「芸術を生むために日々努力をしている人に感謝します。僕は芸術なしでは生きられない」(S・ソダーバーグ監督、アカデミー賞受賞式にて)
「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」(ガンジー)
「私は祖国を愛している。だが、祖国を愛せと言われたら、私は遠慮なく祖国から出ていく」(チャールズ・チャップリン)
「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ」(マーティン・L・キングJr)
「文学者の戦争責任は決して過去のことでなくすでに始まっている。気を抜くなよ、俺は自分を含めとっくに厳しくチェックし始めてるぜ」(いとうせいこう)
「私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る」(ヴォルテール)


米首都ワシントンDC 2013.12
文芸ジャンキー・パラダイス
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since 1999.5.12

オヌシは 番目の旅人でござる
※2016.10.23/6000万件Hit!  ★English Version

天安門1989.6.4

ダウンロードして使ってネ♪ 12/22(土)、大阪にて恒例の読者交流会(オフ会)開催!参加申込受付中!
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〜We cannot live without the art !! 〜

文芸ジャンキー・パラダイス(文ジャン)へようこそッ!!
このサイトは映画、文学、音楽、マンガ、絵画等あらゆる芸術ジャンルと、偉人たちの『お墓』情報を、ド根性文芸研究家カジポン・マルコ・残月(51)が、鬼神の如く
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うっかり足を踏み入れたのも何かの縁、この超ド級・文芸天国にトコトンつきあってもらいましょう!そう、毒を喰らわば皿までッ!ビバ、アート・サンダー!!
この世は芸術であふれ返っている!人間に他者への共感力があるからだ。芸術は人類が分かりあえる証拠!人間は国籍や文化が違っても、相違点より
共通点の方がはるかに多い
。常にこれを忘れちゃいけない!他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」!
芸術は難しくない!敷居を少しでも低くして全人類が親しめるものにする事が、このHPの主旨ッス!


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12月 11日 1223運慶命(彫)、1803ベルリオーズ生(ク)、1918ソルジェニーツィン生(文)、正保2(1646)沢庵宗彭命(宗)
1964サム・クック命(M)1890カルロス・ガルデル生(M)、1952秋本治生(マ)、1843ロベルト・コッホ生(科)、
1913ジャン・マレー生(役)
12月 12日 1903小津安二郎生(監)&1963命1923ラディゲ命(文)1863ムンク生(画)1834福沢諭吉生
1821フローベール生(文)1558石川五右衛門生(賊)1989田河水泡命(マ)1915フランク・シナトラ生(M)
天正14(1586)長宗我部信親命、1957グー・チャンウェイ生(撮)、不明・神坂智子生(マ)
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●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部 第87回 日本音楽コンクール本選 声楽部門』…予選を通過した7人が出場。
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 まんぷく(62)まんぺい印のダネイホン!』…敗戦後、たくましく生きる発明家夫婦。
●8時50分Eテレ『てれび絵本 浮世絵えほん 東海道五十三次(2)』…「東海道五十三次」が物語になった。
●21時BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点 ゆとり教育〜戦後最大の教育改革』…わずか9年で終了。
●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 まんぷく(63)まんぺい印のダネイホン!』…敗戦後、たくましく生きる発明家夫婦。
●8時50分Eテレ『てれび絵本 浮世絵えほん 東海道五十三次(3)』…「東海道五十三次」が物語になった。


3日おきに更新・人生の名言(救命ロープ)
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“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法がうたう理想の方に時代を変えていかなくちゃならない。非戦を誓った憲法は国民が目指すべき旗。旗を降ろしたときに理想は遠ざかる。僕はこの旗を掲げてきた日本という国が好きだ。

          
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【旗はリアルタイム】★左の地球儀はジョジョコーナー閲覧者/★右の地球儀は墓巡礼コーナー閲覧者/★両方に表示されている人はこのトップを見ている人です


   残月徒然日記(最新文芸情報) ★ほっこり更新!日々前進!笑門福来!★



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※時事問題は新情報が次々と出てきて日記の更新が追いつかない。僕が注目しているニュースはツイッターの方でも流しているので、よろしければフォローして頂けると有難いです。r(^_^;)
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●12月7日…年末恒例シネマレビュー邦画編(その2)※10点満点

【2017年公開作品】

『火花』(7点)…お笑い芸人を目指す若者たちの挑戦と挫折を描く。テレビでは華やかに見える漫才師だが、人を笑わせるのは本当に大変。コンテストの本番前、廊下や階段などあちこちで漫才の練習をしている風景や、公園でのネタ合わせなど、彼らの人生を垣間見ることが出来たのが良かった。そして後輩に抜かれていく先輩芸人の悲哀…。主人公を菅田将暉が熱演。描写不足だったのはファンとの交流。引退ライブまでほとんどファンとの絡みがないので、そこをもっと描いていたら感動はさらに深まったかと。最後の方に、「成功せず無名のまま解散した漫才コンビは無数にいるが、彼らがいたからこそ漫才という文化に多様性が生まれた。すべての芸人に価値がある」、こういうニュアンスの台詞があり、そこに原作者又吉直樹さんの優しさを感じた。

『アウトレイジ最終章』(7点)…「登場人物全員悪人」シリーズの最終章。第1作は裏切りに次ぐ裏切りという全く先の読めない脚本、かつ三浦友和のヤクザ姿に驚き、第2作はさらに驚愕のキャスティングで“あの”西田敏行が関西ヤクザの大物になって巻き舌の怒号、善人顔の小日向文世が悪徳警官というのも新鮮だった。一方、今回の最終章は老ヤクザの心理戦がメインゆえ、過剰暴力が売りだった過去2作と比べおとなしめ。だが、若い衆のドンパチだけがヤクザの抗争ではない。老ヤクザの生き残りをかけたタヌキの化かし合いを描くことで3部作の締めくくりとした。シリーズを通して、ヤクザを美化することはなかった。監督の北野武は日本のヤクザの醜さを描く一方で、筋を通す韓国・済州島出身の在日フィクサーを登場させている。主人公・大友を助けてくれるのは韓国サイド。今の日本はネット上で韓国叩きをやたら目にするが、本作が描くのは主人公が韓国の恩人に義理を通す生き様であり、バッシングを恐れずこの展開にした北野武は勇気があると思った。鉄砲玉として命を使い捨てにされる若者たちが哀れ(登場したと思った瞬間に死ぬとか…)。ピエール瀧の怪演、大森南朋のマシンガン乱射も見どころ。松重豊が演じ、全編の中で唯一善人だった警官はその後どんな人生を歩んでいくのだろう。

【2016年公開作品】

『聲の形』(8点)テーマはイジメ問題。主人公は耳が不自由なので、その部分も詳しく描写されるけど、メインはイジメ。ハンディがあることは、それは「障がい」ではなく、その人の「個性」のひとつなんだけど、個性と思わない人がイジメを行う。ふざけて補聴器を壊すとかほんと酷い。この作品では、イジメを行った少年が、新たなイジメの対象になったときに、自分がこれまでどれほど残酷なことをしていたか気づく。クラスメートはみんなイジメを見て見ぬふり。ヘビーなアニメだ。大事なことはイジメを傍観しないこと、これに尽きる。紆余曲折を経てハッピーエンドになってよかった。

『湯を沸かすほどの熱い愛』(9点)…余命3カ月の末期癌と分かった主人公(宮沢りえ)が、自分のやるべきことを片付けていく物語。中には、本来なら何十年も先送りにしていたであろうプライベートな課題もある。映画の前半に「うん?何で彼女はこんな行動をとったんだ?」と真意を計りかねるシーンがいくつかあり、後半になって「そういうことか!」と納得。驚くような展開もあり、またそこに深い感動もあった。登場する3人の女性はみんな親に捨てられており、「ママを好きでいていい?」に落涙。宮沢りえの演技力は圧巻であり、アイドルだった彼女がここまで押しも押されぬ大女優になるとは想像もしなかった。鑑賞後、自分が余命3カ月と分かれば何をするだろうか、そんなことを考えた。

【2015年公開作品】

『杉原千畝 スギハラチウネ』(8点)…唐沢寿明が杉原千畝を好演。当時のユダヤ難民の立場、杉原と日本政府・外務省との攻防がわかって良かった。リトアニア時代の「命のビザ」発給だけでなくソ連での諜報員時代もきちんと描いていた。この映画でラテン語の外交用語「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」を初めて知る。あと、ハルビン学院での杉原の後輩、ウラジオストク日本総領事館・根井三郎総領事代理が登場したのも良い。「命のビザ」を持って極東ウラジオストックにたどり着いたユダヤ難民に対し、「日本行きの船に乗せてはならない」と外務省から訓令が出ていたが、根井は杉原の思いを尊重して外務省の指示を拒絶、ユダヤ難民を日本に向かう船に乗せた。

【2014年公開作品】

『柘榴坂の仇討』(8点)…浅田次郎の短編小説を映画化。中井貴一×阿部寛。桜田門外の変で井伊大老を守れなかった者が主人公という渋い時代劇。彼は主君を守れず切腹を願ったが、襲撃者を突き止めて大老の敵討ちをするよう藩命を受ける。襲撃グループの最後の1人は逃げ続け、明治に入っても主人公は追い続ける。開国して発展した事実を前に、暗殺犯は井伊大老が正しかったのではと過去を悔やむ。大老暗殺から13年後、ついに主人公は暗殺者を追い詰めるが、自分も相手も明治日本から取り残され、時間が桜田門から止まっていること、侍の世は去り、互いに「死にぞこない」であることを認識する…。明治の街角でヤクザ者(借金取り)と対峙した際、今は別の仕事をしている通りすがりの元武士たちが、「拙者は元○○藩士、××と申す!」と次々と助太刀を申し出る場面にしびれた。ポジティブなラストに好感。

【2013年公開作品】

『蠢動-しゅんどう-』(6点)…藩の不正の濡れ衣を着せられた無実の男と、この男を殺すために派遣された友人たちとの雪原の死闘に息を呑む。ただ、斬っても斬っても血が出ない。別に流血を求めている訳ではないが、雪原での戦いで雪が赤く染まらないと不自然すぎる。平岳大が好演。彼が出ると画面が引き締まる。

【1979年公開作品】

『蘇える金狼』(7点)…カネをめぐる男たちの野望。ハードボイルド映画ではあるが、演出が未熟でどこか牧歌的。松田優作は男に殺されるより、女に殺される方が絵になると確認。

【1963年公開作品】

『この首一万石』(8点)…武士の世界の裏側、不祥事が起きたときの責任のなすり付けあい、買収や裏金、その醜さをこれでもかと見せつける異色時代劇。武士になりたいと願う主人公が、身代わりの切腹をやらされそうになり、槍を持って大暴れ。前半はほのぼのしており油断していたら、後半は突如スプラッターとなり仰天。大川橋蔵が力演を見せる。

以上、映画レビュー完。来年も傑作と出会えますように。今年はこの後、『ボヘミアン・ラプソディー』『くるみ割り人形と秘密の王国』『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観に行く予定。

●12月6日…年末恒例シネマレビュー邦画編(その1)※10点満点

【2018年公開作品】

『万引き家族』(9点)血縁にこだわらず家族になろうとする人、産んでないけど親になろうとする人の物語。近年問題になっている児童虐待など、様々な社会問題を正面から描いている。エンドロールが終わった後も、この映画に出てきた子ども達の幸せを祈らずにいられない、そんな作品だった。是枝監督「日本は経済不況で階層間の両極化が進んだ。政府は貧困層を助ける代わりに失敗者として烙印を押し、貧困を個人の責任として処理している。映画の中の家族がその代表的な例だ」。

『カメラを止めるな!』(9点)もう楽しいの何の。台本と想っていたらアドリブだとわかったシーンで何度も噴き出した。まさに神脚本。この映画は「最初にやったもん勝ち」であり、アイデアの完全なる勝利。公開から3カ月後に観に行ったが、毎日ネットに身を置いているのに、よくぞネタバレを目にすることなく済んだと思った。これは映画を観た多くの人が、話したいのをグッとこらえて黙っていたおかげ。この映画に関しては、ネタバレが子孫末代までの重罪という共通認識が鑑賞者にあるのだろう。

『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』(9点)…カミングアウト、ということになるのだろうか。文豪と同じ名前のキャラが作品にちなんだ異能力を駆使してバトルを繰り広げる本作。文学ファンの中には「文豪への冒涜」「そもそも文豪の名を使う理由がわからない」と怒っている人もいるが、僕はアニメ版を見てサントラを買うほどTVシリーズにハマってしまった。
当初は愛する作家梶井基次郎がクレイジーな爆弾魔になったキャラデザインを見て脱力し、距離を置いていた。だが、山口県・中原中也記念館の特別企画展「太宰治と中原中也」を見に行った際、文ストの原画コーナーがあり、「記念館的には、中也がマフィアになっている文ストは“あり”なんだ」と知り、同時に若いファンが原画の前でハイテンションになっている光景を見て、“食わず嫌いはいかんな”とアニメを見始めた。
最初は「ん?太宰が芥川に憧れていたのに、なんで芥川が太宰に憧れる設定に?逆じゃん」「おい…泉鏡花と尾崎紅葉が女体化してるぞ…」と反発を覚えたが、一方で、中島敦が虎になったり、谷崎の能力「細雪」が美しく&妹の名前がナオミだったり、芥川の必殺技「羅生門」の格好良さ、癒やし系の宮沢賢治、与謝野晶子の治癒能力「君死にたまふことなかれ」、能力無効化系の太宰「人間失格」など、ツボにはまるものもあり、アニメを見続けた。あと、主人公の中島敦がめちゃくちゃ良い子で、彼の運命がどうなるのか見届けたくなった。メインキャラは敵も味方も生きることに不器用で、自己肯定感が低く、それでも必死にもがきながら生きている。

どハマリする転機となったのは第10話「羅生門と虎」。前半の太宰と中也のウィットに富んだ会話のやり取り、後半の芥川(マフィア)VS中島敦(武装探偵)の凄絶なバトル。元マフィアの暗殺者で人一倍孤独な鏡花を、中島は陽の当たる場所へと救い出し、命懸けで守ろうとする。芥川はかつて組織にいた鏡花に、暗殺者として生きる価値を与えたと主張。怒る中島「誰かに生きる価値があるかどうかを、お前が決めるな!どうして彼女に、もっと違う言葉を掛けてやれなかったんだ。人は誰かに「生きていいよ」と言われなくちゃ、生きていけないんだ! 」。
2度目の胸熱ポイントは、第13話から第16話までの過去編。元マフィアだった太宰が、生き方を変えて人を救う側になったのは、親友・織田作之助のおかげ。太宰、オダサク、坂口安吾がBAR「Lupin(ルパン)」で酒を飲むくだりは、文学ファンにはたまらないものがあった。未見の人は、この過去編全4話を見てから第1話を見始めてもいいかも。オダサクとアンドレ・ジイドの未来予知バトルはアニメ史に刻まれるべき名シーンかと。
3度目のリミッター解除は第17話。この回、世界文学の文豪異能力者、強敵のスタインベック、ラヴクラフト、マーガレット・ミッチェル、メルヴィル、ホーソン、マーク・トゥエインらが一気に来日、登場シーンにカジポン昇天。
その後、第21話で中原中也が最終奥義「汚濁」をラヴクラフトに発動、太宰と中原のキュンキュンくるエピソードが展開、作画スタッフの力の入れ方ハンパなし。
そして第二期最終回の第24話、白鯨上でのフィッツジェラルドとの対決に雪崩れ込み、映画を数本観たような満足感と共に終劇。この文面だけでは訳がわからんと思うけど、全話を通して作画に恵まれ、音楽に恵まれ、声優陣、演出家に恵まれた幸福な作品だった。作画の崩壊は一度もなし。

前置きが長くなった。劇場版文ストの『DEAD APPLE』、これはもう完全にファン向けの作品。そして僕はファンであり、存分に文スト・ワールドを満喫した。冒頭のオダサクでいきなり劇場内はすすり泣きの渦。ドストエフスキーの能力は依然謎であり、第三期のオンエアが楽しみ。同時に、過去編にシルエットと声だけ登場した夏目漱石の降臨希望。
※僕の周囲には、NHKのアニメ『クラシカロイド』をきっかけに、クラシックを聴くようになった人や、文ストを通して純文学を読み出した人が実際にいる。文芸に触れる“きっかけ”は多いほどいい。この流れ、是非、画家の世界にも来て欲しい。名画を使ってなんか画家たちが大活躍する物語を作れないものかねぇ。

『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』(7点)…ラスト30分のマジンガーZの大暴れはカタルシスがあった。ロケットパンチを発射する度にエンドルフィン大分泌。なんならドラマ部分はいっさいなくて、90分ひたすらZとグレートの無双でも良い。

●12月6日…年末恒例シネマレビュー洋画編(その4)※10点満点

【2013年公開作品】

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(1点)…シリーズ第5作。前作から6年を経て公開されたのに、98分は短すぎるし、なんでこんな中身ゼロの脚本なのか。通常なら娯楽映画に社会問題をねじ込まなくてもいいけど、舞台がチェルノブイリとあっては話が別だ。いわば文明の墓標を舞台にしながら、なんら事故に言及することなく、濃縮ウランを転売して大金を得ることだけが目的のアホみたいな連中が敵。しかも、ジョン・マクレーンと息子ジャックが倒す最後の敵は若い女性。悪党とはいえ娘さんの死で終わって後味がいいわけない。車を壊しまくるカーチェイスもダラダラ続き、まさかダイ・ハードのアクションで欠伸が出るとは思わなかった。「なんで俺が」と巻き込まれながら知恵を絞って悪党を出し抜くような、第1作の心理戦が懐かしい。息子が真面目キャラ過ぎるのも作品のテンションを下げる原因。

【2012年公開作品】

『アンナ・カレーニナ』(8点)…モダンダンス振付師シディ・ラルビ・シェルカウイが俳優の動きにバレエの要素を加えているため、登場人物の所作の優雅なこと!アカデミー衣装デザイン賞に輝いた衣服もあって、これらを見ているだけでも楽しめた。何もかも失おうと不倫に落ちていくアンナの生き方は、夫のカレーニン伯爵が優しい人格者であるだけに、無条件に肯定できるものではない。だが、若くして結婚した彼女が、人生で初めて恋の炎に焼かれた際、周囲が見えなくなってしまうのも理解できる…。文庫本3巻の大長編を130分にまとめるのは大変だったと思うが、その中でリョーヴィンとキティの結婚エピソードもちゃんと描いていた。ジューロ・ロウがカレーニン伯爵だったことにエンドロールで初めて気づき驚く。

【2010年公開作品】

『タイタンの戦い』(7点)…巨大サソリやクラーケンとの戦いはなかなかの迫力。特筆すべきはメドゥーサとの死闘!目を見れば石にされるのに、あんなに高速で接近してくるとは恐ろしすぎる。仲間たちの犠牲のおかげで倒せて胸熱。敵ながらメドゥーサの悲しげな表情が瞼に残る。
※メドゥーサ戦 https://www.youtube.com/watch?v=PBfe9uX0Xk0

【2006年公開作品】

『パンズ・ラビリンス』(8点)軍部独裁が勝利した内戦後のスペイン。民主主義が滅んでいく時期が舞台であり、抵抗するゲリラの壊滅を見るだけでも辛いのに、主人公の薄幸の少女が迷い込む迷宮には、ダークファンタジー史上最も不気味な造形(手のひらに目玉がある喰人鬼)のペイルマンが待ち受けている。あんなの子ども時代に見たら大人になるまでトラウマになるよ…。ゲリラの味方の医者がめっちゃカッコ良く、家政婦メルセデスの誇り高き精神に感動し、弟を渡さなかったオフェリアの優しさにグッときた。彼女は地下の王国で幸せに暮らしていると思える描写(王妃が赤ん坊を抱いてる)があったので、せめてそこに希望を託したい…。

【2001年公開作品】

『アンネ・フランク』(8点)父親のオットー・フランクを名優ベン・キングズレーが演じた3時間11分の力作。アンネ役のハナ・テイラー・ゴードンは本人とそっくりなうえ演技力もある。アンネの逮捕前から収容所の死、戦後の後日談まで丁寧に描いていた。戦前の生き生きとしていたアンネの姿を描写したことで、この作品は彼女の石なき墓となった。

【1978年公開作品】

『ブラジルから来た少年』(8点)アウシュヴィッツで「死の天使」と呼ばれたナチス医師メンゲレが、逃亡先の南米でヒトラーのクローンを94人も作る不気味な話。史実ではヒトラーが13歳のときに公務員の父が65歳で死んでおり、同じ家庭環境にするためナチ残党は「クローンの里親となった65歳の公務員男性94人を殺す」というマッド計画を実行。この動きに気づいたナチハンターが作戦阻止に動く。本作で狂気の医師メンゲレを演じたのが、「アラバマ物語」で人種差別と戦い、「ローマの休日」でオードリーをエスコートした“アメリカの良心”グレゴリー・ペック!よくこの悪役を引き受けたもの。一方、執念のナチハンターを演じたのは「マラソンマン」でナチ残党の歯科医を演じたローレンス・オリビエ。つまり立場が逆転している。映画界を代表する名優2人が老体になって取っ組み合いの肉弾戦。今でこそクローンを扱ったSFはゴマンとあるが、1978年の段階では観客の度肝を抜く内容だったろう。

【1970年公開作品】

『ワーテルロー』(9点)1815年6月18日、復位したフランス皇帝ナポレオンが72000の兵を率い、イギリス軍司令官ウェリントン公率いるイギリス・オランダ連合軍68000と、ブリュッヘル元帥率いるプロイセン軍5万に、ベルギーのワーテルローで決戦を挑んだ「ワーテルローの戦い」。監督は『戦争と平和』で大会戦を撮ったセルゲイ・ボンダルチュク。ソ連陸軍が全面協力し、2万人のエキストラを投入、1500頭もの軍馬が用意された。合戦シーンではCGを一切用いず、早朝から日没まで刻々と変化する戦況を描写。ロケではウクライナのジャガイモ畑がワーテルローの丘として整地され、広大な戦場として甦った。雪崩のような騎馬突撃のド迫力映像は、映画史に残る名シーンだ。
会戦当日、朝の時点では仏軍の相手は英蘭軍だけだった。兵力は仏軍が上回っており、早朝に開戦できればナポレオンに勝機があったが、運悪く前夜は豪雨であり大地は水浸しに。泥に阻まれ砲兵が移動できないため、地面が乾く昼頃まで攻撃開始が遅れてしまう。その結果、午後になって戦場にプロイセン軍が到着してしまい、仏軍は二正面作戦をとらされ兵の不足に陥り、英軍の堅固な方陣を崩せず、ジリ貧となって敗北した。この戦いで仏軍騎兵は英軍砲兵に何度も無謀な突撃を行い、膨大な戦死者を出した。その様子は「草刈鎌で雑草を薙ぎ払うようだった」(英兵)という。死傷者・捕虜は仏軍が4万人、英蘭軍が27000人、プロイセン軍が7000人。戦場にいた両軍19万のうち5万人以上の戦死者が出た。ナポレオン脱出後、戦場に残っていた皇帝近衛隊の一部が降伏を勧告され、「近衛兵は死ぬ。降伏などしない!」もしくは「くそったれ!」と叫び全滅の道を選んだ。
この時代の将校は、戦闘が始まるまできらびやかな軍服を着て優雅に食事をとっているが、ひとたび戦端が開くと、泥と血にまみれてボロボロになって死んでいく。そのギャップが印象に残った。ウェリントンを演じたのは『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐クリストファー・プラマー。連合軍も多大な犠牲を払っており、ウェリントンの「敗者の次にみじめなのは勝者だ」という言葉が重く響いた。

【1966年公開作品】

『男と女』(8点)カーレーサーと映画業界の美女の恋、そんなもの共感できる要素は皆無だろうし、わざわざ102分かけて観る義理もない、そんなふうに思ってずっと観なかった。50歳になり初めて鑑賞し、人を愛したときに気持ちが臆病になるのは、イケメンもフツメンも関係ないと、自然に感情移入できた。女性から脈のある電報が届けば、そりゃあ夜通しで車をかっ飛ばす。そして頭の中で「会ったら何て言おうか」と作戦を練るシーンにほっこり。カンヌ映画祭でグランプリを獲っているのは、人間普遍の心理を描いていると皆が思ったからだろう。
互いに配偶者に先立たれている2人が、ブレーキをかけながら接近していく。その過程で男と女の感情の違いが実にうまく表現されていた。男の方は気持ちの整理がある程度ついていて、女の方はまだ心の中に相手が生きている。男はレーサーでイケメン、モテモテのはずが、女の思い出の中にいる元夫に勝てない。なぜなら元夫が「一風変わった男」だったから。元夫はひょうきんで良く妻を笑わせてくれたスタントマン。女は心から故人を愛していた。これはリアルだ。どんなにカッコいい男でも、「一風変わった男」には勝てない。イケメンや金持ちは代わりがきくが、「一風変わった男」の代わりはいない。女は次の人生に進もうとしたが、いさ肌を合わせると死別した元夫を思い出し、悲しみがこみ上げてくる。重たい空気、気まずい別れとなり、それまで燃え上がっていた気持ちが後ろめたいものに。女は男の車に乗らず、列車で帰る。男の「急ぎすぎたのか」という呟きは、男なら誰もが一度は口にするであろう後悔。でも、諦めることなく、勇気を出して先回りし、駅で待ち受けた。諦めなかったから、彼女の心の扉が開いた。女がいったん断っておきながら、最後に笑顔を見せて駆け寄る気持ちも分かる。すぐには元夫への申し訳ない気持ちは消えないだろうけど、新たな愛が真実のものであれば、きっと故人も祝福してくれると思う。お幸せに。

『ロシュフォールの恋人たち』(8点)ジャック・ドゥミ監督が『シェルブールの雨傘』に続いて作曲家ミシェル・ルグランとコンビを組んだミュージカル作品。『雨に唄えば』のジーン・ケリー、『ウエスト・サイド物語』のジョージ・チャキリスをハリウッドから迎え、フランス側はカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの姉妹が出演。画面にパステルカラーの衣装やアイテムが踊り、ときに明るく、ときに哀愁を帯びた名旋律のミュージカルナンバーが恋を彩る。個人的には若者たちの恋よりも、ダムという名前のせいで振られた男(妻の名が「マダム・ダム」とダジャレみたいになる)と姉妹の母親のロマンスがグッと来た。すごいイケメンの俳優がいると思ったら、なんと『ニュー・シネマ・パラダイス』で中年トトを演じていたジャック・ペランでびっくり。幸福感に満ちた作品だった。
サウンドトラック(83分)
※おすすめ曲 Concerto (ballet)(2分47秒)

【1961年公開作品】

『突然炎のごとく』(9点)男2人(ジュールとジム)、女1人(カトリーヌ)の三角関係を描いているが、各自があとの2人を愛しているため、いろいろ切ないことが起きる。中でもジュールの純愛がたまらない。彼はカトリーヌとの結婚後、夫婦生活の危機に際し、別れたくないため親友ジムに妻と結婚して欲しいと頼む。そして3人で暮らすことを願う。妻が赤の他人と再婚すると手が届かなくなるが、親友と結婚すれば理解を得て共同生活できるからだ。ジムは独り身になっても、彼女の側で生きることができる喜びを噛みしめる。トリュフォーは本作の原作を映画化したくて映画監督になったとのこと。ジャンヌ・モロー演じる自由奔放なカトリーヌを、ジュールとジムは女神のように讃えているが、若い頃の僕はカトリーヌに“自分勝手すぎる”と怒っていた。でも、原題は「ジュールとジム」であり、カトリーヌこそが2人の男に翻弄されていたのかも知れない。公開当時、トリュフォー監督に「カトリーヌはわたしです」という手紙が世界中から届いたという。世の中に三角関係を描いた作品は山ほどあるけど、3人ゆえの1対1対1ではなく、2対2対2になっているところに先の読めない緊張感があった。

【1953年公開作品】

『シェーン』(9点)…「シェーン!カンバーック!」のラストシーンだけ知っていた本作をついに鑑賞。X-MENシリーズの『LOGAN/ローガン』に『シェーン』が登場し、シェーンの「人を殺してしまえば、もう元には戻れない」がキー的な台詞として使われていたことから、早く鑑賞せねばと思っていた。早撃ちガンマンが登場する西部劇にもかかわらず、銃がかっこいいものではなく、「暴力」の象徴として否定的に描かれていたことに驚いた。ワイオミングの大自然を背景に、流れ者シェーンと少年一家の交流が描かれ、シェーンが銃を抜くのはジョーイに撃ち方を教えるシーンとクライマックスの酒場での対決だけだ。殴り合いの方が圧倒的に多い。シェーンは自らを銃で問題を解決する旧世代の人間と考え、新世代のジョーイの親が銃を使うこと(人殺しになること)を断固許さなかった。悪党を倒した後、「もうこの町で銃は必要なくなった」といって町を去るシェーン。こんなに銃のマイナス面を全面に出した西部劇であったとは。
※殺し屋ウィルスンを0.3秒の早撃ちで倒した俳優アラン・ラッドは、『シェーン』公開の11年後、自殺未遂を経て、睡眠薬とアルコールの同時摂取により50歳で他界している。

/洋画編は以上。次は邦画編をアップします。

●12月5日…年末恒例シネマレビュー洋画編(その3)※10点満点

【2016年公開作品】

『ドリーム』(9点)原題は「Hidden Figures(埋もれた事実)」。NASAの輝かしい宇宙開発の歴史において、その初期に大きな功績をあげた黒人女性たちを描いている。科学の殿堂であるNASAでさえ、半世紀前はトイレや水飲み場は白人用と非白人用に“区別”されていたことに驚く。黒人差別、女性差別を扱った作品は重い作風のものが多いが、本作は冒頭からユーモアに富み、テンポ良く物語が進んでいく。3人のヒロインが実力で人生を切り開いていく姿に拍手。印象に残った台詞は、「私は差別意識なんて持ってないわ」と“理解力”を見せようとする白人上司に、「そう思い込んでいることを分かっています」と切り返したもの。ドキリとする言葉だ。ケヴィン・コスナーがトイレの「白人用」表示をぶっ壊したシーンにカタルシス。

『ハクソー・リッジ』(9点)…米軍衛生兵から見た沖縄戦。150メートルの絶壁を登るとそこは日米両軍の屍が累々と横たわる「前田高地」(ハクソー・リッジ)。主人公デズモンド(実在の人物)は聖書の「汝殺すなかれ」を守り、絶対に銃を持たない。他の兵士から馬鹿にされ侮辱されるが、戦場では危険を顧みず何人もの負傷兵の生命を救い、アメリカ史上初めて「良心的兵役拒否者」として名誉勲章が与えられた。戦友たちのデズモンドを見る目が変わっていく過程が素晴らしい。そして沖縄戦が米兵にとっても、いかに地獄であったか伝わってきた。至る所で血煙があがり、身体はバラバラに…容赦ない描写が続き、息を殺してスクリーンを見ている自分がいた。それにしても、監督としてのメル・ギブソンの才能はすごい。“衛生兵”という地味な題材を使い良作を完成させた。性格俳優アンドリュー・ガーフィールドを主役に選んだのも大正解。アカデミー録音賞と編集賞を受賞。※ギブソンは来年、米海兵から見た神風特攻の映画を撮るそうだ。22回も特攻を受けた船員がいるらしい。

『否定と肯定』(8点)「ホロコースト(ナチのユダヤ虐殺)はなかった」と言い張る歴史修正主義者と戦う映画。このアーヴィングという否定派はやっかいな男だ。議論相手がその場で即答できない質問を矢継ぎ早にして、相手が正確な情報を言おうとして返答がもたつくと、すかさず「ほうら、ホロコーストはなかった!」と勝利宣言を行い、それが新聞に載ることで世間にユダヤ人虐殺への疑念を植え付ける。後日、アーヴィングが間違っていることを証明しても、既に広がったデマをなかなか消せず、歴史修正主義者がほくそ笑む結果となる。アーヴィングは「確かにシャワー室の換気装置からシアン化合物(チクロンB)は発見されたが、それはユダヤ人を殺すためではなく、チフスを広めるシラミの駆除のためで、極めて薄い濃度だった」と主張。「薄い濃度」と聞けば安全に思えるが、元々シラミを殺すには人間の20倍の濃度が必要であり、それ比べて「薄い」というだけ。薄くても人間は死ぬ。やがてアーヴィングは「思いつきでデマを書いたかも」と認め、主人公は勝訴するが、裁判を通してデマが判明したことを、再びアーヴィングが反省することなく流している姿を見て目まいを覚えた。彼はホロコーストはないと盲信しているため、敗訴しようが同じ主張を繰り返すのだ。こういう、どれだけ証拠を見せても歴史を捏造する人をどうすりゃいいのか。日本版アーヴィングは政界にも論壇にもいっぱいいる。

『パッセンジャー』(8点)宇宙船のフォルムや、船体内部のデザインが非常に美しく、主人公と一緒に惑星間航行飛行をしている気持ちになれた。食堂、ジム、プール、宇宙遊泳、ロボット・バー、事故さえ起きなければ楽しそうな船旅だ。乗員が5000人もいる船なのに、冬眠装置の故障で1人目覚め、死ぬまで一人きり…。主人公はあまりに孤独な環境で正常な判断ができなくなり、自殺すら考え、“もう1人起こす”という絶対にしてはいけないことをやってしまった。あの激怒した彼女の表情…。謝っても許してもらえない罪、できることは、それでも謝り続けること。見ていて胃が痛くなった。最後の選択に救いがあって良かった。

『ラ・ラ・ランド』(7点)…ラスト15分の「もう一つの未来」、あれを実現すれば良かったのに…できないのが人生なのか。アカデミー賞で『タイタニック』『イヴの総て』に並ぶ史上最多13部門14ノミネート(歌曲賞に2曲入ったため)となり、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)など6部門を受賞。 良い映画ではあるけど、最多タイのノミネートというのは、主人公が女優の卵であり、舞台演技を酷評され挫折を味わう姿に、ハリウッドの映画関係者が軒並み感情移入したからでは。思えば『イヴの総て』も女優の話だし、役者モノはアカデミー会員の心を掴みやすい気がする。

『ムーンライト』(7点)…LGBTを扱った映画として初のアカデミー作品賞を受賞。黒人ゲイの少年期、青年期、成人後の内面を繊細なタッチで描く。あの優しく温厚なシャロン少年が、いかつい麻薬の売人になるとは。だが外見はマッチョでも、ストイックに何年も相手を想い続けていたことが最後の一言でわかった。デリケートなシャロンのままだった!もうヤクなんか売らず、まっとうな仕事をして生きてくれい。

『メッセージ』(7点)…映像詩人ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。宇宙人と会話を試みる女性言語学者にスポットを当てた異色SF。スター・ウォーズやアベンジャーズの対極にある、まっこと静かなSF映画。音楽を担当するのはポストクラシックを代表する1人ヨハン・ヨハンソン(2018年急死)であり、彼は同じくポストクラシックの旗手であるマックス・リヒターの音楽「On The Nature of Daylight」を随所で使用、これが見事に映画の雰囲気と合っている。原題「arrival(到着)」も奥が深い。 本作の宇宙船の形がお菓子の「ばかうけ」とそっくりなことが話題になると、ヴィルヌーヴ監督は日本人への“メッセージ”として「ご推察の通り、宇宙船のデザインは『ばかうけ』に影響を受けたものだ」とジョークでコメント(24秒)。面白い監督だなぁ。

  
確かに全体のバランスとか比率とか、宇宙船には“ばかうけ”の影響が(笑)

【以下「メッセージ」ネタバレ】人は頭の中で何かを考えるときに言葉を使って論理を組み立てている。それゆえ、宇宙人の言葉を理解すると、全く新しい考えが生まれるなど思考が変化していく。この映画の宇宙人にとって「時間は流れるものではなく」、彼らには未来のことが分かって当たり前。結果、言語学者も「未来の想い出」が見えるようになってくる。その能力を持つことは幸なのか不幸なのか。自分の子どもが早逝すると分かっていて、またパートナーとも破局すると分かっていて、それでも結婚・出産に踏み切れるか。僕が彼女なら、それでも出産を選ぶだろう。我が子に出会えない未来より、たとえ短い間であっても一緒に時間を過ごす喜びを感じたい。

【2014年公開作品】

『不屈の男アンブロークン』(8点)先の大戦中、ドイツの収容所における米軍捕虜の死亡率は1%であったが、日本軍管理下の収容所では米軍捕虜の死亡率が約40%に跳ね上がった。ドイツに比べて実に40倍という酷さ。本作の主人公、米国のベルリン五輪陸上選手ルイス・ザンペリーニは、戦時に日本軍の捕虜となり過酷な虐待を受けたが、終戦から半世紀を経た1998年の長野五輪で聖火ランナーとして再来日する。劇中、爆撃機が墜落して47日間も海上をゴムボートで漂流する話がリアリティに富み、その部分だけでも見応えのあるサバイバルムービーになっている。新潟・直江津の収容所で、重い木材を延々と担いでいた姿が印象的。残念だったのは、戦後がエピローグの実写スライドショーで簡潔にまとめられ、僕が一番知りたかった、主人公が日本兵を“赦す”気持ちにどうやって至ったのかがまったく描かれていないこと。そこが抜け落ちると、長野五輪で走っている映像を見ても感動が薄れ、消化不良のまま終わった。
※この映画の収容所での虐待が「反日的」であるとして、一部の保守右派が上映禁止運動を行い、当初は公開が見送られた(2年後に上映)。僕にしてみれば、この映画には米兵捕虜が生きたまま解剖された九州大学生体解剖事件も登場しないし、日本軍将校が米兵捕虜の人肉を食べた小笠原事件もスルーしており、かつて日本で大ヒットした『戦場にかける橋』『戦場のメリークリスマス』などの捕虜虐待描写と変わらないレベルだった。それどころか、日本への無差別爆撃の非人道性を告発するような描写まで出てくる。監督のアンジェリーナ・ジョリーは、日本人の狂気ではなく、戦争の狂気を描いているのであって、上映反対運動は的外れなものだった。戦犯指定された渡邊睦裕伍長は逃げ切ったという。ザンペリーニは80歳で聖火ランナーを務め、2014年に97歳で他界した。

●12月4日…年末恒例シネマレビュー洋画編(その2)※10点満点

【2017年公開作品】

『グレイテスト・ショーマン』(10点)時代は19世紀。見世物小屋で好奇の目に晒されるフリークスたちが、「私はなるべくして今の自分になった、これが私」と誇りを掲げて歌いあげる名曲「THIS IS ME」(3分46秒)。本作を飛行機で見てこの歌に激感動し、周囲がドン引きするほど嗚咽。もうこの歌だけで満点に。実在したP・T・バーナム(主人公)がどんな理由でサーカスの興行を始めたとしても、集められた人々の居場所になったことは想像できる。見世物小屋の負の面を吹っ飛ばすほど、歌、ダンス、メッセージにパワーがあった。火事で全てを失ったと落ち込んだ時に、友達という宝が残っていたことに気づくシーンが良い。アカデミー作品賞にノミネート。

『リメンバー・ミー』(10点満点で1億点)「時を超え私たちを支えてくれた人たちを決して忘れない」。ピクサーからまた大傑作が爆誕!なんという完成度。「死後に誰からも思い出してもらえなくなった時に2度目の死が訪れる」、アニメでこの重要テーマを描いたスタッフ(『トイ・ストーリー3』のチーム)に最大限の敬意を捧げたい。通常でも満点だけど、僕の場合は“墓マイラー加算”があるため、「1億点」という限界突破点に。アカデミー長編アニメ作品賞にも納得。ファミリー向けのアニメで、骸骨が大量に登場する死者の国を舞台に選んだのは英断。しかも決して不気味ではなく、終始観客の笑いが起きる脚本にしびれた。日本にお盆があるようにメキシコには「死者の日」がある。国や文化が違っても、故人に想いを馳せる日を持つことに、人類普遍の共通点を感じて嬉しかった。自らの命は先祖からの授かり物、命を大切にしなくては、そう思える温かいストーリー。さらに言うと、たとえ主人公ミゲルのような幸福な家庭でなくとも、個々の命は古(いにしえ)から受け継がれてきた尊いもの。死後に思い出してもらえるのは家族じゃなく友人でもいい。それゆえ人に愛される生き方をしなくてはと思う。こういう時代だからこそ、全世界の政府が「リメンバー・ミー専門チャンネル」を作って24時間オンエアして欲しい。音楽も実に素晴らしく、鑑賞後、その場でサントラCDを購入!(悪役を倒すのではなく和解するのであれば2億点だった。でも米国のアニメは「カールじいさん」にしろ「インクレディブル」にしろ、悪役は生き残れないものが大半…。「トイ・ストーリー3」でさえ、ピンクの熊は心を入れ替えなかった。そこがいつも引っ掛かる。米国の国民性なのかな。不思議だし、もったいない)

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(7点)スター・ウォーズにしてスター・ウォーズにあらず。もう僕が大好きだった夢あり笑いありロマンありのスター・ウォーズは帰ってこないんだ…。でも、良いシーンはあった。2つの夕陽を見ながら大気となるルーク、レイとカイロ・レンの胸熱な共闘、ラスボス候補の退場、ハイパースペースの特攻(禁じ手という気もするが)、ズラリと並んだスノーウォーカーと対峙するルーク…。一方で、宇宙空間に生身で放り出されてもフォースの力で生還したレイアはやり過ぎだし、フィンと整備士ローズのロマンスは唐突感が否めない。次回作はハン・ソロもルークもいない世界。レジスタンスは壊滅状態、バックボーンが何もない普通の市民とわかったレイ、ここからどう大団円を築くのか期待している。

『シェイプ・オブ・ウォーター』(9点)声を出せない女性と言葉を話せないアマゾンの半魚人との珠玉のラブストーリー。言葉で交流できない両者を繋ぐものが音楽と手話というのもグッとくる。映画の前半は半魚人をモンスターと思って見ていたけど、途中から“本当のモンスターは、差別主義者の人間じゃないか”と考えるように。「あいつ(半魚人)は人間じゃない」「彼を助けねば私たちも人間じゃない」に胸を打たれた。本作を怪獣を倒す物語として見た場合こういう構図になる。あの白人の暴力的な差別主義者が怪獣であり、怪獣と戦う正義のヒーローが、聴覚のない者、ゲイの老画家、黒人清掃婦、半魚人、冷戦下の宿敵ロシア人という、マイノリティ・チーム。社会的弱者がマッチョな連中を出し抜く。モンスター・ムービーを土台にヒューマニズムを語ったデル・トロ監督の手腕に脱帽。

『ダンケルク』(8点)華々しい大勝利を描いた戦争映画ではなく、戦に敗れた約35万人の兵士を戦場から脱出させる「撤退戦」に着目したノーラン監督。そのセンスはやはり非凡だ。時間の経過は、陸が1週間、海が1日、空が1時間という、別々のもので、それがラストに向けて重なっていく複雑な構成。ドイツ兵の姿は見えず、流血もほとんどない。それなのに全編を通して緊張感がみなぎっている。壮大な叙事詩であり、ノーラン監督にしか作れない映画だった。「生きて帰っただけで十分」と、敗残兵を温かく迎えるイギリス国民が良い。

『ベイビー・ドライバー』(8点)…隠し録りした悪党の会話で音楽を作っていたことに笑った。オスカー俳優のジェイミー・フォックスがマッドな強盗を演じたので怖いの何の。レストランでベイビーの恋人が殺されかけてヒヤヒヤした。ベイビーが鉄パイプに向かってアクセル踏んだのは正解。ジョン・ハム、ケヴィン・スペイシー、みんなブッ飛んでたなぁ。クイーンの「brighton rock」が最高にキマッてた。

『ブラックパンサー』(7点)スーパーヒーロー映画としては『アベンジャーズ』を抜いて米映画史上最高の興行成績となり、全体でも「タイタニック」を抜いて歴代3位に輝いた(1位は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、2位は「アバター」)。黒人がスーパーヒーローを演じ、監督も黒人、キャスト、制作スタッフの大半も黒人という、従来になかった作品。他国と交流せず、鎖国体制にあったアフリカの架空の国家ワカンダの王が、方針を変えて国連で「賢者は橋を架け、愚者は壁を造る」と演説したのは、メキシコ国境の壁建設に固執するトランプ大統領と真逆の姿勢として対比され、米国人にとって特別なメッセージを持つ作品となった。親衛隊長オコエや天才発明家が女性であるように、本作は女性の活躍を描いた作品でもある。黒人と女性、どちらも米社会で差別やセクハラで尊厳が踏みつけられ問題となっており、それがメガヒットの一因に。ただ、あまりに期待値が高すぎて、見終わった後に「面白かったけど世界3位…なんだよね?」と、スケールでもアクションでも『アベンジャーズ』に負けていたことに戸惑った。

『ジャスティス・リーグ』(7点)バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンが画面に登場して、なおも盛り上がりに欠けるのは、ひとえに悪役の薄っぺらさにある。悲愴な過去も苦悩も思想もなく、単純に破壊と侵略をやりたいだけ。まったく記憶に残らない。一番テンションが上がったのは、冒頭のテロリストから民衆を守るワンダーウーマンの戦いと、“寝起きの悪い”スーパーマンが混乱して味方を攻撃した際の内輪もめ。光速移動中のフラッシュをスーパーマンが目で追うカットが素晴らしかった。つまり、どちらもラスボスが絡んでいない。もっと敵に魅力を!

『カンフー・ヨガ』(3点)ジャッキー・チェン主演作品で最大の興行成績、「カンフー・ヨガ」という面白そうなタイトルに惹かれて正月の映画館へ。そして大混乱。(1)ジャッキーのカンフーがない。2012年の『ライジング・ドラゴン』でアクション俳優卒業を宣言しているとはいえ、タイトルがカンフーだから披露してくれるとばかり…(2)ヨガはまったく関係ない(3)美女ばかり登場し、前時代的に女性が商品のごとく撮影されている(4)編集が間に合わなかったのか、エンディング音楽が途中で切れ、無音のテロップを眺め続ける観客…。結局、「カンフー・ヨガ」のタイトルは、中国とインドの合作だから両者をイメージさせるカンフーとヨガを単純に合わせたようだ。ラストの僧侶との大規模ダンスは楽しかった。

『カーズ/クロスロード』(7点)…大人向けのカーズ第3作。マックィーンはレーサーからトレーナーとなる第二の人生へ。アニメは基本的に主人公が見守られながら成長するもの。第1作から11年が経ち、主人公が見守る側になったことが感慨深い。

●12月3日…この一年間に鑑賞した新旧映画47本(洋画36本、邦画11本)のレビューを脱稿!新作から順番に載せていきます。一部、過去の日記に書いた作品もありますが、加筆しているため再掲します。10点満点です!

【2018年公開作品】

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(9点)…「アベンジャーズ」にハズレなし、映画代を払ってお釣りが来るほどの大ボリューム。クライマックスが終わったと思ったら、もっと大きな超クライマックスがあり、その後に超々クライマックスが、そしてさらにという具合に冒頭から最後まで続く。過去のシリーズ18作品の伏線がすべてこの一本に集約された。悪役サノスは単なるクレイジーな破壊神ではなく、悲しみを感じることができる敵であり、そこが作品に深みを与えている。マイナス点はクライマックス・バトルのソーの長時間の不在と、スター・ロードのウザキャラ扱い。スター・ロード好きなのにあんな使い方しないで…。ヒーロー映画では前代未聞のラストに驚愕。
※鑑賞前にマーベル作品全18本を観ておくのがベターだけど、多忙な人は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(続編“リミックス”ではなく、第1作の方)だけでも観ておこう。最凶の敵サノスはここから登場する。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(9点)…シリーズ第6作。2時間半もあるのに、ずっと見せ場が続き殆ど休憩なし。どうやって撮影したのか分からないアクションばかり。パリ市内をバイクで疾走するカーチェイスとラストのヘリコプターのヘリチェイスが完全に異次元レベル。トムはもう50代半ばなのに畏敬の念を覚えるほど。ビルからビルに飛び移るアクションでトムは本当に骨折しており、そのシーンがそのまま使われている。なんという役者魂。アクションを観てるだけで泣かせるのはトムくらいでは。ストーリー自体はいつもの身内の裏切りだし、3年前の「ローグ・ネイション」の完全続編なのに、冒頭で前作の振り返りを挟んでくれないから、置いてけぼり感があった…それにもかかわらず、スーパーアクションでここまで高得点に。それくらい凄かった。

『犬ヶ島』(9点)…近未来の日本で猫派の市長の弾圧と戦う犬たち。世界観に慣れるまで距離を感じていたけど、不幸な少年アタリが涙を浮かべて「聞こえるかい?」って犬に話しかけるシーンから一気に引き込まれた。犬が「聞こえます、聞こえます」って…。野良犬のチーフが「俺は絶対に人間と“取ってこい”はやらないぞ」と言ってたのに、棒を取ってくるくだりが和む。犬たちがめっちゃ良い声してるのもGOOD。『七人の侍』テーマ曲でテンションが上がった。偏執的なまでの日本愛を炸裂させたウェス・アンダーソン監督は本作でベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞!※ブルーレイを買ってしまった!オフ会でちょっと紹介します。

『レディ・プレイヤー1』(9点)…世代的に最高に面白かった!1980年代のポップカルチャーが全開、冒頭からヴァン・ヘイレンの「JUMP」が流れ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンや「AKIRA」のバイクが疾走し、あの時代に青春を送った人は300%楽しめる。女優フィービー・ケイツの名前を聞いたのは何十年ぶりだろう。4DXスクリーンで鑑賞したら、まるでUSJのライド・アトラクションに乗っているようだった。逆に、この映画を小さなテレビで鑑賞したり、中年以外の世代だと、ストーリーに既視感がある分、低い評価も出てくるだろう。事前にキューブリック監督のカルト・ホラー「シャイニング」、米SFアニメ「アイアン・ジャイアント」を観ておくとネタを最大限に楽しめて吉!4DXの「シャイニング」はヤバイ。ガンダムとかメカゴジラとか、もうほんとスピルバーグありがとう!週2日のネトゲ禁止にも賛成。

『アントマン&ワスプ』(7点)…目まぐるしく小さくなったり大きくなったりのサイズチェンジ・バトル。このアイデア満載&奇想天外なアクションシーンはアントマン・シリーズの醍醐味であり、それを存分に楽しめたので一定の満足はしている。だが、いかんせんストーリーが物足りない。ストーリーが弱いと他の部分が気になってくる。「このシーンも、あのシーンも、全部予告編で流してるヤツじゃん。予告編作った人、ネタバレふざけんな」とか、「マイケル・ペーニャの吹き替え声優さん、なんでこんな棒読みなんだ…」というように。声優さんはブラマヨ小杉さんだった。小杉さんは好きだけど、本編に集中できないほど声が気になってしまった…。ラストは「インフィニティ・ウォー」と繋がっていてテンション上がった。マイケル・ダグラス、ローレンス・フィッシュバーン、ミッシェル・ファイファー、キャストがあり得ないほど豪華。

『インクレディブル・ファミリー』(7点)…前作から14年ぶりの続編。夫(インクレディブル)が家事・育児に励み、妻(イラスティ・ガール)がヒーロー活動、これは時勢を反映していると思った。ジャックジャック(赤ちゃん)の覚醒は楽しかったけど、ダッシュとバイオレットの活躍をもっと見たかったなぁ。冒頭のバトルが一番楽しかった。逃げたアンダーマイヤーがパート3の敵に?バイオレットが幸せな恋愛を出来ますように。同時上映の短編「Bao」はなんと中国の一般家庭が舞台。ハリウッドにおける中国資本の影響力を象徴する作品だった。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(3点)…何のために作ったのか。同じスピンオフでも『ローグ・ワン』はベイダー大暴れのサプライズがあった。このハン・ソロの地味なこと!スター・ウォーズでなければ平均点をあげてもいいけど、仮にもスター・ウォーズの名を掲げているのだから、他のSF作品と同じレベルでは駄目なんだ。主役があまりハリソン・フォードと似ていないのもマイナス点。

●12月2日…早朝5時ごろ、東の空に下弦の三日月と、明けの明星の金星が並んでおり、カメラを構えてツーショット。実に美しい。朝からいいものを見た。これまでずっと普通のデジカメを使っていたけど、故障したのでオリンパスに修理に出したら「部品がもうないので別のカメラと交換」と言われ、初めてミラーレスのカメラを手にした。普通のレンズと望遠レンズを取り替えたりするやつだ。不便だけど、プロのカメラマンにちょっと近づいたみたいでテンションあがった。
夏の南欧巡礼で3日目に故障したときは気絶しそうだったけど、あの故障がなければ、一生普通のデジカメを使っていたと思う。その意味ではオリンパスに感謝。

  

●12月1日…最近保存したツイートから。

HMA-04@HMA04
昔よく聞いた「幕末の日本人は機械の仕組や外国語はすぐ理解したが権利や自由といった概念はなかなか理解できなかった」という話が、今となっては別の文脈を持って現代社会に襲いかかってくるの不要な伏線回収すぎる

平野啓一郎@hiranok
「小生は彼ら(ナチス)に反対する旨を表明したことによって、なんと国家を、ドイツを侮辱したことになるのだそうです!彼らは、自分たちとドイツ国家を混同するという、信じられないような図太さを持っているのです!」(トーマス・マン 「ボン大学との往復書簡」1937年)

蓮池透@1955Toru
国会で私を「北朝鮮の工作員」呼ばわりした中山恭子氏。ご自分は、大層な工作をやっておられるではないか。/中山恭子氏、(日本のこころ)党支部解散の前日に交付金2億移動(読売新聞)

山下芳生@jcpyamashita
「どれだけ痛みがあるか。でも他に選択肢はありません」たどたどしい日本語で語り、日産で2万人以上のリストラを強行したカルロス・ゴーン氏。その目的が50億単位で私服を肥やすことだったとしたら、首を切られた労働者は浮かばれない。リストラすれば株価が上がる資本主義の腐朽を思う。

異邦人@Beriozka1917
水道管が老朽化しているならバンバン公費を投入して更新して下さいって話なんですが、自公維の三バカトリオは逆に民営化の口実に利用し、その妄動に政府広報NHKも加勢している有様です。カジノ万博に240億円も突っ込んだり、1兆円も使って100機もF-35を買うぐらいなら水道管新品にしろって話ですよ。

きっこ@kikko_no_blog
ソ連にぶん取られた北方四島の面積は、歯舞が11km2、色丹が249km2、国尻が1489km2、択捉が3167km2だ。安倍信三は「二島の返還」を優先させ、あたかも「半分」を取り戻すかのようにアピールしているが、安倍が取り戻そうとしている歯舞と色丹は北方四島の総面積の「わずか5パーセント」に過ぎない。

外教@yuantianlaoshi
もうみんな忘れてると思うが、2010年〜2012年頃の自民党の口癖は「財源は?」「バラマキだー」だったな。あの頃の自民党は、子供手当や高校無償化を潰そうとしたり震災時にはデマを流したり、今の野党と比較にならないレベルで政権の足を引っ張るためだけに存在してた。

柴山哲也@shibayama_t
まさか大阪に2度目の万博が来るとは予想しなかったが、考えてみると、ローマがオリンピックを辞退し、パリが万博を辞退した流れを見ると、大増税や財政破壊につなかがる巨大イベントを先進国は避けるようになったということだ。時代遅れの五輪や万博を有り難がるのは税にたかる連中だけではないのか。

ブルドッグ@Bulldog_noh8
生活保護費『不正受給』の77.9%は、高校生の娘のバイト代とか障害年金の申告が必要だと知らなかった世帯の、いわゆる申告漏れ。それを『不正』と呼ぶとして、その金額は平均で38万7千円(年間)。今回の片山さつき氏の訂正額はその15倍。

菅野完事務所@officeSugano
毎日新聞の見出しだと「片山さつき氏側、政治資金支出先に訂正要請も」なのに、同じ記事がYahoo!ニュースに行くと「片山氏 収支訂正4回目の背景」と、随分、片山さつきに優しい感じになるw買ったニュースの見出しを変えるのはヤフーの自由かもしれんが、こういうのを「印象操作」っていうんだよ。

mimipon@kiraranomimi
政府は「失踪した外国人実習生=悪い人」と印象操作して、入管法の改正だけパパッと決めてしまいたかったのでしょうが、野党が炙り出した実態は「失踪」ではなく「避難的逃走」か「緊急避難」と言える酷さ!それを無視して「安い労働力だけもっとほしい」と言う財界と政府のワガママ許しません

但馬問屋@wanpakutenshi
ミャンマーから来日された方が“技能実習生”の実態を語る。「日本についてすぐ、会社にパスポートを取られた。給与は月およそ8万円。半分を会社が持っていく。日本人と同じ仕事」。技能実習生の生の声を聞くべきと言われた安倍首相、“法務省がやることじゃん”と回答

タイガースとおる@uyctoru4903
「羅生門」録音の大谷巌さんがリマスター版の音を聞いて、「あ、俺の録った蝉の音がない」。頼むで、何でもかんでもきれいにしたらええのとちゃうでアメリカには蝉おらんし雑音にしか聞こえんのかも知れんけど。宮川一夫さんの溝口作品も、撮影監督協会で問題になってる。

●11月30日…占い師から誰にでも当てはまることを言われているのに、まるで自分だけにドンピシャの内容と思ってしまう現象に、心理学で名前がついていることをウィキで知った。「バーナム効果」というらしい。ウィキのページには例文として「あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります」「あなたはある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱きます」などが載っている。ランダムに選ばれた星座占いの内容を10個読んで、「なんでこんなに自分のことが分かるんだ、この占い師はすごい」ってなりかけて笑った。別に射手座とか関係ないのに。

●11月29日…年末恒例、この一年間のシネマレビューを一挙執筆中。今年は『リメンバー・ミー』『グレイテスト・ショーマン』という超ド級の大収穫があった。

●11月28日…発売中の『音楽の友12月号』に「世界音楽家巡礼記(21)」を寄稿、今回は「異国に眠る亡命作曲家」としてラフマニノフとストラビンスキーを紹介。当初はバルトークも入れる予定だったけど、彼は没後にアメリカの墓地から祖国ハンガリーに改葬されたから“異国に眠る”ではなくなった。

ラフマニノフはチャイコフスキーに心酔していた。望郷の想いを抱きながら帰国を果たせなかったラフマニノフのために、アメリカ人ピアニストのヴァン・クライバーンが、冷戦中にロシアのチャイコフスキーの墓前から土を持ち帰り、ニューヨークのラフマニノフの墓前に撒いたエピソードはグッと来る。ラフマニノフは遺言でモスクワに眠ることを希望したのに、戦争の混乱で果たされなかった。

これまでストラビンスキーの曲と言えば、彼の3大バレエ曲『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』くらいしか聴いてなかったけど、執筆を機にほぼ全曲を聴いた。聴きまくった。僕は不協和音が爆裂する、いわゆる“前衛音楽”を聴くと体調を崩しそうになるので、積極的に聴いてこなかったけど、だんだんメロディーラインがないに等しい曲でも「響き」を楽しめるようになってきた。

〔当初は面食らった曲〕
『ピアノと管弦楽のためのムーブメンツ』(8分22秒)。ストラビンスキーいわく「この曲のリズム言語は自分の書いた曲のうちでもっとも進んだもの」。77歳の作品。

・『管弦楽のための変奏曲/変奏曲オルダス・ハクスリー追悼』(5分)。声楽以外では最後の作品かつ非常に難解。オルダス・ハクスリーは1932年にディストピア小説『すばらしい新世界』を発表し、機械文明の発達の中で尊厳を見失う人間たちを描いた。同作はジョージ・オーウェル『1984年』と並ぶアンチ・ユートピア小説の傑作として知られている。大戦中、ストラビンスキーが米国で亡命生活を始めた際の隣家の住人がハクスリーで家族ぐるみのつきあいをしていたので、死を悼んでこの曲を捧げた。82歳の作品とは思えない前衛っぷり。攻めてるなぁ。

/で、ストラビンスキーでどの曲が一番好みかというと、前衛派ファンから“ぬるい”と叱られそうだけど、彼がまだ前衛に爆進する前の、弦楽合奏のみで演奏されるバレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』(32分)。46歳のときのもの。ぶっちゃけ、不協和音が少なく聴きやすい。時々たまらない和音が出てくる(この辺!)。なんかホッとした。彼はこういうのも書けるんだよね…。
僕も次第に後年の前衛作品にハマっていくのだろうか。前衛音楽ファンの人に22日のオフ会で魅力を語ってほしい〜。ちなみに振付を担当したジョージ・バランシンは本作で名声を確立した。
ストラビンスキーの墓は、彼の才能を見出し、世に出してくれたバレエ・リュスの主宰者ディアギレフの側(ヴェネチア)にある。

//いま某旅行会社さんと「墓マイラーとめぐるパリの墓地」という企画を進めている。これ、実現するといいなぁ。ショパン、ドラクロワ、ボードレール、スタンダール…芸術家や文豪の墓を案内&解説できたら最高。行くなら3月末に。

●11月27日…本日、衆院で外国人労働者受け入れ拡大を自民・公明・維新が強行採決。外国人労働者(技能実習生)がとんでもない低賃金(時給300円)でこき使われるなど、年間7千人が失踪している実態があるのに、そっちの労働環境の改善を放っておいて、事実上の移民解禁に突っ走る安倍政権。僕は原則移民に賛成だけど、それは日本人の労働環境が他の先進国と同等(残業ゼロ、有休全消化、大型夏休み3週間以上)になってからの話だ。現状は低賃金の維持に繋がってしまう。不況というけど日本の超富裕層は増加しており、ますます格差拡大が加速していく。
それにしても…日本は世にも珍しい移民賛成の右翼ばかり。保守論客の、この清々しいほどのダンマリっぷり。まさにビジネス右翼の面目躍如。なんなのか。ハッキリ書いておく、衆院で移民解禁をゴリ押ししたのは自民与党、拙速な解禁に反対したのは立憲民主、共産、社民。保守右派が推進し、左派が反対した。天皇陛下の退位声明のときも、陛下が恒久法を切実に求めていたのに、それを踏みにじって一代限りの限定法にしたのが右派保守、陛下の意向を尊重して恒久法にしようとしたのが左派。宗教カルト右翼が掲げる「愛国」の底の浅さよ。

●11月26日…大阪ジョジョ展、一般公開の初日第1回に昨日行ってきました!会場スペースの関係で東京展よりは規模がやや小さかったものの、逆にいえば12枚(十二神)の新作巨大絵画を数センチの距離で鑑賞でき、荒木先生の筆致を間近で感じることが出来ました。大阪の小さな会場でもボリュームある展示が可能と分かったので、あのスペースがあれば名古屋や福岡、北海道でも開催でき、全国巡回に道を開いたと言えます。
/東京展では売り切れて入手できなかった“家系図手ぬぐい”をゲットできて良かった。これ、ヴェルサス、リキエル、ウンガロまで載っててニンマリ。そして、やや値が張るけれどパーカーも妻を説得して買った。だって背中に各部ボスのイラストがあるんだもの、そりゃあ買うよ…。

//『ラストエンペラー』『暗殺の森』『1900年』『ラストタンゴ・イン・パリ』『暗殺のオペラ』『シェルタリング・スカイ』など傑作映画を数多く生み出したイタリア映画界の名匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が他界。享年77。反ファシズムという信念を尊敬。独自の映像美、甘美な音楽、作家性の強いベルトルッチ・ワールドで映画ファンであることの喜びを何度も味わわせてくれた。心から哀悼の意を表します。

●11月25日…伝説のアメコミ原作者スタン・リーが今月12日に他界。95歳の大往生。1960年代にマーベル・コミックで『スパイダーマン』、『X-メン』などのスーパーヒーローコミックの原作を手がけ、マーベル・コミック発行責任者などを歴任。『アイアンマン』『ハルク』『マイティ・ソー』『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ』など、すべてがスタン・リーの頭脳から生まれた。マーベル・コミックの実写映画版の製作総指揮などを務め、劇中に必ずカメオ出演する遊び心を持っていた。夢を与えてくれたことに感謝!

●11月24日…フランス・ロケから帰国!秋のパリは8時過ぎに日の出、9時にようやく街全体が明るくなる。気温は昼でも4度という日があり、かなり寒かった。番組の収録とはまったく関係なしに、自由行動で巡礼した墓がいくつかあり、その中で最も感動したのが女優ジャンヌ・モロー、そして画家ニコラ・ド・スタールの墓。

フランス映画界の巨匠フランソワ・トリュフォー、ルイ・マル、ゴダール作品に出演し、オーソン・ウェルズから「世界で最も偉大な女優」と讃えられたジャンヌ・モロー。昨年7月に他界し、一刻も早く墓参したかったが、その願いがかなった。墓所はトリュフォー監督が眠るモンマルトル墓地と知り、「トリュフォーの側に眠っていたら嬉しいな」、そう思って墓地を訪れると、なんとトリュフォーの2列背後という近距離に彼女は眠っていた!『突然炎のごとく』『黒衣の花嫁』でトリュフォー監督と組んだモロー。構えたデジカメのワンフレームに2人が収まって、胸が激アツでござった。ちなみに、ゴダールは存命、ルイ・マルは遺灰を家族が持ったまま墓を建てていない。
手前の黒い墓石がトリュフォー。
後方の白い花束がジャンヌ・モロー
秋の陽射しとジャンヌ。墓石にはあふ
れんばかりの献花、さすが大女優

そして、50歳最後に墓参したのが、ロシア出身の画家ニコラ・ド・スタール。ジョジョ荒木先生のお気に入り&露伴が熱くリスペクトしているド・スタール!ロシア貴族の子息ゆえ革命のため亡命、3歳で両親を失う。ベルギーで絵を学び、フランスで作品を発表。長い貧困生活を経て、後年高く評価され成功を手にしたにもかかわらず、「私は工場ではない、これでも出来るだけやっている」と苦悩、41歳でアトリエのテラスから投身自殺した。遺書には「絵を描きあげる力がなかった」。
彼はパリ郊外の墓地の一番奥に眠っている。墓前に立つと、墓石に置かれた絵筆のオブジェにちょうど夕陽が当たり、劇的な光景に見入った。露伴いわく「抽象画でありながら同時に風景画でもあってそのギリギリのせめぎ合いをテーマに描いている。こんな簡単な絵なのに光と奥行きと哀愁があって泣けるんだ。つまり『絵画』で心の究極に挑戦しているんだ」



ニコラ・ド・スタールは41歳で
自ら命を断った。人妻への
失恋が原因と言われている
日陰に位置した墓に、一瞬、ビルの窓
が反射した夕陽があたり、絵筆のオブ
ジェが輝いた。なんかもう泣きそうに!
「こんな簡単な絵なのに光と奥行きと哀愁があって泣けるんだ」(岸辺露伴)

//そんなこんなで、今日から51歳。信長“人間五十年”の時代なら、もうゴールイン。中世の人々にとってはボーナスタイムともいえ、生命を有効に使いたい。

●11月11日…明日12日から23日まで、北部フランスの墓巡礼に行ってきます。初めての海外テレビ・ロケ&初の冬の欧州。これは50歳イヤーの最後を飾る大きなもの。無事に巡礼が終われば、来年に放映される予定。これで最初の渡仏から約30年かかったフランス全土の墓参が一区切りに。次回のサイト更新は11/24になります!

//リンク先「旅の持ち物チェックリスト」「海外の運転の注意点」をアップ。

●11月10日…来月22日に年末恒例の読者交流会をやります!オフ会としては記念すべき30回目!近年はクジに外れて新年会になっていましたが、今年は4年ぶりに年末に当たった!詳細や申込みはリンク先から。下記、前回のオフ会の様子をレポートします!
参加者26人、“お薦めアート”をプレゼンしたのは18人。関西以外の参加者は、群馬、富山、東京、愛知。各自がプレゼンしたラインナップは以下の通り→

アール・ブリュット(無流派)の作品=アドルフ・ヴェルフリの絵画と、建築家フェルディナン・シュヴァルの理想宮/横溝正史角川文庫旧緑版全100巻コンプリート・アート作品としての“表紙絵”の魅力(画・杉本一文)/スウェーデンの作曲家クット・アッテルベリ「交響曲第2番」/アートとしての“うどん”/マヤ文明やトルテカ文明のメキシコの遺跡、ウシュマル、チェチェンイッツァ、テオティワカンなどのピラミッド/大河ドラマ「花の乱」の魅力/京都国立博物館「国宝展」、書の鑑賞/ウルトラマン・シリーズの歴史/松浦まさふみの漫画「アウターガンダム」/反田恭平演奏のショパン「別れの曲」/メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」/『新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」アウトロー俳句』北大路翼編/脊椎動物門脊椎動物亜門両生綱に分類される動物のうち尻尾がない生き物(カエル)の世界/東京都町田市を舞台にしたローカルヒーロー『超伝神トライブレイバー』/寿限無(落語ドラマ)/ビーだま・ビーすけの大冒険(ピタゴラ装置)/ビートルズ:サージェントペパーロンリーハーツクラブバンド50周年CD/ラーメンズのコント「good day house」より"3rd.Floor"/ネット上で都市伝説を作っていくムーブメント「SCP Foundation」紹介


スイスの画家アドルフ・ヴェルフリ
病棟の独房の中で作品制作を開始
リンク先に作品の画像大量
この建築の作者シュヴァルは
郵便配達人!他の作品も超インパクト
フランスのガウディだ
アール・ブリュット=アウトサイダー・アートは強迫的幻視者、統合失調症患者などの作品で、正規の美術教育を受けていないケースが多い。作品に圧倒的存在感。
横溝正史130冊の表紙が並び壮観!
著者・横溝正史×装画者・杉本一文×角川文庫編集局の三位一体の
情熱の結晶こそが、日本出版史上至高のポップアートを産み出した  !

クラシック・ファンとして個人的に大収穫だったのが、スウェーデンの作曲家アッテルベリを知ったこと。右上画像では交響曲で最初にメロディーを演奏する楽器の分析がされており、ベートーヴェンの金管率0%に対し、アッテルベリは67%もあり、金管楽器を多用した作曲家と分かる。紹介された「交響曲第2番の第2楽章」はレコード会社が勝手に作ったコンセプト・アルバムに「地球への帰還」として使われている。実際、聴いてみると、惑星間航行を終えて久々に地球が見えたときの風景そのもの!宇宙船に乗ったことないのに窓から地球が見える曲!
※YouTubeリンク・第2楽章の頭出し済み
藤原行成の書の美しさを解説 胸に迫るアウトロー俳句プレゼン
アウトロー俳句から
「駐車場雪に土下座の跡残る」
「呼吸器と同じコンセントに聖樹(クリスマスツリー)」
各地のうどんを食べ「うどんは小麦粉と塩と水が作り出した“芸術品”!」
紹介があった「飲み込めないくらい固い、のどごしゼロのうどん」食べてみたい
本人撮影によるマヤ文明や
トルテカ文明の建築物解説
カエルLOVEを力説中!ジャンル
関係ないのもオフ会の魅力
参加者から大好評だった
ウルトラマン・シリーズの歴史
ご当地ローカルヒーロー
町田人(ちょうでんしん)=超電神
僕がメモったウルトラマン講座のトリビア
・ウルトラセブンのキングジョーは世界初のスーパーロボット
・「帰ってきたウルトラマン」は初代マンが帰ってくる設定だった
・ウルトラマンAの防衛チームは仲が悪く特撮で最低のチーム(笑)
・ウルトラマンティガは特撮初の初期からタイプチェンジ可能
・コスモスは劇場版で始まって劇場版で完結する唯一の作品
・ネクサスは主人公が最終回で初めて変身する




応仁の乱がテーマの異色作「花の乱」
視聴率は伸び悩んだが、役者は
市川團十郎、野村萬斎など超豪華
戦争の中で貫かれる人間性
シリアスな「アウターガンダム」

単なるモンスターものではない! ビートルズの超名盤から50年
息子はピタゴラ装置の名作解説 最後はバレエ「ボレロ」に皆で挑戦!

読者の皆さん、一緒にアートを味わいましょう!作品のプレゼン時間は1人15分、是非あなたのお気に入りアートをお聞かせ下さい。会場で待ってます!(*^_^*)

●11月9日…先日、NHKと民放の垣根を越えて、年間の傑作ドキュメンタリーを讃える放送がBSプレミアムであった。6本ほどオンエアされ、どれも力作ばかり、本当に見応えがあった。
(1)教科書から日本の戦争、黒歴史が次々と消えていく過程を追った「教育と愛国〜教科書でいま何が起きているのか」(50分)。取材を受けた保守派重鎮が「歴史から何も学ぶ必要がない」と断言したシーンにブッ飛んだ。大戦で死亡した日本兵の過半数は、戦死ではなく“餓死”。戦争指導者が補給を軽視し、無茶な命令を連発した結果なのに、「何も学ばなくていい」なら、それこそ無駄死にではないか。
(2)担当ディレクターが日テレを退職する前に作った『南京事件U』(全編 45分/ハイライト 7分)。テレビ史上初めて南京の虐殺をCGで描き、これまで日本兵の当時の日記、文字でしか知らなかった現場の状況が、映像で見ることで戦慄の体験となった。やっと何が揚子江の河岸で起きていたのか理解できた。
(3)最も衝撃を受けたのは、故樹木希林さんがナレーションを担当された反戦ドキュメンタリー『記憶の澱(おり)』(19分)。地上波では珍しい、旧日本軍の加害行為に触れた番組だった。空襲など被害の体験は伝えやすいが、加害の実態は語りにくいもの。この作品を完成させた山口放送のスタッフに心から敬意。自虐的とかじゃなく、知っておくべきこと。なぜならアジアの旅行客はこのことを知っているからだ。後半は沖縄戦にも言及している。

●11月8日…今回、アメリカの中間選挙をめぐる報道で最も驚いたことは、11/2の報ステが伝えた「アメリカの30歳未満の若い有権者は、社会主義に好意的な人の方が否定的な人より多い」という事実。戦後の赤狩り、レーガン時代のウルトラ反共など、アメリカ人にとって「社会主義=絶対悪」という共通認識があると思っていた。具体的には社会主義好意派が43%、否定派が26%、残りが態度保留か回答なし。両派は僅差ではなく、数年後には倍の差になっていそうな数字。
ただし、 ここでいう「社会主義」は目標を共産国家とする政治体系としての社会主義ではなく、北欧型の福祉国家。米国は自己責任論を徹底するあまり、税金を投入して福祉の充実をはかるという考えまで“社会主義”の枠に入ってしまている。なんせ、オバマが日本では当たり前の国民皆保険制度を導入しようとした時ですら、アメリカでは「社会主義の悪魔的平等政策を押しつけるな」と糾弾する人が大勢いたのだから…。



「超富裕層8人が36億人分の資産を所有」と極端に格差が広がった今、「資本主義でも社会主義でも若者が同じ貧乏になるなら、医療・教育が無料の社会主義“路線”がいい」ということらしい。富めるものはますます富み、貧しいものはさらなる貧困に堕ちていく超格差社会は、政治システムとして成功してるといえるのか、僕はそう思わない。

中間選挙の結果、米民主党が下院の過半数の議席を奪い返したことで、二大政党制がアメリカの若者に「変化は可能」と希望を与えているのを感じた。若い世代は、自分の投票行動で政治がひっくり返ることを実感しているだろう。
だからこそ思う。「日本の野党は不甲斐ない」「立憲民主は身内の不祥事に甘い」で終わるのではなく、そのダメダメな野党を育てなければならないと。アメリカのように、「政治不信を生めば、与党と野党は簡単に逆転する」という現実があれば、自民の議員にもっと緊張感が生まれるだろう。
政権転落の可能性を常に肌身で感じていれば、公文書偽造なんてあり得ないし、まして役人に自殺者が出ているのに、担当大臣が責任をとらずに続投するなんてこともない。野党が強くなるのは、与党にとっても良いこと。与党議員の劣化を防げるから。野党をバッシングして溜飲を下げて終了ではなく、健全な民主主義政治を行えるよう、日本には対抗勢力が必要とつくづく思う。

●11月7日…祝!アメリカ中間選挙、下院で民主党が過半数を奪還!29歳以下の若者の7割が「分断はもうウンザリ」と民主に投票したという。素晴らしすぎる!

●11月6日…ニコロ・パガニーニのほぼ全曲を聴き終わった。超絶技巧の連続、演奏シーンを動画で見てビックリした。ヴァイオリニストが1人でメロディーと伴奏をやっている!?右手で弓を動かしてメロディーを奏で、左手はピチカートで伴奏を刻んでいる。右手は同時に複数の弦を弾く重奏(ひとりハモり)もやってるし(汗)。
曲名は英国国歌による変奏曲『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』 (3分41秒)。現在は「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」、英国の国歌はときの君主の性別によって曲名も歌詞も変わるらしい。
演奏者は中国のヴァイオリニスト、ニン・フェン。彼以外の演奏と聴き比べようと思ってYouTubeを検索しても、演奏動画をアップしているのはニン・フェンしかいないという…。
ニン・フェンではもう一曲、超絶技巧曲の無伴奏ヴァイオリン独奏曲『独奏ヴァイオリンのためのデュオ(Duo for One Violin)』 (2分23秒)の動画もアップされていた。

一方、たっぷりと歌心を込めた聴きやすい曲もあった。この『カンタービレ』 (4分)は繰り返し聞きたくなる。4分じゃ物足りない。
そして冒頭から引き込まれたのが『弦楽四重奏曲第1番』 (18分27秒)。良い曲なのに、なぜ音楽史で殆ど無視されているのか…。

●11月5日…漫画のアニメ化では原作の改悪が少なくないけど、ジョジョ5部アニメのオリジナルシーンは毎回素晴らしくスタッフに脱帽。第5話は原作の「眠れる奴隷」にリンクした、ミスタ「車どうするんだ」アバ「代車だよ」フーゴ「誰かさんがぶっ壊したから」の会話に鳥肌。クルーズ船の出港シーンの伏線、ナランチャの「スパライト」購入シーン、色々最高。毎週楽しみ過ぎる!
そして、ジョジョ愛爆裂の盟友DOR氏が5部アニメでも全話の放送スケジュールをエピタフ(未来予知)。リンク先のツイッター画像が放送カレンダーになっている。細かなズレはあるかもだけど、大まかにはこの進行でいくと思う。年末年始にプロシュート戦!バレンタイン付近でギアッチョ戦!GWにチョコラータ戦!最終回は6月下旬になる模様。楽しみですなぁ!

●11月4日…アメリカ中間選挙、米国民が2年間のトランプ政治をどうジャッジするか注視。敵と味方をハッキリ分けて対話が成り立たないほどの分断を作り、怒りや対立を煽るトランプの手法。これは米国だけじゃなく、日本でも欧州でも南米でも、ここ数年絶大な効果を得るようになってきた。この道の先になにがある。破滅的な暴力が待ってるだけだ。

●11月3日…先日NHKラジオ深夜便で話した第3回『世界お墓偉人伝』が11/7の18時までリンク先で試聴可能!巡礼中に出会っためっちゃ優しい人々の話!今回のトークに関連する画像を以下に貼っておきます!
ポーランド軍がくれたドーナツ ヒッチハイクOK!ロシアの婆ちゃん
大恩人のフレミングさん ヘミングウェイの墓

//日本シリーズ、ソフトバンクは強かった。今年こそ広島が日本一になってほしくて応援してたので残念至極。初戦は勝ったのになぁ。

●11月2日…作曲家のパガニーニは同時に天才ヴァイオリニストでもあり、残された作品はヴァイオリン曲が有名だけど、実は恋人の女性ギター奏者のためギター作品も多数作曲している。第37番までのギター・ソナタを全収録した『37のギター・ソナタ』(95分)をYouTubeで見つけ、作業BGMとして流している。重くないので時間帯を選ばず部屋に馴染む。交響曲やオペラはお腹いっぱいという時に良い。
※ギターとヴァイオリンという異色の組み合わせの楽曲(21分)もある。作曲時は10代後半。若者らしくのびのびとした曲。ギタリストの彼女と楽しくセッションしていたんだろう。

//やはり文春砲は第二弾の音声データを持っていたか。電話の声は片山さつき大臣に聞こえるが、本人が「喋った記憶がない」「自分の声かどうか分からない」と答弁する以上、早急に声紋鑑定にかけるべき。「口利き」疑惑に関与した私設秘書について大臣は「彼は私設秘書ではない」といいながら、参院を自由に出入りできる私設秘書用の通行証を長期間渡していたことも今日分かった。っていうか、リンク先によると文春との初期のやりとりで「既に私設秘書を退職した」と回答している。真っ黒やん…。

//2014年、「イスラム国」に約10カ月間拘束されたフランス人記者4人が解放された際、フランスのオランド大統領(当時)は4人の帰国を自ら空港で出迎え、「報道の自由に尽くす、優秀な同胞がいることを誇りに思う」と述べた。それが世界標準の反応。
それだけに、以下の記事は読んでるだけでしんどくなった。『安田純平会見に『バイキング』坂上忍、東国原、土田らがゲス全開バッシング!「シリアの話より反省聞かせろ」』。坂上、土田両氏は森友・加計問題で官邸批判ができる数少ないタレントなのに、この件に関しては戦地取材の重要性がすっぽり抜け落ちている。残念すぎる。

●11月1日…今日の国会答弁。移民について山下法相は「移民者に上限を設けない」というが、立憲民主の長妻議員は「受け入れ拡大より、技能実習生の待遇改善を」と主張。技能実習生に関して実質時給300円で長時間労働をさせ、寮からの逃亡を防ぐため外部と切り離すなど、現代の奴隷制度と大きな問題になっている。結果、技能実習生の失踪者は今年の1月〜6月だけで4279名に達している。昨年は一年間で7089名だったので、それを上回る勢い。長妻議員「このままでは死んでしまうの逃げざるを得ない、こういう現状をほったらかしておいて、技能実習制度は残したままどんどん入れていくのは非常に無責任」。まったくその通り。まずは労働環境の整備と、日本人と同等の賃金水準の確保を。

●10月31日…なんとジョニー・デップが水俣病を世界に伝えた写真家ユージン・スミスを演じる映画「ミナマタ」が制作されるとのこと。スミスの生涯を描くというから、彼が戦場カメラマンで従軍したサイパン戦、硫黄島戦、沖縄戦も描かれるだろう。スミスは日本に住み込んで水俣病の患者らを取材、その悲惨さを訴え写真ジャーナリズムの歴史に大きな足跡を残した。水俣病患者の補償のサポートになるし、よくぞ制作を決定してくれたと思う。

//ハロウィン当日。渋谷はどうなるんだろね。

●10月30日…昨日の沖縄における選挙戦についての日記に大事な補足。デマが飛び交う選挙戦について、新聞社が選挙後に実態を調査した。結果、ツイッター上では誹謗中傷デマの9割が右派から左派に対するものだった。そしてプロフィール欄では日の丸アピール。右派はよく「左派はデマばかり」「朝日はマスゴミ」とブッ叩いているが、実際は真逆の結果に。左派だって誹謗デマを流すことがあるが、この右派「9割」というのは異常な数値。確信犯が組織的にやらなきゃ不可能。モラルが崩壊している。カルト右派の卑怯な行為は、自身がアイコンに使っている日の丸を侮辱していることに気がつかないのかな。まっとうな右派は「こんなことはやめろ」「逆にイメージダウンになる」と声をあげてほしい。

→転載『ファクトの重み実感  知事選のツイート分析報道 』(琉球新報
県知事選で、琉球新報は選挙取材班の「ファクトチェック」と同時に、ツイッターに発信される内容を調べた。選挙の際にSNSで情報が大量に流れているのを漠然と感じていたが、今回の調査で、その投稿内容の傾向を知ることができた。
若い世代の情報入手先は新聞やテレビ、ヤフーニュースなどの大手ポータルサイトでもなく、SNSになっている。自分と考えの近い人たちのつぶやき、共有したニュースから情報を得ている現状で、知事選を巡り、どのような情報が飛び交うか探りたかった。
9月9日〜同29日に発信された投稿のうち、リツイート(再投稿)分も含め約20万件以上に目を通した。初回の分析では夜通しで半日以上かかった。
特定の候補者を批判、攻撃する内容が多いとは思っていたが、露骨な誹謗中傷を含めた攻撃、批判の内容がほとんどだったため驚いた。約9割は玉城デニー氏に対する内容だった。政策や沖縄の課題を議論するやりとりや互いの支持候補を褒める内容は少なかった。
人の悪口を大量に読むのは気が滅入ったし、単調で膨大な作業の途中、何度も眠気に襲われた。しかし過激な内容が目を覚まさせた。「玉城デニーは中国のスパイ」「裏に中国共産党がいる。沖縄が破壊される」などだ。
候補者本人の投稿のリツイート(再投稿)数が多い人も分析した。佐喜真淳氏のリツイートが多い上位を見ると、プロフィル欄に「日の丸」をあしらい、普段から「ネトウヨ」とみられる内容の投稿をしている人が目立った。(略)情勢分析もしたかったが、玉城氏への攻撃、批判がほとんどを占めたツイッターでは難しかった。

//今夜11時15分ごろ、NHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便』に登場します!今年度3回目の「世界お墓偉人伝」は、これまでと趣向を変え、墓巡礼という旅で知り合った、世界各地の忘れ得ぬ人々について語りたいと思います。墓マイラーとなって31年、これまで様々な人と出会ってきました。旅人を狙う悪党もいますが、その何百、何千倍も善人がいることを、身をもって知りました。世界は優しい人でいっぱい。素晴らしい出会いが与えてくれる感動が、墓マイラーを何年も続ける大きなモチベーションのひとつになっています。今宵の放送、乞うご期待!(ラジオがなくてもNHKの“らじるらじる”で聴けます)
※ぐああ!いまNHKラジオから連絡があり、野球中継が伸びたので、僕の出演時間は23時50分すぎ、日付が変わるまでになりました!実質7分ほどですが、語れるだけ語ります!

●10月29日…これ、公共放送として大問題。21日にあった那覇市長選の翌朝、新基地反対派がダブルスコアで勝利したことを7時のニュースで伝えず完全無視。45分間、ただの1秒も報道しなかった。一方、自民候補が勝った昨日の新潟市長選を今朝は3番目に取り上げ甘利選対長のドヤ顔の勝利コメントまで2分間しっかり報道。さらに見出しには御丁寧に「自民系」とまで表示。沖縄を侮辱している。写メで怒りの証拠保全。
沖縄知事選でも那覇市長選でも、新基地建設反対派が圧勝したことを、官邸だけでなく、本土の人間全員がしっかり受け止めなくちゃならないのに、ニュースで報道しないと本土の人間は那覇市長選があったことすら気づけない。ますます沖縄と本土で温度差が生まれる。公平な報道を期待して受信料を払っているのにいい加減にしろと。

那覇市長選で自民が負け、伝えず 勝ったら3番目、しかも「自民系」と

先月末の沖縄知事選では辺野古基地建設反対を訴えて玉城デニー氏が当選した。その日、沖縄には台風が来ていたにもかかわらず、前回の知事選より3万票も増えた。「もう黙っていられない」という県民の強い意思のあらわれだ。玉城氏は故翁長知事を上回る39万6632票を得た。これは沖縄県政史上、過去最多の投票数だ。基地反対の決定的なメッセージとなった。

玉城氏は勝利声明の中で「私は誰一人取り残さない政治を訴えてきました。佐喜真さんに投票された方々もそうですし、佐喜真さんに対しても、出来るなら一緒に沖縄をつくっていきましょう、と伝えたい」と訴えた。アンチ玉城の人々にもスクラムを呼びかけており、僕は深い感銘を覚えた。首相が反安倍勢力を「こんな人たち」とひとまとめにして嘲笑するのと真逆。先日は松島みどり元法相の「変な人たち」発言も出た。国政を司る人間には、反対意見にも耳を傾けられる度量の広さが必要。なぜ首相には玉城氏の言葉が言えないのかと…。

自民公明維新が支持した佐喜真候補に玉城氏が8万票の大差をつけたのは、玉城氏支持の僕も驚いた。てっきり僅差の大接戦になるかと。この投票差の背景には、自民支持者や公明支持者の一部が玉城氏に投票したことによる。
聞けば、めったに応援には入らない創価学会の原田稔会長が、数度にわたって沖縄入りするほど熱を入れていたという。それにもかかわらず、鉄壁の団結力を誇る学会員の3割〜4割が造反した背景には「沖縄創価学会有志の会」HPで冒頭に掲げられている次の言葉も大きいと思う。以下に登場する「伸一」とは池田大作名誉会長自身のことを指す。

「核も、基地もない平和で豊かな沖縄になってこそ本土復帰である。−それが、沖縄の人々の思いであり、また、伸一の願いでもあった。『本土復帰』という住民の悲願の現実を盾に、核兵器や基地を沖縄に背負わせるとするならばかつて沖縄を本土決戦の“捨て石”にしたこと同様の裏切りを、政府は重ねることになる。」(池田大作 新・人間革命13巻p303)

池田氏は「人類史の悲劇がこの小さな島に集約された。ゆえに人類史の転換をこの島から起こすのだ」とも綴っている。佐喜真氏は日本会議のメンバーで、日本会議は創価学会初代会長・牧口常三郎氏を獄死させた国家神道を源流としている。池田氏の沖縄に関する思い、初代会長を治安維持法で死に追いやった佐喜真候補のバックボーン、これらを考えると、玉城氏に投票した学会員の気持ちが理解できる。
僕は以前から立憲民主・共産と創価学会員は共闘できるはずと願ってきた。だから今回、玉城候補が当選確実の速報が出たときに、玉城氏の後方で学会の三色旗がはためいていたことが本当に嬉しかった!
自民幹部の話(週刊朝日)「玉城氏の演説会に創価学会の三色旗を振る人まで出て、票が流れてしまった。とりわけ、これまで安倍首相に代わって厳しい姿勢を沖縄にとり続けていた菅官房長官が進次郎氏と一緒に入って演説したことが、失敗だった。辺野古のへの字も言わず、携帯電話の値下げの話などを延々と喋り、『帰れ』と怒号まで飛び交う始末だった」

今回の玉城氏圧勝の背景には他にも複数の要因がある。相手候補が「携帯料金4割値下げ」など、知事の職権では実現不可能なアピールを行なったオウンゴールもあったし、幸福の科学を主体としたネット右翼のデマやネガキャンに、一般の県民がうんざりしたというのもある。
「玉城デニーが知事になったら、沖縄は中国にのっとられます」
「玉城デニーが知事になったら、中国の工作員が沖縄を破壊します」
こんなレッテルを貼った怪文書が撒かれたり、同様のツイートが大規模に拡散され、沖縄の有権者を辟易させたと聞く。玉城氏が知事になったら中国軍が攻めてくると言ってた人達は、選挙後に安倍氏が訪中して「競争から協調へ」と握手しているこの現状に、後ろめたさを感じないのか。デマを流した責任をとって玉城氏に詫びるべきだ。

沖縄知事選の最中、普段は日の丸と星条旗を掲げて「オスプレイ配備に賛成しよう!」と街宣車で巡っている幸福の科学のダミー団体「沖縄対策本部」が、同じナンバーの車を使って、中国の国旗・五星紅旗を掲げ「こちらは中国共産党です、沖縄は我々のものだと思ってます!」と大音量で流していた。また、「沖縄対策本部」のイベントで、ネット右翼の親玉の1人KAZUYA氏、我那覇真子氏、仲村俊子(幸福実現党副党首・神武桜子の祖母)が手をつなぐ光景も話題になった。
創価学会の方に知ってもらいたいのは、大川隆法氏は2010年に創価学会初代会長・牧口常三郎氏を降霊して“霊言”させ、幸福の科学の公式HPに、牧口氏の霊の言葉として「総本山の大石寺と決裂したあたりからは、私は正直に言って、『宗教としての創価学会というのは邪教だ』と考えております」と今現在もアップしていること。邪教と呼ばれて共同戦線を張ることはない。平和と福祉を掲げるなら、立憲民主・共産の方が思想的に近いはず。沖縄で実現した学会員とリベラル勢力の共闘が、全国に広がりますように。

「簡単には勝てない。それでも簡単には負けない」(翁長樹子/元知事夫人)

※今月上旬、米ニューヨークタイムズが「沖縄の米軍縮小に向けて」との見出しの社説を発表している。内容は「辺野古移設、妥協案探れ」というもの。玉城氏の当選を受け、社説は安倍首相と米軍司令官らは県民と共に「公正な解決策を探るべきだ」と訴え、「日米両政府は妥協策を探る時だ」と指摘。また、既に過重な負担を抱えていると感じる沖縄県民にとって、知事選は「米軍基地に対する住民投票」だと論じた。米主要紙が沖縄の基地問題で再考を促すのは極めて異例。

//今夜10時のNHK『クローズアップ現代+』、必見です。ネットのフェイク情報で差別感情を増幅され、カルト右翼化した人々の行き着いた先をNHKが取材。

●10月27日…発売中の『音楽の友 11月号』に「世界音楽家巡礼記(20)」を寄稿。今号は“伝説のピアニスト・後編”として、20世紀を代表するピアニストたち、バックハウス、ケンプ、リヒテル、グルダの4人を紹介。「鍵盤の獅子王」バックハウスは僕が初めて名前を覚えたピアニストだ。高校時代に読んだ池田理代子さんの漫画『オルフェウスの窓』第5巻で、バックハウスはベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』を華麗に弾き、音楽表現に行き詰まった主人公(ピアニスト)の手を取り、こう励ました。「確かなことは、きっと君も僕も共に美しい音楽に満ちて生涯をおくれるということです」。この台詞に主人公は泣き、こちらも落涙…。バックハウスはショパンのエチュード全曲を世界で最初に録音した人物でもある。1969年、リサイタルの途中で心臓発作を起こして控室に運び込まれた彼は、医者の制止を拒否してコンサートを再開、シューベルトの即興曲を弾き終えて意識を失い、そのまま他界した。享年85歳。ピアノに殉じた壮絶な最期だった。ケンプは広島平和記念聖堂のオルガン除幕式で演奏を行い、録音盤の売り上げを被爆者のために全額寄付した。リヒテルは父親をスターリンによる粛清で銃殺され、母は外国に亡命、孤独の中でピアノと向き合い、世界最高のピアニストと讃えられるようになった。グルダは生前に「敬愛するモーツァルトの誕生日に死にたい」と公言、実際にモーツァルトの誕生日である1月27日に自宅で心臓発作により他界した。グルダの墓は太陽の光が地球に降り注ぐ様子をモニュメントにしており、実に感動的だ。

●10月26日…海外で活躍するダルビッシュ有さんのツイートがどれも素晴らしく、速攻でフォロー。

ダルビッシュ有(Yu Darvish)
一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。 自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います。

誰かがいかないと内情がわからないわけじゃないですか。そういう人たちがいるから無関係な市民が殺されるのを大分防いでいると思いますけど。

殺される可能性って日々誰にでもあるわけで。 彼に支払われたお金で人が殺されるとかより、彼らの存在でどのぐらい人が助かっているかに目を向けた方がいいですよ

別にテロ組織の資金源って身代金だけじゃないと思うし、だいたい身代金要求なんてほぼ成功してませんけど

ジャーナリストがゼロになったら世界に情報も出ないんだから、殺戮が加速するに決まっているでしょう。ルワンダのジェノサイドなんかまさにそうでしょう。

危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります。映画だと「ルワンダの涙」が理解しやすいと思います。ただかなり過激な描写もあるので気をつけてください。
(以上、すべてダルビッシュ有さん)

●10月25日…解放されたジャーナリストを自己責任論でバッシングするのは世界で日本だけ。ほんと、いやになる。以下のツイート内容に同意。

平野啓一郎@hiranok
戦地の情報は不可欠で、誰かが取材すべきだが、命懸けの仕事なので、絶対に人に強いることは出来ない。それを進んでやるというジャーナリストがいる時に、どうして彼らの存在を尊ばないのか。

じこぼう@kinkuma0327
自ら危険地帯に乗り込んで情報を取ろうとして武装勢力に拘束されたジャーナリストを自己責任と責め立てるなら、もう誰もリスクを負ってまで報道しようなどと思わなくなるだろうね。結果として報道は、ネットで見つけた情報を適当に垂れ流す、netgeekのようなゴミばかりになるのかもしれませんね。

菅野完事務所@officeSugano
「行くなと言われている場所に行くジャーナリスト」どころか、「ここぐらい最低でも来るやろ」という現場に来ないで、他人の記事に文句ばっかりつけてるジャーナリストや新聞記者や学者を沢山知っているので、「行くなと言われている場所に行く」安田さんには尊敬の念しかない

●10月22日… 宮内庁が皇后さまの誕生日に合わせてHPにお言葉を公開。近年は憲法擁護の発言が続いている(2011年は憲法を作った米国関係者に御礼まで表明)。今年は1年を振り返り、西日本豪雨や北海道地震についてお見舞いの言葉などが綴られた後、一番最後に森友・加計問題を念頭においたような一文があった。

「(陛下退位後は)赤坂の広い庭のどこかによい土地を見つけ、マクワウリを作ってみたいと思っています。こちらの御所に移居してすぐ、陛下の御田(おた)の近くに1畳にも満たない広さの畠があり、そこにマクワウリが幾つかなっているのを見、大層懐かしく思いました。頂いてもよろしいか陛下に伺うと、大変に真面目なお顔で、これはいけない、神様に差し上げる物だからと仰せで、6月の大祓(おおはらい)の日に用いられることを教えて下さいました。大変な瓜田(かでん)に踏み入るところでした。それ以来、いつかあの懐かしいマクワウリを自分でも作ってみたいと思っていました。」

普通に読んでいれば気づかないと考えてか、宮内庁はこの文末に、“あえて”皇后陛下のお言葉に補足説明を入れている。次のような注釈だ。

「大変な瓜田に踏み入るところでした」の意味
→広く知られている言い習わしに「瓜田に履(くつ)を納(い)れず」(瓜畑で靴を履き直すと瓜を盗むのかと疑われるのですべきではないとの意から、疑念を招くような行為は避けるようにとの戒め)がある。

安倍氏は親友である加計学園・加計孝太郎氏に特別便宜を図ったのではないかと追及されると、二言目には「加計孝太郎さんが学園の理事という立場と考えると、誤解を招かないよう距離をとるべきだった。“李下に冠を整さず”(りかにかんむりをたださず)だ」と言っている。意味は李(り=すもも)の下で冠をかぶり直すために手を上げると、すももを盗ろうとしているような誤解を与えてしまう」というもの。
「瓜田に履を納れず」も「李下に冠を整さず」も、元は古代中国・晋の詩人・陸機(りくき 261-303)が記した同じ漢詩の一節だ。陸機は君主がとるべき正しい振る舞いについて、「人から疑いをかけられるような行いは慎むべきである」ということのたとえとして『君子行』にこう詠んだ。

『君子行』
君子防未然     君子は未然に防ぎ
不處嫌疑間     嫌疑の間に処らず
瓜田不納履     瓜田(かでん=うり畑)に履(くつ)を納(い)れず
李下不正冠     李下(りか=すももの下)に冠を正さず

最近、日本の右派ほど皇室を軽んじている者はいないんじゃないかと思うことが多い。菊の紋章を街宣車に掲げておきながら、まったく天皇・皇后両陛下のお言葉から真意を読み解こうとしない。今上天皇がテレビを通して「退位制度の“恒久法”を作ってほしい」と異例の声明を出し、国民に“直接”訴えたにもかかわらず、安倍政権はその想いを完全に無視し、一代限りの“限定法”で押し切った(百田尚樹氏に至っては声明を「見ていない」とさえ公言)。右派は天皇陛下のお言葉にまったく耳を貸さず、何ひとつ行動しなかった。少なくとも僕はこの件で安倍政権に抗議する右翼街宣を見たことがないし、新聞の意見広告も一度も見てない。

皇室は政治的発言を禁じられており、その制約の中で、ギリギリの表現で自分の想いを国民に示されている。「満州事変での日本軍の過ち」などに触れることで、あの戦争を美化せぬよう歴史修正主義に警鐘を鳴らされている。官邸が北朝鮮ミサイルの避難訓練を国民にさせていた時期にあえて渡来人の神社に歴代天皇で初めて公式に参拝され、沖縄では離島にまで訪問されている。

今回、皇后さまが声明の最後にあえて「瓜田に履を納れず」を引き合いに出されたのは、安倍氏が壊れたレコードのように答弁で繰り返している「李下に冠を整さず」にかけ、政治・行政全体への危惧とされているのは明白。安倍首相だけでなく、「ワイロを受け取ったと誤解されたのは心外」の自民甘利氏、「セクハラと受け止められたのは心外」の財務事務次官、「忖度はしてないがそう見えたなら心外」の理財局長、政治家も官僚も「瓜田に履を納(い)れず、李下に冠を整さず」の事案だらけだ。この悪しき風潮を変えるべく、国民がしっかりと声をあげていこう。

●10月21日…ラフマニノフのほぼ全曲を聴き終えた。こんなこと、ネット社会になる2000年以前は考えられなかった。どれほど大金をかけてレコードを集めようが、そもそもレコード化されていない作品が山ほどあるし、毎日ラジオ番組をエアチェックしても一生に一度出会えるかどうか分からない、そんな楽曲だらけ。ところがYouTubeだと、どんなに超どマイナーな楽曲でも、ロシア語やフランス語、ドイツ語で検索すれば出てくる。世界の有志がアップしてくれている。その意味でいまこの時代に生きていることを心底から嬉しく思う。

〔ラフマニノフのおすすめマイナー曲〕

・『聖金口イオアン聖体礼儀』第12曲「爾(なんじ)を崇め歌い」(3分)
ロシア革命後、ソ連共産党政府は無神論を掲げ宗教音楽の演奏を禁じたが、この曲はあまりに美しいために「静かなメロディー」というタイトルでハミングのみで歌われた。その原曲。地の底から湧き上がってる歌声に鳥肌。

・18歳のときに作曲した、最初の大規模な管弦楽曲『ロスティスラフ公』(17分)。
戦死したロスティスラフ公の魂の嘆きが壮大な映画音楽のように紡がれる。

〔有名曲を最高の名演で聴く〕

・ルビンシュタインがピアノを弾いた『パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏』 (3分)
1980年のアメリカ映画、SFラヴストーリーの傑作『ある日どこかで』(クリストファー・リーヴ主演)で「第18変奏」が劇中に何度も使用され、観客に強烈な印象を残した。僕にはこれが最初のラフマニノフ体験だった。30年近く前に観た映画なのに、この「第18変奏」を聴くと、劇中に登場した女性の肖像画の瞳が記憶の底から甦ってくる。『ある日どこかで』は初公開時に批評家から不評で公開打ち切りになったが、後にクチコミで人気が出始め、今や「カルト古典」映画として熱烈なファンが世界中にいる。

〔オペラの演出がヤバイ〕

『フランチェスカ・ダ・リミニ』(81分)
『フランチェスカ・ダ・リミニ』はダンテの『神曲 地獄篇』をチャイコフスキーが台本にしたものを、ラフマニノフがオペラ化した。古代ギリシャの大詩人ヴァージルの亡霊に地獄を案内されるダンテが、寂しげに抱き合う男女、フランチェスカとパオロの骸骨と出会う。2人は不義を犯し、嫉妬に狂ったフランチェスカの夫ジョバンニ(パオロの兄)に殺され、地獄で幸福だった昔を思い出していた…。骸骨になった2人が切ない(このシーン)。

●10月20日…OVAジョジョのDIOを担当されていた声優さん、田中信夫さんが17日に他界。享年83。テレビシリーズのジョジョアニメが始まるまで、脳内再生されるDIOの声は田中さんだった。ウィキで知ったんだけど、田中さんって我がBESTアニメ『劇場版イデオン』のナレーションもやってたんだね。DIOとイデオン、世界観がまったく異なるので繋がらなかった。まさかDIOの人だったとは。そういえば、イデオンの主人公コスモの塩屋さんはアニメでツェペリさん役。ジョジョとイデオンに共通点があって俺得。

/ジョジョ5部アニメのクオリティが高く、ファンとして本当に嬉しい。第3話の「24時間ライターの火を消してはいけない」というエピソードはアニメ向きと思った。消えかかった炎のゆらぎは、絵が動くアニメの方が漫画よりも緊張感が増した。漫画には絵の隅々までどっぷり味わえる漫画の良さがあるけど、視覚&聴覚で同時に体験するアニメのジョジョワールドは、ものすごい没入感がある。30分間の濃いこと、濃いこと!あと、主人公以外のキャラが喋っているときに、主人公の心の声を被せてくる演出が楽しい。
アニメ版のポルポの声は「北斗の拳のハート様っぽい、高めのゆっくりした声」と予想していたら、めっちゃ美声で意外。そしてこれはこれで新しいポルポ像としてアリ。彼はパッショーネの幹部かつキレキレのインテリ。獄中にいて辛いのは「システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画が見られない」ことだし。美声もあってる。

  承太郎の服は第5部が一番カッコいいと思う!だが未商品化

/オッサンあるあるをひとつ。今までのアニメ放送で、一番時計をチラチラ見たのは、テレビ版エヴァンゲリオンの最終回。大量の伏線が張られていたのに、まったく風呂敷をたたまないまま15分、20分とすぎ、最後は時計しか見てなかった記憶が…。

●10月19日…「覚えるのに1分、極めるのは一生」、それがオセロ。将棋界では16歳の藤井聡太棋士が注目を集めているけど、先日、チェコの首都プラハで開催された『世界オセロ大会』で、日本人の福地啓介君が36年ぶりの最年少記録更新となる11歳で世界の頂点に輝いた。小学5年生。決勝の相手はタイの選手。3局勝負を1勝1引き分けで迎えた3局目を34対30で押し切った。オセロでは四隅を抑えるのが鉄則とされているけど、福地君の戦い方を見ていると、「わざと隅っこを敵にとらせて、その罠を使って数手後に大逆転」していた。11歳にして、肉を切らして骨を断つ決断が出来るとは恐るべし。ちなみに女性部門でも日本の菅原美紗さんが2連覇を果たし団体戦でも優勝、日本は男性・女性・団体全部門制覇の完全優勝とのこと。「オセロ」の名は日本企業の登録商標だけど、起源は1883年にイギリスで考案されたリバーシ。全部門制覇ってすごいな。

●10月18日…10年前から毎晩録画していた報ステだけど、古舘氏を切り、テレ朝の良心・小川アナまで切ったうえ、金曜のコメンテーターが安倍応援団・野村修也弁護士(野村氏は所属する東京弁護士会から基本的人権の侵害等を認定され今夏懲戒処分を下されている)になり、今月から録画をやめてNEWS23を毎日録画するようになった。だけど、今日のトップニュースは片山さつき大臣の汚職疑惑。他にも今週は社会問題を扱ったりしている。報道番組に戻そうとしているなら嬉しい。
久々の文春砲。片山大臣は名誉棄損で訴えるという。当然、文春側はそれを覚悟の上での記事化、第2、第3のネタを用意していなければ現職大臣に喧嘩は売れない。どうなるか。

/保守派同士のしっぽ切りや手のひら返しは、森友・籠池理事へのバッシングで広く知られるようになった。籠池夫人が出した手記も、その当たりが詳しく書かれていて、本当ならすごい破壊力があると思う。リテラ入魂→「籠池夫人が安倍首相夫妻、稲田朋美、小川榮太郎らの嘘と手のひら返しを大暴露!青山繁晴が籠池夫妻に送った失笑メールも公開」

/『自動車が存在しない世界の町10選』を見て旅情をそそられる。トップに出てるミシガン州のマキノー島って、傑作SF映画『ある日どこかで』のロケ地になった島だよなぁ。

●10月17日…松本人志氏に対する反論ツイートを思わず保存。

松本人志@matsu_bouzu
自殺する子供をひとりでも減らすため【死んだら負け】をオレは言い続けるよ。。。

ドリー@0106syuntaro
自殺する子供を本当に減らしたいのなら「死んだら負け」と言うよりも「いじめたら負け」「人を苦しめたやつは負け」「パワハラする奴は負け」と声を大にして言おうよ。それを言うのが大人だろう。なんで常に被害者に努力を強いて加害者はお咎めなしなん?おかしいやん。

FFMatudo@FFMatudo
死んだら負けという言葉は誰も救わない。自殺を選ぶ人は、もう負けちゃったと思うから自殺を選ぶのだ。負けるわけにはいかないと思っていたら、自殺などえらばない。貴方の論理は強者の論理だ。人間なんて弱いんだ。負けてばっかりかもしれない。苦しさを聞くよ、力になるよという他者が必要なんだ。

/以前、リテラが記事にしていた松本人志氏とマツコ・デラックスさんの意見の比較を思い出した。

●10月16日…カナダがウルグアイに続いて大麻(マリファナ)を完全自由化、医療目的だけじゃなく娯楽目的もOKにするという。そして犯罪組織の資金源を断つと。もちろん先進国で初めて。リンク先によると、依存性が強い順番は、ニコチン>ヘロイン>コカイン>アルコール>カフェイン>大麻、つまりニコチンが最強。大麻はアルコールと違って暴力的にならないとか。アメリカでもカリフォルニア州、コロラド州、ワシントン州など7州で既に合法化。とはいえ、麻薬依存の入口になり得るのは心配。数年後にカナダがどうなているのか注視。

//ジュリー、観客が少ないからコンサート中止ってそれはアカン。7千枚もチケット売れてるのに。7千人って少ないのか?護憲ソングを歌ったり、会場ロビーで反原発の署名をするなど気骨があるだけに、このあり得ない中止理由が残念。たとえ1人でもファンがいたら、その人のために心から歌うのがプロじゃないのか。

●10月15日…サウジアラビアにも民主化が必要だわ。白昼堂々と反体制ジャーナリストが領事館で殺害されるとは。国際社会はサウジ王朝に甘い。このアップルウォッチの話が本当なら背筋が凍るな。米国はサウジに約12兆円の武器輸出をしているとのこと。

●10月14日…『西郷どん』、北越戦争のガトリング砲が出たから、長岡藩・河井継之助が登場して胸熱な台詞を喋るかと期待したけど武器が出ただけ…。そして、北越戦争の後は、会津戦争も、箱館戦争も、全部「ナレーションのみ」で終了!テレビの前で「おいおいおい!」と思わず叫んだ。幕末・維新を描いた大河ドラマに五稜郭が出てこない!?ぐああ…これまで西郷がその場にいなくても、寺田屋事件、近江屋事件のような歴史上の事件は、短時間でも描いてくれてたじゃん。池田屋事件だって(10秒だけど)とにかく新選組は出た。正月から10カ月かけて倒幕運動してきたわけで、幕府軍の最後ってめっちゃ重要シーンと思うんだけど…カットしたらアカンやろ…残念。ただ、ドラマ全体としては期待以上に良く、最終章の明治編はもちろん全部観る。
※大河、僕は18時からのBSを観てるんですが、20時からの放送では、西郷の弟が戦死した後の一番良いシーンで、プロ野球ノーヒットノーランの速報テロップが長く入ったとのこと。幕末に没入している視聴者を現実に連れ戻すNHK。災害情報なら緊急性があって分かるけど、野球速報なんて放送後でええやん?なんで放送終了まで待てないかな。

//朝ドラ『まんぷく』で拘留された立花さんが心配。どうやったら無実を証明できるのか。憲兵の拷問は容赦なし。真面目で何でも一生懸命な立花さんを演じている長谷川博己さんは、再来年の大河『麒麟がくる』で主人公の明智光秀を演じる。配役、ベストすぎる!間違いなく、どハマリするだろう。

●10月13日…安倍政権が来年の消費増税の断行を明言。経済学の常識では、景気回復には内需の拡大が不可欠なのに、賃金の上昇を上回る勢いで増税して、これでどうやって内需を拡大するつもりなのか。やってることは、ず〜っと増税だけして首相近辺のお友だちにお金を配り、少子化対策は申し訳程度、手っ取り早く移民を入れる方向に猛進。これまでの日本とまるで違う国にしようとしているのに、ネット世論は中韓叩きさえしていれば保守扱いってヘンだろう。労働分配率を上げ、経営者サイドと大株主に富が集中するのではなく、従業員全員の給与を底上げする方向に持っていかないと、国民が実感できる好景気はもう来ない。

//16歳のアイドル少女がタレント事務所のパワハラで自殺した件。大人がお金のために、子どもを死ぬまで追い込むなど言語道断。記事には「早朝から深夜まで拘束されるなどの過重労働。十分に休みも与えられず、脱退を申し出るとスタッフから暴力的なメッセージを受ける」。これは氷山の一角で、馬車馬の如く扱われて同様に苦しんでいる子どもは他にもいるだろう。夢につけ込む芸能界のダークサイドは、これまでも度々話題になってきたけど、16歳が死を選ぶとは、行き着くとこまで来た印象。再発防止のため業界が動き出してほしいが、今のところノーアクション。彼女の死をもっと深刻に受け止める国民の声が必要。

●10月12日…伝説のバレエ・ダンサー、ニジンスキーを描いたハーバート・ロス監督の1980年の映画『ニジンスキー』(主演アラン・ベイツ)。めっちゃ観たいのに国内ではDVD化されてないっぽく、日本語字幕のない海外盤があるのみ…。彼を取り巻く濃厚な人間ドラマは、日本語字幕が必須。YouTubeの予告編を観て「ディアギレフもおるやんけ!観てぇえええ!」と部屋をのたうちまわってる。
1980年といえば13歳、まだニジンスキーのニの字も知らず、名前を聞いたところで「ニンジン好き?何それ」だったろう。読者の方に映画関係者がおられましたら、版権買い取って国内盤を出して下され(懇願)。チャップリン「ニジンスキーが舞台に出た途端に私は大変な興奮を覚えた。生涯に出会った数少ない天才の1人だ。素晴らしく魅惑的な踊り手だった。その動きは詩のようで、ジャンプは空想の国への旅立ちだった」。
※わが本命は“天才を見つける天才”、興行師ディアギレフ。彼ほど面白い人生を生きた人はそういない。作曲家を目指しながら師匠リムスキー・コルサコフに「音楽の才能がなさ過ぎる」と宣告され断念、「芸術家になれないなら、芸術家を応援しよう」と興行主に転身。バレエ団を結成し、舞台美術・衣装を若きピカソ、マティス、ユトリロらに、音楽をストラビンスキー、サティらに、台本を詩人コクトーらに依頼、才能を引き出した。ハリウッドはこのディアギレフを主役に映画化を!その暁にはアカデミー賞史上最多部門受賞間違いなし。バズ・ラーマン監督とか得意そうなんだけどな。
※同じ1980年にソ連映画『ニジンスキー』が制作されており、ネットのレビューは混乱気味。

●10月11日…カチコチになったアイスバーの「パルム」をかじった瞬間、前歯の根元がメリッといって、前歯(差し歯)が抜けた!ぐえー、マジッすか(汗)。鏡を見ると“レレレのおじさん”みたいに。最近、学生時代〜20代半ばに入れた差し歯や被せものが軒並み寿命になり、どんどん外れてる。ほんと、なぜもっと歯磨きしないのかと、タイムマシンで若い頃の自分を小一時間説教してやりたい!

●10月10日…クラシック音楽は、ただでさえ良い曲が優れた指揮者と楽団の手でさらに魅力が増す。ラフマニノフの『交響曲第2番』の第3楽章はあふれるロマンチシズムで古今のクラシック・ファンを骨抜きにし、昇天させてきた。YouTubeのおかげでいろんな演奏を比較でき、好みの決定版を探していたところ、1985年にアンドレ・プレヴィンが英国ロイヤル・フィルを指揮したものと出会った。これよ、これ!求めていたのはこの究極の陶酔感!プレヴィン指揮は1973年版が有名だけど、録音状態の素晴らしさから、この85年版が僕にとってベスト盤に。この第3楽章は17分だけど、まるで2時間の映画を1本観たような感覚になる。太陽の光に輝く野山や美しい自然の風景が勝手に脳内再生される。時には日没時の荘厳な夕陽だったり。オラもう、たまらんとです。

//これまで140回も打ち上げに成功してきた有人ロケット「ソユーズ」が初めて打ち上げに失敗。大気圏外で2段目に点火せず。こっちはシャトルの事故が念頭にあるので、搭乗員の2人は絶望的かと心配したら、無事に脱出し無傷とのこと!本当に良かった。打ち上げ2分後の大事故でも帰還できたことに感動した。すごいなソユーズは。

●10月9日…ロシア出身の作曲家ラフマニノフ(1873-1943)の若い時代の作品を聴いている。彼が20歳のときに書いたピアノ・デュオ曲『2台のピアノのための組曲第1番“幻想的絵画”』(22分)にどハマリ。4つの楽章にはインスピレーションを受けた詩がエピグラフ(題句)として添えられている。特に旋律が素晴らしいのは第1楽章「舟歌」。詩を書いたレールモントフは1841年に26歳の若さで“決闘死”している。

〜ミハイル・レールモントフ「舟歌」〜
おお、涼しいゆうべの波が、ゴンドラのオールを静かに打つ
―あの歌がまた! またギターで鳴る!
―遠くでいまは、憂鬱そしてまた幸せに、
聞こえるのは古い舟歌の響きか、ゴンドラは水面を滑り、
時も愛とともに飛び去る、水はふたたび穏やかになり、情熱はもはや高まらない

/ラフマニノフが18歳のときに作曲した作品番号1『悲しみの三重奏曲』(15分)もいい。18歳とは思えないブラームス的な枯淡な響き。秋の夜長にピッタリすぎる。

//新しい朝ドラ『まんぷく』を穏やかな気持ちで見ている。主人公の福ちゃんは楽天家で、誰も攻撃しない。たぶん『半分、青い。』の後半が見ててしんどかったのは、主人公の鈴愛がプリプリ・イライラとしょっちゅう怒っていたからかと…。当初、漫画家として成功する物語と思っていたので、“挫折する主人公”を描いた朝ドラは斬新だった。周囲の人間は魅力に富み、心の友・律、鈴愛の両親、祖父母、律の両親、まーくん、秋風先生、ボクテ、祐子、みんな好印象だった。だから、鈴愛が周囲の人に当たり散らす場面は本当にきつかった(特に秋風塾)。あんなに優しい秋風先生を、鈴愛は主人公の台詞とは思えない酷い言葉で罵った。ついていけんと思った。そして…最終回の直前に東日本大震災を入れて主人公の親友が死んでしまう展開は、物語的に絶対必要だったのか、ずっと引っ掛かってる。最終週のドタバタの中で入れる話だったのか…。どうしても唐突感がぬぐえず、置いてけぼりにされたままドラマが終わってしまった。
『まんぷく』はまだ始まって2週目だけど、もう牧善之助と馬の蘭丸を主役にしたスピンオフを見たいと思ってる。福ちゃんだけでなく、彼も応援したい。ホテルで缶詰をくれる人もファイト!

●10月8日…インスタグラムのフォロワーは日本の人口に匹敵する1億人以上、グラミー賞に10回輝き(年間最優秀アルバム賞を史上最年少19歳で受賞)、世界的人気を誇る米シンガーソングライター、テイラー・スウィフト(28)。彼女は保守派の白人が好むカントリーミュージック出身ゆえに、これまで政治的発言を避けてきた。っていうか、一度もコメントしなかった。そんな彼女をトランプ支持層の保守派は「白人の女神」と讃え、白人至上主義のアイコンに使う者もいた。一方、反トランプ派は“政治に無関心”と彼女を批判した。
そのテイラーが来月行われる米中間選挙を前に、インスタグラムで地元テネシー州の民主党候補への支持を表明、ファンに投票に行くよう呼び掛け、アメリカは大騒ぎになっている。

「今まで私は政治的な意見を公の場で口にすることをためらっていましたが、(トランプ就任後)この2年間、私の人生でも、世界でも、色々なことがあって今は意識が大きく変わりました」
「私はLGBTQ(性的少数者)の権利のために戦うことの大義を信じ、性的指向や性別によるいかなる差別も間違っていると信じています。今もアメリカには、有色人種を対象にした恐ろしく不快な制度的人種差別が蔓延してします。肌の色や性別、誰を愛するかにかかわらず、すべてのアメリカ市民の尊厳のために闘おうとしない人には、投票できません」
「議会でのテネシー州共和党候補者の投票記録を見て恐ろしくなりました。男女同一賃金に向けた案に反対し、DVやストーカーから女性を守ろうとする法律の改正にも反対しました。私は民主党候補に投票します」
「皆さん、どうか、どうか、自分の州の候補者について知識を身につけて、あなたの価値観に一番近い人に投票して下さい。すべての問題で100%同意できる候補や政党は見つからないでしょう。それでも、投票しないといけませんよね。幸せな投票を!」

  2016グラミー賞授賞式のテイラー

アメリカの世論調査では、30歳未満で「必ず投票に行く」と答えた人は約25%しかいない。今回、テイラーが投票の大切さを書き込んだ後、投票に必要な有権者登録が5万人以上も増えたという。
よくぞ勇気を出して現政権と異なる政治的立場を表明し、選挙の投票を呼びかけてくれた。日本も、若い世代に人気のあるタレントや作家、ミュージシャンが、投票の重要性を訴えてほしい!

/これまでトランプは自分への批判者を口汚く罵って全否定してきたけど、トランプ自身がファンであるテイラー・スウィフトに対しては「テイラーの音楽が25%くらい好きじゃなくなったよ」と控えめな反論。100か0のトランプが25%という数字を言って驚いたし、この言いまわしは攻撃的じゃなく良い。いつもこういう言い方をすればいいのに。

/きむらとも@kimuratomo氏のツイートに共感。
→表現者たる芸能人が、差別的政策を続ける為政者に対して「政治的発言をしない」ことの方が、政権批判をすることよりも「リスク」となってしまう国と、TVから干されぬように差別主義者だらけの政権を批判せぬよう控える芸能人で朝から晩までTV番組が埋め尽くされる国と、いったいどちらが「健全」か。

●10月7日…イギリスを中心に活躍する正体不明の覆面芸術家バンクシー(Banksy)。神出鬼没で、いろんな場所に現れては、壁に反資本主義・反権力をベースにした政治色の強い絵を描き、自らの作品を大英博物館やメトロポリタン美術館に無許可で展示したり、イスラエルが建設したパレスチナとの巨大な分離壁に抗議するため、壁の前に「世界一眺めの悪いホテル」(窓の外は壁しか見えない)を開業するなど、「芸術テロリスト」の異名を持つ。作品は基本的にストリートの壁に描かれるため、ただの落書きと思われて清掃業者に消されることも多い。
 
イスラエルが建設した分離壁に、落書きで穴を開けた作品が有名
移民の難民キャンプに描かれたスティーブ・
ジョブズ(ジョブズの父はシリア移民)
ベトナム戦争時、米軍のナパーム弾で
大やけどを負った少女と…

バンクシーはかねてからオークションに否定的。「ストリートアートは最初の場所で販売用に描かれてない限り、誰も売り買いしないように忠告したい」。ところがバンクシーの「風船と少女」が、一昨日ロンドン・サザビーズのオークションにかけられ、約1億5千万円で落札。その瞬間に、会場に潜んでいたバンクシーの同志が、あらかじめ額縁に仕掛けていたシュレッダーを起動、絵の半分が“裁断”され、美術史上に残る大事件となった。バンクシー、かっこええなぁ。

落書きとして消されていく古代壁画 シュレッダーに消えた「風船と少女」

//3年前、ディズニーランドを皮肉って、カボチャの馬車が横転して事故死したシンデレラの亡骸をパパラッチが撮影するオブジェなど展示した英国の“憂うつの国”「ディズマランド」が話題に。ここにもバンクシーは参加している。(公式動画

●10月6日…ジョジョ5部アニメ第一話、最高だった!脇役の“涙目のルカ”までキャラが立ちまくり。やっぱ声が入るとさらに存在感が増すね。スコップが武器というのもインパクト大。そして、ブチャラティ。登場シーンの彼はギャングそのもの、言動がキレキレ。初見の人の今後の反応が楽しみ!

//愛知県の日本モンキーパークに、「ヒト」と書かれた檻があり、その説明板にはこう記されているという。
「しばしば、いさかいをおこし、仲間同士で殺し合いをすることも珍しくない。」
「優れた知能をもち、大きな可能性をひめているが、失敗したときにまわりに与える影響も大きい。それを忘れると地球上でもっとも危険な動物となる。」
この文章を考えた人、すごいな。ほんとその通り。

//「ヘイトに加担しない」としたエプソン社が、ヘイトデマをばらまいてきた右派サイト最大手『保守速報』から広告を引きあげ、それをきっかけに全社が広告撤退したのが6月。広告収入を断たれた保守速報は、先日、旭日旗をあしらった“しおり”の通販を開始。これに対して、ユーモアで対抗した人が“保守商法”とするしおりを制作。図柄をよく見ると、光線の中に矢印があり、赤い光線は外側へ、青い光線は内側に向かい、後者には“千円札”野口英世の図柄が。センスあるなぁ

●10月5日…録り溜めたドラマ版『この世界の片隅に』を見て絶句。原作漫画のクライマックスが改悪、敗戦時に主人公すずが侵略戦争の本質を悟るシーンが丸ごとカット!そこ一番大事なとこやん(涙)。本作は戦時下の庶民の生活を描くことが主眼だから、加害国の視点が弱くても作品としては理解できる…だがしかし!原作の敗戦直後の台詞「この国から正義が飛び去ってゆく」が消え、主人公が韓国の太極旗を見ながら「(日本が)暴力で従えとったという事か。じゃけえ暴力に屈するという事かねそれがこの国の正体かねうちも知らんまま死にたかった」と畑に突っ伏して号泣する場面もまさかのカット!
このドラマ版は追加されたオリジナルの現代パートが賛否を集めているけど、それは大きな問題じゃない。原作殺しの改変ではないから。でも敗戦時の「それがこの国の正体かね」をカットすれば別の作品になってしまう。直前シーンの「最後の一人まで戦うべき」「降伏は納得できぬ」という右翼将校のような台詞が強調され、結果、ドラマとして徹頭徹尾“被害者目線”に…。
時代考証をしっかり行い、とても丁寧に映像化してきたドラマなのに、最後の最後でどうしてこうなった。先の戦争をドラマで批判するのはタブーになってしまったのか、忖度なのか。残念でならない。

 

//ついに今夜ジョジョ第5部アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の放送開始!深夜枠で関東(TOKYO MX)、全国(BS11)、関西(毎日放送)の順でオンエア!

●10月2日…新潮45問題、靖国宮司の天皇侮辱発言、大阪市長のクレイジー外交(慰安婦像で姉妹都市解消)、幸福の科学信者の台湾慰安婦像キック事件、麻生留任への森友問題自殺遺族の怒り、沖縄知事選での創価学会員の反旗、ネトウヨ落語家・桂春蝶のDV、様々な出来事が短期間に起きて目まいがする。日記に書こうとしても追いつかない。

//また週末に台風が来るのか。しかも超大型。どうなっとる!

//第三次安倍内閣、女性議員はたったの1人!第一次は3人、第二次は2人、どんどん減っている。欧州の内閣は半分が女性という国もあるのに…。どれだけ前時代的なんだ。

 ※これ以前は『最新文芸情報バックナンバー』へ!


 
日本だけ労働者は涙目。もう自民政権ではこの構造を変えることは出来ない。固定化してしまっている。電力会社などの企業献金に支配されて、他国のような労働者保護の政策がとれない。
戦後1000兆円も借金を作ったうえに(同じ敗戦国のドイツは借金ゼロ)、少子化問題を放置、タックスヘイブンも野放し、過労死多発でもサービス残業を取り締まらない(独仏の労働者は残業なし、夏4週間・冬2週間の休み。現政権は憲法破壊の安保法制強行、不必要な原発再稼働、財源がなくても議員や公務員の給料はアップ実施、もうめちゃくちゃだ。


昨年、安保法制の強行可決後、安倍氏がNYの
国連本部に行った際に出迎えた反戦市民グループ。
画像はコラじゃなくガチ。
「宗主国へようこそ・お土産は戦争法制」
宗主国(そうしゅこく)とは植民地の主。“日本は米国のポチ、
主権なんかない”という皮肉MAXの言葉。
そして左の女性が持っているプラカード、ここには『1984年』
に登場する以下の有名な洗脳スローガンが書かれている。

「戦争は平和なり
自由は隷従(れいじゅう)なり
無知は力なり」

★YouTube『新型学問 はまる!ツボ学/ジョジョ立ち学』(12分)



討論の相手が普通の自民支持者なら会話が成立するけど、新興宗教の信者だと本当に骨が折れる。あまりに教祖がすべて過ぎ、話が一向に進まない。疲れる。真言宗、天台宗など昔からある宗派は反戦・非暴力が信条だし、日本の古いカトリック教会や修道会もリベラル。秘密保護法、安保法制などタカ派の安倍内閣を支持、或いは協力しているのは幸福の科学、統一教会、創価学会という3大新興勢力。創価には知り合いがいる(しかも良いヤツ)からあんまり批判したくないけど、立憲主義を踏みにじってはカルトと言われても仕方がない。安保法制が絶対に必要なら、ちゃんと憲法改正すればいいのに、それをやろうとしない。僕が持っている釈迦やキリストのイメージは、秘密保護法や戦争法を容認する人物じゃない。むしろ真逆。

 
 
 ★動画リンク→「安保法制採決、山本太郎議員の渾身の叫び」(60秒/YouTube)
--------------
【緊急声明】憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に断固反対。安倍政権は憲法に基づく政治という近代国家の立憲主義を否定している(2014.6.9)
「やられたらやりかえす」のは個別的自衛権。これは問題ない。集団的自衛権は日本が「やられていないけどやりかえす」こと。中国や北朝鮮と不測の事態になれば個別的自衛権で対応できる。

〔安倍氏から日本を取り戻す〜時事まとめ〕 集団的自衛権 / 秘密保護法 / メディア /
自民憲法草案の条文解説

●サイトで自分の思いを語るということ
HPで意見を発表すると、自分の「間違った知識」や「一方的な思い込み」を指摘され、初めて誤りに気づけます。これは本当に有難いことです。勘違いしたまま一生を終えるところを、真実に気づくことが出来るからです。自分が独りよがりな誤った考え方をしていないかを確認する為にも、勇気を出して積極的に意見を発表していきますネ!!(*^v^*)
僕は過去の反省と愛国心は両立すると考えている。
むしろ、過ちを反省できぬ国なら情けなくて愛せない。


歴史認識問題に決着!…日本と韓国 /中国 /台湾 / 東南アジア / 米国
・昭和天皇かく語りき / 靖国問題 / 愛国心 / 君が代起立強制 / 消費税 / 残業問題
・安倍首相は原発事故を防げなかった責任を感じて欲しい
・集団的自衛権の問題点
●二次加害者にならないために〜日本人慰安婦の話(美輪明宏)と元日本軍慰安婦に関する正確な知識

・日本軍の記録に残る南京大虐殺(軍命令により実施) http://urx3.nu/ouPU (7分)
・残念だが南京事件はあった〜当時の陣中日記から(2008) http://goo.gl/d2fGMA (32分)
・当時の一次史料『南京事件・兵士たちの遺言』(2015) http://goo.gl/K0U1Ef (45分)
・南京大虐殺の証拠〜当時の記録映像と生存者の確実な証言(32分40秒)

(愛国心を強制することは、「国民には愛国心がない」「法律で“愛せ”と命令せねば愛してもらえない国」と世界に公言してるのと同じ)
「生活」「社民」「共産」は小異を捨て大同団結すべし。リベラル大連合を作り、EU、北欧のように残業ゼロの社会を!EU、北欧に可能なら日本でも可能なはず。日本人に人間らしい生活を!
日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない。
※一般市民が他人の財布からお金を盗めば、すぐ警察に捕まる。だけど、経営者が従業員の財布からお金を盗んでも処罰されない。これが「残業代未払い」。他国では許されない。

●『アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血』…国立遺伝学研究所(遺伝研)や東大などの研究チームが過去最大規模の細胞核DNA解析を行った結果、日本人を北海道のアイヌ、本土人、沖縄の琉球人の3集団に分けた場合、“本物の日本人”は縄文人に起源があるアイヌと琉球人が近く、本土人は中国大陸から朝鮮半島経由で渡来した弥生人と縄文人との混血(弥生人7〜8割、縄文人2〜3割の混血)と判明。国籍や人種にこだわる人はこれで冷静になるだろう。

●『なぜ当サイトは原発再稼働に反対するのか

●YouTube『メディアは沈黙・3分でわかる日米原子力協定の闇
“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法の理想の方へ時代を変えて行かなきゃならない。「人に無理強いされた憲法だと云うが、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法さ」(坂口安吾/作家1906-1955)

「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)だますものだけでは戦争は起らない。だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でも既に別の嘘によって、騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作/1946年8月「映画春秋・創刊号」)

//ルイ・アームストロングが歌いあげる『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』(2分15秒)を聴きまくり。この全てを包み込む優しい笑顔がたまらない。目を見てるだけでウルウルくる。歌詞も最高!『♪僕は緑の木々や赤いバラを見る/それは僕らのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/僕は青い空や白い雲を眺める/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空にかかり、行き交う人々の顔を染めている/僕は友人たちが「ご機嫌いかが」と挨拶しながら握手を交わす姿を見る/彼らは心から告げる「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊の泣き声が聞こえる。僕はあの子らが僕よりも多くのことを学び成長していくのを見守ろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんて素晴らしい世界なのかと!」。2分チョイの短い曲なのに、胸がジワ〜と温まり、歩き続ける力をくれる素晴らしい作品っすね。※影絵とのコラボAmazing Hand Shadow(2分21秒)も泣かせます!


●特選レポ&動画…命の環の話//サービス残業問題//普天間基地は国外へ//チェ・ゲバラ巡礼レポ//アフガン伊藤和也さんを悼む//パレスチナについて//暴力団について//2008 南極・スコット巡礼 //チベット問題について//障害者自立支援法の問題点//『YouTube Classic』//静止画像と思えないヘビの回転テントウ虫//ミルクとパンダの赤ちゃん(53秒)//ウーマン・イン・アート(2分52秒)//『世界一周ダンス』(3分42秒)世界7大陸・39カ国をダンスで巡る。見終わって何とも言えない幸福感に包まれる動画。地球最高!※最新版もスゴイ!(4分半)//『SF名文句集』//ボブ・マーリィ巡礼レポ//人体の免疫効果を調べている阪大の研究チームによると、「1日に8回以上笑うことでガンに対する免疫があがる」とのこと。
宇宙はこんなに美しく、
そして果てしなく広大!
究極の天体写真10選
をアップ!美の極致ッス


 

ミレーとゴッホの『種まく人』〜負け戦が続いても、死後に実る麦の種を撒いたと信じて今日頑張る


東京ローカルのMXテレビがパナマ文書に踏み込んだ内容を放送(8分43秒)。パナマ文書リスト記載者の言い訳は全部同じ。
以下の7つを繰り返しているだけ。番組内で企業や投資家の弁明を論破していた。

「ビジネスのためで租税回避(脱税)目的でない」
→租税回避(脱税)目的以外で租税回避地は使われない

「投資先の依頼で」
→投資先の租税回避(脱税)に協力、さらに自分も租税回避、言い訳にならない

「損したから租税回避ではない」
→国内で課税対象の元本の租税回避であり、投資後のゲイン(利益)の話ではない。
 租税回避への投資そのものが税逃れ行為。

「租税回避地と認識していなかった」
→契約書に登記地明記。プロとしてあり得ない。

「金額が小さい」
→大小の話ではなく国民の当たり前の義務を回避したということ

「政治家でないから節税は問題ではない」
→節税ではなく脱税。政治家でなくても犯罪。

「みんなやっている」
→子供の論理






大手メディアがひた隠しにする
“ほんとうのリスト(一部)”

「電通、東電、JALの社名を一切出さない
日本のメディアはジャーナリズム失格、
国会で取り上げない政治家たちも同罪」


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●10年の名品…美女と野獣スペシャル・エディション/トイ・ストーリー3/フィギュア・次元大介
●11年の名品…岸辺露伴ルーブルへ行く/戦国無双3 Z/アメトーーク17・ジョジョ芸人/奇妙なホラー映画論
●12年の名品…オペラ座の怪人・25周年ロンドン公演
●13年の名品…レ・ミゼラブル/ハッシュパピー/荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟
●14年の名品…ゼロ・グラビティ/ガンダムUC(7)/アナと雪の女王/日本鬼子・元皇軍兵士の告白
●15年の名品…インターステラー/荒木飛呂彦の漫画術

【 各種リンク※クラシックは「ユング君」
PART1(71個) お笑いフラッシュ他(44個)
★2014年のお薦め展覧会&美術館リンク集

文芸ジャンキー版・東京探訪MAPを作成!
北海道 東北 愛知・岐阜 四国 奈良 九州
 東京2
 静岡 北陸 北関東 大阪・三重 京都・滋賀 山陽・山陰 神奈川
ヨーロッパ アメリカ

アメリカ自然史博物館(NY)が制作した『The Known Universe』はヒマラヤ発→宇宙の果て→ヒマラヤ着を6分半で表現しており、美麗映像とコスモな音楽がめっさ心地良い!現世から遊離したような、神さま目線の浮遊感覚を味わった。ぜひ最大画面で壮大な旅を味わって欲しい。時々画面の下に出ているのは“光年”などの距離情報。地球の周囲の無数の軌道は人工衛星のもの。その後の軌道は月。70光年離れると青い光で包まれるけど、あれは人類の電波が現時点で届いている距離(つまりそれより遠い惑星に異星人がいても、UFOで来ない限り人類の存在に気づけない)。さらに離れると宇宙が扇状に見える。ホントは球形だけどまだ未観測部分があるため扇状に表示されているんだって。なんちゅう、贅沢なひととき!


(STOP THE HATE!! 国連本部前のオブジェ)
「科学と芸術は全世界に属する。それらの前には国境など消え失せてしまう」(ゲーテ)
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」(趙 昌仁)作家
「人間の先祖は本人の血族ばかりでなく、文学の内にも存在している」(オスカー・ワイルド)作家
「人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない」(黒澤監督の映画『生きる』から)
「私は殺されることはあっても、負けることはない」(ヘミングウェイ)作家
「僕が最もウンザリするもの、それは無知による憎しみだ」(マイケル・J・フォックス)俳優
「船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない」(パウロ・コエーリョ)作家


●『戦争絶滅受合法案』 (原案は第一次世界大戦の終結後、1929年にデンマーク人フリッツ・ホルムが起草したもの)※長谷川如是閑の創作説もあるけど、ウィキに原文=1928年11/16発表があり、やはり本物のようだ。
戦争開始後、10時間以内に次の行動をとること。以下の者を順番に“最下級”の兵士として召集し、できるだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下で戦わせること。
1.国家元首。君主も大統領もこれに該当。ただし男子に限る。
2.国家元首の男性親族で16歳以上の者。
3.総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4.国会の男性議員。ただし戦争反対の投票をした者は除く。
5.キリスト教や仏教のほか、あらゆる宗教関係者の高僧で、公然と戦争に反対しなかった者。
付記.該当者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦または使役婦として召集し、最も砲火が接近した野戦病院に勤務すること。
(後年の妙案)
※有権者の責任…戦争に賛成した議員を選んだ選挙区の有権者から順番に徴兵せよ。
※戦費について…戦費は戦争に賛成した議員の資産、及びその議員を選んだ選挙区の財政でまかなうべし。

  文・糸井重里


●「もともと普通の人々は戦争したいと思っていない。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようと思うはずがない。だが、国の政策を決めるのは結局指導者であり、反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」(ヘルマン・ゲーリング)元ナチス最高幹部/秘密警察創設者
●「(終戦翌年に記す)多くの人が、今度の戦争で騙されていたという。みながみな、口を揃えて騙されてたという。私の知ってる範囲では、“俺が騙したのだ”と言った人間はまだ1人もいない。(略)“騙されていた”といって、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別の嘘によって騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作)※伊丹十三監督の父
●「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
※結局のところ、武器に頼ろうとする弱虫より、他人を信じて武器を捨てる勇気を持つ人間に、全人類がなれるかどうかということ。たとえ非武装の結果、信じた相手に裏切られようと、僕は弱虫として死ぬより、勇気ある人間として死にたい。これは名誉やプライドの問題でもある。僕はどの戦争であろうと、「侵略」かどうかを決めるのは、「軍隊を送った側ではなく、送られた側」だと思ってマス。これは自虐的云々ではなく当たり前のこと。

高畑勲監督(79)といえば『かぐや姫の物語』の他にも、戦争の悲劇を描いた『火垂るの墓』で知られている。監督は9歳の時に岡山で空襲に遭い、焼夷弾の中を家族とはぐれな がらも逃げのびた。東大卒業後、東映動画で「ハイジ」「三千里」などを演出し、宮崎駿さんとジブリを設立した。2015年の元旦、神奈川新聞に載った高畑監督の メッセージが素晴らしかったので以下に紹介。
→(高畑)原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦 につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。
なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。
「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中 の人と比べて進歩したでしょうか。3.11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、 人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。
再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。
集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。そもそも 日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。
ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。
息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。
「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃな いか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。
日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。 個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本 は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずに はいられません。
だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。
戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。
これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。
隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつ もりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかにな る必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。
あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな 歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そん な能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。(神奈川新聞2015.1.1より)


奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)
※ニュージャージー出身、1934年生。詩人、脚本家、小説家(イスラム名/アミリ・バラカ)

格差拡大・福祉削減路線の政治ではなく、所得再分配・社会福祉拡充路線の政治を切望!!

《最後に、これだけは言わせて欲しいッ!》
〜他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」〜

人間は国籍、人種、宗教など、自分と「違うもの」を理由に戦争するけど、芸術を味わうことは他人の中に自分と「同じもの」を見つけることだ。相手(作者)の気持ちに心を重ね共感した時、人は初めて“感動”できる。
僕は確信している、人類は絶対に分かり合えると。そうでなければ、こんなにも多くの作品が、時代や国境を越え残っているはずがない。ここまで世界が芸術で溢れ返っているはずがない。芸術の存在が、国家、民族、文化を越えて人々が分かり合うことが可能だと証明している!
芸術は生き続ける力をくれる。もう人生の選択肢がなくなった、行き詰まって打つ手がない、そう思ったときに文学や映画を通して違う価値観、別の生き方の存在を知ることはいくらでもある。僕は何度もそうやって救われてきた。
こんな時代だからこそ“あえて”叫びたい。この世界は断固生きるに価するとーッ!!

※やたらと「日本人は他民族と違う」と強調している人には「日本人は他民族と異なる部分が多い。ただし共通点はさらに多い」と付け加えて欲しい。
※言葉や口先だけの“人間は素晴らしい”では、僕は納得できない。僕だって“素晴らしい”という証拠が欲しいんです。だからこそ、手当たり次第に音楽を聴き、映画や絵画を見、文学を読み漁るのです。確かな証拠が欲しくて!そして「見つけた!」と思ったものを、このサイトで報告しているのです。

民主主義は「最大多数の幸福を目指す」で思考が止まってはいけない。「最大多数の幸福によって救われない可能性のある少数派をいかに救うか」、そこまで考えるのが真の民主主義

過去の反省と愛国心は両立する:歴史認識問題に決着!…日本と韓国 / 中国 / 台湾 / 東南アジア / 米国 / 昭和天皇かく語りき


日本に誇りを持つ者として、「日の丸を拒否する自由を認ない愛国者」ではなく、個人の内面を大切にし「日の丸を拒否する自由も認める愛国者」で僕はありたい。


愛国心とは他国を憎むことではなく、自国の文化を愛すること


【管理人の雄叫び〜リベラル派は力を合わせてCS専門チャンネル開設を!】NHKが秘密保護法の問題点を伝えず、民放が原発問題を避けるように、大手メディアは政権やスポンサーの顔色ばかりうかがい、時事問題に深く斬り込みません。歴史認識問題についても、一部保守メディアが架空の近代史を広め、ネット上には戦争被害者に対する二次加害の言葉が飛び交っています。保守はCS「チャンネル桜」をフル活用していますが、リベラルでは岩上安身氏の動画配信サイト、IWJが孤軍奮闘している状態。CSに専門チャンネルを持つには多額の資金が必要ですが(“桜”は資本金1億)、リベラル側には宮崎駿氏、坂本龍一氏、大江健三郎氏、山田洋次氏、菅原文太氏、吉永小百合氏といった著名人のほか、ノーベル賞・益川敏英氏などの大学教授がたくさんおり、法曹界にも日弁連の弁護士が大勢います。戦後民主主義が最大の危機に晒されている今、開局資金は集まるかと!池上彰氏や堀潤氏がメインキャスターになれば視聴率も期待可。右傾化が進んでいる若者たちに「リベラルはお花畑」と言われないよう、ちゃんと南京事件の証拠となる一次資料を伝え、慰安婦問題なども保守サイドの認識が国際社会の常識からズレている理由を丁寧に解説すれば、理解してもらえると思うのです資料その2)。権力者は特定の国を敵視させることで内政から目を逸らさせています。若者の義憤は、政治家や官僚の腐敗(天下り、ズブズブの特別会計予算)、生存に直結する労働問題(非正規雇用4割=約2043万人、サビ残・ブラック企業野放し)、原発問題(核ゴミの捨て場なし)、オレオレ詐欺・弱者を苦しめる暴力団、タイミング最悪の増税等々に向けられるべきもの。早急に政権からも企業からも干渉されない、真にジャーナリズム魂・反骨精神のある専門チャンネルを立ち上げましょう。秋には秘密保護法が施行されるため状況は待ったなしです。(2014.3)

 ←安倍氏とベッタリの食事友達(寿司友)の提灯記事に要警戒

ジャーナリズムとは報じられたくない事を報じることだ。
それ以外のものは広報に過ぎない(ジョージ・オーウェル)




★近年公開された激涙・満点レビュー映画!映画ファンで良かった!

善き人のためのソナタ リトル・ミス・サンシャイン ブラッド・ダイヤモンド トンマッコルへようこそ ツォツィ シッコ ※激解説
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重要なのは行為そのものであり結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、生きているうちに分かるとは限らない。
正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ(ガンジー)

闇は闇を追い払えない。ただ光だけがそれをなし遂げる。憎しみはヘイトを駆逐できない。ただ愛だけがそれを叶える(マーティン・L・キングJr

「生まれながらに肌の色のせいで他者を憎む者などいない。人は憎むことを覚える。ならば、愛することを学べるはずだ。なぜなら、
愛というものは人の心にとって、ずっと自然なことだから」(ネルソン・マンデラ/獄中27年)

戦前の日本について肯定的に評価する政治家たちは歴史認識が不十分で、見ていて恐ろしい。考えが足りない人たちが憲法に手を付けるようなことはあってはならない(宮崎駿)

Now is the time

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「海外の活動家は自らが自殺しない宣言をする」(フィフィ)。あえて“自殺しない宣言をする”意味は何かあるのか?ある。「自殺に見せかけて消されるジャーナリストや活動家がいるから」。
うおお…。それであれば、僕も宣言しておく。絶対に自殺はしない、と。(2012.12.17)

『ある芸術作品に関する意見がまちまちであることは、とりもなおさず、その作品が
斬新かつ複雑で、生命力に溢れていることを意味している』 by オスカー・ワイルド

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2010.6.8 ツイッター開始



著者近影/ラジオ・墓マイラートーク(48分)