどんな行動をとるのか--あとは映画を観て下さい!映画の前半にある、盗聴マイクから聞こえるピアノソナタに聴き入るシーンは本当に美しいカットで、映画史に残る名場面と思いマス。この作品を観て実感したのは言論の自由の大切さ。僕はサイトへ自由に政府批判の意見を書いてるけど、この行為が罰せられる時代が日本にもあったし、現在でも世界各地の独裁国家が国民に弾圧を加えている。僕らは大きな犠牲を払って手に入れた言論の自由を、絶対に死守せねばと痛感した。※この映画はラブストーリーとしても優れた傑作デス!たぶん07年の僕のベストは(まだあと9ヶ月あるけど)本作か『リトル・ミス・サンシャイン』のどちらかに決まりそう。※89年の夏、22歳の僕はゲーテとワーグナーの墓参の為に東ドイツを訪れた。当時はビザが必要で、鉄道の切符は政府指定の高いホテルとセットだったり、移動するのも大変だった。その3ヶ月後にベルリンの壁が崩壊したのを英国で聞き、事態の急変に驚いた。そしてあの壁を越えられずに射殺された市民の墓地を思い出し、これでもう、壁際の墓地に新しい墓が増えることはないと思い黙祷した。
 3月9日〜公開中の邦画『それでもボクはやってない』レビュー。『Shall we ダンス?』『シコふんじゃった』など人気娯楽映画を生み出してきた周防正行監督の10年ぶりの新作。今回は日本の裁判制度の欠陥をとりあげたド硬派シリアス作品。主人公は痴漢犯として逮捕された無実の青年。逮捕から裁判所での判決に至るプロセスを、2時間23分をかけて徹底的にリアルに描く。彼は留置場でも司法の場でも「やってない!」と訴え続けるが、警官も、検察官も、裁判官も聞く耳を持ってくれず、「疑わしきは有罪」としてベルトコンベアに乗せられたまま事態が進んでいく。無実を証明したくても保釈してもらえず、否認を続けると「反省の態度が見えない」として、印象が悪くなってしまう矛盾。公判の途中で裁判官が突然交代することがあるなど、本作では一般人がなかなか知る機会のない“司法の常識”が多く登場する。無罪判決の出る確率が千件に一件しかなく(つまり99.9%が有罪)、無罪は検察の顔に泥を塗る行為であり裁判官は出世を諦めないと無罪を出せない、なんて実態も。地味な映画だけど、普通の人は一生経験することがないであろう、逮捕→勾留→起訴→裁判という体験を味わうことで、「初めに有罪ありき」という司法制度の問題を知る貴重な機会になると思う。長編だけど、緊張感が持続しラストまで飽きさせないのは、さすが周防監督。「日本の裁判は真実を追究する場ではない。とりあえず有罪か無罪かを決める場にすぎない」という言葉が重い。//“みんなのうた”がyoutubeに色々とアップされてるのを知り、『山口さんちのツトム君』(2分15秒)を検索したら見つかった!サビの「つまんないな」「返事がない」の寂しい声と、頭をうなだれる仕草に悶絶。3番がハッピーエンドってのも良いネ!//先日アキバを散策した“鬼教官”が、PS2のジョジョゲーの景品「1/1サイズ石仮面」を売ってる店を見たとのこと。付けられた値段は16万8千円だったそうだ。マジっすか!高騰しまくり!もはやオモチャの値段じゃない。バンダイさん、普通に商品として販売してくれ〜!//マニア根性といえばガンダム好きも負けていない。ヤフー・オークションでガンプラ(MGストライクフリーダム)が135万6千円で落札。135万!写真を見れば確かに“鬼仕上げ”。でもSEEDのキャラにいまだ馴染めない僕としては、この値段は「?」。こっちのファーストのジオラマなら135億でも“理解可能”!
 3月8日〜今年のアカデミー作品賞&監督賞に輝いた話題作『ディパーテッド』レビュー。暗黒街のボス(ジャック・ニコルソン)を逮捕すべく、マフィアに潜入した警官(ディカプリオ)と、ボスを守る為に警察に潜入したマフィア(マット・デイモン)が、互いに知力を尽くし文字通り命がけで戦う2時間半。面白くないハズがない。ニコルソンはいつもながら圧倒的な存在感で怪演を披露。デイモンはスコセッシ監督いわく「頭がフル回転している音まで聞こえてきそうな演技」を見せた。でも、僕が一番魅了されたのはディカプリオ(現在33歳)の演技!10年前の『タイタニック』では熱演空しくオスカーにノミネートさえされず、以降も“気持が空回り演技も上滑り”など批評家から酷評を浴びたけれど、今回のレオ君は違う。まさに鬼気迫る演技!酷い生活環境から脱出したくて警官になったのに、任務で最悪の環境に放り込まれる皮肉。正体がバレれば瞬殺される状況で、精神安定剤を飲みながら潜入捜査を続ける孤独感がヒシヒシと伝わり、苦悩に満ちた目は観ていて胃が痛くなった。「危なっかしくてこんなもん付けてられっか!」と体に巻いた盗聴器を外すシーンなど、従来のヒーローにはない人間臭さも好感。映画のテンポが非常に良く、2時間半の長丁場をまったくダレずに見せきった。音楽も印象的なテーマ曲が随所で効果的に使われ、1週間が経った今も頭に流れている。あと、この映画は小道具としての携帯電話の使い方が実に上手く、巧みにドキドキハラハラ感を盛り上げた。これは携帯が普及する前のサスペンス映画にはなかったことだ。/じゃあ、万人にお薦め出来るかと言えば、僕は口ごもってしまう。“ディパーテッド”の意味は“死者たち”。ここまで誉めた後に書くのもなんだけど、とにかく血が飛び散る、殴られる、頭を撃たれる、人が死ぬ。死にまくる。脅迫、怒号、号泣、プッツン、手加減なしの血みどろの暴力に次ぐ暴力。見終わって「さぁ、明日から頑張って生きよう!」とはならない。やっぱ、アカデミー作品賞は生きる元気を与えてくれる『リトル・ミス・サンシャイン』や、生命について考える『硫黄島からの手紙』の方が相応しいと思う。でも、過去2年は『ミリオンダラー・ベイビー』『クラッシュ』とヘビーなのが続いたので、今年は“娯楽映画こそハリウッドの王道”と、ビッグスター投入しまくり、予算かけまくり、興行的にも大ヒットを記録したこの映画を選ぶバランス感覚が働いたのなら、それも分かる。スコセッシの監督賞受賞は6度目のノミネートという“お疲れさん”的な空気もあるけど、やはりこれだけスタッフの多い大作映画をまとめあげ、キッチリと商業的にも成功させた手腕が評価されたのだろう。※本作は香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク。そちらは未見なので、本作をあくまでも1本の独立した作品として鑑賞。※アイルランド人がそんなにキツイ差別を受けているとは、この映画を観るまで知らなかった。移民社会も大変。あと、『地獄の黙示録』に出てたハンサムなマーティン・シーンが、あんな可愛らしいオッサンになっていたとはパンフを見るまで気づかなかった(汗)。(以下、ネタバレ文字反転)→上司が転落死するとこで、レオを呼び出したギャングが密告しなかったのは、彼もまたネズミだったからだよね?ということは、警察とマフィアの双方に2名ずつネズミがいたことか。途中で消えた刑事が靴にビニール被せて忍び込んだのを観た時、叫びそうになったよ。全く先が読めない映画だった。あと、女医が渡された茶色の封筒、最後はスルーだったね…。
 3月7日〜先日、民放『素敵な宇宙船地球号』で“日本人が癒される音TOP5”を紹介していた。(5)木々のざわめき(4)風鈴の音(3)海辺の波の音(2)鳥のさえずり(1)川のせせらぎ。とても自然の音が愛されている。番組では、なぜ“川のせせらぎ”があれほど心地良いのかを科学的に分析。その結果、高低の周波数の中から全体を貫く規則的な音の波が見えてきた。波形は機械のように正確なものではなく、ほんの少し不規則。この規則性の中の不規則性がいわゆる「ゆらぎ」と呼ばれるもので、それが僕らに心地良さを与えている。雨音など自然界の音はこの「ゆらぎ」がいっぱい。実は僕らの体内にもこの「ゆらぎ」はある。心臓の音だ。鼓動は規則正しいリズムに聞こえても、一音ごとに少しずつ強弱が異なる。まさに「ゆらぎ」であり、赤ちゃんが母親の胸に抱かれて安心するのは、母の心音の「ゆらぎ」を感じているから。最高の「ゆらぎ」は、高い周波が細かくゆらぎ、低い周波数が大きくゆらぐ状態の「1/f (えふぶんのいち)ゆらぎ」(f=frequency)と呼ばれるもの。ガラスの風鈴やお寺の鐘がこれに当てはまり、除夜の鐘がやたらジーンと来るのは108回も「究極のゆらぎ」を聴き続けるから。/風鈴、水琴窟(すいきんくつ)、ししおどし、鈴虫…日本人は古来から暮らしの中に音を取り入れ楽しんできた。俳句でも芭蕉が「古池や蛙(かわず)飛込む水の音」「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」と音を詠み込んでいる。しかし、コオロギや鈴虫の声を「聴いていると落ち着く」と感じるのは世界共通の感覚ではない。初秋の虫の音を聴いた欧米人の感想は「機械的な印象」「好きじゃない」「イライラする」と否定的(それも嫌悪感を持つほどの)。なぜ正反対の反応になるのか。脳には物事を直感的にイメージする右脳と、論理的思考や言語処理を行う左脳がある。首都大学東京の実験で、バイオリンを日本人と欧米人に聴かせると、両者は共に右脳で聴いていた。ところがコオロギの声の場合、欧米人は右脳で(“音”として)聴いていたのに、日本人は左脳で聴いていた!つまり虫の音を“無意味な雑音”ではなく“意味のある言葉”として受け止めていたんだ。日本語は母音が主体であり、自然の音と母音は音の成分がほぼ同じ。一方、英語をはじめ大半の外国語は子音が主体。この日本語の特性ゆえに、日本人は自然音を意味のある感情的な音として聞くことができ、小川のせせらぎも、コオロギの声も、全部左脳で聴いているという。(以上、『素敵な宇宙船地球号』から)/これは非常に興味深い。他に母音主体なのはポリネシア圏くらいとのことなので、タヒチやフィジーの人々に鈴虫の声の感想を聴いてみたい(笑)。※ちなみに芭蕉が聞いた蝉の声はニイニイゼミ。//体調、だんだん復活してきたので、もう一息。ノートパソコンがあれば布団の中で更新できるのになぁ。
 3月6日〜熱が39度を超えているので病院に行ったけど、インフルエンザの反応が出なかったので「喉の炎症」みたい。そんなので39度も出るの?とにかく点滴を1時間うって、薬を9種類(レスプレン、カロナール、ピーエイ、イサロン、オーグメンチン、リカバリン、トローチ、イソジン、麻黄湯)処方されて帰宅。その後、少しずつ熱が下がってきた。//熱が出て辛いのは、体ではなく仕事ができないこと。やらなきゃいけないこと、書きたいことが山ほどあるので、1秒たりとも布団の中で倒れているヒマはない…。気持ばかり焦ります。//明晩の映画『アメリカン・ビューティー』、アカデミー作品賞に選ばれただけあって、「今日という日は、残りの人生の最初の一日」「美のあふれているこの世界で、怒りは長続きしない」など、名セリフがテンコ盛り。映画の題名は、人生の成功を他人にアピール(演出)しなければ幸福を実感できないアメリカ社会への皮肉とのこと。

 3月5日〜最近、立て続けに惑星探査機から素晴らしい映像が届いている。まずは史上初めて撮影された「土星を上から見た写真」。探査機カッシーニが送ってきた画像の拡大写真は“絶景”の一言。部屋のパソコンで見ていると、僕らが住む同じ世界にこういう場所があると思うとクラッとくる。続いては冥王星に向っている探査機ニューホライズンズが、木星通過時に送ってきた「衛星イオの火山噴火」。イオは地球以外で活発な火山活動が確認されている唯一の太陽系の天体。3つの火山が同時に噴火している。天体の生命力を感じる1枚だ。また、ハッブル宇宙望遠鏡が送ってきた「宇宙の真珠の首飾り」という涙チョチョギレの美麗画像も良い。20年前に爆発した超新星が、今こんなに美しくなってるんだって!//ゼーハーゼーハー。熱が39度3分もあるので、今日の更新は短めに。39度超えは初体験。インフルエンザ?とにかく明日病院に行かないと。

上空からの幻想的な「環」 大マゼラン雲「真珠の首飾り」
 3月4日〜うおッ!イーグルスの名曲『ホテル・カリフォルニア』(7分19秒、演奏は39秒から)のライブが“完全な形で”アップされていた!この曲はラストに約2分のギター・プレイがあるんだけど、残念ながらライブでは短縮バージョンになる場合が多い。しかし、この映像ではアルバム通りきっちり演奏されている!有り難い!
歌詞の内容は殆どホラー。登場する“ホテル・カリフォルニア”は米国音楽業界の象徴であり、この曲は“死んでしまったロック・スピリット”への沈痛なレクイエム(鎮魂歌)だ。60年代、ロック・ミュージシャンの多くは反体制であり、ベトナム反戦を訴え、社会の矛盾に怒りを叩き付けていた。ところが70年代に入ると楽屋の会話は「何万枚アルバムが売れた」「高級外車を何台持っている」「今度の曲は儲かる」、そういったビジネスの話題ばかりになった。この曲が発表されたのは1976年。歌詞の中に「1969年を最後にロックは滅んだ」といったニュアンスの部分があるのは、69年に“愛と平和”を掲げて開催されたロックの祭典“ウッドストック”を、ロック精神の最後の灯火と位置づけているから。巨額の投資の対象となり、焼け野原となった業界を前に茫然と立ちつくすイーグルス。曲は有名だけど歌詞を知らない人もいると思うので以下に紹介!

『ホテル・カリフォルニア』
♪夜の砂漠のハイウェイ 涼しげな風が髪を撫でてゆく/コリタス草の甘い香りがほのかに漂い/遥か遠くにかすかな光が見えた/僕は頭が重くなり目の前がかすむ 今夜は休息が必要らしい/呼び鈴を鳴らすと戸口に女が現れた/“ここは天国か?それとも地獄なのか?”/彼女はローソクに灯をともし僕を部屋まで案内した/すると廊下の向こうでこう囁きかける声がした/「ホテル・カリフォルニアへようこそ。ここは素敵な所。お客様もいい人たちばかり。あなたのお越しをいつでもお待ちしています」/ティファニーの宝石、優雅な高級車のような女性たちに皆が心を奪われている/中庭では人々が香わしい汗を流してダンスを踊っていた/思い出のために踊る人 忘れるために踊る人

スピリット(酒)を飲みたいんだが」僕がマスターに告げると/「1969年からというものスピリット(心)は一切置いてありません」と彼は答えた/ホテルでは深い眠りに落ちている真夜中でさえ/どこからともなく僕に囁きかける声が聞こえる/「ホテル・カリフォルニアへようこそ。ここは素敵な所です。当ホテルは楽しいことばかり。アリバイを作ってせいぜいお楽しみ下さい

鏡を張りめぐらせた天井、グラスにはピンクのシャンペン/「ここにいるのは自分の企みの為に囚われの身となってしまった人たちばかりよ」と彼女は語る/やがて大広間では祝宴の準備が整った/人々は鋭いナイフを突き立てるが誰ひとり内なる獣を殺せない/気がつくと僕は出口を求めて走り回ってた/どこかに元の場所へ戻る通路がきっとあるはずだ…!/すると夜警が僕に言った/「落ち着きなさい。我々はここに住みつく運命なのだ。ホテルのチェック・アウトは自由だが、もはやここから立ち去ることは永遠に出来ない」。
※怖ッ!(T_T)。CMソングで起用している会社は、たぶん意味を分かってないと思う…(汗)。
 3月3日〜今日は最近の報道から最新の科学ニュースや気になった社会問題をピックアップ。//南極で未知の生物を多数発見との報道に興奮。温暖化の結果だから素直に祝えないけれど(汗)。//ミツバチたち、どこに行ったんだろうねぇ。//ヴァチカンの聖職者のサッカーは退場の代わりに「悔い改めよ」。//日弁連が過労死対策で「月80時間以上の残業禁止」の提言。政府は長時間残業の抑制の為に残業代の割増率を50%に引き上げる案を出しているけど、サービス残業には効果ゼロだし、金を払えば過労死の危険ライン突破が容認されるということ自体、間違ってるんだよね…。//「クラスター爆弾」は一発の親爆弾に数百個の子爆弾が詰め込まれており、国連の調査では最大4割が不発弾として残って地雷化する兵器。米軍がイラクで、イスラエル軍がレバノンでこれを市街地に投下した結果、戦争終結後も多くの民間人(特に子供)が犠牲になっていることから、“非人道兵器”として国際社会で問題になっている。先月ノルウェーが「早急に使用禁止すべき」と各国に呼びかけた国際会議が開催され、最終日に禁止条約の成立を目指す「オスロ宣言」が採択された。当初は宣言に難色を示していた英仏が最後は賛成に回って拍手を受ける一方で、日本政府は宣言支持を見送ったことから、同様に棄権したポーランドとルーマニアと共に「不支持を表明したのはこの3国だけです」と、採択後に非難を込めて名前を読み上げられた(米・中・露は最初から不参加)。わざわざ会議に参加して棄権するのは反対を表明したのも同じ!EUや各国NGOからは日本に対する失望とブーイングの声があがった。政府は米国に気を使って棄権したのだろうけど、英国ですら賛成していることから、非人道兵器に毅然とNOを表明しない日本の印象は一気に悪くなった。世界の良心は米国と太いパイプを持つ日本の役割に期待しているのに、実際はリーダーシップを発揮するどころか宣言に水を差してしまった。これは外交上の大失態だし、人命にも直接関わることだし、棄権するならせめて日本独自の使用自粛宣言を出すべきだった。っていうか、“郵政民営化には賛成したけど、非人道兵器は廃止すべき”という人は多いと思うんだけど、いつの間にか政府はオスロ宣言の支持を見送って、それをマスコミも殆ど報道せず、国民の是非も問わず、知らないところで日本がイメージダウンしている構図がやりきれない。これ以上クラスター爆弾で一般市民が傷つかぬことを願ってます。※金儲けより人命尊重というベルギーの取組みに感動!//日本の太陽観測衛星「ひので」が、なんと宇宙空間から撮影した日食の画像を送ってきた!下の写真は、太陽の手前を月が横切っている光景。宇宙でこんな映像を撮ってしまえる文明を持つ人類。なんとか皆が仲良くできないものか。(>_<)
  絶景ッ!
 3月2日〜公開中の映画『世界最速のインディアン』レビュー。素晴らしき「オヤジのロマン炸裂ムービー」だった!主人公は63歳のスピード狂の爺さん、バート・マンロー(1899-1978)。彼は手作りの改造バイク(ベースは“骨董品”1920年型インディアン・スカウト)で世界最速記録を叩き出した伝説のライダーだ。元々は最高記録が時速87キロのバイクを“324キロ”が出るまで40年以上かけて改造した猛者!自作パーツはブランデーのコルクなど生活用品を再利用。車体を極限まで軽くし、彼が1967年に1000cc以下のクラスで樹立した大記録は、なんと40年経った今も破られていない。/ニュージーランド在住のマンローは、狭心症で倒れたことを機に余命の短さを感じ、死ぬまでに自作のバイクがどれだけ世界に通用するのか知りたいと思う。しかし、レース開催地のアメリカ(ユタ州ボンヌヴィル)は地球の裏側。年金暮らしなので渡米費用が無く、家を抵当に入れ借金し、友人たちからカンパをしてもらい、米国行き貨物船にコックとして乗り込み、様々なトラブルに遭いながらも執念で会場に向かう。審査員からは「時代遅れのポンコツ」と陰で馬鹿にされたが、彼は周囲の嘲笑などどこ吹く風で“インディアン号”をフルスロットルに…!/映画全体は前半がレース会場に到着するまでの様々な人間との出会いを描いたロードムービー、後半がライダーの聖地で記録挑戦という構成。この作品が観客から絶賛されているのは、スピードの限界に挑む迫力あるシーンだけでなく、どんな絶望的な状況でも明るくひょうひょうと乗り越えていくマンローの人間性にある。マンローは相手が誰であろうと心の壁を作らずありのまま受け入れ、困難の中にあってもユーモアを忘れず大らかに笑う。彼と出会った者は、他人には不可能としか思えない夢を追っている姿に感動し、みんな彼を好きになり応援したくなる。何か助けたくなる。人々の“夢を持つ人間がどこまでやれるか見たい”という気持は名作『ガタカ』に通じるものがあった。※一つの目標に向かって突き進む老人の姿は、観てるだけでこっちも発奮する。“負けてられない!”って元気が湧いてくる!/マンロー役を好演したのはアンソニー・ホプキンス。彼は「私自身は陽気な男なのに、依頼される役は『羊たちの沈黙』のレクターのようにサイコな役ばかりで閉口していた。マンローこそが本来の私の姿だ」。脚本は実際に生前のマンローを知るドナルドソン監督が執筆。実話なので派手な物語じゃあない。「もっと売れる脚本にしろ」という映画会社の要求を拒み、25年前に書いた脚本を執念で映画化させた。つまり監督もマンローなみの根性の男。様々なオヤジたちの熱い思いがこもった映画だ!「このマシンでスピードに挑む時は、5分が一生に勝る。一生よりも充実した5分間だ」(B・マンロー)。※予告編がアツイ!
 3月1日〜(昨日の続き)オスカー助演女優賞は『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソン。「お婆ちゃんに見て欲しかった!私に夢を与えてくれた人です。祖母には歌への情熱があったけどチャンスがなかった。祖母の存在が私の原動力でした」。/『ドリームガールズ』といえば歌曲賞の発表で最大の番狂わせがあった。舞台上でビヨンセが熱唱した「Listen」を含め、『ドリームガールズ』からは3曲もノミネートしていたのに、複数ノミネートが災いして得票が各曲に分散してしまい、結果的に誰も予想してなかった『不都合な真実』挿入曲が受賞することに。//『ドリームガールズ』は他にも助演男優賞候補になって本命視されていたエディ・マーフィーが受賞を逃しており、彼はショックのあまり途中で会場から帰ってしまった。/だが、エディはまだ46歳だからいい。今回8回目(!)の主演男優賞ノミネートを逃したピーター・オトゥールは75歳!45年前に『アラビアのロレンス』で名演を見せて以来、8回も候補にあがっているのに受賞できない…これはもう悪夢。非情なリ、アカデミー協会。//その主演男優賞を受賞したのは46歳の黒人俳優フォレスト・ウィテカー。彼は『ラストキング・オブ・スコットランド』で役作りの為にスワヒリ語を学び、体重を20キロ以上増やして撮影に挑み、狂気の独裁者を熱演してオスカーに輝いた。僕はオトゥールに賞をあげたかったけど、ウィテカーのスピーチを聞いて感動してしまった。「子供の頃、映画といえばドライブ・イン・シアター(※劇場の約半額で観られる)。まさか自分がその映画に出られるとは思ってませんでした。今夜受賞した事で人生に不可能はないと分かりました。テキサスの片田舎に生まれ、ロスの貧民街で育っても、自分を信じて努力し続ければ夢を手に入れることが出来るのです。私が役者になったのは人と触れ合いたかったからです。全ての人が心に持っている光に触れたいと思ったのです。この心の触れ合いは何より大切で、強く繋がれば新しい世界が見えてきます。今日を永遠に忘れません。この喜びは来世まで持って行きます!」。こうして今年も多くのドラマを生み、授賞式は終わった。//本日、アクセス600万件ヒット!皆さん、いつも遊びに来て頂いて、本当にありがとうございますッ!(*^o^*)






【最新ランク】 DVDトップ100 本のベストセラー100 音楽CDトップ100 玩具のトップ100/(GAME)


愛と情熱のメインページにGO!!