最新文芸情報


2007.7〜8

 8月31日〜先日の民放『ビーバップ!ハイヒール』から、外来語のトリビアで面白かったものを幾つか紹介。『背広』…高級紳士服店が集まっていた英国の街の名サヴィル・ロウが語源。『へべれけ』…ギリシャ神話に登場する青春を司る女神ヘーベがお酌することを「ヘーベ・エリュエケ」という。神々が彼女の酒で泥酔したことから、酒に溺れることを“ヘベレケ”というようになった。『イクラ』…ロシア語の魚卵(ikra)がそのまま定着。『ポシャる』…仏語で帽子のことをシャッポという。脱帽する→シャッポを脱ぐ→打つ手なしのお手上げ状態のことをポシャるというように。『旦那』…インドのサンスクリット語のdana(お布施)。『メリケン粉』…アメリカの粉。アメリカン(メリケン)の粉。『ギザギザ』→英語のgather(ギャザー)×2。『Yシャツ』…TシャツはT型だからなんだけど、Yシャツは“ホワイト・シャツ”がなまった。逆に“カッターシャツ”は英語と無関係で、大正時代にミズノが考えた縁起物の服“カッターシャツ”(勝った!シャツ、つまりダジャレ)の呼び名が定着。ウソのようなホントの話。※『語源由来辞典』なるサイトを発見!こりゃ時間泥棒だね(笑)。//今から20年前、まだ19歳だった頃に書いた処女小説『さらばK』を、恥ずかしながらアップさせて頂きました。最初に先手を打って言い訳しておくと、何と言いますか、既に発表している2作品『音へ』『カントレフ、彷徨』もそうなのですが、僕の小説は誰かを感動させようとして書き始めたものではなく、極めて個人的な理由から、つまり、“これを書かなければ人生が先に進まない”という抜き差しならぬ状況に陥った時に、自分で自分を救う為にペンを取ったものです。ゴッホが自作を“狂気の避雷針”と呼んでいますが、僕も自分なりに書くことで精神的危機を脱出しようと、もがきにもがいた結果デス…。最近よく寄せられる質問に、「何でカジポンさんは文芸ジャンキーになっちゃったんですか」「どうしてこうなったんですか」とあるのですが、若い頃の失恋がすべての原因という訳ではありませんが、初恋の痛恨の一撃は間違いなくその後の人生に影響を与えていますね…。『さらばK』の脱稿は20歳の誕生日の前日、つまり10代最後の日です。10代を去るに当たって、苦しかった青春時代を何かの形に昇華したかったのです。※今になって20年前の作品をアップするのは、40歳が近づき必然的に死を意識することが多くなり、この世に生きていた証を少しでも残しておきたい、そんな気持もありますね。

 8月30日〜恒例、NHK『解体新ショー』の豆知識メモ。/『人はなぜ辛い食べ物を好きになる?』…脳が強い刺激に快感を覚えるから。実験でチンパンジーに普通のクラッカーと唐辛子入りの辛いクラッカーを与えると、最初は普通のクラッカーばかり選ぶんでいたのに、辛い方も安全とわかると、強い刺激が喜びに変わって辛いクラッカーばかり食べるようになった。人やチンパンジーといった高等動物は刺激が強いものに快感を覚える特性がある。だからこそ、唐辛子はコロンブスが欧州へ伝えた後、たった100年で世界中に広まった。ちなみに辛いモノを食べると口から火が出るのは、脳が辛さを熱さと勘違いしているから(神経に伝わる信号がそっくり)。/『あくびはなぜうつる』…他人に共感する力が発達した結果。進化のたまものだ。家族や恋人のあくびは特にうつりやすい。他人に共感する力が未発達の小さい子どもはあくびがうつらない(うつるのは5、6才になってから)。同じ理由から、認知症になるとうつり難くなる。また、“脳に酸素が不足するとあくびをする”と言われているが、あれはデマ。実験では酸素の量はあくびの回数と無関係だった。※枕草子にも「見ならひするもの、あくび」とある(笑)。/『ヤセている大食いチャンピオンはなぜ太らないか』…栄養が吸収されていないから。通常、食べ物は胃で消化された後、小腸→門脈(もんみゃく、栄養を肝臓に運ぶ血管)→肝臓と移動して吸収されるんだけど、大食いの人は胃が巨大になりすぎて門脈を圧迫&塞いでしまい栄養が肝臓に行かない(体に取り込まれない)。食べ物を消化する胃が、逆に栄養を摂ることを妨げている状況になっている。/『口蓋垂(こうがいすい=のどちんこ)は発声の役に立つ?』…ナ行とマ行が言えるのは口蓋垂のおかげ!喉の奥で上下に動いて、発音しやすいように鼻に空気を送ったり閉じたりしている。試しに(人が見ていない所で)鼻の両穴に指を突っ込んで欲しい。ナ行とマ行だけが鼻から空気が出ようとして苦しくなるのが良く分かるハズ!(ア行やカ行など、他の行はどれも普通に発音できる。知らなかった〜!)//少年ジャンプで10月(45号)から『ハンターXハンター』の連載再開決定!長かった!
 8月29日〜関西人で一定の年齢以上の人間は、誰もが口ずさめるであろう懐かしいCMソング、お菓子の『パルナス』(1分31秒)。ロシア民謡風の悲しい音楽と、白黒の赤ちゃんの写真、ちょっと怖い影絵がトラウマになってる人も多いと聞く。日曜朝の世界名作劇場の再放送(主にムーミン)を提供していたので、多くの子どもの心に深く刻まれた。パルナスは既に廃業しており2度とあの曲を聴けないと思っていたら、掲示板で「YouTubeにアップされてマス」とのこと!速攻でアクセス。ぐわ〜!めっさノスタルジックな気持になった!歌詞は以下の通り「♪グッと噛みしめてごらん/ママの温かい心が/お口の中に染み通るよ/パルナス/甘いお菓子のお国の便り/おとぎの国のロシアの/夢のおソリが運んでくれた/パルナス、パルナス、モスクワの味/パルナス、パルナス、パルナ〜ス」。この曲、来月にCD化されるそうです!続けて動画にはピロシキのCMも入ってて、こちらの歌詞は「♪パルナス、ピロシキ、パルナス、ピロシキ、パルピロパルピロパルピロパルピロパル〜ピ〜ロ/ロシアのおじさん言うことにゃ、本場の味よりまだ美味い/ウチの坊やの言うことにゃ、おやつは絶対コ〜レ〜」。こんなローカルCMまでアップされてるなんて、さすがYouTubeっすね!//映画コメントつづき。『トンマッコルへようこそ』…1億点。『リトル・ミス・サンシャイン』『善き人のためのソナタ』『ツォツィ』『ブラッド・ダイヤモンド』に続く今年5本目の満点突破映画。舞台は1950年代、朝鮮戦争の真っ只中の半島。都市から遠く離れた山間の村トンマッコル(“子供のように純粋な村”という意味)は、戦争が起きていることも知らず村民たちは幸福に暮らしていた。その村に、連合軍のアメリカ兵パイロット、2人の韓国軍兵士、3人の人民軍兵士(北朝鮮軍)という、敵味方の3組6名が遭難し迷い込んでくる。兵士達は村人に銃を向けて「貴様らはどっちの味方だ」と迫るが、村人は銃も手榴弾も見たことがなかったので「それは何?」とポカ〜ン。両軍の小競り合いの中、兵士達はアクシデントで村の食料貯蔵庫(一年分を貯蔵)を爆破してしまい、謝罪の気持ちから畑仕事を手伝うようになる(倉庫のトウモロコシがポップコーンになって雪のように空から降る場面はとても美しい!)。南北の兵士は畑にいても“いつ相手が襲ってくるかわからん”と、互いに警戒していがみ合うが、額に汗してじゃがいもを収穫しているうちに、だんだん憎み合うことがバカバカしくなってくる。畑を荒らすイノシシ狩りでは、ついに両軍の兵士が協力。村祭りで酒を呑み、歌い踊り、敵対心が友情に変わっていく。映画の後半は、戦乱に巻き込まれそうになったトンマッコルを救う為に、兵士達がある「恩返し作戦」を決行する。僕はこれに滝泣き。マジで脱水症状。村人から「今度の戦争はどこが攻めてきたんだ?中国か?日本か?」と問われて“同じ朝鮮人で殺し合いをしている”と言えず、黙ってしまう兵士達から朝鮮戦争の虚しさと悲しさが伝わってきた。音楽は宮崎アニメで知られる久石譲。ユーモアをふんだんに混ぜながらシリアスな物語を描いた優れた作品。お薦めです。兵士達が長老に“偉大な指導力の源は何ですか”と尋ねた答えは「腹いっぱい食わせることじゃ」。シンプルながら金言なり。(以下ネタバレ文字反転)連合軍の爆撃目標となった村を救う為に、“おとり部隊”となって陽動作戦をする南北の兵士達。作戦の目的は村の代わりに自分達を爆撃させること。「トンマッコルを救おう」という気持ちで固く結ばれた彼らは、出会った当初の敵意むき出しの姿からは想像もつかないほど、深い友情で結ばれていた。「自分達の死=作戦成功」という悲しすぎる運命にもかかわらず、頭上から降り注ぐ爆弾を見て「やった!成功だ!」とニッコリ笑顔をかわすラストがたまらない。死を前にしたあの爽やかな笑顔は、映画と分かっていても、泣けて泣けて…。生涯忘れられない表情。寂しさと温かさの入混じった余韻があった。
 8月28日〜映画コメントつづき。/『人間の條件』…1959年公開。“日本映画の良心”と言われ、ずっと観たかった本作品をこの夏ついに鑑賞。テーマは「戦争の中にあってもヒューマニズムを貫くことが出来るのか?」。仲代達矢主演、小林正樹監督、全6部(DVD6枚)で上映時間が“9時間38分”という、日本映画史上、前代未聞のスケールで描く超ド硬派反戦ドラマ!第1部「純愛篇」、第2部「激怒篇」、第3部「戦雲篇」、第4部「望郷篇」、第5部「死の脱出」、第6部「礦野(あらの)の彷徨」で、公開時は3年連続で毎年2部ずつ上映された。中国(満州)に渡った主人公・梶がたどった1943〜45年の2年間を描く。第1&2部の舞台は南満州の鉱山。梶が就職した日本企業は、中国人労働者に過酷なノルマを負わせて牛馬の如くこき使っていた。梶は「労働条件の改善が効率アップに繋がる」と自説を主張し、実際に梶が担当した坑道では産出量が増えていく。ある日、600人もの戦争捕虜が坑夫として軍部から送り込まれるが、彼らは捕虜といっても兵士ではなく、抗日地域の住民というだけで捕えられた一般人だった。軍の命令は「殺しても良いが脱走させないこと」。“故郷に帰して欲しい”という捕虜の声に胸を痛める梶。7人の捕虜が脱走を計画して捕らわれ、見せしめの為に斬首刑に処せられることが決定した時、梶は助命の為に動くべきか苦悩する。妻・美千子は“中国人の味方をすると憲兵に睨まれる”と夫に自制を求めるが、梶は「いま行動しないと、俺は人間じゃ無くなってしまうんだ!」と7人を救う為に奔走する。この救出劇の顛末は感動的なので映画を観て欲しい。名セリフ「人間の隣りには人間がいる」(人間の心を失わない者の側には必ず同じような人間が現れる)もここで登場。その後、梶は憲兵からアカとして凄まじい拷問を受け、対ソ連の最前線へ送られることになる。第3&4部は非情な軍隊生活。軍という組織は兵士から人間性を奪う。新兵の梶は古参兵から徹底的にいびられ、物事の筋を通そうとしては殴られる。同期の小原二等兵(田中邦衛)はいじめに耐えきれず自殺した。梶は“小原を殺したのは上等兵の連中ではなく「軍隊」そのものの非人間的な体質だ”と激怒する。程なくドイツが降伏し、国境からソ連の戦車隊が進軍してくる。最強と言われていた関東軍はあっけなく全滅。梶は敗残兵として戦場に取り残された。第5&6部は敗戦の混乱。“妻の下へ帰りたい”という一心で大陸を南下する梶。途中で他の敗残兵や避難民も加わり20人ほどになるが、密林で方向を見失い、餓死、狂死、自殺する者が続出。海岸線に出た時は僅か3名になっていた。結局、梶はソ連軍の捕虜となり極寒の収容所へ送られる。飢えと寒さで捕虜達は次々と病気になり命を落としていくが、収容所の中でさえ日本軍の階級を振りかざして若年兵を虐待する上官がいた。このいじめで、ずっと苦楽を共にした戦友が衰弱死。梶は怒りを爆発させ上官の首を絞め絶叫する「貴様は死ねッ!貴様のようなヤツが精算されるまでは時間がかかり過ぎるんだ!その間に良いヤツが、まいっちまうんだよォオオ!」。やがて梶は捕虜収容所を脱走し、たった1人で地の果てまで続く雪原を歩き続ける。「美千子、待っていてくれ、俺は必ず君の下へ帰るぞ」。そして物語は伝説のラストへ…。9時間半も観ていると、映画を鑑賞していることを忘れて、何もかも梶と同時体験しているような錯覚に陥った。戦争で周囲の人々が人間性を失っていく中で、文字通り“人間の条件”となる良心を失わんと、心の声に従って生き続ける梶の姿は強烈に胸の奥に焼き付いた。戦友の丹下一等兵の台詞「会いたい人には会えるものだ」がまた泣ける。梶の人生を見届けたい方はぜひ御覧下さい。92点。※原作は実際に満州戦線に従軍した五味川純平の小説。体に雪が積もるシーンは雪原ロケ、つまり本物の雪で撮影されたとのこと。凍傷の一歩手前だったらしい。仲代達矢いわく「死ぬ前に一番印象的だった作品を訊かれたら『人間の條件』と答えるでしょうね」。//今夜、6年半ぶりに皆既月食が見られましたね〜。(気象庁発表データ)・18時 月の出と同時に月食スタート、・18時52分 皆既月食100%、・20時23分 次第に月が復活、・21時24分 月食完了。

  仲代達矢は撮影開始時まだ24歳
 8月27日〜映画コメントつづき。/『殯(もがり)の森』…今年のカンヌ映画祭でグランプリに輝いた河瀬直美監督の作品。妻に早く先立たれた認知症の老人と、幼い息子が事故死した女性介護士の交流を描きながら、愛する者が旅立った喪失感を抱えて、なおも生き続けていく残された人間の姿、その命を見つめる。奈良の茶畑をはじめ、山里の自然が非常に美しい。映画の前半はあまりにテンポが遅く、役者も小声でボソボソ言ってるので台詞が聞きづらく、特に冒頭30分は修行に近いものがあった。手持ちカメラの撮影は文化祭の映画のよう。しかし!中盤の2人が山奥に迷い込んでからのストーリーがいい。老人が何の目的で山に入り、そして目的地で何を行ったのか…あれは泣く。「ありがとう」もたまらない。人が1人死ぬと言うことは、その人を愛していた周囲の人間にとって、こんなにも切ないことなんだとあらためて実感した。86点。/『ハッピーフィート』…CGアニメ。南極を舞台にペンギンたちの歌とタップ・ダンスが繰り広げられる陽気なムービー…と思いきや、中盤から人間が南極沖で行っている魚の乱獲を阻止しようという物語に。そして最後はここに書けないような超展開に。巨大な氷山の重量感、大型漁船の船団、画面を埋め尽くすペンギンの大群など、CGアニメと分かっていてもスケールの大きさに圧倒される。主人公は微妙に可愛くない。あと、タップ・ダンスはいくら上手でも“CGだもん”で終ってしまうので、本物の人間が演って初めてスゴイと思えるものは、アニメでやるのは興醒めって分かった。ペンギンたちが夕暮れのブリザードの中を突き進むシーンの迫力は見事!68点。/『マーダーボール』…車椅子ラグビーに闘志を燃やすアメリカ・チームとカナダ・チームの選手を描いたドキュメンタリー。戦車のようにチューンナップした改造車椅子を激突させ、鬼の形相でボールを奪い合う男たち。その迫力に圧倒されて、可哀想とか同情とか、そういう感覚は吹き飛んでしまう。精神力もめちゃくちゃタフだ。超ポジティブ。恋愛も描かれており、色んな意味で目からウロコの映画だった。85点。/『パッチギ! LOVE&PEACE』…続編だけど前作と主要キャストがごっそり変わって別の映画になっていた。“在日2世の女性キョンジャが日本名で芸能界入りし、大和撫子の鑑として特攻隊を描いた映画に出演、愛する男性を「お国のために」と送り出す”…この難しいシチュエーションを井筒監督はよく描いたと思う。キョンジャに芸能活動をやめろという兄の「だっておまえ無理してるやないか!」はジーンときた。また回想シーンでは、徴兵されて日本軍に組込まれた朝鮮人が、日本兵として散っていく悲劇も描いており、たくさんのギャグ・シーンを入れながらも、今回もシリアスなテーマを語っていた。だがしかし!“パッチギ”の名を冠するなら、前作の主人公・康介君をどこかで出して欲しかった。名前すら一度も出てこないってどういうこと?前作のエンディングで僕が流したあの涙は何だったんだ…。それに子どもの難病をもって来るのって、脚本としてあまりに安易すぎるというか、僕は好きじゃなかった。最後の乱闘も不必要。ただ、この作品を一部の批評家のように反日映画として切り捨てたくない。藤井隆が演じた日本人は「古い奴とお思いでしょうが…」と口上を言って在日の友人を助ける為に身を犠牲にするし、「徴兵逃れをして生き延びた父を卑怯とは思えない、父が生き延びたから、今こうして自分が生まれここにいる」という重い台詞など、語るべき部分がある。前作が青春映画の傑作だった分、高い期待から続編が厳しい評価になるのは仕方ない。68点。※劇中でラサール石井が撮った別の映画『西郷どんの犬』が観たい(笑)。/『グアンタナモ・僕達が見た真実』…実話。3人のパキスタン系英国人青年がイスラム過激派と見なされて米軍の収容所(カリブ海のグアンタナモ米軍基地)に送られ、拷問を受け続けて2年後に無実が判明、釈放される。家畜のように野ざらしの檻に入れられ、会話を禁じられ、憔悴していく青年たち。人権を無視した米軍の拷問が詳細に描かれ、見てるだけで息苦しくなった。“もし自分が国際テロ犯として誤認逮捕され収容所で拷問されたら?”。映画を見る前にその気持ちを想像しようとしたけど、あまりに実生活とかけ離れすぎて考えることが出来なかった。裁判抜きで拘束され、いつ釈放されるか希望のない状況で、精神を正常に保ち続けることは可能なのか。この映画を観なければ気付かなかったことも多いので、未見の方はぜひレンタルをお薦めします。ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。84点。(明日に続く)//今夜、東京の方では、鬼教官withフレンズ、しずちゃん、しょこたんたちで、仕事のオフに飯を食いに行ったそうです。鬼教官から電話で話を聞いてるうちに頭がクラクラ。なんかもう、この光景が普通になってきましたね(笑)
 8月26日〜ここ半年に見た映画(DVD含む)で、まだ感想を書いてなかった作品12本を3日に分けてレビュー。/『チャーリーとチョコレート工場』…独特の色彩センス、映像美が素晴らしい、ブラックなファンタジー・コメディ。チョコレート工場の見学に訪れた子ども達のうち、自分勝手でワガママな連中が次々と悲惨な目に。それを見てほくそ笑む工場主ウィリー・ウォンカ役はジョニー・デップ。こういう屈折したエキセントリックな役はデップの独壇場だね。子どもが罰を受けると流れる小人族ウンパ・ルンパ(皆同じ顔)のコーラス&ダンスが夢に出てきそう。映画公開のタイアップでウォンカのチョコレートが発売されたという。知らなかった!見つけたら絶対に買ってたよ〜。84点。※ウィキの解説は原作との比較もあってグッド。/『モンスター・ハウス』…スピルバーグやゼメキスが製作総指揮をしたファミリー向けのホラー・アニメということで、“CGアニメでホラー!?”と興味半分で見てみた。主人公の少年DJの向いの家が“人喰いハウス”で、敷地に入った人間は玄関からパクリと呑まれてしまう。ヤバい家と気付いたDJは警察に通報するが、大人たちは誰も話を信じてくれない。“このままでは被害者が増え続ける…”DJら3人の子どもは腹をくくり、頭を使ってモンスター・ハウスとの対決に挑んで行く。ジョークがたくさんあって笑えるシーンが多く、また、普通のお化け映画と違って、後半が愛の物語になっていくところが(お化けもワケアリ)、さすがスピルバーグが1枚かんでるだけある。ドジだけど“やる時はやる男”、親友の太っちょチャウダーがいい。EDも後味良し。78点。/『バットマン・ビギンズ』…このシリーズは敵も悪党なりに魅力があるものだけど、今作ではそれが全くなかった。クライマックスも消化不良で疲れだけが残る。前半のヒマラヤ修行も退屈(せっかく渡辺謙が出てるのに)。でもダークな雰囲気は好き。35点。/『グエムル 漢江(はんがん)の怪物』…映画としては悪くないし、怪獣の恐怖感も伝わってきた。ゴジラやガメラにない生々しい残虐ファイトは、小学生が観たらトラウマになったかも知れない。でも、物語のスケールが小さすぎた。韓国で歴代第1位の観客動員記録というので、いったいどんな超展開の作品かと、“従来と異なる新しい何かがあるのだろう!”と思ってドキワクで観た。でも、怪獣がただ暴れて人を襲うだけ。人間が生み出した怪獣としてはヘドラ(byゴジラ)の方がよっぽど衝撃的だった。グエムルは決戦でも軍隊さえ出動せず数人の民間人でバトル…。驚いたのは在韓米軍の非情さを描いたシーン。ソウル市民がまだ退避していないのに化学兵器を投入する。米兵はアジア人の命を軽く見てるってわけじゃないだろうけど、仮に日本映画であれば、在日米軍が東京都民に危害を加えるような場面は絶対に(遠慮して)描けないだろう。この映画が韓国でNO.1になったということは、在韓米軍ならこれくらいはやりかねんと韓国の人は普通に思っているから?ソン・ガンホをはじめ、役者の演技力の高さはさすが。65点。/『鉄人28号・白昼の残月』…うーん、せっかく劇場で観るんだから、ド迫力のロボット・バトルを期待してたんだけど…敵メカの登場が少なかった。物語も1時間半かけるほど奥が深いかと言えば微妙。ギャグ・シーンは最初の方は笑ってたんだけど、途中の宴会シーンとか、もうくどすぎ。そこに時間をかけるより、魅惑の横山メカを動かしてくれい!TVシリーズの“超人間ケリー編”の感動には遙かに及ばず。っていうか、ジャイアント・ロボの劇場版アニメを作って欲しい。40点。(明日に続く)

 8月25日〜インド巡礼の際、夜明け前のガンジス河に歌いながら向うハイテンションな人々(16秒)や、大混雑の河のほとり(50秒)を動画で撮ってきました。画質が悪い上に、手ブレしまくりですが、音から生々しい現地の雰囲気が伝わると思うのでアップしますね!//そのインド巡礼の間をぬって敢行した『インド・ジョジョ立ち』もアップ!ジョジョ第3部の舞台といえば、DIOと戦ったエジプトが有名だけど、その次に激戦が展開したのは4人も刺客(スタンド使い)が襲ってきたインド!原作のポージングを原作の舞台で再現することにこだわった海外ジョジョ立ち。現地の人々との交流も紹介していますので、ジョジョ未読の方にも楽しんで頂けたらと願っています〜!(*^v^*)
第17巻 リアル“運命の車輪”!
「角度が甘い!」エンプレスの
再現に通行人からダメ出し!
何とカルカッタに
JOJO's Restaurant」
 8月24日〜先月の日記でドストエフスキーの小説『カラマーゾフの兄弟』について一言触れたところ、複数の読者の方から「今夏に読破しました!」とメールを頂きました。“うおッ!これはドスト・ブームの到来かッ!”と内心色めき立っていたところ、7月に『カラマーゾフの兄弟』の新訳本・最終巻が出て、古典文学では異例となる26万部のベストセラーになっていたんですね!外国文学は翻訳者によって印象や読み易さが激変するもの。どんな訳でミーチャ、イワン、アリョーシャの3兄弟の言葉が語られるのか興味津々。人生を模索し、生きようと不器用にもがく登場人物たち。読者の年齢によって、感情移入する兄弟が変わっていくという(アリョーシャLOVEから変化するのかな)。多くの人が“世界文学の最高傑作”と推す本作品、未読の方は好評の新訳で味わってみては!?(全5冊ですが新訳はテンポ良く読めるとのこと。アマゾンのレビューも満点&大絶賛の嵐!)//関西圏はゴルフ中継で放送中止になった『アメトーーク』の“ジョジョ芸人特集”が9月13日深夜に振り替えオンエアされるとのこと!ファンの声が届いたのか、こんなことが本当にあるんですねぇ!(By @JOJO)//インド国立博物館はイケメン仏像、ジョジョ立ち仏像(ヒンズー系)の宝庫でした!ガンダーラ地方(現パキスタン周辺。アフガンのカンダハルはガンダーラが語源)の2〜3世紀頃の仏像は、ギリシャ彫刻の影響もあって実に容姿端麗!平安時代以降のパタリロ系(それはそれで安心感があって良いけど)とは全然違いマス。博物館で骨抜きになったので、美形仏をイケメンズ・コーナー後半に、ジョジョ立ち・ヒンズーを傑作仏像写真館後半にアップしました。文字(経典)の読めない民衆の為に、教えを仏神像で伝えようとした心優しい古(いにしえ)の仏師たちに感謝ッ!//よもやあるまいと思ってYouTubeでゴダイゴの『ガンダーラ』(1分29秒)を検索したら、なんとアップされていた!懐かしい!!
はうう、美形ブッダ! 破壊神シヴァの「世界終末ダンス」!
 8月23日〜お盆を過ぎて、夜になるとだんだん秋虫の音が聴こえるようになってきましたね。季節が変わってしまう前に、好きな夏の俳句を14句紹介!
●行く雲を寝ていて見るや夏座敷(志太野坡)
●夏河を越すうれしさよ手に草履(ぞうり)(与謝蕪村)
●世の中の重荷おろして昼寝かな(正岡子規)
●夕立が洗っていった茄子をもぐ(種田山頭火)
●行水の捨てどころなき虫の声(上島鬼貫)
●涼しさや投げ出す足に月の影(西村定雅)
●雨蛙 芭蕉にのりてそよぎけり(榎本其角)
●涼風(すずかぜ)や青田のうへの雲の影(森川許六)
●庭石に梅雨明けの雷ひびきけり(桂信子)
●猫の子に嗅(か)がれているやカタツムリ(椎本才麿)
●蟹死にて仰向く海の底の墓(西東三鬼)
●やがて死ぬけしきは見えずせみの声(松尾芭蕉)
●生きのびてまた夏草の目にしみる(徳田秋声)
●夏山や一足づつに海見ゆる(小林一茶)
ひょうひょうとした句もあれば、生死を詠み込んだものもあり、どれも短いながら心に残った句デス。特に最後の一茶の句は、読む度に照り光る海が目の前に広がり、大海原の匂いや海風までも感じさせてくれ、好きで好きでたまらんとです。/“行水の捨てどころなき虫の声”も、ユーモアと共に優しさが伝わってきていいね。※ちなみに以前紹介したお薦めの春の句はコチラ。//「あらゆる思い出はやがて消える。時が来れば…涙のように…雨のように…」近未来SF映画の金字塔『ブレードランナー』(82年公開、ハリソン・フォード主演)。なんと公開25周年を記念して一部が追加撮影され、『ブレードランナー ファイナル・カット』として甦るという!日本の劇場公開は未定だけど12月にDVDで発売されるのは確実みたい。めっさ楽しみ!//


『溜池』では時間の都合でカット
されたジョジョ立ち・レベル10
ポージングの鬼指導風景!
今回も鬼教官の跳躍はハンパ
なく高かった!
※あのしずちゃんが“見上げて
いる”もんねぇ。(*^v^*)

 8月22日〜ぬおッ!天才落語家、故・桂枝雀の動画『代書』(9分25秒)がYouTubeにアップされていたッ!演目(高座)を全部をアップすると「大人の事情」法則が発動して削除されるので、中盤だけの抜粋になってるけど、面白さは十分に伝わるハズ!ストーリーは、読み書きができない主人公が、履歴書を代筆して貰う為に「代書屋」を訪れるというシンプルなもの。両者の爆笑会話をお楽しみあれ!枝雀の動画はめったにアップされないので、未見の人にはとても貴重なチャンス!(☆o☆)※僕が最も愛する落語家・枝雀さん。彼は「もっと面白く話せるはずだ」「どう話せば良いのか分からなくなった」と、天才ゆえの苦悩から59歳で帰らぬ人となりました。文字通り、命がけで落語と向き合っていたのです。//ジョジョ美術館の中の『第7部ジョジョ美術館』(スティール・ボール・ラン館)を最新バージョンに更新!第7部はまだ連載中なので、これからもどんどん新キャラが追加されていきます。本当は連載終了後に美術館を公開しようと思っていたのですが、既に作品が約140点もあることから、連載と平行して随時更新という方法をとりましたッ!


ブラックモア(王亀さん) シュガー&ホッパン(もさん)
そして!お絵描き板の
お題板では、3年ぶりとなる
『第3部キャラお題』を開始!
これから数ヶ月をかけて
第3部のスタンド使いを
敵味方とも全員お題化
していきます!(第1弾は
承太郎、そしてアヴドゥル)
絵師の皆さん、煮えたぎる
ジョジョ愛を胸にふるって
ご参加下さいッ!!

←アヴドゥル(黒猫さん)
 8月21日〜ルイ・アームストロングが歌いあげる『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』(2分18秒)を聴きまくり。この全てを包み込む優しい笑顔がたまらない。目を見てるだけでウルウルくる。歌詞も最高!『♪緑の木々に赤いバラが見える/それは僕たちのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/青い空や白い雲を眺める僕/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空に美しく映え、行き交う人々の顔を染めている/友人たちが握手をして「ご機嫌いかが」と挨拶する姿が見える/彼らは心から言うのさ「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊が泣いているのが聴こえる/あの子たちが大きくなって/僕よりずっと沢山のことを学ぶだろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんて素晴らしい世界なのかと!」。2分チョイの短い曲なのに、胸がジワ〜と温まり、歩き続ける力をくれる素晴らしい作品っすね。//掲示板でお薦めして頂いた音楽を2曲紹介。一曲目はトルコの民族音楽をロック調にアレンジした『ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)』(4分4秒)。勇壮な響きの中にノスタルジーが混じったこの名曲は、向田邦子さんのドラマ『阿修羅の如く』で使用され日本でも有名になった。最初に原曲(2分9秒)を聴くとアレンジの格好良さがよく分かります。※映像は“オスマン・トルコ帝国怒濤の進軍”って感じっすね(汗)。/もう一曲は全国の吹奏楽ファンに聴いて頂きたい『シバの女王ベルキス』(8分44秒、レスピーギ作曲)。03年の吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞した羽村市立羽村第一中学校の演奏。恐るべき子供たち!とてもじゃないけど中学生とは思えないプロ級の演奏。冒頭は静かに始まり、3分あたりから重厚&壮大に楽器が鳴り響き始めマス!タテのラインが信じられないほどピッタリ揃ってて仰天。特にホルンとトランペットは鬼吹き!全国のブラバン関係者に衝撃を与えた神演奏っす。※高音質(ステレオ)で楽しみたい人はニコニコ動画でどうぞ(要登録)。「ハイDでこの音量ありえん」「もうやめて…大人たちがやる気なくなる…」というコメントが入ってマス(笑)。お薦め情報を有難うございました!//ジョジョ7部・SBRが連載中のウルトラジャンプ9月号発売。「『左側失調』は開始するッ!」って言い回し、意味もなく叫んでみたくなるなぁ。
 8月20日〜南アフリカのクルーガー国立公園で撮影された約8分の動画が、公開から僅か3ヶ月で閲覧者が1千万人以上に達し大きな話題になっている。この『バッファローVSライオン』(8分23秒)、確かに思わず「うおおお!」と声を出してしまいそうな映像でした!ゆっくり見る時間がない人の為に簡単な流れを書くと、最初の1分55秒は特に事件も起きず、水牛(バッファロー)の群れがノソノソと歩いている。そこに待ち伏せていた5頭のライオンが襲い掛かり、水牛たちは大パニック。混乱の中で一頭の小さな仔牛がライオンに捕まり(ちょっと可哀想)、逃げようとしてライオンと一緒に側の池にドボンと落っこちる。ライオンたちは仔牛を陸に引き上げようとするが、巨大なワニが登場して仔牛を襲い始める。仔牛は前からライオン、後ろからワニに攻撃されて大変な状況に。“もはや仔牛の命もこれまでか!”と思った時に、いったんは逃げ去ったバッファローたちの『仔牛救出作戦』が始まる。ここからはもう直接動画を見て欲しい。このサファリ・ツアーのガイドいわく「こんな場面を目撃したのは生涯で初めて」。感動しました!//本日公開されたネットTV『溜池NOW』にて、鬼教官とジョジョ立ちを指導しています!生徒のジョジョ芸人さんは、中川翔子さん、南キャンしずちゃん、スピードワゴン小沢さん、喜屋武ちあきさんの4名。お世辞抜きで、皆さん良い筋持ってました。鬼教官は相手が芸人さんでもビシバシ容赦なし(笑)。後半はジョジョファンの皆さんと芸人さんで行ったジョルトラクイズ(クイズ大会やお絵描き競争)などを紹介してます。前回の荒木先生インタビューと合わせて3回シリーズになる予定でしたが、番組を見たら残り全部をこの第2弾に詰め込んでいたので、たぶん第3弾はないでしょう。3時間の収録が30分強に凝縮されている分、テンポは良いッス。/残念だったのは、ジョジョ立ち教室をやる条件として、事前に何度も番組制作側に「ジョジョ立ちをメインにするのではなく、ジョジョという物語の素晴らしさを解説し、作品メッセージである人間讃歌を伝える番組にして下さい」と念を押していたのに、全くストーリー紹介がなかったこと!ガックシ。第1弾も物語の解説はハショっていたのに…。いかにジョジョが傑作かをまず説明しないと、ファンが虜になる理由が視聴者に伝わらないよ〜。参加者が作中の決めセリフを言っても字幕が付かないので、ジョジョを知らない人はキャラの名セリフって分からない(制作スタッフがジョジョをよく知らないから?)。撮影が楽しかっただけに、もう少し作り込んで欲しかったデス。(>_<) /バラエティーだから物語の解説は視聴者が退屈すると思ってるのかな…。見せ方次第でアバッキオの同僚警官のエピソードなど、幾らでも感動を伝えられると思うんだけど。しっかりジョジョを読み込み、絞るべきポイントを分かっている制作者が作った番組を待ってます!※収録ではレベル10のジャンプ指導もあり、お絵描き競争ではイギーやアヴドゥルもお題になったんですよ〜♪



やっと詳細情報を解禁
できマス!

南海キャンディーズの
しずちゃん(182cm)と
鬼教官(190cm)の
ツインタワー・ジョジョ立ち!
 8月19日〜インドから帰還ッ!行きの飛行機が故障して14時間も遅れ、その後も酷暑の強行軍で全身から煙がプスプスプス。まずは留守中に溜まった仕事を片付けて、おいおい更新します。いっぱい書きたいことあります!/10億人の雑踏、大渋滞、物売りの叫び声、牛、豚、山羊、犬、灼熱の太陽、インドの印象は一言で言ってカオス。混沌。そして基本的に優しい人ばかり。黙ってる時は怖そうな人でも、「ナマステ・ジー(こんにちは)」と両手を合わせて話しかけると、破顔一笑、“ナマステ・ジー”が返ってくる。この“手の平を合わせる”という動作とセットになった挨拶は、すごく重要だと思った。英国の旧植民地なので「ハロー」も使われるんだけど、口元の言葉だけの「ハロー」とは異なり、「ナマステ・ジー」は双方が同じ動作をすることで、一気に距離が近くなるように感じた。お互いの壁がスッと低くなるんだ(それに“合掌”は日本人が子どもの頃から親しんでいる姿勢なので、ごく自然にできるもんね)。一週間という短い期間だったけど、インドの魅力が知りたくて、1人でも多くのインド人と話す心意気で周ってきたので、出会った素敵な人のことを書いていきたいデス!/首都デリーで43度の炎天下にヘロヘロになったのですが、お盆は日本でも史上初の3日連続40度超えだったんですね。びっくり!/インドは交通ルールがあってないようなもの。初日から何度衝突事故を見たか分からないデス。一方通行の逆送も連発(観光客を乗せてても関係ナシ!)。とにかく、命を持って帰って来られて良かった。それが何よりッス。r(^_^;)
マザー・テレサの墓を囲む
シスターたち(カルカッタ)
この菩提樹の下で
ブッダが悟った(ガヤ)
足跡の消えた場所
でガンジーが暗殺
された(デリー)
ビートルズのジョージ・ハリスンや
ニルヴァーナのカート・コバーンの
遺灰が流されたガンジス(ベナレス)

インドに上陸した承太郎たち 左右の対称が美しい
王妃の墓タージ・マハル
交差点の真ん中で「ボクたちどう
しよう」って感じの牛3頭(アーグラ)
 8月10日〜明後日から19日まで、お盆ゆえインドで墓参りして来ます。先にまとめて番組情報をアップしておきますね。次回のサイト更新は19日夜デス!/今回の巡礼予定は以下の通り。
●カルカッタ…マザー・テレサ。ずっと墓参したかった!
●ベナレス…ここのガンジス川に、ビートルズのジョージ・ハリスン、ニルヴァーナのカート・コバーンの遺灰が流された。
●ブッダガヤ…ブッダが菩提樹の下で悟りを得た聖地。遺骨を納めたストゥーパ(石塔)は各地にあるけど、やはりブッダガヤのスツゥーパに手を合わせたい。仏像ファンとしても是非お礼を。
●ニューデリー…ガンジーの墓はないので(ガンジス川に流された)、暗殺された場所や火葬されたラージガートで黙祷したい。
●アグラ…世界一美しい墓と言われている白亜の霊廟タージマハール。墓マイラーとして何としても訪れたいッス。
現地の滞在は実質一週間。インドの国土は広いのに、この5カ所を一週間で巡れるのか?旅行会社の人に相談したら「理論的には可能」との答え。つまり列車が時間通りに運行され、バスが故障しなければ、時刻表の上では実現可能とのこと!治安の面でもドキドキ。カルカッタから夜行列車を使おうとしたら、「列車強盗が出没するから夜行は止めた方が良い」と旅行会社で説得されビビった(汗)。先月は熱波で気温45度を記録、先週は北インドが洪水に襲われて大変なことに。強行軍に心配はあるけど、体が元気なうちに巡礼しておかないと、そのうち行きたくても行けなくなるので、一週間で天竺を駆け抜けてきます!※今年の初夏にギックリ腰の激痛で1ヶ月半も悶絶した時、心底から“もし治ったら動けるうちに巡礼しよう”って決意した次第!/インドと言えば、ジョジョファンの頭をよぎるのは、ホル・ホース、J・ガイル、ネーナ、ズィーズィーという4人のスタンド使い。一応、カバンに“スタンド再現グッズ”と単行本のコピーを詰め込んだので、巡礼の間をぬってジョジョってみたい(野望っすね)。それではまた!
※19日、無事に更新できますように。(*^v^*)
 
(第15巻)
カルカッタに到着してインド人のパワーにタジタジになる一行。
だが“これだからいい”とアヴドゥル。「要は慣れですよ。慣れれ
ばこの国の懐の深さが分かります」、この言葉を信じて出発!
 8月9日〜掲示板で紹介頂いた『パティーナ ディ ミュージカ』、980曲という膨大な数のクラシック音楽(mp3形式)を無料で聴くことができてビックリ。曲が多すぎて迷う方は、“最近の人気作20”のコーナーが、CM等で有名な曲ばかりで親しみやすいかも。僕はバッハの“G線上のアリア”(5分14分)を何度も聴きまくってマス。普通、どんな曲でも5回連続で聴けばお腹いっぱいになるのに、この曲だけは何回聴いても飽きないのが不思議。バッハに魔法をかけられたみたい。この曲を聴いてる時は、強く人類を信じられる。“なんだかんだ言っても、我々の1人がこの曲を作ったんだ”って思えるもんね。生物学者のルイス・トマスは「地球外の文明に人類が贈るべき物は?」との質問に「バッハの全集だ。自慢しすぎだろうが…」と答えたんだって。同感!(笑)//久しぶりにアニメ『カウボーイ・ビバップ』のOP曲を視聴(1分30秒)。一番最後にタイトルが出るとこ、ほんとカッコイイ。//東北地方の方、仙台で催されるジョジョファン有志の運動会ジョジョリンピックin杜王町は、明後日土曜13時半からの開催です。日頃あまりジョジョトークが出来ず悶々としてる方、このイベントでハッチャケて下さい(笑)。※仙台はジョジョ名所の宝庫デス。//ネットサーフ中に“ジョジョの奇妙な年表”というサイトと出合った。現在第4部まで完成とのこと。非常に詳しく書かれており、完成すれば多くのファンが調べ物の時に重宝するでしょう。完成の日を心から熱望し、エールを送らせて頂きマスーッ!//宮本武蔵を描いたマンガ『バガボンド』の最新巻(26巻)を読む。“凄絶”の一言。当巻で描かれているのは、吉岡道場一門の70数名VS武蔵1人という伝説の京都決戦だ。これまでにも宝蔵院胤栄、宍戸梅軒との死闘に唸ったけど、この吉岡一門との果たし合いは、まる一冊が剣士達の墓標というべき修羅の世界。井上先生の(尋常ではない)高い画力で綴られた、入魂の一冊だった。冬の京都に散っていった男達に合掌。※最新26巻
 8月8日〜先日の『オリラジ経済白書』から“格安”の秘密。/大手旅行会社の格安ツアーには「沖縄2泊3日の旅」が3万2800円というものがある(これは往復飛行機代&宿泊費込み!)。東京〜沖縄の片道の飛行機代は正規料金が3万9500円。つまりこの沖縄ツアーは普通にフライト片道分を買うより安い値段で設定されているんだ。どうしてこんな事が可能なのか?理由は3つ。(1)航空券…航空会社に対して年間に載せる客数を約束することで、1枚当たりのチケット代を安くしてもらっている。(2)ホテル&土産物屋との提携…例えば特定のホテルに“半年間で1万人泊まらせる”と約束することで安く客室を押さえている(時には半額以下で)。また土産物屋からはお客を1人連れて行くごとに店から手数料(100〜千円)を受け取っている。(3)オプショナルツアー…激安ツアーはフリープランが多いので様々なオプションを用意している。沖縄の場合、ダイビング(1万)、ディナークルーズ(1万千円)等々。これによって某旅行会社では国内旅行の売上げが首都圏だけで年間350億円あり、格安ツアーでも経営は大きく黒字になっている。/『SHOP99』は1品99円と激安だけど、1店舗の平均売り上げは年間1億8千万!その3つの理由。(1)居抜き物件…コンビニが撤退した跡地に入って店にすることで、設備をそのまま使用し改装費を削減している。また、コンビニが撤退した後は同業のコンビニが入りづらいので、格安の家賃(新築物件の半分以下)で借りることが出来る。(2)畑ごと買う…形が見栄えの悪い野菜であろうと畑ごと全部買い上げるので農家には好条件。その分安い価格で野菜を購入している。形の悪い野菜は漬け物等に流用。台風で市場価格が値上がりしても事前に畑ごと買っているため仕入れ値は同じ。安定して利益があがる。(3)中身を大手が製造…外見こそオリジナル商品だけど大手食品会社と同じ内容で容器が違うだけ(共同開発商品)。大手ブランドの質の高い食品が99円で買えるので消費者には大人気。結果、『SHOP99』にはコンビニの1.5倍もお客が来ている。大手メーカーとしても、通常の市販ルート以外にも同じ生産ラインを使って利益が確保(薄利多売の戦法)できるので良い話というわけ。//所ジョージの番組では『手品のハトが出番までジッとしていられるのはなぜ?』という疑問を調べていた。確かに胸の中で鳴いたりしないのか不思議。答えは「鳥は暗い場所で仰向けにされると動かなくなる習性がある」。鳥は普段と違う体勢になると、無闇に暴れてケガをしないよう、身を守る為に本能的に動かなくなる。実験でハトの目を手で塞ぎながら仰向けにすると、なんと両手をのけた後「カチーン」と固まってしまった!(しかも左右の足が別方向に向いたまま。羽も半開きでカチコチ)。まるで仮死状態。ハト以外の鳥の場合はどうなのか?いろんな鳥を裏返していた結果、ヒヨコ、アヒル、孔雀、ペリカン、フクロウ、七面鳥、ダチョウの子ども、み〜んな時間が停止したように固まって動かなくなった!(☆o☆)
 8月7日〜アルフィーの高見沢俊彦さんが先月16年ぶりにソロ・アルバムを出して話題になってるけど、2曲目の『愛の偶像』(ラヴ・アイドル)が仏像ソングで仰天!1番のサビは「♪Oh.阿修羅 何を想う Oh.弥勒 謎めいた微笑みよ」、2番は「Oh.婆娑羅 何を祈る Oh.阿弥陀 悟りへのメディエーション」、3番は「Oh.薬師 何を救う Oh.普賢 慈悲深き」。作詞を担当したのは仏友・みうらじゅん氏。歌のあちこちに“鹿の鳴く声 静かな森”“繰り返す川の流れ諸行無常”“愛着と執着の虚しい叫び”“繰り返す時の流れ色即是空”など、ド真ン中直球の仏教ワードが盛り沢山。曲の最後は寺の鐘がゴーンゴーン。高見沢さんが仏像マニアだったなんて、あの王室系ルックスから想像もしなかった(嬉しい!)。アルフィー・ファンの友人の話では、ライブMCでも「仏像はあるべきところ(寺)にある方が良い」など、満員の客席に向って語っているとのこと。イケメンズもビックリっすね(笑)//ネット番組『溜池NOW』でオンエア中の、中川翔子さんによる漫画家・荒木飛呂彦先生の仕事場での突撃インタビュー、色んな意味で“突き抜けて”いて、すごく楽しい26分間でした!(第37回のトコです)。4年前にスカパーの対談番組で荒木先生がブラウン管に登場して以来、様々な媒体で先生のインタビューを目にしてきましたが、最近は質問が重複した対談も少なくありませんでした(質問が絞られますものね)。ところが!このしょこたんの切り込みレポは、天真爛漫な良い意味でのミーハー魂の爆発で、普通のインタビュアーが聞かないような質問が続々登場。仕事場のドアにスタンド攻撃を加える冒頭から、承太郎としょこたんの子どものスタンド発表という超展開の後半まで、大いに楽しませて頂きました!胃酸を吐くスタンドとかラブノートとか“ジョジョ3,5部”とか可笑しすぎる。多くのファンの謎だった「承太郎の帽子と髪の境界線」や、「ボインゴの911事件予言」にも触れていたし、“承太郎の女性観”なんてのは男性のインタビュアーには想像もつかない質問っすよ(笑)。荒木先生が奥さんに「ギザオハユース」と挨拶した話題が出てきたけど、奥さんのことが語られたのは初めてに近いんじゃないかな。また、対談パート以外にも、スタンドの画像付き解説は『アメトーーク』よりも丁寧だったし、連載中のSBRの生原稿が見られたり(「ウェカピポ強いっすよ」発言アリ)、使用している筆ペンの話まで出てきた贅沢な時間でした〜♪※次回&次々回が先日収録したジョジョ立ち教室&ジョジョ運動会の模様になるとのこと。本来は荒木先生の対談の後半に、ちょこっとだけ“ファン活動”として紹介される予定だったのですが、個々の企画にボリュームがあったので、前編(今回)・中編・後編の3回シリーズになったわけデス。


第20巻の「911の予言」をジョジョコラムに
追加アップしました。あと、そのコラムの下に
「小林玉美のホビット化」も追記。

 8月6日〜閲覧中のサイト画面の一部分だけを切り取って保存できる、めっさ便利な無料ツール『DtCut』。このツールで保存できない画像はおそらくなく、保存形式もBMP、JPG、PNGから選べるスグレモノだ。僕はホント重宝していて、これをフリーで提供している制作者に感謝しまくりッス!//今日はヒロシマに史上初めて核兵器が投下された日。ヒロシマといえば、昨秋ここで紹介した被爆を描いたマンガ『夕凪の街 桜の国』(作・こうの史代)が実写映画として公開中ですね(複数の方から映画のお薦めメールを頂いています)。最近当サイトを訪問し始めた方の為に、もう一度この原作マンガについて簡単に触れますね。原作は04年に発表され、手塚治虫文化賞や文化庁メディア芸術祭大賞に輝いた短編。従来の原爆をテーマにしたものとは切り口が異なり、投下時の惨状を緻密に描写するのではなく、終戦から10年後(『夕凪の街』)、50年後(『桜の国』)の被爆者の日常を描いたもの。淡々と優しい絵柄で描写しながら、たった一発の爆弾がとてつもなく多くの人間の人生を狂わせた事を浮き彫りにしている。特に胸を揺さぶられたのが『夕凪の街』。被曝から10年が経ち、広島の街並みや生活は徐々に復興していくけど、心の傷は簡単には癒えない。主人公の女性は腕の大きな火傷のあとを見ながら呟く「この街の人は不自然だ。誰も“あの事”を言わない。いまだに訳が分からないのだ。分かっているのは“死ねばいい”と誰かに思われたということ。思われたのに生き延びているということ」。“分かっているのは死ねばいいと誰かに思われたこと”--この短いセリフは衝撃的だった。今まで原爆の威力の恐ろしさ、大空襲の焼夷弾の非人道性を聞いた時に、爆弾の性能に戦慄を覚えながらも、さらに巨大な恐怖の存在を漠然と感じていた。それはこのことだったんだ。真に恐ろしいのは武器そのものより、それを使用する“死ねばいい”の感情。それをたった30ページでハッキリと教えてくれた。物語の後半、主人公はボロボロの内臓で黒い血を吐きつつこう思う--「10年経ったけど、原爆を落とした人は私を見て、“やった!また一人殺せた”とちゃんと思うてくれとる?」。ぜひ、原作の御一読をお薦めします。




『夕凪の街 桜の国』

原作の表紙。
こんなに優しい絵柄


 8月5日〜ニュートンいわく「私は浜辺で遊ぶ少年のようなものだ。時々、滑らかな小石や可愛い貝殻を見つけて遊んでいる。その一方で、真実の偉大な海はすべて未知のままに私の前に広がっている」。先週BSで再放送された宇宙物理学の入門番組が面白かったので、本放送の時に続いて番組メモを紹介。/現代の学説“ひも理論”によると、この世の全ての物質を作っているのは、教科書で昔勉強したような小さな丸い粒子ではなく、伸び縮みしながら振動している「紐(ひも)」。人間も花も石ころも昆虫も星も紐で出来ており、紐は震え方によって水素になったり炭素になったり性質が変わるとのこと。ビッグ・バン以前は“無”ではなく物質があったし、パラレル・ワールドのような平行宇宙も、僕らの目には見えてないだけで、ほぼ間違いなく存在しているという。なぜ異次元の存在が分かるかというと、電気力(磁気力)に比べてあまりに観測できる重力が弱すぎるから。重力は重いイメージがあるけど軽い蝶でさえ空を飛べるので、それは別次元に重力が漏れているとしか考えられないということだ。で、重力の漏れ方を考えると、この世は3次元ではなく『11次元』だという。なんか話が壮大すぎて目まいがするねぇ。(>_<)
 8月4日〜なんと“YouTubeに『アメトーーク』の“ジョジョの奇妙な芸人”動画がアップされてます”(by掲示板)との情報が!お陰様でゴルフ特番の為にオンエアが流れた関西の僕も観ることが出来ました!ジョジョがトークテーマに決まる前、番組側はどんな分野を取り上げて欲しいか視聴者アンケートをとったんだけど、過去最高だった“ガンダム”の約4万5千票を超え、“ジョジョ”の得票数は約7万8千票!ブッちぎりで新記録樹立!司会者が「ジョジョ立ちって何?」と尋ねると「いったい今までどうやって立ってたんですか!?」と質問に質問で返したのが可笑しかった!「発行部数は7千万部。これはフィリピンの人口に相当。全フィリピン人がジョジョを持っていることになる」、実生活でのジョジョ擬音(ルチャア、ベボオー、ズギュゥゥン、ボムギ、グッパオン)の応用練習も笑った。“超能力のマンガ表現の革命”の説明は未読の人にも分かりやすかったんじゃないかな。要所要所で挿入される絵やPS2の5部ゲーの効果音もグッド!結婚式で芸人の嫁さんが被った手作りのスタンドマスク(ワールド&クレイジーD)のエピソードも良かったなぁ。ダービー戦の寸劇も楽しめたし、最後のオチも“こうくるか”というものだった。/ただし、物語の内容はぶっちゃけディオとジョースターの因縁しか語ってない。ジョジョのテーマは『人間讃歌』。ここに踏み込むには1時間の枠では難しかったのか、テレビ的にもジョジョの特徴を説明しやすい擬音やポージング、グッズ自慢をメインにしていた。今回は「第一部完」となっていたので、次回は是非“魂を受け継ぐ”“前向きに生きる”“仲間を信じる”という核心の部分や、ジョジョが人生観にどんな影響を与えたかなどを語って欲しいデス〜!名場面50選の中でも触れたけど、ジョセフが波紋呼吸を止めてスージーQと共に老人になったこと、アバッキオの殉職警官エピソード、ワムウの「お前に出逢うために1万数千年もさまよってたのかも知れぬ」、ナランチャの“オレも行くんだよォーッ!”、激感動の第6部ラストなど、未読の人でもグッとくる物語がいっぱいあるもんね(でも1分で説明するのはやっぱ難しいか、汗)。/アップされた動画は8つのファイルに分かれていマス。時間のない方は出演者全員でポージングを決めたりガイダンスのある2本目(7分55秒)、“ジョジョの基礎知識講座”のある3本目(9分26秒、ただし前半は寒い下ネタがあるのでパスして2分30秒付近から観て下さい)がお薦めッス!※土曜深夜現在、まだ削除されていませんが、消えるのは時間の問題かと思われます。ファンの方は早めのチェックをお薦めしマス!アスワン・ツェツェバエの名前をTVで聞く日が来ようとは。

オリエンタルラジオ中田
さんはギアッチョ立ちを
披露。非常にキレの良い
ジョジョ立ちにビックリ!
中川翔子さんは
ジョルノ立ち。62巻の
表紙ですね〜。(*^v^*)
 8月3日〜 フィギュアスケート男子シングルで、05年&06年と2年連続で世界王者となったステファン・ランビエ−ル(スイス)。掲示板で紹介頂いた今年のドリーム・オン・アイスの演目、ロミオとジュリエット(9分33秒、アンコールのフラメンコ付き。氷上でフラメンコ!)は、4回転ジャンプといい、世界最高峰の高速スピンといい、めっさ素晴らしいです!彼は現在22才。イケメンでしかも性格がいいのでまさに“王子さま”。トリノ銀の表彰台での号泣(銀が悔しいからではなくプレッシャーから解放された涙)は、全世界の女性ファンの母性本能を爆裂させた。今年の世界フィギュアは3位だったけど、動画の最後のインタビューでグッとくることを言っていた。「また世界王者になれるよう頑張っている。でも大切なのは努力を楽しむことだ」。//ジョジョ立ち教室大幅加筆!レベル4、5、6、7、9のポージングのコツを、4ステップにまとめました。レベル7は椅子がなくても出来ることが判明。またレベル5&6の合体技は個々に手順を書きました。これで10種のポージングが決めやすくなったと思いマス!また、後半には考案中の新ジョジョ立ちのレベル設定を追記しました。これは表紙のポージングではなく、作品中に登場したインパクトの強い立ち姿が中心っす!(^_^)V /『アメトーーク』の番組BBSを見たら、昨夜のジョジョ特集は大好評のようですね!関西はいまだオンエア情報の吉報ナシ。このまま見られないのかー、ABCテレビ!(名古屋地区は、明日土曜15時半!)//青森県五所川原の祭り用のガンダムねぷた、かなり完成度が高そう。明日から4日間運行されるので、東北のガノタさんは観に行っては如何?来年はザクだといいなぁ。//「僕はもう明日があると思って生きるのをやめたんです」--03年に放映された草薙剛主演のドラマ『僕の生きる道』を借り、全話見終わった。素晴らしかった。主人公・中村先生は中学の生物教師。末期胃ガンで余命一年と宣告され、まだ20代後半なのにどうやって自分の死を受け入れるか、その苦闘の日々が描かれている。医者に余命を宣告された後、彼は放心状態で帰宅して夕食を作るんだけど、賞味期限が怪しい卵を使うかどうかで迷う。そうこうしてるうちに時計の針は5分進み、「いつまで悩んでんだよ!」と自分への怒りから卵を叩き付ける。残り1年という貴重な時間の5分を、卵のことで使ってしまったからだ。このシーンは凄いインパクトがあった。病気前の彼は授業をそつなくこなすだけで、生徒とは距離を置いてたんだけど、癌が分かってからは、自分が人生で学んだことを子ども達に伝えたいと、積極的に生徒と向き合っていくようになる。上司から“受験に役立つ授業だけしていろ”と言われ、「命にかかわる大切なことを指導するより、進学率を上げる教師の方が正しいとしたら、僕は教師を続ける気はありません!」と吠えるシーンは、僕がこれまでに見た草薙君の演技の中で、最も胸を打つ迫真の演技だった。ドラマの後半、癌と分かってて彼と結婚することを決めた女性が親から反対された時の言葉「死ぬと分かってるのは彼だけじゃない。世の中の男全員よ!」、中3の担任だったのでPTAから“入試直前に倒れると生徒に動揺が走るので早めに担任を変えて欲しい”と言われた時の教頭の言葉「命にもしものことが起こるかも知れないのは、我々も同じです。中村先生はたまたま余命が分かっているだけです」にたまらず落涙。放映から4年遅れだけど、本当に観て良かった(薦めてくれた妻に感謝)。※アマゾンのレビューも絶賛の嵐っすね。
 8月2日〜4月からジョジョ絵板で続いていた“第2部キャラお題レース”が終了!これを受け、今宵『ジョジョの奇妙な冒険/第2部キャラクター館』を開館します!展示数は145作品!第2部「戦闘潮流」は、ケタ違いに強い究極生物(マジ絶望的に強い)を相手に、生身の人間が頭を使って戦いを挑む激興奮の人間讃歌!ドンデン返しの連続、熱いセリフがオンパレード、何度読んでも背中に電気が走る傑作ッス!それにもかかわらず、第2部はゲームにもアニメにもなっていない(フィギュアすらない)のが本当に残念ッ!ジョジョファンの皆さん、ジョジョ愛炸裂イラストを味わいつつ、アニメ化された第1部&第3部の間に埋もれがちな、偉大なる第2部を盛り上げましょうーッ!(美術館には「柱の男の少年時代」というような、想像もしなかったイラストもたくさんありマス!)/それと、2週間ほど前にジョジョ美術館・本館の方を改装しており、こちらには30作品が新たに追加展示されています!妥協を知らぬ絵師魂が刻まれた名画の数々、とくと御覧あれーッ!(当美術館のことを中川翔子さんが先月のブログで紹介されてたんですヨ。しょこたんブログ、毎日平均200万アクセスって凄すぎ!)
※今夜『アメトーーク』が見られない関西圏の悲しみを、この美術館が癒しますぞ!あうう…ホント見たかった(涙)。(>_<)
【第2部キャラクター館より】
シュトロハイム/ほしさん ワムウ/タカ06さん
ジョセフ/ヴァージニアさん なんちゃって予告/Gさん
 8月1日〜何ともう8月!あと5ヶ月で大晦日とは、一年早ッ!今夏は4年に一度のセミの大量発生イヤーとのこと。どうりで例年以上にセミが鳴きまくってるわけだ。//今朝、作詞家の阿久悠(あく・ゆう)氏が癌の為に他界(享年70才)。ピンクレディー「ペッパー警部」「S.O.S」「渚のシンドバッド」「UFO」「サウスポー」、沢田研二「勝手にしやがれ」「ダーリング」 、都はるみ「北の宿から」、山本リンダ「どうにもとまらない」、河島英五「時代おくれ」、石川さゆり「津軽海峡・冬景色」という歌謡曲・演歌のヒット曲から、デビルマン(OP&ED)や宇宙戦艦ヤマト(OP&ED)といったアニメソング、ウルトラマンタロウ、ピンポンパン体操まで、様々なジャンルに名曲を残した偉大な作詞家さんでした(作詞数5千曲以上!)。作家としても『瀬戸内少年野球団』を著作。合掌。※TV版のデビルマンは人間界を侵略に来た悪魔の一人。人が持つ“愛”を知った事で人間側に立ち、他の悪魔から裏切り者と呼ばれる。彼は人間を守る為に戦うが、人間からみれば彼も悪魔なので、誰にも正体を言えず孤独なんだ。ED曲は彼の美しいものをただ守りたいだけという心を歌った傑作。宇宙戦艦ヤマトのED『真っ赤なスカーフ』は、12万8千光年という生還が困難な旅路に出航する男の心を見つめた名曲!カケラでもいいからロマンが欲しいという切実な歌詞にグッと来てしまう。何だかんだ言っても男は弱いので、そのロマンのカケラがあるから頑張れるというか…とにかく僕にはすっごいリアルな歌詞デス(去年はこの曲を作曲した宮川泰氏も亡くなってるんだよね)。
 7月31日〜『ジョジョ名セリフ集』の「第1部〜第3部」に約60個の名セリフを大幅に追加アーップ!「荒木節」には独特のリズム感があるので、文字(セリフ)を目で追っていくだけでテンションが上がります〜!(*^v^*)※DIOのセリフって、時々斜め45度から来るよね→(承太郎に)「せっかく祖父のジョセフがわたしの『ザ・ワールド』の正体を、試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた気分で教えてくれたというのに…」(27巻)/関西ではゴルフ中継でオンエアされない『アメトーーク』のジョジョ芸人特集(8月2日)。@JOJOさんによると、振り替え放送の予定もないそうです。ABCテレビへのオンエア要望はコチラから!//関西と言えば、大阪梅田の映画館、ナビオとOSが10月に合体して『TOHOシネマズ梅田』になるらしい。これでやっと大阪の中心街にネットで座席を予約できる大型映画館が誕生する。もう何時間も前からチケットを買いに行く必要が無くなるよ〜。他の都市ではとっくにネット購入可能な劇場があるのに、梅田って日本第二の都市とは思えないほどその辺は遅れてるもんなぁ。ずっと不便だったのでマジ嬉しい!※9月に三番街シネマ123が廃館になるのは寂しいけどね…。//海外ニュース。夫婦で263キロの減量成功。ダイエット・フードや低脂肪食品じゃなく、通常の食事で体重を減らしたとのこと。最後の写真はまるで別人!
 
ジョジョ24巻の“トコトコ”イギーのかわいさは異常!(笑)
 7月30日〜一昨日のアニメ『地球へ…』第17話。アニメを観て久々に喉が濡れるまでダダ泣き。ここ5年ほどを振り返っても、これだけ爆涙したのは、02年の映画『クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(しんちゃんのイメージが激変)と、05年の映画『あらしのよるに』の2本くらい。他にも良作はたくさんあったけど、観てる時に涙が流れたものの、“思い出し涙”が出るまではいかなかった。『地球へ…』の現在までのストーリーは27日の日記で詳しく書いたので今回は書かないけど、ソルジャー・ブルーが自分の命と引き替えに仲間を救おうとするクライマックスは、次第にズタボロになっていく彼の姿があまりに可哀想で涙腺が決壊した。今回はブルーの死以外にも、かつて主人公ジョミーと対立していた仲間が「今は感謝しているぜ」と御礼の言葉を伝えながら絶命する場面や、死んだ若者が栽培していたトマトを食べた老人が「こんなに美味しかったのじゃな」と涙を流すシーン、ジョミーがブルーの3世紀分の記憶を受け継ぐ場面、敵の兵士が「私は軍人だ。戦争となれば敵と戦う。だがこれは戦争ではない。これは虐殺だ!」と攻撃命令を無視して戦闘を中止するシーンなど、たった30分の間にどれだけ名場面があるのかとクラクラした。EDもブルー追悼バージョンになっててオロロン。社会から弾かれた者が必死に生きようとする姿は、若い時よりも今の方が心を強く揺さぶられるッス。“いい大人がアニメで泣くなんて”と言われるかも知れないけど、普遍的な人間の真理が描かれてる場合は、ジャンルなど関係ないと思う。最終回に向けてどんな展開になっていくのか楽しみデス。//YouTubeにはホームビデオの映像などもアップされているのですが、掲示板で紹介頂いたエミリー(15才)とフィオナ(12才)が歌う『朝日のあたる家』(2分6秒。アニマルズの大ヒット曲)に思わず聴き入ってしまった。「♪ニューオリンズのその娼家は“朝日のあたる家”と呼ばれている。たくさんの貧しい若者であふれた廃墟で、神よ、俺もその中の一人なんだ…」と始まる悲痛な歌詞。2人は若いのにとてもブルージーに歌い上げるなぁ。//スウェーデンが生んだ世界的映画監督、イングマール・ベルイマン監督が他界(89才)。神の存在をテーマにした『鏡の中にある如く』(1961)は感動的だった。日本人には聖書の神は馴染みが薄いけれど、この映画のように“神=愛”と既定するならば、見えなくとも存在していると受け入れられる。ラストが鳥肌モノなので、機会があれば御覧下さい。/国内の反戦運動を引っ張ってきた作家の小田実さんが逝去(75才)。ベトナム戦争中に米国の新聞(ワシントン・ポスト)に載せた反戦広告「殺すな」(岡本太郎筆)の大書きは強烈なインパクトがあった。/日本のプロレス界の大恩人カール・ゴッチ氏逝く(82才)。ゴッチ氏の編み出したジャーマン・スープレックスは見た目も美しく、今や代表的なプロレス技に。猪木、藤波、佐山(初代タイガー)、長州、前田、高田、船木、鈴木など、そうそうたる顔ぶれがゴッチ氏の指導を受けている。三方の冥福を祈ります。
 7月29日〜本日東京某所にて、ネット番組(溜池NOW)の収録で、鬼教官と共にジョジョ立ち講座を開催しました。生徒さんは、しょこたんをはじめとするジョジョ芸人の方々(顔ぶれはオンエアをお楽しみに)。ジョジョファンが参加したジョジョ運動会もあり、とても充実したひとときでした♪(盛り上がって収録が1時間半延長!)。※6億アクセスを誇るしょこたんのブログにも載っていて、おったまげました!//8月2日深夜の『アメトーーク ジョジョ芸人特集』を超楽しみにしていたのに、関西地区は“全英女子オープン・ゴルフ”の中継がオールナイトで入って放送中止に!勘弁してくれ〜!よりによって、その日その時間にぶつけるこたぁないだろう(涙)。愛知ではわざわざ放送日を変更してまで『アメトーーク』をオンエアするとのこと。ABCテレビ(関西のテレ朝系)の職員でジョジョファンの人、何とか上層部にかけあってクダサイ!お願いしますッ!(>_<)





鬼教官は190cmもあるので
“承太郎しょこたん”の背後で
スタンドと化しています(笑)
//参院選の結果はちょっとした「一票一揆」でしたね。かつて小泉さんが圧勝したのも、今回の野党の躍進も、国民が強く求めているのは“変化”であることは間違いないでしょう。与野党関係なく、当選した全議員は、どうか国民の期待を裏切らぬよう切望します。
 7月28日〜掲示板でお薦め頂いた邦画『花よりもなほ』をレンタル。すごく良かったです!江戸時代の下町を舞台にした人情喜劇。主人公は父の仇討ちを悲願にしている若侍。大抵の時代劇は主人公が“剣の達人”なんだけど、この映画の主人公はとっても弱い。剣術よりも、寺小屋を開いて読み書きを子どもに教える方が得意なんだ。父の仇を探し出したものの、相手に幼い子どもがいると分かると、思わず復讐の気持が揺らいでしまう。この優しい主人公を愛さずにはおられない。彼を取り巻く個性豊かな貧乏長屋の住人たちも、ドジでお人好しな連中ばかり。彼らは本当に貧しくて明日をも知れぬ身なんだけど「生まれただけでもありがてぇと思いなッ!」って、辛さをハネ返して生きている。この“生まれただけでもありがてぇ”っていう言葉、最強のポジティブ格言かも知れない。いろいろ辛い目にあっても、これを出されたら、「た、確かに」と言うしかないもの。心の痛みも全部、自分が生きている証。今日、めっさ美味しい“みたらし団子”を食べたんだけど、思わずこのセリフを言いましたよ(笑)。何かに挑戦する時、失敗を恐れるあまり足がすくむ時があるんだけど、「えーい!生まれただけでもありがてぇってもんだ!」と自分に声を掛ければ、どんな状況もタフに乗り切ることが出来そうデス♪時代劇と言えば重厚なクロサワ映画や、悲劇の剣豪を描いた暗いものを観てきたので、こんなにも肩の力を抜いて楽しめる情味のある映画が、とっても新鮮に感じました。/この物語は基本的に喜劇だけれど、仇討ち=復讐ということについても掘り下げている。“復讐したい”という気持を人間が克服するのは大変な事。今は世界各地で“殺されたから相手を殺し、殺したから殺される”、そんな負の連鎖がずっと続いている。この映画ではある母親が子どもにこんなセリフを言っていた「(殺された父ちゃんが)私たちに残したものが憎むことだけだったら、父ちゃんはどう思うだろう?きっと、悲しむかも知れないね。だったら2人で、父ちゃんが残してくれたものを、もっと良いものにゆっくり変えていこう」。ホント良い映画を薦めて頂き有難うございました。(*^v^*)//皆さん、明日の参院選は必ず投票に行きましょうね。世界には独裁者が国民から選挙権を奪っていたり、選挙が行われても票数が操作されて民意が反映されない国が少なくありません。日本は自由に選挙ができて、投票がちゃんと結果に反映される。これは本当に素晴らしいことデス。なので、絶対に棄権することだけはやめましょうネ。※まだ投票先に迷っている方には、サイト読者の方が教えて下さった『えらぼーと』を参考材料に加えてみるのもいいかも。21個の設問に答えると、一番相性の良い政党が分かるというものです。//今日の『地球へ…』の感想は後日に!すごすぎ!なんと密度の濃い30分!
 7月27日〜明日土曜18時からのアニメ『地球へ… 第17話・永遠と陽炎と』は、原作と異なるオリジナル展開“ソルジャー・ブルー覚醒編”のクライマックス!うわー、どうなるんだろう!?
【『地球へ…』基礎知識】→原作マンガは1977年発表。物語の舞台は西暦3000年代の遠い未来。地球は人類によって全ての生物が死滅する手前まで環境破壊が進む。人々は“地球に住み続ける限り開発を止めることは不可能”“人類が地球を窒息させている”と悟り、地球が本来持っている環境再生能力に託すべく、全ての人間が地球を退去して植民惑星へ移住した。新天地で人類は生活のあらゆる事をマザーコンピュータの判断に委ねた(人間が判断すると私利私欲が働き合理的判断が出来ないから)。人口爆発を防ぐ為に、出産はコンピュータが無作為に選び出した精子と卵子を受精させた子に限定され、赤ちゃんは血縁関係のない父母の元で育てられた。そして14才になると親元から引き離され、“成人検査”によって過去の記憶を消去される(親子愛が社会より優先されないようにするため)。この成人検査では深層心理を調べ尽くされ、管理体制に反抗心を持つ者は洗脳教育され、あまりに精神力が強く記憶を消去できない人間(彼らはミュウと呼ばれた)は、政府によって秘密裏に抹殺された。しかし、中には身の危険を感じて逃亡したミュウもおり、ミュウ達は密かに“ソルジャー・ブルー”をリーダーとした集団を結成する。物語の主人公ジョミーは成人検査の“不適合者”として処刑されかけたところを、ブルーに救出された青年だ。体が弱っていたブルーは後継者にジョミーを指名する。そしてミュウは中央政府から遠く離れた惑星ナスカを開墾し、肩を寄せ合い暮らし始めた。「我々ミュウをそっとしておいて欲しい」と共存共栄を訴えるが、マザーコンピュータは人類の“異端”であるミュウを徹底排除すべく、圧倒的な軍事力で彼らを追い詰めていく。特に政府側のエリート、キース・アニアンはミュウ殲滅に執念を燃やしていた(彼は悪人ではないが、社会秩序の維持にこだわるあまりミュウに対して冷酷非情だった)。現在、テレビ放送ではキースが惑星破壊システム・メギドというトンデモ超兵器を、ミュウが暮らす惑星ナスカに対してブッ放したところ。元リーダーのブルーがメギドに立ち向かっていくシーンが前回のラストだった!明日、何が何でも見なくては!
※原作で好きなセリフはコレ→「いつだっけか…檻(おり)の動物を的にパチンコをやる子供がいてその遊びは厳しく禁止されたけど、なぜいけないのか誰も教えてはくれなかった。罰が怖くて“いけない遊び”と覚え込んだだけ。動物を檻に入れることこそがいけないとは誰も教えない。将来社会という檻に入った時“檻”が意識されては困るからだ」。


うおおおおお!
竹宮恵子先生に
『地球へ…』
ソルジャー・ブルーを
描いて頂きました!

※精華大のC君、
その節は本当に
ありがとうッ!
 7月26日〜日本の女性の平均寿命が22年連続で世界一に。世界には192カ国もあるなかで、22年間ず〜っと最長寿命(85.8才)なんてすごいッスねぇ。男性の79才も、アイスランドに続いて世界第2位とのこと!//創刊から180年以上の歴史を持つ英国ガーディアン紙が「読者が選んだコメディ映画トップ50」を発表(英語サイト)。トップ10は以下の通り。英国人はシュールなブラック・ジョークが大好き。(10)ヤング・フランケンシュタイン(9)我輩はカモである(8)モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(7)ビッグ・リボウスキ(6)ブレージングサドル(5)ウイズネイルと僕(4)お熱いのがお好き(3)スパイナル・タップ(2)フライングハイ(1)モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン。さすがモンティ・パイソンは強い。2本も入ってる。そのうち、8位の方はアーサー王伝説のパロディ。1位の“ライフ・オブ・ブライアン”は何とキリストの生涯を絡めたパロディ(欧州各地で公開禁止になった)。この映画は内容に恐れをなしたスポンサーが降りてしまい、元ビートルズのジョージ・ハリソンがわざわざ映画会社を作って援助したという、いわくつきの作品だ(本作品のテーマ“Always Look On The Bright Side Of Life/いつも人生の明るい面を見つめて生きて行こうよ”に強く共感)。同じ島国ということもあって日本人と気質が似てる部分もあり(けっこう内向的)、このベスト10を見て共感してる日本の映画ファンも多いんじゃないかな。5位の“ウイズネイルと僕”は未見だけどジョニー・デップが大好きとのこと。見るのが楽しみ♪※僕の座右の銘の一つ「人生はゼロから生まれゼロに戻るのだから、失敗しても何も損はしない」も、モンティ・パイソンのコントに出てきたセリフっす!(作品が多すぎて出典が分からなくなったけど、確か“ブライアン”だったハズ)//「野党が勝つと中韓とベッタリになる」というメールを頂いたので、昨日の日記に追記しています。//明晩22時25分NHK教育『俳優祭 』は、なんと歌舞伎の世界観で“白雪姫”を表現するとのこと!日本俳優協会の再建設立50周年の記念公演であり、坂東玉三郎、市川団十郎、松本幸四郎、坂東三津五郎、片岡仁左衛門、尾上菊五郎、中村橋之助、市川染五郎、市川海老蔵等々、豪華な顔ぶれが揃ってます!
 7月25日〜富士急ハイランドに実物大のガンダム(18m)が登場!これまでにも頭部だけ胸部だけ、という1/1スケールはあったけど、全身丸ごとってのは世界初だ。交通の便さえ良ければすぐにでも観に行くのに〜。(遊園地公式HP)//参院選前ゆえ自分の立ち位置をハッキリしておきたい。僕には特定の支持政党がない。つまり、どの政党にも長所と短所があるので、その時々の政策を見て投票先を選んでいる。そして信念として「権力は必ず腐敗する、だから常に国民が政府を監視せねばならない」と考えている。従ってもし民主が与党になれば民主を厳しい目で監視していく。巨大利権が手中にある時、カネの誘惑に打ち勝つのは至難の業。金権政治を防ぐ意味でも、政権交代がある方が既得権も切れるし健全な民主主義だと思っている。もちろん自民にも好きな政治家はいるし、誠実さを感じる議員がいる。しかし政治とカネをめぐる問題は、今の与党ではついに解決できなかった。先の国会で成立された政治資金規正法は赤城農水相が同法を盾に領収書公開を拒んだことで、とんだザル法(悪法)ということが露呈した。納税者は一円単位で資産調査されるのに、政治家は5万円まで使途報告の義務ナシなんて馬鹿にしすぎ。まるで泥棒が刑法を作るようなもの。いま問われているのは、適法か違法かではなく、政治家としてその行為が正しいかどうかだ。ガラス張りにするのか、しないのか。与党が自分たちで強行採決したザル法を盾に「法的に問題ない」とは呆れてしまう。安倍首相は先の国会で最優先課題として愛国心教育を盛り込んだ教育再生関連3法に取り組んだが、多くの国民が緊急に求めているのは、サービス残業・低賃金・過労死等の労働環境改善、暴力団の完全壊滅・銃犯罪の撲滅を実現する治安対策、安心できる年金や医療制度という、暮らしに直結する問題だ。優先することの順番があまりに違う。与党は05年の衆院選でサラリーマン増税はしないと公約しながら定率減税を廃止した。納得できる説明なく郵政造反者を復党させ、介護保険料を値上げし、母子控除を廃止し、障害者自立支援法で逆に障害者を追い詰め、失業給付額を削減し、天下り全面禁止を求める声を無視して強行採決で天下りを合法化し、政治資金規正も強行採決で骨抜きにし、社保庁を国税庁へ統合する節税案に反対して特殊法人化を訴え(またしても天下り先が増える)、サラ金の金利即時引き下げを主張する野党に反対して3年先送りにし、会期延長したのに最低賃金の引上げをあっさりあきらめた。そして、既にアメリカ国民の過半数が“誤りだった”と認めているイラク戦争をいまだに支持し、米軍の兵士や物資を輸送している(これは明らかにサマワで行った“復興支援”とは全く異なる軍事行為)。辞任した本間政府税調会長や佐田行革相らを最後までかばい、松岡農水相、赤城農水相、塩崎官房長官らの事務所費問題を「適正に処理している」とかばい続けて領収書の提示を求めず、久間防衛相の「原爆投下はしょうがない」発言も「米国の立場を代弁しただけ」とかばい、国民世論の怒りに火が付くまで首相は自分の意思で罷免するというリーダーシップを発揮することはなかった(3年間も選挙に行かなかった人間を候補に立てるなんて事も)。ポスト安倍の麻生外相も失言が目立つ。野党は暮らしやすい理想の社会を実現する為の財源として、約15兆円分のムダ金をなくすと約束している。内訳は、談合・天下りの根絶、特殊法人・特別会計等の原則廃止、国家公務員の人件費削減、補助金の一括交付、所得税等税制の見直し等々。今度の29日、僕はこれにかけたい。
●追記…「野党が勝つと中国・韓国とベッタリになる」というメールを何通か頂きました。う〜ん、もしもベッタリを懸念されるなら、自民&経団連はアジアからの外国人単純労働者の大量受け入れを積極的に目指していますよ〜。法相が法整備を進めているところです。また、小泉時代に韓国の方の訪日・恒久ビザなしが実現しました(良い悪いではなく実際にそうなんです)。安倍首相は第166回国会の施政方針演説で『アジア・ゲートウェイ構想』に触れ、次のように言及しています「2010年に外国人の訪問を“1000万人”とする目標の達成に向け、今年は日中間の交流人口を“500万人以上”にすることを目指します」。政府は今年からアジア人留学生への無償奨学金制度を開始したんですが、1人あたり月20万〜30万円相当の支給を行い、その対象は約2000人。実に60億円の予算を計上しました。麻生外相は日韓トンネルの積極的推進者。欧米に対しても外資系企業の政治献金を認め、外国企業にとって乗っ取りが簡単になる三角合併を解禁しました。それにしても、拉致被害者が帰って来てないのに、米国が北朝鮮への経済制裁を解除したことを、安倍首相はブッシュに強く抗議すべきと思うのですが…。※僕は事実としてここに書いてるだけで他意はないです、念のため。
//以前に『トリビアの泉』で紹介された、史上最強の微生物クマムシ(0.6ミリの凄いヤツ)。150度の高温、マイナス250度の極低温でもすぐに死ぬことはなく、放射線にも耐性がある(ヒトの約100倍)。寿命は半年だけど、水がなくても仮死状態になれば100年以上も生きるという。このクマムシが新たに7万5千気圧に耐えることが出来ると判明。普通の生物は3千気圧で細胞が死滅するので、7万5千というのは圧巻の数字だ。生命の可能性って無限大に思えるね(画像サイト。虫の苦手な人は見ない方がいいかも、汗)。
 7月24日〜恒例、NHK『解体新ショー』から情報メモ。/『しゃっくりの止め方』→指で両耳の穴を30秒間強く押す。これで4分の3のしゃっくりが止まる。/『金縛りって一体なに?』→人は眠りにつくとまず深い睡眠に入る。夢も見ない。それがしばらく続くと、今度は浅い眠り(レム睡眠)に入り、この時に夢を見る。しかし寝不足やストレスで体調のリズムが狂い、眠ってすぐに夢を見てしまうと“金縛り状態”になる。「金縛りにあっている時は、部屋や天井がハッキリ見えている」と言う人の睡眠中の映像を検証すると、その人は完全に目をつぶっていた。つまり金縛りの時は夢を見ている!寝る直前に見た天井の光景が夢になって現れただけ。眠ってすぐに見る夢なので、本人は起きていると思い込んでいるんだ。また、深い眠りの時は規則正しく呼吸しているけど、金縛りの時はリズムが不安定で息苦しく感じる。誰かに抑え付けられていると感じるのは、寝てて体が動かないから。“お腹の上にお化けがいてこっちを見ていた”という話は各国にあるけど、その正体は体が動けない状態を脳が説明する為に作った様々な幻(夢)のひとつ!/『ヘリウム入りの空気を吸うと声が変わる理由』→ヘリウムは空気よりも軽いので音が早く伝わる(音速の2倍!)。その結果、口の中で音が高く響く。/『くしゃみの時になぜ目をつぶるのか』→呼吸の際に入ってきたゴミが鼻の奥に溜まると、鼻水がにじみ出てムズムズとした感覚が脳に伝わり、爆風で一気に掃き出すのが“くしゃみ”(最高時速320kmで新幹線よりも速い)。鼻の周りには幾つも小さな筋肉が集まっていて、目をつぶるとこれらの筋肉に力が入り鼻の穴が広がる(鼻息の通り道が広くなる)。鼻息を出す実験では、目を開けたままよりも、目を閉じた方が1.5倍も出た。僕らは勢いよく鼻息を出す為に無意識につぶっているんだ。※女性には、くしゃみを抑えて「クチュン」とか「ンッ」てやる人がいるけど、口を塞ぐことで喉の奥にあるバイ菌が耳に行ってしまい中耳炎になることもあるので、本当は良くないんだって。※日本人にくしゃみは「ハックション」と聞こえるけど、国によって異なるので面白い。フィリピンは「ハッチン」、タイは「ハッチュイ」、トルコ「ハプシュー」、ルーマニア「ハップチュウ」、スペイン「アッチース」。ちなみに、握力を測る場合でも目を閉じた方が3キロ以上も強く力が出るそうデス。//明晩(25日)19時45分からNHKBS2でオンエアされる故・桂枝雀の落語“つぼ算”、超おすすめです!枝雀の落語はどれもハズレがないのですが、中でも“つぼ算”はトップクラスの爆笑演目!壺を高く売ろうとする壷屋と、少しでも値引きさせようとする客の頭脳バトルっす!(ウィキペディアで枝雀の人生のことをぜひ知って頂きたいデス)//ドイツでPCを怒りにまかせて放り投げた男のニュース。突然画面が閉じて文章が消えた時とか、ほんとこんな心境になりそう(汗)。このCNNサイト、下の記事にも各国のユニークな事件がいろいろあって、国は違えど“僕らはみんな生きている”って感じっすネ。//今週末から公開される『レミーのおいしいレストラン』、米国での評価は上半期No.1とのこと。これは期待が高まりマス!//友人が教えてくれた『脳内メーカー』(繋がりにくいッス)。名前を入れるだけで脳内を分析してくれるとのことなんだけど、“カジポン”だとえらいことに。
 グハーッ!中心が
 「友」は嬉しいけど、
 「秘」と「悪」は、
 なんなのさー!(爆)
 友人は周囲が全部
 「食」で真ん中に
 1個だけ「夢」と出て
 絶句したとのこと
 7月23日〜映画『300』レビュー(公式サイトの予告編、ド迫力!リンク先上部をクリック)。紀元前480年、レオニダス王率いるたった300人のスパルタ兵が、侵略者ペルシャ帝国100万の大軍と激戦を繰り広げた“テルポピュライの戦い”を描いた作品。わずか300人で100万の軍勢と戦えるわけがない、誰だってそう思うだろう。しかし現実にスパルタ軍は初戦に勝利し、3日間に渡ってペルシャ王クセルクセスを足止めにした。人口5万人の古代スパルタは究極の軍事国家。成人への道は“スパルタ教育”として2500年後も言葉が残るほど過酷なものだ。戦えない子どもは谷底に落とされ(酷い)、7才で母親から離され軍事教育を受け、成人の儀式は狼との1対1の戦い。日々が剣術の特訓であり、スパルタの為に殉じることが最大の名誉とされている(劇中でスパルタ兵が「俺は色んな夢を実現してきたが、戦場で死ぬ名誉だけはまだ手に入れてない」と悔しがる姿に友軍のギリシャ兵が“こいつらイカれてやがる”と絶句)。300人全員が超ムキムキで腹筋は板チョコのように割れまくり。盾と槍を握り、戦場なのに衣装はビキニパンツと赤マントだけという衝撃のいでたち!スパルタ王は策を練り、細い山道にペルシャ軍を誘い込む。100万の軍でも狭い道では先頭が少数になるからだ。個人戦でスパルタのバーサーカー(狂戦士)野郎に勝てる敵はいない。スパルタ軍は100万人を相手に一歩も引かず、盾を重ねた密集隊形(ファランクス)から槍を繰り出し、刺す、斬る、蹴るの大暴れ。空を埋め尽くすほどに降り注ぐ敵の弓矢を“そうこなくっちゃ”“まずは上々”と笑顔で受け入れる。その超人的なタフさには戦争映画なのに場内から笑いが起こっていた。スパルタ軍の自由自在に変化する戦闘隊形は統制がとれて実に美しい。
とはいえ、『300』は万人には薦めにくい。あまりに人が死にすぎる。しかも、剣で勝負する為に首や腕がポンポン飛びまくり、右も左も大流血。僕は基本的に残酷なシーンは苦手なのでキツい場面も多かった。それでもこの死体累々映画を評価しているのは、侵略者に対するスパルタ市民の抵抗の戦いであり、戦争を美化せず真実を描けば、このように残虐なものになるはずだからだ。本作品の映像技術は圧巻としか言いようがない。あまりグロさが前面に出ないように、血しぶきをセピア色にしたり、バトルのスピードを変化させたり、カメラの角度を目まぐるしく変えるなどして、様々に工夫を凝らしているので、見たこともない映像体験ができる。意地悪な批評家は「CGを見せたいだけのサーカス映画」というけど、他の映画にはない独特の色彩・映像美に感嘆したし、俳優達の力強い演技は決してCG負けしていなかった。イラン政府はこの映画に「ペルシャ人を侮辱している」と激怒したけど、謎のエイリアン軍団のように描かれていたのは気になるものの、むしろ愛すべき悪役という印象だった。アジア各部族が混じったペルシャ軍は、サイ部隊、象部隊、魔術師部隊、巨人兵士など、とことんマンガチックに描かれており、キワモノ部隊が活躍すると館内から拍手が起きていた(ピアスだらけのクセルクセス王はメイクに毎日5時間かかったという)。鑑賞後、帰宅するなり腹筋しました(笑)。85点。
※巫女(オラクル)役の女優は驚倒するほど美人。でもパンフに名前も載ってなかった。まさかCGじゃないよね(汗)。『ベルセルク』の実写化の時はぜひこのスタッフで!//週末オンエアされた『時をかける少女』がアマゾンで第1位に!去年公開されたのにTOPになるなんてスゴイね。ほんと良い映画だった!
 7月22日〜1983年にファミコンが世に登場し四半世紀が経った。この間、様々な作品が発表され、ゲーム音楽にも多くの名曲が誕生した。最近掲示板で作曲家ごとに良い音楽をお薦めして頂いたので『素晴らしきゲーム音楽』(YouTube映像付!)としてまとめました。“波紋入りのバラの人”さんが語られたゲーム音楽の魅力3大ポイントにめっさ納得!→(1)ゲーム中、音楽はSE(効果音)以外で唯一の音の要素なので、音楽でその情景を描けるような高い技能が必要となる。(2)出せる音の数が限られているので(ファミコンやゲームボーイはわずか3音!)、ごまかしが利かず、ゆえに名曲も沢山生まれる。(3)ゲームに行き詰まると長時間プレイする局面が生じる。どんなに聞いても飽きないような、クオリティの高い曲が必要となる。--興味がある方は是非どうぞ♪※関連:『ディアボロの大冒険』BGMリンク集。//『銀河鉄道999』で列車が宇宙へ旅立つ時の線路(発射台)を、もしも現実に建設したら予算は37億円、工期は3年3ヶ月と前田建設が試算。“ファンタジー営業部”という部署が実際にあるのがユニークでいいね。
 7月21日〜(昨日の続き)あと、先日の「最低賃金を欧米並みに」という意見の補足。時給千円で月収17万6千円、これでなんとか生活保護とほぼ同額。憲法が保障する最低限度の生活が生活保護水準であり、それ以下の人間は保護されてしかるべき。「最低でも千円」は人道的にも法令で確保すべきと思う。難しいのは欧米のような全国共通の最低賃金。地方で中小企業や飲食店を真面目に経営している人に一律千円は厳しいと思うので、そこは国や自治体の補助が必要だ。念のために書いておくけど、僕は大企業は悪とか、経営者は敵なんて思っていない。
●この問題についてサイト読者の方から「労働者も企業も共同体であり、求めるべき部分は求め、譲るべき部分は譲る、その姿勢が大切なのでは」「日本や米国の法人税は実質40%であり、世界の平均27%よりずっと高い。労働者は権利だけ叫ぶのではなく、企業の国際競争力を強化する為に法人税を引き下げ、消費税の増税(食料品は0%)を受け入れ、皆で豊かになれる方向を目指しましょう」とご意見を頂いたのですが、まったく同感です!※ただし消費税増税は行政のムダ金を徹底的に無くしたうえで、かつ、医療は0%、これは死守。

とにかく、働いているのに生活保護水準以下の暮らしになっている“ワーキングプア”の問題をこのまま放置すると、やがて国家として自らの首を絞める事になるので、早急に手を打つことが必要だ。今の年金制度は25年以上納めなければ無年金となるけど、非正社員では納めたくてもかなり厳しい。健康保険料が払えない人も激増しており(4年で4倍)、早期治療なら治った病を限界まで我慢するので深刻な事態になる。既に貯蓄ゼロの世帯は3割に達し、自殺者は9年連続で3万人を超えた。将来に希望が持てない国民がこのまま増えると、社会からどんどん元気がなくなり、人心が荒廃して治安も悪化し、国中が闇に包まれてしまう。そんな社会にしては、汗水流してこの国を支えてきてくれた先人に申し訳ない。日本は世界第2位の経済大国。皆で老後の心配のない安定した社会を築きましょう!p(^^)q
※欧州の消費税(付加価値税)はスウェーデン25%、フランス19.2%、英国17.5%などと日本に比べると非常に高い。ただし食料品などの生活必需品、医療や書籍は0%にしたり税率を下げている。日本のようにあらゆるものに課税するのは世界でも異例だ。
※以下のコピーはブログや各掲示板でよく見るもの
■欧米の常識 vs 日本の常識■
1)派遣労働者が受け取る賃金は必ず正規以上と法定 vs 正規の半分以下
2)派遣労働が2年超だと直接雇用義務 vs 期限撤廃して無期限派遣
3)派遣のピンハネ率は10%未満と法定 vs ピンハネ率は自由、平均40%以上
4)企業が支払う総額はガラス張り vs けっして派遣労働者に教えないブラックボックス
5)派遣労働者の巨大全国組合がある vs 何も無い
6)派遣労働は事業拡大時などにのみ使うと法定 vs 正社員をクビにしてどんどん派遣に置き換えてよい
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この「欧米の常識」が本当なのか調べたんだけど、外国の法令なのでなかなか裏付けが取れない。専門家の方がいましたら、これらが本当なのか教えて頂けると助かります。特に(1)にはビックリしました。日本と正反対!(6)の派遣期間については、米仏の場合平均2週間でした。また英国の派遣社員が雇用者に占める割合は約1%のみデス。余談だけど、ドイツは賃金が安いものの、子どもは大学まで学費無料、医療費は3ヶ月に一度10ユーロ(約1600円)払えばどの一般外来も行き放題。教育と医療に安心感を持てるのは重要!
(当コラムに重大な間違いがあれば遠慮なくご指摘下さい。速やかに訂正します)

 7月20日〜99年に約113万人だった派遣社員は05年に255万人と2倍以上に激増。パートを含めた非正社員は1677万人(06年)で、いまや労働者の3人に1人が非正社員だ。派遣社員はボーナスがなく、退職金制度も社会保障等の諸手当もなく、何年働いても賃金は上がらない。正社員の平均月収約32万円に対して、派遣社員は約19万円。ゆえに企業は正社員をリストラし、賃金の低い非正社員に置き換えてきた。近年は多くの企業が過去最高の収益を上げ好景気と言われているが、黒字の正体は正社員を派遣に入替えて浮いた人件費が化けたもの。雇用者報酬(国内の労働者の賃金総額)は、97年の278兆円から04年の255兆円へ23兆円も減っており、庶民が好景気を実感できるわけがない。一方、大企業の役員報酬は1人当たり5年間で84%も増えており、株主の配当は2.6倍になっている。社員の給料は下げ、役員と株主だけがホクホクというわけ(正社員は95年から10年間で約400万人減少した)。与党は失業者が減ったとアピールするけど、大量の非正社員が企業に組み込まれ常態化したということだ。/派遣社員をさらに追い詰めているのが人材派遣介会社のピンハネ率。厚労省が発表した04年のピンハネ率は約30%(米国では上限10%とのこと)。つまり元々1万円だった賃金が派遣会社に3割持って行かれて手元に7千円が残るというもの。しかし実態はもっと酷く、業界大手グッドウィル元社員の内部告発では“派遣先から交通費を受け取っても派遣スタッフに支給することはマレ”として「60%ピンハネ」の実状もネットには流れている(ミクシ)。先進国では「同一労働同一賃金」が原則であり、正社員と同じ仕事をしているのに給料が違えば違法行為と見なされる。※僕も一時期グッドウィルから派遣されてたので他人事じゃないッス。(明日に続く)//明日土曜のお薦め番組は13本!アニメ版の『時をかける少女』は素晴らしいデキ!青春映画の名作。
 7月19日〜『ダイ・ハード4.0』のレビュー(公式サイトの予告編はネタバレ全開なので要注意)。95年のパート3以来、実に12年ぶりの新作!最初はあまり観に行く気がなかった。ハリウッドの続編モノは劣化が激しいし、近頃はアクション映画がキツイ。単純なドンパチに途中で飽きてしまう。やはり、じっくりドラマを見せてくれるミニ・シアター系の作品に気持が向う。しかし、12年ぶりに作ったと言うことは、“撮るに値する脚本が手に入ったのかも”と思い、劇場に足を運んでみた。結論。観に行って大正解!名作の第一作の興奮が甦った!今回の敵はサイバー・テロ集団。キーボードの操作だけで全米を大パニックに陥れた悪党に、アナログ人間の代表のようなマクレーン刑事が肉弾戦で立ち向かう。その対比が面白い。今回もマクレーンは蹴られ殴られ、高所から落ち、爆風で吹き飛ばされ、「なんで俺が…」とボヤキながら危機に立ち向かっていく。唯一の味方はひ弱なハッカー青年(キアヌに激似)のみ。彼とのかけあいはユーモラスで、2人がだんだん良いコンビになっていくのが見てて楽しい。悪党のハッカーは憎たらしいけど、善玉のハッカーってめちゃくちゃカッコイイっす(銃を持たなくてもパソコンで悪党と対決できるんだもの)。見終わって思ったのは「やっぱりアメリカ映画はスケールが違う」。一般のアクション映画なら“これがクライマックス”というようなスゴいシーンが、フツーに序盤から何度も出てくる。もうね、他の国の映画とは見せるアクションの規模がケタ違い。制作スタッフが“俺たちに描けないシーンはないぜ”と言わんばかりに、製作費をドバドバ使って、思いついた頭脳&肉弾バトルを全部映像化した感じ。ザッツ・ハリウッド。劇場の大画面で観るべき映画。85点。
(ネタバレ文字反転)→序盤の車VSヘリの対決も迫力あったけど、圧巻は車VS戦闘機!車でF-35に勝った人間なんて、後にも先にもマクレーンだけだろう。あのバトルだけでも劇場に行く価値はあった。ラストはボスの死があっけなさすぎだけど、今回は体育会系の犯人じゃないからあんなものか。娘の「犯人は5人よ」がウケた。この最強・父娘が活躍する第5作を観たいッス(笑)。あと、SFマニアのワーロックが良い奴でよかった。無線だけでジーンとさせやがる。//『300』の感想は週末に書きます!こっちも85点!//『アメトーーク』の“ジョジョ芸人”特集、8月2日にオンエア確定!こりゃ楽しみ!
 7月18日〜戦前の漫画や海外の漫画を含め約20万点の蔵書を誇る京都国際マンガミュージアム。入館料500円だけで朝10時から夜8時まで10時間も漫画を読みまくれるので、マンガ喫茶よりもはるかに安上がりッス。ジョジョのように90巻以上ある大長編は、こういう所で読むのがいいかもね!7月28日には『地球へ…』の竹宮恵子先生の無料トークショーが催されますヨ!(掲示板情報)//キティちゃんの招き猫が800万円!金運を招く為にまず800万円を出さねばならないということですね(笑)。//エヴァンゲリオンの新劇場版予告が来ましたね。バックの歌は宇多田ヒカル。チクショー、結局また観に行ってしまうんだろうなぁ。//木曜夜に教育テレビで放送される『夏のヨーガ』(今はヨガじゃなくヨーガなんだね)、なかなかヨーガを学ぶ機会がなかったので超嬉しい!ヨーガとは5千年前にインドで生まれた健康法。一番重要なのは独特の“呼吸”だ。今週と来週の2回だけなので、気持を集中して本気で挑戦するぞ〜!(☆o☆)本気ッス
 7月17日〜先日TVでテノール歌手ジュゼッペ・サバティーニが、ミュージカル『ウエスト・サイド物語』の挿入歌“マリア”を歌っていたんだけど、歌唱力の素晴らしさもさることながら、歌詞がめちゃくちゃ良かったので紹介!恋する人間の気持ちが見事に歌い込まれている!「♪こんなに美しい響きは初めて聞いた。“マリア”…マリア、マリア、マリア。この言葉には世界の美しいものすべてがある。マリア…マリア、マリア、マリア。マリアという女性に出会った。すると突然“マリア”という言葉の意味が変わった。マリアという名の女性に口づけをした。すると突然、その名の響きが素晴らしくなっていくことに気付いた。マリア!大きな声で言えば、それはまるで音楽のよう。小さくささやけば、それはまるで祈りのよう。マリア、このまま言い続けたい!マリア…マリア、マリア、マリア」。物語の後半が悲劇なだけに、歌を聴いてるだけでウルウル。//水曜夜にNHK教育で放送されている『人生の歩き方』。今月は小児科医ガンの専門医・細谷亮太さんの話。細谷さんはガンで他界するたくさんの子どもを見てきた。そしてまだちっちゃな子が、病室で見せる他人への優しさ、思いやりの深さに、何度も“人のあるべき姿”を学ばされたという。子ども達は自分の体より、同じ病室の患者や、看護師のことを細やかに気遣っていた(末期ガンの子に“死は特別なことじゃなく誰にでも訪れることなんだよ、先生だってそうだよ。だからまた会える”って言うと、その子はしばらくして“先生は死んじゃやだ”と泣き始めた)。細谷さんは「まだ数年しか生きていない小さな子が、こんなにも他人を思いやることが出来ることに、人間はもともと温かな情愛を持つ優しい生き物なんだと教えられる」と語っていた。--最近は“人間はここまで残酷になれるのか”と戦慄する報道が多いけど、番組で紹介された優しい子ども達の話は、そのまま人類への希望に思えた(本当に!)。明晩の放送では、子を失った親とどう向き合うか語られる。幼い子の死は周囲に大変深い悲しみを与える。何年も人の心を見てきた医者の言葉に、静かに耳を傾けたい。※子どもが持つ死の概念には段階があるとのこと。3才くらいだと、死を“ちょっとだけ寝ている”という感じでとらえる。4才から6才になると、死者は“おでかけした”という感じになり、10才ぐらいになると初めて“戻ってこない”と分かるそうだ。//昨日の日記の最後に追記をアップしていマス!
 7月16日〜国内の最低賃金(時給)の全国平均は673円。しかし欧米の場合、フランスは約1390円(8.27ユーロ、最新為替レート)、英国は約1370円(5.52ポンド)、安いと比較される米国でさえ885円(7.25ドル)だ。つまり、日本の最低賃金は英仏の半分しかない。さらに欧米では業種によってチップが加算されるので、実際の開きはこれ以上。じゃあ、日本は賃金が安い分、物価も低いのか?ノー。05年に物価世界一の不名誉な栄冠に輝いたのは日本だ。青森・岩手・秋田・沖縄など地方の最低賃金は「610円」まで下がる。一方、欧州・アメリカやお隣の韓国では全国一律の最低賃金制が普通で、日本のような地域間の格差を認めていない。673円でも月に22日働いて月収11万8450円、年収は約142万円だ。働いているのに生活保護の金額にさえ満たない。ここまで格差が問題になっているにもかかわらず、厚労省が一昨日に出した最低賃金の改定案は13〜34円の引き上げ。呆れてモノも言えない。しかもこのスズメの涙の賃上げさえ経営者側は反発している。野党の公約「最低賃金1000円」でも年収211万なのに、どうして時給700円にさえ反対するのか。この状況を放置し続けている政府はどうかしている。年収200万円以下の人は、とにもかくにも早く救わないと。反対してる人が信じられない。600円で暮らせるのか?同じ共同社会に暮らしているのに、どうしてそんな人たちが居ても良いと思うのか。600円でいいと思ってる官僚に、その金額で暮らしてみろと言いたい。国庫は800兆円も赤字なんだし、本来なら官僚は最低賃金でないとおかしいんだから。また、欧州では月極の最低賃金についても、フランスは月給20万4600円が確保され、ルクセンブルクに至っては月給25万2500円(1503ユーロ)!日本のGNPは世界第2位。どうして英仏より豊かなのに労働条件を改善できないのか。世界で2番目の経済力があるなら、もっと国民全体が生きる幸せを感じていいはず(しかも年間の勤務時間は、フランス1350時間、英国1700時間に対して、日本は2450時間!また日本の自殺率は先進国の中ではトップ。最悪)。経団連は二言目には「最低賃金を上げれば国際競争力で負ける」というが、欧州諸国で“時給を千円以上にした為に経済が立ち行かなくなった”、なんて話は聞いたこともない。欧州の経済は日本の倍の最低賃金、そして半分の労働時間でも、ちゃんと回っている。日本国憲法は第25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定めている。日本は物価の高さに比べて、あまりに最低賃金が低すぎるので、欧州並みにするよう庶民がもっと声をあげなくちゃいけない。(欧州は今でもガンガンとストライキをぶちかまして生活防衛の為に戦っている。一般国民の生活に支障を来たすストは迷惑とはいえ、日本の労働者はあまりにも大人しすぎ。痛めつけられすぎて反抗する力を失った。そしてストレスの捌け口は、さらに弱者を攻撃すること…。“美しい国”は生活の安定から。今の与党では10年経っても最低賃金は千円になっていない。そろそろ皆が幸福に笑える国にしようよ。もう邪馬台国の頃から1800年も経ってるんだから、“こんなに良い国になった”と先人に胸を張れる社会にする時だ)。

【追記】政治家の中に「賃金を倍にしたら労働者の半数がクビになるだけ」と言う人がいる。あり得ない。どの職場でも既に目一杯リストラが進み、全く人を削れない状況になっている。事業存続の為にはこれ以上の大量解雇は不可能。もうその手には乗らない。人手が要るから雇用するわけで、首を切れば経営者が全部やるしかない。それが不可能だからバイトを雇うしかなく、法令で千円以上に決まればその金額で雇わざるを得ない。/賃金が上がれば国内消費が増え、それで欧州は発展している。中小企業は賃上げ直後がキツイから、一時的に補助金を出せば良い。っていうか、フルタイムで働く労働者に年200万さえ払えない企業はすでに破綻してるのも同じ。大きな視野で見れば、赤字企業が撤退した跡地には黒字の他社が入り込み、そこで新たな雇用が創出される。「賃金が上がったら企業が海外に移転する」っていうのもウソ。賃金コストを理由に出て行く企業は、とっくに海外で生産しているっつーの。※時給1500円で毎月22日、8時間働いて、それでやっと年収316万8千円。だから野党のマニフェストの“最低賃金1000円”(年収211万)はあくまでも最低ライン。ノルウェーやスイスの最低賃金は驚異の2000円オーバー。スーパーのレジ打ちバイトでも2千円。しかも両国は国内消費が増えて経済も好調!(スイスは最低賃金の既定がなく、労働組合が会社と話し合って最低給与額が決まる。その平均が時給2100円。ちなみに有給休暇は4週間以上!)。
 7月15日〜“いのち”の素晴らしさを詩で書け、と言われたら、皆さんはどんな風に言葉を結んでいきますか。詩人の谷川俊太郎さんは易しい言葉で細やかな感情を表現するので、ホント尊敬していマス。今夜放送された番組で谷川さんが自作の『からだ』を朗読。この詩を久しぶりに聞いて「言葉でここまで生命を、世界を語れるのか!」とやたら感動したので紹介します!

『からだ』谷川俊太郎(詩集『シャガールと木の葉』より)
からだ---うちなる暗がり
それが私 ただひとりの
そよぐ繊毛(せんもう)の林
うごめく胃壁の井戸
ほとばしる血液の運河
からだ---闇に浮かぶ未知の惑星
それがあなた 私にほほえむ

いのちはひそんでいる
たったひとつの分子にも
だがみつめてもみつめても
秘密は見えない
見いだすのはいつも私たち自身の
驚きと怖れの…よろこび

こんなにも小さなかたちの
そんなにもかすかな動き
その爆発の巨大なとどろきを
誰ひとりききとることができない
いのちの静けさは深い
死の沈黙よりも

とおくけだものにつらなるもの
さらにとおく海と稲妻に
星くずにつらなるもの

くりかえす死のはての今日に
よみがえりやまぬもの からだ

/スケールの大きさもさることながら、こんなふうに、宇宙の塵から人間に至る進化の過程を3行で表現できるなんて、言語の可能性って本当に無限ですね♪(*^o^*)/大阪東部、セミの鳴き声を今夏初めて聞きました!


 7月14日〜映画『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』で主役を演じたジュリー・アンドリュースは現在72才。98年に腫瘍が声帯にでき、手術後は高い声を出せなくなった。ある番組で“辛い時期をどう乗り越えたか”と聞かれた彼女は、こう答えていた--「あれは本当に辛い時期だった。もう歌えなくなったんだもの。10年前のことだけど今でも(歌えなくて)とても寂しいの。でも、そこから何かを学ぶよう定められていたのかも知れないわ。もし歌えていたら、絵本の執筆や(シュレックで)声優もやらなかったでしょう。きっと、色んなことから学ぶよう運命づけられていたのよ」。悲しい出来事を前進する為の「必然」に変えること、その生きる姿勢が大切なんだよね。彼女が語ったことを聞いて、ピアニストのフジ子・ヘミングの言葉「その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということが、人生にはよくあるの」を思い出した。//4万年前のマンモスの子どもが永久凍土から無傷で出てきた。自然の冷凍庫とはいえ、絶滅した生物との4万年の時を超えて会えるとは、スケールの大きな話だねぇ。
なんと太宰治の小説
『人間失格』の文庫本表紙が、
小畑建(@デスノート)の
描き下ろした絵に変わった!
集英社文庫もやってくれる。
きっかけは何であれ、
ここから文学にハマっていく
若い子が増えればいいな〜。
 7月13日〜現在94才という日本のアートシーンの重鎮、音楽評論家・吉田秀和さんを紹介した特番が先日オンエアされ、胸を打つ言葉が幾つも出てきたので紹介!/「芸術というものは手仕事で成り立っているんですよ。詩人ポール・ヴァレリーが画家ドガについて語った有名な話がある。ヴァレリーは若い頃にドガと知り合った。ある時、屋外で樹を描いているドガと出会うんだけど、ドガが葉っぱの一つ一つをとても細かく丁寧に描いていたので、思わず“一つ一つ描くなんて、絵描きはなんて辛抱のいる仕事だろう!”と言った。ドガの返事は“お前は何て馬鹿なんだ。こうやって描くことが楽しいのが絵描きなんだ。樹があります、なんて描くのは絵描きの仕事じゃないよ。樹を描くんじゃなくて、こうやって一つ一つの葉っぱを描いていくこと、それが絵なんだよ”。--原稿を書くのも同じ。一字一字の言葉をよく考え選択していくのが、書くっていうことなんですよ」/戦時中の空襲の日々を振り返って--「台所の裏に穴を掘り、そこにいっぱい本を詰め込んだブリキの缶を入れ、さらに何重もの紙で包んで板を重ねてくくったフォーレのレコード・アルバムを重ね、その上に土を盛った。(終戦という)そんな日の来ることに確信を持っていたわけではない。しかしもし、これをゆっくり聴ける日が来た時、これがなかったら、取り返しのつかない悲しみと後悔を味わうことになるだろうと考えたからだ」/史上最高の指揮者、故フルトヴェングラーによる『トリスタンとイゾルデ』をベルリンで聴いて--「オーケストラの楽員の一人一人が、これこそ音楽中の音楽だという確信と感動に波打って、演奏している。(略)フルトヴェングラーが指揮棒を持った右手を腰のあたりに低く構えて高く左手を挙げると、全オーケストラは陶酔の中にすすり泣く」/バッハの『平均律クラヴィール曲集』を聴いて--「これを聴き出して、私はこの不条理の世界(この世)にも何かの秩序があり得るのではないかという気がしてきた。この音楽が続く限り、心が静まり、ひとつの宇宙的秩序とでもいうべきものが存在する気がする」/94年生き続けて--「どういう曲が一番胸に染みてくるかというと、それはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンだねぇ。つまるところは、この3人だなぁ〜(笑)。僕は女房が死んだ時に音楽が一時受け付けられない時があって…(音楽というのは)あまりに訴えかけてくる力の強い、他の人の声。だから、ちょっと休んで自分の中に一人でいたいと思った。それでも、そのうち何かで寂しくなって、音が欲しくなって、いろんなものをかけてみた。どれも邪魔をしたけど、バッハは邪魔しなかったなぁ」。/この番組を見終わった後、無性にバッハのピアノ曲が聴きたくなり、グールドやリヒテルの演奏CDを深夜まで聴いていた。僕は今までの人生で「バッハが嫌い」という人物に出会ったことがない。モーツァルトやベートーヴェンを苦手という人でさえ、バッハに関しては誰もが言葉を極めて絶賛する。スッゲ。※海外サイト〜バッハのゴールドベルグ・3分(そのままで音出マス)。//毎週土曜18時からオンエアされているアニメ『地球へ…』。明日はついにソルジャー・ブルーが再覚醒する!大人の鑑賞に堪えうる傑作SFアニメなので、ほんと見ないともったいないデスーッ!30分なのに2時間の映画を観たような充実感が、いつも僕にはありマス!(公式WEB)
//7月20日にジョジョのカードダス第2弾が発売されマス!春に発売された第1弾は発売後すぐに完売。再販分も品切れ状態という人気ぶり。第2弾は第3部&4部のキャラが参戦するとのこと、確実にゲットしたい人は予約必至っす!承太郎がメインの『オラオラデッキ』、DIOがメインの『無駄無駄デッキ』、そして各種カードが入った『ブースターパック』。まともに全部買うと約1万、グハッ。完全にバンダイ帝国の術中にハマっている気がアリアリだけど、オールカラーになったキャラ絵はゲーム抜きで集めたくなる美しさ。「これはゲームとしては高いけど美術品としては安い」と自分自身を説得し、予約ボタンを涙のクリック。
 7月12日〜面白かった『解体新ショー』ネタのまとめ!/『貧乏ゆすりの長所』→飛行機で長時間ジッとしてるとふくらはぎに血が溜まって塊が出来る。着陸後に立ち上がると血の塊が流れ出して内臓を直撃、死に至ることがあり、これを“エコノミー症候群”という。しかし、足を小刻みに動かしていれば血液が流れてエコノミー症候群になりにくい。血液は心臓の力だけで全身を巡ってるわけじゃなく、下半身の血は筋肉の収縮で押し上げられている。ふくらはぎが“第2の心臓”と呼ばれる由縁だ。貧乏ゆすりをするとふくらはぎの筋肉が静脈を圧迫し、ポンプのように溜まっていた血液を心臓の方に押し流してくれる。けっして貧乏ゆすりは“悪”じゃあない。※周りに迷惑をかけない貧乏ゆすりの方法!普通の貧乏ゆすりはかかとを上下させるけど、逆に、かかとを固定してつま先を上下させれば目立たなくてグッド。この方法でも血液の循環効果があるのでお薦め。/『なぜ指がポキポキ鳴るの?』→あのポキポキ音は、指を引っ張って関節の中の空気が泡になり、パチンと弾けた音。だから一回鳴ると空気が溜まるまで鳴らない。/『かつて成人はミルクを飲めなかった』→1リットルの牛乳を一度に飲んで消化できる体質の人がいる割合は、スウェーデン99%、米国81%、インド38%、日本15%、タイ3%。だから大抵の日本人はがぶ飲みするとお腹を壊す。なぜか?乳糖を消化しきれていないから。一般に欧米人は小腸の中に乳糖を分解する酵素を沢山持っているので、どんどん消化できる。一方、日本人の多くは酵素が少なく、乳糖は消化しきれず大腸に運ばれる。大腸の中では乳糖を薄めようとして水分が溜まり、これがクダした状態だ。では赤ちゃんはどうしてたっぷりお乳を飲めるのか。実は最初のうちは酵素を持っているけど、離乳期を過ぎると酵素を作れなくなるんだ。これは他の哺乳類も同じ。だから生物学的には、成長しても牛乳をがぶ飲みできる方が珍しい。02年に判明した最新情報によると、7千年前の南ロシア・カフカスで、突然変異によって大人になっても酵素を持ったままの「ミルクのアダム」が誕生したそうだ(人間の細胞は30億の遺伝情報があり、そのうちのひとつが変化して牛乳を得意にした)。ミルクのアダムが暮らしたのは遊牧民のいる地帯。食糧に乏しい土地では、それまで捨てられていたミルクを飲めるようになった彼の遺伝子が生き残り、ヨーロッパへ向っていった。彼のお陰で人間は大人になってもミルクを飲めるようになった!
 7月11日〜米大リーグのオールスター戦でイチローが大記録!彼の俊足は有名だけど、なんとオールスター史上初となるランニング・ホームランを成功させた!いやはや、名だたるスターが勢揃いする球宴で一周してしまうとは。結果、イチローはこの試合でMVP選手に選ばれた。大リーグのオールスター戦は日本と違って1試合のみ。そこでMVPとはスゴイとしか言いようがない。ヒットを「作品」という試合後のインタビューもいいね!
※過去のイチロー名言集。→
●「苦悩というものは前進したいって思いがあって、それを乗り越えられる可能性のある人にしか訪れない。だから苦悩とは飛躍なんです」
「他人の記録を追うのは簡単。でも自分の記録を追うことは大変なこと。だってそれが自分の限界だから」
●「(記録達成を)驚かれているならまだまだ。驚かれないようになりたい」
●「道具に八つ当たりする選手はただ自分に腹を立てているだけ。そんなふうに怒りを発散させる人もいますが、それは僕のスタイルではありません。バットを投げて、ヘルメットを叩きつけても、自分の失敗は道具が悪いわけではない。僕は自分に腹を立てたら、自分の顔を叩くことを選びます。罪のない道具には当たりません。例えば、バットは誰かが真心を込めて、気持ちを込め、丹念に作った道具です。機械ではなく、職人が手で作るのです。グラブやスパイクも同じ。僕は、道具は自分の体の一部だと思っています」
● 「試合に出るということは何かに挑戦するということ」
//ハリー・ポッターの最終巻を作者J・K・ローリングが泣きながら書いたというニュース。この記事にある“主要キャラ”って誰のことなんだろうねぇ…。
 7月10日〜今日はジョジョネタに特化!//10日後の7月20日にジョジョのカードダス第2弾が発売されマス!春に発売された第1弾は発売後すぐに完売。再販分も品切れ状態という人気ぶり。第2弾は第3部&4部のキャラが参戦するとのこと、確実にゲットしたい人は予約必至っす!承太郎がメインの『オラオラデッキ』、DIOがメインの『無駄無駄デッキ』、そして各種カードが入った『ブースターパック』。まともに全部買うと約1万、グハッ。完全にバンダイ帝国の術中にハマっている気がアリアリだけど、オールカラーになったキャラ絵はゲーム抜きで集めたくなる美しさ。「これはゲームとしては高いけど美術品としては安い」と自分自身を説得し、予約ボタンを涙のクリック。//先月に東京で開催されたばかりのジョジョリンピックですが、早くも第4回大会が8月11日に杜王町(仙台)で催されるとのこと!(リンク先をクリック)。夏休み中でもあり、学生さんは遠征されてみては?仙台には花京院1丁目、広瀬通りなど、エキサイティングな地名がいっぱいありますヨ(笑)。//しょこたんのジョジョ立ち、最新バージョンを見るとキレ味が増して良いカンジ!先日は荒木先生の仕事場を訪問しているし、南キャンのしずちゃんや彼女の布教で、女性のジョジョファンも増えるといいなぁ。//手塚先生の『火の鳥・ヤマト編』をノベライズされた作家の大林憲司さんから、ジョジョ立ちレベル4の指写真(以下の2枚)を送って頂きました!僕は全く指が届かないので、画像を見て「僕はッ!敬意を表するッ!」って感じデス!(*^o^*)
 
第7巻表紙 人差し指と小指をくっつけてキープ!
 7月9日〜20代前半の頃、僕は文学が好きでも人前で「読書が好き」と言い出せなかった。なぜなら、当時はまだドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読んでいなかったからだ。多くの人が“世界文学の最高傑作”と推す作品を読んでいないという「負い目」があった。そして実際、カラマーゾフは素晴らしい作品だった。新たに今の僕が感じている後ろめたさ--それは南米コロンビアのノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』『族長の秋』を未読であること!(ウィキにも“読んでいなければ恥”って書いてあるなぁ)。本日、ついにこの2冊を購入。文庫版になってないのでデカい。400P×2。最近は多忙を理由に長編小説から遠ざかっているけど、両作品未読という事実--その心の重荷とオサラバしたいので、少しずつ読み進めていく所存。2冊とも“オビ”でツカミまくりっす。『百年の孤独』のオビ「愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から…。怒濤の人間劇場、新世紀への開幕」、『族長の秋』のオビ「独裁者の意思はことごとく遂行された!当の独裁者を置き去りにして…。高峰へと連なる物語の山系、混沌たる運命の糸」。こいつぁテンションが上がるぜ!(こうやって、ここに“読み始める”と宣言することで、自分を追い込む作戦デス)
とにもかくにも2冊を買った。
遅読ゆえ読了するまで果てし
なき道のり。大切なのは絶対に
読破するという強い意思。
いつか必ず読み終わるハズ。
1Pずつラストに向っているの
だからな…。
そうだろう?アバッキオ。
//梅雨入りしてカミナリが増えてきた。先日、雷鳴のなか“犬小屋を引きずって”逃げているワンちゃんを目撃したけど、犬は耳がいい分めっさ怖いんだろう。専門家の話では意外と簡単に恐怖を取り除けるという。その方法とは「雷が鳴ったら玩具やボールで遊んであげること」。つまり雷鳴を楽しい記憶に繋げることで、わんこに「雷が鳴った!わーい、イイコトがある!」と思わせる作戦だ。これは効果絶大で、繰り返すうちに花火の音も平気になるという。愛犬がガクプルしている方、試してみては如何?//スティングが所属するロックバンド『ポリス』のワールドツアーが大好評。日本にも来るので、その時は鬼となってチケットをゲットせねば。//“2本で千円”さおだけ屋の悪徳商法。実際の平均購入額は6万5千円なんてエゲツな過ぎ。以前から被害者が出ているのに、どうして規制が入らないのかな。「20年前のお値段です」は、単に“20年前は2本で千円だったと報告しているだけ”、だって。おいおい。
 7月8日〜世界1億人の投票で『新・世界の七不思議』が決定との報道(原題は“7 Wonders”だから七不思議というより“7大ビックリ”の方が正確)。選ばれたのは、マチュピチュ遺跡(ペルー)、万里の長城(中国)、ペトラ遺跡(ヨルダン)、チチェンイツァのピラミッド(メキシコ)、コロッセオ(イタリア)、タージマハル(インド)、リオデジャネイロのキリスト像(ブラジル)。公式WEBには全ノミネートの写真が出ている。コロッセオ、タージマハル、キリスト像は名建築だけど、アンコールワット、ピサの斜塔、カッパドキア(トルコ)地下都市、モアイ像、ギリシャ・メテオラの修道院、今も建設中のサグラダファミリア教会(バルセロナ)、これらの方がインパクトは大きいと思うッス。あと、ストーンヘンジ、アクロポリス(アテネ)、人工物としてはナスカの地上絵も。日本からは清水寺が選出されているけど、鳥取の三仏寺投入堂の方がビックリ度は高いんじゃないかな。ちなみに旧・七不思議は、ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、ロードスの巨人像、アレクサンドリアの大灯台、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスの霊廟、エフィソスのアルテミス神殿。このうち現存しているのはピラミッドのみ。ロードスの巨人像、見たかったなぁ。※カッパドキアの地下都市は中に入って唖然!地下8階、1万5千人が暮らしていた古代都市。井戸、学校、礼拝所、宴会場、家畜部屋、トイレ、果てはワインの蔵まであり、たまげたのなんの。キッチンには排煙システムや汚水を流す溝があり、生命線の通気孔が至る所に完備されていた。地元の人いわく「地上の城は火矢で焼け落ちるけど、地下の城は燃えないよ」。なるほどね。//亡くなった松岡農水相の後任の赤城農水相も事務所費問題が浮上して目が点に。この疑惑報道が、一夜にして180度変わったのも、普通に考えて口裏合わせにしか見えず、余計に心象が悪くなると思うんだけど。5日前には久間防衛相が辞任したばかり。安倍政権発足以来、既に本間税調会長、佐田行革担当相も辞任しており、もう何が何だか。安倍首相が不正をしたわけじゃなく、むしろこの状況は気の毒にも思えるけど、普通の会社なら役員が4人も不祥事を起こしたら社長は更迭。しかも、首相は問題となった議員を批判も罷免もせず、毎回最後まで「全く問題はない」とかばい続けている。その政治判断は国民が求めているものじゃない。とにかく、「間違ったことはしていない」と言うのなら、赤城氏は領収書を出すべし。領収書さえ出せば簡単に疑惑が晴れるのに、それを「出す必要がない」と言うから話がややこしくなる。//一昨日の日本漢語の話題に追記。夏目漱石もけっこう新しい日本語を生み出している。新陳代謝、反射、無意識、電力、価値といった言葉は漱石が作り出したものだ。当て字の名人でもあり、ロマンティシズムを「浪漫」と当てたり、沢山、流石(さすが)といった表現を広めたのも漱石ッス。
 7月7日〜京都・東寺で催されたライブ・アースに行ってきた!地球温暖化防止を訴えて世界7カ国で同時開催された音楽イベントで、京都ライブにはYMO(!)など5組のミュージシャンが参加した。/国宝の五重塔を見上げながらのコンサート。一番手はヒップホップのRIP SLYME。会場の年齢層が高い上に、背後は仏像、聴衆が着席して静聴している状況で、メンバーはかなり演りにくそう。でも、1曲ごとに「(場違いで)すみませんでした」とMCを入れてたのが観客に好感を与え、最後は大きな拍手を受けていた。/二番手はUA。歌唱力の高さはさすが。でも途中の極端に精気のないトークに、エネルギーを吸い取られて疲れてしまった。うーむ。/三番手はボニー・ピンク。『ウォーター・ミー』が良かった。/四番手は映画『ピアノ・レッスン』でブレイクした作曲家のマイケル・ナイマン御大のソロ・ピアノ!今年63才。僕はYMOと同じくらいナイマンを楽しみにしていたけど、映画ファン以外には知名度が低いのか、客席の反応は恐ろしく鈍かった。ナイマンは自分で作曲したのに一曲も暗譜しておらず、どんな短い曲でも楽譜と睨めっこしながら弾いてた。あえて堂々と楽譜を広げる…僕にはそれがすごくカッコ良く見えた!ぶっちゃけ、初っ端からミスタッチで音は濁るし、老眼鏡で楽譜を見ながらの演奏で美しいメロディーラインも途切れ途切れ。でも、僕はあのナイマンが自作を弾いてるという、それだけで涙チョチョ切れの光景だった。だがしかし!周囲からは「あれ誰?チョ〜ヘタクソ」「これはキツイ」という声が…。わーん、ナイマンの本職は“作曲家”だから大目に見てあげてくれ〜(涙)。※ナイマンの最高傑作は『ガタカ』のテーマ曲。4曲目にガタカが始まった時に「うおッ!生ガタカ!」と身を乗り出し激感動。“嗚呼、天よありがとう”、そう思って音の海に身を沈めていたところ、中盤で大事件が発生!なんと、暴走族のバイクが会場の周囲を爆走!最悪!よりによって一番静かなピアノ曲で暴走族。それまで楽譜にかぶりつきだったナイマンは顔をあげて「信じられない」という悲しそうな表情で爆音の聞こえる方向を見ていた。バイクの空ふかしは長く続き、会場は凍り付いた土曜の夜の屋外ライブには、この危険があったのか。東寺の塀は高いので、外からは中でコンサートをしてるのが見えない。きっとあのバイクの若者は今も曲をブチ壊したことに気付いてないだろう。それがまたやりきれない。ナイマン爺さんは演奏を中断せずに弾き終え、この時は熱い拍手が客席から起きた。/最後は待望のYMO!93年以来、14年ぶりのYMO名義でのライブ。坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏の3人が登場した瞬間、会場が総立ちに!「教授ーッ!」「ユキヒローッ!」「細野さぁーん!」という野太いオッサン声がいっせいに起きた(笑)。演奏曲は「以心電信」「Resque」「War and Peace」「ライディーン」という4曲のみだったけど、歴史的瞬間に立ち会った心境。観客には遠方からの人も多く、「九州から来て良かった」「オレ東京」と感極まった声。願わくばライディーンは壮大なシンセサイザーが鳴り響く初期バージョンを聴きたかったけど、細野さんは今年で60才、肩の力が抜けきった超軽いライディーンが、今のメンバーらしくていいのかも知れない。//「僕はもう60才。物忘れがひどくなってきた。これは“結構良い”なと。お陰でこだわることが出来なくなってきた。どうせ忘れちゃうから計画とか立てないし、その分フットワークが軽くなった」(細野晴臣)。

 7月6日〜NHK教育『歴史に好奇心』によると、幕末まで日本には「芸術」「自由」「理想」「宇宙」「科学」「地球」といった言葉が存在しなかったというから驚きだ。これらは明治維新の頃に西洋文明を研究する学者が、東洋にない新しい考え方を翻訳する為に生み出した言葉だ(当時千個も作られた)。日本人が漢字を組合わせて作った造語や、中国では死語になっていた古い中国語に新しい意味を付けて日本で復活させた言葉を『日本漢語』と言う。
福沢諭吉が広めた日本漢語→社会、経済、演説、権利、義務
中江兆民→芸術、自由、象徴、美学、典型、民権
西周(あまね)→科学、感性、意識、哲学、主観、客観etc…
中江兆民の場合、フランス留学で「民主主義」「革命」といった思想に感銘に受けるも、従来の日本語では訳せないとして、帰国後は語彙を増やす為に漢学塾に入りなおしたという。彼は漢字の知識を深めることが的確な翻訳に不可欠と考えたんだ。/日本漢語は中国にも広まった。日清戦争に敗れた清は近代化の為に大量の留学生を日本に送り、留学生は日本人が翻訳した本を読み西洋文明を学んだ。そして大陸に帰国した彼らによって日本漢語が普及したというわけ。その結果、今の中国の小中学生が使っている教科書でよく使われている3千語のうち、「幸福」「進化」「温度」「個人」「民族」「速度」「物質」「重要」「経験」「現実」「工業」「参加」など、約3分の1(996語)までもが日本漢語というからビックリ!っていうか、国名の中華人民共和国のうち“人民”と“共和国”が日本漢語。日本は中国に漢字を逆輸入した唯一の国となった。
※孫文は日本への亡命中に「革命」という言葉と出合い、その理念に共鳴し王朝(清)を倒して共和国を樹立しようと辛亥革命を起こした。ちなみに古代中国には5年間だけ皇帝不在の時期があり、官民だけで国を治めたその時代の年号を“共和”といった。日本の学者は民衆が国の主人公になった国を、そこから引用して「共和国」と名付けて使い始めたんだ。日本漢語は現代進行形で広まっていて、店が開いている状態の「現在営業」の看板を、日本風の「営業中」とする店も都会には増えてきたという。
 7月5日〜日本語学者の金田一秀穂氏は、語彙(ボキャブラリー)を多く持つことの重要性をデジカメにたとえている。語彙の少なさ=画素数の低さと同じで、知っている言葉が少ないと、誰かに情報を伝える時に大まかな形しか言えずピンボケになってしまう(例えばリンゴを見ても「赤い」「丸い」しか伝えることが出来ない)。一方、語彙が豊富であれば、様々な言葉を駆使して、限界まで正確な形に迫ることが出来る。語彙がひとつ増えるごとに画素数が上がっていくようなものだ。これはモノの形だけではなく、自分の感情を他人に伝える場合も同じ。語彙が少ないと「楽しい」「悲しい」しか言えず、もっと複雑な内面世界を語ることが出来ない--。僕はいつも見たもの、感じたものをありのまま伝えようとして七転八倒しており(しかもドンピシャの言葉が最後まで見つからないこと多し!)、このデジカメ画素数の話はめっさ分かりやすかった。ピンボケにならないよう、もっと精進せねば。//女性は男性よりもおしゃべりが好きと言われるけれど、米科学誌サイエンスによると性別による差は殆どないとのこと。何でも調査してみるもんだね。//ウルトラセブンの最優秀宇宙人賞はメトロン星人に決定。これ、全部のランキングが見たいなぁ。//『アメトーーク』での“ジョジョ芸人”企画、収録日が決定したようですね!当日(7/12)の観覧募集が出ているので、東京のジョジョファンの方は応募されては如何!?
 7月4日〜そろそろ、この夏の旅行計画を立てている人もいると思う。アート好きな方への僕からの国内旅行のイチオシは、先月紹介した徳島・鳴門の『大塚国際美術館』なんだけど、“やっぱり複製画ではなく本物が観たい”という方には『ひろしま美術館』が超お薦め!同館は原爆ドームの近くにあり、“ヒロシマ”という聖地ゆえか、小規模の美術館ながら名だたる巨匠の作品が集まっている。第1室にはミレー、ルノワール、モネ、ドラクロワ、ドガ、マネ、第2室には、ゴッホ、セザンヌ、ロートレック、ゴーギャン、ムンク、第3室には、ピカソ、マティス、ルオー、第4室にはシャガール、モジリアニ、ユトリロ、ローランサン等の作品が展示されており、一度は名前を耳にしたことがある画家の作品がいっぱい!これらが期間限定の特別展ではなく、いつでも鑑賞できる常設展というのがスゴイ。地方の美術館なのに、ぶっちゃけ東京の「国立」西洋美術館よりも充実している。人類の負の遺産である原爆ドームと、同じく人類の手によって生まれた美の殿堂が500mの距離にあり、人間という存在についていろんなことを思わずにいられない空間だ。
ひろしま美術館にはゴッホの『ドービニーの庭』があり、これ一作でも観に行く価値がある。一見、何の変哲もない庭の絵なんだけど、米国にある別バージョンと比較すると、この風景画が涙なくしては見られなくなる。



米国にあるバージョン
      ここに黒猫。猫の奥に3個の椅子  
        

 




ひろしまのバージョン
      黒猫は立ち去り“何かがいた痕跡”だけ残る
   

ゴッホは生前に1枚しか絵が売れず、弟テオが生活費を工面していた。しかしテオもまた子どもが生まれたことで家計がひっぱくしていく。ゴッホはこれ以上弟夫婦に迷惑をかけたくないと、この絵を描いた数日後に自殺してしまった。黒猫(ゴッホ)を世界(画面)から立ち去らせることで別れを告げて。3個の椅子は、弟テオ、テオの妻、彼らの赤ちゃんの象徴だろう。この悲しみに満ちた“ネコなしバージョン”…ゴッホの遺書が、日本のひろしま美術館にある(2枚の絵の違いを最初に指摘したのは画家・小林英樹氏)。※広島県立美術館とはまた別なので間違えないように。
 7月3日〜ミュージカル・コーナーを全面リニューアル!『感動をありがとう!ミュージカルBEST10』をアップ!僕の失恋体験なども影響して非常に個人的なベスト10になっています(評価が違っても気にしないで下さいね)。1位は『オペラ座の怪人』。僕は人類全体を“オペラ座の怪人を観た者”と“まだ観てない者”に大別出来ると思う。それくらい、空前絶後のアートサンダー(芸術雷)を食らって感動し、忘れ得ぬ人生体験となりマシタ。またこれを機に、タカラヅカの魅力にも触れてみました。コアなヅカファンの方なら、「“ベルばら”より良いのはいっぱいある!」と思われるでしょうが、野郎なので大目に見てやってクダサイ。r(^_^;)//関西は『オペラ座の怪人』公演中。劇団四季の動画CMに感動が蘇った!2分50秒もあり見応え充分。
 7月2日〜宮本武蔵を描いた漫画『バガボンド』(by井上雄彦)。読み進むうちに巻末の“後書き”でハラリと泣かされることが増えてきた。別に大きな事件が書かれている訳でもなく、漫画家の日常が記されているだけなんだけど、読み手の心に訴えてくる文章なんだ(同じ67年生まれと知って仰天&勝手に親近感)。あの“スラムダンク”を世に出した第一線のクリエイターの言葉であり、心して読んでマス。→(第4巻)作品はいろんなものに助けられてできていく。良い映画を観れば創作意欲をかきたてられる。好きな音楽なしには長時間机に向かう集中力は持続しない。同業者の魂のこもった良い仕事を見るのは、この上ない励ましになる。そうして作って送り出した作品を読んで、何かを感じてくれた人からの声が届く。その声こそが、これを少しでも良いものにしたいとねばる根性を私にくれる。/(第9巻)先日とある対談の席で「あなたは何の為に漫画を描いているのか?」という質問をされた。それは前もって予想できた質問だったにもかかわらず、私の答えは先方ばかりか私自身をも、納得させられるものではなかったように思う。「なぜ描いているのか?」と問われたなら、それが私にとって自然な姿だからと答えた。「では何の為に?」いつか納得のいく答えをここに書くことが出来るだろうか。言葉は難しい。/(第12巻)5年ぶりに海釣りをした。その日は波が荒く、我々の船はいいように揺さぶられた。ぐったりとして、次々に形を変えてとどまる事のない波の表面を見ていると、時に白い雪原のように、ある時はのたうつ黒い溶岩のように見え、またある時は巨大な海獣の背中のようにも見えて、私の存在はケシ粒のごとき小さな点に過ぎないことを実感させてくれた。同時に「我酔う、ゆえに我あり」とでも言うような、命の実感も感じさせてくれた。/(第13巻)近頃よく歩くようになった。歩きながら意識を自分の体に向けてみる。長い距離を疲れないように歩くにはどんな体の使い方をすればいいのか。合理的な歩き方とは、腕は振った方がいいのか否か。体重をやや前にかけるとスムーズかつ足の疲れが軽い等々。こんな体との対話が感性を原型の私に戻してくれる。私の頭にいつの間にか堆積していた不必要な情報を取り除いてくれることに気がついて嬉しくなった。/(第10巻※一番グッときた)あれはいつだったか、初めて買った漫画本は、ドカベンの13巻だった。いくつものお気に入りのシーンを探しては、夢中になって模写したものだった。昨日本屋でその当時のままの装丁のドカベンが並んでいるのを見つけた。1〜3巻が欠けていたが、4巻の初版は昭和48年(1973)だった。思わず棚から出した28巻の表紙を見て、不意に胸の奥が熱くなった。この絵も模写した。その時の気持がありありと蘇った。あやうく涙が出そうになった。※amazon『バガボンド』//今日メモッた言葉--「売れてるものが良いものだったら、世界一うまいラーメンはカップラーメンだ」(甲本ヒロト/ミュージシャン)。
 7月1日〜毎日キーボードを打っていると、時々とんでもない誤変換になることがある。日本漢字検定のサイトに“誤変換”コンテストのコーナーがあって、そこに思わず吹き出してしまったミスがあったので紹介。「追記文に載っているから参照お願いします」→「つい気分に乗っているから三唱お願いします」、「あの人、心は広いんじゃない?」→「あの人、心はヒロインじゃない?」、「良い肌してるよね」→「良い歯出してるよね」、「ミス指摘率」→「ミスして起立」、「大量リコール」→「タイ料理コール」、「査定対象外です」→「さて痛い障害です」、「清掃車が来るまでゴミを出すこと」→「正装者が車でゴミを出すこと」、「それは会社の方針とのこと、正しいようです」→「それは会社の方針とのこと、但し異様です」、「お客様用トイレ」→「お客彷徨うトイレ」、「今日も飲み会かい?」→「今日も蚤カイカイ?」。いろんな誤変換があるもんだね(笑)。//『解体新ショー』の街角実験で“どの早口言葉が日本人は最も苦手なのか”を調べていて面白かった。「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」「世界射撃選手権大会に出場する」「このクギ引き抜きにくい」など色々あるなか、第3位は「新春シャンソンショー」、第2位は「カエルぴょこぴょこ3ぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこ6ぴょこぴょこ」、第1位は「竹垣に竹立てかけた」。実際、「竹垣〜」を3回言える人なんて滅多にいないと思う。僕は早口言葉がチョ〜苦手なので、一度目すら成功しないのがいっぱい!






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